【2023年】ネックマッサージャーおすすめ10選！専門家がEMSなど機能ごとの効果の違いを解説

「ネックマッサージャーが欲しいけど、どれを選べばよいかわからない」
「手軽で使いやすいおすすめのネックマッサージャーを知りたい」

デスクワークや運動不足によって起こりやすい、首や肩の凝りや痛み。ふだんから悩まされつつも、整体に通う時間もなく、自宅で解消したいと思っている人も多いでしょう。そんなときに使いたいのがネックマッサージャーです。

ただ、首掛けタイプやピロータイプ、EMSや温熱機能付きなどいろいろな種類があって、自分に合っているもの、簡単で使いやすいものなどをどのように選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そんなネックマッサージャーを選ぶポイントは、以下のとおりです。

今回は、ボディバランス整体師の吉田佳代さんにネックマッサージャーの選び方や正しい使い方を伺いました。your SELECT.編集部おすすめのネックマッサージャー10選とともに、ぜひ参考にしてみてください。

【専門家が解説】ネックマッサージャーの選び方

最初に、ネックマッサージャーを選ぶときのポイントや注意点を、ボディバランス整体師の吉田さんに伺いました。

ネックマッサージャーには首掛けタイプやピロータイプなどの形状がある

1. 安全に使えて効果も期待できる「管理医療機器」かどうかをチェック

ネックマッサージャーは、管理医療機器の認証があるものとそれ以外の機器に分けられます。管理医療機器ではない製品を一般的に雑貨タイプと呼んでいます。

管理医療機器は、厚生労働省が定めた安全性や品質、有効性の基準をクリアした製品です。つまり、管理医療機器であれば、各メーカーがうたっている安全性と効果が期待できます。管理医療機器であるかどうかは、認証番号、承認番号、許可番号、届出番号の記載が商品パッケージやタグなどにあるので確認してみましょう。

商品本体以外にも公式サイトや販売サイトの詳細情報に管理医療機器や認証番号などの記載があるのでチェックしてみよう

2. 凝り具合や使うシーンによって2つの形状から選ぶ

管理医療機器のネックマッサージャーには、おもに首掛けタイプ、ピロータイプの2つの形状があります。

本格的にマッサージしたい人は首掛けタイプがおすすめ

「首まわりをしっかりもみほぐしてくれる首掛けタイプはしっかりともみほぐしたい人におすすめです」と吉田佳代さん

首掛けタイプは、一般的に細長く、もみ玉などが入っている部分（マッサージ器）を首に当てて使用します。マッサージ器から出ているベルトの先端に腕や手を通して、もみの強弱を調整できるものが多いのが特徴です。首だけでなく肩甲骨まわり、背中や腰にも使え、本格的にマッサージをしたい人におすすめです。
大きすぎると使用しているときに重く感じてしまうことがあるので、サイズは、幅45cm、高さ60cmくらい、重さも1.5kgくらいをめどに選ぶといいでしょう。

また、EMSや温熱機能が付いているものも首に掛ける形状が多いです。もみほぐすタイプのものよりコンパクトなサイズが特徴で、首元に掛けるだけでいいのでデスクワークをしながらなど「ながらマッサージ」をしたい人に向いています。

リラックスしたい人はピロータイプが◎

「オムロンのクッションマッサージャHM-350は、カバーの触り心地も気持ちが良いです」

ピロータイプは、枕の中にもみ玉が搭載されており、寝転がって頭を乗せて枕のように使います。よりリラックスしながらマッサージをしたい人におすすめです。温熱機能があると筋肉がほぐれやすく、癒やし効果もプラスされるのでおすすめです。

男女問わず、奥行き20～30cmくらい、幅30～40cmくらいをめどに選ぶと頭のおさまりがいいでしょう。高さは10～12センチくらいが使いやすいです。あまり高すぎると仰向けで使用する際に首に負担がかかり刺激が強すぎてしまうことがあります。

