FEATURE
近江八幡市文化芸術アドバイザー・中野亜維里さんおすすめ!自然素材と職人技が光る滋賀の厳選クラフト
東西の文化が交わる交通の要衝・滋賀県。琵琶湖をはじめとした豊かな自然と、近江商人が育んだ「三方よし」の精神が、この地のものづくりを支えてきました。近江八幡市文化芸術アドバイザー・中野亜維里さんが紹介してくれたのは、そうした伝統の技に現代の感性を重ねた3つのプロダクトです。
近江八幡市文化芸術アドバイザー/ソプラノ歌手
中野亜維里さん
東京藝術大学大学院修士課程修了。文化庁「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、二期会・日生劇場「天国と地獄」ミネルヴァ、同・Bunkamura「平和の日」フラウ、同・シュトゥットガルト州立歌劇場「ドン・カルロ」テバルド等、国内外で数多くのオペラやコンサートに出演。イタリアでのロッシーニ歌劇場管弦楽団との共演では、枢機卿からも高い評価を受けた。現在、ソプラノ歌手やモデルに加えて、近江八幡市文化芸術アドバイザーとして、音楽と芸術を通じた地域の魅力発信に力を注いでいる。
滋賀県のローカルクラフト3選
Craftsmanship
in this Prefecture
古くから東西の文化が行き交う交通の要衝として栄え、県土の約6分の1を占める琵琶湖の豊かな水と多様な生態系に育まれてきた滋賀県。この地では、土や竹、麻など、身近な自然素材を生かしたものづくりが脈々と受け継がれています。信楽焼や近江上布、竹工芸、彦根仏壇――いずれも土地の恵みと職人の技が結びついて生まれた用の美を宿す品々。今もその精神は息づき、地域の企業や若手職人たちが伝統の技に現代の感性を重ねながら、日常に寄り添う新しいプロダクトを生み出しています。
写真提供:近江八幡観光物産協会
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目次
滋賀県近江八幡市
【竹松商店】BBスツール(Black×Natural)
竹の曲線が生む美しい佇まいは、どんな空間にもなじむ
近江八幡市発の「竹松商店」は、130年以上もの間、竹の可能性を追求し続ける老舗の竹工房です。代表の川端利幸氏の手により、竹のしなやかさと強度を生かしながら、無駄のない美しいフォルムを実現したのが「BBスツール」。古来より使われてきた竹細工の椅子を、現代のインテリアに昇華させた唯一無二のスツールです。
“BB”という名前は、Biwako(琵琶湖)とBamboo(竹)のイニシャルから来ています。理由は、近江八幡市では琵琶湖にそそぐ河岸に多くの竹林があり、質の良い竹が生育しているから。竹は一本一本ていねいに切り出され、油抜きや曲げ加工、塗装まで熟練の職人によってすべて手作業で行われています。自然素材ならではの温もりがありつつ、佇まいは極めてモダン。和洋どちらの空間にも自然に溶け込み、まるでアートピースのように存在感を放ちます。
受注生産のため仕上がりまでに時間を要しますが、職人のていねいな手仕事が行き届いた出来栄えは、待つ時間さえ特別に感じさせてくれます。
中野亜維里さん
見た瞬間に「オシャレすぎる!」と思わず声が出てしまうほど、スタイリッシュなデザインに心が引かれました。「曲げ」の職人技が光り、竹のみで作りあげられているとは思えない完成度です。和風洋風を問わず、モダンな空間にもマッチするデザインと、近江八幡市の良質な竹材を使用した落ち着いた素材感は、上品さや高級感を与えてくれます。Sサイズも展開していて、大人と子どもでお揃いで使えるのも魅力です。
竹ならではのしなやかさと強度を両立
日本の伝統楽器「鼓(つづみ)」の形状をヒントに、座面から染め色、金具など細部に至るまで綿密に設計されたBBスツール。しなやかで粘りのある竹の特性を最大限に生かすことで、シンプルな構造ながら高い強度と耐久性を実現しています。また使い込むほどに竹の表情が深まり、色ツヤを帯びてゆく変化も楽しめます。
