市販のシャンプーボトルには、「アミノ酸系シャンプー」「石鹸系シャンプー」と書かれているものをよく見かけます。ラベルにはさらに細かい成分が記載されていますが、「成分表示を見比べても結局どれがいいのかわからない」と困ってしまった経験はありませんか。販売されているシャンプーの種類は多く、悩みも人それぞれでどれが自分に合っているのかを見つけるのも一苦労ですよね。

この記事では、国際毛髪皮膚科学研究所代表理事の本山典子さんに、シャンプー選び方について伺いました。本山さんのお話を参考に、your SELECT.編集部が選んだおすすめのシャンプーも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめのシャンプー6選

メーカー
商品名
カフネスシャンプー(オレンジコスメ) ヘッドエステシャンプーEX(P-UP) キュベシノブ シャンプー(ランテージュ) カウンセリングプレシャンプー(ディアテック) 青森ヒバシャンプー(蒼:そう) セノヘマチンシャンプー(オレンジコスメ)

オレンジコスメ

P-UP

ランテージュ

ディアテック

ヒバ開発

オレンジコスメ

カフネスシャンプー

ヘッドエステシャンプーEX

キュベシノブ シャンプー

カウンセリングプレシャンプー

ひばの森+(プラス)

セノヘマチンシャンプー

種類 アミノ酸系 アミノ酸系 アミノ酸系 石鹸系 ノニオン系 オレフィン系
価格 4917円 6380円 4180円 1702円 3790円 2107円
10mlあたりの価格 約50円 約133円 約105円 13円 約158円 約81円
内容量 1000ml 480ml 400ml 1000ml 300ml 350ml
対応できる悩み 髪のパサつき・ゴワつき カラーやパーマによるダメージ 頭皮の乾燥・敏感肌 頭皮のベタつき 頭皮の乾燥・敏感肌 カラーやパーマによるダメージ
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

また、頭皮と髪のスペシャリストであるシャンプーソムリエの沼田学さんに正しいシャンプーの方法を伺いました。

SELECTor

本山典子

一般社団法人 国際毛髪皮膚科学研究所/IRIHASS 代表理事

本山典子さん

一般社団法人 国際毛髪皮膚科学研究所/IRIHASS 代表理事 内閣府認定・公益社団法人日本毛髪科学協会毛髪診断士認定講師。ヘアケア関連商品の開発などにも携わる。各種メディアに出演しヘアケアに関するアドバイスを行っている。2014年に書籍『正しいケアで毎日が輝く! 毛髪診断士のときめき美髪BOOK』(メイツ出版)を出版。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

専門家に聞く!シャンプーの選び方

アミノ酸シャンプー

界面活性剤の種類で頭皮への負担が変わる

シャンプー選びで大きな判断基準となるのは、界面活性剤の存在です。

界面活性剤は洗浄成分で、皮脂汚れや髪に付着した汚れを落とす役割があります。シャンプーに使われている界面活性剤は、大きくアミノ酸系と石鹸系、その他の3つに分けられます。国際毛髪皮膚科学研究所代表理事の本山典子さんに、シャンプーの成分から自分に最適なシャンプーを選ぶ方法についてお伺いしました。詳しく見ていきましょう。

界面活性剤の種類と特徴

おもな分類 アミノ酸系 石鹸系 その他
種類 タウリン系、PPT系、グルタミン酸系、アラニン系、グリシン系 アルカリ石鹸系、酸性石鹸系 ベタイン系、ノニオン系、高級アルコール系
特徴 ・人間の肌や頭皮などの素肌に近い弱酸性のため、頭皮への刺激が少ない
・頭皮に成分が残りやすい
・アミノ酸系シャンプーに比べて泡立ちがよく洗浄力が高い
・他のシャンプーに比べて化学系物質の配合が少ない
・ベタイン系、ノニオン系は刺激が少ない
・高級アルコール系、オレフィン系は、泡立ちがよく洗浄力が高い
向いている人 ・頭皮の肌質が気になる人
・頭皮が乾燥しやすい方
・アルカリ石鹸系は頭皮がベタつきやすい人
・酸性石鹸系は敏感肌の人
・ベタイン系、ノニオン系は子供や敏感肌の人
・高級アルコール系とオレフィン系はしっかりと洗いたい人

