レンタルサーバーおすすめ6選を比較!個人利用や初心者向けの選び方を専門家が解説

おすすめのレンタルサーバー6選を比較!個人利用や初心者向けの選び方を専門家が解説

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目次

「初心者におすすめのレンタルサーバーが知りたい」
「個人ブログを始めたいけどレンタルサーバーはどれを選べばいい?」

個人でブログを運用したり、ECサイトを開設したりするときは、レンタルサーバーは欠かせませんが、どのようなことに注意して選んだらよいのでしょうか?

今回は、レンタルサーバーに詳しい株式会社Crepasの牧村和慶さんに、個人ブログでレンタルサーバーを利用する際に押さえてきたいポイントや選び方について解説していただきます。

また、牧村さんが選んだ個人ブログにおすすめのレンタルサーバー6つを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

株式会社Crepas代表取締役
牧村和慶さん
牧村和慶
大学院修了後、日本電気株式会社(NEC)入社。SE営業として大規模業務のWebシステム構築やUNIX系の基幹サーバー提案などを行う。その後、NECビッグローブ(現・ビッグローブ株式会社)へ出向し、コンシューマー向けのサービス企画、運営などを手掛ける。2013年に株式会社Crepasを創業、プロバイダーでの業務経験を生かして光回線やモバイルWi-Fiなどの情報メディア「プロバイダー・ワン」を運営。

レンタルサーバーを選ぶ前に押さえておきたいポイント

そもそもレンタルサーバーとは何か? どのような種類があるのか? 個人ブログで利用するレンタルサーバーを選ぶうえで押さえておきたいポイントについて、牧村さんに解説していただきました。

レンタルサーバーを選ぶ前に押さえておきたいポイント

レンタルサーバーとは?

レンタルサーバーとは、Webサイトなどを立ち上げたいユーザーに「サーバー」を貸し出すサービスのこと。企業でも利用されることはありますが、一般的に個人でWebサイトを開設したいときなどに利用します。

サーバーは、「Webサイトを表示してほしい」といったユーザー(クライアント)側からの要求に応じて情報を処理し、その結果を返す役割をもつコンピューターです。Webサイトの閲覧以外にメールのやりとりにもサーバーが利用されています。

ブログを開設するだけならブログの作成や管理機能を提供してくれるブログサービスを利用する方法もありますが、デザインなどはサービス側に依存するなど、運用の自由度は低いです。もっと自分好みにカスタマイズしたサイトをイチから作りたい場合は、WordPressに代表されるようなCMS(Contents Management System)と呼ばれるWebアプリを利用することになります。

レンタルサーバーとは?

WordPressはサーバーにインストールをして運用しなければならないため、サーバーを用意する必要があります。サーバーを自ら構築する方法もありますが、専門的な知識や技術が必要になるので、初心者にはレンタルサーバーがおすすめです。また、レンタルサーバーでも、自分で名付けた独自ドメインでブログ(Webサイト)が運用できるほか、独自ドメインのメールアドレスも利用できるようになります。

個人ブログにおすすめなのは共用サーバー

レンタルサーバーは、サービスの形態によって以下の3種類に分類することができます。個人で利用するには共用サーバーがオススメですが、まずはそれぞれの特徴について、確認をしておきましょう。

個人ブログにおすすめなのは共用サーバー

「共用サーバー」は、複数人で1つのサーバーを共有し、リソースを分けて使用するレンタルサーバーです。建物にたとえると、一軒家を丸ごと借りるのは専用サーバーで、共用サーバーはアパ―トのようなイメージ。月額料金は数百円からと比較的安く利用できることから、個人ブログの運用などには、共用サーバーを使うケースがほとんどです

基本的な利用環境としてはあらかじめ設定されたものを利用するため、特別な作業をする必要がなく、契約してログインしてしまえばWebサイトの立ち上げがすぐにできます。運用、管理はサーバー会社が行うので、専門知識がない初心者でも比較的安心して利用できます

「個人でブログを立ち上げる際に利用するなら、共用サーバーが向いています」と牧村さん

「個人でブログを立ち上げる際に利用するなら、共用サーバーが向いています」と牧村さん

ただし、共用サーバーには、他のユーザーの影響を受けやすいというデメリットも。例えば同じサーバー内に、アクセスが集中するようなサービスや負荷がかかるプログラムなどを動かしているユーザーがいると、回線の帯域やハードウェアリソースの大半を占有されてしまいます。それにより、動作が重くなったり、通信回線がタイムアウトになったりといったケースも発生します。

