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ジェットウォッシャーは意味ない?そう言われる理由と“向いている人・向いていない人”の違い
ネットやSNSで「ジェットウォッシャーは意味ない」という声を見かけて、ジェットウォッシャー(水流洗浄器)の必要性そのものに疑問を感じていませんか?「意味がない」と感じられてしまうのには、ジェットウォッシャーの使い方や他のオーラルケア方法との違いがしっかり認知されていないという理由があります。
そこでこの記事では、ジェットウォッシャーの正しい役割と「どんな人に合うのか」を歯科衛生士の杉山裕美さんに解説してもらいました。また、歯ブラシだけでは取り切れない汚れまで洗い流してくれるPanasonicのジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ55についてもあわせてご紹介します。
高輪歯科 歯科衛生士
杉山裕美さん
東京港区・高輪エリアの歯科医院「高輪歯科」のチーフ歯科衛生士。「歯磨剤選び方ガイド」の執筆協力や講義、動画等を通じて歯科医療従事者向けの情報発信を積極的に行っている。診療室では「オーラルケアから未来の健康をサポートする」をミッションとして活躍。
目次
「ジェットウォッシャーは意味ない」と言われる理由は?
ジェットウォッシャー(水流洗浄器)は、本来の役割や使い方について誤解されていることが多いため、「意味がない」と言われてしまうことがあります。しかし、ジェットウォッシャーは歯ブラシの代わりだと捉えている人には意味がありませんが、歯間ケアの補助としては非常に有用なのです。
よくある誤解を認識することで、ジェットウォッシャーが自分にとって必要なものか、正しく考えることができます。ここからはおもな3つの理由についてくわしく解説します。
1. 歯垢が取れた実感がない
ジェットウォッシャーは、水流によって歯間や歯周ポケット周辺の汚れを洗い流す機器です。歯ブラシと比べると、歯の表面を磨いたときの“ツルツル感”が出ないため、「ちゃんと汚れが取れているのかわからない」と感じる人がいます。
ジェットウォッシャーは本来、歯ブラシが届かないすき間の汚れを弾き飛ばすためのものなのですが、デンタルフロスを使ったときのように物理的に除去できた汚れを視認できないことも、誤ったイメージにつながっています。
2. 歯ブラシの代わりになると思っている
歯の表面にこびりついた歯垢は、ジェットウォッシャーの強力な水流を当てるだけでは完全には剥がれ落ちないため、歯ブラシで物理的にこすり落とす必要があります。歯ブラシは歯の表面の汚れを取ることに特化しており、ジェットウォッシャーは歯ブラシによる磨き残しを減らすのに役立つ補助ツールです。
歯間の汚れをケアできるアイテムとしては、ジェットウォッシャーの他にデンタルフロスや歯間ブラシなどもありますが、それらもそれぞれケアできる範囲が異なっています。こういった、オーラルケア用品の使い道の違いが認知されていないため、「ジェットウォッシャーは意味ない」という誤解につながってしまっています。
3. 使い方・水圧設定が合っていない
たとえばPanasonicのジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ55は、水圧を調節しながら使えるジェットウォッシャーです。しかし、中には水圧調節ができない製品や、強弱の2段階しか調節できない製品なども存在します。機能が充実していないモデルを使用していたり、使い慣れないうちに強い水圧で使用したりすると、痛みを感じたり、歯ぐきから血が出たりすることがあります。
とはいえこの出血は、歯周ポケットに溜まった汚れが原因であることも多いです。汚れを落とすことで炎症が収まる場合もありますが、「自分には合わない」「逆効果だ」と怖くなってやめてしまう人もいるようです。
ジェットウォッシャーの本来の役割
