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目次
「ドッグフードの種類が多すぎて選び方がわからない」
「突然ご飯を食べなくなったから、ドッグフードを変えた方がいいのかな」
愛犬が元気で幸せに暮らすには、毎日のご飯がとても大切です。ところが、ドッグフードの数の多さに「なんとなく」選んでいる人が少なくないのでは?
「数が多いからこそ“柴犬に向いたもの”という観点をもてば選びやすくなりますよ」と語るのは、今回取材した獣医師の朝岡紀行先生(アンジェス動物病院)です。
柴犬がかかりやすい病気やライフスタイルに合わせて、ご飯を食べないときの注意点やフードを選ぶときのコツを教えてもらいました。朝岡先生えりすぐりのペットフード10種も紹介していきます。
<おすすめのドッグフード一覧>
商品名
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パッケージ
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特徴
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こんな人に
おすすめ |
詳細
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---|---|---|---|---|
カナガン ドッグフードチキン |
価格/内容量 4708円/2kg 100gあたり 235円 生産国 イギリス 形状 ドライ |
高タンパクのフードを選びたい |
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モグワン ドッグフード |
価格/内容量 4356円/1.8kg 100gあたり 242円 生産国 イギリス 形状 ドライ |
素材にこだわりながら |
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ナチュラルドッグフードカンパニー アランズナチュラル |
価格/内容量 4356円/2kg 100gあたり 218円 生産国 イギリス 形状 ドライ |
グレインフリーの |
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華ちゃん犬猫すこやか本舗 うまか |
価格/内容量 5478円/1.5kg 100gあたり 365円 生産国 日本 形状 ドライ |
国産の新鮮素材で |
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コノコトトモニ このこのごはん |
価格/内容量 3278円/1.8kg 100gあたり 328円 生産国 日本 形状 ドライ |
添加物不使用で |
※表内価格はすべて税込表示
SELECTorが教える!
柴犬に合うドッグフードの選びのポイント
「ご飯を食べなくなった」ことで、ドッグフードを見直す方は少なくないようです。
ところが、フードの数が多すぎて選びきれない……。
そこで、柴犬がかかりやすい疾患などをチェックしつつ、ドッグフードの選び方のポイントを朝岡先生に聞きました。もちろんワンちゃんの暮らす環境や、飼い主さんとの関係などで違いは出てきますが、柴犬にはこんな傾向があることを踏まえてフード選びの参考にしてみてください。
柴犬に合うフード選びの4つのポイント
- 肥満に配慮するために「高タンパク」のフードを
- 「動物性タンパク質」による食物アレルギーに配慮
- 皮膚の健康を維持する「オメガ3、6脂肪酸」もチェック
- 「BHA」など添加物を含んでいるか確認する
1. 肥満に配慮するために「高タンパク」のフードを
柴犬は肥満になると骨関節炎などの関節トラブルを引き起こしやすくなります。
体重管理にはカロリー制限も大切ですが、筋肉を増やすことで肥満に配慮するために「タンパク質」を多く含むフードを選ぶのが効果的。
AAFCO(アフコ/全米飼料検査官協会)によれば、犬に必要なタンパク質の量は、成長期はドッグフード全体の22.5%、維持期は18%を基準としています。
避妊・去勢をした後の肥満に注意
また避妊・去勢が肥満の原因になることが多いため、手術後はフードの質や量を見直すことが大切。手術から1~2ヶ月後に体重が変わっているかどうかで判断するのがおすすめです。
避妊・去勢の時期は生後6ヶ月から1歳くらいが適期。例えば、生後7~8ヶ月頃に手術をしたなら「早めにアダルト犬用に切り替える」などの判断ができるといいですね。その際に「高タンパク」のフードをセレクトすると、健康の維持につながります。
肥満の期間が長いワンちゃんは、将来的に関節トラブルを発症しやすくなります。「肥満だけど今は元気で散歩できているから」という飼い主さんも、高タンパクのフードを取り入れるなど工夫しながら、肥満の期間をできるだけ短くしてリスクを抑えてあげるといいでしょう。
2.「動物性タンパク質」のアレルギーを防ぐ
柴犬はアレルギーを起こしやすい犬種として知られています。
最近は「グレイン(穀物)フリー」のフードが増えていることから、アレルギーと聞いて、まず「穀物」を思い浮かべる飼い主さんは多いのではないでしょうか。
ところが実際にアレルギー症状として出ることが多いのは、穀物ではなく「動物性タンパク質」です。
アレルギーになりにくい「動物性タンパク質」は?
