鉄フライパンのおすすめ10選!料理道具専門家がIH対応や初心者でも使いやすい商品まで選び方を解説

鉄フライパンのおすすめ10選!料理道具専門家がIH対応や初心者でも使いやすい商品まで選び方を解説

「鉄フライパンを使うと、料理がおいしくなるって本当?」
「初心者におすすめの鉄フライパンはどんなタイプ? お手入れの方法は?」

鉄製のフライパンは、一生モノといわれるほどの耐久性と、カリッとした焼き上がりが魅力の調理器具です。気になって一度はチャレンジしてみたいと思いながらも、「重いし焦げつきそう」「お手入れに手間がかかりそう」「いろいろある鉄フライパンの違いがよくわからない」と感じて、購入を迷っている人もいるようです。

この記事では、料理道具コンサルタントの荒井康成さんに、鉄フライパンの選び方やお手入れのコツなどを教えてもらいました。

<鉄フライパンの選び方のポイント>

  • サイズや大きさは得意メニューやよく作るメニューに応じて選ぶ
  • 扱いやすさを重視するなら、厚みがない商品がおすすめ
  • 初心者なら、使い始めの準備が不要なタイプがおすすめ
  • IH調理器を使っているなら、厚みのある鉄フライパンが相性がいい

また、荒井さんの選び方のポイントをもとに、your SELECT.編集部がおすすめの鉄フライパンを厳選しました。荒井さんのお墨付きの鉄フライパン10選は、次のとおりです。

鉄フライパンのおすすめ10選
メーカー
商品名
turk リバーライト 佐藤商事 岩鋳 ambai 島本製作所 和平フレイズ deBuyer 藤田金属 パール金属
プレスパン 浅型 極 ジャパン 柳宗理デザインシリーズ 鉄フライパン マグマプレート フライパン オムレツパン240 味一鉄 フライパン enzo鉄フライパン 鉄フライパン ミネラルビー スイト 匠の技 鉄工房 フライパン
turk(ターク)|プレスパン 浅型 リバーライト|極 ジャパン 佐藤商事|柳宗理デザインシリーズ 鉄フライパン マグマプレート 岩鋳|フライパン ambai|オムレツパン240 島本製作所|味一鉄 フライパン 和平フレイズ|enzo鉄フライパン deBuyer(デバイヤー)|鉄フライパン ミネラルビー 藤田金属|スイト 匠の技 パール金属 |鉄工房 フライパン
参考価格(税込) 9900円 7150円 7150円 7700円 6600円 5060円 8800円 13200円 3520円 4070円
サイズ展開 20~36cm 16~28cm 18~25cm 17~24cm 24cm 16~40cm 20~26cm 20~28cm 20~28cm 20~26cm
深さ 3.2~5.5cm 3~5cm 4.4cm 3.4~7cm 4~6cm 4.4~5.7cm
重さ 870g~2.5kg 390g~1.3kg 660g~1.4kg 1.2~2.2kg 約740g 400g~2.5kg 690g~1.1kg 1.03~2.15kg 650~1.16kg 500~800g
底厚 2.5mm 1.6~2mm 1.2mm 2.3mm 2mm 2~3mm 1.4~1.6mm 1.2mm
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
料理道具コンサルタント
荒井康成さん
荒井康成
洋菓子店店長などを経て、フランス陶器エミール・アンリ社の日本法人の設立に携わる。その後、フリーランスとなり、日本初の“料理道具コンサルタント”として独立。料理だけでなく、料理道具のすばらしさや料理道具に見る世界の食文化などを発信している。

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目次

鉄フライパンの基礎知識と選び方

鉄フライパンとは、本体が鉄製のフライパンのことです。フライパンはテフロン加工されたアルミ製やステンレス製、さまざまな素材の商品が市販されています。そんな中でも鉄フライパンが良いといわれるのは、加熱性能が良くて耐久性があるからです。

鉄製のフライパンは加熱性能が良くて耐久性があるので、毎日使っても長持ちしてくれる

鉄製のフライパンは加熱性能が良くて耐久性があるので、毎日使っても長持ちしてくれる

鉄は熱伝導率が高いので、食材に短時間で火が通ります。このため炒め料理の野菜はしゃっきりと、肉料理は表面がカリッと香ばしく仕上げられます。蓄熱性にも優れ、じっくりと火を通したい煮込み料理にも適しています。

