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目次
「カーリースとマイカー購入、どちらがお得?」
「カーリースで車を借りるときのデメリットはあるのかな」
近年、新たな車の乗り方として、カーリースが注目を集めています。マイカーを検討する中で、カーリースと購入の違いやカーリースの仕組みについて気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで自動車評論家の国沢光宏さんに、カーリースを利用する前に知っておきたい仕組みやメリット、注意点などをインタビューしました。あわせておすすめのカーリース会社もご紹介しています。
カーリースの利用を検討している方や、自分のライフスタイルにカーリースが合致するのか知りたいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
おすすめのカーリースを知りたい方はこちらSELECTorが教える!
購入と何が違う? カーリースの仕組み
まずはカーリースの仕組みや、レンタカー、カーシェアリングなど他のサービスとの違いを解説します。
カーリースといえば法人の利用するサービスというイメージがあり、個人にはあまりなじみがないと感じている方も多いかもしれません。はじめにカーリースにまつわる基本的な情報を確認しておきましょう。
カーリースの仕組みについて、自動車評論家の国沢光宏さんにお伺いしました。
カーリースとは?
カーリースとは、頭金を必要としない、月々定額で車を借りられるサービスのことです。
月額料金には、一般的に車検費用も含まれます。
マイカー購入と同じように好きな車種を選択し、自分の駐車場で管理して、好きなタイミングで使用できます。新車だけでなく、中古車のリースも可能です。
自動車検査証に記載される車の名義は、所有者がカーリース会社、使用者がユーザーとなるのが特徴です。
車の所有権はカーリース会社にあるため、原則として契約終了後はリース会社に車を返却する必要があります。カーリースとは車を買うわけではなく、車を使う権利を買うものと考えるとわかりやすいでしょう。
オープンエンドとクローズエンド
カーリースの契約方法は「オープンエンド」と「クローズエンド」の2つに分類できます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
オープンエンド | ||
クローズエンド |
オープンエンドは「残価設定型リース」とも呼ばれるもので、契約終了時の車両の予想価格である残価をユーザーに公開し、残価を差し引いた金額を料金として月々支払います。
例えば、新車価格が300万円の車をリースするとき、残価を「100万円」と設定して5年間のリースで契約したとします。すると毎月のリース料金は、「(車の価格300万円-残価100万円)÷5年(60ヶ月)」で、約3万3000円となるわけです。
オープンエンド方式では、契約者側が残価をある程度自由に設定できる契約もあります。残価を高めに設定した車をリースすれば、月々の支払額を抑えることもできます。
残価を高く設定する際は、車の状態や契約終了時点の市場価値によって、予定残価よりも車の価値が低くなってしまうことがある点に注意しましょう。予定残価よりも車の価値が下がってしまった場合には、その差額を支払う必要があります。
またオープンエンドでは、契約期間が終了した後に残価分を支払えば車を買い取ることができます。
クローズエンドではオープンエンドよりも残価が低く設定され、ユーザーには公開されません。オープンエンドに比べて月々の支払額が高くなる傾向があります。
契約満了時に車の価値が残価より低くなってしまった場合でも、ユーザーはその差額を支払う必要がないというメリットがあります。ただし、クローズエンドではオープンエンドのように、契約が終わった後に車を買い取ることはできません。
車のサブスクリプション
カーリースと同じく定額制で利用できるサービスにサブスクリプションがあります。名前こそ違うものの、基本的なサービス内容は一般的なカーリースと変わりません。
カーリースとサブスクリプションの違いとして挙げられるのは、月額料金の内容です。サブスクリプションでは車の任意保険や自動車税、車両の定期メンテナンスがすべて月額料金に含まれています。
カーリースでは、税金や自賠責保険料は月額料金に含まれますが、任意保険の料金はほとんどの場合含まれません。
マイカー購入との違いは?