3. 得たい効果によって3つのマッサージ機能から選ぶ

ネックマッサージャーの「マッサージ機能」には、もみ玉が入っていてもみほぐす「もみ玉タイプ」や振動で筋肉をほぐす「振動タイプ」、EMSで刺激を与え、首元を温める「EMS・温熱タイプ」などがあります。

もみ玉タイプは、もみ玉を使ってもみほぐします。4個以上もみ玉があると、もみ上げる、もみ下げる、つまむなどの動作や強度の調整ができ、人の手でもまれているような感覚を得られます。首や肩の凝りがひどい人は、首と肩にもみ玉がフィットし、同時につまみ上げてくれるものがおすすめです。

フィットしないもみ玉を選ぶと、もみ返しや痛みが出るなど逆効果になることもあるので注意が必要

振動タイプは、筋肉に刺激を与えて体の芯からほぐしていくため、冷え性の方、体の歪みが気になる方、代謝アップを目指す方におすすめ。また、激しい運動によって生じる筋肉の疲労や緊張をリセットするのにも向いています。体調や部位よって調整ができるため、振動の強弱が調整できるものを選ぶと良いでしょう。

EMS・温熱タイプは、EMSで刺激を与えながら、首元を温める商品が多いのが特徴です。EMSとは微弱の電気刺激を筋肉に与えることで疲労回復を期待するしくみのことで、EMS・温熱タイプを使用することで、首が温まり血行を良くすることが期待できます。刺激の強度を調整できるものが使いやすいでしょう。もみほぐしが苦手だけれど肩が凝っている人や血行を良くしたい人におすすめです。

首元を温めると全身が温まり血流も良くなるEMS・温熱タイプ

4. 雑貨タイプは首元を温めるだけのものや締めつけないものを選ぶ

管理医療機器の認証がないネックマッサージャーはすべて「雑貨タイプ」に分類されます。特に、EMS・温感タイプなどが多いですが、首元は、神経が集まるデリケートな部位のため、安心して使用するためにも管理医療機器のものを選ぶことをおすすめします。

とはいえ、雑貨タイプは低価格なものなど手に取りやすいというメリットもあります。雑貨タイプを選ぶときは、首元を温めるだけのものやEMSでも首の両側をグッと締めつけないものなどをチェックしてみましょう。

【タイプ別】管理医療機器のネックマッサージャーおすすめ8選

ボディバランス整体師の吉田さんの話を参考にyour SELECT.編集部が選んだおすすめのネックマッサージャーをタイプ別に紹介します。すべて管理医療機器の商品をピックアップしました。

気になる内容をクリック

• 首掛けタイプのネックマッサージャー5選
• ピロータイプのネックマッサージャー3選
• 【番外編】雑貨タイプのネックマッサージャー2選

首掛けタイプのネックマッサージャーおすすめ5選

はじめに、首だけでなく肩や腰にも使え本格的なマッサージができる首掛けタイプを紹介します。首掛けタイプでは比較的軽量なもの、サイズも大きすぎないものを中心に選びました。

大小8個のもみ玉が凝りをしっかりもみほぐしてくれます。ヒーター機能を搭載しているため、ほんのり温かく、人の手でもまれているような感覚が味わえます。本体を首に掛けて使用し、手で引っ張ることで強弱を自分好みに調節可能。首だけでなく、腰や肩甲骨まわりに使用できるのもポイントです。

凝っている箇所にフィットしやすい形状で、気になるところにぴったり当ててマッサージをすることができます。もみ玉は大小4つを搭載し、回転方向や速度の切り替えが可能。マッサージ中はもみ玉がじんわり温かくなるので、癒やし効果が増します。

もみ玉8個の速度に緩急をつけ、リアルなもみ感を再現した「プロもみ」モードを搭載。ゆったりモード、スタンダードモードの3つから好みのモードを選ぶことができます。

コードレスで、首から直接掛けるだけなく、イスの背もたれにセットし寄りかかることや仰向けでも使用することができます。

付属のアシストカバーを付けることで肩に掛けてマッサージできるタイプ。振動とたたきマッサージで筋肉の芯からほぐします。1分間に最大4000回の高速振動が体の奥までアプローチし血流を促してくれます。振動は4段階設定で、部位や好みによって調整可能。

