かき氷機のおすすめ8選！電動式・手動式の違いやふわふわのかき氷が家庭でつくれる人気商品を紹介

かき氷機を買う前に知っておきたい3つのこと

かき氷機が欲しいけれど、電動タイプと手動タイプがあり、商品によって機能もさまざま。1000円台で買えるものから数万円するものまであり価格帯の幅も広く、どれを買ったらいいかわからないという方も多いでしょう。

自分に合ったかき氷機を選ぶために押さえておきたいポイントについて、小池さんにお聞きしました。

「最近のかき氷機は、お店で出てくるようなふわふわのかき氷がつくれます。その魅力をぜひ知ってほしいですね」と小池さん

1. 手軽にかき氷をつくりたいなら「電動式」、つくる過程も楽しみたいなら「手動式」がおすすめ

家庭用かき氷機には電動式と手動式の2種類があります。それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。

電動式と手動式のメリット・デメリット

種類	電動式	手動式
メリット	スイッチを入れるだけの簡単操作 動作が安定しているのでムラなく氷が削れる 長時間稼働できるので、大人数にも対応	かき氷づくりの過程が楽しめる 軽量かつ電源不要なのでアウトドアでも活躍 構造がシンプルでお手入れが簡単 価格が安い
デメリット	価格が高い 大きくて重たい 電源が必要 お手入れに手間がかかる	腕が疲れる 時間がかかる 氷の削り具合の均一性に欠ける

電動式はスイッチ一つで氷を削ることができ、手軽にかき氷を楽しみたい人に向いています。また労力を必要としないので、ホームパーティなどで大人数分のかき氷を一度につくりたいという場合にも活躍してくれます。また、電動式には「据え置きタイプ」と「ハンディタイプ」があります。据え置きタイプは、本体が大きく一度に多くのかき氷をつくることができるのが特徴です。ハンディタイプは充電式のものが多く、アウトドアなどでも使うことができます。

手動式は軽量かつ電源不要で、外に持ち出せるというメリットがありますが、最大の魅力はかき氷づくりの醍醐味が味わえることです。ハンドルを回してガリガリと氷を削る工程が楽しく、手間をかけた分、完成したかき氷もひときわおいしく感じられるはず。家庭でお子さんと一緒にかき氷をつくりたい人におすすめです。

左は電動式のドウシシャの「電動わた雪かき氷器」、右は手動式のラドンナの「トフィー コンパクトふわふわかき氷器」。電動式と手動式では大きさもここまで異なる

電動式と手動式では、仕上がりに違いがあるのか気になる方がいるかもしれません。電動式は回転スピードが一定なので全体的にムラなく、ふわふわの氷が削れます。一方、手動式は人力で回転させるので、電動式に比べるとムラが出やすくなってしまいます。ただしこれは慣れの問題が大きいので、使い込んでいくうちに解消されていくでしょう。むしろ、ふわふわのかき氷をつくるために重要なのは、刃の角度（高さ）です。次で詳しく説明します。

「手軽にふわふわのかき氷を食べたいなら電動式、かき氷づくりの醍醐味を味わいたいなら手動式がおすすめです」（小池さん）

2. 「ふわふわ」や「シャリシャリ」など、仕上がりを左右するのは刃の角度（高さ）

かき氷の仕上がりを左右するのは刃の角度（高さ）です。氷の面に対して刃の角度（高さ）が立つほど、シャリシャリとした粗い削り上がりになり、浅くなるほど薄くやわらかなふわふわの削り上がりになります。

刃の角度（高さ）を高く設定した氷（左）と、浅めに設定した氷（右）。刃の角度が高いほどシャリシャリで、浅い方がふわふわのかき氷ができる

電動式や手動式のハイエンドモデルは、角度（高さ）調整が細かくできるものが多いです。電動式でもハンディタイプや、安価な手動式だと角度（高さ）調整機能がないものや、「粗い・細かい」の2段階だけというものもあります。刃の角度（高さ）調整機能はかき氷の仕上がりに大きな影響を与えるものなので、ふわふわのかき氷をつくりたいならできるだけ細かく設定できるものを選ぶようにしましょう。