カーリース | マイカー購入 | |
---|---|---|
車検 | 月額料金に含まれる | ユーザーが手続き・支払いをする |
メンテナンス | 月額料金に含まれるものもある | ユーザーが手続き・支払いをする |
残価設定 | リース終了後に買い取り、再リース、返却のいずれかを選べる | 残価を一括返済するか再ローンによる分割払い |
カーリースとマイカーの購入は、契約期間終了後に車の所有権がどこにあるかという点が大きな違いです。
銀行以外のローンを利用して購入した場合、返済が終わるまで車の所有者はディーラーやローン会社となりますが、返済終了後に所有権留保の解除手続きを行うことで所有権がユーザーに移ります。
カーリースの場合、基本的には契約期間が終了しても所有者はカーリース会社のままです。これはカーリースでは車を使用する権利を購入しているだけで、車そのものを購入するわけではないためです。ただし、リースの契約によっては契約終了後にユーザーが所有者になるものもあります。
カーリースでは、頭金を用意せずともマイカーのように車を利用できます。自動車税や自賠責保険料などの維持費も月額料金に含まれるため、リース契約後も車にかかる費用が一定なのは大きなメリットでしょう。
車を購入する場合、月々の支払額を抑えたいのなら頭金が必要です。その後も車検やメンテナンスなどで高額な支払いになってしまう月があります。
レンタカー、カーシェアとの違いは
<カーリースとレンタカー・カーシェアとの違い>
カーリース | レンタカー | カーシェア | |
---|---|---|---|
利用期間 | 3~5年 | 1時間単位~1ヶ月 | 分単位~ |
料金形態 | 「総費用÷契約月数」で月々支払い | 1時間、1日単位の料金を支払い | 月額料金+使用分を支払い |
ナンバープレート | 購入と同じ | 「わ」か「れ」 | 「わ」か「れ」 |
所有者 | 契約終了後にユーザーが所有者になれるものもある | レンタカー会社 | カーシェア会社 |
カーリースとレンタカー、カーシェアは利用期間や料金形態に大きな違いがあります。
レンタカーの利用期間は数時間から長くても1ヶ月、カーシェアの場合は数十分から数時間と短時間の利用が一般的です。一方、カーリースでは通常3~5年と年単位での利用契約になります。
料金形態はレンタカーでは利用時間や日数に応じて、カーシェアでは一般的に月会費に加えて車の利用時間や走行距離に応じて支払う仕組みです。カーリースの場合は、車本体の料金やその他の費用(車検費用や税など)を含めた金額を、契約月数で割った額を毎月支払う仕組みとなっています。
また、レンタカーやカーシェアはナンバープレートのひらがな部分が「わ」もしくは「れ」ナンバーである点も違いとして挙げられます。カーリースでは、購入した車と同様に通常のナンバープレートが割り振られます。
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カーリースを選ぶ前に知っておきたいメリットと注意点
毎月一定額の支払いでわかりやすく、便利なカーリースですが、一方でいくつかの注意点もあります。知らずに契約してしまうと、思わぬ後悔をしてしまうかもしれません。自動車評論家の国沢光宏さんが教えるカーリースの特徴や注意点について見ていきましょう。
カーリースを利用するメリット
まずは、カーリースのメリットについて解説します。カーリースを利用することで得られるメリットはおもに以下の3つが挙げられます。
- 節税効果がある
- 人気の高い車は新車購入するよりお得になる場合がある
- 車にかかる毎月の費用が一定になる
カーリースの大きなメリットは節税効果にあります。
法人や個人事業主の場合、カーリースにかかる費用はほぼ100%経費として認められます。
普通自動車の新車をリースではなく購入した場合、固定資産として減価償却できるのは6年間(軽自動車は4年間)です。
カーリースでは、リース期間中のリース料金をほぼすべて必要経費として計上できます。
また人気のある車の場合は、ローンで購入するよりカーリースの方が支払いの負担を軽減できる可能性があります。
例えば、トヨタのアルファードやRAV4などの人気高級車、その他のメーカーでも電気自動車・ハイブリッド車は評価額が下がりにくいです。
そのため予定残価が高めに設定され、リース期間中の支払い対象となる車両価格が低くなる傾向があります。リース対象の車両価格が低くなれば、毎月の支払額もその分抑えられるでしょう。
