ハンディクリーナーのおすすめ13選！軽くて扱いやすい人気商品や長時間使えるパワフルモデルを紹介

「おすすめのハンディクリーナーが知りたい」
「吸引力が強くて静音性に優れたハンディクリーナーが欲しい」

ハンディクリーナーはコンパクトで置き場所に困らないので、パッと手に取り、気になったときに机やパソコンのキーボード、家具や家電のすき間などを掃除できる便利アイテムです。

ただ一口にハンディクリーナーといっても、重さや大きさ、連続で使用できる時間などがさまざまで、どれを選んだらいいのかわからない方も多いでしょう。

この記事では自分に合ったハンディクリーナーの選び方について、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに伺いました。

また、your SELECT.編集部おすすめのハンディクリーナー13選も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ハンディクリーナーを選ぶ際のポイント

ハンディクリーナーは、さまざまなメーカーから豊富なラインナップが販売されているため、自分にぴったりの商品を見つけるのはなかなか難しいもの。まずは選び方のポイントについて、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに伺いました。

「ふだんの掃除機に加えて、ハンディクリーナーを使えば、掃除の幅はグッと広がります」と安蔵さん

扱いやすさを重視するなら、軽くて充電ドック付きのものを選ぶ

ハンディクリーナーの最大の強みは、思いついたときにサッと掃除できる機動力の高さです。そのため選ぶ際にも、いかに手軽に扱えるかは重視したいポイントになります。

ハンディクリーナーにはコンセントにつないで使用するコード付きタイプと、バッテリーで駆動するコードレスタイプの2つがあります。どこでも手軽に持ち運んで使えるハンディクリーナーの強みを存分に発揮したいなら、断然コードレスタイプを選ぶのがおすすめです。

本体重量の目安は1kg以下、片手で扱えるモデルを選ぶ

ハンディクリーナーには、重さが0.5kg以下の軽いものから2kgほどの重いものまで、さまざまな商品があります。手軽に扱いやすい商品を選ぶうえで、重さは1kg以下を基準にするのがおすすめです。

一般的にハンディクリーナーは片手で使うことになります。1kg以下の重さのものであれば、多少力の弱い方でも楽に扱うことができます。

「無理せず片手で扱える1kg以下の商品を選びましょう」と安蔵さん

充電ドック付きだと、サッと手に取れて便利

ハンディクリーナーは、どのように収納できるかで利便性が大きく変わってきます。思いついたときにすぐに使うためには、ふだんから充電された状態にしておくことが大切です。ここで注目したいのが、充電ドックが付いているかどうか。充電ドックがあれば、いちいち本体にケーブルをつなぐ必要がなく、定位置にしまうだけで充電できるので便利です。

アタッチメントも収納できる充電ドック。必要なときにサッと取り出して使えるので便利

アタッチメントなどの付属品も一緒に収納できるモデルもあるので、どのような充電ドックが付いているかにも注目しましょう。

一度に広い範囲を掃除したいなら、20分以上使えるものが◎

コードレスタイプの商品を検討する際は、最大でどれだけ連続して使用できるかを表す「連続使用時間」をチェックするようにしましょう。

例えばふだんは常に充電しておき、ホコリや汚れが気になる場所をサッと掃除する、といった使い方を考えているなら連続使用時間が10分程度あれば問題ありません。ただ、一度に広い範囲を掃除したい場合は、連続使用時間が20分以上のモデルを選ぶのがおすすめです。想定する使い方に沿った、連続使用時間のモデルを選びましょう。

「おもな使い方が車内や布団などの掃除の場合は、少し時間がかかるのでなるべく連続使用時間が長めのモデルを選ぶといいでしょう」と安蔵さん

しっかりとした吸引力を求めるなら、実績のあるメーカーのモデルから検討する

布団やソファといった布製品の奥に入り込んだゴミを掃除したい場合などに気になるのが吸引力の強さです。あまり知られていないメーカーの安価な商品は、ゴミがなかなか吸えず、買ってから後悔してしまうこともあります。そのため、しっかりと吸引力が備わっているかにも注意して選びましょう。

ただ一般的に吸引力の強さを各メーカーは公表しておらず、数値で測ることはできません。安心して商品を選ぶには、吸引力に定評がある主要メーカーから検討するのがおすすめです。