「専用サーバー」は、1台のサーバーを丸ごと専有して利用するタイプで、他のユーザーの影響を受けないため、動作が不安定になるといったパフォーマンスの低下を心配しなくてすみます。法人が利用することが多く、大規模なWebサービスやスマートフォンアプリのホストなど、大量のアクセスが集中するようなサービスを提供したいときに向いています。

「VPS」(仮想専用サーバー)は、物理的な1台のサーバー内に仮想的な複数のサーバーを構築して提供するタイプです。ホストOSが土台としてあり、そこにユーザーごとにゲストOSが用意されているイメージで、ゲストOSどうしは互いに影響を受けることはありません。

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専用サーバーやVPSの場合、基本的にサーバーの設定や管理を自身が行わなくてはなりません。専門的な知識が少ないと、導入や運用が難しいため、個人のブログで利用するのは向きません。
さらに、専用サーバーはサーバー環境の用意に時間がかかるケースが多いため、申し込みからサーバーが使えるようになるまで時間がかかるものだと考えておきましょう。

無料ドメインの有無とマルチドメイン数に注目

独自ドメインを無料で取得し利用できるかは、レンタルサーバーを選ぶ際の重要なポイントとなります。個人利用の場合で、Webサイトからの収益がないケースでは、ドメインのコスト分が赤字となってしまいます。 Webサイトの作成・運用にかかるコストを抑えたいなら、無料ドメインがおすすめです。

マルチドメインは、1つのサーバーで複数のドメインをもつことができる機能です。マルチドメイン対応のレンタルサーバーであれば、自分がもっているドメインの数だけ異なるアドレスのWebサイトを開設できるので、テーマごとにドメインを変えてWebサイトを運営することも可能です。

無料SSLが付いているものを選ぶ

インターネット上の通信を暗号化する技術のことを、SSLといいます。インターネット経由でデータをやりとりするときは、さまざまなサーバーを経由してデータのやりとりが行われるため、途中でその情報が盗み見られるリスクがあります。それを防ぐために、インターネット上の通信を暗号化する技術です。

何年か前から、Webサイトのアドレスの先頭が「http」から「https」に変わってきました。最後に付けられた「s」の文字はセキュア(暗号化)という意味を持っています。サイトとブラウザ間で行われるデータのやりとりが、暗号化されて行われているという証明にもなっています。

無料SSLが付いているものを選ぶ

また、GoogleではSSL化サイトを重視するようになり、「http」のままになっているサイトはGoogle Chromeなどのブラウザで、「保護されていない通信」と表示されるようになりました。検索エンジンの順位にも影響を及ぼすので、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の観点からも必須のものといえます。

レンタルサーバーでは、多くの場合無料でSSLを利用することができます。それとは別に有料のSSLが提供されていることがありますが、違いは暗号化の強度などではなく、サポート窓口に問い合わせができるかどうかといったことになります。そのため、多くの場合は無料SSLで問題ありません。

これらの理由から、もはやSSLの導入はサイト運用に必須の項目となっています。無料のSSLが導入されているかは、レンタルサーバーを選ぶ際には注目しましょう 。

ディスク容量は20GB以上あれば安心

サーバーに画像やファイル、メールなどのデータを保存するための容量のことをディスク容量といいます。運営するブログやWebサイトで扱うデータがレンタルサーバーのディスク容量を超過すると、Webサイトがエラーを起こしてしまいます。Webサイトがエラーを起こしてしまうとユーザーの利便性を落としてしまうだけでなく、せっかくブログに訪れてくれたユーザーに記事を読んでもらえないという機会損失にもつながります。

快適に運営するためにもディスク容量には余裕が必要ですが、個人で利用するのであれば、20GB程度あれば十分です。

ディスク容量が追加できるかどうかについては、レンタルサーバーによって対応が異なります。追加ができないときは、最悪の場合他のレンタルサーバーに引っ越さなければいけないという事態になることもあるため、あらかじめ確認しておきたいポイントのひとつです。

サポート体制を確認しトラブルに備える

レンタルサーバーを利用するうえで、障害の対応を含めたサポート体制が用意されているかも非常に重要です。例えば、WordPressの表示が突然おかしくなるというケースが稀にあります。そうした場合にすぐに修復などの対応をしてもらえるかなど、サイト情報などでチェックしておいた方がいいでしょう。