また、リース期間満了後にリース会社が査定した評価額が実際の車の評価額より安ければ、契約満了後にそのまま車を買い取った方が新車を買うよりもお得になることもあります。
評価額が落ちにくい人気の高級車種をリースすることで、いい車をお得に手に入れられるかもしれません。同様の理由で、同じ車でもグレードの高い車をリースした方がお得になる場合があります。気になる車が複数あるのなら、車種ごとに見積もりを取り検討してみましょう。
カーリースを利用することで、車にかかる毎月の費用がほぼ一定になります。ガソリン代や駐車場料金以外の出費は毎月同じだと考えると、家計の収支がわかりやすくなり、マネープランも立てやすくなるでしょう。ただしメンテナンスが含まれない契約もあるため、必要なオプションが含まれているか必ず確認しましょう。
また一般的に、リース契約には任意保険(自動車保険)が含まれていません。その場合には自身で任意保険を契約し、保険料の支払い方法を月払いにすることで毎月の支払額を一定にできます。
一部で任意保険も契約に含まれるカーリースもありますので、なるべく支払いを抑えたいのなら、ご自身でその他の保険会社の保険料と比較して加入することをおすすめします。
カーリースを利用する際の注意点
カーリースにはメリットがある一方で、利用の前に知っておきたい注意点が3つあります。
- 一般的な会社員は節税効果は得られない
- 途中で解約すると違約金などを求められる
- マイカー購入に比べ総支払額が高くなる場合が多い
一般的な会社員は、前述したカーリースによる節税効果は得られません。節税対策として効果を得られるのは事業主や法人に限られます。
また、リース契約を途中で解除しようとすると、違約金や中途解約金を求められる点にも注意が必要です。期間中の解約では、違約金または残期間のリース料を一括で支払うよう求められるのが一般的です。
車の修理が必要になったときにも、ユーザー側が修理費用を負担するケースがあります。多くの場合において、マイカーを購入するのに比べ、総支払額が高くなる点に注意しましょう。
これらの注意ポイントは、契約前にしっかり確認することをおすすめします。
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カーリース選び6つのチェックポイント
数多くあるカーリース会社の中から、目的や家計に合ったカーリースを選ぶためには何をチェックしたらよいのでしょうか。自分に合った契約を結ぶために知っておきたい6つのポイントを国沢さんにお伺いしました。
6つのチェックポイント
- オープンエンド方式かクローズエンド方式かチェック
- 中途解約の違約金を確認
- 月額料金以外の出費に注意
- 走行距離や保証期間を確認
- リース期間も確認
- 車のラインアップも重要!
1.オープンエンド方式かクローズエンド方式かチェック
残価設定がある場合、残価がユーザーに公開されているかどうか、つまり契約方法がオープンエンドかクローズエンドかをあらかじめ確認しておきましょう。
残価設定があるオープンエンドのカーリースでは、契約満了後の残価を高く設定した方が月額料金を抑えられます。ただし、契約満了時の車の査定額があらかじめ設定していた残価よりも低くなってしまった場合、差額分をユーザーが負担しなければなりません。
2.中途解約の違約金を確認
リース契約を途中で解約してしまったら違約金が発生するのか、発生する場合の金額はいくらくらいになるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
リース契約を中途解約すると、ユーザーが違約金を支払う契約が多くあります。中途解約は原則としてできない契約が多く、解約が認められたとしても残金すべて支払わなければならないこともあり、注意が必要です。
車の価値は、新車登録後に“動かした時点”で評価が下がります。たとえ300万円の価値がある新車でも、エンジンをかけて動かすと中古車の扱いになってしまうからです。
カーリース会社にしてみれば、中途解約されると新車として再販売できず、大きな損害になってしまいます。そのために違約金を定めているカーリース会社が多くあるのです。
契約期間中に中途解約することがないよう、今後のライフプランを慎重に考えたうえでリース契約をしましょう。
