フライ返しのおすすめ12選!使いやすい素材や形状、調理のコツを料理研究家が解説

フライ返しのおすすめ12選!使いやすい素材や形状、調理のコツを料理研究家が解説

「料理がもっと上手になる、おすすめのフライ返しはどれ?」
「テフロン加工のフライパンが傷つきにくい素材が知りたい」

炒めものからパンケーキ、お好み焼きまで幅広い調理に活躍するフライ返し。手頃な価格で手に入るので、特にこだわりなく選んでいる人も多いのではないでしょうか?
実はフライ返しは素材や形状のバリエーションがさまざまあり、作りたい料理や求める機能に合わせて選べば、使い勝手がグンと向上します。

そこで今回は、料理研究家の上島(かみしま)亜紀さんフライ返しの選び方や調理のコツなどについて聞きました。

<フライ返しを選ぶときのポイント>

  • 素材で選ぶ際は、使いやすさ重視ならシリコン製、食材をひっくり返すのがメインならナイロン製、耐熱性と耐久性ならステンレス製が◎
  • 形状で選ぶなら、バタービーターは幅広い調理に、穴ありターナーは小さめのフライパンでの調理に、穴なしターナーは炒めものに使うのがおすすめ

また、your SELECT.編集部が厳選した人気のフライ返し12選も紹介するので、ぜひ購入の参考にしてください。

おすすめのフライ返し12選
メーカー
商品名
パール金属 工房アイザワ 和平フレイズ サンクラフト Staub ティファール ヨシカワ ストリックスデザイン 山崎実業 OXO 貝印 ワールドクリエイト
TOUCH シリコーンバタービーター バタービーター ステンレス バタービーター ナイロンビーター シリコン サービングターナー ​​ターナー エピス ターナー ターナー シンプルミニ ブラック ターナー シンプルミニ ブラック ナイロン ソフト ターナー ターナー ターナー ブラック
パール金属|​​TOUCH シリコーンバタービーター 工房アイザワ|バタービーター​​ 和平フレイズ|​​ ステンレス バタービーター サンクラフト|​​ ナイロンビーター staub|​​シリコン サービングターナー ティファール|​​ターナー エピス ヨシカワ|​​ターナー ストリックスデザイン|​​ターナー シンプルミニ ブラック 山崎実業|​​シリコーン フライ返し OXO|​​ナイロン ソフト ターナー 貝印|​​ターナー ワールドクリエイト|​​ターナー ブラック
参考価格(税込) 585円 1320円 749円 511円 2400円 464円 2200円 252円 1214円 1100円 846円 1760円
サイズ(幅×全長) 8.5×34cm 8×33cm 7.5×31cm 8.5×31.5cm 8×31cm 7.9×30.2cm 8.4×30cm 6.2×24cm 9×31cm 9×26.5cm 7.2×27.5cm  8×28.5cm
耐熱温度 230℃ 220℃ 230℃ 230℃ 220℃ ヘラ:210℃/持ち手:120℃ 220℃ 200℃ 270℃
食洗機対応
まる
まる
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ばつ
まる
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まる
まる
まる
まる
まる
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
料理研究家
上島亜紀さん
上島亜紀
ジュニア・アスリートフードマイスター、パン講師、食育アドバイザー。神奈川県の自宅にて、料理教室「A’s Table」を主宰。女性誌やテレビでのレシピ提供のほか、カフェや企業のレシピ監修なども手掛ける。著書に『ホットプレートで作るまいにちのごはん120』(ワン・パブリッシング)などがある。

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目次

料理研究家が教える!

フライ返しの選び方

食材を返したり炒めたりできるフライ返しは、汎用性の高い調理器具です。
どの素材や形状が使いやすいのか、フライパンを傷つけないかなど、さまざまな観点で選び方のポイントを上島さんに伺いました。