レンタルサーバーには、そうしたトラブルを解決するためのFAQが用意されていて、事業者によっては細かく対応の手順まで書いてくれているところもあります。トラブル時にサポート窓口に聞くことができるかだけではなく、24時間問い合わせが可能なチャット受付などが用意されているかもチェックポイントのひとつです。

WordPressの簡単インストール機能は必須

個人のブログでも、更新などの運用の手間を考えるとWordPressはもはや欠かせない存在となってきました。通常はWordPressの公式サイトからセットアップに必要なファイルをダウンロードして、自分でデータベースなどの設定をする必要がありますが、「簡単インストール」の機能が搭載されているレンタルサーバーであれば、ステップに従ってクリックしていくだけで基本的なセットアップが完了。すぐにWordPressが利用できるようになります。

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簡単インストールがない場合は、利用できるデータベースの種類やバージョンがWordPressのバージョンに対応しているかを確認しましょう。また「簡単インストール」がある場合も、インストールされるWordPressのバージョンが最新になっているのかはチェックポイントのひとつです。

料金とスペックはトレードオフ

月額料金がいくらかかるのかは、レンタルサーバーを選ぶうえで重要なポイントとなります。個人のブログ運用であっても、毎月かかってしまう固定費はできるだけ抑えた方が安心できます。ただし、安く利用できるに越したことはありませんが、サーバーのスペックとコストは、どうしてもトレードオフになります。例えば、利用できるディスク容量が大きかったり、表示速度が速かったりすると、その分料金も高額になってしまいます。

まずは利用料金の安いところを比較し、自分の使いたい機能が備わっているかをチェックするのがいいでしょう。共用サーバーの月額利用料金の相場は数百円~9000円台と幅がありますが、個人でブログを開設したい場合であれば、月額1000~2000円の範囲内に収まるレンタルサーバーを選ぶのがおすすめです。

専門家おすすめのレンタルサーバー6選

ここでは、牧村さんが選んだ個人ブログでの利用におすすめのレンタルサーバーを6つ紹介します。

レンタルサーバー Xserver ロリポップ! さくらのレンタルサーバ ConoHa WING heteml カゴヤ・ジャパン
初期費用 0円 エコノミー/ライト/スタンダード:1650円
ハイスピード/エンタープライズ:無料
0円 0円 0円 WordPress専用サーバー:無料
S12プラン:無料
S22プラン:3300円
S32プラン:3300円
月額費用
※1年契約の場合
スタンダードプラン:1100円
プレミアムプラン:2200円
ビジネスプラン:4400円
エコノミープラン:132円
ライトプラン:330円
スタンダードプラン:660円
ハイスピードプラン:825円
エンタープライズプラン:2200円
ライトプラン:131円
スタンダードプラン:437円
プレミアムプラン:1310円
※年額一括を月割り換算
ベーシック:1320円
スタンダード:2640円
1650円 WordPress専用サーバー:10GB
S12プラン:1100円
S22プラン:2200円
S32プラン:3300円
無料お試し期間 10日間 10日間 2週間 × 15日間 2週間(WordPress専用サーバーは除く)
容量 スタンダードプラン:300GB
プレミアムプラン:400GB
ビジネスプラン:500GB
エコノミープラン:100GB
ライトプラン:200GB
スタンダードプラン:300GB
ハイスピードプラン:400GB
エンタープライズプラン:1.2TB
ライトプラン:100GB
スタンダードプラン:300GB
プレミアムプラン:400GB
ベーシック:300GB
スタンダード:400GB
500GB WordPress専用サーバー:20GB~
S12プラン:100GB
S22プラン:200GB
S32プラン:300GB
マルチドメインの数 無制限 無制限(ハイスピード、エンタープライズ) ライトプラン:20個
スタンダードプラン:200個
プレミアムプラン:300個
無制限 無制限 無制限(WordPress専用サーバーは除く)
無料独自ドメイン まる まる
(ハイスピード、エンタープライズ)
ばつ まる ばつ まる
公式サイト 公式サイトへ 公式サイトへ 公式サイトへ 公式サイトへ 公式サイトへ 公式サイトへ

※すべて税込

初心者でも扱いやすいサービスがそろったレンタルサーバー
Xserver(エックスサーバー)