3.月額料金以外の出費に注意
カーリースは月々の負担額に目がいきやすいため、月額料金だけを確認して借りる車を決めてしまう方も多いようです。
しかし実際には、ガソリン代や駐車場代は別途負担になります。また、自動車に乗るには、任意保険の契約が必要ですし、メンテナンス費用の出費も考慮しておく必要があるでしょう。このように月額料金のみの支払いで済むわけではないのです。
月額料金以外に必要な費用はいくらになるのかをきちんと見極め、家計に負担がないかを確認することが大切です。月額料金の安さだけで契約しないよう、十分に気をつけましょう。
4.走行距離や保証期間を確認
カーリースの契約には走行距離や保証期間が決められています。
走行距離の制限は契約やカーリース会社によって異なり、月に1000kmや2000kmほどが一般的です。契約満了後に総走行距離があらかじめ決められていたキロ数からオーバーしていると、「1kmあたりいくら」といった形で別途負担金が発生したり、残価が下がった分の支払いを求められたりすることがあります。
そのため、カーリースは年間数万kmに及ぶような長距離を走行する方にはあまり向いていません。街乗りや短距離の通勤、身近なレジャーなどに利用するのであれば問題ないでしょう。
また、リースした車には保証が付いているのが一般的です。保証期間内であれば、さまざまなパーツの修理交換が無償になります。保証期間を過ぎてからの対応は有償となるため、あらかじめ期間を確認しておくとよいでしょう。
5.リース期間も確認
カーリースでの一般的なリース期間は3~5年ほどです。基本的に1回の契約は5年が最長です。さらに長く契約したい方は、契約満了後に再契約を結びます。
リース会社によっては、1ヶ月からリースできる短期間の契約もあります。短期間のリース契約は、状況によっては便利に使えるでしょう。
例えば、ホンダの「Honda マンスリーオーナー」は、1~11ヶ月の短い契約で利用できるカーリースです。短期間のカーリースは、短期間の単身赴任や長期間の出張などに利用すると便利です。
リースする車や会社によって変わりますが、基本的にリース期間は長い方が料金が安くなり、短くなると高くなります。見積もりを取り比較して選びましょう。
6.車のラインアップも重要!
カーリース会社によって車のラインアップはさまざまです。
ディーラーのカーリースでは高級車や燃料電池車、電気自動車などを問わず、そのメーカーの車であればどれでも契約できます。好みのメーカーがある方、メーカーにこだわりたい方におすすめです。
ディーラーではないカーリース会社の場合は、さまざまなメーカーを横断していたり、中古車を取り扱っていたりとラインアップに幅があります。輸入車を取り扱っているカーリース会社もあり、購入するのは難しかった憧れの車に手が届くかもしれませんね。
どうしても乗りたいメーカーや車種がある場合は、まずディーラーによるカーリース会社に相談するとよいでしょう。その他にこだわりポイントがあれば、その他のカーリース会社も視野に入れて検討するのがおすすめです。
カーリースはこんな人におすすめ!
カーリースの利用は、毎月の家計管理をなるべく楽にしたい方や、車のメンテナンスなどの維持管理の手間を省きたい方におすすめです。
カーリースの最大のメリットは、月々の支払額が一定であることでしょう。車検や自動車税などの支払いによる高額の出費がある月がないので、家計管理は楽になります。また、車のメンテナンスをリース会社に任せられるので、車の維持管理の手間を省けます。
例えば、車を購入した場合には、車検の業者などを自分で調べて依頼する必要がありますが、カーリースならリース会社に任せておくだけで完了します。車検はリース料金に含まれるのが一般的ですが、オイル交換などのメンテナンスもプランとして追加できるため、維持管理をまとめてやってもらいたいと感じている方にはカーリースはおすすめのサービスといえるでしょう。
目的別! おすすめのカーリース会社7選
現在、国内には数多くのカーリース会社があります。そのためカーリースを利用したいと思っていても、どこを選んだらよいのかわからないと悩んでしまうことは多いようです。
そこで、目的別におすすめカーリース会社をご紹介します。車をリースするうえで、優先したいと感じているポイントに合ったカーリース会社を選びましょう。
- 面倒な手続きを減らしたい
- 月々の料金を抑えたい
- メンテナンスを楽にしたい
