ノートパソコンケースのおすすめ8選！失敗しないサイズの選び方からおしゃれで使いやすい商品を紹介

「おしゃれでかわいいパソコンケースが欲しい！」
「パソコンケースのサイズ選びが難しい……」

新生活をきっかけに、ノートパソコンを持ち歩いて外出先で仕事や勉強をする人も多いのでは？ ノートパソコンを持ち歩くとなると、衝撃や汚れからパソコンを守る「パソコンケース」が必要ですよね。しかも人に見られるものだから、なるべくおしゃれなケースが欲しいところ。

そこで今回は、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに、パソコンケースの基礎知識や選び方を教えてもらいました。

また、安蔵さんに教えていただいた選び方をもとに、your SELECT.編集部が厳選したおすすめのパソコンケースも紹介しているので、選ぶ際の参考にしてください。

安蔵さんにパソコンケースを選ぶ前に知っておきたいことを教えてもらいました。

1. パソコンの他に何を入れるかで種類が決まる

パソコンケースには「スリーブタイプ」と「バッグタイプ」の2種類があり、双方の特徴を兼ね備えた2WAYタイプもあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

すっきり収納できる「スリーブタイプ」

「スリーブタイプ」のスリーブ（sleeve）は英語で「そで」を意味し、「袋」「箱」を表す場合にも用いられます。薄型でかさばりにくいのが特徴で、基本的にノートパソコンのみを収納しますが、ポケットが付いている場合はスマホやノートなども収納できます。デザインはシンプルなものが多く、すっきりとおしゃれに使えるタイプが多いです。

シンプルなデザインが多いスリーブタイプ

持ち手が付いていないので、単体で持ち歩くよりもバッグの中に入れてインナーバッグとして使う場合が多いでしょう。マウスやACアダプタなど周辺機器も一緒に持ち歩きたいときは、別途ポーチを用意して収納しましょう。

安蔵さん自身も、パソコンケースの他にポーチを用意し、周辺機器をまとめて入れているそう

たくさん収納できる「バッグタイプ」

「バッグタイプ」は持ち手やショルダーが付いているパソコンケースです。スリーブタイプよりも比較的容量が大きく、ノートパソコンの他にマウスやACアダプタなども一緒に収納できます。デザインはビジネス向けの、実用性を重視したタイプが多いですが、カジュアルでおしゃれなものも増えてきています。

バッグタイプはポケットが多く、スマホなども入れられます

バッグタイプは、メインのバッグが小さくてスリーブタイプのパソコンケースが入らない場合などに単体で持ち歩くことができます。より収納力の高いタイプやポケットの多いものだと、他に財布やノート、パスケース、小物なども入れられます。迷ったら、持ち手を出し入れでき、スリーブタイプとしてもバッグタイプとしても使える2WAYタイプを選びましょう。

2. MacかWindowsかでサイズ選びが変わる

ノートパソコンがMacかWindowsかによって、パソコンケースのサイズ選びは変わってきます。

Macは機種ごとにサイズが決まっているので、パソコンケースも「MacBook Air／Pro 13インチ」など、対応機種を表記している場合がほとんど。その表記に従って購入しましょう。

Windowsの場合は、メーカーや機種によってサイズが異なります。したがってパソコンとケースのサイズをしっかり見比べましょう。

サイズ・インチ	縦幅	横幅
11インチ	13.7cm	24.3cm
12インチ	14.9cm	26.5cm
13インチ	16.2cm	28.7cm
13.3インチ（MacBook Pro 13、MacBook Air）	21.24cm	30.41cm
13.6インチ（MacBook Air）	21.5cm	30.41cm
14インチ	17.4cm	30.9cm
14.2インチ（MacBook Pro 14）	22.12cm	31.26cm
15インチ	18.7cm	33.2cm
15.4インチ（MacBook Pro 15）	24.07cm	34.93cm
16インチ	19.9cm	35.4cm
16インチ（MacBook Pro 16）	24.81cm	35.57cm

