本能的に非常にきれい好きとされる猫。頻繁に毛繕いを行い、体を清潔に保つ習性があり、トイレも砂でていねいに隠すため、一般的には犬よりもニオイが少ないといわれています。

それでも「猫がいる家はニオイが気になる」と感じたことはありませんか? 来客前や帰宅時、ふとした瞬間に感じるニオイ。それは猫そのものではなく、猫の習性や、猫と暮らす空間に原因があるかもしれません。
本記事では、猫のニオイの原因を獣医師の視点からひもときながら、日常でできる対策、そして空間ごと空気環境を浄化する新しいアプローチについて解説します。

REVIEWER

酒井景都

モデル・デザイナー

酒井景都さん

中学時代に雑誌『Olive』でモデルとして活躍。慶應義塾大学在籍中に自身のファッションブランド『COLKINIKHA』をリリース。以後ファッションデザイナー・ディレクターとして活躍。著書多数。2児の母でもあり、現在鎌倉の自宅で2匹の猫と暮らしながら、子どものお絵描き教室も開催している。

目次

猫を飼っている家が臭いと感じるおもな原因

猫を飼っている家が臭いと感じるおもな原因

一概に“臭い”といってもその原因はさまざま。今回は、具体的な理由とその解決策を獣医師の弓削田さんに解説していただきます。

REVIEWER

弓削田直子

Pet Clinic アニホス 院長(獣医学博士・獣医師)

弓削田直子さん

「家族、そして社会の一員である動物達すべてを幸せにする」ことを使命と目標に掲げるPet Clinic アニホスの院長。“命に対する真剣な対話”と“心のこもったふれあいを”を合言葉に、ペットには最良の獣医療を、飼い主には癒やしを提供できるよう日々「真療」にあたっている。

トイレや排泄物のニオイ(尿のアンモニア臭)

トイレや排泄物のニオイ(尿のアンモニア臭)

弓削田先生:やはり一番気になりやすいのは排泄物で、特に尿のニオイです。猫の尿はもともと非常に濃縮されており、アンモニアに加え、フェリニンという猫特有の成分を含んでいます。この成分は時間経過とともに分解され、チオールという硫黄系の強い臭気成分へ変化します。排泄直後のニオイに加え、時間経過によって雑菌の繁殖などにより、“空間に残ってしまうニオイ”になることが特徴です。

猫の尿の特徴 理由 ニオイへの影響
「砂漠出身」ゆえの超濃縮尿 人間や犬に比べて尿が非常に濃く、成分が凝縮されている。 濃縮されている分、ニオイのもととなる成分の密度が非常に高く、少量でもニオイが強い。
フェリニンという猫特有の成分 縄張りを主張するためのマーキング成分(フェロモン)の関連成分のひとつ。 排泄直後よりも、空気に触れて時間が経過することで分解が進み、チオールという硫黄系の強い臭気成分に変化する。
やっぱり排泄時のニオイは一番気にするところで、猫と暮らす・暮らさないを悩むポイントだという声もよく聞きますね。

酒井さん:やっぱり排泄時のニオイは一番気にするところで、猫と暮らす・暮らさないを悩むポイントだという声もよく聞きますね。我が家は飼い始めて1年半くらいたつのですが、最新のトイレ情報などはよくチェックするようにしています。

猫の習性&行動によるニオイ

弓削田先生:猫は縄張り確認や安心行動として、さまざまなマーキング行動をとります。こうした本能的な習性によって、空間や家具にニオイが蓄積していくケースも少なくありません。さらに、体調の変化やストレスによる粗相で、「こんなところに?」という場所に排泄をしてしまう、そんなこともありますね。

イメージ 習性 ニオイの特徴
縄張り意識による
「スプレー行為」
自分の縄張りを主張するために、お尻を高く上げて少量の尿を壁や家具に吹きかける。 通常の尿よりも成分が濃縮されており、非常に強烈で独特な油っぽいニオイ。
物に体をこすりつける
「フェロモン付け」
挨拶や安心感を得るために、角のある家具、壁、飼い主の足などに顔や体をこすりつける。 猫は顎や口まわり、尻尾周辺に皮脂腺が集中しており、グルーミング時の唾液や皮脂が混ざることで、独特の“獣臭”につながることも。
ストレス・環境変化による粗相
(トイレ外排泄)ストレス・環境変化による粗相 (トイレ外排泄)
トイレ環境への不満(汚れ・場所・数)やストレス、ぼうこう炎などの体調変化をきっかけに、本来のトイレ以外で排泄してしまう行動。ベッドやソファなど、安心できる場所が選ばれやすい。 布製品や家具に尿が染み込むことで、時間経過とともにニオイが定着。空間全体に“戻り臭”として広がる原因にもなる。