- リース期間終了後は自分の車にしたい
- 借りてすぐに乗れる車をリースしたい
- 契約期間で選びたい
面倒な手続きを減らしたい
「忙しくてなかなかお店に行けない」「保険や税金など、手続きが大変そう」など、契約やメンテナンス時に、なるべく手間をかけたくないという方は手続きや維持管理がスムーズなカーリース会社を選ぶのがおすすめです。
KINTO ONE|WEBで契約が完了
残価設定の有無 | あり |
---|---|
中途解約の違約金 | 一定期間を経過後に解約の場合は違約金なし |
月額料金以外の費用 | 駐車場代、任意保険の保険料(※メンテナンスパックあり) |
保証期間 | プランによって異なる |
走行距離の制限 | プランによって異なる ※超過した場合、トヨタ車では1kmあたり11円(税込)、レクサス車は1kmあたり22円(税込)) |
リース期間 | 3年、5年、7年 |
代表的な車種 | ヤリスクロス、ルーミー、PRAIZE、ハリアー、パッソ |
KINTOは、トヨタの新車を月々定額で利用できるサービスです。必要事項を入力すれば、WEB上で車を検索可能で、車種はトヨタ車、レクサス社の中から選べます。
頭金不要なので、まとまったお金がなくとも契約が可能です。保険料やメンテナンス料など、関連費用込みの定額プランなので、料金体系が分かりやすいのも特徴です。
また、あらゆる手続きがWEB、郵送で完結します。駐車場契約、保険の検討、書類の提出など、納車以外、販売店に行く必要がないので納車までスムーズです。
月々の料金を抑えたい
安定した家計管理のためにも月々のリース料金を抑えたいと考えている方は多いでしょう。そのような方は、中古車のカーリースを検討してみてはいかがでしょうか?
車両本体価格の安い中古車であれば、新車よりもリース料金を抑えられます。
もし中古車リースを検討したい場合には、中古車の取り扱いが多いカーリース会社を選ぶのがおすすめです。
ワンプライス中古車リースMyCar|安心のリースアップ車両
出典:https://www.carlease-online.jp/ucar/
残価設定の有無 | なし |
---|---|
中途解約の違約金 | あり |
月額料金以外の費用 | 駐車場代、任意保険の保険料、車検以外のメンテナンス費用 |
保証期間 | 1年間 |
走行距離の制限 | 無制限 |
リース期間 | 48ヶ月~96ヶ月 |
代表的な車種 | N-BOX、ハスラー、フィット、セレナ、プリウスなど |
オリックス自動車の個人向けカーリースでは、中古車も常時300台以上の豊富なラインアップから選択可能です。メーカー、車種、月々の料金からとさまざまな方法からオンライン上で検索できます。
契約できる中古車は、オリックス自動車のリースアップ車両が中心です。一般的な中古車店のように、一般から買い取った車やオークションから仕入れた車を使用しないため、月額料金もリーズナブル。
さらに、オリックス自動車のワンプライス中古車リースMyCarは、契約満了後に車をもらえるタイプのカーリースです。オリックス自動車が新車から管理してきた車両で、かつ外装、内装の修復はもちろん、ボディのコーティングまで行われています。
納車日から1年間は走行距離無制限の保証付きなのも安心のポイントです。
メンテナンスを楽にしたい
車に慣れない方や忙しい方にとって、やっかいなのが定期的なメンテナンスです。必要なメンテナンスをうっかり忘れてしまわないよう、車の維持管理を丸ごと引き受けてくれるカーリース会社を選ぶのがおすすめです。
もろコミ カーコンカーリース|月額料金が安いのにメンテナンス付き
出典:https://morokomi.carcon.co.jp/
残価設定の有無 | なし |
---|---|
中途解約の違約金 | 一定期間を経過後に解約の場合は違約金なし |
月額料金以外の費用 | 駐車場代、任意保険の保険料(※メンテナンスパックあり) |
保証期間 | ー |
走行距離の制限 | 月2000km |
リース期間 | 7年、9年 |
代表的な車種 | ムーヴ キャンパス、N-BOX、フリード |
車の修理などを行うカーコンビニ倶楽部が提供する「もろコミ カーコンカーリース」には、メンテナンスパックとメンテナンスパックライトの2種類が用意されています。ただし、どちらも対応するのは軽自動車のみです。
