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目次
「LINEMOってよく聞くけど、どんな特徴があるの?」
「SoftBankのスマホを使っているけど、LINEMOに乗り換えた方がいいの?」
2021年3月よりSoftBankが導入した、格安プランの「LINEMO(ラインモ)」。SoftBankのユーザーのみならず、多くの人から関心を集めています。これまでの料金よりも安くなるという話は耳にするものの、いざ乗り換えるとなると不安もあり腰が重くなってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にLINEMOに乗り換えるとどうなるのか、また注意すべきポイントはどこかについて、スマホ事情に詳しいモバイル情報ブロガーの伊藤浩一さんにお話を伺いました。
<LINEMOで実施している注目の最新キャンペーン>
- スマホプランフィーバータイム
- おトクすぎて、あぁ、も〜〜キャンペーン
- 契約者向け!追加申込キャンペーン
- LINEMOおかえりだモンキャンペーン
- 通話オプション割引キャンペーン2
- 基本料初月0円特典
格安プラン「LINEMO」はどんなサービス?
出典:【公式】LINEMO - ラインモ|月990円(税込)から使える高速通信|ソフトバンクのオンライン専用ブランド
SoftBankの格安プラン「LINEMO」は、2021年3月17日より開始されたサービスですが、ちょくちょく耳にすることはあっても、SoftBankのブランドとは知らなくて、具体的にどんなサービスなのかよくわかっていないという人もいるかもしれません。まずは、その特徴について解説していきます。
LINEMOはSoftBankのオンライン限定プラン
LINEMOは、docomoのahamoやauのpovo2.0と同じように、SoftBankのオンライン限定で契約できる格安料金プランです。店舗やサポートにかかるコストをなくすことで、低価格のプランを実現しています。
SoftBankや前身のLINEモバイルとどう違うの?
LINEMO | SoftBank | LINEモバイル | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ミニプラン | スマホプラン | スマホデビュープラン(※) | ミニフィットプラン+ | メリハリ無制限 | LINEデータフリー音声通話SIM | ||||
データ通信量 | 3GB | 20GB | 4GB | 1~7GB | 無制限 | 2GB | 5GB | 10GB | 30GB |
月額料金 | 990円 | 2728円 | 1078円 2266円(14ヶ月目以降) |
3278~5478円 | 7425円 | 1210円 | 1628円 | 2420円 | 3520円 |
サポート | オンライン | 店舗/オンライン | オンライン | ||||||
通話料金 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | ||||||
回線 | SoftBank | SoftBank | docomo、SoftBank、au | ||||||
備考 | スマホデビュープランは国内通話5分無料> | SoftBank回線のみデータ容量2倍 |
※スマートフォンの新規契約(5~15歳)、ケータイからスマートフォンへ機種変更またはのりかえの際に利用可能
※すべて税込表記
※2022年3月現在
SoftBankには、家族割引など割引プランが豊富に用意されています。SoftBankのキャリアメールを使いたいという人など、以前から利用している人は使い続けたいと思っているかもしれません。しかし、その分、月額料金は高めです。それが、LINEMOでは20GBのスマホプランでも月額2728円(税込)、3GBのミニプランなら990円(税込)で利用することができます。
一方、LINEはもともとLINEモバイルという格安SIMを展開していました。LINEモバイルはdocomoから回線を借りて始まった格安SIMで、その後、auやSoftBankの回線が利用できるサービスへ変化していきました。そのLINEモバイルをSoftBankが買収して、生まれたのがLINEMOです。
そのため、LINEが通信カウントフリーという点ではLINEMOとLINEモバイルは同じですが、LINEモバイルには、TwitterやFacebookなどのSNSがカウントフリーのプランや、回線が3社から選べるという違いがあります。さらにSoftBank回線利用者のみデータ容量ダブル(2倍)キャンペーンが行われているので、現状、LINEモバイルを利用している人は、どちらの方がお得で使い勝手が良いか考えて乗り換えを検討した方がよいでしょう。
他キャリアの格安プランと何が違う?