ジェットウォッシャーの本来の役割は、歯ブラシでは物理的に届かない、口内の死角に溜まった汚れを水流で弾き飛ばし、洗い流すことです。
自分では認識しづらい、歯間や歯周ポケットの「かくれ汚れ」にアプローチできることこそ、ジェットウォッシャーならではの魅力でもあります。
ジェットウォッシャーでできること・できないこと
ジェットウォッシャーでできることは、おもに下記の4つです。
- 歯周ポケット内の洗浄
- 歯間(歯と歯のすき間)の汚れの除去
- ブリッジのすき間の汚れの除去
- 露出した歯根のすき間の汚れの除去
歯ブラシが届きにくい場所や、歯磨きをしても残ってしまう見えない汚れを事前に洗い落としてブラッシングをアシストすることができるのが、ジェットウォッシャーのポイントです。特にワイヤーでの歯列矯正を行っている場合、歯ブラシだけでは十分なオーラルケアが難しいため、ジェットウォッシャーを組み合わせてケアするのがおすすめです。
一方で、ジェットウォッシャーができないことが、下記の3つです。
- 歯の表面の歯垢の完全な除去
- 歯の隣接点の汚れの除去
- 歯に付着して時間が経過した粘つくプラークの除去
歯の隣接点の汚れはデンタルフロスで除去することができますが、ジェットウォッシャーでは取ることができません。ジェットウォッシャーはあくまで歯ブラシやデンタルフロスと併用するべきものですが、上手く組み合わせることで、より効率的なオーラルケアが可能になるでしょう。
歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシとの役割の違い
オーラルケアはどれかひとつの方法で行うのではなく、それぞれのライフスタイルや口内環境に合わせて、最適な組み合わせを見つけることが重要です。たとえば、ジェットウォッシャーと歯ブラシ、デンタルフロスも、それぞれ落とせる汚れと届く場所がまったく異なります。
| 歯ブラシ | デンタルフロス | 歯間ブラシ | ジェットウォッシャー |
|---|---|---|---|
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| 主に歯の表面の歯垢を除去する | 歯と歯の接触点周囲の歯垢やつまりを除去する | 歯と歯のすき間やブリッジ下などの歯肉に近い部分の汚れを除去する | 歯ブラシやデンタルフロスなどでは届かない部分や残りやすい汚れを洗い流す |
どれかひとつで済ませるのではなく、役割の違いを理解して自分の口腔内に必要なアイテムを組み合わせるのが理想的なオーラルケアです。ジェットウォッシャーも歯科で自分に合った使い方を指導してもらうのもおすすめです。
ドルツのジェットウォッシャーの特徴
Panasonicのジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ55は、水流の強さや勢いではなく、水滴と気泡が歯間や歯周ポケットに入り込み、弾ける力で洗い落とすことができます。Panasonicの特許技術が使われており、強い刺激が苦手な人でも優しくケアすることができます。
商品概要・ご購入はこちら!
Panasonic
ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ55-W
参考価格(編集部調べ): ¥17,820(税込)
パワフルジェットで口内をすみずみケア。歯ブラシやデンタルフロスでは取り切れない歯間や歯周ポケットの汚れまで、超音波水流の気泡が弾ける際の衝撃波※でスッキリ洗浄します。歯ぐきの健康維持に。
※ 超音波水流ノズル使用時のみ。
特徴1|超音波水流で優しく高い洗浄力
EW-DJ55の大きな特徴として、超音波水流という水流技術が使われている点が挙げられます。
従来のジェットウォッシャーのような単純に強いだけの水流ではなく、微細な水滴の中に含まれる気泡が弾ける力で、歯垢や食べかすをしっかり洗い落とします。強い水圧に頼らずにやさしく、粘つく汚れにもアプローチできるのがポイントです。