界面活性剤の種類によって泡立ちや洗い上がり、頭皮への影響が異なります。界面活性剤の種類と特徴を知って、自分の頭皮・毛髪の状況や理想の仕上がりに合わせたシャンプーを選びましょう。

アミノ酸シャンプー|頭皮が乾燥しやすい人はタウリン系、髪にダメージがある人はPPT系がおすすめ

アミノ酸系シャンプーで使用されている界面活性剤は数種類あります。おもな界面活性剤の種類と特徴をまとめました。

アミノ酸系シャンプーに含まれる界面活性剤の種類と特徴

界面活性剤の種類 特徴
タウリン系 頭皮への刺激が少なく、カラーやパーマの持続性に有利。適度な洗浄力と泡立ちで使いやすい
PPT系 複数のアミノ酸が連なった化合物のことで、タンパク質由来の界面活性剤。頭皮への刺激が少なく、カラーやパーマの持続性に有利。頭皮への負担が少なく、泡立ちがきめ細やか
グルタミン酸系
アラニン系
グリシン系
頭皮への刺激が少なく、カラーやパーマの持続性に有利。泡立ちや洗浄力が弱い

アミノ酸系シャンプーの中でも、頭皮が乾燥しやすい人は「タウリン系」のシャンプーがおすすめです。泡立ちがよく、洗浄力もあり、洗い上がりがいいのが特徴です。タウリン系の主成分名は、「ココイルメチルタウリンNa」です。

アミノ酸系シャンプーは、界面活性剤の種類に関わらずカラーやパーマの持続性に優れていますが、カラーやパーマを繰り返し髪全体にダメージが見られる場合は「PPT系」シャンプーがおすすめです。

ココイル加水分解ケラチン、ココイル加水分解コラーゲンNa、ラウロイル加水分解シルクNaなどの成分が配合されたPPT系シャンプーは、天然タンパク質由来のシャンプーで、髪に浸透しやすく、タンパク質を補い、保湿をもたらしてくれます。

PPT系イメージ写真

アミノ酸シャンプーも複数種類があるので自分の頭皮にあるものを選びたい

アミノ酸系シャンプーの中でも、特に頭皮に優しいシャンプーを選びたい人は、「グルタミン酸系」「アラニン系」「グリシン系」のシャンプーの中から選びしましょう。敏感肌の人にもおすすめです。

ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルサルコシンNaなどの界面活性剤は、他のアミノ酸系シャンプーの界面活性剤よりも頭皮への刺激が弱く、頭皮に優しいシャンプーといえます。ただし、泡立ちや洗浄力もおだやかなため、洗い上がりのすっきり感にはやや欠けます。

石鹸系シャンプー|頭皮のベタつきやすい人はアルカリ石鹸系、敏感肌の人は酸性石鹸系を選ぶ

石鹸系シャンプーイメージ

成分によって泡立ちや洗浄力など特徴が異なる

石鹸系シャンプーは、アルカリ石鹸系と酸性石鹸系の2種類に分けられます。石鹸系シャンプーを使用する場合は、それぞれの特徴を踏まえたうえで選択する必要があります。

石鹸系シャンプーに含まれる界面活性剤の種類と特徴

界面活性剤の種類 泡立ち 洗浄力 刺激
アルカリ石鹸系 とてもよい 強い 強い
酸性石鹸系 アルカリ石鹸系よりも弱い アルカリ石鹸系よりも弱い アルカリ石鹸系よりも負担が少ない

脂性肌で頭皮のベタつきが気になる人やワックスのようなこってりとした整髪剤を使う人は、アルカリ石鹸系シャンプーを使ってみましょう。男性にもおすすめです。アルカリ石鹸系シャンプーは、洗浄力が高く汚れをしっかりと落としてくれます。