動物性タンパク質アレルギーが出ることが多いのは「鶏肉」だといわれています。これは、鶏肉は多くのフードに使われている食材のため、口にしているワンちゃんが多いからだと思われます。一方、アレルギーになりにくい「低アレルゲン食材」として注目を浴びているのが、馬肉やラム肉です。
だからといって、ワンちゃんの大好物である鶏肉を与えないでください、ということではありません。柴犬の場合は「いつアレルギーになるかわからない」という気持ちをもっておくことが大切で、もしアレルギーになってしまったらタンパク源の違うフードに変えてあげるといいでしょう。
穀物でもアレルギーがあることを知っておく
「検査して大丈夫だったタンパク質を与えている」というワンちゃんが、実は小麦やトウモロコシのアレルギーだったということがあります。穀物の中でアレルギーが多いのは小麦が圧倒的です。
動物性タンパク質ほど気にしなくてもいいかもしれませんが、「穀物でもアレルギーがある」という事実は知っておきたいですね。
遺伝や花粉など、さまざまな要素が絡み合って起こることが多いのが、現代のアレルギーです。「食事さえ配慮すればアレルギーにならない」わけではなく、「うちの子のアレルギーは食事に失敗したから」と罪悪感を抱く必要もないでしょう。
しかし、無菌室で育てるわけにはいかないので、飼い主さんができることとして、食べ物でアレルギーを防いでいくことはやはり大切なことだと思います。
3.皮膚の健康に役立つ「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」もチェック
アレルギーになると皮膚のバリア機能が弱まり、「アトピー性皮膚炎」や、「膿皮症」「マラセチア皮膚炎」などの細菌や真菌による感染症を引き起こすケースも……。
そこで、抗炎症作用で皮膚炎を抑える「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」を摂取することが、アトピーなどに配慮することにつながります。
酸化しやすいので開封後は早めに食べ切ろう
油分である「オメガ3、6脂肪酸」は酸化しやすいのが特徴。開封後は早めに食べ切らないと酸化してしまい、愛犬の体に悪い作用が出てしまうことも。「大袋ではなく小袋を購入する」などの工夫をして、酸化する前に愛犬が食べきれる量を選ぶことが大切です。
サプリで添加するのもOK
「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」は柴犬には必要な栄養素なので、フードに入っていない場合はサプリメントなどで加えるのがおすすめです。ソフトカプセルでコーティングされているサプリが多いため、酸化も避けられます。
2つの脂肪酸の中でも「オメガ3脂肪酸」を作り出すDHA・EPAは、認知症への配慮にもつながるといわれています。脳への血液の流れを良くするので、脳の萎縮をさまたげるのです。
あまり知られていませんが、柴犬は認知症が多い犬種だといわれています。全てのワンちゃんに起こるわけではありませんが、準備しておくのはいいのではないでしょうか。
4.「BHA」など有害な添加物を含んでいるか確認する
最近は添加物をいっさい使用していないフードが増えています。また酸化した食べ物を与えるよりは、酸化を防ぐための添加物が入っていてもしかたがないという見方もあります。ただ、それらの添加物が体に悪くないとも言い切れません。
中でも有名なのは、酸化防止の目的で使用される「BHA」(ブチルヒドロキシアニソール)です。発がん性物質としてワンちゃんへの悪影響が心配されています。
保存目的として入れざるを得ない
トップブランドや医療用のフードにも「BHA」が入っていることは、まぎれもない事実です。ところが、それらに含まれるとされる発がん性物質が直接がんの原因になっているかどうかも、わかっていないのが現状。がんはさまざまな要因が重なり合って発症するものであり、一概にこれが悪いとはいえないのです。
万が一に備えて、まずは与えているフードにそれらの物質が入っているかどうかを把握しておくことは大事なことだといえるでしょう。
どうしても気になる飼い主さんには代替医療によるデトックスをおすすめしています。ホメオパシーやホモトキシコロジー、点滴療法など、よくハリウッドのセレブたちが取り入れているものですね。
獣医師厳選!
柴犬におすすめのプレミアムフード10選
では、以上のような柴犬の特徴を踏まえてどんなフードを選べばよいなのでしょうか?