docomoにはahamo、auにはpovoというように、他のキャリアにもオンライン限定の格安プランがあります。それぞれどんな特徴があるのか、表にして比較してみました。
<他社の格安プランとの比較>
プラン名 | LINEMO | ahamo | povo2.0 |
---|---|---|---|
利用料金 | 基本料金(月額):3GB 990円 20GB 2728円 |
基本料金(月額):2970円 | 基本料金:0円 トッピング 24時間 330円 1GB 390円(7日間) 3GB 990円(30日間) 20GB 2700円(30日間) 60GB 6490円(90日間) 150GB 1万2980円(180日間) |
データ通信量 | 3GB 20GB |
20GB dカード支払いの場合、データ量追加1GB(dカードGOLDなら5GB) |
24時間 1GB(7日間) 3GB(30日間) 20GB(30日間) 60GB(90日間) 150GB(180日間) |
利用可能データ量超過後の速度 | 3GB:最大300kbps 20GB:最大1Mbps |
送受信時最大1Mbps | データ容量0GB時は送受信最大128kbps |
通話料 | 22円/30秒 | 5分以内無料 (超過後は22円/30秒) |
22円/30秒 |
その他特徴 | 「LINE」での通信をカウントフリー | 国際ローミング(82ヵ国)が追加料金なしで利用可能 | トッピング 330円 24時間データ使い放題(混雑時や動画などへの通信制限あり) |
※すべて税込表記
※2022年3月現在
LINEMOはライトユーザー向けのミニプラン(3GB)と、ヘビーユーザー向けのスマホプラン(20GB)という2つのプランを展開しています。一方、povoは基本料金が0円でトッピングという必要なときにデータを追加していくプランを、ahamoは20GBで月額2970円(税込)という1プランを展開しています。
povoは、トッピングというシステムを採用しており、基本的に月額料金は無料です。使いたいときに、必要な容量を追加する仕組みになっています。一方、ahamoは、20GB2970円(税込/月)というシンプルな料金設定と、国内通話が毎回5分まで無料という点がポイントです。
格安SIMやサブブランドとは何が違う?
格安SIMは、大手キャリアから回線を借りて提供しているサービスです。一度格安SIMのサーバーを通して提供されるうえに、借りている回線の容量も格安SIMごとに異なるため、通信速度がどれだけ出るかは格安SIM次第になります。
しかし、LINEMOはSoftBankの格安プランとして提供されています。そのため、回線の速度もつながるエリアもSoftBank同様である点が特徴です。
どうしても昼や夕方の混雑時間帯や都市部では通信速度が遅くなりがちなことに不安がある格安SIMに対し、LINEMOはその不安がありません。
またSoftBankにはY!mobileというサブブランドも存在します。LINEMOのようなLINEが使い放題といったサービスはありませんが、余った容量を次月に繰り越せたり、店舗サポートが受けられたりするなどの違いがあります。
<LINEMOとY!mobileの料金比較>
LINEMO | Y!mobile | ||||
---|---|---|---|---|---|
ミニプラン(3GB) | スマホプラン(20GB) | シンプルS(4GB) | シンプルM(20GB) | シンプルL(30GB) | |
月額料金(税込) | 990円 | 2728円 | 2365円 | 4015円 | 5115円 |
※2022年3月現在
LINEMOと楽天モバイルの違いは?
<LINEMOと楽天モバイルの料金比較>
LINEMO | 楽天モバイル | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ミニプラン(3GB) | スマホプラン(20GB) | ~1GB | ~3GB | ~20GB | 無制限 | |
月額料金(税込) | 990円 | 2728円 | 0円 | 1078円 | 2178円 | 3278円 |
※2022年3月現在
楽天モバイルは、月額3000円ちょっとで高速通信が使い放題なところが大きな特徴です。しかも、月の利用データ量が1GB以下なら基本料は無料です。一方、LINEMOの方はLINEが使い放題です。LINEを多用する人にとっては、リーズナブルな料金で利用できます。3GBのミニプランで済む人ならば、楽天モバイルよりも月額料金を抑えることができます。
LINEMOに乗り換えるメリット・デメリット
では実際にLINEMOに乗り換えた場合、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか? そのポイントについて伊藤さんに解説していただきました。
LINEMOに乗り換えるメリット
まずはLINEMOに乗り換えた際のメリットです。LINEのカウントフリー以外にも費用面や通信環境、支払い方法など、いくつかメリットがあるので、ひとつずつチェックしてみましょう。
