毛穴クレンジングのおすすめ10選【皮膚科医監修】黒ずみや詰まりに効果的な人気商品を紹介

「毛穴汚れが気になるため、クレンジングを見直したい……」
「毛穴に効果のあるクレンジングの人気商品は？」

クレンジングには、メイク落とし以外にも、毛穴の表面の黒ずみや角栓を落としてくれる働きがあります。汚れをすっきり落として毛穴を目立たせないためには、自分の肌の悩みに合ったものを選びたいですよね。

今回は、毛穴トラブルの基礎知識やクレンジングの選び方について、皮膚科・美容皮膚科医の吉田貴子先生が解説。また、編集部が厳選した毛穴の悩み別のおすすめクレンジングも紹介しています。ぜひ自分にぴったりのクレンジングを見つける参考にしてくださいね。

毛穴クレンジングのおすすめ15選はこちら

はじめに、毛穴トラブルの原因や代表的な毛穴トラブルについて吉田先生に伺いました。

そもそも毛穴トラブルの原因って何？

毛穴トラブルを引き起こすおもな要因は、過剰に分泌された皮脂が毛穴の中にたまってしまうこと。

肌のターンオーバーの乱れによって、皮脂や古い角質が思うように毛穴の外に排出されなくなると、それらが産毛と混じってコメド（角栓）となり「詰まり毛穴」になってしまいます。

そして、毛穴の入り口付近の皮脂が酸化すると「黒ずみ毛穴」になり、皮脂が毛穴を押し広げることで「開き毛穴」に。また、肌弾力の衰えによって毛穴が下垂し、縦長のしずく型に広がるのが「たるみ毛穴」です。

　 　 　 　

毛穴トラブルの種類	毛穴の状態
詰まり毛穴	皮脂や古い角質などが混ざってコメド（角栓）となり毛穴に詰まった状態
黒ずみ毛穴	詰まり毛穴の入り口の皮脂が酸化し、黒く見える状態
開き毛穴	皮脂が詰まり、毛穴が押し広げられ開いたままの状態
たるみ毛穴	開き毛穴が肌弾力の衰えにより下垂し、縦長のしずく型に広がった状態

あなたの毛穴タイプはどれ？

毛穴汚れを蓄積させないためには、日々のセルフケアが欠かせません。中でもクレンジングには、角栓や黒ずみなど、毛穴の表面の汚れを落とす大切な役割があります。

そこで、自分にぴったりのクレンジングを選ぶために、まずは自分の毛穴タイプをチェックしてみましょう！

自分に合ったクレンジングを求めてドラッグストアやバラエティショップに足を運んでも、たくさんの商品の中からどれを選べばいいか、迷ってしまいますよね。つい「いつも使っているから」という理由だけで選んでしまっていませんか？　毛穴トラブルを解消していくためには、自分の肌に合ったクレンジング選びが大切です。

そこで今回、それぞれの毛穴の悩みにぴったりのクレンジングを見つけるうえで注目すべき点について、吉田先生にアドバイスをいただきました。

毛穴の悩みに、ジェルタイプのクレンジングがおすすめな理由

クレンジングには、オイル、ジェル、クリーム、ミルクなど、さまざまなテクスチャータイプがあります。これらのうち、毛穴に悩みを抱えている方は、毛穴トラブルの種類に関係なく、油分の少ない、ジェルタイプのクレンジングを使用するのがおすすめ。その理由は以下のとおりです。

毛穴トラブルの原因のひとつは皮脂。皮脂が過剰に分泌され、それが毛穴の中に蓄積されることで、毛穴トラブルに発展します。毛穴トラブルを解消するためには、まずは毛穴表面の皮脂汚れを洗い流す必要がありますが、皮脂汚れを洗い流すのにもっとも向いているのが、水性のジェルタイプクレンジングです。

毛穴の中に皮脂がたまった状態で、オイルタイプやバームタイプなど油分の多いクレンジングを使うと、毛穴の詰まりを悪化させてしまうおそれがあります。場合によっては、毛穴の入り口付近が慢性的な炎症を起こしてしまうこともあるので注意が必要です（鼻や頬などに比べて毛穴トラブルが起きにくい目元や口元の部分メイク落としにオイルタイプやバームタイプを使うのはOK）。

また、​​シートタイプのクレンジングは、使用頻度にもよりますが、肌をこするため摩擦が生じ、毛穴にダメージを与えてしまいます。そのため、どの毛穴トラブルにお悩みの方にもおすすめできません。

毛穴悩み×クレンジングのテクスチャータイプで選ぶ

クレンジングを選ぶうえでまず大切なのは、毛穴のお悩みにあったテクスチャータイプのものを選ぶことです。

＜【毛穴の悩み別】おすすめクレンジングのテクスチャータイプ＞

毛穴のトラブルの中でも、皮脂が余分に蓄積されてしまった「詰まり毛穴」「黒ずみ毛穴」にお悩みの方には、皮脂をすっきりと洗い流してくれるジェルタイプのクレンジングが特におすすめです。

表面の皮脂汚れが少ない「開き毛穴」にお悩みの方は、やや油分を含むものを使うのもおすすめです。毛穴への負担が比較的少ないミルクタイプや泡タイプがよいでしょう。

皮脂の分泌が少なめな人に多い「たるみ毛穴」には、油分を比較的多く含むクリームタイプもおすすめです。落としきれなかったメイク汚れが毛穴に残るという悪循環を防いでくれるからです。

毛穴悩み×配合成分で選ぶ

毛穴のお悩みに働きかける成分にも注目です。

＜毛穴の悩み別のおすすめ成分＞

前述のとおり、毛穴トラブルの主要な原因は皮脂です。そのため、特に余分な皮脂が毛穴の中に蓄積されている状態にある「詰まり毛穴」と「黒ずみ毛穴」にお悩みの方は、毛穴に詰まった皮脂汚れを分解して除去してくれる働きが期待できる酵素が含まれたものを選びましょう。