ここでは朝岡先生のおすすめプレミアムフード10選を紹介します。フード選びの参考にしてくださいね。
<5段階評価の見方>
- 基本的な「肥満への配慮」や「添加物」の観点に加えて、柴犬のフードで特に気になる「低アレルゲンかどうか(動物性タンパク質と穀物)」「皮膚の健康維持に効果的か(オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸)」の評価が入っています。
- 生産国は、アメリカ、カナダ、イギリス、日本とペット先進国のみピックアップしているため、マイナス評価はありません。
チキン大好きなワンちゃんに カナガン ドッグフード チキン
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生産国 | イギリス |
形状 | ドライフード |
主原料 | チキン生肉、乾燥チキン、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ |
カロリー(100g) | 376kcal |
タンパク質 | 29%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ3脂肪酸0.9% オメガ6脂肪酸2.8% |
添加物、保存料 | ビタミン類、ミネラル類 |
穀物 | なし |
関節に良い成分 | コンドロイチン |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 2kg 4708円(税込)(165~282円) |
もともと肉食に近い雑食で肉が大好きなワンちゃんのために、チキンをたっぷり配合。チキン生肉26%と乾燥チキン25%で、合計50%以上の高タンパクレシピを実現したフードです。
消化しづらいといわれるトウモロコシや小麦などの穀物の代わりに、上質な食物繊維源であるサツマイモやエンドウ豆を配合。グレインフリーにも対応しています。
2ヶ月の子犬からシニア犬まで、あらゆる犬種・全年齢のワンちゃんでもOK。リング状になった小さめの粒は口の小さい子犬でも食べやすく、噛む力が弱い場合はお水でふやかして与えるようにアドバイスされています。
高タンパク低脂肪で、オメガ3、6脂肪酸も含まれたバランスの良いフードです。
抜群の食いつきに期待モグワン
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生産国 | イギリス |
形状 | ドライフード |
主原料 | チキン、サーモン、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆 |
カロリー(100g) | 363kcal |
タンパク質 | 27%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ3脂肪酸 1.18% オメガ6脂肪酸 1.63% |
添加物、保存料 | ビタミン類、ミネラル類 |
穀物 | なし |
関節に良い成分 | グルコサミン、コンドロイチン |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 1.8kg 4356円(税込)(169~290円) |
「理想の食いつきの良さ」を追求してつくられたフード。新鮮で良質なチキン生肉やサーモンなどの原材料がバランスよく厳選されています。おいしさはもちろん、香りの良さもポイント。人間が「強すぎる」と感じるような香りも、素材そのものの香りを生かしたワンちゃんが大好きな香りなのだとか。
動物性タンパクはフード全体のうち50%以上。愛犬が消化しづらい穀物はいっさい使用されていません。健康的なうえにワンちゃんがおいしく食べてくれると評判です。
新鮮なフードを手頃な価格で提供するため、販売は通販やネットのみ。イギリスの生産工場から直輸入した商品が直接届けられます。
添加物不使用のフードが多い中、フードが酸化しにくくなる「ビタミン類・ミネラル類」を含んでいるため、比較的長持ちしやすいフードといえます。
ラム肉使用で食物アレルギー予防に配慮 アランズナチュラルドッグフード・ラム
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生産国 | イギリス |
形状 | ドライフード |
主原料 | ラム肉 |
カロリー(100g) | 342kcal |
タンパク質 | 22%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ3脂肪酸 1.31% オメガ6脂肪酸 1.47% |
添加物、保存料 | 不使用 |
穀物 | なし |
関節に良い成分 | なし |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 2kg 4356円(税込)(152~261円) |
低アレルゲンのラム肉をたっぷりと使っており、原材料のうち40%がラム。チキンが苦手なワンちゃんにもおすすめです。
ラム肉には、良質なグラスフェッドラム肉を使用。食物アレルギー配慮している他、カルニチンや不飽和脂肪酸、ビタミンA群やB群、鉄分も豊富で、美しさや元気の源になってくれます。
