FEATURE
【一生モノ】美容師/サロンディレクター・中島潮里さんが10年後も使いたいもの(後編)
What is this feature?
長く使い続ける「一生モノ」にはスペック以上の理由があります。モノ選びのプロ12名が、過去と未来の10年を見据えて厳選した計72の価値あるアイテムを紹介。ずっと愛着がわく一生モノ選びのヒントを提案します。
前編では、祖母や母から受け継いだ一生モノについて伺いました。後編では、これから先の10年を共に歩んでいく「未来の名品」に焦点を当てます。ヴィーガンビューティサロン「whyte」の運営を通じ、私生活でもサステナブルなあり方を追求する中島さん。彼女がモノ選びの中に見出す循環と心地よさの基準を紐解きます。
美容師/サロンディレクター
中島潮里さん
美容師・ヘアサロン「whyte(ホワイト)」ディレクター。
2025年12月にはスウェーデン店をオープン。お店の名前は英語の「why(なぜ)」と「white(白)」を掛け合わせた造語で、whyは「お客さまの疑問、悩みを解決すること」、whiteは「それによって内側から浄化されるイメージ」を表し、心身ともにサステナブルになることを目指す。勝浦の海がルーツで、現在もスキンダイビングやキャンプを好むアクティブな一面を持つ。
本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)
目次
背景、愛着、そして心が躍るか
「以前に比べて、モノを家に迎える際の自問自答が深くなりました。単に機能が良いというだけでなく、それが作られた背景や、もし壊れても直して使い続けられるか。そして目に入った時に気分が上がるか。そんな視点を大切にしています」
「分刻みのスケジュールで動く日常だからこそ、身のまわりに置くモノには、自分の感覚を研ぎ澄ませたり、逆に穏やかに鎮めてくれたりする力を求めているのかもしれません」
流行を追うのではなく、10年後の自分が使っている姿を想像できるか。そんな審美眼を持って選ばれた、現在の中島さんの生活に溶け込んでいる3つのアイテムを紹介します。
ヘアスタイリスト・中島潮里さんが10年後も使いたいもの①:バンカーズランプ(used)(エピソードを読む)
ヘアスタイリスト・中島潮里さんが10年後も使いたいもの②:ウエスタンブーツ&トラッキンのハンドメイドレザーベルト(used)(エピソードを読む)
ヘアスタイリスト・中島潮里さんが10年後も使いたいもの③:バング・アンド・オルフセンのBEOSOUND EXPLORE(エピソードを読む)
映画のワンシーンに憧れて。叔母から受け継いだバンカーズランプ
独特の緑色のシェードが印象的なバンカーズランプ。これは、海外出張の多かった叔母が現地で購入し、愛用していたものを譲り受けた一品です。
ヴィンテージアイテムとして、世界中にコレクターがいるバンカーズランプ
「私は映画が大好きで、ドラマや映画の書斎などによく出てくるバンカーズランプに憧れていました。叔母が亡くなった後、彼女が住んでいた家を引き継ぐことになり、このランプも自然と私の生活の一部になったんです」
真鍮の支柱に、目に優しい光を放つと言われている緑のガラス。かつて銀行員が使っていたことが名前の由来とされるバンカーズランプは、中島さんの部屋にクラシカルな落ち着きをもたらしています。
明るいグリーンが中島さんによく似合う
「叔母の形見という意味合いもあり大切にしていますが、そんな背景がなかったとしても、このデザインが放つ普遍的な美しさには惹かれますね。柔らかい灯りのもとで静かに過ごす時間は、至福のひととき。壊れたら修理に出し、おばあちゃんになっても大切に使っていたいですね」
ヘアスタイリスト・中島潮里さんが10年後も使いたいもの①バンカーズランプ(used)
緑色のガラスシェードが特徴的なデスクライト。グリーンの光は目に優しく、光を拡散させず手元を照らす設計で実用性も兼ね備える
使い込むほどに表情を変えるウエスタンブーツとベルト
これから先の10年で、中島さんが育てていきたいと語るのが、ウエスタンブーツとトラッキンのレザーベルトです。
ヘルシーなスタイルが多い中島さんのファッションでも定番で取り入れるアイテム
「ブーツは古着屋で見つけたものです。すでに誰かが履き込んだ使用感がありましたが、その風合いこそが魅力だと感じて購入しました」