フライ返しと一言でいっても、素材や形状はさまざま。上手に活用すれば調理の効率が上がり、料理の完成度も高められる

フライ返しと一言でいっても、素材や形状はさまざま。上手に活用すれば調理の効率が上がり、料理の完成度も高められる

使いやすさに応じて素材を選ぶ

フライ返しの素材には、おもにシリコン製ナイロン製ステンレス製の3種類があります。素材によって使い勝手が変わるので、それぞれ特徴をご紹介します。

フライ返しの素材別比較

シリコン製:軽くてお手入れがしやすい

フライ返しとしても通常のヘラとしても使用でき、幅広い調理に向いているシリコン製

フライ返しとしても通常のヘラとしても使用でき、幅広い調理に向いているシリコン製

とにかく軽くて使いやすい、お手入れも楽なフライ返しが欲しい人は、シリコン製の商品を選びましょう。シリコン製のフライ返しは軽量で、ほどよい硬さで先端もしなるので、食材をひっくり返すほか、炒め物やフライパンに残ったソースなどをかき出すのにも便利です。テフロン加工のフライパンを傷つけにくいのも特徴の一つ。

ただしほこりやゴミが付着しやすいので、持ち手とヘラが一体になったものや、ヘラに穴が空いていないものを選ぶと、丸洗いしやすくておすすめ。食洗機に対応していれば、さらにお手入れも楽になります。

ナイロン製:フライパンを傷つけずに使える

食材をひっくり返すのみに使用するならナイロン製がおすすめ

食材をひっくり返すのみに使用するならナイロン製がおすすめ

フライ返しを、おもに食材をひっくり返すのに使用したいという人は、ナイロン製のものを選びましょう。ナイロンはシリコン製よりも薄く加工しやすい素材。パンケーキやクレープなど、薄い生地の料理でも、ヨレずにきれいにひっくり返せるようヘラの先端部分が薄く、しなりやすいものがおすすめです。

テフロン加工を傷つけにくいのも特徴ですが、シリコン製と比べると耐熱性が低いので、長時間高熱にさらさないように注意。また、耐久性もあまりないため、ヘラと持ち手で違う素材を使って耐久性を高めた商品がおすすめです。継ぎ目の部分でお手入れがしにくい場合があるので、食洗機に対応した商品を選ぶようにしましょう。

ステンレス製:高い耐久性・耐熱性を誇る

耐久性・耐熱性に優れているが、テフロン加工のフライパンに使う際は注意が必要

耐久性・耐熱性に優れているが、テフロン加工のフライパンに使う際は注意が必要

耐久性の高いものを求めるなら、ステンレス製のフライ返しがおすすめ。高い耐熱温度、強度を誇り、強火で使っても溶ける心配もありません。鉄のフライパンや中華鍋を使って高火力で調理をするなど、耐久性の高い素材で料理の出来栄えや器具にこだわりたい人は、ステンレス製のものをチェックしてみてください。

ステンレスは硬い素材でしなりにくいので、ヘラの先端が薄くなっているものがおすすめです。適度なしなやかさが出て、食材の下に滑り込ませやすくなります。
ただし、テフロン加工のフライパンで使用すると、コーティングに傷がつき、すぐに使えなくなってしまうので注意が必要です。

「ステンレス製は、フライパンもフライ返しもこだわって、気に入ったものを長く愛用したいという人に向いています」と上島さん

「ステンレス製は、フライパンもフライ返しもこだわって、気に入ったものを長く愛用したいという人に向いています」と上島さん

作りたい料理と使い方に合った形状を選ぶ

フライ返しの形状は、おもにバタービーター穴ありのターナー穴なしのターナーの3種類に分けられ、向いている料理や使い方も違います。それぞれ特徴を見ていきましょう。

フライ返しの種類

バタービーター:食材を混ぜる、潰すなど幅広い調理ができる

バタービーターがあれば、マッシャーなどを追加購入せずとも調理の幅を広げることが可能

バタービーターがあれば、マッシャーなどを追加購入せずとも調理の幅を広げることが可能

ヘラの面積が広く、細長い穴が開いたバタービーターは、幅広い調理ができる器具を求める人に向いています

広いヘラ部分を使ってお好み焼きやパンケーキ、魚などを楽にひっくり返すことができるだけでなく、バターを攪はんして滑らかにする、ハンバーグのタネを混ぜる、ゆで卵や蒸したジャガイモをマッシュする(潰す)といったさまざまな調理が可能です。
ヘラの穴部分が細かいものを選べば、混ぜたり潰したりといった調理も、専用の器具と同じようにきめ細かく仕上げることができるのでおすすめです。

お好み焼きのほかに野菜炒めなどはもちろん、食材を潰してポテトサラダや卵サラダを作ったりと、さまざまな料理を作って食卓を彩りたい人は、バタービーターを選びましょう。