<乗り換えるメリット>
- 契約時の事務手数料が無料
- LINEがカウントフリー
- 他の格安SIMに比べ通信速度が安定している
- 口座振替やデビットカードでの支払いが可能
- SoftBankのキャリア決済が使える
1. 契約時の事務手数料が無料
LINEMOは、新規契約でも他社からの乗り換えでも契約時の事務手数料は無料になっているため、初月は基本料の日割り分のみしか料金が発生しません。また、LINEMOから他社へ乗り換えるときの解約手数料やMNP(携帯電話番号ポータビリティ)転出手数料が無料のため、試しに使ってみたいという方でも余計な費用をかけずにお試しできます。
2. LINEがカウントフリー
LINEMOの最大の特徴ともいえるのが、LINEアプリを使ったトークや音声・ビデオ通話がデータ消費ゼロで使い放題なところです。もちろん、データを使い切って通信制限がかかった状態であっても、LINEアプリの通信速度は落ちることなく、そのままの品質で利用することが可能です。
LINEのデータ通信量(目安) | ||
---|---|---|
通話時間 | 音声通話のデータ通信量 | ビデオ通話のデータ通信量 |
1分 | 0.3MB | 5.1MB |
10分 | 3MB | 51MB |
30分 | 9MB | 153MB |
1時間 | 18MB | 307MB |
出典:LINE通話の通信量・ギガ数は? 通信料を節約して電話する方法を大公開!|LINEモバイル【公式】選ばれる格安スマホ・SIM
3. 他の格安SIMに比べ通信速度が安定している
LINEMOは、SoftBankの回線をそのまま使えるので、他の格安SIMと比べ、通信速度が安定しているのが特徴といえるでしょう。もちろん5G通信にも対応していますし、つながるエリアに関してもSoftBankと同じです。
4. 口座振替やデビットカードでの支払いが可能
格安SIMの場合はクレジットカードでの支払いがほとんどですが、LINEMOではクレジットカードの他、口座振替にも対応しています。また、VISAやMaster、JCBのマークがついているデビットカードでの支払いにも対応しているため、クレジットカードを持っていないという人でも利用できるという特徴があります。なお、同じ格安プランのahamoはクレジットカードと口座振替、povoはクレジットカードのみのため、支払い方法の選択肢の多さもLINEMOの魅力です。
5. SoftBankのキャリア決済が使える
出典:ソフトバンクまとめて支払い | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク (softbank.jp)
LINEMOは、SoftBankのキャリア決済が使え、スマホやパソコンでのショッピング代金やアプリ内の課金などをすべて、携帯電話の利用代金とまとめて支払うことができます。そのため購入時のクレジットカード番号の入力や、支払い方法の選択などの手間が省けます。
LINEMOに乗り換えるデメリット
次はLINEMOに乗り換えた場合のデメリットです。最終的に他のキャリアや格安SIMが良かったとならないように、乗り換える際はデメリットを理解したうえで決めましょう。
<乗り換えるデメリット>
- 店舗サポートが受けられない
- 選べる料金プランが少ない
- 端末が購入できない
- 付帯サービスが少ない
1. 店舗サポートが受けられない
LINEMOは、オンライン限定プランのため、申し込みやサポートはすべてオンラインのみになります。SoftBankのプランだからといってSoftBankショップを訪れても、受けられるサービスはありません。
2. 選べる料金プランが少ない
LINEMOのプランは3GBと20GBの2種類しか用意されておらず、家族割引サービスやソフトバンク光/エアーのセット割もありません。SoftBankのプランとの比較を表にまとめたので、SoftBankユーザーの方は現在のプランとどちらがお得になるのか見極めてから乗り換えましょう。
<LINEMOとSoftBankのプランの違い>
LINEMO | ミニフィットプラン+ | メリハリ無制限 | スマホデビュープラン(※) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
3GB | 20GB | ~1GB | ~2GB | ~3GB | 無制限 | 4GB | |
月額料金 | 990円 | 2728円 | 3278円 | 4378円 | 5478円 | 7425円 | 1078円
2266円(14ヶ月目以降 ) |
新みんな家族割 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 1210円 | ‐ |
おうち割光セット | ‐ | ‐ | 1100円 | 1100円 | 1100円 | 1100円 | ‐ |
合計額 | 990円 | 2728円 | 2178円円 | 3278円円 | 4378円 | 4928円 | 1078円
2266円(14ヶ月目以降) |