調節ネジを回して刃の角度（高さ）を細かく設定できるタイプ。自分の好みの仕上がりに調整しやすい

3. “台湾風かき氷”など、アレンジレシピを楽しみたいなら冷凍ジュースやフルーツが削れる機種に注目

かき氷機によって使用可能な氷の種類が異なります。専用製氷器の氷にしか対応していないものもあれば、冷蔵庫でつくったバラ氷にも対応しているものなどがあるのでよく確認しましょう。

また、通常のかき氷機は水を凍らせた氷しか使えませんが、最近は味付きの氷や冷凍フルーツを削ることができるタイプが登場しています。このタイプの魅力は、味のついた氷にアイスやフルーツ、果肉シロップなどを組み合わせて、まさにデザートともいえるようなかき氷が楽しめることです。例えばミルクでつくった氷をふわふわに削って、ストロベリーシロップをかければイチゴミルク味の台湾風かき氷が完成。さらにイチゴの果肉をトッピングすれば、より濃厚なイチゴミルクが楽しめます。

ミルクやジュースなどを凍らせた味付き氷に対応したかき氷機であれば、人気の台湾風かき氷もつくれる

ただし、味付きの氷を削ると香料や糖分などが刃や氷ケースに付着するので、しっかり洗わないと雑菌の繁殖やさびの原因になります。味付きの氷や冷凍フルーツに対応した機種は分解してお手入れがしやすくなっている場合が多いですが、いずれにせよ使い終わったらすぐにお手入れが必要となることを知っておきましょう。

おすすめのかき氷機8選

小池さんのアドバイスをもとにyour SELECT.編集部がおすすめのかき氷機をピックアップしました。手軽にふわふわのかき氷が楽しめる電動式、かき氷づくりの醍醐味が味わえる手動式に分けて紹介します。

おすすめのかき氷機8選

種類	電動式					手動式
メーカー 商品名
	ドウシシャ	ドウシシャ	宏達株式会社	山善	ラドンナ	ラドンナ	パール金属	ドウシシャ
	電動わた雪かき氷器 DSHH-20	電動ふわふわとろ雪かき氷器プライム DTY-B4BK	KIRIOCK ジューサー&かき氷機JuIce IC3002	電動ふわふわかき氷器 Mille Snow YSIA-F25	トフィー 電動ふわふわかき氷器 K-IS12	トフィー コンパクトふわふわかき氷器 K-IS10	氷屋さんシャリッとフワッと かき氷器 D-1333	かちわり手動かき氷器 IS-D-20GR
参考価格 （税込）	7921円	5478円	5880円	5500円	6980円	3980円	3984円	3000円
刃の角度調整	可（無段階）	可（無段階）	不可	可（無段階）	可（無段階）	可（無段階）	可（2段階）	可（無段階）
使用可能な氷	専用製氷器の氷	専用製氷器の氷、味付き氷、冷凍フルーツ	専用製氷器の氷、味付き氷	専用製氷器の氷、味付き氷	専用製氷器の氷、バラ氷、味付き氷、冷凍フルーツ	専用製氷器の氷、味付き氷、バラ氷、冷凍フルーツ	専用製氷器の氷、バラ氷	専用製氷器の氷、バラ氷、ロックアイス
サイズ （幅×奥行き×高さ）	20×21×44.5cm	15.5×20×35.5cm	11×11×48cm	15.5×15.5×35cm	19×20×36cm	14×24.8×22cm	27×20×28.5cm	20.8×20.8×37cm
重さ	2.06kg	1.3kg	1.15kg	1.4kg	1.635kg	0.52kg	1.185kg	0.6kg
購入サイト	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!