穴ありターナー:小さめのフライパンや鍋でも使いやすい

穴ありターナーは、取り回しやすさと調理の幅を両立させたアイテム

穴ありターナーは、取り回しやすさと調理の幅を両立させたアイテム

穴ありターナーは、バタービーターよりもヘラ部分が小型の商品です。そのためバタービーターでは使いづらい小さなフライパンや鍋での調理に使う場合は、穴ありターナーが取り回しやすくておすすめ。穴が大きいので少し粗めの仕上がりになるものの、バタービーター同様に穴を使って食材を潰すことも可能です。ただし穴があることで強度が下がり、ヘラ部分が折れてしまうケースも。補強のためにヘラ部分に厚みをもたせた商品が多く、パンケーキなどをひっくり返しにくい場合があります。

中には食材と一緒にソースもすくえるよう、ヘラ部分にカーブをつけた商品もあり、煮込みハンバーグなどの盛りつけに便利です。

穴なしターナー:炒め調理やひっくり返すのがメインの人に◎

シンプルな分、ひっくり返しやすさでは随一の穴なしターナー

シンプルな分、ひっくり返しやすさでは随一の穴なしターナー

食材を炒めたり、お好み焼きやパンケーキをひっくり返すといった使用方法がおもで、シンプルなフライ返しが欲しいという人は、穴なしターナーを選びましょう。

穴ありターナーに比べると強度に優れ、ヘラ部分を薄くできるのがポイント。クレープのような薄い生地のものをヨレずにひっくり返したい場合は、素材を問わずヘラ部分が薄い穴なしターナーが好適です。そのうえで、ヘラ部分がしなやかに曲がってくれるものであれば、食材を混ぜたり、フライパンに残ったソースや食材をかき出したりといったこともやりやすいのでおすすめ。

炒めものやお好み焼き、ハンバーグなどのほかにも、ケーキなどお菓子の材料を混ぜたりといった場面でも活躍してくれます。

持ち手やヘラ部分、耐熱温度などもチェック

フライ返しをより快適に使うための機能や特徴についてご紹介します。手持ちのフライパンや鍋によっては使いにくくなってしまう場合があるので、購入前にチェックしてみましょう。

持ち手の形状・長さ

「持ち手が細すぎると、しっかりと握れず調理もしにくくなります」

「持ち手が細すぎると、しっかりと握れず調理もしにくくなります」

持ち手部分の形状はさまざまですが、ある程度の太さがあり、しっかりと握れるものが使いやすいです。そのうえで滑りにくいゴム製のものや、指を添えられるフィンガーレストが付いているものを選ぶと、より握りやすくなります。

また、本体の長さも購入前に確認しておきましょう。全長が短いものやバタービーターでは、深い鍋で作った料理をひっくり返したり混ぜたりする作業がやりにくく、鍋の縁に手が当たって火傷するなどのリスクも。例えば深さが10cmある鍋には、ヘラ部分を含めた全長が30cm程度のターナーであれば使いやすくなります。自宅の鍋の深さもチェックしましょう。

逆に浅いフライパンで調理をする場合は、持ち手が25cm程度と短いものやバタービーターが使いやすいでしょう。

バタービーター(写真下)は、ヘラ部分が大きい分、持ち手部分との距離が短くなっている傾向にある

バタービーター(写真下)は、ヘラ部分が大きい分、持ち手部分との距離が短くなっている傾向にある

ヘラ部分の大きさ・先端

ターナーの幅の大きさ比較。フライパンの大きさに合わせて選ぶと、調理もしやすくなる

ターナーの幅の大きさ比較。フライパンの大きさに合わせて選ぶと、調理もしやすくなる

ヘラ部分の幅によって、向いている使い方や料理は変わります。
例えばお好み焼きや焼き魚などをひっくり返す際、ヘラの幅が小さいと、支えきれず崩れてしまう恐れがあります。サイズの大きなものをきれいにひっくり返したい場合は、ヘラ部分の幅が8~9cm以上のもの、もしくはバタービーターに注目してください。逆につくねなど一つ一つが小さな料理や、小さめのフライパンでお弁当のおかずなどを作る際には、ヘラの幅が6~7cm以下のものの方が取り回しやすくおすすめです。