さらに野生の犬が自然の中で食べていた食事の再現にこだわり、人工添加物や穀物、乳製品など、アレルギーの原因になりやすいといわれる食材はいっさい使われていません。
高タンパク低脂肪であるラム肉は、低アレルゲン食材としても定番になりました。
この商品に使われた動物性タンパク質はラム肉のみで、「単一タンパク質でアレルギーに配慮したい」飼い主さんにおすすめです。
「便の調子がいい」と評判のフード アカナ アダルトスモールブリード
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生産国 | カナダ |
形状 | ドライフード |
主原料 | 新鮮鶏肉、全卵、天然太平洋カレイ |
カロリー(100g) | 351kcal |
タンパク質 | 31%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ3脂肪酸 1.0%以上 オメガ6脂肪酸 2.6%以上 |
添加物、保存料 | 不使用 |
穀物 | なし |
関節に良い成分 | グルコサミン、コンドロイチン |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 2kg 4620円(税込)(162~231円) |
カナダの有名メーカー「アカナ」で小型犬のためにつくられたフード。栄養分がバランスよく配合されています。
タンパク質が「31%以上」と多いのが特徴で、メインの食材は新鮮鶏肉。地元の草原農場で育てられた放し飼いのコッブ種鶏肉や全卵、バンクーバー島産の天然カレイなどが使われています。
特に白身魚の「カレイ」は、高タンパク・低脂肪をかなえてくれる食材。ただし、肉類のアレルギーをもつワンちゃんがいるのと同じように、中には魚にアレルギー反応を示すワンちゃんもいます。
本来肉食である犬のご飯に注目し、消化しづらい穀類やタピオカ、ジャガイモなどは不使用。「便の調子がよくなった」という声がよく挙がっているのも大きなポイントです。
前述したように、穀物アレルギーを持つワンちゃんは多くはありません。でも、「穀物を使っていない」というアレルギーへの配慮があること自体はありがたいもの。ぜひ柴犬の飼い主さんにおすすめします。
低アレルゲンの馬肉フード ドッグフード工房 馬肉
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生産国 | 日本 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 馬肉 |
カロリー(100g) | 375kcal |
タンパク質 | 20%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ3脂肪酸 0.70% オメガ6脂肪酸 3.73% |
添加物、保存料 | 不使用 |
穀物 | うるち米 |
関節に良い成分 | なし |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 2kg 4598円(税込)(161~276円) |
低アレルゲン食材の馬肉をベースにしたフード。馬肉は高タンパク・低カロリー・低脂肪であることも特徴。ミネラルや繊維質も豊富で栄養抜群です。天然食材にこだわり、国内の専用業者から取り寄せた放牧馬肉を使用しています。また、小麦の代わりに健康食材として注目されるキヌアなども使用しています。
天然食材のみでAAFCOによる合成添加物不使用の基準を満たした、世界でもめずらしいフードです。
生の食材に含まれるビタミンなどを壊さないために、製法にもこだわりが。低温でじっくり乾燥させる「生づくり製法」で、生食材の栄養素をそのまま摂取できます。
低アレルゲンの馬肉を使用し、動物性タンパク質のアレルギーに配慮したおすすめの商品です。一方で、穀物アレルギーの出やすいうるち米が使用されているため、アレルゲンの評価は「3」としました。
質の良いものが多い日本のフードですが、ペット先進国のアメリカやイギリスに比べると、穀物アレルギーにはあまり配慮されていないメーカーが多い印象です。
8種類の動物性タンパク質で風味たっぷり オリジン オリジナル
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生産国 | アメリカ |
形状 | ドライフード |
主原料 | 新鮮鶏肉、 新鮮七面鳥肉、新鮮イエローテイルカレイ、新鮮全卵など |
カロリー(100g) | 394kcal |
タンパク質 | 38%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ3脂肪酸0.8% オメガ6脂肪酸3.3% |
添加物、保存料 | 不使用 |
穀物 | なし |
関節に良い成分 | なし |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 2kg 5280円(税込)(182~312円) |
肉食であるワンちゃんの健康を考え、とにかく高タンパクにこだわっている「オリジン」。タンパク質38%以上と今回紹介する10種類の中でも一番多いです。