ただし、洗浄力が高い分、頭皮への刺激も強いです。またアルカリが水と反応して金属と脂肪酸を形成し、毛髪に付着してしまうことがあります。すすぎをていねいにしっかりと行わないと、頭皮のトラブルの原因になってしまうことがあるため注意しましょう。アルカリ石鹸系でよく配合されているのはヤシ油脂肪酸Kという成分です。

敏感肌が気になる人

髪の毛のセットの強さでシャンプーを変えてみるのも◎

頭皮や髪の汚れが気になるものの、化学物質に敏感な方は酸性石鹸系シャンプーを選びましょう。酸性石鹸系シャンプーはアルカリ石鹸系シャンプーよりも泡立ちや洗浄力がおだやかで頭皮への刺激も少ないという特徴があります。ラウレス-6カルボン酸Naなどの成分が配合されています。

頭皮への刺激が少ない石鹸系シャンプーを選びたい方、また地球環境にも配慮したい方にもおすすめです。

その他のシャンプー|子どもにはベタイン系やノニオン系がおすすめ

アミノ酸系シャンプーと石鹸系シャンプーに含まれないその他のシャンプーには、ベタイン系やノニオン系、高級アルコール系などがあります。

ベタイン系とノニオン系

その他のシャンプーに含まれる界面活性剤の種類

界面活性剤の種類 特徴
ベタイン系(両性界面活性剤) ベビーシャンプーによく使われている成分。刺激が少ない
ノニオン系 刺激が少ない。おだやかな洗浄力で頭皮と髪に優しい

ベタイン系やノニオン系は頭皮への刺激が少なく、洗浄力がおだやかなシャンプーです。

ベタイン系はベビーシャンプーにも使われるほど頭皮と髪に優しいため、目にシャンプーが入ってもしみることがなく、また敏感肌の方も安心して使用できます。ベタイン系シャンプーに使われるおもな成分は、ラコカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Naです。

ノニオン系シャンプーは、他の界面活性剤とブレンドできるという特徴をもっており、他の成分とブレンドした髪や頭皮の悩みに特化したシャンプーが発売されています。おもな成分には、コカミドDEA、コカミドメチルMEA、ラウリン酸ボリグリセリル-10があります。

高級アルコール系とオレフィン系(石油由来)

高級アルコール系シャンプーは、ドラッグストアなどで一般に市販されている比較的安価なシャンプーです。泡立ちも洗浄力もよく、手にしやすい価格で人気がありますが、肌への刺激が強いため敏感肌の方には向きません

その他のシャンプーに含まれる界面活性剤の種類

界面活性剤の種類 特徴
高級アルコール系 泡立ちも洗浄力も高いが肌への刺激が強い
オレフィン系(石油由来) 泡立ちよく洗浄力が高い。泡切れも早く、肌刺激は少なめ

高級アルコール系シャンプーに使われる界面活性剤のおもな成分には、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naがあります。

オレフィン系は高級アルコール系シャンプーよりも肌への刺激が少なく、かつ泡立ちよく洗浄力も高いのが特徴です。おもな成分には、オレフィオン(C14-16)スルホン酸 Naがあります。

髪や頭皮の悩みごとに厳選!おすすめの市販シャンプー6選

シャンプーの選び方を参考にyour SELECT.編集部が市販シャンプーを厳選しました。 髪と頭皮の悩みに合わせてシャンプーの種類を選んでみましょう。

おすすめのシャンプー6選

メーカー
商品名
カフネスシャンプー(オレンジコスメ) ヘッドエステシャンプーEX(P-UP) キュベシノブ シャンプー(ランテージュ) カウンセリングプレシャンプー(ディアテック) 青森ヒバシャンプー(蒼:そう) セノヘマチンシャンプー(オレンジコスメ)

オレンジコスメ

P-UP

ランテージュ

ディアテック

ヒバ開発

オレンジコスメ

カフネスシャンプー

ヘッドエステシャンプーEX

キュベシノブ シャンプー

カウンセリングプレシャンプー

ひばの森+(プラス)