「水流で洗い流す、はジェットウォッシャーの軸となる機能なので、どのような技術でどのように汚れを落とすのか、よく調べて選ぶのが重要ですね。また、ジェットウォッシャーは適切な水圧で当ててあげるのが大切です。EW-DJ55は5段階からパワーを選べるので、お口の状態を見ながら適切な強さに調節できるのがいいですね」
特徴2|目的の違う3つのノズルで使いやすさUP
EW-DJ55には、用途に合わせて使い分けられる3種類のノズルが付いています。超音波水流ノズルは、小さな気泡を生成することができるノズルです。気泡が崩壊することによって衝撃波が発生し、汚れを剥がして飛ばすため、しっかりケアしたいときにおすすめです。
「歯列矯正器具を使用しているときには、ポイント磨きノズルが使いやすいです。矯正器具と歯の間など、細かい部分の汚れもしっかり除去できます。舌磨きノズルは汚れ落ちを視認しやすく、使いやすいです。舌ケアするときは、舌の奥から手前に引くように使ってください」
特徴3|日常使いに便利な防水・コードレス設計
EW-DJ55はIPX7等級の防水性能(水深1mで30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の侵入がない)を備えており、本体をまるごと水洗いすることができます。お風呂でも安心して使えるうえに、コードレス充電式なので置き場所を選びません。
約1時間のフル充電で、約10分間の連続使用が可能。1日1回の使用で1回あたり約1分としたときに、月1〜2回程度の充電でOKです。
「防水設計なので、介護の現場ではお風呂でも使いやすいのが便利です。自分で使うときはもちろん、誰かにやってあげる場合も水の飛び散りなどが気にならない設計がベストですよね」
ジェットウォッシャーはどんな人に向いている?
ジェットウォッシャーは、他のケア方法と上手く組み合わせることで、より効率的にオーラルケアすることができます。
特に、今のケアに限界を感じている人や特定の悩みがある人にとって、大きなメリットがあります。具体的にどのような人に向いているのか、また向いていない人はどんな人なのかもまとめてみました。
ジェットウォッシャーが向いている人
ジェットウォッシャーが向いているのは、このようなお悩みをもつ人です。
- 歯磨きやデンタルフロスだけでは取れない汚れにアプローチしたい
- 矯正器具周辺のケアをしたい
- 歯ぐきを長く健康に保ちたい
ジェットウォッシャーはブラッシングだけではケアしにくい部分の汚れや、デンタルフロスをしても残ってしまうかくれ汚れを事前に洗い流して、落としやすくすることができます。歯間の食べかすが気になりやすい人、デンタルフロスが苦手で継続できない人であれば、「デンタルフロスをまったくしない」よりも「ジェットウォッシャーを使う」ほうが、お口の清潔度は格段に向上します。
また、矯正器具周辺のケアをしたい人も、ジェットウォッシャーの使用がおすすめです。ワイヤーなどの矯正器具がある場合、歯ブラシだけでは絶対にすき間の汚れを落とし切れません。ジェットウォッシャーなら、複雑な器具の裏側に詰まった食べかすを水流で一気に弾き飛ばせるため、矯正中も安心して過ごせるでしょう。
ジェットウォッシャーが向いていない人
ジェットウォッシャーが向いていないのは、このような人です。
- 歯ブラシまたはジェットウォッシャーだけでオーラルケアが完結すると思っている人
- 面倒くさがりな人
ジェットウォッシャーはオーラルケアのひとつの選択肢として非常に優秀です。しかし「歯磨きをサボるため」「歯ブラシの代わりに使いたい」と考えている人には、おすすめできません。歯の健康を保つためには、他のケア方法との併用が不可欠。これひとつでオーラルケアを済ませたい、という人には不向きです。
専門家が解説!ジェットウォッシャーに関するよくある質問
購入前には、ジェットウォッシャーの本来の機能やメリットをしっかり理解しておく必要があります。そこで今回はオーラルケアのプロである歯科衛生士・杉山裕美さんに、ジェットウォッシャーに関する“よくある質問”に回答していただきました。