「1インチは2.54cmと覚えておけば、とっさのときに計算できますよ」と安蔵さん

なお、パソコンケースのサイズとして記載されているサイズは外寸がほとんどで、内寸とは異なるため注意しましょう。内寸よりもパソコンが大きいと収納できず、サイズがピッタリすぎると出し入れに窮屈さを感じることもあります。高さ・幅・奥行きの内寸がパソコンのサイズよりもそれぞれ1cmほど大きいのが理想です。

3. 耐久性と耐衝撃性、防水・撥水性も重要

おしゃれ優先で、ふだん使いのバッグにノートパソコンを入れると、何かにぶつけたり、雨水が染み込んでパソコンが故障してしまう可能性があります。したがってパソコンケースを選ぶ際は、「耐衝撃性」と「撥水性」のあるものを選びましょう。

耐衝撃性

ケースの内側に裏起毛やパッド、低反発ウレタン素材などのクッション材を使用していると、衝撃を吸収してくれます。よりしっかりと衝撃から守りたいなら、ポリプロピレン樹脂などを使用したハードケースを選びましょう。

内側にクッション材があると衝撃からパソコンを保護してくれます

撥水性

ナイロンやポリエステルなどの化学繊維を使用したケースは撥水性が高く、雨や水からパソコンを守ってくれます。また布製の生地でも表面にシリコンで撥水加工を施していれば、水の侵入を防ぎます。こちらもよりしっかり水から守りたいなら、ポリプロピレン樹脂などを使用したハードケースを選びましょう。

写真は「ネオプレン」という合成ゴム素材を使用したスリーブケース

安蔵さんの解説をもとに、編集部がおすすめのパソコンケースをセレクト。おしゃれデザインやカラバリが豊富なタイプを中心に選びました。

単体のほか、インナーバッグとしても活用できるパソコン専用スリーブ。13インチまでのパソコンや書類、タブレットを収納できます。内側にクッションを内蔵したエンボス加工を採用し、衝撃を緩和してくれます。

スリムでおしゃれなスリーブケース。軽量で保護力も備えた丈夫なポリアミド繊維素材を使用し、傷や衝撃からノートパソコンを保護します。ファスナーがダブルファスナーなので、パソコンを出し入れしやすいのもポイントです。

軽量でシンプルな設計のノートパソコンケースで、7色から好みの色を選べます。持ち手部分を出し入れすることができ、単体でもインナーバッグとしても使用可能。バッグ表面に撥水素材を採用、またバッグ内は起毛素材でクッション性があり、急な雨や衝撃からパソコンを守ります。

人気女性ファッション誌でも取り上げられた、星柄刺繍がかわいいパソコンバッグ。「手さげ」と「ショルダー」の2WAYで使えます。軽量のポリエステル素材をベースに、クッション材を中に入れてパソコンを大事に保護します。

シンプルでスマートなデザインのスリーブケースですが、1秒でパソコンスタンドに変化させることが可能。薄さわずか7mmながら、内側にポケットがあり、スマホや名刺入れなどを入れることもできます。耐衝撃性は高くないですが、傷や水からパソコンを守れます。

シンプルなつくりのスリーブケースとポーチのセット。内側にフランネル生地の3Dクッションを採用しており、全方向からの衝撃を吸収してくれます。表生地には撥水加工を施し、雨や水からもパソコンを守ります。

「手さげ」と「ショルダー」の2WAYで使えるパソコンバッグ。大容量でさまざまなサイズのポケットを備えており、収納力が高いのが特徴。背面のベルトでスーツケースに固定できるため、出張などの長距離移動にも適しています。

フルグレイン牛革を植物タンニンでなめした、ぜいたくなレザーラップトップスリーブ。裏地にはプレミアムベルベットを使用し、パソコンを傷や損傷のリスクから守ります。側部のスリットを使用すれば、ケースに収納したままパソコンを充電できます。