本体とヘラの間にヘラを浮かせるための機能が付いたものなら、衛生的に使える

本体とヘラの間にヘラを浮かせるための機能が付いたものなら、衛生的に使える

また、置いたときにヘラ部分が浮くよう、ヘラと持ち手の間にパーツ追加や加工がされた仕様になっているフライ返しなら、調理中キッチンに直置きしても衛生的に使うことができます。ただし、ヘラに付いたソースなどが下に垂れる可能性もあるので注意が必要です。

耐熱温度

ヘラ部分と持ち手で耐熱温度が違う商品もあるので、購入前の確認は必須

ヘラ部分と持ち手で耐熱温度が違う商品もあるので、購入前の確認は必須

フライパンを火にかけた際、中火なら約180℃、強火なら約200℃になるといわれており、これよりも耐熱温度の低いフライ返しを使うと、本体が溶けてしまう可能性があります。シリコンやナイロン製のフライ返しで炒めものなどをする際は、ヘラ部分が210℃以上のものを選ぶようにしてください。
ただし、食材をひっくり返すだけであれば、200℃のものでも十分です。調理方法に応じて使い分けましょう。

ちなみにステンレス製の商品の場合、耐熱温度が記載されていない商品が多いですが、一般的なステンレスの耐熱性は500℃程度とされています。飲食店などの高火力にも耐えられるので、家庭での通常の使用であれば基本的に問題ありません。

【形状別】おすすめのフライ返し12選

上島さんに伺ったお話をもとに、your SELECT.編集部が厳選したフライ返しを、バタービーター、穴ありのターナー、穴なしのターナーの形状別でご紹介します。

気になる内容をクリック

メーカー
商品名
パール金属 工房アイザワ 和平フレイズ サンクラフト Staub ティファール ヨシカワ ストリックスデザイン 山崎実業 OXO 貝印 ワールドクリエイト
TOUCH シリコーンバタービーター バタービーター ​​ステンレス バタービーター ナイロンビーター ​​シリコン サービングターナー ​​ターナー エピス ​​ターナー ターナー シンプルミニ ブラック シリコーン フライ返し ​​ナイロン ソフト ターナー ターナー ターナー
パール金属|​​TOUCH シリコーンバタービーター 工房アイザワ|バタービーター​​ 和平フレイズ|​​ ステンレス バタービーター サンクラフト|​​ ナイロンビーター staub|​​シリコン サービングターナー ティファール|​​ターナー エピス ヨシカワ|​​ターナー ストリックスデザイン|​​ターナー シンプルミニ ブラック 山崎実業|​​シリコーン フライ返し OXO|​​ナイロン ソフト ターナー 貝印|​​ターナー ワールドクリエイト|​​ターナー ブラック
参考価格(税込) 585円 1320円 749円 511円 2400円 464円 2200円 252円 1224円 1100円 846円 1760円
サイズ(幅×全長) 8.5×34cm 8×33cm 7.5×31cm 8.5×31.5cm 8×31cm 7.9×30.2cm 8.4×30cm 6.2×24cm 9×31cm 9×26.5cm 7.2×27.5cm  8×28.5cm
重量 約97g 約91g 約100g 約62g 約110g 約60g 約114g 約40g 約70g 約72g 約80g 約130g
カラー展開 ブラック ブラック シルバー ブラック ブラック ブラック シルバー ブラック ホワイト/ブラック ブラック/トマト/バジル シルバー ダークレッド、ブラック
素材 シリコン 本体:ナイロン
持ち手:フェノール樹脂
ステンレス ナイロン 本体:シリコン
持ち手:天然木
ナイロン ステンレス ナイロン シリコン ナイロン ステンレス シリコン
耐熱温度 230℃ 220℃ 230℃ 230℃ 220℃ ヘラ:210℃/持ち手:120℃ 220℃ 200℃ 270℃
食洗機対応
まる
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バタービーターのおすすめのフライ返し4選

バタービーターは、さまざまな調理方法に対応する万能な調理器具。料理の幅を広げたい人は必須アイテムです。耐熱性に優れ、食洗機に対応したものを選びました。

幅広い調理に使える万能アイテム パール金属|​​TOUCH シリコーンバタービーター

上島さんおすすめポイント

耐熱温度が230℃と高く、本体の長さもあるので魚などもひっくり返しやすいですね。バタービーターなので、穴を使ったマッシュ調理も可能です。汚れが目立ちにくいブラックカラーもいいですね。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 8.5×34cm
重量 約97g
カラー展開 ブラック
素材 シリコン
耐熱温度 230℃
食洗機対応