肩に掛けてだけでなく、背中や腰、アシストカバーを外して太もも、ふくらはぎなどに直接当てて使用することもできます。

EMSで筋肉の奥まで刺激を与え、凝りをほぐし、マッサージします。深層ほぐし、指圧、もみ、たたきというモードを選ぶことによって周波数が変わります。強度調整機能も16段階と充実しており、体調や気分によって自分好みに調整できるのも使い勝手の良いポイントです。

ピロータイプのネックマッサージャーおすすめ3選

続いて、横になってリラックスしながらマッサージをしたい人におすすめのピロータイプを紹介します。枕の高さが高すぎず、温熱機能があるものをピックアップしました。

ふわふわの素材で肌ざわりの良いネックマッサージャー。三日月型のフォルムで仰向けになったときだけでなく横向きでも体にフィット。もみ玉の形が肩や首の凝りポイントに届く設計になっているのが特徴です。3つのもみモードやヒーター機能搭載など機能面も充実しています。

小さくて軽いコンパクトなクッションタイプなので、床やイスに置くなど好みのシーンに合わせて使用できます。4つのもみ玉でもみほぐす機能と振動で刺激を与えるバイブレーション機能の2パターンで凝った箇所をマッサージ。首、肩だけでなく、背中や腰、ふくらはぎなどさまざまな部位をもみほぐすことができます。

4つのもみ玉で首、肩だけでなく、背中、腰、手のひらや腕までマッサージできます。ヒーター機能搭載で人の手のもみ心地を目指した製品です。低速モードも搭載されているのでじっくりとリラックスしながらマッサージできるのもポイントです。コンパクトなため、リビング、寝室など場所を選ばず使用できます。

【番外編】雑貨タイプのネックマッサージャーおすすめ2選

最後に雑貨タイプを紹介します。締めつけ感がないものをピックアップしました。

人間工学に基づいた設計。首や後頭部にフィットし、自然とストレッチができるようになっています。首部分には18個の電極突起があり、温熱を与えながら人の指で押したような感覚の刺激を与えます。EMSを搭載し、たたき、かっさ、おし、つまみ、オートの5つのモードでマッサージします。

首だけでなく、肩下もマッサージができる設計が大きな魅力です。広範囲にEMSと温熱で刺激を与えて凝りをほぐします。肩下部分は取り外しが可能で、気分や体調によって仕様を変更できます。フレーム部分は、柔軟性があり首回りが太い方にも対応。EMSは6種類、温熱レベルは3段階で自分好みの調整が可能です。

管理医療機器のネックマッサージャーを買う前に知っておきたい3つのこと

続いて、ネックマッサージャーを購入するにあたって事前に知っておきたいことを吉田さんにお伺いしました。

1. ネックマッサージャーの効果

現代人の多くは、デスクワークやスマホの使用で、首や肩の凝りからくる頭痛や体の痛みに悩まされています。整体やマッサージに毎日通えば解消するかもしれませんが、時間的にも金銭的にもなかなか難しいと思います。そこで、ネックマッサージャーを使用し、自宅で手軽にケアをすることで慢性的な首、肩凝りを予防することができます。

ネックマッサージャーの使用は、首の凝りや筋肉に刺激を与えて血流を促し、体をほぐすことが期待できます。ネックマッサージャーを毎日使用すれば、筋肉を柔軟な状態に保つことができるので効果的です。