セノヘマチンシャンプー

種類 アミノ酸系 アミノ酸系 アミノ酸系 石鹸系 ノニオン系 オレフィン系
価格 4917円 6380円 4180円 1702円 3790円 2107円
10mlあたりの価格 約50円 約133円 約105円 13円 約158円 約81円
内容量 1000ml 480ml 400ml 1000ml 300ml 350ml
対応できる悩み 髪のパサつき・ゴワつき カラーやパーマによるダメージ 頭皮の乾燥・敏感肌 頭皮のベタつき 頭皮の乾燥・敏感肌 カラーやパーマによるダメージ
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

おすすめのアミノ酸系シャンプー

アミノ酸系シャンプーは、頭皮や髪に優しくバランスのよいシャンプーです。数多くあるアミノ酸系シャンプーの中から、悩み別のおすすめシャンプーをピックアップしました。

【髪のパサつき・ゴワつきが気になる】 オレンジコスメ (orange-cosme) カフネスシャンプー

参考価格: ¥4,917(税込)

オレンジコスメ|カフネスシャンプー

出典:Amazon

種類 PPT系
こんな人におすすめ カラーやパーマによるダメージを受けている方、カラーやパーマを長持ちさせたい方
使用感 泡立ちはほどよくあり、しっとりとした洗い上がり
内容量 1000ml

おすすめポイント

  • 髪がペタンとならず、トリートメントの効果を持続させたい方におすすめ
  • 髪のダメージを修復しコシや柔軟性を与え、柔らかく潤った髪をキープ

ケラチン、シルク、コラーゲン由来の洗浄成分を配合。ダメージによるパサつきやゴワつきがあり、柔らかな感触やしなやかな張りを求めている方、トリートメントの効果を持続させたい方におすすめです。レブリン酸、アミノ酸、DGAで髪の水分バランスなどを整え、トリートメントの下地作りをしてくれます。同じラインのトリートメントの使用を推進しています。ハイダメージを受けパサつきがひどい髪も、しっかりケアしてくれます。髪のダメージを修復しコシや柔軟性を与え、柔らかく潤った髪をキープできます。

【カラーやパーマによるダメージが気になる】 P-UP ヘッドエステシャンプーEX

参考価格: ¥6,380(税込)

P-UP|ヘッドエステシャンプーEX

出典:楽天市場

種類 アラニン系
こんな人におすすめ カラーやパーマによるダメージがある方、敏感肌の方
使用感 きめ細やかな泡立ちで洗い上がりさっぱり
内容量 480ml

おすすめポイント

  • 繰り返し使用することでツヤのある美しい髪に
  • きしまず指通り滑らかな洗い心地で、洗い上がりはややしっとりめの質感

良質な天然由来の保湿成分が頭皮環境を整え、繰り返し使用することでツヤのある美しい髪に導いてくれます。きめ細やかな泡立ちで泡切れもよいシャンプーです。洗い上がりはややしっとりとしており、小さな子どもから大人まで使用できます。ノンシリコンでパサつかず、きしまず指通りなめらかな洗い心地です。

【頭皮の乾燥・敏感肌】 ランテージュ(rantege) キュベシノブ シャンプー

参考価格: ¥4,180(税込)

ランテージュ|キュベシノブ シャンプー

出典:Amazon

種類 アスパラギン酸系
こんな人におすすめ 敏感肌、乾燥肌
使用感 ボリューミーな泡立ち、かつ洗い上がりさっぱりで軽い使い心地
内容量 400ml

おすすめポイント

  • 敏感肌の方や肌荒れに悩む方、子どもでも安心して使えるシャンプー
  • オレンジとヒノキの香りで爽快感と癒し効果も期待

敏感肌の方や肌荒れに悩む方、子どもでも安心して使えるシャンプーをコンセプトに開発されたシャンプーです。アミノ酸系のノンシリコンシャンプーで、合成防腐剤、合成着色料、石油系界面活性剤、鉱物油を使用せず、天然由来成分を多く配合してつくられています。泡立ちがよく、すっきりとした使用感がありながらも潤いを感じられるのが特徴です

おすすめの石鹸系シャンプー・その他のシャンプー

洗浄力が高く汚れをしっかり落としてくれる石鹸系シャンプーと、さまざまな特徴をもつその他のシャンプーのおすすめ商品についても見ていきましょう。

【頭皮のベタつきが気になる】 ディアテック(deartech) カウンセリングプレシャンプー

参考価格: ¥1,702(税込)

