【2023年】ハンディファンのおすすめ12選！長時間使える＆静音性に優れた人気商品を紹介

「ハンディファンで夏のお出かけを快適に過ごしたい」
「そもそもハンディファンって本当に涼しいの？」

暑い季節、屋外でのイベント時や移動の際に少しでも涼しく過ごすために「ハンディファン」の購入を考えている方も多いのではないでしょうか？　「携帯扇風機」とも呼ばれる「ハンディファン」ですが、ただ持ち運べる小さな扇風機というだけでなく、さまざまな便利な機能がついたものが販売されています。

この記事では家電製品アドバイザーの和田由貴さんに、ハンディファンの選び方のポイントについて解説していただきました。

さらに、和田さんのアドバイスをもとに、your SELECT.編集部がおすすめのハンディファンを厳選してご紹介。ぜひ参考にしてください。

家電製品アドバイザーが教える！

ハンディファンを購入する前に知っておきたい3つのこと

ハンディファンのバリエーションは豊富です。自分にとって使い勝手のよい、お気に入りのハンディファンを見つけるために、知っておきたい3つのポイントを解説します。

1. コンパクトさ重視なら手持ちタイプ、作業しながら使うなら首掛けタイプがおすすめ

ハンディファンには大きく分けて「手持ちタイプ」と「肩掛けタイプ」の2種類があります。

手持ちタイプ

うちわや扇子のように、手で持って使う小型扇風機タイプ。風を当てる場所はもちろん、角度や距離なども自分で自由に調節できます。また、コンパクトなデザインで100〜300gほどの軽量なものが多く、携行性に優れているのも魅力です。小さなものだとスマホほどの大きさなので、とにかく手軽に持ち運びたい人には、手持ちタイプがおすすめです。

デスクなどに置けるようスタンド、手首につける落下防止ストラップや首に掛けられるロングストラップなど、より快適に便利に使うための付属品がついているモデルも少なくありません。

手持ちタイプには、充電式と電池式がありますが、 充電式のものにはバッテリーが内蔵されているため重量は増しますが、スマホを充電するモバイルバッテリーとして使えるもの、30時間以上運転できるなど機能面が充実します。

首掛けタイプ

首に掛けた状態で使うタイプのハンディファンで、ハンズフリーで使えるのが大きな特徴です。首に掛けたまま長時間使うことができるので、アウトドアやスポーツ観戦、ガーデニングなど、屋外で長時間過ごす際の暑さ対策にぴったりです。

首掛けタイプには、送風に加え、冷却プレートを搭載していて首筋を直接冷やすものもあります。また、髪の毛や異物の巻き込みの心配がない「羽根なし」タイプもあります。

首から下げて使用するため（耳に近いため）、手持ちタイプより動作音が気になりにくい静音性が高いものが多いのも特徴です。静かなオフィスや電車内で使うなどで動作音が小さいものを選びたい人は首掛けタイプから選ぶとよいでしょう。

2. 利用頻度に応じて充電式か電池式かを選ぶ

ハンディファンの給電方法は大きく分けて2つ、コンセントやUSB充電器から給電し、内蔵のバッテリーに充電して使用できる「充電式」と乾電池をセットして使用する「電池式」があります。

給電方法	充電式	電池式
メリット	・ランニングコストが安い	・本体価格がリーズナブル
デメリット	・充電の供給元（コンセントや充電器など）が必要	・電池の交換が手間 ・電池代がかかる ・電池残量がわからない

3. +αの機能付きを選べばより快適に使える

ハンディファンの中には、送風以外にさまざまな機能がついているものもあります。自分にとって必要な機能がついたものを選べば、より便利に快適に使うことができます。
以下にあると便利な機能を一覧でまとめました。

モバイルバッテリー機能	あらかじめ充電しておけば、スマホの充電もできるモバイルバッテリーとして利用可能。荷物をコンパクトにしたい人に便利。
アロマ機能	スポンジなどに好みの精油を垂らしてセットすれば、風と同時にアロマの香りが楽しめる。そのときの気分に合わせて香りを選べば、快適さアップに。
ライト付き	持ち手が光るもの、羽根部分が光るものなどさまざまなタイプがある。点滅やグラデーション機能があるものも。LEDライト付きのものなら、懐中電灯代わりにも使え、災害時などにも役立つ。
風量調整	弱・中・強の3段階やフェーダー（つまみ）による調整など、機種によってさまざま。段階が多いほど、細やかな風量調整が可能。
静音設計	動作音の静かさにこだわったモデルも。オフィスなどの室内や、就寝時に使用する際には、静音性の高いモデルを選ぶと快適に使える。

