電子書籍リーダーのおすすめ8選!用途ごとの選び方と端末ごとのスペックを徹底比較

電子書籍リーダーのおすすめ8選!用途ごとの選び方と端末ごとのスペックを徹底比較

「自分の使い方に合ったおすすめの電子書籍リーダーが知りたい」

電子書籍が気軽にどこでも読めると人気の電子書籍リーダー。しかし、いろいろな製品が販売されているためどれを選べばいいのか迷ってしまったりする人も多いでしょう。

この記事では、ビジネス書作家でガジェットの達人でもある戸田覚さんに、電子書籍リーダーの基礎知識や選び方について伺いました。

<ガジェットの達人が教える!電子書籍リーダーを選ぶ際のポイント>

  • 小説を読むなら、持ち運びが便利&片手で持てる6.8インチ以下が使いやすい
  • マンガや雑誌を読むなら、解像度が高い&見開き表示ができる10インチ以上がおすすめ
  • 容量は、小説用なら8GB以上漫画や雑誌用なら32GB以上だと安心
  • ビジネス兼用商品なら、メモ機能やPDF閲覧機能付き◎
  • 移動中や寝る前などの暗い環境でも読書がしたいなら、フロントライト付きを選ぶ

また、戸田さんに教えていただいた選び方のポイントをもとに、your SELECT.編集部で厳選したおすすめの電子書籍リーダーをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

用途別おすすめの電子書籍リーダー8選
メーカー
商品名
Amazon 楽天 SONY 楽天 楽天 Amazon 楽天 ONYX
Kindle Paperwhite Kobo Clara2E PRS-T3S Kobo Libra2 Kobo Sage Kindle Scribe Kobo Elipsa BOOX Tab Ultra
Kindle Paperwhite Kobo Clara2E PRS-T3S Kobo Libra2 Kobo Sage Kindle Scribe Kobo Elipsa BOOX Tab Ultra
用途 小説 マンガ、雑誌 ビジネス兼用
電子書籍ストア Amazon Kindleストア 楽天Kobo 紀伊國屋Bookweb 楽天Kobo 楽天Kobo Amazon Kindleストア 楽天Kobo 全ストア対応
参考価格(税込) 1万6980円(8GB) 1万9900円 2万8800円 2万3980円 3万800円 4万7980円(16GB) 4万6990円 9万9800円
ディスプレイサイズ 6.8インチ 6.0インチ 6.0インチ 7.0インチ 8.0インチ 10.2インチ 10.3インチ 10.3インチ
容量 8GB/16GB 16GB 2GB 32GB 32GB 16GB/32GB/64GB 32GB RAM:4GB
ROM:128GB
フロントライト あり あり なし あり あり あり あり あり
バッテリー 最大10週間持続 数週間 最長2ヶ月 数週間 数週間 最大12週間持続 数週間 数週間
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
ガジェットの達人
戸田覚さん
戸田覚
1963年東京生まれのビジネス書作家。デジタル関連製品に造詣が深く、ビジネス誌やパソコン誌で多数の連載をもつ。プレゼン、成功する仕事術、新商品開発といったテーマで執筆や講演、コンサルティングも手掛ける。著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』(ダイヤモンド社)、『ここで差がつく!仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)など。YouTubeチャンネルでも製品レビューやIT系の情報の動画を随時アップロード中。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

専門家が解説!

電子書籍リーダーを選ぶ前に押さえておきたい基礎知識

まずは、電子書籍リーダーを選ぶうえで知っておきたい基礎知識について、戸田さんに伺いました。

電子書籍リーダーとは?