ディアテック|カウンセリングプレシャンプー

出典:Amazon

種類 酸性石鹸系
こんな人におすすめ 脂性肌、敏感肌
使用感 泡立ちよく洗い上がりさっぱり
内容量 1000ml

おすすめポイント

  • 汚れやすい環境で働いている方、頭皮のベタつきが気になる方におすすめ
  • 落ちにくい頑固なスタイリング剤も、スッキリ落とせる

ディアテックのカウンセリングプレシャンプーは、整髪料をしっかりつけている方や頭皮のベタつきが気になる方におすすめです。洗浄力の強い石けん系のシャンプーで髪の毛に付着した汚れをしっかりと取り除き、さっぱりとした洗い心地です。1回のシャンプーでは落ちにくい頑固なスタイリング剤も、スッキリ落とせます

【頭皮の乾燥・敏感肌】 ヒバ開発(hiba-kaihatsu) ひばの森+(プラス)

参考価格: ¥3,790(税込)

ヒバ開発|ひばの森+(プラス)

出典:楽天市場

種類 ノニオン系/タウリン系
こんな人におすすめ 普通肌、脂性肌
使用感 泡立ちよく指通りがいい
内容量 300ml

おすすめポイント

  • 低刺激性に特化した、頭皮と髪に優しいシャンプー
  • ダメージが少ない髪の方、かつ敏感肌の方におすすめ

低刺激性に特化した、頭皮と髪に優しいシャンプーです。「ヒバ油」と「ヒバ水」を配合し、頭皮を引き締めます。頭皮のニオイに悩んでいる方にもおすすめ。有効成分が頭皮の乾燥を防ぎ、刺激も少なく、ダメージが少ない髪の方や敏感肌の方に向いています。適度な洗浄力と泡立ちがあり、スッキリとした洗い上がりです。青森ヒバの香りでリラックス効果も得られるのもポイントです。

【カラーやパーマによるダメージが気になる】 オレンジコスメ (orange-cosme) セノヘマチンシャンプー

参考価格: ¥2,107(税込)

オレンジコスメ|セノヘマチンシャンプー

出典:Amazon

種類 オレフィン系(石油由来)
こんな人におすすめ ふつう肌
使用感 きめ細やかな泡立ちで洗い上がりさっぱり
内容量 350ml

おすすめポイント

  • 髪を修復する効果があるヘマチンを配合したシャンプー
  • カラーやパーマで細くなった髪に、ハリとコシをもたらす

髪のタンパク質と結合し、髪を修復する効果があるヘマチンをたっぷり配合したシャンプーです。加えて、保水力を引き出すポリ-γ-グルタミン酸やダメージを補修するペリセアも髪と頭皮の環境を整えます。繰り返しカラーやパーマをしていて、髪にダメージが蓄積している方に向いています。カラーやパーマで細くなった髪に、ハリとコシももたらしてくれます。

シャンプーを選ぶ前に知っておきたい2つのこと

自分に合ったシャンプーを成分に注目して選ぶのは、効果的な方法です。より効果的に選べるように成分表をチェックする際に、注意したいポイントを本山さんに伺いました。2つの注意点を押さえて、より良いシャンプー選びをしましょう。

1.成分の配合率によって洗いやがりや仕上がりが変わる

成分表

シャンプーにはさまざまな成分が含まれており、その配合率によって洗い上がりや仕上がり、頭皮への刺激の度合いが変わります。「この成分が入っているから大丈夫」と考えるのではなく、同じ成分が入っているシャンプーを複数試して自分に合ったシャンプーを探すとよいでしょう。

ただし、成分表の過信は禁物です。成分表示のルールとして、1%以下の成分は順不同で記載してもよいことになっています。このルールの適用外である医薬部外品のシャンプーについては、有効成分以外の成分がすべて順不同に記載されているケースもあるため注意しましょう。

