目覚まし時計のおすすめ13選！上級睡眠健康指導士がしっかり起こしてくれるおしゃれな人気商品を紹介

「大音量でしっかり起きられる目覚まし時計が欲しい」
「おしゃれで機能性に優れたおすすめの目覚まし時計はどれ？」

目覚まし時計は、朝なかなか起きられず、寝坊しがちな人にとって強い味方。最近では、寝過ごしがちの人でも安心の大迫力の爆音が鳴るものや、太陽光と同じ明るさの光を発して自然な目覚めを促すもの、間接照明やインテリアとしても使えるおしゃれなデザインのものなど、スマホの目覚まし機能にはない、さまざまな特徴をもつ目覚まし時計が販売されています。

この記事では、インテリアコーディネーターで上級睡眠健康指導士の田口里奈さんに、目覚まし時計を選ぶうえで押さえておきたいポイントをお聞きしました。また、記事の後半では、スマホの時計アプリとアナログ式の目覚まし時計の機能の比較検証も行っています。

また、おすすめの目覚まし時計13選もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目覚まし時計を買う前に知っておきたいこと

スマホのアラームではなかなか起きられないため、ちゃんと目覚めさせてくれる商品が欲しい、夜に目が覚めたときにスマホをいちいち開くのが面倒なので、すぐに時間を確認できるものが欲しいなど、目覚まし時計に求める機能は人によってさまざま。

しっかり起きられるように目覚まし機能に注目するのか、部屋時計としても使いやすいようデザイン性や視認性を優先するのかなど、使い方や重視するポイントに合わせた商品を選ぶことが大切です。

田口さんに伺った、目覚まし時計を買う前に知っておきたいポイントについて紹介していきます。

起こし方のタイプ、おもな機能、デジタルとアナログの違いなどを知っておくと自分に合った商品を選びやすい

起こし方のタイプで目覚めや体へのストレスが変わる

目覚まし時計は、音で起こしてくれるタイプが一般的ですが、最近では光や振動で起床時間を知らせてくれるものも販売されています。

起こし方のタイプによって、目覚めや体へのストレスは異なります。それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

タイプ	音タイプ	光タイプ	振動タイプ
画像
メリット	・大音量のものは、眠りが深くアラームに気づきにくい人でも目覚めやすい	・ストレスが少ない自然な目覚めが期待できる	・大きな音で目覚めるよりもストレスを感じにくい ・隣にいる人を起こすことなく起床時刻を知らせてくれる
デメリット	・音量が大きすぎると、ストレスを感じやすい ・耳が音に慣れてしまうと、気づきにくくなり起きられない可能性もある	・布団をかぶっていたり、顔に光が当たらない向きで寝ていたりすると、効果が得られない場合がある	・振動が大きすぎると、ストレスを感じることもある ・振動が弱いと、すぐに体が慣れて起きられなくなる可能性もある

音タイプはアラーム音の種類が多いものだと耳慣れを防げる

スマホアプリのアラームの最大音量は60〜70程度ですが、音タイプの目覚まし時計にはそれを超える大音量のものが多く販売されています。中には、電車が通るときのガード下の騒音に該当する大きさ（100dB）を超える音を鳴らせるものもあります。

ただし、大音量のものは目が覚めやすいですが、デメリットもあります。寝ているときに突然大きな音を聞くと、交感神経が一気に働き、血圧や心拍数が上がります。そのため、質の良い睡眠が取れていたとしても、起床時にストレスがかかり、目覚めが悪く感じてしまう可能性があるのです。また、近隣との騒音トラブルにも注意が必要です。

毎日同じアラーム音で起きていると、耳が音に慣れて起きられなくなってしまう場合がある

さらに、同じアラーム音を繰り返し聞いていると耳が慣れて、アラーム音に気づきにくくなってしまいます。耳慣れを防ぐためには、アラーム音が豊富に内蔵されているもの、アラーム音をランダムで流せるもの、録音した音をアラームに設定できるものなどを選ぶのがおすすめです。

光タイプは自然な目覚めが期待できる

人間の体は朝に光を浴びることで、眠気を誘うホルモン（メラトニン）が抑制され、覚醒に働くホルモン（セロトニン）が分泌されます。

眠気と覚醒をコントロールするホルモン「メラトニン」と「セロトニン」の分泌イメージ

光タイプの目覚まし時計は、起床時間に合わせて光を発して徐々に部屋を明るくすることで、自然な目覚めが期待できます。音よりもストレスや不快感を感じにくいのが特徴です。