（左）グリップに付いたボタンを押して風量を調節できるタイプ、（右）ライト付きのハンディファン。LEDを使用しているとより明るく省エネに

【2023年最新】おすすめのハンディファン12選

和田さんに教えていただいたポイント＆アドバイスをもとに、your SELECT.編集部がおすすめのハンディファン12商品を厳選しました。手持ちタイプ・首掛けタイプ別に分けて紹介します。

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• 手持ちタイプのハンディファン6選
• 首掛けタイプのハンディファン6選

【コンパクトに持ち運びたい】手持ちタイプのハンディファン6選

持ち運びに便利な手持ちタイプのハンディファンを6選ご紹介します。コンパクトなデザインで約100〜300gほどの軽量なものをピックアップしました。

5段階の風量調節＋リズム風の風量調節、USB電源と充電池の2電源など、ハンディファンに求める機能を網羅した一台。インテリアショップのオリジナル商品らしい、デザイン性の高さも魅力です。

直径わずか6cm、100g以下のコンパクトモデルながら、ターボ機能付き。モーターが熱くなりすぎないよう 過温防止の温度センサーで安心・安全に使えます。夏にぴったりのカラーバリエーションでおしゃれに持てるのも魅力です。

シンプル＆清潔感のあるホワイトボディに、ミスト機能つき。夏場の屋外だけでなく、スタンドつきで室内などでデスクに立てても使えます。

手持ち・卓上・クリップ・首掛け扇風機の4WAY仕様で、さらにはモバイルバッテリー機能もついた充実の一台。およそ20dB（ほとんど音が聞こえないレベル）の高い静音性もうれしい。

飛行機のタービンブレード送風技術を応用し、コンパクトながらもしっかりとした送風を実現したモデル。最大17時間の長時間稼働も魅力。

持ち歩きはもちろん、蓄電スタンドに立てれば卓上ファンとしても使える優れもの。ファンを稼働させながらモバイルバッテリーとしての使用も可能です。

【ハンズフリーで便利】首掛けタイプのハンディファン6選

続いて、首掛けタイプのハンディファン6選をご紹介。冷却プレートを搭載しているものや羽なしタイプ、静音性の高いものなど、さまざまな種類をピックアップしました。

髪の毛や異物の巻き込みの心配がない羽根なしタイプ。ー15度の涼しさが体感できる冷却プレートやマイナスイオン、空気清浄機能など、快適に使うための機能が充実したモデルです。

やわらかなシリコンで覆われた金属プレート製のネックバンドは、自分の首に合わせて調整自在。ボタンを押すだけの簡単操作で、首元を心地よく涼やかにしてくれます。

送風部の角度を自由自在に変えられるシリコン製のやわらかいフレキシブルアームは、コンパクトに折り曲げ可能。軽量で首への負担が少ないのも魅力です。

カラフルでポップな色合いが目を引くハンディファンですが、おしゃれなだけでなく機能性も十分。コンパクトながらも、180度自由に調整できるアームで、自分好みの心地よい風を感じられます。

首筋が当たる部分のペルチェ素子がじかに首を冷やします。また、温めにも対応しており、クーラーが効きすぎた室内などでは、じんわりと首元を温めることも可能です。暑さや夏の冷えだけでなく、一年中使えるモデルです。

首掛けや手持ちに加え、卓上に置いたり、車のヘッドレストやインテリアに巻き付けたり、さまざまな使い方ができるのが魅力です。使い手のアイデア次第で、さらに便利な使い方が出てくるかもしれません。

スイッチ一つで心地よい風が感じられるハンディファンは、使い出したら手放せない便利な暑さ対策グッズの一つです。
そんな人気アイテムであるハンディファンですが、使い方を誤ると、快適さも半減。快適に使うことができるように、ハンディファンの正しい使い方を見ていきましょう。

「使い方のポイントを押さえれば、より快適に使うことができます」と和田さん

正しいファンの当て方とは？

手持ちタイプを使う際には、首元や首から下向きに風を当てます。首の周りには大きな血管があるため、そこを冷やすように風を当てると効率よく涼むことができます。顔に当てる際はドライアイを防ぐために、目を閉じるようにするとよいでしょう。