2.殺菌剤配合のシャンプーは、頭皮への刺激が強いので要注意

シャンプーを選ぶ際は、できるだけ界面活性剤以外の成分もチェックしましょう。

特に気をつけたいのが殺菌剤です。「殺菌剤配合」のシャンプーは頭皮を清潔にしてくれるイメージをもたれやすいのですが、頭皮への刺激が強いためあまりおすすめはできません。

もちろん、殺菌剤自体が悪いものではありません。かゆみを強く感じる場合には、使用することで症状が落ち着く可能性もあります。特に肌が弱い方、頭皮トラブルを抱えている方は医師の指導のもと使用するようにしましょう。

特に頭皮トラブルがなく、また医師からも勧められていないのであれば殺菌剤が配合されていないシャンプーを選ぶ方が安心でしょう。シャンプーに使われるおもな殺菌剤の成分名は次の3つです。

  • オクトピロックス
  • 硝酸ミコナゾール
  • ジンクピリチオン

また、アルコールやエタノール、酸化防止剤である亜硫酸ナトリウムが成分表の上位に記載されているものも頭皮への刺激が強いので注意してください。

本山さんプロフィール画像

自分に合ったシャンプーを選ぶために、成分をしっかりとチェックすることはとても大切なことです。しかし、洗い方やすすぎ方が間違っている状態では、どんなにいいシャンプーでもそのよさを実感できません。
また、「シャンプーは1種類をなくなるまで使い続けるもの」と思いがちですが、何種類かをストックしておき、週ごとに違うシャンプーを使うようにする、ダメージが強いときにはハイダメージ向けのシャンプーを使うなど工夫することで、より自分に合ったシャンプーを見つけやすくなります。

シャンプーソムリエ直伝! 正しいシャンプーの方法

沼田さん取材風景1

「ポイントを押さえて、習慣化してよりよい頭皮と髪を手に入れてください」と沼田さん

頭皮の健康や髪の美しさを維持するためには、シャンプー選びのほかにも正しいシャンプーの方法を身につけることが大切です。どんなに合うシャンプーを選んだとしても、正しい方法でシャンプーを使用しなければ効果を十分に実感することはできません。

SELECTor

沼田学

Hair salon Switch オーナー

沼田学さん

カウンセリングで悩みや髪質、生活習慣などを聞き取り、一人ひとりに合ったヘアケア方法・ホームケア方法を提案するヘアケアの専門家「シャンプーソムリエ」。

これまで数多くの方にシャンプーの仕方を指導してきた、シャンプーソムリエの沼田さんから、正しいシャンプーの方法を教えていただきました。

お湯の温度はぬるめの38度前後

シャンプーの際に使用するお湯の温度は、38度前後が理想です。高温でシャンプーをすると、必要な頭皮の脂まで落としてしまい、頭皮トラブルの原因となります。逆に、温度が低すぎると余分な皮脂を落とせません。

気温や室温を加味して、快適にシャンプーをしたい方は、38~42度が適切な温度の範囲内と覚えておきましょう。

指の腹で頭皮をほぐすように髪の毛を濡らす

沼田さん取材風景2

シャンプーの前に予洗いを行いましょう。指の腹で頭皮を優しくほぐすように髪の毛を濡らしていきます。

頭皮環境を整え、髪本来のポテンシャルを引き出すためには、予洗いに2~3分かけてしっかりと頭皮と髪の汚れを浮かしておくことが大切です。

生活習慣が乱れがちな方、脂性肌の方、汚れが付着しやすい仕事環境の方は、予洗いに5分程度かけるのがおすすめです。

シャンプーは手のひらで泡立ててから

沼田さん取材風景3

シャンプーを一度手に取り、手のひらで十分に泡立ててから使用します。

シャンプーを泡立てずに直接頭皮や髪につけてから泡立てると、摩擦で髪と頭皮にダメージを与えてしまうため注意が必要です。

前から後ろに向かってもみ込むように

沼田さん取材風景4

シャンプーの泡を、前から後ろに向かってもみ込むようになじませていきます。爪を立てるなどして頭皮を傷つけないように気をつけながら、指の腹で優しくもみ洗いしていきましょう。