パソコンケースを購入する際、自分のパソコンとぴったりのサイズを買えばよいのか、少し余裕をもたせたサイズを買えばよいのか、迷いませんか？ そこで編集部で検証してみました。

使用したのは「MacBook Air（13-inch Early 2015）」と、「おすすめパソコンケース」でご紹介したベルモンドのノートパソコンケース「13.3インチ」と「15.6インチ」です。

13インチのパソコンと、パソコンケース2種類（13.3インチ、15.6インチ）で検証しました

寸法の違いは、以下のとおりです。

	高さ	幅	厚さ
MacBook Air （13-inch Early 2015）	227mm	325mm	17mm
パソコンケース （13.3インチ）	245mm	345mm	30mm
パソコンケース （15.6インチ）	300mm	410mm	30mm

最初に「13.3インチ」から検証。数字だけ見ると、パソコンケースが大きめに感じますが、実際に入れてみると、これくらい余裕がある方が出し入れしやすいと思いました。

サイズぴったりよりも、少し余裕がある方が出し入れしやすいかも

バッグタイプでポケットも多いので、パソコンの他にスマホやノートなども入れられます。ただ、マウスやACアダプタを入れるのは難しく、無理やり入れるとその部分が膨らんで不格好になりました。

（左）「13.3インチ」には、パソコンの他、スマホなど厚みのないものを収納できました（右）マウスやACアダプタを入れるとかなり膨らみます

次に「15.6インチ」を検証。こちらは容量にかなり余裕があり、パソコン、マウス、ACアダプタ、テープレコーダー、スマホ、ノート、名刺入れ、筆記用具を入れることができるので、バッグ単体でも使えます。ただ、バッグ自体は思ったよりも大きく感じました。

（左）「15.6インチ」の方は、ふだん使いのバッグと同じくらい物を入れられます（右）左写真のアイテムをすべて入れてもそこまで膨らみません

今回、検証を行った結論は、以下のとおりです。

パソコンケースを探す際は、パソコンのサイズだけでなく、「他に何を入れるか」もある程度決めておき、総合的に判断した方がよいでしょう。

パソコンケースに関する疑問について、安蔵さんに答えてもらいました。

安蔵さんにパソコンケースのトレンドや買う際の注意点を教えてもらいました

Q. パソコンケースのトレンドは？

A. 昔は、パソコンケースといえば機能性や頑丈なつくりが優先され、デザインは二の次でしたが、近年は学生がパソコン・タブレットを学校で使うようになり、ノートパソコンを持ち歩く機会が増えました。その影響でデザイン性が高い、若い人向けのおしゃれなケースが増えてきています。

Q. パソコンケースを買う際の注意点は？

A. お店で買う場合は、収納する予定のノートパソコンを持っていき、実際に収納して使い勝手を試してみるといいでしょう。

インターネットで買う場合は、カラーに注意しましょう。商品紹介ページで表示されている色と、微妙に色が違うことがあります。どうしても気に入らないときのために、返品できるかをあらかじめ確認しておきましょう。

Q. ケースの他にパソコンを保護する方法は？

A. パソコンを傷や破損から守りたいときは、パソコンカバーや液晶保護フィルムを使いましょう。

ただ、パソコンカバーを使うとその分パソコンのサイズが大きくなり、スリーブタイプのケースに入らなくなる場合があります。

カバーを使うときはカバー装着時の大きさを測ったうえでケースを選びましょう。

パソコンカバーを付けるとスリーブに入らないことも……

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではパソコンケースの売れ筋ランキングを見ることができます。

Amazonでは上位100位、楽天市場、Yahoo!ショッピングではリアルタイム・デイリー・週間のパソコンケースの売れ筋ランキングを紹介しています。どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

今回は、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに、パソコンケースの基礎知識や選び方を教えてもらいました。

選ぶ際は、パソコンケースにパソコンだけを入れるのか、他にも小物類を入れるのかを先に決めておくとスムーズに進められるでしょう。本記事で紹介した内容を参考に、自分に合ったアイテムを見つけてくださいね。