電動式かき氷機のおすすめ5選

労力を使わず簡単操作でおいしいかき氷がつくれる電動式。冷凍フルーツにも対応した万能型をはじめ、氷を理想的な状態にするヒーター付きモデルや、ジューサーにもなる2in1タイプなど個性的な商品をセレクトしました。

“氷を温める”斬新な発想でふわとろ氷を実現

ドウシシャ（DOSHISHA CORPORATION） 電動わた雪かき氷器 DSHH-20

参考価格： ¥7,921(税込)

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形状	据え置き
刃の角度調整	可（無段階）
使用可能な氷	専用製氷器の氷
サイズ（幅×奥行き×高さ）	20×21×44.5cm
重さ	2.06kg

小池さんおすすめポイント

ふわふわのかき氷をつくるコツは、表面が少し溶けて濡れた状態の氷を使うことです。通常は冷凍室から出して少し時間がたったものを使うのですが、このかき氷機はヒーターを搭載していて、溶けた状態を人工的につくり出すことができます。ヒーターのオンオフができないのが残念ですが、かき氷機のトップメーカーのチャレンジ精神に敬意を表したいと思います。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

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お店クオリティのかき氷を目指したドウシシャの最上位機種。ヒーターを搭載していて氷の表面を温めることにより、氷をふわっととろける温度にして削ることができます。本体は分解してスタッキングすることが可能で、コンパクトに収納できます。料理研究家の坂口もとこ氏監修によるシロップレシピがつくのもうれしいポイントです。

本体の高さは44.5cm（左）あるが、上部と下部を分解することができる（右）

上部と下部を分解した状態（左）でスタッキングすることでコンパクトに収納できる（右）

氷ケースをセットした状態でないとスイッチを押しても動かない仕様になっており、ヒーターもスイッチが入った状態でないと発熱しません。安全面への配慮がしっかりしています。

「アンロック」「ロック」と書かれている部分は、氷ケースが動かないよう固定するためのつまみ（左）。駆動するのはスイッチを押している間だけ。指を離すと停止する仕様になっている（右）

氷ケースを外すとヒーター用のプレートが現れる。ヒーターはスイッチを入れた（＝氷ケースをつけた）状態でないと発熱しない

調整つまみを回すことで、刃の角度（高さ）を無段階で調整できます。最初は「細かく」から始めて、ゆっくりと「粗く」へと回し、好みの削り具合を探しましょう。

調整つまみをいっぱいまで「細かく」に設定してからスイッチオン（左）。最初は空回りすることもあるが、少しずつ「粗く」側に回して削り具合を調整していく（右）

「コーヒーメーカーのような外観で、キッチンに出しっぱなしでも違和感なさそうです」と小池さん

テレビで紹介され人気急上昇！死角なしの万能機

ドウシシャ（DOSHISHA CORPORATION） 電動ふわふわとろ雪かき氷器プライム DTY-B4BK

参考価格： ¥5,478(税込)

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形状	据え置き
刃の角度調整	可（無段階）
使用可能な氷	専用製氷器の氷、味付き氷、冷凍フルーツ
サイズ（幅×奥行き×高さ）	15.5×20×35.5cm
重さ	1.3kg

小池さんおすすめポイント

かき氷機のトップメーカー、ドウシシャを代表する機種です。刃の角度が無段階で調整でき、冷凍フルーツや味付き氷にも対応しているので人気の台湾風かき氷をつくることもできます。分解ができてお手入れもラク。現在思いつくすべての機能が高レベルで一つになった、お手本のようなかき氷機です。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

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テレビで家電芸人が取り上げたことから人気が爆発。一時期品薄状態となり、入手困難になったかき氷機です。ふわふわかき氷に欠かせない刃の無段階調整が可能で、冷凍フルーツや味付き氷にも対応。さらに器が置きやすいワイドなトレイに洗いやすい構造と、欲しい機能がすべてそろっています。

一年を通じて活躍！ かき氷機とジューサーが一体となった2in1モデル

宏達 KIRIOCK ジューサー&かき氷機JuIce IC3002

参考価格： ¥5,880(税込)

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形状	ハンディ
刃の角度調整	不可
使用可能な氷	専用製氷器の氷、味付き氷
サイズ（幅×奥行き×高さ）	11×11×48cm
重さ	1.15kg

小池さんおすすめポイント

今回セレクトした中で唯一のハンディタイプです。ハンディタイプのかき氷機としては他メーカーでより性能の高いものはありますが、この機種はジューサーとしても使える2in1モデルであるところがポイントです。一年中キッチンに出しておけますし、気軽に持ち出すこともできる。使い勝手が抜群です。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