Xserver

出典:https://www.xserver.ne.jp/

<Xserverの特徴>

  • 国内シェアNo.1(2022年10月時点、hostadvice.com調べ)
  • 運用面、サポート面が充実し初心者にも利用しやすい
  • 簡単引っ越し機能あり
初期費用 0円
月額費用(※) スタンダードプラン:1100円
プレミアムプラン:2200円
ビジネスプラン:4400円
無料お試し期間 10日間
容量 スタンダードプラン:300GB
プレミアムプラン:400GB
ビジネスプラン:500GB
マルチドメインの数 無制限
無料独自ドメイン まる
無料独自SSLの取得 まる
WordPressの簡単インストール まる

※1年契約の場合
価格は税込です

公式サイトへ

利用料金だけで見ると他より安いというわけではありませんが、バランスの良さでおすすめなのは「Xserver(エックスサーバー)」です。管理画面が使いやすく、初心者でも簡単に利用できるサービスがそろっています。
契約することで永久無料で使える独自ドメインを1つ取得できます。最低でも月額1100円ほどはかかりますが、ドメインの維持に必要な料金などは発生しません。また、他社で取得したドメインを利用することも可能です。
表示速度も速く、マルチドメインも無制限です。また、「Xserver」では無料独自SSLを利用することができます。WordPressに関しては、簡単インストールのほか、他社のサーバーで運用しているブログをXserverに移行できるWordPress簡単移行機能も用意されています。

利用するタイルに合わせて5つのプランから選択が可能
ロリポップ!

ロリポップ!

出典:https://lolipop.jp/

<ロリポップ!の特徴>

  • 価格、速度ともに安心のプランあり
  • 170万件以上の豊富な利用実績(公式サイトより)
  • 月額99円から利用可能
初期費用 エコノミー/ライト/スタンダード:1650円
ハイスピード/エンタープライズ:無料
月額費用(※) エコノミープラン:132円
ライトプラン:330円
スタンダードプラン:660円
ハイスピードプラン:825円
エンタープライズプラン:2200円
無料お試し期間 10日間
容量 エコノミープラン:100GB
ライトプラン:200GB
スタンダードプラン:300GB
ハイスピードプラン:400GB
エンタープライズプラン:1.2TB
マルチドメインの数 無制限(ハイスピード、エンタープライズ)
無料独自ドメイン まる
(ハイスピード、エンタープライズ)
無料独自SSLの取得 まる
WordPressの簡単インストール まる
(エコノミープランを除く)

※1年契約の場合
価格は税込です

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「ロリポップ!」は、GMOインターネットグループのGMOペパボが運用しているレンタルサーバーです。ビジネス向けを含め5種類ほどプランが用意されていますが、一番安いエコノミーだと月額99円から利用できます(3年契約の場合)。ただし、表示速度が遅いなど、利用していて不満が出てくるかもしれません。可能ならば「ハイスピード」以上のプランを選んだ方がいいでしょう

ハイスピードでも、月額550円(3年契約の場合)からと手頃な料金で利用でき、速さと安定性を備えたバランスの良いサービスになっています。初期費用も、下位プランのエコノミーやライト、スタンダードは1650円必要ですが、ハイスピードプランは無料となっており、比較的始めやすいのが特徴です。

48万件以上が利用している*低価格のレンタルサーバー
さくらのレンタルサーバー

*公式サイトより

さくらのレンタルサーバ

出典:https://rs.sakura.ad.jp/

<さくらのレンタルサーバの特徴>

  • 1996年からサービスを開始している老舗
  • 豊富な料金プラン
  • 2週間無料のお試しサービスあり
初期費用 0円
月額費用(※) ライトプラン:131円
スタンダードプラン:437円
プレミアムプラン:1310円
無料お試し期間 2週間
容量 ライトプラン:100GB
スタンダードプラン:300GB
プレミアムプラン:400GB
マルチドメインの数 ライトプラン:20個
スタンダードプラン:200個
プレミアムプラン:300個
無料独自ドメイン ばつ
無料独自SSLの取得 まる
WordPressの簡単インストール まる
(ライトプランを除く)

※1年契約の場合。年額一括を月割り換算 ※価格は税込です

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利用料金の安さをウリにしているのが、「さくらのレンタルサーバ」です。プランはビジネス向けも含めると全部で6種類用意されており、一番安いライトプランは月額128円(3年契約の場合)から利用が可能です。

個人ブログとして利用するならば、月額900円(3年契約の場合)から利用できるプレミアムプランがおすすめです。2週間無料で利用できるお試しサービスも用意されているので、実際にレンタルを開始する前に機能やパフォーマンスをチェックすることができます。