ベルトは、パートナーの友人の革職人が手がけるトラッキンの一品を譲り受けたもの。前の持ち主が5年間、ほぼ毎日使い続けていたため、元はツルツルだったレザーが、深い色味と柔らかな質感へと変化を遂げています。
多少の劣化も「味です!」と堂々と着用することがポイントだそう
「ベルトはメンズなので少し無骨なデザインですが、私にはそれがちょうど良かった。新品を自分で一から育てるのも素敵ですが、誰かが大切にしてきた時間の続きを自分が引き継ぐことに、何とも言えない喜びを感じます。革はメンテナンス次第で長く付き合えますし、多少の傷さえも味として誇りながら使い続けたいです」
ヘアスタイリスト・中島潮里さんが10年後も使いたいもの②ウエスタンブーツ&トラッキンのハンドメイドレザーベルト(used)
ブーツは古着ならではの馴染みの良さが特徴。ベルトは職人による手仕事の結晶で、長年の使用により風格を纏っている
オンオフを切り替える必需品。外出時にも便利なポータブルスピーカー
アクティブな中島さんが、「自分を整える時間」のために欠かせないのが音楽。家や外出先で、5年ほど前に手に入れたBang & Olufsen(バング・アンド・オルフセン)の「Beosound Explore」を愛用しています。
持ち運びしやすいマグカップ程度の大きさ
「これは誰かから受け継いだものではないのですが、自室ではもちろん、一人で海へ行き砂浜で過ごす際にも必ず持参します。防塵・防水性に優れているため、砂や水濡れを気にせず使えるのが魅力。持ち運びにも便利なデザインで、とても軽いんです」
音質の良さはもとより、モノトーンではなく、少しだけ存在感のある深いグリーンとシンプルなデザインに惹かれて購入を決めたといいます。
好きな音楽のジャンルはさまざま
「家に帰るとまずスイッチを入れ、ヒーリングミュージックを聴くのが日課です。朝起きてスイッチを入れるだけで気分を上げてくれる、頼もしい相棒ですね」
ヘアスタイリスト・中島潮里さんが10年後も使いたいもの③バング・アンド・オルフセンのBEOSOUND EXPLORE
約5年前に購入し、高い耐久性を誇るポータブルスピーカー。防塵・防水性能を備え、海やキャンプなどのアウトドア環境でも安心して使用できる
循環の中に身を置くことで、人もモノも、より愛おしくなる
後編で紹介したアイテムに共通しているのは、「循環(サーキュラー)」や「心地よさ」といった、中島さんの根底にある実直なまなざし。
「私は、人が大好きなんです。だから人に接する美容師という仕事は天職だと思っていますし、人を好きになるのと同じように、そのモノが持つ物語も大切にしたいんです。広く浅くではなく、厳選して深く、大切に。モノに対しても、人に対しても、常にそうありたいと思っています」
「人が好き」と笑顔で語る中島さん
勝浦の海で育ち、自然のサイクルを肌で感じてきた中島さんにとって、サステナブルな暮らしとは、決して特別なことではありません。それは、自然の一部として「循環の輪」の中に身を置き、「心地よさ」を選んでいくという極めてシンプルな選択です。受け継いだバトンを大切に、中島さんはまた、新しい10年へと歩みを進めます。
撮影/藤井由依 編集・文/藤田華子
LATEST
このカテゴリーの最新記事
-
一生モノ
【一生モノ】ヘアメイクアップアーティスト・松田未来さんが10年後も使いたいもの(後編)
-
一生モノ
【一生モノ】ヘアメイクアップアーティスト・松田未来さんが10年使ったもの(前編)
-
一生モノ
【一生モノ】美容師/サロンディレクター・中島潮里さんが10年後も使いたいもの(後編)
-
一生モノ
【一生モノ】美容師/サロンディレクター・中島潮里さんが10年使ったもの(前編)
-
一生モノ
【一生モノ】モデル/デザイナー・酒井景都さんが10年後も使いたいもの(後編)
-
一生モノ
【一生モノ】モデル/デザイナー・酒井景都さんが10年使ったもの(前編)
-
一生モノ
【一生モノ】フローリスト/作家・越智康貴さんが10年後も使いたいもの(後編)
-
一生モノ
【一生モノ】フローリスト/作家・越智康貴さんが10年使ったもの(前編)
-
一生モノ
【一生モノ】ブランドディレクター・前坂美結さんが10年後も使いたいもの(後編)
-
一生モノ
【一生モノ】ブランドディレクター・前坂美結さんが10年使ったもの(前編)