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かき氷機とジューサーが一体となった2in1モデル。ジューサーでつくったジュースを、付属の専用製氷器を使って冷凍し、できあがった氷をかき氷機で削れば、簡単に台湾風かき氷がつくれます。刃の角度は45度で固定されていますが、これは雪のような細かなふわふわ氷に適した角度。四季のフルーツを使ったかき氷が楽しめます。

シンプルなデザインながら機能は十分

山善（YAMAZEN） 電動ふわふわかき氷器 Mille Snow YSIA-F25

参考価格： ¥5,500(税込)

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形状	据え置き
刃の角度調整	可（無段階）
使用可能な氷	専用製氷器の氷、味付き氷
サイズ（幅×奥行き×高さ）	15.5×15.5×35cm
重さ	1.4kg

小池さんおすすめポイント

スクエアなデザインで、しっかりした印象です。刃の角度調整が細かくできて、味付き氷にも対応と機能は十分。スイッチを押している間だけ稼働するので、氷の具合を確認しながら削ることができます。氷の受け口が広く扱いやすい構造となっており、さらに分解が簡単でお手入れがラクにできるのも好印象です。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

Amazonの口コミ・レビュー

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コスパの良い家電を次々と送り出す山善のかき氷機。刃の角度はつまみを回して細かく調整が可能で、はやりのふわふわから昔ながらのシャリシャリまで、好みの食感に細かく設定できます。奇をてらった機能はありませんが、基本的な性能は高レベルでそろっています。キッチンをシンプルなデザインで統一したい人におすすめです。

レトロで親しみやすいデザインの高性能機

ラドンナ（LADONNA） Toffy（トフィー） 電動ふわふわかき氷器 K-IS12

参考価格： ¥6,980(税込)

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形状	据え置き
刃の角度調整	可（無段階）
使用可能な氷	専用製氷器の氷、バラ氷、味付き氷、冷凍フルーツ
サイズ（幅×奥行き×高さ）	19×20×36cm
重さ	1.635kg

小池さんおすすめポイント

冷凍フルーツや味付き氷にも対応した万能型のかき氷機です。特徴的なのは専用製氷器。内側にアタッチメントをつけることで、鮮やかな2色のハーフ氷やミックス氷をつくることができます。おいしさだけでなく、写真映えも意識したい人におすすめです。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

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レトロで親しみのあるデザインが魅力のかき氷機。「ふわふわ」「さらさら」「シャリシャリ」まで思いのままのかき氷がつくれます。専用の製氷パーツを使えば、左右2色に分かれたハーフ氷や、2色が宝石のようにちりばめられたミックス氷をつくることが可能です。

手動式かき氷機のおすすめ3選

電源不要で屋外にも持ち出せて、さらにかき氷をつくる過程をイベント的に楽しめるのが手動式の魅力。機能性とデザイン性に優れた3商品をピックアップしました。

収納性に優れ、安定感も抜群！ 使う人のことを考えた親切設計

ラドンナ（LADONNA） Toffy（トフィー） コンパクトふわふわかき氷器 K-IS10

参考価格： ¥3,980(税込)

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形状	据え置き
刃の角度調整	可（無段階）
使用可能な氷	専用製氷器の氷、バラ氷、味付き氷、冷凍フルーツ
サイズ（幅×奥行き×高さ）	14×24.8×22cm
重さ	0.52kg

小池さんおすすめポイント

おしゃれなデザインに見えますが、実は昭和に流行ったクラシカルなかき氷機をモチーフにしています。手動式に求められるのは安定感。この機種は底の部分に強力な吸盤がついているので安定感は抜群です。使わないときはハンドル部分を外して底部分に収納できるなど、細やかな気遣いがうれしいですね。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

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専用製氷器でつくった氷だけでなく、牛乳やジュースを凍らせた味付き氷や家庭でつくったバラ氷にも対応。付属のフルーツ用リングを使えば冷凍フルーツを削ることもできます。電源不要なうえ約500gと軽量なので、気軽に持ち出すことができるのも魅力です。