「たすき掛けするなど使い方次第で、首や肩だけでなく背中や肩甲骨まわりをほぐせる種類もあります」

2. ネックマッサージャーを使うときの注意点

ネックマッサージャーを使うときに特に気をつけなければならないのは、使用頻度と使用時間です。朝と夜の1日2回、1回につき10～15分程度を目安に使用しましょう。

1日2回以上使用したい場合は、最低でも1時間は空けてください。ネックマッサージャーは機械のため、長時間使うと筋肉疲労を起こす可能性があり、逆効果になります。また、食後に使用すると消化不良を起こす可能性があるので、食後30分～1時間以内の使用は避けましょう。

「人の手でマッサージするわけではないので使いすぎはNGです。正しい頻度でケアすることを心がけてください」　　

3. ネックマッサージャーは首や肩以外にも幅広く使える

首掛けタイプやピロータイプは、商品の公式サイトでも紹介されていますが、首や肩以外にも腰、背中、脚など使用できる部位が多数あります。

例えば、首掛けタイプは、腰に巻きつけることやたすき掛けにすることで手が届かない部位にもアプローチすることができます。スポーツをする人にとって、スポーツの前後のストレッチで使用することもおすすめです。
ピロータイプは、イスの背もたれに設置して腰や背中を、床に置いて脚を乗せ太ももやふくらはぎをマッサージすることができます。

腰に使っても効果的なドクターエアの3Dマッサージロール。振動タイプで血行を良くすることや筋肉の疲れをとる効果があります

どのような目的で使用したいかを考えて、対応しているネックマッサージャーを購入しましょう。

※各商品が定める使用方法に従って使用してください。

ネックマッサージャーに関するQ&A

最後に、ネックマッサージャーについての疑問や気になることを吉田さんにお伺いしました。

Q. ネックマッサージャーのお手入れ方法は？

A. カバー付きのもので、洗濯可能なものは定期的に洗濯することをおすすめします。最近は、外して洗濯ができる商品も多く出ています。洗濯する場合は、必ず洗濯マークをチェックし、表示に合った方法で洗濯するようにしましょう。ポリウレタンやABS樹脂、ステンレスなど素材によっては洗濯できないものもありますので、乾いた布または硬く絞った布やウエットティッシュで汗などの汚れを拭き取りましょう。

「カバーが布製ではなく、つるんとした素材のものは、ウエットティッシュなどで拭いて清潔に保ちましょう」

Q. ネックマッサージャーの寿命は？

A. ネックマッサージャーの使用頻度にもよりますが、だいたい3年間は快適に使用できるとメーカーは保証しています。ただし1年ごとに各メーカーが商品のバージョンアップをしているので、より良い機能が付いた商品が出ている可能性も。1年ごとに新しい商品をチェックするのもいいかもしれません。

Q. ECサイトなどでネックマッサージャーを購入するときの注意点は？

A. 体をもみほぐすマッサージ機器ですので、不具合があったら対応できるよう、製品の品質保証の有無を確認しておくとよいでしょう。また、購入後、故障した場合に対応してくれる修理やサポート窓口などがあるとより安心です。

Q. ネックマッサージャーはどんなシーンで使うのがおすすめ？

A. 同じ姿勢を続けていると、わずか15分で体が歪んでくるといわれています。しかし、仕事をしていると、15分ごとに席を立つわけにはいかないですよね。仕事中や家事をしているとき、EMSタイプなどで「ながらマッサージ」をすると効果的です。またほかのタイプでも「疲れているな」「ストレスがたまっているな」と感じたときに使用するとリラックスできていいと思います。

「同じ姿勢をしていると首の付け根が凝りやすくなってきます。忙しい方も『ながらマッサージ』でほぐすことをおすすめします」

ネックマッサージャー人気ランキング

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どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

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まとめ

パソコンやスマートフォンが手放せない私たちにとって、首や肩の凝りはもはや身近な悩みとして定着しています。少しでも快適な毎日を送るためにも、ネックマッサージャーの使用を検討するのもいいかもしれません。

ただ、自分の体に合わないものや間違った使用方法で、効果が得られるどころか、さらに状態が悪くなってしまったら悲しい気持ちになりますよね。今回の記事を参考にして、ぜひ自分に合ったネックマッサージャーを選んでください。