※スマートフォンの新規契約(5~15歳)、ケータイからスマートフォンへ機種変更またはのりかえの際に利用可能
※すべて税込表記
※2022年3月現在
3. 端末が購入できない
LINEMO自体では端末の販売はしていないので、スマホを初めて使う人は、その他のキャリアや格安SIM、中古ショップなどで端末を入手しなければなりません。また18歳未満の人は、自分の名義で契約することもできないので、LINEを使いたい未成年者は、親の名義で契約しなければなりません。なお、端末を購入する際はLINEMO公式ホームページで動作確認がされている端末を購入しましょう。
4. 付帯サービスが少ない
留守番電話や転送サービスもなく、キャリアメールも用意されていません。SoftBankではありますが、Yahoo!プレミアム特典もありません。
【結論!】LINEMOの乗り換えに向いている人
格安SIMの回線速度や通信エリアに不満をおもちの方や、SoftBankの料金が高額だなと感じている人はLINEMOがおすすめです。LINEをメインで利用している人も、カウントフリーなのでリーズナブルです。
また、月額料金が安いので、ふだんはdocomoやauを利用しているけどサブ回線としてもうひとつ持っておきたいという人にもおすすめしたいですね。
LINEMOを契約する際の注意点
さまざまなメリットがあるLINEMOですが、実際に乗り換えるにあたって気をつけなければならないポイントはどこにあるのでしょうか。伊藤さんにポイントとして3つ挙げていただきました。
<乗り換え時の3つのポイント>
- 端末を用意しておく必要がある
- オンラインで申し込む必要がある
- SIMかeSIMか申込時に選択する
1. 端末を用意しておく必要がある
LINEMOでは端末を購入できないので、あらかじめ端末を用意しておく必要があります。またSIMロックフリー端末でない場合、端末を入手したところでSIMロック解除もしておかなくてはいけません。
LINEMOのホームページに、全キャリア、メーカーごとの端末情報が掲載されています。基本的には、その中から端末を選べば問題ありません。それから、SoftBankとY!mobileの端末に関してはSIMロック解除する必要はあるものの、LINEMOに乗り換えたときにSIMロック解除手続きが同時に行われるので、特別に何かする必要はありません。
ちなみに下記機種はデータ通信やテザリングなど、一部機能が使えないため安くても入手はおすすめしません。
<一部機能が非対応の端末一覧>
キャリア | 機種名 | データ通信 | テザリング |
---|---|---|---|
au | OPPO Find X2 Pro | × | |
Galaxy Note20 Ultra 5G | × | ||
Galaxy Z Fold2 5G | × | ||
ZTE a1 | × | ||
docomo | FCNT arrows 5G | × | |
LG V60 ThinQ 5G | × | × | |
LG VELVET | × | ||
Galaxy A21 | × | ||
Galaxy A51 5G | × | ||
Galaxy Note20 Ultra 5G | × | ||
Galaxy S21 5G | × | ||
Galaxy S21 Ultra 5G | × | ||
SONY Xperia 1 II | × | ||
SoftBank | ZTE Axon 10 Pro 5G | × | |
ZTE Libero 2 | × | × | |
ZTE Libero 3 | × |
それ以外の機種が気になる方は下記のリンクでチェックしましょう。
2. オンラインで申し込む必要がある
LINEMOは、実店舗がないため、オンラインで申し込まなければいけません。申込画面で必要事項を入力し、本人確認書類の写真を撮ってスマホやパソコンにアップロードして申し込みをするといった流れになります。
3. SIMかeSIMか申込時に選択する
申込時に、SIMカードを使うのかeSIMを使うのか(対応端末のみ)を選択する必要があります。もちろん端末がeSIMに対応しているからといってeSIMにしなければいけないわけではありませんが、申し込みから開通まで数日を要するSIMカードに対し、eSIMは申し込みから最短5分程度で回線が開通できる点が魅力です。そのため自分が利用する端末が、eSIMに対応しているかあらかじめチェックしておいた方がいいでしょう。ただ、SIMカードとeSIMの交換自体は無料なので、後から切り替えることもできます。
LINEMOに申し込んでみた
これまで伺った注意点やポイントを押さえたうえで、LINEMOに申し込んでみました。申込手順、実際の使用感を解説します。
SIMロック解除
前キャリアの端末を使う場合、SIMフリー端末以外はすべてSIMロックの解除が必要となりますが、SoftBankやY!mobileで購入した端末の場合は、LINEMOの申し込みの際に自動で解除してくれます。それ以外のキャリア端末はSIMロック解除が必要で、こちらも店頭で行うより、オンラインがおすすめです。
MNP予約番号を取得