専用製氷機でつくった氷を氷ケースにセット（左）。本体のスパイクには強力なバネがついており、氷ケースを取り付けるときは力を入れて押し込む必要がある（右）

底についている吸盤は想像以上に強力です。平らな場所であれば置くだけでしっかり吸着できるので片手でハンドル、片手で器を回しながら操作することができます。

「手動式にはハンドルを回す人と、器を動かす人の2人で操作しなければいけないものもありますが、このかき氷機は平らな場所に置くと安定感があるので、一人で操作できるのが魅力です」（小池さん）

この機種で感心するのは、使う人のことを考えて設計されていること。底の吸盤以外にも、ハンドルを外して底部に収納できる構造には驚かされます。ちょっとした気遣いにメーカーのプライドが感じられます。

ハンドルのジョイント部分のストッパーを外し（左）、ハンドルを抜き取る（右）

本体からハンドルを外した状態（左）。ハンドルは本体底部に収納できるから紛失の心配もない（右）

「底面の吸盤やハンドルの収納など、使う人のことを考えた仕様がすばらしいです。ちょっと感動しました」と小池さん

屋台のかき氷屋さんをイメージさせるレトロ感

パール金属（PEARL METAL） 氷屋さんシャリッとフワッと かき氷器 D-1333

参考価格： ¥3,984(税込)

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形状	据え置き
刃の角度調整	可（2段階）
使用可能な氷	専用製氷器の氷、バラ氷
サイズ（幅×奥行き×高さ）	27×20×28.5cm
重さ	1.185kg

小池さんおすすめポイント

昔の屋台で活躍したかき氷機をイメージした商品です。一般的なかき氷機は刃が固定されていて氷が回転しますが、本機はハンドルと連動して刃の方が回転。器の中に均等に氷が削り落とされるため、器を回さずにきれいに盛り付けることができます。刃の角度調整は2段階しかありませんが、刃が回転することとのトレードオフと割り切りましょう。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

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新潟県三条市に本社を置く金属製台所用品メーカー、パール金属によるかき氷機。ハンドルが側面についている縦回しタイプ。縦回しは力が入れやすいので、手動式でも疲れにくいのがメリットです。横幅がしっかりあるので安定感も問題なし。ユニークなデザインなので仲間内のパーティなどでは場の雰囲気を盛り上げてくれるでしょう。

市販のロックアイスにも対応！ アウトドアでも使いやすい注目の機種

ドウシシャ（DOSHISHA CORPORATION） かちわり手動かき氷器 IS-D-20GR

参考価格： ¥3,000(税込)

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形状	据え置き
刃の角度調整	可（無段階）
使用氷	専用製氷器の氷、バラ氷、ロックアイス
サイズ（幅×奥行き×高さ）	20.8×20.8×37cm
重さ	0.6kg

小池さんおすすめポイント

3本の細い脚がやや不安定に感じられますが、ハンドルが上についているタイプは操作するときに自然と押さえる形になるので、特に違和感はないでしょう。特筆すべきはコンビニなどで売っているロックアイスに対応していること。形が不ぞろいなロックアイスに対応したかき氷機は希少です。出先で氷を入手できるメリットは大きいと思います。

日本かき氷協会代表

小池隆介さん

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ドウシシャの手動式かき氷機。脚が取り外せたり付属品に収納袋があったりすることから、持ち出して使うことを視野に入れていることがわかります。氷は専用製氷器でつくったもの以外にも、バラ氷やコンビニなどで入手できるロックアイスも使用可能。キャンプやバーベキューなどにおすすめです。

小池さんが教える！ かき氷をおいしくつくるコツ

家庭でふわふわな食感のおいしいかき氷をつくるには、何に気をつけたらいいのでしょうか。誰でも簡単においしいかき氷をつくれるコツを、小池さんに伺いました。

「自宅でおいしいかき氷をつくるためには、使用する氷にもこだわりましょう」と小池さん

かき氷機に関するよくある疑問

お手入れ方法や1人分の容量の目安など、かき氷機に関するよくある疑問について、小池さんに答えていただきました。

Q.ネットで検索すると10万円以上のかき氷機が出てくるけど、何が違うの？

A. それはおそらくお店やお祭りの屋台などで使う業務用のかき氷機です。業務用と家庭用では本体の大きさが違います。業務用はたくさんのかき氷を短時間でつくれるようにサイズが大きくなっており、扱う氷も業務用の大きなブロック氷になります。

業務用は表面積が広い氷を削ることで細かなふんわりとしたかき氷ができあがります。しかし家庭用のかき氷機もかなり進化していて、業務用に近いふわふわのかき氷がつくれるようになってきています。お祭りやイベントなどで使うのでなければ家庭用のかき氷機で十分です。