鍋やフライパンを傷つけにくく、軽さが魅力のシリコン製バタービーター。フライパンにフィットしやすくヘラの面積も広いので、大きい食材もひっくり返しやすいです。持ち手はゴム製で、濡れた手でも滑りにくいのが魅力。耐熱温度は230℃まで対応しており、幅広い調理に使用できます。

使い心地を追求したこだわりの逸品 工房アイザワ|バタービーター​​

工房アイザワ|バタービーター​​

出典:Amazon

上島さんおすすめポイント

ヘラ部分に長さがあるので、魚などの大きな食材もすくいやすいバタービーターです。ヘラの穴の幅が比較的細かいので、マッシュ調理もしやすくなっています。ブラックカラーなので汚れも目立ちにくく、使いやすいですね。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 8×33cm
重量 約91g
カラー展開 ブラック
素材 本体:ナイロン
持ち手:フェノール樹脂
耐熱温度 220℃
食洗機対応

日本の伝統工芸を活かしたキッチン道具を製造する「工房アイザワ」のバターピーター。持ち手の部分は重厚感があり、握りやすいのが魅力です。本体はナイロン製なので、フッ素樹脂加工のフライパンや鍋が傷つきにくいのもポイント。

スタイリッシュで丈夫なステンレス製 和平フレイズ|​​ ステンレス バタービーター

上島さんおすすめポイント

ステンレスなので耐久性があり、力もかけやすいので、通常の調理の他に食材を潰すのもやりやすいです。ただしテフロン加工のフライパンは傷つけてしまうので、使用しないよう注意が必要です。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 7.5×31cm
重量 約100g
カラー展開 シルバー
素材 ステンレス
耐熱温度
食洗機対応

耐久性に優れたステンレス製のバタービーター。持ち手は約10.5cmと短めですが、ヘラの面積が広いので、魚やお好み焼きなど大きい食材も楽に返せます。ただし、ステンレス製はテフロン加工のフライパンを傷つけてしまうので、鉄フライパンや中華鍋に使用してください

継ぎ目のない一体型だから洗いやすい サンクラフト|​​ ナイロンビーター

上島さんおすすめポイント

一体型で食洗機にも対応しているので、衛生的に使用できるだけでなく、黒いので汚れも目立ちにくいです。特徴的な形で、ヘラの穴が小さく、潰したり混ぜたりといった調理でも材料を滑らかにできます。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 8.5×31.5cm
重量 約62g
カラー展開 ブラック
素材 ナイロン
耐熱温度 230℃
食洗機対応

軽くて取り回しのいい、ヘラと持ち手が一体型になった商品。ヘラの面積が広く穴が小さいので、食材を返すときはもちろん、細かい食材を使うチャーハンなどの炒め物にも便利です。オールナイロン製で継ぎ目がないため洗いやすく、水分や汚れがたまる心配もありません。グラスファイバーを織り込んだ素材は、通常のナイロン製品より耐熱性に優れています。

穴あきターナーのおすすめのフライ返し4選

続いて、穴が空いたターナーのおすすめを厳選してご紹介します。おしゃれな人気商品からコスパに優れたもの、一人暮らしやちょっとした調理に適したミニサイズのターナーまで幅広くそろえました。

デザイン性にもこだわる人におすすめ staub|​​シリコン サービングターナー

staub|​​シリコン サービングターナー

出典:Amazon

上島さんおすすめポイント

調理する面が黒で持ち手がウッドで、汚れが目立ちにくいだけでなく、おしゃれで高級感があるターナーです。食洗機には対応していませんが、穴は比較的大きめなので洗いやすそうです。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 8×31cm
重量 約110g
カラー展開 ブラック
素材 本体:シリコン
持ち手:天然木
耐熱温度 230℃
食洗機対応 ×

丸みのあるフォルムと、天然木の持ち手がおしゃれな穴あきターナー。壁に掛ければキッチンを素敵に演出できます。シリコン製なので先端はやわらかく、テフロン加工のフライパンも傷つけずにしっかりフィット。耐熱温度が230℃と高いのもうれしいポイントです。