Q. ジェットウォッシャーの正しい使い方と効果的なケア方法は?
A. ジェットウォッシャーは歯磨きやデンタルフロスの前の「プレケア」として使用するのが正解。効果的にケアするために、正しい使い方を覚えましょう。
ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ55を使用するときには、まず給水タンクに水を入れ、目的に応じたノズルを付けます。その後、水圧レベルを選んで、お口の中を流水で洗っていきます。
「歯磨きやデンタルフロスは、ジェットウォッシャーを使った後がおすすめです。口腔内を健康に保つためには、ブラッシング後に自分に必要な歯みがき剤の薬用成分をとどめておきたい場面があります。最近では一例として、むし歯予防のフッ素も歯みがき後の洗口は少量の水で1〜2回が推奨されています。薬用成分に期待したい場合には、ジェットウォッシャーはプレケアとして歯みがき剤を使う前の使用が良いですね」
スタートしたら歯の表面に対してノズルを垂直に当てながら、歯と歯ぐきの境目をなぞるようにゆっくり動かします。歯と歯の間で少し止めるイメージで、しっかりと水を歯間に貫通させます。奥歯の裏側は汚れが溜まりやすい場所なので、裏側もしっかり流しましょう。
Q. ジェットウォッシャーだけでオーラルケアは完結する?
A. ジェットウォッシャーはあくまで補助的なオーラルケア方法であり、ジェットウォッシャーだけでオーラルケアが完結するわけではありません。
「十分なオーラルケアは、歯磨きだけでもデンタルフロスだけでも完結しません。ジェットウォッシャーはあくまで、歯磨きや歯間ケアのプレケア、すなわち前処理として行いたいケアです。歯ブラシでの歯磨きだけでも、ジェットウォッシャーのケアだけでも、十分なケアとはいえないでしょう」
Q. デンタルフロスとどちらが優れている?
A. どちらも歯間の汚れを落とすことに向いていますが、実はどちらかが一方的に優れているわけではありません。
「デンタルフロスの強みは、歯と歯が接触する点の汚れを除去できる点です。これは、歯ブラシでもジェットウォッシャーでも落とすことができません。一方ジェットウォッシャーは、デンタルフロスや歯ブラシではアプローチできない部分や、歯ぐきが下がってきた人の歯の根元などにもアプローチできるのが強みです。使用部位や目的が異なる器具になりますので、できればどちらも行ってほしいです」
Q. ジェットウォッシャーは意味がない?
A. 「ジェットウォッシャーは意味ない」という意見を目にしたことがある方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
「ジェットウォッシャーひとつで歯磨きやオーラルケアを完結できるものではありませんが、ジェットウォッシャーでしかアプローチできない汚れがあります。目的を理解して正しく使えば、歯みがきのレベルアップが図れます。口腔内を生涯健康に保ちたい人なら、若いうちからでもやる意味があります」
ジェットウォッシャーは「意味ない」のではなく、役割が違う
ジェットウォッシャーは、それひとつで魔法のような効果を発揮するものではありません。
しかし、それぞれの役割を理解し、歯ブラシやデンタルフロスと組み合わせて使うことで、合理的なケアがしやすくなるのは事実です。
「最近、人々のオーラルケアへの意識が向上してきていると思います。しかし、正しいケアはなかなか一般には伝わりづらく、たくさんの方法を毎日試すのも、難しいと思います。けれど、毎日の努力は必ず自身の健康につながっていきます。それぞれのツールによるオーラルケアの役割と違いを知り、健康的なオーラルケアルーティンを継続できるよう、一緒にがんばりましょう」
毎日デンタルフロスでのケアはできないという人も、できるかぎり長く口腔内の健康を保ちたいという人も、ジェットウォッシャーを取り入れたオーラルケアには、きっと満足できることでしょう。
商品概要・ご購入はこちら!
Panasonic
ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ55-W
参考価格(編集部調べ): ¥17,820(税込)
パワフルジェットで口内をすみずみケア。歯ブラシやデンタルフロスでは取り切れない歯間や歯周ポケットの汚れまで、超音波水流※でスッキリ洗浄します。歯ぐきの健康維持に。
※ 超音波水流ノズル使用時のみ。
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