酒井さん:粗相は特に避妊前が大変でした。トイレじゃない場所でおしっこをしちゃって。手術後はだいぶ落ち着きましたが、それでも防ぎきれない部分はあって、少し前にも粗相はありましたね……。こればかりはしつけでなかなか対策できないので、ニオイは、やってしまったその後の処理を模索しています。

いつもと違うニオイは“健康異変”のサインかも

猫はもともと体臭が少ない動物。だからこそ、“いつもと違うニオイ”は健康状態の変化を知らせるサインになることも。

弓削田先生:猫は皮脂腺が少ないので、通常は犬より体臭は気になりません。一方で注意していただきたいのは、口臭です。歯周病や口内炎がわかりやすいですが、腎臓にも問題があると、毒素が体を巡ってお口からニオイが漂ってくるんです。あとは、ワンちゃんほど起こる可能性は少ないものの、耳から異臭がある場合は外耳炎や中耳炎ということもあるのでご注意を。

ニオイの特徴 考えられる原因
腐敗臭や生ゴミっぽい口臭 歯周病・口内炎
アンモニアっぽい口臭 腎臓病(尿毒症)
耳の強い異臭 外耳炎や中耳炎など(猫では比較的少ない病気ではあるものの、起こる可能性もあり)

弓削田先生:猫の体臭は、“猫の変化”を知らせるサインとしても表れるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

猫の飼育環境によるニオイ

弓削田先生:猫と暮らす空間では、トイレやキャットフードだけでなく、布製品やキャットタワー、おもちゃなど、さまざまな場所にニオイ成分が少しずつ蓄積していきます。特にカーテン、ソファなどの頻繁にケアしにくい布製品は、一度ニオイが染み込むと、時間経過とともに再び空気中へ戻りやすく、“戻り臭”の原因になることもあります。

酒井さん:最近、キャットフードを変えたところ、そのニオイがなかなか強くて。うちの猫は完食せず、少しずつ食べるというスタイルなので、空間自体に常にニオイが漂ってしまったり、家具や空間自体に染み付いてしまったりして、とても気になっていました。

猫と心地よく暮らすためのニオイ対策

猫と心地よく暮らすためのニオイ対策

猫のニオイ問題は、トイレや排泄臭だけでなく、空間に蓄積した残留臭が重なって発生します。そのため、日々の掃除やケアに加え、“空間全体を浄化する”視点も重要になります。

獣医師に聞いた、猫のニオイ対策の基本

獣医師に聞いた、猫のニオイ対策の基本

弓削田先生: ニオイ対策で一番重要なのはトイレを清潔に保つことです。排泄後、時間がたってしまうと雑菌の繁殖で、より強いニオイが発生してしまいます。さらに空気中に回ってしまうと、家具や壁にも移ってしまい、空間全体にニオイが染み付いてしまう原因になります。

弓削田先生:オススメは、複数のトイレを用意しておいて、ローテーションのように使用させ、定期的に丸洗いすることですね。あとは、猫が自分でグルーミングできない部分を飼い主さんがケアしてあげること。

口や顎の周囲がよだれなどで汚れた場合や尻尾が尿や糞便で汚れてしまった場合には、汚れを拭き取ったり、可能な場合には、シャンプーで汚れた部分を清潔に保つことで臭いの発生を抑えることもよいでしょう。ただ、基本的にはきれい好きな動物なので、頻繁にしなくても大丈夫です。

猫を飼っている家にニオイが残る理由

掃除をしても猫のニオイが残りやすい理由は、空気だけでなく、家具などの素材にもニオイ成分が蓄積しているためです。ソファやカーテン、ラグなどの布製品に染み込んだニオイは、時間経過や湿度変化によって再び空気中へ放出されることがあります。
これが「掃除しているのに、なんとなく猫っぽいニオイ」と感じる原因のひとつです。