ハンディクリーナーの主要メーカー

吸引力に定評があるハンディクリーナーの主要メーカーは、ダイソン、アイリスオーヤマ、シャークの3社。それぞれの特徴について紹介します。

メーカー	価格帯	特徴
ダイソン	3万円台後半〜	・高い吸引力 ・ワンタッチでゴミ捨てできる手軽さ ・長い連続使用時間
アイリスオーヤマ	約6000円〜	・リーズナブルなものから充実した機能を備えたモデルまで豊富なラインナップ ・独自のアタッチメントや機能
シャーク	約1万円〜	・軽くてコンパクトな商品を多く展開 ・アタッチメントまで収納できる機能的な充電ドック ・豊富なアタッチメント

ダイソンはサイクロン式で、高い吸引力が持続する機能の高さが魅力。ハンディクリーナーでも、しっかり部屋を掃除したい方におすすめです。

アイリスオーヤマはユニークな商品展開が魅力。例えば高性能モップが付属したモデルや、スティッククリーナーとしても使える商品などを取りそろえています。ハンディクリーナーを本来の機能だけでなく、より便利に使ってみたい方におすすめです。

シャークは軽くてコンパクトな商品を多数展開しています。さらにアタッチメントまで収納できる充電ドックや、幅広い場所を掃除できるアタッチメントが付属するなど、扱いやすさを重視して選ぶならおすすめのメーカーです。

シャークの充電ドック。よく使うアタッチメントを本体と一緒に収納できる

掃除したい場所に適したアタッチメントが付いているモデルを選ぶ

ハンディクリーナーは付属するアタッチメントを取り付けることで、掃除できる場所が広がります。そのため商品を選ぶ際は、自分の掃除したい場所に合ったアタッチメントが付属されているかをチェックしましょう。

アタッチメントは各メーカーがさまざまな種類を用意していますが、一例としておもなものを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

＜ハンディクリーナーのおもなアタッチメント＞

アタッチメント	機能と特徴
隙間ノズル	細長い口で、狭い場所を掃除できるノズル。家具の下や車のシートのすき間、サッシの掃除に向いている
ブラシノズル	先端に付いたブラシでゴミをかき出しながら掃除できるノズル。パソコンのキーボードやサッシ、ブラインドなどの掃除に向いている
マルチノズル	小型ブラシで汚れや毛髪を除去できるノズル。細かいゴミをしっかり吸収するので、ソファやカーテンなど、ファブリックの掃除に便利
布団ノズル	布団やマットレス、ソファ、クッションなどの布製品の掃除に適したノズル。ゴミやホコリ、ダニなどを叩きながらかき出すなどの機能が付いている
ミニモーターヘッド	内蔵されたモーターでブラシを回転させ、パワフルにゴミをかき出しながら吸い込めるアタッチメント。ソファや布団、ベッド、車のシートなどの繊維の奥に入り込んだゴミもしっかり掃除できる
ロングノズル	長い形状で手の届きにくい場所も掃除できるノズル。高い場所や洗濯機の中などの本体が入らない場所の掃除に向いている
フロアノズル	取り付ければスティッククリーナーのように、かがまなくても床を掃除できるノズル
延長ホース・パイプ	他のアタッチメントと組み合わせ、手の届かない場所も掃除できるホース・パイプ

アタッチメントの一例。①隙間ノズル、②マルチノズル、③ミニモーターヘッド、④フロアノズル

【タイプ別】ハンディクリーナーのおすすめ13選

安蔵さんのアドバイスをもとに、your SELECT.編集部がおすすめのハンディクリーナーをピックアップ。「軽量で扱いやすい」「連続使用時間が長い」「吸引力が強い」の3つのタイプに分けて紹介します。

気になる内容をクリック

• 軽量で扱いやすいハンディクリーナー5選
• 連続使用時間が長いハンディクリーナー4選
• 吸引力が強いハンディクリーナー4選

軽量で扱いやすいハンディクリーナーのおすすめ5選

まずは、手軽に扱える軽量なハンディクリーナーのおすすめ5選を紹介します。コンパクトながら吸引力に優れていたり、豊富なアタッチメントで幅広く掃除できる商品をピックアップしました。

スリムで軽い操作性と、パワフルなモーターで確実にゴミを吸い取る吸引力を両立させた商品。3種類のノズルが付属し、ソファや布団、車内や家具のすき間など、幅広い場所を手軽に掃除できます。ダストケースがワンタッチで開くので、手を汚さずにゴミ捨てが可能です。

本体重量は、業界最軽量クラスの約0.5kg。女性も握りやすい細めのグリップで、操作性に優れたハンディクリーナーです。DCブラシレスモーター採用で、強い吸引力も備えています。ランプでバッテリー残量をお知らせしてくれるなど、わかりやすく使いやすい、シンプルな機能もポイントです。