肉料理では香ばしそうな焼き目をつけて、皮をパリッと焼き上げられる

肉料理では香ばしそうな焼き目をつけて、皮をパリッと焼き上げられる

また、鉄製のフライパンは傷がつきにくく、とても頑丈なので、普通に使っても10年以上、お手入れをしながら大切にすれば一生使えるともいわれています。

一方で、重くて扱いにくかったり、さびやすかったりします。使い始めて間もない頃は、さび防止のために油をなじませるお手入れが必要になるなど、使いづらい一面もあります。

自分に適した鉄フライパンを見つけるには、厚さや大きさ、重さをポイントに選ぶとよいでしょう。

厚さで選ぶ|炒め物なら薄手の1.6mm以下、肉料理は2mm以上の厚手がおすすめ

鉄フライパンの重さや底の厚みによっても、作りやすい料理が変わります。
炒め物なら熱が伝わりやすい薄手の1.6mm以下、中までじっくりと火を通したいステーキやグリルチキンなどの肉料理は、蓄熱性の高い2mm以上の厚手のフライパンがおすすめです。

ただし、厚みが増すほど、鉄フライパンは重くなります。初めて鉄フライパンに挑戦する初心者は、薄くて軽いものを選んだ方が扱いやすいでしょう。

大きさで選ぶ|一度に作りたい量で決めるとよい

鉄フライパンのサイズは豊富で、 16~18cmのミニサイズもあれば、30cm以上の大きなものもあります。一般的なフライパンと同様に、作りたい量やメニューに応じて、選ぶとよいでしょう。

サイズ 小型 標準 大型
22cm以下 24~26cm 28cm以上
人数の目安 1~2人分の料理 3~4人向け 5人以上の大人数
用途 ・サイドメニュー
・付け合せ
・メイン料理 ・パーティ料理
・サイズの大きな食材の調理
鉄フライパンの大きさ(底面の広さ)や深さはさまざま

鉄フライパンの大きさ(底面の広さ)や深さはさまざま

さらに、浅型、深型で用途も変わってきます。浅型の鉄フライパンは、火の当たりがいいので炒め物向き。深さのある鉄フライパンは食材がこぼれにくいのでチャーハンなどの中華料理や、水気のある煮込み料理などが作りやすくなります。

重さで選ぶ|1kg前後は使い勝手がいい。軽いものはIHで使うときに注意

鉄フライパンは、他の素材のフライパンに比べて、重みがあります。鉄フライパンの重さは、厚みや大きさに比例し、厚みやサイズが大きくなるほど重くなります

「鉄フライパンは、アルミ製など他の素材に比べると、重みがあります」と荒井さん

「鉄フライパンは、アルミ製など他の素材に比べると、重みがあります」と荒井さん

片手でフライパンをゆすったり、あおったりするのに使い勝手がいい重さは、1kg前後です。

ただし、熱源がIH調理器の場合は、ある程度重さのある鉄フライパンの方が安定します。IH調理器は表面が滑りやすいので、軽すぎる鉄フライパンでは、調理中に手が少しぶつかっただけで熱源からズレてしまうことがあります。重さのある鉄フライパンをIH調理器で使うときには、片手で持ち上げてあおったりせずに、軽く前後にゆするようにして調理すると、重さが気にならなくなります。

<大きさと厚さの違いによる、鉄フライパンの重さの目安>
サイズ 底厚1.2mm以下 底厚1.6mm程度 底厚2mm以上
直径20cm前後 500g程度 550~580g程度 600g程度
直径26cm前後 800~900g程度 850g~1kg程度 1.1~1.3kg程度
直径30cm前後 1.2kg程度 1.2~1.5kg程度 1.5~2kg程度

取っ手の素材で選ぶ|やけどが心配なら木製か樹脂の取っ手を

フライパンをゆすって調理をすることが多いなら、取っ手の握りやすさも見逃せません。

鉄素材の取っ手は熱くなるので、握るときにはやけどしないよう注意が必要です。木や樹脂の取っ手は握りやすくやけどの心配もありませんが、鉄に比べると耐久性は劣ります。

取っ手の素材 鉄(一体型含む) 樹脂
鉄(一体型含む) 木 樹脂
メリット ・耐久性が高い
・一体型は取っ手交換が不要
・握りやすい
・手ざわりがいい
・見た目がおしゃれ
・握りやすい
・やけどの心配がない
デメリット ・熱くなりやすい
・ミトンやぬれ布巾がないと握れない
・カビが生えやすい
・火に当たると燃える可能性がある
・火に当たると変形する可能性がある
・長く使う間に修理や交換が必要になることも