全体的にもみ洗いができたら、こめかみの生え際から後頭部を指の腹で押すように洗います。ゆっくり押すように洗うことで、マッサージ効果が生まれ頭皮の血行促進にもなります

念入りにすすぐ

沼田さん取材風景5

予洗いと同様、3分程度時間をかけて、頭皮や髪にシャンプーの成分が残らないように念入りにすすぐように心掛けましょう。

シャンプーに関するよくある疑問 Q&A

髪や頭皮を健康に保つためには、シャンプーに関する正しい知識をもつことが大切です。毎日のルーティーンとなるシャンプーだからこそ、疑問はしっかり解消しておきましょう。シャンプーソムリエの沼田さんに、シャンプーに関する疑問を伺いました。

Q. ドラッグストアで購入できるプチプラシャンプーと美容室のサロンシャンプーの違いは?

沼田さん取材風景6

「価格ではなく試して自分の頭皮や髪に合うものを見つけるのが大切です」

A. 市販のシャンプーは、リーズナブルな価格でかつ多くの人が使いやすいようにつくられているものが多くあります。それに対しサロンのシャンプーは、髪や頭皮の特徴に合うよう成分を配合するなど悩みに特化してつくられているものが多く、自分に合うシャンプーが見つかれば効果的に悩みを改善できます。

どちらがいい、悪いということではなく、価格や香りの好み、悩みの改善度合いなど、どこに軸を置いてシャンプーを選ぶかが重要です。

Q. 頭皮に合うシャンプーと髪質に合うシャンプーは違うの?

A. 結論からいうと、頭皮に合うシャンプーと髪質に合うシャンプーは異なります。とはいえ、どちらかにのみ合うシャンプーを選んでしまっては、どちらかのケアがおろそかになってしまうことになります。

頭皮や髪の状態は人それぞれです。頭皮だけ・髪だけの状態を見るのではなく、両方の状態を考えてバランスのよいシャンプー選ぶように心掛けましょう。

Q. シャンプーの合う、合わないはどうやって判断したらいい?

沼田さん取材風景7

「正しい方法でシャンプーをして、合っていないようであれば、他のものも試してみてください」

A. 使用しているシャンプーが合うかどうかは、頭皮の状態と髪のコンディションから判断できます。

頭皮にかゆみが出ている場合は、使用しているシャンプーの洗浄成分が強い可能性があるので、洗浄力がマイルドなシャンプーに変更した方がよいでしょう。また、洗浄力がマイルドなシャンプーであっても、すすぎが不十分な場合はかゆみが出ることもあります。

シャンプー後のすすぎで、指通りの悪さを感じるシャンプーも合っていない可能性が高いです。髪を乾かせば指通りがよくなることもあるため、そのまま使い続ける方もいますが、すすぎの段階で髪に指が引っかかると感じる場合は別のシャンプーに変えることをおすすめします。

Q. やってはいけないシャンプーの方法はある?

A. シャンプーでやってはいけないこと、それは「すすぎを雑にすること」です。いくら自分に合うシャンプーを使用していても、すすぎが不十分ではシャンプーの成分が頭皮や髪の毛に残り、かゆみやにおいの原因になってしまいます。

コンディショナーを頭皮につけるのもNGです。シャンプーが終わった後、髪の毛を乾かすときにタオルで髪や頭皮をゴシゴシと力強く拭いてもいけません。

「よくすすぐ」「頭皮や髪は優しく扱う」これらを意識しましょう。

シャンプーのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazonでは上位100位、楽天市場、Yahoo!ショッピングではリアルタイム・デイリー・週間ランキングのシャンプーの売れ筋ランキングを紹介しています。 どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

まとめ

シャンプーは、界面活性剤の成分によってさまざまな種類に分類されます。頭皮や髪の状態はもちろん、価格帯や香りの好みなど、総合的な観点から、自分にとってバランスの取れたシャンプーを選びましょう。

自分に合うシャンプーが見つけられたら、正しいシャンプーの方法を習慣づけることが大切です。毎日正しい方法でシャンプーを行うこと、そして自分に合ったシャンプーを使用することが、健康な頭皮と美しい髪をつくることにつながるのです。

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