徐々に明るくなり、自然な目覚めをもたらしてくれる光タイプの目覚まし時計

商品によって光の強さは異なり、メラトニンの分泌が抑えられ体を覚醒させるといわれる2500ルクス（lx）程度のものから、太陽光の明るさに該当する2万ルクス以上の光を放つものも販売されています。

周りの人を起こさずに起きられる振動タイプは、移動中の寝過ごし防止にも◎

振動タイプは、枕の下に入れるものやリストバンドタイプなどがあり、隣にいる家族を起こすことなく時刻を知らせてくれるため、家族と起床時間が異なる方に向いています。

振動タイプの目覚ましは枕の下にセットしやすい平らな形のものもある

適度な振動であれば、音よりもストレスや不快感が少なく目覚めることができます。ただし大音量の目覚ましと同様、体がびっくりしてしまうほどの大きな振動は、交感神経を高ぶらせ、ストレスを感じてしまうので注意しましょう。

リストバンドタイプは、腕時計としても使用でき、外出先や職場などでも身に着けられるので、電車やバスなどでの寝過ごし防止にも効果的です。

部屋時計としての機能を重視するなら、デザイン性や視認性も重要

部屋時計としても活躍する目覚まし時計は、デザインや時刻の見やすさが重要なポイントになります。

目覚まし時計の文字盤はアナログとデジタルの2種類です。デジタルのものは、バックライトがついているため電気を消した寝室でも時刻を確認しやすいことに加え、日付や温度などの情報も得られるものが多いです。文字盤の明るさを調整できる商品もあり、寝る際は睡眠の妨げにならないよう明るさを弱めることも可能です。

デジタルの目覚まし時計はバックライトがついており、夜中に目覚めたときも時間を確認しやすい（左）／木目調のスタイリッシュなモデルなどもある（右）

アナログのものは、時刻表示のみの商品がほとんどですが、デジタルに比べて文字盤がおしゃれにデザインされているものが多く、カラーバリエーションも豊富。インテリアや好みに合わせて選びやすいのが魅力です。就寝時に秒針の音が気になる方は、秒針停止機能がついている商品を選ぶのがおすすめです。

アナログの目覚まし時計は、文字盤のデザインが商品によってさまざま

また、電波を受信して時刻や日付修正を行う機能をもつ「電波時計」であれば、秒単位で自動的に時刻を修正してくれるため、部屋時計として便利です。

電池切れが不安なら電源コード式が便利

目覚まし時計を使ううえで心配なのは、夜寝ている間に電池切れをして、朝アラームが鳴らないこと。電池切れが心配な方は、コンセントなどにつないで給電を行う電源コード式の目覚まし時計だと安心です。

電池式の場合は、アラームやライトなどの使用頻度で消耗スピードは異なりますが、電池寿命は約1年が一般的です。電池式を使う場合は、各商品の取扱説明書に記された電池寿命を目安に定期的に電池を替えるようにしましょう。時間が遅れてしまう、アラームの音が小さくなった、ということがあれば、電池が切れかけている可能性があるので、早めの電池交換を行ってください。

電池式は、時間が遅れるなどの兆候があったら早めに電池を交換しよう

デジタル時計の中には、電池切れ予告機能がついているものも販売されていますので、商品を選ぶ際はチェックしてみましょう。

目覚まし時計のおすすめ13選

your SELECT.編集部と田口さんが選んだおすすめの目覚まし時計を紹介します。デザイン性に優れ部屋時計としても使いやすい6商品と、目覚まし機能に優れた7商品ご紹介します。自分の好みや使い方に合うものを探してみてください。

気になる内容をクリック

• デザイン性を重視する人におすすめの6選
• 目覚まし機能を重視する人におすすめの6選

部屋時計としても使いたい人におすすめの6選

部屋時計としても使いやすい、デザイン性に優れた6商品をご紹介します。目覚まし機能だけではなく、インテリアとの相性にもこだわりたい方におすすめです。

目覚まし機能を重視する人におすすめの6選

目覚まし機能を重視する方におすすめの目覚まし時計を6商品ご紹介します。音が大きなものだけでなく、アラーム音のバリエーションが豊富なもの、光や振動で起こすタイプの商品などもセレクトしました。

目覚まし時計とスマホのアラーム機能を徹底比較！

ふだんはスマホのアラームを使っていて、目覚まし時計を買うか悩んでいるという方も多いでしょう。田口さんとともに、スマホのアラーム機能（時計アプリ）と市販の目覚まし時計の機能を比べてみました。