電子書籍リーダーとは、インターネットを通じてダウンロードした電子書籍(=コンテンツ)を読むための端末です。

電子書籍を販売する会社(電子書籍ストア)と結びついているため、基本的にはその電子書籍ストア専用の端末ともいえます。ただし、近年はさまざまな電子書籍ストアの電子書籍を読むことのできるリーダーも登場しています。

電子書籍リーダーとタブレットの違い

電子書籍リーダーと比較検討されることの多いタブレットとの違いを見てみましょう。

端末の種類 電子書籍リーダー タブレット
電子書籍リーダー タブレット
メリット ・従来の紙と同じように読めて、目に優しい
・バックライトがないE Inkディスプレイのため低電力で長時間、読書ができる
・同サイズのタブレットと比べて軽量
カラー表示に対応している
・複数の電子書籍ストアの書籍を読むことができる
デメリット ・カラー表示に特化していない
・タブレットよりレスポンスが遅い
・バックライトで目が疲れる
・長時間持つには重たい

タブレットやスマホはバックライトの光で画面が照らされているのに対して、電子書籍リーダーは紙の本と同じく外からの光で文字を読むしくみであるため、目に優しく、バッテリー駆動時間が長いので、長時間読書を楽しむことができます。ただし、一部機種しかカラー表示ができず、タブレットに比べて画面のレスポンスが遅いという特徴もあります。

電子書籍リーダーの種類と電子書籍ストア

電子書籍リーダーは、それぞれ対応している電子書籍ストアが異なります。
大きくは、Amazon Kindleストア専用の「Kindle」、楽天Kobo専用の「Kobo」、複数の電子書籍ストアに対応している機種の3タイプに分かれます。
つまり、KindleはKindleストアで買った本のみ、Koboは楽天Koboで買った本しか読めません。

電子書籍書店の種類

おもな電子書籍ストアの特徴を見てみましょう。

<電子書籍ストアの種類とその特徴>
取り扱い冊数 特徴
Kindleストア 700万冊以上 洋書、マンガ、専門書などジャンルが豊富
楽天Kobo 400万冊以上 楽天サービスのヘビーユーザーにメリット
BookLive! 100万冊以上 電子書籍ストアとしての機能、使いやすさに特化
DMMブックス 25万冊以上 本棚に鍵機能、ポイント還元セールが充実
まんが王国 20万冊以上 無料、オリジナルのマンガが豊富

Kindleストアは、電子書籍の取り扱い冊数が群を抜いて多く、ジャンルも豊富です。ただし、専門書やマイナーな作家の洋書などは、楽天Koboの方がKindleより多く取り扱っています。また、楽天Koboで購入すると100円につき楽天ポイントが通常1ポイント付与され、貯まった楽天ポイントを利用して電子書籍を購入することもできます。楽天のサービスをよく利用する人にとっては、その点でもメリットがあります。

電子書籍リーダーの容量

電子書籍リーダーは、ダウンロードした電子書籍を端末内に保存しておくことができます。そのための容量と保存できる書籍数の目安は以下のとおりです。

<容量と保存できる書籍の種類の目安>
容量 小説 マンガ 雑誌
8GB 5000~7000冊程度 70~90冊程度 20~30冊程度
16GB 1万~1万4000冊程度 140~180冊程度 40~60冊程度
32GB 2万~2万8000冊程度 280~360冊程度 80~120冊程度
64GB 4~5万6000冊程度 560~720冊程度 160~240冊程度

1GBあたりの保存できる冊数の目安は小説であれば800冊前後、マンガであれば12冊前後、雑誌であれば3冊前後となります。

電子書籍のおもな機能

電子書籍リーダーを選ぶ際に知っておきたいおもな機能をご紹介します。

メモ・ハイライト機能 本を読んでいる最中に書き込みたい内容を電子書籍に直接書き込んだり、重要な部分にマーカーを引け たりする。
検索機能 特定の語句が本の中のどこに書かれているかを探し出せる。キーワード検索や、特定の語句が使われている文脈を知ることのできる串刺し検索などもある。
PDF閲覧機能 PDFファイルを閲覧することができる。
辞書機能 わからない単語や熟語の意味を調べられる。
ブックマーク機能 重要なページをブックマークでき、一覧表示ができる。
フロントライト機能 反射光によって直接目を照らさずに画面表示する。
ページめくりボタン機能 画面をスワイプせずにページをめくることができる。
防水機能 水の侵入から端末を保護する。
電子書籍リーダーで文字を書く、マーカーを引く

ペンのように文字を書いたり(左)、マーカーのように線を引いたりできる(右)

専門家が解説!

