アイマスクの人気おすすめ11選！睡眠のプロが遮光性などの機能、眠りの質を高めるポイントを解説

「遮光性の高いアイマスクが欲しい」
「仮眠をするときにおすすめのアイマスクは？」

睡眠の質を高めたくてアイマスクを購入しようと思っても、遮光性の高いもの、リラックス効果があるものなどさまざまな種類があり、どれを選んだらいいのかわからない人もいるでしょう。そこで、アイマスクの選び方やおすすめのアイマスクについて、睡眠の専門家であり、多くの人の睡眠の悩みに向き合ってきた睡眠セラピストの松本美栄さんに聞きました。

また、松本さんのアドバイスをもとに、your SELECT.編集部が厳選したおすすめのアイマスク11商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

アイマスクを選ぶ前に知っておきたい3つのこと

アイマスクを選ぶ前に知っておきたい装着方式や遮光性、素材などについて、睡眠の専門家である松本さんに教えていただきました。

「装着方式や遮光性、素材の違いを知って、自分に合うアイマスクを選びましょう」と松本さん

1. 就寝用と仮眠用で装着方法は異なる

アイマスクには、頭の後ろで止める「バックストラップタイプ」と、耳にかける「耳掛けタイプ」の2種類の装着方法があります。それぞれのメリットとデメリット、適したシチュエーションを紹介します。

方式	バックストラップ	耳掛け
写真
メリット	・密着感がある ・頭の大きさに合わせて微調整が可能	・装着しやすい ・ヘアスタイルが崩れない、あとがつきにくい
デメリット	・ヘアスタイルが崩れやすい、跡がつきやすい	・耳の後ろが痛くなることがある ・マスクをしているときは使いづらい
適したシチュエーション	就寝	仮眠、移動中

バックストラップ方式は面テープやアジャスターなどで自分の頭に合わせられるので微調整がしやすく、フィット感があります。一方、後頭部までぐるっと巻くため、ヘアスタイルが崩れやすく、就寝時の使用に適しています。

耳掛け方式は耳にかけるだけで手軽に装着でき、髪型が乱れにくいです。しかし、長時間装着していると耳の後ろが痛くなりやすく、睡眠時に装着すると外れる可能性が高いため、日中の仮眠で利用するのがおすすめです。

就寝にはバックストラップタイプ（左）、仮眠には耳掛けタイプ（右）がおすすめ

最近はバックストラップ方式のアイマスクが主流になりつつありますが、使いたいシチュエーションに応じて選んでみましょう。

2. 立体的なつくりやサイズが大きいものはより遮光性が高い

アイマスクの裏側が眼や鼻の形に合わせて立体的になっていると光が入りにくい

前提としてアイマスクはどの商品も遮光性は高く、その機能性に大差はありません。ただし、鼻や眼にあたる部分が立体的に作られていると、外の光がより入ってきにくいです。また、日中にアイマスクをつける場合、立体感のあるものだとアイマスクが直接まぶたなどに触れないためアイメイクが落ちにくいというメリットも。

また、アイマスク自体が大きい場合は目に光が届きにくくなり遮光性は高まります。商品によるアイマスクの横幅のサイズはあまり差がありませんが、縦の長さには違いがあります。縦の長さが10cm以上あれば大きめのサイズです。

基本的に男女兼用のサイズで作られていますが、男性の場合は女性よりも頭のサイズが大きい傾向があるので、調整がしやすいバックストラップタイプを選ぶと使いやすいです。

3. 素材の違いによって着け心地が大きく変わる

「シルクが配合されているアイマスクは肌触りがいいです」

アイマスクを睡眠中につける場合、寝ている数時間はずっと肌に密着している状態になります。そのため、どんな素材を選ぶかも重要です。

アイマスクに使われている素材で一番多いのは化学繊維のポリエステルです。他には天然素材のシルクやコットンなどを使ったものもあります。

ポリエステルは肌触りが良いですが肌の油分を奪ってしまうため、肌荒れや乾燥などが気になる人は睡眠時など長時間使うのは避けた方がいいでしょう。シルクやコットンなどの天然素材のアイマスクがおすすめです。

シルクは肌触りが良く、保湿性が高いため着け心地がよく、美容にこだわりのある人におすすめです。コットンは吸湿性が高いため、睡眠時の汗も吸ってくれます。オーガニックコットンだとより肌に優しいため、肌の弱い人やお子さんにもおすすめです。