今回は、iPhone13にもともと備わっている「時計アプリ」とリズムの「バトルパワー646」で、アラーム音の大きさや種類、設定のしやすさなどを比較してみました。

音の大きさ｜バトルパワー646が圧勝！ 迫力のあるベル音で寝坊を防ぐ

騒音計測アプリ（※1）を使って、iPhone13の「時計アプリ」と「バトルパワー646」のアラーム音の大きさを測定してみました。

※1 騒音計測アプリ「Sound Meter（Android端末にインストール）」を使用して計測。正式な騒音計測器ではないため、測定値はあくまで参考値。

iPhone「時計」アプリ：63.6dB（左）／リズム「バトルパワー646」：80.2dB（右）

それぞれのアラームの音量を最大にし、数回検証した結果、計測した音量最大値はiPhone13の「時計アプリ」が63.6dB、「バトルパワー646」が80.2dBという結果になりました。

音の大きさは「バトルパワー646」が上回っており、電子音のみの「時計」アプリに比べ、時計の両側についたベル音が鳴り響く「バトルパワー646」は、鳴るとわかっていても思わず驚いてしまうほど、かなりの迫力でした。

音の種類｜時計アプリの方が音の種類が豊富で耳慣れ防止に効果的

iPhone13の「時計アプリ」では、デフォルトで入っているアラーム音に加え、ストアから好きな曲をダウンロードして使用することができます。

一方「バトルパワー646」は、ベル音のみとなっており、爆音という魅力はあるものの、音は1種類です。

耳が音に慣れてくると目覚めにくくなってしまうため、アラーム音は定期的に変更するのが効果的といえます。耳慣れ防止の観点からはアラーム音のバリエーションを増やせるiPhone13の「時計アプリ」に軍配があがるという結果になりました。

今回比較に使用した「バトルパワー646」はベル音のみでしたが、最近では30曲以上のアラーム音が搭載されているものや、録音機能がついている目覚まし時計も販売されていますので、そういった商品に注目してみるといいでしょう。

「アラーム音は『バルトパワー646』の方が上でしたが、音のバリエーションはiPhone13の『時計アプリ』の方が豊富ですね」と田口さん

設定のしやすさ｜時計アプリは細かな設定に対応、バトルパワーは直感的な操作が可能

iPhone13の「時計アプリ」は1分単位で正確に時刻を設定できますが、アナログ式の「バトルパワー646」は、ツマミを回して目安針を動かし、起床時刻に短針と重なるように設定するため、1分単位の正確な調整は難しく、スマホの方が操作性に優れています。

アラーム時刻を曜日ごとに1分刻みで刻を設定できるiPhone13の「時計アプリ」（左）／背面のツマミを回す直感的な操作でアラームを設定できる「バトルパワー646」（右）

さらに、iPhone13の「時計アプリ」は、曜日ごとに違う時間、違うアラーム音が鳴るように設定ができたり、何曜日〜何曜日はこのアラームを繰り返す、平日のみスヌーズ機能をつけるなど、細かな設定が可能です。

一方、「バトルパワー646」はツマミを回すだけの直感的な操作で簡単にアラームを設定できますが、前日と起きる時刻が異なる場合は設定をし直す必要があります。

また、iPhone13の「時計アプリ」はスマホ画面自体が発光するため、暗い部屋での時刻確認・アラーム設定も問題なく行うことができますが、アナログの目覚まし時計は商品によっては、暗い部屋では文字盤や目安針が見づらいこともあります。「バトルパワー646」の文字盤には蓄光機能があり、暗い部屋でも一定時間文字盤が発光します。さらに文字盤を照らしてくれるライト機能も付いているので、暗い部屋での設定も問題ありませんでした。

「バトルパワー646」は、ライト＆蓄光機能があり、暗い部屋の中でも時刻の確認やアラーム設定がしやすい

検証結果｜機能性重視ならiPhone13の「時計アプリ」、アラーム音の大きさ重視なら「バトルパワー646」

今回の結果をまとめると、iPhone13の「時計アプリ」は、音の大きさは劣っていたものの、1分単位で曜日ごとに細かくアラームを設定しておくことができ、ダウンロードでアラーム音を無限に増やせるなど機能性に優れていました。ただし、細かな設定ができる分、アプリに慣れていないと設定方法に手間取ってしまうかもしれません。

「バトルパワー646」は、音の大きさ・迫力に優れており、目安針を回すだけで直感的にアラームを設定でき操作が簡単です。一方で、スマホほど細かな設定は難しく、前日と起床時刻が変わるたびに設定し直す必要がありました。また、アラーム音は1種類だけなので、耳慣れしてしまう可能性もあります。