わずか約1kg。持ち運び楽々&多用途に使える
BBスツールは細部に存在感を放ちます。さりげないのに、ふと目を奪われるそんな佇まいが印象的です。
重厚感のある見た目に反し、重さはおよそ1kgと軽量な点も魅力。女性でも片手で楽に持ち運べるうえ、サイドテーブルや花台、玄関の腰掛けなどシーンに合わせてマルチに使えるのもポイントです。
色の展開はナチュラル・ブラック・ピンク・ブルーの4種類。天板はナチュラルとスモークの2種類を用意。インテリアや好みに合わせてコーディネートも楽しめます。
座り心地も抜群。ウレタンスポンジを内蔵した布張りの座面を採用しており、竹フレーム特有のしなやかな弾力とあいまって適度なクッション性があります。さらに耐荷重80kgと強度に優れた構造により安定感も良く、腰掛けたときにぐらつきにくいのも魅力。軽量ながら実用性の高い設計で、日常使いにも安心して取り入れられます。
玄関からベッドサイドまで。空間に余白を添えるスツール
無駄のないフォルムと細いラインで構成されたデザインは、視覚的な抜けがあって圧迫感が出にくく、空間にほどよい余白とニュアンスをもたらします。そのため玄関先の荷物置きや腰掛け、リビングのサイドテーブル、ベッドサイドなど、どこに置いても自然にフィット。多用途でありながら、空間や日常のちょっとした所作まで引き立てる、まさに機能美を備えたスツールです。
What is this feature?
琵琶湖の豊かな水と温暖な気候に恵まれ、古くから良質な竹の産地として知られる滋賀県。なかでも近江八幡は、建築資材から日用品、工芸品まで多彩な製品を生み出してきた地域。竹を割り、削り、曲げ、編むなどの一連の工程には、熟練の感覚と精緻な技が求められます。そのため古くから加工に適した竹材を選別して伐採する職人、油抜きして乾燥させる職人など分業を採用することで、竹工芸の発展を支えてきました。近年では、伝統的な竹細工の技術を受け継ぎながら、現代のデザインや機能性を取り入れた新しい竹製品づくりも活発に行われています。BBスツールは、まさにその進化形。自然の素材と人の手仕事が織りなす、滋賀らしい“用の美”を体現しています。
写真提供:近江八幡観光物産協会
商品概要・ご購入はこちら!
竹松商店
BBスツール(Black×Natural)
参考価格: ¥29,700(税込)
国産の竹を使い、伝統の竹細工技術で仕上げたミニマルなスツール。しなやかで強度のある竹を曲げ加工し、軽やかで美しいフォルムを実現しています。重さは約1kgと持ち運びも容易。サイズは最大直径約33㎝・高さ約50㎝、素材は国産竹(塗装仕上げ)。受注生産で、一脚ずつ丁寧ていねいに作られています。
滋賀県近江八幡市
【HAIR MODE Toko Ryo】MUBE ムベローション
自然由来の恵みが、肌をやさしくうるおす
100年以上の歴史をもつ「HAIR MODE Toko Ryo(ヘアーモード とこりょう)」は、近江八幡市で長く地域に愛されてきたヘアサロン。その経験をもとに生まれたスキンケアブランド「MUBE」では、近江八幡市・安土町で古くから栽培されている果実“むべ”を原料にした天然由来のプロダクトを展開しています。
むべはアケビ科の常緑つる性植物で、春には薄紫の花を咲かせ、秋には赤紫の実を結ぶ果実。収穫された実は毎年皇室へ献上されたり、皮や実を原料にしたかき餅や酒などの地域特産品が販売されたりと、滋賀の豊かな風土を象徴する存在です。
むべから抽出した成分のみで仕上げたローションは、肌にやさしくなじみ、日々のケアを心地よくサポートしてくれます。
中野亜維里さん