持ち手に指を置けるフィンガーレスト付き ティファール|​​ターナー エピス

上島さんおすすめポイント

一体型で食洗機に対応しているので、衛生的に使用できるティファールのターナー。耐熱温度も高く、持ち手に指を置くフィンガーレストが付いているなど工夫もありながら、値段が手ごろなのもうれしいですね。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 7.9×30.2cm
重量 約60g
カラー展開 ブラック
素材 ナイロン
耐熱温度 220℃
食洗機対応

人気の調理器具を製造・販売する「ティファール」の商品。テフロン加工のフライパンを傷めにくいナイロン製を採用しています。丸みを帯びたフォルムで、持ち手に指を固定できるフィンガーレスト付き。指が安定して使いやすいのが魅力です。

食材と一緒にソースもすくえる穴あきターナー ヨシカワ|​​ターナー

ヨシカワ|​​ターナー

出典:Amazon

上島さんおすすめポイント

ステンレス製で耐久性が高いだけでなく、食材とともにソースもすくえるなど使い勝手に配慮したターナー。食材を潰す調理もやりやすいですが、鉄製の調理器具とともに使いましょう。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 8.4×30cm
重量 約114g
カラー展開 シルバー
素材 ステンレス
耐熱温度
食洗機対応

スタイリッシュなステンレス製の穴あきターナー。ハンバーグや炒め料理のソースやタレもすくえるよう、ヘラの縁が緩やかなカーブ状になっているのが特徴です。小振りのフライパンでも簡単にすくえるようにヘラの先端は薄く、奥は食材をしっかりとホールドできる幅広い設計です。

一人暮らしや少量の調理に適したミニサイズ ストリックスデザイン|​​ターナー シンプルミニ ブラック

上島さんおすすめポイント

小さめサイズのターナーなので、小型のフライパンでのお弁当作りなどにも向いています。色も黒で汚れは目立ちにくいものの、継ぎ目部分は洗いにくいので、食洗機でのお手入れがおすすめです。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 6.2×24cm
重量 約40g
カラー展開 ブラック
素材 ナイロン
耐熱温度 ヘラ:210℃/持ち手:120℃
食洗機対応

一人暮らしや少量の調理に便利なミニサイズ。コンパクトに収納できるうえ、食洗機にも対応しており手入れも楽です。目玉焼きやつくねなど、特に小さめのフライパンを使った料理に好適。ヘラと持ち手の耐熱温度に差があるので、熱いフライパンには置かないなど、注意が必要です。

穴なしターナーのおすすめのフライ返し4選

続いて、穴の空いていないターナーを4商品ピックアップ。先端が浮く機能や、食材を切り分けられる極薄のヘラなど、より快適に使える商品を厳選しました。

先端が浮くから横に置いてもキッチンが汚れない 山崎実業|​​シリコーン フライ返し

山崎実業|​​シリコーン フライ返し

出典:Amazon

上島さんおすすめポイント

ヘラ部分がほどよい硬さでしなるので、フライ返しとしてはもちろん、混ぜたりソースをかき出したりと、シリコンヘラの役割もしてくれます。また置いた際にヘラ部分が浮くようになっているので、調理中も衛生的に使えますね。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 9×31cm
重量 約70g
カラー展開 ホワイト/ブラック
素材 シリコン
耐熱温度 220℃
食洗機対応

白と黒の2色から選べるシンプルなフライ返し。弾力性に優れたシリコン製のヘラはしなりやすく、ソースやタレも簡単にすくい取ることができます。また、本体の下にヘラの先端を浮かすためのパーツが付いているので、調理中もキッチンを汚さず置くことが可能です。

しなやかなヘッドで食材を返しやすい OXO|​​ナイロン ソフト ターナー

OXO|​​ナイロン ソフト ターナー

出典:Amazon

上島さんおすすめポイント

ヘラ部分が薄くなっているので、薄い生地のパンケーキや卵もひっくり返しやすいです。継ぎ目の部分に汚れが付きやすいですが、食洗機に対応しているので安心。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 9× 26.5cm
重量 約72g
カラー展開 ブラック/トマト/バジル
素材 ナイロン
耐熱温度 200℃
食洗機対応