電子書籍リーダーの選び方

電子書籍を選ぶ様子

電子書籍リーダーは何を読むのか、どのような使い方をするのかによって、適切な製品が異なります。

用途別の選び方のポイントについて、戸田さんに解説していただきました。

小説を読むのに使いたい

電子書籍で小説を読む人

<選ぶ際のポイント>

  • 7インチ以下のものだと、片手で持って読むことができ、持ち運びもしやすい
  • 入浴中にも読書をしたいなら防水機能にも注目
  • 移動中や寝る前など暗い環境でも読書をしたいならフロントライト付きを選ぶ
  • 小説を中心に読むのであれば、8GBで十分

7インチ程度の小さなサイズの電子書籍リーダーなら、小説の文庫本を持ち歩く感覚で常にバッグに入れて、いつでも気軽に読むことができます。容量は8GBあれば小説なら5000~7000冊程度は保存しておけるので十分でしょう。入浴中、就寝前など、読むシチュエーションを踏まえ、防水機能、フロントライト付きなどを選択するとよいでしょう。

マンガや雑誌を読むのに使いたい

大きなサイズの電子書籍リーダー

マンガを読むなら、見開きで読める7インチ、できれば10インチ以上のものを選びたい

<選ぶ際のポイント>

  • マンガは見開きで見やすいよう、10インチ前後のものを選ぶ
  • 容量は32GB以上は必要
  • 移動中や寝る前など暗い環境でも読書をしたいならフロントライト付きを選ぶ
  • 雑誌はさらに大きなサイズ(10インチ以上)で、 カラー表示で解像度が高いものがおすすめ

マンガや雑誌は制作側の意図があってレイアウトされています。そのレイアウトを崩して読むと、おもしろさも半減してしまいます。制作側の意図をくんで読みつつ、文字の読みやすさを確保するため、画面のサイズは10インチ前後のものがよいでしょう。

また、マンガは1冊100MBほどあり、50巻を超えるような長編のマンガをそろえて読むなら、32GBでは6作品で容量が埋まってしまいます。マンガのヘビーユーザーであれば、64GBがおすすめです。

雑誌を読むなら、写真が多いためカラー表示のものがよいでしょう。ただし、現在、カラー表示が可能な電子書籍リーダーは限られており(BOOX Nova3 Colorのみ)、色の鮮やかさはタブレットに比べると大きく劣ります。雑誌を中心に読むのであれば、電子書籍リーダーよりタブレットの方が適しているといえます。

仕事の資料なども確認したい

仕事で電子書籍リーダーを使う女性

<選ぶ際のポイント>

  • 資料が開けるよう、PDFを閲覧できる機能を搭載したものを選ぶ
  • 資料に書き込みができるよう、メモ機能を備えたものが便利

仕事で用いられる資料は、多くがPDF形式です。仕事にも活用したいなら、PDFの閲覧が可能な電子書籍リーダーを選びましょう。移動中に閲覧したり、外出した先での打ち合わせなどで急に資料が必要となった場合に、すぐに確認できたりして便利です。また、メモ機能が搭載されたものであれば、気づいたことなどを書き留めておくこともできるので使いやすいでしょう。