おすすめの鉄フライパン10選

荒井さんに教えていただいた選び方をもとに、your SELECT.編集部おすすめの鉄フライパン10選を紹介します。「長く使えて料理がおいしくなる」と荒井さんのお墨付きです。

鉄フライパンのおすすめ10選
メーカー
商品名
turk リバーライト 佐藤商事 岩鋳 ambai 島本製作所 和平フレイズ deBuyer 藤田金属 パール金属
プレスパン 浅型 極 ジャパン 柳宗理デザインシリーズ 鉄フライパン マグマプレート フライパン オムレツパン240 味一鉄 フライパン enzo鉄フライパン 鉄フライパン ミネラルビー スイト 匠の技 鉄工房 フライパン
turk(ターク)|プレスパン 浅型 リバーライト|極 ジャパン 佐藤商事|柳宗理デザインシリーズ 鉄フライパン マグマプレート 岩鋳|フライパン ambai|オムレツパン240 島本製作所|味一鉄 フライパン 和平フレイズ|enzo鉄フライパン deBuyer(デバイヤー)|鉄フライパン ミネラルビー 藤田金属|スイト 匠の技 パール金属 |鉄工房 フライパン
参考価格(税込) 9900円 7150円 7150円 7700円 6600円 5060円 8800円 13200円 3520円 4070円
サイズ展開 20~36cm 16~28cm 18~25cm 17~24cm 24cm 16~40cm 20~26cm 20~28cm 20~28cm 20~26cm
深さ 3.2~5.5cm 3~5cm 4.4cm 3.4~7cm 4~6cm 4.4~5.7cm
重さ 870g~2.5kg 390g~1.3kg 660g~1.4kg 1.2~2.2kg 約740g 400g~2.5kg 690g~1.1kg 1.03~2.15kg 650~1.16kg 500~800g
底厚 2.5mm 1.6~2mm 1.2mm 2.3mm 2mm 2~3mm 1.4~1.6mm 1.2mm
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鉄フライパンの代表格 ターク(turk) プレスパン 浅型

参考価格: ¥9,900(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm:47×24×13cm(調理面18cm)
深さ
重さ 24cm:1.15kg
底厚 2.5mm
サイズ展開 20cm、24cm、28cm、32cm、36cm
素材(取っ手)
IH対応 IH可
空焼き 必要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • ・本体と取っ手のつなぎ目がないので、取っ手が外れることがなく、長く使い続けられる
  • ・底厚2.5mmで蓄熱性に優れ素材の表面にカリッとした焦げ目をつけやすい

ドイツの鍛冶職人が創業した老舗ブランドであるターク社の鉄フライパンは、昔ながらの技法で作られているため、シンプルで武骨な印象ですが、料理好きが一度は手にしたいと憧れるほど代表的な鉄フライパンです。プレスパンは、一つの鉄の塊をプレスして作られたタイプ。底が2.5mmと厚いので、最初温まるまでは少し時間がかかりますが蓄熱性に優れ、食材本来の味を引き出してくれます。

深型タイプで幅広い料理に活用できる リバーライト(RiverLight Corporation) 極 ジャパン

参考価格: ¥7,150(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm:43.4×24×10.5cm(調理面15.5cm)
深さ 24cm:4.5cm
重さ 24cm:830g
底厚 1.6~2mm
サイズ展開 16cm、18cm、20cm、22cm、24cm、26cm、28cm
素材(取っ手)
IH対応 IH対応
空焼き 不要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • 適度な深さがあるので、焼き物から炒め物まで、幅広いメニューで活用できる
  • 表面を窒化熱処理してさびにくくしているので、お手入れが簡単に

1970年代から国産の鉄フライパンにこだわって製造してきたリバーライトの逸品。ベーシックで、飽きのこないデザインで、取っ手は手になじみやすい木製ハンドルを採用しています。表面に「窒化鉄層+酸化鉄層」を形成して鉄を強化しているので、傷に強くさびにくい仕様になっています。鉄フライパンにつきもののお手入れが手軽になるのがうれしい点です。

両利き仕様で注ぎやすい 佐藤商事(SATO SHOJI) 柳宗理 デザインシリーズ 鉄フライパン マグマプレート

参考価格: ¥7,150(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 25cm:45.5×29×10.9cm
深さ
重さ 25cm:1.4kg
底厚
サイズ展開 18cm、22cm、25cm
素材(取っ手) フェノール樹脂
IH対応 IH対応
空焼き 不要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • 本体の鉄の表裏に細かな凹凸をつけた独自開発の「マグマプレート」を採用
  • ・両サイドが少し張り出しているので、左右どちらからも食材を皿に移しやすい