握りやすい持ち手と弾力のある薄いヘラで、簡単に食材を返したり、よそったりすることが可能です。自然な姿勢で調理できるように、持ち手とヘラの間が深くカーブしているのもポイント。また、ヘラの先端が浮く仕様なのでキッチンが汚れる心配もありません。

薄くて丈夫なオールステンレス製 貝印|​​ターナー

上島さんおすすめポイント

オールステンレスなので耐久性に優れるだけでなく、ヘラ部分も薄いつくりでしなるので、食材の下に差し込みやすくなっています。テフロン加工のフライパンには使えないですが、鉄製のフライパンにこだわる人におすすめです。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 7.2×27.5cm 
重量 約80g
カラー展開 シルバー
素材 ステンレス
耐熱温度
食洗機対応

返しやすい長さと大きさを考慮してつくられたステンレス製ターナー。ヘラの部分は約0.25mmと薄く弾力があるので、しなりつつ食材の下へスムーズに入り込みます。また、ヘラの先端でお好み焼きやオムレツなどの切り分けにも便利です。特徴的なデザイン含め、こだわり派の人におすすめ。

耐熱温度270℃だから料理の幅が広がる ワールドクリエイト|​​ターナー ブラック

ワールドクリエイト|​​ターナー ブラック

出典:Amazon

上島さんおすすめポイント

耐熱温度が270℃とかなり高いので、強火での炒めものにも向いています。しなりやすいシリコン製で、ソースもしっかりとかき出せ、一体型なので洗いやすく衛生的。

上島亜紀さんプロフィール画像

料理研究家

上島亜紀さん

サイズ(幅×全長) 8×28.5cm
重量 約130g
カラー展開 ダークレッド、ブラック
素材 シリコン
耐熱温度 270℃
食洗機対応

ヘラ先端の左右異なるカーブで、食材の下に滑り込ませやすく、パンケーキなどの薄い生地もよれることなく返せます。シリコン製の持ち手は、滑りにくく握りやすいのが魅力。270℃と、今回紹介する商品の中でも随一の耐熱温度を誇ります。鮮やかなダークレッド、ブラックの2色展開で、キッチンの雰囲気に合わせて選ぶことができます。

フライ返しを買う前に知っておきたいこと

調理器具の種類の違い、フライ返しが向く料理・向かない料理など、フライ返しを買う前に押さえておきたいポイントをご紹介します。

フライ返しと「調理スプーン」「スパチュラ」「ヘラ」の違い

左から調理スプーン、スパチュラ、ヘラ、バタービーター、ターナー

左から調理スプーン、スパチュラ、ヘラ、バタービーター、ターナー

フライ返しの他に使用頻度の高い調理器具として、調理スプーン、スパチュラ、ヘラなどがあります。それぞれ特徴を表にまとめました。

形状 調理スプーン スパチュラ ヘラ
調理スプーン スパチュラ ヘラ
特徴 先端がお玉の形状になっている 先端がフラットでしなりやすい 先端がフラットになっており硬い
使用例 ・炒める
・材料をざっくりと混ぜる
・汁物をすくう
・材料を混ぜる
・ソースなどをかき出す
・ケーキの生地表面をならす
・炒める
・材料をざっくりと混ぜる

これらはフライ返しとは用途が異なりますが、汁物をすくう以外の作業ならフライ返しで代用できます。一人暮らしなどで最低限の調理器具をそろえたい人は、まずフライ返しの購入を検討してみましょう。そこから必要に応じて、他の調理器具をそろえていくのがおすすめです。

フライ返しが活躍する料理と向かない料理

フライ返しの用途は、ひっくり返す以外にも多彩なので、ひとつはもっておきたい調理器具

フライ返しの用途は、ひっくり返す以外にも多彩なので、ひとつはもっておきたい調理器具

フライ返しは、おもに「返す・炒める」といった調理に幅広く活躍します。中でもパンケーキやハンバーグ、お好み焼きといった、食材をひっくり返す作業を必要とする調理に欠かせません。また炒めものや、穴なしターナーであればフライパンで調理したパエリアや炒飯などをよそうこともできます。

逆に向かない料理は、スープやカレー、鍋などの汁物料理全般。この場合は、深さのあるお玉や調理スプーンを使いましょう。
また、揚げ物をする際は、箸やトングの使用が安全です。フライ返しだと油はねの恐れがあるうえ、耐熱温度が低いものだと熱で溶ける可能性があります。

フライ返しに関するQ&A

最後に、フライ返しに関するさまざまな疑問について上島さんに教えていただきました。

Q.フライパンをなるべく傷つけずに使うコツは?