つまり、猫のニオイ対策は“猫自体の消臭”だけでなく、空間全体の空気環境を浄化することが重要になります。

猫のいる部屋のニオイ対策は空間全体のケアが重要

猫のいる部屋のニオイ対策は空間全体のケアが重要

空気中には常にニオイ成分が漂っています。換気や消臭スプレーでは一時的に改善しても、根本的に解決しきれないのはこのためです。

そこで重要になるのが「空間ごと浄化する」という発想です。ニオイを消すのではなく、空気の状態そのものを浄化する。その選択肢として、空間除菌脱臭機が注目されています。

猫を飼っている家庭で選ばれている次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」とは

パナソニックの「ジアイーノ」は、次亜塩素酸を用いて空気環境を浄化する空間除菌脱臭機です。ニオイの原因物質を吸着するだけでなく、分解することで、空気そのものを浄化することが可能です。

そもそも次亜塩素酸とは、水道水やプールの除菌など実は身の回りで活躍している一般的な成分。
ジアイーノで使用される次亜塩素酸は、空間ケアを前提に安全性と効果のバランスを狙った濃度管理を行っています。

猫とともに過ごす室内でのニオイ対策で有効なのは、次亜塩素酸による「強力な酸化分解」でニオイのもとを脱臭できるから。単純にフィルターに集めるだけでなく、空間に漂う成分を機器に吸い込んで分解し、付着臭にも効果を発揮します。新しく発生するニオイだけでなく、蓄積されたニオイにも対応が可能です。

商品概要はこちら!

Panasonic

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV5020C

参考価格(編集部調べ): ¥110,880(税込)

業務用として培ってきた次亜塩素酸による空気浄化テクノロジー。高度な脱臭性能に加えて加湿や集じん機能までもこの一台に集めました。ペットたちが驚きにくい風量設計やパワフルに脱臭できるモードなど、動物と人にもっと配慮したモデルです。

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV5020Cは、動物と人に配慮したペットエディションモデル。「ニオイモード」を搭載していて、自動モードでは感知できない微小なニオイにも反応し、トイレ後のニオイも広がる前に脱臭してくれます。

また、突然発生する大きな音に敏感なペットを驚かせない、優しい風量切り替えシステム「シームレス風量切り替え」を搭載。動作音がストレスになりにくい気遣いも機能に落とし込まれています。

猫を2匹飼っているデザイナーがジアイーノを使ってみた

ファッションや、さまざまなプロダクトのデザイナーをしながら、猫と暮らしている酒井さん

ファッションや、さまざまなプロダクトのデザイナーをしながら、猫と暮らしている酒井さん。日々の掃除やケアには気を配っているものの「完全に無臭にするのは難しい」と感じていたそう。猫と暮らすなかで、実際にジアイーノを使ってみた感想をお聞きします。

※パナソニックから依頼し、いただいたコメントを編集して掲載しています。

設置前|部屋のニオイの悩み

設置前|部屋のニオイの悩み

「ふだんはあまり気にならないんですけど、ふと“あれ?”と思う瞬間はあって。特に気になっていたのは、キャットフードのニオイ。少しずつ食べる猫の性質上、常に生活圏内にキャットフードがあり、さらに比較的ニオイの強いものということもあって、換気などで対処はしていたものの“消えているのかどうかがわからない”という不安がありました」

「気づいたら掃除はしているんですけど、ニオイは目には見えないので、自分は慣れてしまっているのかも、というのも気になっていました」

「気づいたら掃除はしているんですけど、ニオイは目には見えないので、自分は慣れてしまっているのかも、というのも気になっていました」

設置後|帰宅時のニオイの変化

「ジアイーノを置いてからは、帰宅したときに、以前よりも空気がフラットになったような気がします。小学生の娘がニオイにかなり敏感で。前はニオイについて気になるとよく言っていたのですが、最近ではその言葉も減りました」

また、来客時の心理的なハードルも大きく下がったそう。

「娘のお友達が来ることも多くて。小学生って、とても正直だからいつかニオイについて言われちゃうんじゃないかなと思っていたんです。けど、今では不安感は少なくなり、お迎えするプレッシャーも減りました」