こぼした飲み物や水回りの掃除にも使える、乾湿両用タイプのハンディクリーナー。ダストケースやフィルターが水洗いできるので、牛乳やジュースなどを吸い込んでも手軽にお手入れができます。また充電スタンドが付属し、置くだけで簡単にチャージが可能です。

スリムで約0.56kgと軽く、片手で楽々使えるハンディクリーナー。特に持ち手部分は一回りスリムに設計され、滑りにくいストライプ加工が施されるなど、持ちやすさにこだわった商品です。パワフルな吸引力で、ペットの毛から車内の小石までしっかりと吸い込みます。

水分も吸い込める乾湿両用タイプ。ボタンを押し続けなくても運転できる、ロック式スイッチが便利なモデルです。また本体が入らない場所も掃除できるロングノズルや、ブラシの有無を使い分けられる2WAYノズルなど、便利なアタッチメントから持ち運びに便利な収納バッグと、充実した付属品もうれしいポイントです。

連続使用時間が長いハンディクリーナーのおすすめ4選

布団や車内など、時間がかかる掃除にも対応できる、連続使用時間が長いハンディクリーナーのおすすめ4選を紹介します。ソファや窓のサッシ、車内、床掃除まで可能なモデルなど、さまざまな用途に使用できる商品をピックアップしました。

最長40分の連続使用時間を備え、優れた吸引力をもつハンディクリーナー。ダイソンならではのテクノロジーで、パワフルな吸引力を持続します。豊富なアタッチメントで、あらゆる場所を掃除できるのも大きな特徴。ダストケースやフィルターが水洗いできるので、お手入れも簡単です。

付属のフローリング用延長ノズルを使えば、腰をかがめずに床を掃除できる便利なハンディクリーナー。また高速回転で汚れや髪の毛を取り除く、ミニモーターヘッドも付属し、布団やマットレス、毛足の長いラグなどの掃除も可能です。充電ドックにはアタッチメントを収納できるので、サッと手に取って使用できます。

パワフルな吸引力と長時間駆動を兼ね備えたハンディクリーナー。2Wayノズルが付属し、机の上からソファ、車内などあらゆる場所の掃除が可能です。充電ドックにはアタッチメントが収納でき、すっきりと部屋にセットできます。またダストケースとフィルターがワンタッチで分解できるので、お手入れも手軽です。

小型で収納に便利なハンディクリーナー。強力な吸引力がありながら低騒音なので、時間や場所を選ばず使いやすいのもポイントです。ブラシノズルとロング隙間ノズルのアタッチメントが付属し、パソコンや車内・ソファのすき間なども手軽に掃除できます。

吸引力が強いハンディクリーナーのおすすめ4選

布団やソファ、カーペットなど、布製品の奥に入り込んだゴミにも対応できる、吸引力が強いハンディクリーナーのおすすめ4選を紹介します。より快適に掃除できる便利機能が搭載された商品もあるので、ぜひチェックしてみてください。

床掃除が可能なスティックタイプの掃除機としても使える、2in1のハンディクリーナー。大きな特徴が、付属の静電モップで掃除の幅を広げる「静電モップクリーンシステム」です。充電ドックにモップを収納すれば、ホコリを吸着しやすくなるように静電気を蓄積。掃除によってついたホコリを手軽に取り除く仕組みも搭載され、モップを清潔に保ちながら使用できます。

ソファに絡まったペットの毛などもしっかり吸い取る、ダイソンならではの強力な吸引力を備えたハンディクリーナーです。さらに重量はダイソン史上最軽量の1.37kg。人間工学に基づいた重量設計で、コンパクトで手元に負担をかけずに家中を手軽に掃除できます。

（※）2023年5月時点

0.52kgと軽いモデルでありながら、約2kgのペットボトルや本も持ち上げられる吸引力を備えた商品です。ブラシ付きすきまノズルが付属するので、優しくパソコンなども掃除できます。また0.15Lの比較的大きなダストケースで、頻繁にゴミ捨てをする必要もありません。

濡れた場所でも使える乾湿両用タイプのハンディクリーナー。パワフルな吸引力で、車の中からキッチンまで、さまざまな場所の掃除に使用できます。また、スイスイ転がるフロントホイールが搭載され、テーブルを掃除する際にもクロスなどを巻き込まず、少ない力で快適な操作が可能です。

ハンディクリーナーを買う前に知っておきたいこと

続いて、安蔵さんにハンディクリーナーを買う前に知っておきたいことについて伺いました。ぜひ購入する際の参考にしてみてください。

ハンディクリーナーのおもな集じん方式は、吸引力が持続する「サイクロン式」とコンパクトな「紙パックレス式」

ハンディクリーナーの集じん方式の主流は、サイクロン式と紙パックレス式の2つに分かれます。それぞれの特徴について、ぜひチェックしてみてください。

お手入れを手軽にする便利機能

ハンディクリーナーは定期的なお手入れが必要になります。特に頻繁に発生するのが、「ゴミ捨て」です。ダストケースをワンタッチで開き、手を汚さずに直接ゴミ箱に捨てられるタイプであれば、面倒なゴミ捨てもあまり苦になりません。