処理速度の速さがが魅力
ConoHa WING

ConoHa WING

出典:https://www.conoha.jp/

<ConoHa WINGの特徴>

  • サーバー応答速度がトップクラス
  • 初期費用がいっさいかからず、独自ドメインも永久的に無料
  • 総合的に優れたコストパフォーマンス
初期費用 0円
月額費用(※) ベーシック:1320円
スタンダード:2640円
無料お試し期間 ばつ
容量 ベーシック:300GB
スタンダード:400GB
マルチドメインの数 無制限
無料独自ドメイン まる
無料独自SSLの取得 まる
WordPressの簡単インストール まる

※1年契約の場合
価格は税込です

公式サイトへ

「ConoHa WING」は、GMOインターネットグループが提供するレンタルサーバーです。初期費用無料で、2つのドメインを永久無料で使うことができるのが特徴となっています。1年契約の場合ひと月あたりの料金は1320円から利用が可能。Webサーバーの処理速度において、国内レンタルサーバーの中でトップクラスであるところがウリとなっています。

急激なアクセス増加でも影響を受けない安定感
heteml(ヘテムル)

ヘテムル

出典:https://heteml.jp/

<hetemlの特徴>

  • シンプルな料金設定
  • 個人利用に必要な機能がそろっている
  • ウェブサーバー、メールサーバー、データベースサーバーが分離
初期費用 0円
月額費用(※) 1650円
無料お試し期間 15日間
容量 500GB
マルチドメインの数 無制限
無料独自ドメイン ばつ
無料独自SSLの取得 まる
WordPressの簡単インストール まる

※1年契約の場合
※価格は税込です

公式サイトへ

「heteml(ヘテムル)」は、ロリポップ!と同じGMOペパボが運用しているレンタルサーバーです。初期費用は無料で月額1100円(3年契約の場合)から利用が可能。プランは1種類しかないものの、無料独自SSLや自動バックアップ、簡単インストールなど個人でブログを運用していくために必要な機能はすべてそろっているのが特徴です。また、有料独自SSLの新規契約で独自ドメインも永久無料で利用することができます。

もうひとつの特徴として、Webサーバー、メールサーバー、データベースサーバーがそれぞれ分離しているところが挙げられます。そのため、いずれかのサーバーにアクセスが集中するなど急速な負荷が掛かってしまった場合でも、自分のサイトが影響を受けずに安定して運用ができます

手厚いサポート体制と老舗ならではの安心感が特徴
カゴヤ・ジャパン

カゴヤ・ジャパン

出典:https://www.kagoya.jp/

<カゴヤ・ジャパンの特徴>

  • 個人向けにWordPress専用サーバーあり
  • 充実したサポート体制
  • セキュリティの安全性が高い
初期費用 WordPress専用サーバー:無料
S12プラン:無料
S22プラン:3300円
S32プラン:3300円
月額費用(※) WordPress専用サーバー:440円~
S12プラン:1100円
S22プラン:2200円
S32プラン:3300円
無料お試し期間 2週間(WordPress専用サーバーは除く)
容量 WordPress専用サーバー:20GB~
S12プラン:100GB
S22プラン:200GB
S32プラン:300GB
マルチドメインの数 無制限(WordPress専用サーバーは除く)
無料独自ドメイン まる
無料独自SSLの取得 まる
WordPressの簡単インストール まる

※1年契約の場合。初月無料、一括払いもあり
※価格は税込です

公式サイトへ

どちらかというと法人向けのサービスが充実している「カゴヤ・ジャパン」ですが、個人ブログの運用向けに初期費用無料で月額440円から利用できる「WordPress専用サーバー」が用意されています。WordPress自体はすでにインストール済みの状態となっているので、初心者でも安心して利用することができます。

20年の歴史をもつカゴヤのウリは、その手厚いサポート体制にあります。わかりやすく書かれたマニュアルが豊富に用意されているほか、電話やメールでサポートを受けることもできます

利用者にインタビュー!

レンタルサーバーを導入してよかったこと、不満に感じること

レンタルサーバーを実際に利用している人の声を聞いてみましょう。実際レンタルサーバーを使ってみて、どんな点がよかったのか、またどこに不満を感じたのか。具体的に教えてもらいました。

Aさんのプロフィール
Aさん
年齢:50代
性別:男性
職業:自営業
利用しているレンタルサーバー:ヘテムルの共有サーバー
利用用途:独自ドメインでメールと、WordPressを利用したサイトの運営

レンタルサーバーを導入した目的は?