タンパク質として含まれるのは、新鮮アンガスビーフや新鮮アメリカンバイソン肉、新鮮ケンタッキー・ラム肉など。「放し飼いで飼育」「保存剤を使わずに運送」など、品質を落とさないために気を配ったものばかり。
単一ではなく「バラエティに富んだ新鮮肉の使用」にもこだわりが。イノシシ肉やヤギ肉も含め、8種類もの動物性タンパク質を使っています。栄養価が高い食事が、ワンちゃんの健康を維持してくれます。
動物性タンパク質のアレルギー予防のために「単一の食材を与える」のがいいのか、「複数の食材を与える」のがいいのかは意見が分かれるところです。
飼い主さんが納得いくのが「複数」であれば、この商品はおすすめできます。カロリーは394kcalと高め。運動量多めのワンちゃん向けといえそうです。
目の健康を維持したいなら うまか
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生産国 | 日本 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 鶏肉、大麦、玄米、鰹節、ビール酵母 |
カロリー(100g) | 345kcal |
タンパク質 | 24.5%以上 |
オメガ3、6含有量 | なし |
添加物、保存料 | ビタミン類、ミネラル類 |
穀物 | 大麦、玄米 |
関節に良い成分 | グルコサミン、コンドロイチン |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 1.5kg 5478円(税込)(256~438円) |
九州産の華味鳥(はなみどり)を使用したフード。華味鳥は、味にも品質にも徹底的にこだわって育てられたオリジナルの銘柄鶏。
ワンちゃんのお腹に負担をかけやすく、アレルギーを引き起こしやすいといわれている小麦が使われてないことも、ワンちゃん想いといえるでしょう。
香りや風味で食いつきをよくするためにオイルコーティングを採用していないのも特徴。オイルコーティングに使われる油は酸化しやすく、シニア犬の健康維持や目の健康への配慮につながると言われています。
とても良いフードでおすすめですが、玄米が入っているのが気になりました。穀物アレルギーが気になるワンちゃんは避けた方がいいかもしれません。
シニア犬でもおいしさ重視 ピッコロドッグフード
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生産国 | イギリス |
形状 | ドライフード |
主原料 | チキン、サーモン、サツマイモなど |
カロリー(100g) | 355kcal |
タンパク質 | 32%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ3脂肪酸 0.8% オメガ6脂肪酸 2.5% |
添加物、保存料 | ビタミン類、ミネラル類 |
穀物 | なし |
関節に良い成分 | グルコサミン、コンドロイチン |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 1.5kg 4708円(税込)(220~377円) |
チキン&サーモンを使ったシニア犬向けのフード。フード全体のうち、動物性タンパク質は70%。カロリー・脂質は控えめなのに「タンパク質32%以上」と高タンパクで、ワンちゃんの食いつきの良さに期待できます。
カロリーを抑えることばかりを優先したシニア犬向けフードが多い中、「やっぱりおいしく食べてほしい」という飼い主さんにおすすめします。
シニア犬にぴったりの栄養バランスも考えられています。その一つが、加齢にともなってどうしても弱ってくる関節の健康をサポートする成分、グルコサミンとコンドロイチン。元気に走り回れる健康な関節を維持してくれます。
また、上質な食物繊維源であるサツマイモやエンドウ豆が、シニア犬のお腹の健康をサポート。運動量が少なくなっても消化にやさしく、お腹の“すっきり”をたすけます。
肥満があらゆる病気を招きやすいのはシニア犬になってからも同じ。低カロリーで高タンパクを摂取できるこの商品は、価格は若干高めですが、それによって32%以上のタンパク質を得られるならコストパフォーマンスは悪くないでしょう。
雑穀の栄養価に注目したフード このこのごはん
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生産国 | 日本 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 鶏肉(ささみ、レバー)、大麦、玄米、ビール酵母 |
カロリー(100g) | 342kcal |
タンパク質 | 22.8%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ6脂肪酸 1.69% |
添加物、保存料 | ビタミン類、ミネラル類 |
穀物 | 大麦、玄米 |
関節に良い成分 | なし |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 1kg 3850円(税込)(270~462円) |