オリジナル素材「マグマプレート」を使った、柳宗理デザインの鉄フライパン。本体の鉄表裏両面に細かな凸凹がついているので油なじみが良くなるとともに、食材の焦げつきやこびりつきが軽減。表面積も少し広くなることにより、鉄フライパンの熱伝導がさらに良くなっている優れものです。食材の旨味を閉じ込めて、炒め物がしゃっきりと仕上がります。専用のフタ付きです。

重厚な南部鉄フライパン 岩鋳(IWACHU) フライパン

参考価格: ¥7,700(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm:41×26×10cm
深さ 24cm:5cm
重さ 24cm:2.2kg
底厚
サイズ展開 17cm、21cm、24cm
素材(取っ手) 鋳鉄
IH対応 IH対応
空焼き 必要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • 良質な南部鉄器を採用していて、食材にムラなく熱を通すことができる
  • ・ベーシックなデザインで、炒め物から煮込み料理まで使いやすい

レストランで業務用にも使用されている、南部鉄器の鉄フライパンです。鉄を高温で溶かして型に流し込んで作る鉄鋳物で、ずっしりとした重みがあるので表面が滑りやすいIHコンロなどで調理するときにも安定します。プロも使用している業務用だけに使い始めには、空焼きや油ならしなどの、しっかりとしたお手入れが必要です。

凸凹仕様でこびりつき軽減 アンバイ(ambai) オムレツパン240

参考価格: ¥6,600(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 39.9×24×7.7cm
深さ 4.4cm
重さ 約740g
底厚 1.2mm
素材(取っ手) 天然木(チーク材オイル仕上げ)
IH対応 IH対応
空焼き 不要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • ・使い始めに、面倒な空焼きや油ならしをしなくてもOK
  • 表面に繊維状の凸凹を浮き立たせる特殊加工が施されているのでこびりつきを軽減

家具デザイナーの小泉誠氏がプロデュースしたキッチンウェア、ambai(アンバイ)シリーズの鉄フライパンです。取っ手には天然木チーク材を使用し、都会的なキッチンにもマッチするデザインファイバーラインという、表面に細かな凸凹を浮き立たせる特殊加工が施されていて、こびりつきづらくなっているので、オムレツなどの卵料理に最適です。

サイズのラインナップが豊富 島本製作所(Shimamoto Seisakusho) 味一鉄 フライパン

参考価格: ¥5,060(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm(底径18.1cm)
深さ 24cm:4.6cm
重さ 24cm:900g
底厚 2.3mm
サイズ展開 16cm、18cm、20cm、22cm、24cm、26cm、28cm、30cm、34cm、36cm、40cm
素材(取っ手)
IH対応 IH対応
空焼き 必要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • 16cmから40cmまでサイズ展開が豊富
  • 底面が2.3mmの肉厚仕様で、じっくりと熱を通す調理に便利

コックさんの意見から生まれたという、玄人好みの鉄フライパン。直径16cmから40cmまで幅広いラインアップがあり自由にサイズが選べます2.3mmの底厚なフライパンなので、食材に熱がムラなく伝わります。側面を薄くすることで、取り扱いやすい重さに調整されています。

ステーキなどの焼き料理で真価を発揮 和平フレイズ(WAHEI FREIZ CORPORATION) enzo 鉄フライパン

参考価格: ¥8,800(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm:42×24×8.5cm
深さ
重さ 24cm:970g
底厚 2mm
サイズ展開 20cm、22cm、24cm、26cm
素材(取っ手) 素材(取っ手)
IH対応 IH対応
空焼き 必要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • 側面の角度や底面の焼きスペースの広さまで、使いやすさにこだわったデザイン
  • ・底厚でじっくり熱を通せるので、ステーキなどの肉料理で真価を発揮する仕様

日本一のキッチン用品の産地であり、モノづくりの町として名高い、新潟・燕三条で誕生した鉄フライパン。取っ手は天然木とステンレスを組み合わせ、握りやすい形状に仕上げています。キッチン映えする都会的なデザインです。

フランス料理界で高い評価 デ・バイヤー(de Buyer) 鉄フライパン ミネラルビー

参考価格: ¥13,200(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm:44×24×12.5cm
深さ
重さ 24cm:1.39kg
底厚 2~3mm
サイズ展開 20cm、24cm、26cm、28cm
素材(取っ手) 鉄(ポリエステル樹脂コーティング)
IH対応 IH対応
空焼き 不要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • ・1830年創業のフランスの老舗メーカーが作り上げた品質に定評のある鉄フライパン
  • ・軽くて扱いやすいので、ビストロ(フランスのレストラン)でも広く愛用されている