独自ドメインで自分のサイトを運用したいと考えたからです。レンタルサーバーでは、仕事でもプライベートでも使える独自ドメインのメールアドレスが利用できることも理由でした。

現在のレンタルサーバーを選んだ理由は?

ヘテムルを利用し始めたのは2006年の4月からです。自分のサイトを立ち上げるのにいろいろと検討していましたが、ブログを運用するためのツールであるWordPressを動かす環境がそろっていたというのが大きかったですね。

実際にレンタルサーバーを使ってみてよかった点は?

ヘテムルでは以前から、1つのレンタルサーバーで複数のドメインのサイトが運用できる、マルチドメインに対応しています。それにより好きなドメインを取得して、ブログを運用できるところがよかったところです。また、自分で取得したドメインのメールアドレスも好きに作って利用できるので、人に教えるときにちょっとしたアピールにもなりますね。

最近は運用しているブログからの収益も増えてきており、サーバー代程度はまかなえるようになってきました。これまで16年以上利用してきましたが、大きなトラブルはほとんど起きていません。これから長くブログを続けていきたいという人にも、オススメしたいですね。

レンタルサーバーを使ってみて不満に思うところは?

利用料金がかかる以外で不満に思うところは、ほとんどありません。強いてあげるなら、自分宛てに届いたメールをブラウザ上で読めるWebメールのサービスが用意されているのですが、スマートフォンでアクセスしたときに、若干使いにくく感じるところです。

また、同じグループ内のサービスとはいえ、ドメインの更新などの管理は別サービスになっているので、可能ならすべてまとめて管理できるようになるとうれしいですね。

レンタルサーバーに関するQ&A

最後にレンタルサーバーに関する気になる疑問について、牧村さんに答えていただきました。

Q. 無料で利用できるレンタルサーバーはある?

A. あります。例えば、エックスサーバーが「Xfree」という無料のレンタルサーバーを提供しています。ディスク容量は1~2GBと少ないのですが、WordPressが導入できるプランも用意されています。

ただ、一部のプランでは広告が表示されるほか、WordPressが使えなかったり、データベースが使えなかったりします。HTMファイルを自分で作って公開する分には問題ありませんが、無料のサービスを利用する場合は機能を確認してからプランを選ぶようにしましょう。

Q. レンタルサーバーとホスティングサービスの違いは?

A. レンタルサーバーとホスティングサービス(ホスティングサーバー)については、ほぼ同義語だと思っていいでしょう。業界内ではホスティングと呼ばれることが多いですが、世間一般ではレンタルサーバーと呼ばれています。

Q. 法人がレンタルサーバーを使ってもいい?

A. 基本的には問題ありません。ただ、何に使いたいかにもよります。

更新頻度が高くなくデータの容量もあまり必要ないコーポレートサイトの運用や、数名のメールアドレスを利用する程度ならほとんど問題ないでしょう。しかし、社員の数が数百人以上になると、ディスク容量を気にして契約する必要があります。その場合は、法人向けのプランが用意されているレンタルサーバーを利用した方が安心です。

Q. レンタルサーバーを変更する際の注意点は?

A. 例えばA社で契約したレンタルサーバーからB社に乗り換えたいとなったときに、問題になるのはWordPressのデータ移行です。レンタルサーバーによっては、プラグインなどでデータ移行をサポートしてくれたり、他社からブログを引っ越すためのツールが提供されていたりすることもあります。

ただし、PHPやデータベースの種類、バージョンなどが、移転前と移転後のサーバーで異なり、プラグインがうまく動かないなど思わぬ不具合が発生してしまうことがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

Q. WordPressはサーバーなしでは使えないの?

A. WordPressはデータベースが必須のため、サーバーを利用する必要があります。また、ブログ自体がサイトにアクセスする仕組みになっていることもあり、いずれかのレンタルサーバーを借りて運用しなければなりません。

まとめ

初心者がレンタルサーバーを選ぶときのポイントはさまざまあります。料金でサービスを選ぶのも重要ですが、「簡単インストール」や「無料ドメイン」が利用できるかなどを重視することも大事でしょう。個人でブログを始めたいならば、できるだけ余計な手間を掛けずに、すぐにWordPressが利用できるレンタルサーバーを選びたいところです。また、サーバーの運用などが不慣れな初心者にとっては、思わぬトラブルに巻き込まれてしまったときのサポート体制も注目しておきたいポイントといえます。

これからレンタルサーバーを借たいと思っている人は、ぜひ今回の記事を参考に検討してみてください。

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