ダストケースがワンタッチで開けられるモデル。ひっくり返すだけで、手を汚さずにゴミが捨てられる

また広い範囲や大きめのゴミを掃除する場合は、ゴミ捨ての頻度はどうしても高くなります。なるべくゴミ捨ての回数を減らしたいなら、集じん容量の大きいモデルを選ぶのも手段の一つです。ただ容量が大きくなれば、当然本体サイズも大きくなります。その他の扱いやすさとのバランスを考えるなら、0.5L程度までを一つの基準に考えるといいでしょう。

さらにダストケースやフィルターを定期的にメンテナンスし、清潔に保つのも大切です。簡単に分解でき、水洗い可能なものを選べば、手軽にお手入れができて便利です。

購入前にこうしたお手入れのしやすさも、ぜひ確認しておきましょう。

ハンディクリーナーに関するよくある疑問 Q＆A

最後に、ハンディクリーナーに関するよくある疑問について安蔵さんに答えていただきました。

「ハンディクリーナーの便利な使い方やお手入れの方法を、購入前に知っておきましょう」と安蔵さん

Q.ハンディクリーナーを長く使うためのコツは？

A. 乾湿両用でないモデルは、濡れた場所で使用しないように気をつけましょう。水分を吸ってしまい、故障してしまうことがあります。またフィルターが目詰まりしたまま使うと、モーターに余計な負担がかかります。こまめなお手入れを心がけるのがおすすめです。

Q.一人暮らしなら、ハンディクリーナー1本で部屋を掃除できる？

A. 可能です。ハンディクリーナーが苦手なのは、床掃除になります。そのため床掃除はゴミをフロアワイパーなどで集め、ハンディクリーナーで吸い取ってしまうのが一つの手段です。またフロアノズルが付属する2in1モデルであれば、通常のスティックタイプの掃除機と同じように床掃除ができます。

「ハンディクリーナー1本で部屋を掃除したいなら、2in1モデルはおすすめです」と安蔵さん

Q. ハンディクリーナーのおすすめの使い方は？

A. ハンディクリーナーが向いているのは、床以外のこまやかな掃除。特にブラシノズルがあれば、パソコンのキーボードをはじめとした机周りやサッシなど、掃除の幅が広がるのでおすすめです。

Q. 静かに使いたいなら、どんな商品を選べばいい？

A. 騒音値ができるだけ小さな、静音性の高い商品を選びましょう。騒音値はdB（デシベル）で表記されます。一般的に掃除機は60〜70dBほどが基準です。できるだけ静かに使いたい方は、洗濯機の稼働音と同程度の60dB以下を目安に選ぶのがおすすめです。ただハンディクリーナーは、騒音値が公表されている商品がそこまで多くありません。口コミなどにユーザーが実際の使用感をコメントしていることがあるので、参考にしてみるのもいいでしょう。

Q. ハンディクリーナーのお手入れのポイントは？

A. フィルターを定期的にお手入れすることです。ダストケースは多少汚れていても、運転に大きな支障はありませんが、フィルターが汚れると性能が落ちます。ダストケースのゴミを捨てるときに一緒にお手入れするなど、1ヶ月に1回以上を目安に行うのがおすすめです。

特にお手入れが楽なのは、水洗いできる商品。水道水を流しながら、しっかりと汚れを落とすようにしましょう。故障の原因にもなるので、装着する際はしっかりと乾燥させた状態で行うように注意してください。また水洗いできないモデルは、付属のお手入れキットなどで汚れをしっかりと落としましょう。

フィルターについた汚れ。長く放置するとなかなか取り切れなくなるため、1ヶ月に1度はお手入れするようにしよう

ハンディクリーナーのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではハンディクリーナーの売れ筋ランキングをチェックできます。いまの売れ筋ランキングを、商品選びの参考にしてみてもいいでしょう。

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まとめ

今回は安蔵さんのお話をもとに、ハンディクリーナーの選び方や使い方についてご紹介しました。ハンディクリーナーはコンパクトで手軽な取り回しの良さが魅力。ふだんの掃除機とあわせて使えば、きっと掃除の幅を広げてくれます。

ぜひ今回の記事を参考に自分にぴったりのハンディクリーナーを見つけてみてくださいね。