今回の検証結果を以下にまとめたので、参考にしてみてください。

検証した商品	iPhone13の時計アプリ	リズム｜バトルパワー646
画像
音の大きさ
音の種類
スヌーズ設定
設定のしやすさ
時刻の確認しやすさ

目覚まし時計に関するよくある疑問 Q＆A

アラーム音による目覚めの違いや、かけ忘れ防止策、子どもにおすすめの目覚まし時計などについて、田口さんに伺いました。

「快適な目覚めのために、目覚まし時計の音は自分が不快だと感じないものが望ましいです」と田口さん

Q.音によって目覚めの違いはある？

A.寝ているときにいきなり騒がしく、大きな音を聞くと、体を緊張させる交感神経が一気に働き、血圧や心拍数が上がってしまい、頭痛や不快感を感じる原因になってしまうことがあります。

大音量の方が気づきやすく、起きやすいというメリットもありますが、起床後のパフォーマンスへの影響を考えると、アラームは穏やかな音、鳥のさえずりや川のせせらぎ、クラシック音楽などがおすすめです。

大きな音の目覚まし時計が安心という方は徐々に音量が大きくなる設定にできるものを使うのが良いでしょう。

Q.スヌーズ機能は使った方がいい？

A.どうしても起きられない場合は使用していいですが、何度もスヌーズを繰り返すことはおすすめできません。寝たり起きたりを繰り返すと、体内時計にかかわるホルモンの分泌が乱れやすくなり、余計に目覚めにくくなる可能性があります。

寝過ごし防止に便利なスヌーズ機能も一長一短。あまり繰り返し使用しないように注意したい

Q.同じ目覚まし時計を使っているのに、次第に起きられなくなるのはなぜ？

A.音が聞き慣れてくると目覚めにくくなります。さらに“音を消す動作”自体に慣れてしまい、いつの間にか無意識に止めてしまっている可能性もあります。

対策としては、定期的にアラーム音を変える、曜日ごとに違う目覚まし時計を使う、一定期間で目覚まし時計を買い替えるなどがあります。

起きられない状態が続く場合は、睡眠不足や睡眠の質の低下、何かしらの疾患の可能性もあります。過度な寝起きの悪さの場合は、病院で診てもらうことも検討した方がいいでしょう。

Q.子どもにおすすめの目覚まし時計は？

A.キャラクターの声で起こしてくれるものや、ミニゲームをクリアすることによって音が止まるタイプの目覚まし時計などは子どもに人気です。

子どもは目からの光の透過性が大人に比べて高いため、表示画面の明るすぎるものは睡眠の質の低下につながりやすいので注意しましょう。

好きなキャラクターを用いたものなど、子どもが興味を持てる目覚まし時計を選びたい

Q.目覚まし時計のかけ忘れ防止にいい方法はある？

A.曜日ごとにアラーム時間を設定できる目覚まし時計を使うと、毎日設定する必要がないため、かけ忘れを減らすことができます。

毎日設定する必要がある場合は、布団の上に目覚まし時計を置いておき、毎晩布団に入るタイミングで目覚まし時計を手に取る必要がある環境をつくるのがおすすめです。

Q.電波時計の受信に時間がかかるときがあるのはなぜ？

A.電波時計は基本的には1日1回受信して時刻を調整していますが、電波を受信しにくい場所に置いていると、受信に時間がかかってしまう可能性があります。

テレビ、パソコン、冷蔵庫などの家電製品や、金属製の雨戸、ブラインドの近く、鉄筋鉄骨の建物内などは受信しにくいといわれています。

また、落雷のあるような悪天候の日は、電波にノイズが多くなり、受信をしにくくなります。

「時刻の正確さを保つ電波時計ですが、置き場所をよく見極めるようにしましょう」と田口さん

電波時計のズレが頻繁に起こって気になる場合は、まず自宅内で電波を受信しにくい場所に置いていないかを確認してみましょう。

目覚まし時計のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazonでは上位100位、楽天市場、Yahoo!ショッピングではリアルタイム・デイリー・週間ランキングの目覚まし時計の売れ筋ランキングを紹介しています。
どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみるのもおすすめです。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

上級睡眠健康指導士の田口さんを迎え、目覚まし時計の機能や選び方などを解説しました。

朝はできるだけ気持ちよく、すっきりと目覚めたいもの。最近では、大音量に設定できるものから、光や振動で起こしてくれるものなど、さまざまな起こし方の目覚まし時計が販売されています。

インテリアの1つとしても楽しめるおしゃれなものや、目覚まし以外の付加機能に優れたものもありますので、ぜひ本記事を参考にして、自分に合った目覚まし時計を探してみてください。