今使っているキャリアの電話番号をLINEMOに引き継ぎたい場合、もとのキャリアがSoftBankやY!mobile以外なら「MNP予約番号」を取得する必要があります。予約番号は各キャリアの店頭でも取得できますが、店頭では費用がかかる場合もあるので、無料で発行できるオンラインを活用するのがおすすめです。
<docomoのMNP予約画面>
https://www.nttdocomo.co.jp/support/cancel_mnp/
LINEMOの申し込み
LINEMOの申し込みは店頭では受け付けていないので、オンラインで行う必要があります。
事前に必要なものは、運転免許証などの本人確認書類、クレジットカードやデビットカードもしくは口座番号がわかる通帳やキャッシュカード、MNP予約番号(SoftBankやY!mobile以外)。手順としては、LINEMO公式サイトへアクセスし、画面の指示に従ってプラン内容や契約者情報、支払い方法など必要事項を入力すれば完了です。
SIMカード動作確認
SIMカードを受け取ったら、回線切り替え、SIMカードの取り付け、初期設定へと移ります。SIMカードと一緒に送られてくる手順書に従って手続きを進めれば開通完了です。
eSIMの場合は、申し込み審査完了後に届くメールからeSIMプロファイルをダウンロードすれば開通完了で、申し込みをしてからおおむね5~10分程度で通話やネットが使えるようになります。
実際の使用感を確認
初期設定が終わり、実際に使用してみて、SoftBankのプランと比べてどう違うのか確認してみましょう。
月額料金は安くなる
今回契約したのはデータ容量3GBのミニプランですが、SoftBankの3GBプランと比べて月々の料金が4000円以上安いです。また、スマホを使ったことがない方にかぎり申し込み可能なスマホデビュープランと比べても1年間は同額ですが、2年目以降は1000円以上安くなるため、LINEMOの方がお得なことがわかります。
<3GBプランの料金比較>
LINEMO | SoftBank | ||
---|---|---|---|
データ容量 | 3GB(ミニプラン) | 3GB(ミニフィットプラン+) | 3GB(スマホデビュープラン) |
月額(税込) | 990円 | 5478円 | 2178円 |
※スマホデビュープランは加入の翌月から12ヶ月間は月額990円で5GBまで利用可能
※2022年3月現在
SoftBank回線で通信速度も問題なし
続いて通信速度について、今回、都内某所で午前・午後・深夜の3回(各時間帯3回ずつ)計測したところ、平均40~50Mbps(下り)という結果になり、比較的どの時間帯でも問題ない通信速度という結果になりました。ただし、通信速度はお使いの機種やエリア、同時間帯の利用ユーザー数によって制限される場合もありますのでその点は注意が必要です。
<LINEMOの時間帯別通信速度測定の結果>
午前10:00 | 午後18:00 | 深夜24:00 |
---|---|---|
※測定機器(午前・午後=OPPO AX7、深夜=iPhone XR)
LINEMOの申し込みはこちら→LINEMOに関するQ&A
これまでの話を踏まえて、LINEMOに乗り換えるときによく出てくる疑問をもとに、伊藤さんに質問してみました。
Q. 料金について、口座振替による支払いは可能?
A. LINEMOの場合、クレジットカードによる支払い以外に口座振替にも対応しています。クレジットカードか口座振替のどちらにするかは、契約時に決めます。なおデビットカードは、「クレジットカードで支払う」を選択後、カード番号を入力する画面でデビットカードの番号を入力すれば、デビットカードでの支払いになります。
また「PayPay残高」を支払いに利用することも可能です。「PayPay残高」を利用する場合は、PayPayアプリの連携設定をしておく必要があります。
Q. キャリアメールアドレスは使えなくなる?
A. メールアドレス持ち運びサービスが2021年より始まったので、SoftBankが年額3300円(税込)、docomoとauが月額330円(税込)かかってしまいますが、キャリアメールは持ち運べるようになりました。その分月額料金は高くなりますが、必要な人は利用するのもいいのではないでしょうか。
Q. テザリング機能は利用できる?
A. テザリングは問題なく利用できます。特にこれといった制限もなく、普通に使うことが可能です。Q. 自分の端末がLINEMOに対応しているのか不安。調べる方法は?
出典:動作確認端末|機種|【公式】LINEMO - ラインモ|格安SIM
A. LINEMOの公式サイトで、対応端末を調べることができます。おすすめはSoftBankまたはY!mobileの端末です。各キャリアでは、自分たちの周波数帯に特化した端末を販売しているので、SoftBankまたはY!mobileの端末を使った方が電波がつかみやすくなります。
もちろん、SIMロック解除したdocomoやauの端末も使えますが、SoftBankで使える周波数帯が多少カバーできていない可能性があります。あとは、完全SIMフリーの端末を購入して使うのもいいですね。