A.テフロン加工を施したフライパンが傷む原因は、表面を箸でこすったり、熱い状態で冷たい水につけたりすることがほとんど。シリコン製やナイロン製のフライ返しなら、フライパンが傷つくことは少ないです。
ステンレス製のフライ返しをテフロン加工のフライパンに使うと、すぐに傷んでしまうのでやめてください。ステンレス製のフライ返しは、鉄製のフライパンや中華鍋で使うなど、材質の組み合わせを考慮して選びましょう。

「シリコン製やナイロン製のフライ返しなら、テフロン加工のフライパンにピッタリです」

「シリコン製やナイロン製のフライ返しなら、テフロン加工のフライパンにピッタリです」

Q.フライ返しの適切な保管方法は?

A.洗った後、しっかり乾かしてから保管することが大切。特に持ち手とヘラの素材が異なる場合、継ぎ目に水分や汚れが溜まりやすく、カビなどの原因になります。引き出しなどへ収納する際は注意が必要です。

Q.フライ返しの耐用年数はどのくらい?

A.ヘラの先端が削れてきたら買い替え時です。ヘラの先端に凹凸が生じると食材が引っかかりやすくなったり、こびりつきや洗いにくさの原因になったりします。一般のご家庭なら数年程度はもつ傾向にあるものの、使用頻度が高い人は先端の状態を定期的にみて判断するのがよいでしょう。

Q.フライ返しの価格と性能は比例する?

A.安くても使い勝手の良い商品はあるので、高価なものが必ずしもいいとはいえません。価格の差は、素材の厚みやデザイン性の高さ、先端が浮くなどといった機能が追加されたものが増える傾向にあります。

「デザインにもこだわりたい人は、少し高価なものを探してみるのもいいですね」

「デザインにもこだわりたい人は、少し高価なものを探してみるのもいいですね」

Q.フライ返しを選ぶときは、どんな色がよい?

A.シリコンやナイロンでできたフライ返しの場合、食材や料理の色がついてしまうことがあります。中でもトマトやカレーの色はつきやすいので、白や薄い色のフライ返しは避けた方が無難です。黒や茶色のフライ返しなら、移ってしまった色が目立ちにくいのでおすすめです。

ブラックやブラウンカラーを選ぶと汚れが目立ちにくく使いやすい

ブラックやブラウンカラーを選ぶと汚れが目立ちにくく使いやすい

Q.フライ返しが熱で溶けてしまうのを防ぐにはどうしたらいい?

A.高温での調理にも耐えられるよう、ヘラの部分の耐熱温度が210℃程度あるものを選びましょう。ただし耐熱温度が高くても、加熱面に長時間触れたまま放置すると傷む可能性があるので、注意が必要です。 また、加熱したフライパンにフライ返しを置きっぱなしにすると危険です。特に持ち手はヘラより耐熱温度が低い傾向にあるので、フライパンの縁の熱で溶けてしまうことがあります。

フライパンを熱した状態でフライ返しを写真のように置くと、持ち手が溶けることがあり危険

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まとめ

  • フライ返しの素材にはシリコン製・ナイロン製・ステンレス製がある
  • シリコン製とナイロン製は軽量で、テフロン加工のフライパンに優しい
  • ステンレス製は、鉄フライパンや中華鍋をよく使う人におすすめ
  • 持ち手とヘラの継ぎ目がないものはお手入れがしやすい
  • 熱で溶けるのを防ぐため、ヘラの部分が耐熱温度は210℃以上のものがよい

今回は料理研究家の上島さんにお話を伺い、フライ返しの選び方や編集部が厳選したおすすめの商品、買う前に知っておきたいことなどをご紹介しました。

フライ返しは素材や形状、機能などに注目しながら選ぶ必要があります。価格も手頃なものが多く、劣化しても買い替えやすいところも魅力です。 ぜひこの記事を参考にして、自分の調理スタイルに合ったフライ返しを見つけてください。

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