酵素は、蓄積した皮脂や角質をオフしてくれるだけでなく、ピーリングなどと比べて毛穴への負担が軽いという特徴があります。例えば、パパインやリパーゼといった成分が配合されているものがよいでしょう。

「開き毛穴」にお悩みの方は、皮膚の表面の皮脂のバランスを整えるビタミンC誘導体に注目です。例えば、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、アスコルビン酸硫酸2Naなどが配合されたものが該当します。

「たるみ毛穴」の人には、保湿成分が豊富に含まれたものがおすすめです。保湿成分の例としては、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどが挙げられます。

吉田先生に教えていただいた「クレンジングを選ぶポイント」をもとに、毛穴のお悩み別におすすめの商品をyour SELECT.編集部がピックアップしました。自分にぴったりのクレンジングを見つける参考にしてみてください。

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• 【詰まり毛穴・黒ずみ毛穴などすべての毛穴悩みに】おすすめジェルクレンジング4選
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【詰まり毛穴・黒ずみ毛穴などすべての毛穴悩みに】おすすめのジェルクレンジング4選

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【開き毛穴にはミルク・泡タイプも！】おすすめのクレンジング3選

続いては、開き毛穴にお悩みの方にもおすすめできる、ミルク、泡タイプのクレンジングをご紹介します。

【たるみ毛穴にはクリームタイプも！】おすすめのクレンジング3選

皮脂の分泌が少なめな「たるみ毛穴」にお悩みの方におすすめしたい、クリームタイプのクレンジングを集めました。保湿成分に注目です。

毛穴の表面の角栓や黒ずみを除去するためには、正しい手順でクレンジングする必要があります。でも、スキンケアを始めたときに覚えたクレンジングの方法をアップデートしていないという方も多いはず。そこで、再び吉田先生にご登場いただき、毛穴トラブルにお悩みの方におすすめの毛穴クレンジングの手順を教えていただきます！

1. ポイントメイクを落とす（目元・口元）

まずはポイントメイク落としから。ポイントメイクとベースメイクをまとめて落とそうとすると、つい力が入りすぎて、肌への負担が大きくなりがち。毛穴トラブルが起きにくい目元や口元は、洗浄力が強いオイルやバームタイプのクレンジングを使ってOKです。

2. クレンジングを適量手に取る

さくらんぼ大のクレンジングを手に取ります。量が少なすぎるとメイクを落としきれなかったり、無理になじませようとして肌にダメージを与えてしまうことも。

3. クレンジングする

人肌に温まったクレンジングを鼻・あご・両頬・額に分けて置きます。Tゾーン→頬→目→口の順に、円を描くようにして、まんべんなくメイクとよくなじませてください。

4. ぬるま湯ですすぐ

「手のすべりが軽くなったな」と感じたら、ぬるま湯でしっかり洗い流します。

Q. スクラブやゴマージュを使ってもいい？

A. 毛穴の表面を磨いているにすぎず、根本的な毛穴の悩みの解決にはなりません。一時的に毛穴の汚れが目立たなくなりますが、すぐにもとどおりに。やり方次第では肌への負担も大きいため、頻繁に行うのはおすすめできません。

Q. 毛穴の悩みがあるときにおすすめのファンデーションはある？

A. もっとも毛穴詰まりを起こしにくいのは、パウダータイプのファンデーションです。逆におすすめできないのは、リキッドタイプやクリームタイプのもの。油分を多く含んでいるため、毛穴詰まりの原因になりやすく、避けた方がよいでしょう。

Q. ノーメイクで過ごした方が毛穴にはいい？

A.ファンデーションには紫外線などから肌を守る機能もあります。無防備な状態で出かけるよりはメイクをした方がよいでしょう。メイクができない状況なら、日焼け止めだけでも塗るなどの対策をしてください。「紫外線対策を徹底したうえで、ポイントメイクだけする」というのもありです。

Q. 市販の毛穴パックって効果ある？

A. 単発で使用するだけならOKですが、常用は避けましょう。毛穴パックで取れるのは毛穴上部のコメドだけ。毛穴の奥深くにあるコメドは除去できないことが多く、またすぐに毛穴詰まりを起こします。毛穴の周りの肌にも負担がかかるため、頻繁に使うのはやめましょう。

メイクを落とすだけでなく、毛穴の表面の黒ずみや角栓を落としてくれる役割もあるクレンジング。

毛穴トラブルの原因のひとつは、皮脂が過剰に分泌され、それが毛穴の中に蓄積されること。そのため、毛穴トラブルがある状態で油分が多いクレンジングを使うと、毛穴の詰まりを悪化させてしまうおそれがあります。まず大切なのが、毛穴表面の皮脂汚れを洗い流すこと。それにもっとも向いているのが、水性のジェルタイプクレンジングです。

皮脂が余分に蓄積されてしまった「詰まり毛穴」や「黒ずみ毛穴」にお悩みの方には、油分が少なく、皮脂汚れをもっともすっきり洗い流してくれる水性のジェルタイプがおすすめ。また、表面の皮脂汚れが少ない「開き毛穴」にお悩みの方は、やや油分を含むミルクタイプや泡タイプを使ってもOKです。皮脂の分泌が少なめな「たるみ毛穴」にお悩みの方は、油分が多めのクリームタイプを使うのもよいでしょう。
毛穴トラブルの状態を悪化させないためにも、それぞれのお悩みに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。

ぜひ記事を参考に、自分に合ったクレンジングを探してみてください。