フランスの老舗調理器具メーカーである、デバイヤーの鉄フライパン。一流のシェフたちが認めていることからも、品質の高さがうかがえます。ミラクルビーシリーズには、未使用時の酸化を防ぐためにオーガニックのミツロウが塗布してあるので、使い始めには油ならしが必要です

フタの邪魔にならないアップハンドル 藤田金属(FUJITA METAL MFG) スイト 匠の技

参考価格: ¥3,520(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm:42.5×24×10cm
深さ 4~6cm
重さ 24cm:900g
底厚 1.4~1.6mm
サイズ展開 20cm、24cm、26cm、28cm
素材(取っ手) アルミ・フェノール樹脂
IH対応 IH対応
空焼き 必要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • ・IH以外にもオール熱源(ガス、シーズヒーター、ハロゲンヒーターなど)に対応
  • フタをしたときに取っ手が邪魔にならないアップハンドル仕様

家族経営の町工場として、大阪の工業地帯で金属製造を行う藤田金属の鉄フライパン。IHをはじめとした、オール熱源(ガス、シーズヒーター、ハロゲンヒーターなど)に対応しているので、どんなキッチンでも使えます。取っ手は樹脂製なので握りやすく、加熱中も熱くなりません。未使用時のさび防止のために、クリアー塗装が施されているので、初めて使用するときには空焼きと油ならしが必要です。

軽いので初心者にも扱いやすい パール金属(PEARL METAL) 鉄工房 フライパン

参考価格: ¥4,070(税込)

サイズ(全長×外径×高さ) 24cm:43×24×10cm
深さ 24cm:5.5cm
重さ 24cm:663g
底厚 1.2mm
サイズ展開 20cm、24cm、26cm
素材(取っ手) 天然木
IH対応 IH対応
空焼き 必要

※価格は税込です

おすすめポイント

  • 軽くて扱いやすく、お値段もリーズナブル
  • ・鉄フライパンならではの、こんがりとした焼き色がつけられる

キッチン用品やアウトドア用品など、幅広く展開するパール金属の鉄フライパン。ガスやIHをはじめとして、シーズヒーター、ハロゲンヒーターなどのオール熱源に対応しています。深さがあるので、チャーハン作りなどにも便利。軽くて扱いやすく、家庭向きのコスパのいい鉄フライパンです。

鉄フライパンを買う前に知っておきたいこと

近頃の鉄フライパンは、IH調理器をはじめとした多くの熱源に対応しています。特にIH調理器とは相性が良く、フライパンを軽くゆするだけで熱が全体にまわります。ただし、プロ仕様の鉄フライパンの中には「ガス専用」となっている製品もあるので、購入する前に確認しましょう。

また、耐久性の高い鉄フライパンですが、雑に扱うとさびてしまいます。使い始めには空焼きをするなど、長持ちさせるためのお手入れ方法のポイントを知っておきましょう。

「慣れてしまえば、日常のお手入れはむしろ楽です。洗剤も使わないのでエコですしね」と荒井さん

「慣れてしまえば、日常のお手入れはむしろ楽です。洗剤も使わないのでエコですしね」と荒井さん

始めて使うときは、さび止めを落とす(空焼き)

鉄フライパンの中には、出荷してから購入されるまでの間にさびてしまわないように、さび止め塗装などでコーティングがされているものがあります。こうした塗装は、軽く洗ったぐらいでは取れないので、初めて鉄フライパンを使用するときに、空焼き(フライパンが熱くなるまで直火で熱する)をして、コーティングを取り除くことが必要です。

空焼きをしてコーティングの効果がなくなった鉄フライパンはさびやすくなるので、油を使ってさびを防止します。多めの油を入れて熱する「油ならし」をすることで、表面に油膜がつきやすくなります

フライパンに多めの油を入れて、うっすら煙が出るまで熱する

フライパンに多めの油を入れて、うっすら煙が出るまで熱する

今は、家庭向けにお手入れのしやすい鉄フライパンも登場しています。このタイプのフライパンは、表面を塗装コーティングするのではなく、素材や特殊加工などでさびにくく改良されているので、使用後に洗ったら軽く油を引いておく程度で十分です。