もろコミ カーコンカーリースのメンテナンスパック・メンテナンスパックライトでは、契約期間によるメンテナンスの内容と回数があらかじめ定められているのが特徴です。同サービスには、契約期間が7年のもろコミ7と9年のもろコミ9があります。
メンテナンス内容 | メンテナンスパック | メンテナンスパックライト | ||
---|---|---|---|---|
もろコミ7 | もろコミ9 | もろコミ7 | もろコミ9 | |
エンジンオイル交換 | 6 | 8 | 13 | 17 |
オイルエレメント交換 | 6 | 8 | 6 | 8 |
オートマチックオイル交換 | 1 | 2 | - | - |
ブレーキオイル交換 | 2 | 3 | - | - |
ブレーキパッド交換 | 1 | 1 | - | - |
Vベルト交換 | 1 | 1 | - | - |
ロングライフクーラント交換 | 2 | 3 | - | - |
点火プラグ交換 | 1 | 1 | - | - |
ワイパーゴム交換 | 2 | 3 | - | - |
契約期間が一般のカーリースよりも長いため、メンテナンスを任せながらも月々の支払いを抑えたい方に向いています。
リース期間終了後は自分の車にしたい
契約期間が終わったら買い取り、自分の車にしたいと考えている方もいるでしょう。
カーリースでは、基本的に契約期間が終わったら再契約するか、カーリース会社に返却するという選択肢がありますが、オープンエンドで契約している場合は買い取ることも可能です。そこでオープンエンドの契約を取り扱っているカーリース会社をご紹介しましょう。
ニコニコマイカーリース 定額ニコノリパック|もらえるパックなら残価の支払いナシ
残価設定の有無 | オープンエンド方式またはクローズエンド方式 |
---|---|
中途解約の違約金 | あり |
月額料金以外の費用 | 駐車場代、任意保険の保険料(※メンテナンスパックあり) |
保証期間 | ディーラー保証3年 |
走行距離の制限 | 原則5年間で6万kmまで |
リース期間 | 3年~7年 |
代表的な車種 | ハスラー、タント、アルファード、ハイエース |
ニコニコマイカーリースの定額ニコノリパックでは、契約満了時に残価を支払うことなく車がもらえる「もらえるパック」と、契約満了時に車の買い取りを選択できるもらえるパック以外の契約があります。
もらえるパックを選択しなかった場合、契約者は契約満了時に次の4つのいずれかを選択します。
- 車を返却して新しい車をリースする
- リース期間を延長する(再リースする)
- 車を返却して契約を終了する
- 車を買い取る
契約満了時に車を買い取る際の支払額は、クローズエンド契約かオープンエンド契約かで変わります。クローズエンド契約では、契約満了時点の市場価値等で決まります。オープンエンド契約では、契約時に設定した残価が買い取り価格です。
定額ニコノリパックでは、クローズエンド契約でも買い取りできるのが特徴です。はじめは買い取るつもりがなかったけれど、途中で買い取りたくなった、というケースにも対応できます。
借りてすぐに乗れる車をリースしたい
状況によってはできるだけ早く納車してほしい場合もあるでしょう。カーリースでは審査や車の登録手続きなどが必要なために即日納車はできませんが、迅速に手配してくれるカーリース会社もあります。
また、中古車のカーリースを選択すると、すでに登録が行われているため手続きにかかる時間が短く、比較的早く納車してもらえます。
コスモMyカーリース|新車なのに最短2週間で納車される
出典:https://www.cosmo-mycar.com/
残価設定の有無 | オープンエンド方式またはクローズエンド方式 |
---|---|
中途解約の違約金 | あり |
月額料金以外の費用 | 駐車場代、(契約内容によっては)任意保険の保険料など |
保証期間 | ディーラーの新車保証、独自の延長保証を受けられる契約あり |
走行距離の制限 | あり(契約時に確認) |
リース期間 | 36ヶ月、60ヶ月、84ヶ月 |
代表的な車種 | N-BOX、ハスラー、タント、ミライース |
コスモMyカーリースでは、契約から最短2週間で新車を納車してもらえます。長期出張ですぐに車が欲しい、自家用車が故障して今すぐ納車してもらいたいなどのケースでも利用できます。
コスモMyカーリースのサイトでは、すぐに納車できる車種を常時選択できるようになっているので、今すぐ車を必要としている方はこちらをチェックしてみましょう。