猫自身の様子や生活への影響

ジアイーノを導入するにあたって気になっていたのが、猫への影響。しかし実際には、生活リズムや行動に大きな変化は見られなかったと言います。

「音も静かですし、存在を気にしている様子はあまりないですね。2匹ともいい意味で気にもとめていない、という感じです。たまに近くで寝ちゃってたりもしますよ(笑)」

使い勝手(音・お手入れ・サイズ感)

「設置することで、気にしなくていい領域がひとつ増えた、という感覚になりました。今まで、自動のトイレや餌やり機を使って便利になってきていましたが、最後に気になっていたのがニオイ。最後のピースがそろったな、という感覚です。たまに長めに家を空けることもあるので、自動のトイレと餌やり機に加えてジアイーノもあるとなると心強いですね。何よりお手入れも楽で。給水の作業は必要なものの、使用頻度に関わらず、本格的なメンテナンスは半年に1回程度でOKというのは、家事担当の味方だなと思います」

「フラットなデザインでインテリアとしても主張しすぎず、空間に自然になじむ点もうれしいです。私でも持ち運べる重さもありがたいですね」

商品概要はこちら!

Panasonic

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV5020C

参考価格(編集部調べ): ¥110,880(税込)

業務用として培ってきた次亜塩素酸による空気浄化テクノロジー。高度な脱臭性能に加えて加湿や集じん機能までもこの一台に集めました。ペットたちが驚きにくい風量設計やパワフルに脱臭できるモードなど、動物と人にもっと配慮したモデルです。

猫を飼っている家のニオイが気になる人のよくある疑問 Q&A

猫のニオイとその対策について、そしてジアイーノの脱臭力についてのレビューをご紹介しましたが、ここからは、猫を飼っている家のニオイが気になる人の疑問に回答していきます。

猫は犬より臭わないはずなのに、なぜ家は臭くなるの?

猫は犬より臭わないはずなのに、なぜ家は臭くなるの?

猫は体臭が少ないといわれていますが、それでも部屋のニオイが気になるのには理由があります。おもな原因はトイレのアンモニア臭、毛や皮脂、食べ残しなどの生活臭が空間に漂う「空間臭」、布製品や壁に染み付いた「付着臭」です。つまり、“猫そのもの”というよりも、猫と暮らすことで生まれる環境全体のニオイが影響しています。

毎日掃除しているのにニオイが取れないのはなぜ?

毎日掃除しているのにニオイが取れないのはなぜ?

掃除で取り除けるのは、あくまで“表面の汚れ”です。一方でニオイは、空気中に浮遊したり、家具やカーテンに染み込んだりと、目に見えないかたちで残り続けます。
また、時間差で再び空気中に戻ってくることもあるため、掃除だけでは完全にコントロールしきれないのが実情です。

消臭スプレーや芳香剤だけではダメ?

一時的な対処としては有効ですが、根本的な解決にはなりにくいのが現実です。消臭スプレーはその場のニオイを抑え、芳香剤は香りで上書きをする。どちらも「ニオイの原因」を取り除いているわけではないため、時間がたつと再び気になりやすくなります。

また、多くの芳香剤やルームフレグランスはペットNGのことがほとんどです。仮にペットに害のない素材でも、強い香りは猫にとってストレスになる場合があり、使用には注意が必要です。

脱臭機や空気清浄機は本当に効果がある?

脱臭機や空気清浄機は本当に効果がある?

一定の効果はありますが、重要なのは“どのようにニオイにアプローチするか”です。一般的な空気清浄機は、活性炭フィルターでニオイ成分を吸着するタイプが主流です。

一方で、ジアイーノのような空間除菌脱臭機は、ニオイの原因物質を分解することで、空気そのものをきれいにする仕組みになっています。そのため、新たに発生するニオイ、すでに空間に残っているニオイどちらにもアプローチできる点が特徴であり、猫と暮らす空間には非常に有効といえます。

商品概要はこちら!

Panasonic

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV5020C

参考価格(編集部調べ): ¥110,880(税込)

業務用として培ってきた次亜塩素酸による空気浄化テクノロジー。高度な脱臭性能に加えて加湿や集じん機能までもこの一台に集めました。ペットたちが驚きにくい風量設計やパワフルに脱臭できるモードなど、動物と人にもっと配慮したモデルです。