近江八幡市安土町で古くから栽培されている伝統果実「むべ」が、まさかローションの原料になるとは驚きました。種の部分まで使用した100%天然成分は、敏感肌にもおすすめ。乾燥が気になるこれからの季節にぴったりです。伸びがよく、舞台本番直後の疲れた肌にもうるおいをもたらしてくれる、心強いアイテムです。ボトルのデザインもかわいらしく、おしゃれな友人にはもちろん、ご年配の女性への贈り物にもおすすめです。
天然成分100%で肌にうるおいを
「MUBE ムベローション」は、香料・着色料・アルコールを一切使用せず、むべの実・皮・種に含まれる植物由来のエキスだけで作られた化粧水。果皮の優れた保湿成分が乾燥を防ぎ、種のエキスが肌にうるおいを与えます。角層までしっとりとなじみ、なめらかな肌印象へ導きます。
軽やかな使い心地と、果実のやさしい香りに包まれて
さらりとした伸びのよいテクスチャーで、重ねてもベタつくことなく、塗布後はしっとり感が続きます。また黒い種を包む透明のゼリー状の果実は、ほんのり甘い香りが特徴。ローションを手に取ると、そのやわらかな香りがふわりと広がり、いつものスキンケアをより心地よいひとときに変えてくれるでしょう。
自然の力で整える、毎日のスキンケア
むべの恵みをそのまま生かした「MUBE ムベローション」は、肌に負担をかけないシンプルな処方が魅力。さらりとした軽いテクスチャーで朝晩のケアに使いやすく、香料・着色料・アルコール無添加のやさしい成分は、年代や肌質の異なる家族やパートナー間でのシェア使いにもおすすめです。
忙しい日や季節の変わり目など、ゆらぎやすい肌を自然由来のうるおいがそっと整え、毎日のスキンケアをより心地よい習慣へ。日常に寄り添いながら、健やかな肌づくりを支えてくれる一本です。
商品概要・ご購入はこちら!
HAIR MODE Toko Ryo
MUBE ムベローション
参考価格: ¥3,960(税込)
滋賀・近江八幡産の果実“むべ”を原料にした、天然由来の化粧水。果皮や種から抽出したエキスを100%使用し、香料・着色料・アルコール無添加のため敏感肌にもやさしい。軽やかな使い心地で、しっとりすべすべの肌に。内容量150ml。
滋賀県彦根市
【井上仏壇】chanto コーヒーカップ・コーヒーミル
漆の艶と木の温もり。仏壇職人が作るコーヒー器具
約300年の歴史を誇り、国の伝統的工芸品にも指定される「彦根仏壇」。井伊の赤備えで知られる彦根藩の城下町・滋賀県彦根市では、かつて甲冑製作のために漆や木工、金箔、彫刻など多様な職人技が発展し、その高度な技術はやがて仏壇づくりへと受け継がれました。
この地で長年にわたり仏具を手がけてきた「井上仏壇」は、需要が減りつつある仏壇職人の手仕事を未来へつなぐため、デザイナー・島村卓実氏とともにテーブルウェアブランド「chanto(シャント)」を創設。仏壇製造で培った木工と漆の知見を生かし、素材の特性に寄り添ったものづくりを行っています。
なかでも、天然漆と顔料だけで作りあげた“色漆”は、800色以上の色見本を作成して完成した唯一無二の色漆。艶やかな漆と木の温もりが調和するプロダクトは、上質なコーヒータイムを演出してくれます。
中野亜維里さん
「CHANTO(シャント)」は彦根の方言で“きちんと”という意味をもちながら、音楽では“聖歌”を指すCHANTO(シャント)とも響を共有していると知り、歌手の私にとってとても興味深い品でした。彦根藩の甲冑製作で培われた技術と、環境にやさしい自然素材が生きていて、漆塗り職人がひとつひとつ手塗りで色づけしているため、同じカップでも表情が異なります。その鮮やかな発色は、まるで音楽が流れてくるよう。持ち運べるミルと、手になじむカップのサイズ感は、日常使いにもぴったりです。
操作性・携行性に優れる世界最小クラスのミル