業務用のかき氷機に使うブロック氷。この大きさはさすがに家庭用冷蔵庫ではつくることはできない

Q.人気の「台湾風かき氷」ってどんなもの？

A. 台湾風かき氷とは、味がついた氷をふわふわに削ったかき氷のことです。2015年に原宿にオープンした「ICE MONSTER」が火付け役となりました。氷は牛乳や練乳、マンゴージュースなどでつくられることが多いです。氷自体に味がついているので、溶けてきても味が薄まることがなく最後までおいしくいただけます。

マンゴー味の台湾風かき氷。氷自体に色がついていて見た目も楽しい

Q.かき氷機のお手入れ方法は？

A. 刃と氷を入れるケース部分の洗浄が中心となりますが、基本的には取扱説明書に書かれている手順で行いましょう。特に電動式の場合はモーターを濡らすことは厳禁のはずですから、しっかり手順を守りましょう。あとは毎回使い終わったらできるだけ早くお手入れをすること。特に味付き氷や冷凍フルーツを削った後は雑菌が繁殖しやすくなるので、念入りにお手入れするようにしましょう。

「味付き氷を削ったは雑菌が繁殖しやすいので、使い終わったら早めにお手入れをしてください」と小池さん

Q.かき氷一人分に必要な水の量は？

A. お店で扱う氷は専門店から仕入れており、「1貫目」（＝約3.75kg）という単位になります。だいたい20杯程度は取れますが、温度や器の大きさにもよって変わるので、数値で明確に表すのは難しいですね。かき氷機に付属している専用の製氷器（小サイズ）に、実際に水を入れて量ってみたところ190g（ml）でした。3.75kgで20杯と考えても理にかなっているので、1杯当たりの水の量は190g（ml）と考えていいでしょう。

ラドンナの「トフィー コンパクトふわふわかき氷器」に付属していた小サイズの製氷器で水の重さをを量ってみると約190gだった

Q.最近、一年中営業しているかき氷専門店が増えているって本当？

A. 本当です。削った氷がベースになるかき氷は、シロップやトッピングを変えることで幅広く応用が利くスイーツです。パフェなども通年メニューとして定着していますし、アイデア次第で新味を追求できるかき氷も、季節に関係なく受け入れられるようになってきているのだと思います。

とはいえ繁忙期が夏であることに変わりはなく、冬場は客足は減ります。逆にいえば店側としては冬こそいろいろ試せる時期。かき氷マニアにとっては、冬は珍しいかき氷に出合うために店巡りをする季節なのです。

「かき氷マニアの一人として、かき氷店巡りをするなら冬と断言します」と小池さん

Q.かき氷のトレンドは？

A. 最近注目されていると感じるのは「アイススラリー」です。アイススラリーとは細かな氷の粒が混じったシャーベット状の飲み物のこと。体の内側から効率的にアイシングできることからアスリートたちが体を冷やす方法として取り入れてきました。

近年は熱中症対策にも有効であるとして、スポーツドリンクメーカー系のアイススラリーがコンビニなどでも入手できるようになりましたが、かき氷機があれば自作も可能です。凍らせたスポーツドリンクを粗めに削って、冷やしたスポーツドリンクと合わせれば完成です。

かき氷機のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではかき氷機の人気商品をランキングで紹介しています。どれを買おうか迷ったときには、以下のランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

かき氷というと夏に食べるものというイメージがありますが、実際は通年で営業している専門店も増えています。その理由はアイデア次第でメニューが広がる、無限の可能性をもつスイーツだから。

今回紹介したかき氷機はどれも家庭で簡単にふわふわのかき氷がつくれるタイプのものばかりです。この記事を参考に、自分に合ったかき氷機を探してみてください。