調理前にしておきたいこと

使い始めの1ヶ月程度は、鉄フライパンに油がなじんでいないので、焦げやすい状態になっています。「油ならし」のときと同じように、熱した鉄フライパンにたっぷりの油を注いで加熱し、全体をなじませてから油をオイルポットに戻す「油返し」をしてから調理を始めると、油なじみが早くなります。

また、食材の焦げつきを防ぐには、食材を入れる前に鉄フライパンを十分に加熱しておくことです。しっかりと温めた後に多めの油を引いて調理することをおすすめします。

調理後のお手入れ

調理を終えたら、次の手順で汚れを落とし、油を塗っておきましょう。

  1. 鉄フライパンがまだ温かいうちに、お湯でさっと洗い流します。
  2. 汚れが落ちたら、鉄フライパンを火にかけて表面の水分を飛ばします。
  3. 乾いたら油をたらし、キッチンペーパーなどで広げながら底面全体に油をしみ込ませます。余分な油は拭き取りましょう。
調理後のお手入れ

洗うときはやけどをしないように、持ち手の付いたキッチンたわしなどを使うことをおすすめします。焦げついてしまったときには、しばらくお湯につけて焦げつきをふやかしてから、金属たわしやクレンザーなどでこすると落とせます。

鉄フライパンの気になるQ&A

鉄フライパンを使用するにあたって、気になる疑問を荒井さんにお答えいただきました。

鉄フライパンの気になるQ&A

Q. 蓋は必要?

A. 必須ではありませんが、フタがあると料理のバリエーションは広がります。ハンバーグや餃子のように、中までじっくり火を通したい料理をするときには、フタを利用するのが有効です。専用のフタがなくても、サイズが合えば、サイズの合う市販のフタを使っても問題ありません。手持ちにサイズの合うフタがない場合は、密閉性は薄れますが、アルミホイルなどでも代用はできます。上にのせるときに、やけどに注意しましょう。

Q. 油っぽさが気になるけど、洗うときにスポンジや洗剤は使わない方がいい?

A. 鉄フライパンは、油がなじんでいる状態にしておくことが大事です。どうしても汚れが気になるときは、洗剤を使ってもいいでしょう。ただし、表面の油膜がなくなってしまうので、洗って乾かした後は油を引くなど、お手入れを忘れないようにしてください。

Q. 鉄フライパンを使わない方がいいメニューはあるの?

A. 鉄フライパンは、トマトやお酢を含む料理は苦手です。酸性が強い食材は、鉄フライパン表面の油膜をはがしたり金属を溶かしてしまうのです。軽く炒める程度ならいいですが、ミートソースなど、しばらく煮込むようなトマト料理は避けた方がいいでしょう。トマトの酸が鉄を溶かすので、料理が鉄くさくなります

Q. お手入れに便利なグッズは?

A. 鉄フライパンは、まだ温かいうちにお湯をかけて洗い流せば、大抵の汚れは簡単に洗い流せます。ただしやけどが心配なので、熱に強い素材のキッチンたわしを使うなどして、フライパンの表面には手を触れないようにしましょう。

REDECKER 木のキッチンブラシ

参考価格(税込) 1763円
サイズ 全高:約7.5cm(ブラシ部分含む)、ブラシ毛:約2cm
素材 本体:ブナ、ブラシ毛:Plant fiber(植物繊維)

※価格は税込です

鉄フライパンの焦げ落としなどに使えるキッチンたわし。力を入れて握りやすいグリップタイプなので、ゴシゴシと洗えます。

鉄フライパンのAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、鉄フライパンの売れ筋ランキングを見ることができます。どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にするのもよいでしょう。

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まとめ

  • サイズや大きさは、自分が作りたいメニューや量に応じて決めるとよい
  • お手入れを面倒に感じるなら家庭向きに改良された手入れが少ないタイプがおすすめ
  • 厚みのあるフライパンは重さも増すので初心者は軽くて薄いタイプの方が扱いやすい

鉄フライパンは特別な調理器具ではないので、これまでにフライパン使ったことがあるのなら、サイズや形状は、自分にとっての扱いやすさを優先して選ぶことをおすすめします。

料理好きで、作りたいメニューがたくさんあるのなら、タイプの異なる鉄フライパンを複数手に入れて、使い分けてもいいでしょう

お試しの感覚でスタンダードなものを使ってみて気に入ったなら、一生使うつもりで、長く使い続けられそうなものを選んでみてはいかがでしょう。愛着がわく品が見つかれば、使い慣れるまで育てていく過程も楽しめるようになるかもしれません。

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