契約期間で選びたい
リースする期間があらかじめ決まっている、必要な期間だけリースしたい、月々の支払いを抑えるために長期間リースしたいという方もいらっしゃるでしょう。契約期間で選べるカーリース会社をご紹介します。
Honda マンスリーオーナー|借りるのも返すのもカンタン
出典:https://www.honda.co.jp/monthlyowner/
残価設定の有無 | なし |
---|---|
中途解約の違約金 | なし(毎月契約更新) |
月額料金以外の費用 | 駐車場代 |
保証期間 | ー |
走行距離の制限 | 月1000kmを超えた場合、1kmあたり6円の追加精算 |
リース期間 | 1ヶ月~11ヶ月 |
代表的な車種 | N-BOX、フィット、ヴェゼル、フリード |
ディーラーながら短期間の利用に対応しているのが、ホンダのマンスリーオーナーです。1ヶ月単位で利用できるので、中途解約金等を支払うことなく、返却したいときに返却できます。
会員登録を行えば、オンライン上でいつでも好きな車を予約できます。一般的なリースと違い、契約書の記入や審査もありません。
「とにかく手軽に車に乗りたい」「少しの期間だけ車が必要になった」ときに便利なサービスです。
おトクにマイカー 定額カルモくん|11年間保証を受けられるプラチナメンテプランも
残価設定の有無 | クローズエンド方式 |
---|---|
中途解約の違約金 | あり |
月額料金以外の費用 | (メンテナンスパック加入時)駐車場代、任意保険の保険料 |
保証期間 | (メンテナンスパック加入時)10万kmまで保証 |
走行距離の制限 | 月1500km |
リース期間 | 1年~11年 |
代表的な車種 | N-BOX、ミライース、ムーヴ、タント |
カーリースの契約期間は、長ければ長いほど月額料金が安くなります。なるべく期間の長いリースを選びたいのなら、定額カルモくんがおすすめです。このサービスでは、契約期間を1年から11年まで選択できます。
11年もの長期間にわたってリースして車は故障しないか心配な方も、定額カルモくんの「プラチナメンテプラン」なら安心です。契約期間満了日まで新車のメーカー保証と同等の保証サービスが受けられます。
カーリースに関するFAQ
カーリースは個人にとってまだあまり一般的なサービスではなく、わかりにくい点もあるかもしれません。よくある疑問とそれに対する回答を見ていきましょう。
カーリースの審査基準は?
カーリースを利用する際の審査は、「ローン審査と同じ基準」とされています。ただし、リース中に支払う金額が審査の対象となるため、リース後の車の下取り金額(予定残存価格=残価)は審査の対象になりません。
また、毎月リース料金の支払いができる状態なのかを審査されるため、通常のローン審査と同じように住所や銀行口座、勤務先、年収などの情報を提示する必要があります。
新車と中古車のリースの違いは?
一般的にカーリースといえば新車がメインですが、中古車を取り扱っているケースもあります。新車と中古車のリースの大きな違いはやはり料金です。新車に比べて、中古車の方が毎月の支払料金を抑えられるため、できるだけ安くリースしたい方におすすめできます。
また、保証の面で中古車は意外なメリットがあります。
中古車は新車に比べて料金が安いものの、コンディションがあまり良くないことが多いものです。自分で中古車を購入した場合、メーカー保証は半年~1年ほどですが、カーリースの保証では契約期間中に定期的なメンテナンスを受けられます。
リース契約をした場合、自動車保険の等級は引き継げるか
カーリース契約をした場合でも、車を購入したときと同じように現在加入中の自動車保険の等級を引き継げます。
さらに、すでに1台目の車を所有していて、2台目の車を購入・リースする場合に「セカンドカー割引」が適用される場合があります。適用条件は「1台目の車が11等級以上、2台目が自家用8車種、新規契約であること」などです。
通常、任意保険の新規契約は6等級から始まりますが、セカンドカー割引が適用されると7等級からスタートできます。等級は無事故であれば「1年で1等級」ずつ上がり、保険料は安くなっていくため、1年目からお得に車に乗ることができるといえるでしょう。
なお、1台目の車がリースで所有者がリース会社の場合でも、使用者が本人の名前であれば適用できます。
自動車保険の契約はどうなるの?