首周りを冷やすことで、涼しさがアップ

首掛けタイプの場合は、送風口から出る風の向きがポイントです。ちょうどよい角度になるようにネック部分が曲げられるものや首振り機能がついたもの、風が広い範囲に広がるように設計されたものなどがあり、風による乾燥を防ぐため、いずれの場合も目にに強く当たらないように調整して使いましょう。

ちなみに、最高気温が35度を超えるような猛暑日には、ハンディファンの風が熱くなってしまうことも。肌に当たる風が熱いと感じるときには、使用をやめた方がよいでしょう。

濡らしたタオルや保冷剤と併用するとさらに効果的

夏の屋外など、特に気温が高く湿度が低い場所などでの暑さ対策として、手持ちハンディファンを使う場合には、濡らしたタオルや保冷剤と一緒に使うと、より涼しさが増し、快適に過ごせます。

濡らしたタオルや、保冷剤をバンダナなどに包んだものを首元に巻いておくと、水分が空気中に蒸発する際の気化熱により体温を下げてくれます。

小さなスプレーボトルに水を入れておき、首元など冷やしたいところに吹きかけてから、ハンディファンの風を当てるのもおすすめです。吹きかけた水分が風によって蒸発し、よりいっそう涼しさを感じられるでしょう。

温度の高い屋外で使う際には、保冷剤や濡れタオルを併用しよう

最後に、ハンディファン に関するよくある質問や疑問点などについて、和田さんに伺いました。

購入後に「しまった」と思うことがないように、事前にチェックしておきたいポイントを説明

Q. 動作音はどれくらい？

A. ハンディファンの動作音は、モーターの音と羽根が風を切る（羽根に風が当たる）音の2種類があります。実際にどれくらいの音量なのか、手持ちタイプ・肩掛けタイプともに音量を測定してみたところ、手持ちタイプで57～58dB・首掛けタイプで47～48dBほどでした。
これは、書店内、家庭用エアコンの室外機の音などと同等レベルの音量です。耳の近くで使う首掛けタイプの方が少し静かなので、音が気になる人は首掛けタイプや、静音タイプのものを選ぶとよいでしょう。

（左）手持ちタイプ57.1dB（右）首掛けタイプ46.8dB、一般に首掛けタイプの方が静かなものが多い

Q. お手入れの方法は？

A. 汗などのベタベタ汚れが気になる際には、水に濡らして硬く絞ったタオルなどで拭き取るとさっぱりします。特に、お肌に直接触れる機会が多い首掛けタイプは、使った後にさっと拭く習慣をつけておくのもおすすめです。
手持ちタイプの羽根の裏や奥などのホコリを落としたい場合は、綿棒の先を少し濡らしてから拭き取る、もしくはエアダスターで吹き飛ばしましょう。

Q. 子どもに持たせる際、気をつけるポイントは？

A. 子どもが使う際には、ケガや事故がないように安全に考慮することが大切です。例えば、うっかり触ってしまっても大丈夫なように羽根のやわらかいタイプを選ぶと安心ですね。また、ストラップ付きで首から下げるタイプのものは、ストラップが何かに絡んでしまい、思わぬ事故につながることも。特に小さな子どもは、保護者の方と一緒に使うようにするとよいでしょう。

Q. 使う際、気をつけることは？

A. 手持ちタイプ・肩掛けタイプともに気をつけたいのは、髪の毛です。ハンディファンで顔や首周りに風を当てる際、うっかり髪の毛を巻き込んでしまわないように注意しましょう。髪の長い人は、使う前にまとめておくと安心です。

髪がファンに巻き込まれないよう、使用時は髪をまとめておくと安全

Q. 100円ショップのハンディファンでも涼しい？

A. もちろん、100円ショップで売っている商品でも正しく使えば涼しい風を感じることができますが、パワーが弱く、風量不足を感じるかもしれません。しかしながら、コンパクトでかわいいデザインのものが多いので、子ども用に購入するほか、バッグの隙間やデスクの引き出しに入れておくなど、サブ用としてちょっと涼みたいときに使うのもよいでしょう。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは「ハンディファン」の売れ筋ランキングを見ることができます。どれを買おうか迷ったときは、売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

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どんなときに、どんなふうに使いたいかを考えたうえで、自分に合ったものを選ぶのがおすすめ

今回は、家電製品アドバイザーの和田由貴さんの監修のもと「ハンディファン 」を選ぶ際のポイントやおすすめの商品についてなど、解説しました。

新しくハンディファンの購入を検討中の方は、ぜひこの記事を参考に、用途や希望に合った使い方ができる「ハンディファン 」を選んでみてください。