おすすめのアイマスク11選

松本さんに教えていただいた選び方をもとに、your SELECT.編集部が厳選したおすすめのアイマスクを紹介します。できるだけ縦のサイズが10cm以上のもので、着け心地が良く機能的なアイマスクを、それぞれバックストラップ型と耳掛け型で選びました。

気になる内容をクリック

• 【バックストラップ型】おすすめ8選
• 【耳掛け型】おすすめ3選

【バックストラップ型】アイマスクのおすすめ8選

バックストラップ型の中で、装着感がある立体型のもの、肌触りの良いものを選びました。

目が当たる部分に深いくぼみがあるため、目の圧迫感が少なく着け心地がいいアイマスク。鼻の部分はどんな鼻梁の高さの人にも合いやすいように3D立体構造で作られていて、しっかりとフィットして遮光性も高いです。耳栓や収納ポーチも付属しているので、持ち運びもしやすいです。アイマスクはブラックやグレーなどの色が多いですが、ピンクなどカラーバリエーションがあります。

マットレスや枕などの商品で知られるテンピュールのアイマスクです。テンピュールはNASAの技術から生まれた素材で、肌触りが良くフィット感があります。遮光率が高いので、日中の仮眠にもいいでしょう。注意点としては手洗いができないため、固く絞った濡れた布で拭くというお手入れになります。

睡眠栄養指導士が監修している機能的なアイマスクです。目の形状に合わせた立体的なつくりで、低反発で肌触りの良い素材を使っています。鼻を覆う部分が少なくなるようデザインされていて呼吸もしやすいです。ゴム製のバックストラップタイプで、面テープで調整ができます。

筋肉に微弱な電流を流して刺激を与えるEMSと、目元を温めるヒーターが付いた高機能なアイマスク。EMSが目の周りの眼輪筋と側頭筋にダイレクトにアプローチするので、目の周りの筋肉にちょっとした刺激がほしい人におすすめです。クッション性があって柔らかく、バックストラップでしっかりと目にフィットします。ヒーターとEMSは一定時間経つと自動でOFFになるので、消し忘れても安心です。

松本さんが使いやすさを検証した「ルルド おやすみめめホット&EMS」のレビュー記事はこちら！

シルク素材をアイマスクの全面に使用し、肌触りにこだわったアイマスク。シルクは保湿性にもすぐれているので、目元の乾燥が気になる人におすすめです。縦サイズが13cmと大きめに作られていて、遮光性にもすぐれています。カラー展開も8色と豊富なので、好みの色を見つけやすいです。

寝具メーカー大手の西川が、オーガニックコットン100％の天然素材にこだわって作ったアイマスク。コットンは吸湿性があるので使用中に蒸れにくいです。収納用ポーチが付属しているので持ち運びしやすく、旅行でも活躍します。

木材パルプを原料とした合成繊維であるモダール素材を使用したアイマスク。モダール素材はシルクのような肌触りで、しなやかでソフトな風合いです。バックストラップの幅が大きく目に密着するため、メイクやヘアスタイルが気にならない夜の睡眠時の着用がおすすめ。

リフランスのアイマスクは、リカバリーウェアのメーカーならではの安眠をサポートする設計がされています。目の周りは立体的でまぶたに直接アイマスクが触れないつくりになっています。さらに、鼻や頬、目元にパッドが付いているため光を遮断してくれます。

【耳掛け型】アイマスクのおすすめ3選

耳掛け型の中で、肌触りの良いもの、季節や温度によって使い分けられるものを選びました。

目元と外側はシルク100％で作られていて、中には遠赤外線放射繊維の綿が入っており温熱効果が期待できます。縦サイズが10.5cmと大きく作られているので、遮光性は高めです。耳掛け方式は耳が痛くなりやすいですが、アジャスターが付いているので適度なゆるさに調整できます。

ひんやり冷たい感触の合成繊維、ふんわりとあたたかいコットン素材を片面ずつに使用したアイマスクです。気温やシチュエーションに合わせて、リバーシブルで使い分けができます。縦の長さが10cmと長いため、遮光性も高いです。1年を通じて使用できるアイマスクを探している人におすすめです。