カーリースであっても、マイカーと同じように自動車の任意保険の契約をしておきましょう。任意保険は強制力のある保険ではありませんが、万が一の事故でのリスクが非常に大きいため加入した方が安心です。
例えば、事故で相手を死亡させてしまい、1億円の損害賠償を請求されたとしましょう。自賠責保険では保険金の支払い基準と限度額があらかじめ決められており、死亡事故でも最大3000万円までしか補償されません。この場合、事故を起こした本人は7000万円もの大きな賠償金を自身の資産から支払う可能性があるのです。
また、カーリースの料金には、事故による車の傷や故障の修理費用は含まれていません。全損事故を起こした場合は強制的に契約解除となり、違約金が発生してしまいます。
車を修理して乗り続けられる場合は契約を継続できますが、修理費用は全額自己負担となります。任意保険の車両保険に加入していれば、自身の車の修理費用にも保険金が支払われるため安心です。
任意保険には、他人のケガや物に関わる補償と、自身や所有する車両本体に関わる補償があります。任意保険に加入する際は、対人・対物賠償責任保険は無制限にするなど補償内容まで確認しておきましょう。
車をカスタマイズしたい
車のカスタマイズについては、自動車メーカーがオプションとして販売している純正パーツであれば問題はありません。カーリースの契約を結ぶ際に依頼しておけば、車両本体とあわせてリースできます。
また、身体的な障害を抱えているなどの理由で必要であるとカーリース側が認めた場合も、カスタマイズが可能です。あらかじめカーリース会社に相談しておくとスムーズでしょう。
注意したいのが、市販のパーツを使ったドレスアップなど、車の内外装を大きく変えるようなカスタマイズです。この場合、契約満了までにユーザーが原状回復して戻さなければなりません。
原状回復をせずに車を返却しようとすると、違約金が発生することがあります。そもそも改造やカスタマイズを禁止しているカーリース会社もあるため、必ず事前に確認しておきましょう。
車庫証明は必要?
カーリースにおいて車庫証明の取得は必要です。
車庫証明とは、車を保管する場所が確保されていることを証明する書類のことです。カーリースに限らず、車を所有する際には取得が義務付けられています(地域・車種によって例外あり)。
車庫証明はカーリースの契約時に必要です。自分で手続きをする場合は前もって申請しておきましょう。車庫証明の申請は、駐車場の所在地を管轄する警察署で行います。書類を提出する際は、手数料と収入印紙の購入代を3000円程度支払います。
これらの手続きを代行してくれるカーリース会社もあります。必要書類への記入や捺印、代行手数料は必要ですが、それらを提出すれば残りの手続きをすべてお任せできるため、忙しい方などは利用してもよいでしょう。
まとめ
マイカーが必要になった際は、購入だけでなくリースやサブスクリプションなど、さまざまな方法を検討してみましょう。
車は必要だけれど維持管理が面倒という方は、メンテナンスパック付きのカーリース会社を選べば手間なく車を利用できます。節税効果を期待する経営者や個人事業主は、購入するよりもお得に利用できることもあるでしょう。
また、カーリースが一般的なサービスになりユーザーが増えることで、より安くなるなどメリットが増えることも予想されます。
自分自身にとってメリットが多いかどうかを確認したうえで、かしこくカーリースを利用したいですね。
記事監修:ファイナンシャルプランナー
村嶋杏奈さん
千葉県出身。日本大学法学部卒業。大学卒業後、販売職を経験し接客や店舗マネジメントを学ぶ。その後、共済にて約3年間の実務経験中にAFP資格を取得し、保障見直し相談や説明会などの講師を務める。現在は、企業の住宅系コラムの執筆やSNS運用を手掛ける。お客様の暮らしやライフスタイルの参考になるような記事作成に努めている。