グレイン(穀物)フリーのフードが増えるなか、あえて穀物を使っている理由は、人との生活を始めた犬の雑食化が進んでいるから。栄養豊富な雑穀を使用することで、ワンちゃんの健康を維持します。穀物配合の理由がきちんと説明されていることから、ワンちゃんへの気づかいが感じられるフードです。
アレルギーが気になる飼い主さんに向けて、全ての原材料が公開されています。なお、アレルギーの原因となりやすい小麦やトウモロコシは使われていません。
タンパク質には、鶏のささみ、鶏のレバー、まぐろ、鹿肉と「高タンパク&低脂肪」を実現する食材がバランスよくブレンドされています。
添加物はビタミン類、ミネラル類のみと、とてもいいフードですが、タンパク質が「22.8%以上」と低めなのが気になります。AAFCOの基準は「成長期は22.5%、維持期は18%」なので、成長期の犬には十分ではないかもしれません。
アメリカやカナダでは運動量の多いワンちゃんが多いためか、タンパク質が30%を超えるものがたくさんあります。一方日本のフードは、タンパク質が高くても20%台にとどまるものが多い印象です。
オメガ6脂肪酸のリノール酸が入っていますが、オメガ3脂肪酸が入っていないため、皮膚の健康維持の評価は低めにしました。
偏食ぎみのワンちゃんに Yum Yum Yum! 馬肉ドライタイプ 犬用
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生産国 | 日本 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 馬肉、大麦、玄米、ビール酵母、かつお節 |
カロリー(100g) | 345kcal |
タンパク質 | 23.5%以上 |
オメガ3、6含有量 | オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸 10:1以下 |
添加物、保存料 | ビタミン類、ミネラル類 |
穀物 | 大麦、玄米 |
関節に良い成分 | なし |
料金/摂取単価(70~120gで計算) | 500g 2154円(税込)(301~516円) |
愛犬の幸せをどこまでも考えるホリスティックケアのメーカー「GREEN DOG」がつくるドッグフード。可能なかぎり国産素材をセレクトし、顔の見える契約農家から安全・新鮮・おいしい食材を厳選しています。
驚くのは、袋をあけた瞬間に広がるドッグフードとは思えない芳醇な香り。国産のかつお節を使った、人間も「おいしそう」と感じる香りの良さです。
オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸は入っていますが、比率の表示がなくわかりにくいため、皮膚への健康維持の評価を低めにしました。
それでも食べなくなる柴犬、どうしたらいい?
良質なドッグフードを選んだのはいいけれど、どんなワンちゃんでも食べてくれるわけではありません。フードのセレクト以外に食べない原因が潜んでいることも!?
朝岡先生が考えるその理由とは、おもに下記の3つです。愛犬に心当たりはありませんか?
- 子犬時代のグルメな習性が抜けない
- 人間のものをちょこちょこ食べている
- 運動不足
1.子犬時代のグルメな習性が抜けない
飼い始めや初めてのワンちゃんだったりすると特に、子犬の頃からさまざまなおいしいフードを与えていた飼い主さんは少なくないのではないでしょうか。モリモリ食べていた子犬の食欲が生後6〜8ヶ月でパタっと落ちたとしたら、それまでの多種多様なフードでグルメになりすぎているかもしれません。もはや変化に富んだご飯でないと満足できなくなっているのです。
しかし、食欲不振だからと慌てる必要はありません。成長期の終わりが近づいているので、早めにアダルト犬用のフードに切り替えてはいかがでしょうか。そこでおやつやトッピングで釣りすぎると余計にご飯を食べなくなりますので、気をつけてください。
2.人間の食べ物をちょこちょこ食べている
せがまれるとついあげてしまいがちですが、例えば甘いものを与えると、舌にある味蕾(みらい)という器官で味覚を覚えてしまいます。味蕾の数が人間より少なく、本来甘味を感じにくいはずが甘党のワンちゃんになり、間食が増えご飯を食べなくなります。
野菜なども同じです。シャリシャリというドッグフードにはない食感がワンちゃんには楽しいのですが、効率がよくないのであえて野菜から栄養を摂る必要はありません。
「少しだから」という気持ちはわかりますが、嗜好(しこう)性にはかなりのインパクトがあります。トッピングなども毎日ではなく、10日に1回程度に抑えるのがおすすめです。
3.運動不足
もともとは野生動物として外を駆け回っていたワンちゃん。その習性は今でも抜けず、定期的に運動をしないと気持ちよくご飯を食べられません。朝晩20分ずつでもいいので、飼い主さんのできる範囲で運動をさせることが食欲増強につながります。
獣医師さんが教える!
柴犬のご飯の注意点
ドッグフードなどのご飯を食べさせるとき、気をつけることはあるのでしょうか? 獣医師さんだからこそ知っている、柴犬のフードの注意点を聞いてみました。
豆柴から大きい柴犬まで摂取カロリーの違いは?