メモ機能を備えた電子書籍リーダー

メモ機能があれば、出先でとったメモの内容をデジタルデータで残せるので、情報共有もスムーズに行える

用途別おすすめの電子書籍リーダー8選

ここからは戸田さんのアドバイスを参考に、編集部が厳選したおすすめの電子書籍リーダーを用途別に紹介していきます。

用途別おすすめの電子書籍リーダー8選
メーカー
商品名
Amazon 楽天 SONY 楽天 楽天 Amazon 楽天 ONYX
Kindle Paperwhite Kobo Clara2E PRS-T3S Kobo Libra2 Kobo Sage Kindle Scribe Kobo Elipsa BOOX Tab Ultra
Kindle Paperwhite Kobo Clara2E PRS-T3S Kobo Libra2 Kobo Sage Kindle Scribe Kobo Elipsa BOOX Tab Ultra
用途 小説 マンガ、雑誌 ビジネス兼用
電子書籍ストア Amazon Kindleストア 楽天Kobo 紀伊國屋Bookweb 楽天Kobo 楽天Kobo Amazon Kindleストア 楽天Kobo 全ストア対応
参考価格(税込) 1万6980円(8GB) 1万9900円 2万8800円 2万3980円 3万800円 4万7980円(16GB) 4万6990円 9万9800円
ディスプレイサイズ 6.8インチ 6.0インチ 6.0インチ 7.0インチ 8.0インチ 10.2インチ 10.3インチ 10.3インチ
容量 8GB/16GB 16GB 2GB 32GB 32GB 16GB/32GB/64GB 32GB RAM:4GB
ROM:128GB
フロントライト あり あり なし あり あり あり あり あり
バッテリー 最大10週間持続 数週間 最長2ヶ月 数週間 数週間 最大12週間持続 数週間 数週間
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

小説を読むのにおすすめの電子書籍リーダー3選

まずは、小説などを読むのにおすすめの電子書籍リーダー3選です。

防水機能付きで入浴しながらゆっくり読書ができる Amazon|Kindle Paperwhite

Kindle Paperwhite

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

6.8インチと、文庫本を読むのにちょうどよいサイズ。文庫本を常に持ち歩いて時間ができれば読んでいるといった人は、同じような感覚で利用できます。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア Kindleストア
ディスプレイサイズ 6.8インチ
容量 8GB/16GB
解像度 300ppi
バッテリー 最大10週間持続
おもな機能 色調調節ライト、防水機能

Kindle Paperwhiteは防水機能を備えながら6.8インチと小さすぎないサイズです。一度のフル充電で最大10週間使うことができ、防水機能も付いているため移動中や入浴中など、いつでも本を読みたい人にはぴったりです。容量は8GBと16GBの2つですが、いずれも小説を中心に読む人にとっては十分な容量です。ただし、値段は1000円ほどしか変わらないため、16GBの方がコスパが良く、おすすめです。

お風呂やキッチンなど水回りでも安心 楽天|Kobo Clara2E

Kobo Clara2E

出典:楽天市場

専門家のおすすめポイント

Koboの中でもっとも安価でありながら、小説を中心に読むなら十分な容量で防水機能もついており、コスパがよくおすすめです。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア 楽天Kobo
ディスプレイサイズ 6.0インチ
容量 16GB
解像度 300ppi
バッテリー 数週間
おもな機能 防水機能

Kobo Clara2Eは防水機能付きで、キッチンなど水回りでも安心して利用できます。レシピ本を読みながら料理をしたい人にとって、重宝するでしょう。また、入浴中に湯船に漬かって読書することもでき、紙の本を開くのが不安な場所で活躍してくれます。

業界最軽量で持ち運び楽々! SONY|PRS-T3S

PRS-T3S

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

約8.8mmの薄さ、約160gという文庫本と同程度の薄型・軽量サイズが特徴で、持ち運びやすさを重視する人におすすめです。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア 紀伊國屋Bookweb
ディスプレイサイズ 6.0インチ
容量 2GB
解像度 300ppi
バッテリー 最長2ヶ月
おもな機能 ページ送りキー

ブックカバーをつけてもポケットに入るサイズで、約160gと業界最軽量なのが特徴です。8段階から読みやすい文字の大きさを選べたり、1回の充電で最大2ヶ月読めたりなど、読書好きのための機能が充実しています。

マンガや雑誌を読むのにおすすめの電子書籍リーダー2選

マンガや雑誌を中心に読む人におすすめの2選を紹介します。

巻数の多いマンガを読むのに適した大容量モデル 楽天|Kobo Libra2

Kobo Libra2

出典:楽天市場

専門家のおすすめポイント

容量は32GBあり、一般的なマンガの単行本(200ページ前後)なら約300冊を保存することができます。電車通勤でつり革を持って読む際に、ページめくりボタンが重宝します。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア 楽天Kobo
ディスプレイサイズ 7.0インチ
容量 32GB
解像度 300ppi
バッテリー 数週間
おもな機能 防水機能、ページめくりボタン