アイマスクの表と裏がシルクとコットンで作られていて、リバーシブルに使えるアイマスク。暑いときにはひんやりとしたシルク面、寒いときは温かなコットン面が当たるように使い分けられます。クッション性が高く、柔らかで着け心地がいいです。縦のサイズも大きく遮光性も高いです。

【シーン別】アイマスクを使い分けるポイント

アイマスクには温熱機能があるものや使い捨てタイプもあります。シチュエーション別にアイマスクを使い分けるポイントについて、松本さんに聞きました。

「温熱機能があると眠りの質が高まりやすいです」

旅行先でアイマスクを使用する場合は、収納ポーチが付いていて持ち運びしやすいものや、使い捨てタイプのアイマスクを使用するといいでしょう。
眠りの質を高めたいなら、温熱機能があって目を温めてくれるアイマスクがおすすめです。

使い捨てタイプ（左）、温熱機能付き（右）のアイマスク

よりリラックスを感じたい場合には、EMS機能などが付いたアイマッサージャーがおすすめです。アイマッサージャーは目の周りの筋肉にもアプローチします。

「EMSと温熱効果のあるアイマスクは、目の疲れにアプローチできます」

アイマスクに関するQ&A

アイマスクに関しての疑問や質問に、松本さんに答えていただきました。

「アイマスクは肌と長時間密着するので、こまめに手入れしましょう」

Q. アイマスクのお手入れの方法や頻度を知りたい

A. ほとんどのアイマスクは手洗いで洗濯できます。肌に長時間触れるので毎日使う人なら、3日に1回くらいは洗うといいでしょう。洗濯を考慮すると、アイマスクは2つ以上もっていると安心です。洗濯不可のものは濡らして固く絞ったタオルなどで拭き掃除をしましょう。

Q. 100円ショップのアイマスクの使い勝手はどう？

A. 100円ショップのアイマスクはバックストラップのゴムがすぐ伸びてしまうなど、長期間で使うことを考慮して作られていない商品が多い印象です。旅行で1日だけ使うなら100円ショップのものでもいいと思いますが、長く使うなら1000円以上のアイマスクの方がサイズも調整できます。また、もっとも大きな違いは素材です。肌への負担を気にする人は、価格よりも品質で選ぶようにしましょう。

Q. 多機能のアイマスクにはどんなものがある？

A. Bluetooth機能が付いていてお気に入りの音楽を流せるアイマスクもあります。音楽を聴いてリラックスしたい人におすすめです。

また、夏場など眼をひんやりさせたい場合は、冷感のアイマスクもおすすめです。

Q. 睡眠の質を高めるために、ほかにできることはある？

A. アイマスクをしても周囲が明るいと肌は光を感じます。光を感じると休息できないため、電気を消して部屋をなるべく暗くすることも大事です。寝る時間の少し前から間接照明に変えてじわじわ暗くしていくと、眠りに向かいやすくなります。
また、睡眠の質を落としてしまうのはスマホやテレビなどのブルーライトです。最低でも寝る30分前はスマホやテレビを見ないようにするといいでしょう。

また、睡眠前にリラックスした時間をもつことも大事です。リラックスして脳が副交感神経優位になると自然と体の筋肉がゆるんでいき、眠りも深くなりやすいです。

そのほかには、お風呂から上がる時間を眠りたい時刻の90分前くらいにしておきましょう。お風呂で深部体温が上がり、そこから深部体温が下がっていくと、眠りにつきやすいです。

質の良い睡眠をとるためには、お風呂に入る時間やスマホを見る時間を決めておくといい

Q. 睡眠時にアイマスクをするときに注意点はある？

A. 長時間アイマスクをつけるので、肌あたりのいいものを選びましょう。触って気持ちいいと気持ちもリラックスします。また、ずれないようにとアイマスクを締め付けすぎるとリラックスできないので、適度なフィット感になるようにしましょう。

アイマスクのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは「アイマスク」の売れ筋ランキングを確認できます。迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみると良いでしょう。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

アイマスクには装着方式や素材、遮光性等の違いがあります。睡眠時に使用するならフィット感のあるバックストラップ方式、仮眠や移動中に使用するならヘアスタイルが崩れない耳掛け方式がおすすめです。

アイマスクは睡眠の質を上げてくれる効果が期待できます。この記事を参考に、自分に合ったアイマスクを探してみましょう。