肥満防止には高タンパクが効果的ですが、カロリーもやっぱり見逃せないポイント。豆柴から大きめのワンちゃんまでサイズに開きがある柴犬の場合、摂取カロリーはどのように変わるのか気になります。しかし、理想の摂取カロリーは次のようにさまざまな要素が関係してくるため、犬種や体重だけでは計りきれません。
エネルギー供給量(摂取カロリー)を見分けるポイント
- 活動量
- 筋肉量
- 気温
- ライフステージ
- オスかメスか
- 授乳中や妊娠中であるか
- 避妊や去勢をしているかどうか
- 病気やケガがあるかどうか
- ストレス下に置かれているかどうか
ストレスが多ければカロリー量が必要となるので、「ストレス食い」というのは実は理にかなっているのです。また、メスよりもオスの方が筋肉量は多いですよね。
動物病院では、「BCS(ボディ・コンディション・スコア)」を知ることができます。愛犬の理想の摂取カロリーを知りたい人は、スコアを知った上で、適量のフードを与えて適正体重をキープするのがおすすめです。
外飼いの柴犬の夏バテ対策は?
圧倒的に室内飼いが多くなった柴犬ですが、もちろん外飼いにしている飼い主さんもいます。二重毛で熱がこもりやすい柴犬ですが、意外と夏バテはしません。日本の夏は湿度が高いため、汗が気化しないからです。日本で生まれたからこそ、日本の気候に合った体なのでしょうね。
ただし、人間と同じように熱中症になることはあります。散歩は暑い日の炎天下を控え、涼しい時間帯を選んで行ってあげましょう。また室内では換気を良くし、「暑いな」と感じたらクーラーで温度・湿度を調節してあげてください。フードで工夫する必要は特になさそうです。
意外と知られていない緑内障の怖さ
高齢になった柴犬は緑内障になりやすいといわれています。白内障になっても日常生活に支障はないように感じるかもしれませんが、緑内障になると最悪の場合失明することも。
覚えておきたいのは、白内障から緑内障になるケースがあることです。緑内障をフードやサプリで防ぐのは難しいので、まずは白内障にならないようにするための対応をするのがおすすめです。高齢期になったらアスタキサンチンやアントシアニンなどのサプリを与えると、白内障への配慮になって安心できそうです。
飼い主さんの間であまり知られていないのが、「ワンちゃんの食事を凝視するのはやめた方がいい」ということ。「獲物(ご飯)をとられるんじゃないか」「自分に問題があるんじゃないか」というストレスを抱える原因になるからです。それがたとえ飼い主さんであってもです。
人間に置き換えれば、誰かにトイレを見られているのと同じかもしれません。控えることでワンちゃんのストレスが軽減しますよ。
ライフステージで変えるフードの選び方
全年齢で共通して与えられるフードが増えている一方で、ライフステージによって切り替えてあげたい飼い主さんも少なくありません。その場合はどういった点にポイントを置けばいいのでしょうか?
生後8ヶ月頃まではパピー向け
成長期ですので、カロリーやタンパク質の量は多い方がいいでしょう。低アレルゲンについても、この頃から考えておけるといいですね。フードの粒は小さい方が食べやすいです。
生後9ヶ月以降はアダルト犬向け
パピー用は生後12ヶ月頃までとされるフードが多いですが、柴犬は生後8ヶ月くらいまでに骨格が決まるため、それより長く食べ続けると肥満を招くことが。生後9ヶ月くらいで切り替えてもいいでしょう。
成長後期に入ると食欲が落ち着きますが、慌てず、トッピングをしすぎないように注意してください。ご飯ではなくトッピング目的の食事になってしまいます。トッピングはルーティンにするより、10日に1回など食事の1割にとどめるのがポイントです。
7歳以降はシニア犬向け
カロリー抑えめでタンパク質の多いフードがおすすめです。歯が弱るので小さい粒を選ぶ飼い主さんもいて、悪いことではないですが、丸のみするので小粒でなくても大丈夫ですよ。
また知っておきたいことの一つに、がんのエサになるのが糖質だということがあります。高齢期になったら糖質を摂りすぎないようにするのがおすすめです。
関節を大切にしたいのなら、DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)が有効です。
まとめ
日本で生まれ、今や海を超えて欧米やアジアなどでも人気を得ている柴犬。知能が高く、しっかりとした骨格を持つ犬種ですが、「アレルギーになりやすい」「認知症にかかりやすい」などの弱い部分も当然持ち合わせています。
より良いドッグフードを選ぶことで、愛犬の健康は驚くほど変わっていくかもしれません。
「柴犬の健康で幸せな暮らしは、フードそのものだけでなく運動量やトッピングの仕方など飼い方全般にかかっています」と朝岡先生。まずはフードの見直しをきっかけに、ご飯全体のバランスやお散歩などの環境づくりにも気を配っていけるといいですね。