chantoの代表作のひとつが、木工と漆の技を生かしたコーヒーミル。世界最小クラスのソロタイプで、約2杯分の豆を挽くことができます。取っ手は取り外しが可能で、コンパクトに収納できるため、アウトドアや旅先への持ち運びにも便利。
内部には、コーヒーの風味を損なわず金属臭のつかない国産セラミック製グラインダーを採用。粗挽きからエスプレッソ用まで、無段階で粒度を調整できる構造を備えています。さらに軽い力で回せるよう独自に設計されており、滑らかな操作性で女性でも快適に使えます。
外観は、ケヤキの美しい木目と、職人が一つ一つ手塗りで仕上げた鮮やかな色漆が印象的。手になじむ温もりのある質感と、機能性を兼ね備えた、まさに機能美を体現した逸品です。
丸みのある飲み口が、やさしい口あたり
コーヒーミルと並んで、同シリーズのコーヒーカップも人気のアイテム。ぽってりとしたフォルムは手によくなじみ、自然素材ならではの温もりを感じさせます。わずかに丸みを帯びた口縁はやさしい口あたりで、飲み物の香りや味わいを引き立ててくれます。
また、木と漆の組み合わせにより熱が手に伝わりにくく、あたたかい飲み物も快適に楽しめます。
カップはナツメを使用おり、本体は、表と裏で木目の流れがわずかに異なるのも魅力。面ごとに感触が変わるので、手に持ち上げたり縁に口をつけたりする動作がより心地よく感じられます。光の当たり方によって木目と色漆のコントラストや表情も変化し、使うたびに小さな違いを楽しむことができます。
経年の艶が映える、食卓を引き立てるデザイン
無垢材の質感を生かし、発色の美しい色漆を合わせたツートーンのデザインは、素朴さのなかに品のよさを感じさせます。ハンドメイドゆえ同じ表情は一つとしてなく、それでいて使うほどに漆ならではの艶が深まり、表情を変えていくのも魅力です。
どんな空間にも調和するだけでなく、いつもの食卓やリビングを少し新鮮に見せてくれる存在。棚やテーブルに置くだけでもほどよいアクセントとなり、暮らしの景色をさりげなく引き立ててくれます。
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井上仏壇
Chanto コーヒーカップ・コーヒーミル
参考価格: ¥5,830〜(税込)
彦根仏壇の伝統技術を生かした「chanto」シリーズのコーヒーアイテム。木地の滑らかな手触りと漆の艶が美しく、使うほどに味わいが深まります。コーヒーミル(オレンジ/38,500円)とカップ(ブラウン/5,830円)はどちらも手仕事による一点ものです。
| コーヒーカップ | 5,830円 |
|---|---|
| コーヒーミル | 38,500円(税込) |
中野亜維里さんが思う、滋賀県のものづくりのこれから
近江八景や琵琶湖八景をはじめ、滋賀県には四季折々に美しい景色が広がっています。春の八幡堀の桜並木、夏の琵琶湖の青、秋のマキノ高原のメタセコイア並木、そして冬の雪化粧した彦根城——そんな自然の移ろいこそが、滋賀の“ものづくり”の原点だと思います。
豊かな風景に心を澄ませ、自然とともに生きてきた近江商人の精神が、この地の職人文化を支えてきました。いぶし鬼瓦、信楽焼、ヨシを使ったエコプロダクトなど、どれもが自然や地域資源と深く結びついたオンリーワンの魅力をもっています。現在では、こうした伝統を継承しながらも新しい挑戦を続ける中小企業が多く、国内外で高い競争力を発揮しています。
これからの滋賀のものづくりは、土地の恵みや技を大切にしながら、現代のライフスタイルに寄り添う形でさらに進化していくはず。美しい景色のように、人の心を豊かにするモノが、この地からもっと多く生まれていくことを願っています。
撮影/藤井由依 文/平野美紀子 編集/森本亞聖(Roaster)
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