マンガを見開きで読める7インチサイズで、容量は32GBあり、巻数が多いマンガを読むにも安心です。楽天ブックスでマンガを購入している人におすすめです。ページがボタンでめくれるため、片手で読むことができます。また、本体の色はブラックとホワイトの2種類から選べます。

充実した機能で快適な読書を実現 楽天|Kobo Sage

専門家のおすすめポイント

マンガや雑誌を快適に読めるだけではなく、書き込みもできる高性能な電子書籍リーダーです。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア 楽天Kobo
ディスプレイサイズ 8.0インチ
容量 32GB
解像度 300ppi
バッテリー 数週間
おもな機能 メモ機能、ページめくりボタン、防水機能

電子書籍リーダーの中では珍しい8インチという絶妙なサイズで、ページめくりボタンもあるため、マンガや雑誌を快適に読むことができます。

さらに、専用のタッチペンを使えば書籍やノートに書き込むことができるので、さまざまな場面で使うことができます。防水機能や、バッテリーを内蔵したパワーカバー、大容量の32GBなど、これだけの高性能でありながら3万800円(税込)はコスパがとても良いです。

仕事で使用するのにもおすすめの電子書籍リーダー3選

PDF閲覧機能やメモ機能を搭載し、ビジネスシーンでも活躍してくれるおすすめの3選です。

ビジネス書や資料に書き込みが可能 Amazon|Kindle Scribe

Amazon|Kindle Scribe

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

読書に特化してきたKindleシリーズではじめての手書き機能を搭載した電子書籍リーダーです。ディスプレイのサイズもシリーズでもっとも大きいこともあり、価格は他のKindleに比べ2倍以上しますが、仕事中に大いに使うことが想定されるならおすすめです。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア Amazon Kindleストア
ディスプレイサイズ 10.2インチ
容量 16GB/32GB/64GB
解像度 300ppi
バッテリー 最大12週間持続
おもな機能 メモ機能、PDF閲覧機能

読書だけでなく、仕事でも電子書籍リーダーを使う場合、本と資料(PDF)の両方を保存するために容量が必要となります。マンガをそれほど持ち歩かなければ16GBで十分ですが、マンガや多くの資料を持ち歩くなら64GBの大容量モデルがおすすめ。Kindle Scribe用タッチペン付きで、Kindleシリーズではじめての「書く」ことに注力した製品で、PDFファイルへの書き込みに加え、購入した電子書籍にも書き込みが可能です。

会議で資料(PDF)を見ながら書き込める 楽天|Kobo Elipsa

専門家のおすすめポイント

画面サイズが10.3インチと大きいので、資料も見やすく使い勝手がいいでしょう。また、専用のペンが付属されているのも特徴。Kobo Elipsaに保存されたメモはいつでも読み返すことができて便利です。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア 楽天Kobo
ディスプレイサイズ 10.3インチ
容量 32GB
解像度 227ppi
バッテリー 数週間
おもな機能 メモ機能 、PDF閲覧機能

会議で配布された資料(PDF)を確認したり、メモ機能で気になったことを書きとめておいたりすることが可能です。楽天ブックスユーザーで、仕事で資料を閲覧する機会が多い人におすすめです。

汎用電子書籍リーダーで、さらに電子書籍を楽しむ ‎ONYX|BOOX Tab Ultra

BOOX Tab Ultra

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

9万9800円(税込)とかなり高額ではありますが、書き込みやページめくりの性能にこだわるならおすすめの電子書籍リーダーです。

戸田覚さんのおすすめポイント

ガジェットの達人

戸田覚さん

電子書籍ストア 全ストア対応
ディスプレイサイズ 10.3インチ
容量 RAM:4GB
ROM:128GB
解像度 227dpi
バッテリー 数週間
おもな機能 メモ機能 、PDF閲覧機能

Onyx社のAndroidタブレットであるBOOXシリーズは、すべての電子書籍ストアに対応しています。BOOX TabUltraは10.3インチと仕事の資料が読みやすいサイズ感で、独自の画像処理装置であるBSR(BOOX Super Reflesh)によって紙の本をめくるのと変わらない超高速なレスポンス、1600万画素のリアカメラで紙資料やホワイトボードのスキャンも可能です。128GBという大容量でありながらMicroSDXC(最大512GB)に対応していて、キーボード付きケースを接続することで入力作業が楽に行えます。