Q. キャンペーンは実施している?
A. 「PayPay ボーナス還元祭」というキャンペーンを実施しており、MNPでスマホプランなら1万2000円相当、MNPでミニプランなら2000円相当、新規の場合はスマホプランなら5000円相当、ミニプランなら2000円相当が還元されます。ただし落とし穴があり、5ヶ月ほど契約しないとボーナスが還元されません。適用条件はよく確認した方がいいでしょう。
Q. SoftBankの家族割、ひとりだけLINEMOに乗り換えたらどうなるの?
A. 家族でSoftBankを利用していて、そこからLINEMOに乗り換えた場合は、SoftBankの家族割の対象から外れてしまいます。またSoftBank側の回線も-1とカウントされ、2回線未満になると家族割が適用されなくなります。
Q. 自分のスマホがSIMフリーなのか確認する方法は?
A. SoftBankの端末に関しては、「My SoftBank」で確認することが可能です。そこで、自分のスマホのIMEI番号を入力すると、iPhoneなら「SIMロック解除手続きは受付済みです」、Androidなら「SIMロック解除コードを発行しました」といった解除済みのメッセージが表示されます。
SIMロック未解除の場合は、「My SoftBank」でSIMロック解除をすることができます。店頭でSIMロック解除をしてもらうと3300円(税込)の手数料がかかってしまいますが、「My SoftBank」なら無料で済みます。
Q. 乗り換える際に、前キャリアの端末料金などの支払いが残っていたら違約金は取られるの?
A. 違約金は取られません。ただ、端末の料金は残っているので、その分の支払いは続きます。ちなみにあまり知られていませんが、今は回線の契約をしないで端末のみを購入することが可能です。一部のキャリアでしか扱っていない端末が欲しい場合、回線契約をせずに購入しましょう。
Q. SIMの受け取りは郵送のみ?
A. 通常のSIMは郵送ですが、2~3日で届きます。eSIMの場合は瞬時に発行され、QRコードが表示されるので、10分後ぐらいには利用可能になります。例えばiPhoneを利用している人で、予備回線でeSIMを使いたいという人は、本当に便利です。
Q. そもそもeSIMってどんなもの?
スマートフォンに内蔵されているeSIMのイメージ
A. eSIMは、端末に内蔵されているSIMです。
eSIMに対応したプランを契約することで、端末内に内蔵されているSIMが有効化され、ネットや電話が使えるようになるイメージです。eSIMは端末にいくつでもプランを登録することができ、その中から使いたいプランを選んで使用することができます。例えば海外旅行に行くときは、各国で使えるeSIMを複数登録しておき、その国ごとに切り替えるといった使い方が可能です。
Q. LINE使い放題というのは、LINEを介した写真や動画のやりとりなども含まれるの?
出典:LINEギガフリー|サービス|【公式】LINEMO - ラインモ|格安SIM
A. トークや音声通話、ビデオ通話などの基本的なサービスは無料で使うことができます。ただし、公式ページに記載されていますが、ニュース記事の閲覧など、一部対象外になる場合もあります。
Q. 3GBのミニプランは、データ量超過後の通信速度が300kbpsに制限されます。300kbpsでの利用はどんな感じになるの?
A. 最大速度300kbpsはふだん使いでもきついですね。使えないことありませんが、せいぜいテキストのメールを読んだりできるぐらいです。ブラウザやLINE以外のSNSを見るのは動きが重く感じます。一方で1Mbpsぐらい速度が出れば、スマホのアプリならそれほどストレスなく使うことができます。
まとめ
LINEMOは、SIMカードを申し込んだ場合、カードが届くまで数日かかりますが、店舗に行かずにオンラインで契約することができて、月々の料金が安く抑えることができる良いプランだと思います。
LINEを多用する人や主回線とは別にサブ機を増やしたいという人はもちろん、ふだん使っている格安SIMの通信速度に不満をもっている人、SoftBankなど大手キャリアを利用していて料金が高く感じている人は、ぜひ検討してください。特にSoftBankやY!mobileからの乗り換えを考えている人は、回線やエリア環境もSoftBankと同じなのでおすすめです。
LINEMOの申し込みはこちら→