電子書籍リーダーに関するQ&A

最後に、電子書籍リーダーに関する気になる疑問について、戸田さんに答えていただきました。

戸田覚さん取材の様子

Q. 電子書籍を利用すると通信費はかかる?

A. 電子書籍は、電子書籍ストアで購入後、電子書籍リーダーにそのデータをダウンロードすることで読むことができます。ダウンロードは基本的にWi-Fiで行うため通信費はかかりません。しかし、Kindle PaperwhiteやKindle Oasisなど一部のモデルは、4G回線を使える端末を選ぶことができます。Wi-Fiのみの端末に比べて購入時の値段が高くなりますが、購入後は4G回線も使ってもその使用料は発生しません。

Q. 紙の本を電子書籍リーダーで読めるようにする方法は?

A. 今までに買った紙の本を電子書籍リーダーで読みたい場合は、裁断機とスキャナーを利用して電子書籍化する「自炊」という方法があります。

「自炊」の場合は、最初に裁断機で本を分解し、スキャナーでPDFデータに変換します。スキャンした書籍の文章を検索できるようにしたい場合は、画像データをテキストとして読み取れるようにできるOCRソフトを使うことで、対応可能です。

紙の資料をPDFに変換

紙の資料も同じようにスキャンし、PDFに変換することで、電子書籍リーダーで読めるようになる

Q. 端末を乗り換えても、以前に購入した電子書籍は読める?

A. 今まで電子書籍をスマホで読んでいて電子書籍リーダーを購入した場合、 購入した本を1つの端末にまとめて保管したいですよね。

電子書籍のデータは、購入した電子書籍ストアのアカウントごとに管理されています。そのため、新しく購入した電子書籍リーダーでそのアカウントにログインすることで以前買った電子書籍も読めます。

Q. 電子書籍リーダーをもっと使いやすくするアイテムは?

A. 電子書籍リーダーを使う場面は人によってさまざまですが、電車やバスなどの移動時間に読みたい方も多いでしょう。電子書籍リーダーはスマホほどコンパクトではないため、片手で持ち続けるのには向いていません。そこで、ハンドストラップがおすすめです。端末の好きな位置につけることで、手で持ちやすく、落下防止にもなります。スタンドとしても使えるため、家でゆっくり読みたいときに使えます。

電子書籍リーダーを毎日持ち歩くという場合は、カバーをつけて端末に傷がつかないようにするのが良いでしょう。

Q. 電子書籍リーダーは最新のものを買った方がいい?

A. 新しく発売されたものの方が優れていると思いがちですが、電子書籍リーダーにおいては、一概にそうとはいえません。
電子書籍リーダーとタブレットでは、スペックの向上する頻度と速度が大きく違います。タブレットにおける数年前のモデルは最新のものと比べると劣化が目立ってしまいます。そのため、どんどん新しいモデルに乗り換えていくことが一般的です。

しかし、電子書籍リーダーであれば、発売年が5〜6年違ったとしても劣化せず、長く使い続けることができます

まとめ

  • ふだん利用している電子書籍ストアに対応した電子書籍リーダーを選ぶ
  • 小説など文字を中心とした書籍を読むなら、サイズの大きさ、容量はそれほど必要ない
  • マンガや雑誌を読むなら、見開きで読めるサイズの大きなものを選ぶ
  • 価格は高くなるが、仕事での活用も考えているなら、書き込みが可能なものを選ぶと便利

電子書籍リーダーを選ぶ際は、どの電子書籍ストアを利用したいかが、まず重要です。その電子書籍ストアに対応する電子書籍リーダーの中から、ふだんよく読む媒体や読むシチュエーションに適したものを選ぶという流れになります。また、読書のみならず仕事での活用も考えているなら、メモ機能やPDF閲覧機能があると便利です。

この記事で紹介したおすすめ商品も参考にして、ぜひ自分にぴったりの電子書籍リーダーを見つけてくださいね。

このページをシェアする

このカテゴリーの最新記事
このカテゴリーの最新記事
TOP