「ファミリー向けのおすすめの2ルームテントが知りたい!」
「2ルームテントってどんな人に向いているの? 設営は難しい?」
2ルームテントは、一般的なテントに比べて設営に手間がかかりますが、寝室とリビングスペースが同時にできあがり快適に過ごせるのが魅力です。この記事では、テント選びのプロ・見城了さんに2ルームテントを選ぶうえで必要となる基礎知識をはじめ、選び方のポイントについて伺いました。
<プロが教える! 2ルームテントを選ぶときのポイント>
- 初心者には構造がシンプルで設営しやすいタイプがおすすめ
- ゆったりと過ごすなら使用する人数プラス1〜2人程度の大きなサイズを選ぶ
- 滞在型のキャンプスタイルならリビングスペースが広いタイプを選ぶ
さらに、見城さんおすすめの2ルームテント12選も紹介していきます。選ぶ際の参考にしてください。
メーカー 商品名 |
コールマン | ロゴス | キャプテンスタッグ | スノーピーク | DOD | TOMOUNT | スノーピーク | ogawa | コールマン | ogawa | テンマクデザイン | DOD |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タフスクリーン2ルームエアー/MDX+ | Tradcanvas PANEL ドゥーブル XL | エクスギア スクリーンツールームドームUA-21 | エントリー2ルーム エルフィールド | カマボコテント3M | 2ルームトンネルテント | ランドロック | ティエララルゴ | 4Sワイド2ルームコクーンIII | ティエラリンド | ガレージテント | カマボコテントソロ TC | |
参考価格(税込) | 8万9800円 | 12万8000円 | 16万5000円 | 10万4500円 | 7万5900円 | 2万8990円 | 21万7800円 | 21万7800円 | 19万9290円 | 11万5500円 | 7万6780円 | 5万300円 |
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約340×560×215cm | 約300×630×205cm | 約345×460×200cm | 約380×600×210cm | 約300×640×195cm | 約310×500×195cm | 約405×625×205cm | 約310×620×210cm | 約400×670×220cm | 約287×445×180cm | 約231×283×212cm | 約170×450×120cm |
就寝定員 | 4〜5人 | 5人 | 6人 | 4人 | 5人 | 4人 | 6人 | 5人 | 6人 | 3人 | 1人 | 1〜2人 |
重量 | 約19.5kg | 約15.6kg | 約15kg | 約15.5kg | 約19.5kg | 約9.6kg | 約22kg | 約22kg | 約34kg | 約9.4kg | 約25.9kg | 約10.3kg |
購入サイト | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! |
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目次
2ルームテントの基礎知識
まずは、2ルームテントの基礎知識について見城さんにお伺いしました。
2ルームテントとは?
2ルームテントとは、日差しや風雨から身を守れるリビングスペースと、独立した寝室のインナーテントが一体化したテントのことを指します。
一般的なテントでは、前室と呼ばれる玄関口のスペースが広いものもありますが、それだけでは就寝人数分のテーブルやチェアをセッティングして過ごせる広さはありません。2ルームテントはとにかくリビングスペースが広く、寝室とリビングが直結していて居住性が高いのが特徴です。
(左)クローズ、(中央)メッシュ、(右)オープン
また、2ルームテントはリビングスペースの展開バリエーションが豊富です。ドアパネルをクローズすれば、リビングスペースへの風雨の吹き込みを防げるほか、秋冬のキャンプでは寒さを軽減できます。メッシュにすると、蚊など虫の侵入を防ぎつつ通気性を確保できます。そして、すべてのドアパネルをオープンにすれば、開放感は抜群。キャンプをするときの天候や気温の状況に応じて開閉の具合を調節できます。
就寝定員が3〜4人向きのトンネル型でも大人10名が余裕でくつろげる
2ルームテントはいずれもインナーテントの脱着が可能なことも特徴です。グループキャンプの際にはインナーテントを設置せずパーティースペースなどに活用できます。
2ルームテントのおもな形状
2ルームテントは、フレームの構造から大きくドーム型とトンネル型の2つの形状に分類されます。
ドーム型
骨組みとなるメインポールをクロスして立ち上げるシンプルなクロスフレーム構造を採用したモデル
ドーム型は比較的設営が簡単で室内空間は広く、強度も十分です。設営後はペグダウンをしなくても自立するため、設営の位置をずらすなど移動がしやすいのも特徴です。
フライシート生地のスリーブ(筒状の部分)にポールを通して設営するタイプが大多数ですが、ogawaの2ルームテントに代表されるような骨組みを作ってからフライシート生地をかぶせる方式のタイプもあります。
トンネル型
2本以上のポールを並列にしてアーチを作る形状のタイプ。シンプルな構造のため、設営に迷うことは少ないといえます。組み立てた後にペグダウンで自立させるため、大型のものだと移動が大変です。設置する位置は最初にしっかりと決めておく必要があります。
2ルームテントと他のテントとの違い
2ルームテントと比較検討されることが多い前室付きの1ルームテントと、もっともベーシックなタイプである前室なしの1ルームテントとの違いを見てみましょう。
テントの種類 | 2ルームテント | 1ルームテント(前室あり) | 1ルームテント(前室なし) |
---|---|---|---|
メリット | ・就寝定員分が過ごせるリビング空間がある ・全天候に対応できる ・雨天時に寝室とリビング間の移動で濡れない ・レイアウトを細かく考察する必要がない |
・同じ就寝定員の2ルームテントよりも設営と撤収にかかる時間や手間は少ない ・雨天時の寝室出入り時に前室で靴の脱ぎ履きができ、雨が寝室に吹き込みにくい。 |
・同じ就寝定員の2ルームテントよりも設営と撤収にかかる時間や手間は少ない。 |
デメリット | ・1ルームテントよりも設営と撤収に手間と時間がかかる ・パーツが多く、生地も大きいため重い |
・雨天など悪天候時には、別途タープが必要 | ・雨天時のテントの出入り時には、室内に雨が吹き込みやすい ・雨天など悪天候時には、別途タープが必要 |
1ルームテント(前室あり・なし共通)と比較して、2ルームテントは設営サイズが大きいため設営・撤収には手間がかかります。その分、設営が済んでしまえば天候を気にせず、リビングと寝室が直結した、高い居住空間でくつろげます。
赤いラインを約10×10mのサイトに見立てた様子。比較的省スペースなことがわかる
また、区画スペースが決まったキャンプサイトでは枠内に収めやすく、レイアウトについて悩むことはありません。
2ルームテントを選ぶ際のポイント
続いて、2ルームテントを選ぶ際に注意すべきポイントについて、見城さんに伺いました。
設営がしやすいフレーム構造のタイプを選ぶ
トンネル型はポールが並列している構造のため、作業に迷う心配が少ない
キャンプ初心者でも設営がしやすいのはトンネル型です。ここで紹介している2ルームテントはいずれのタイプも耐久性は十分に備わっているので、よほどの強風でもないかぎり壊れるおそれはないでしょう。
トンネル型の設営方法については記事の後半にある「2ルームテントの設営方法と撤収方法」で紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
持ち運びしやすい重量かを確認する
総じて2ルームテントは大きくて重い
自宅での保管、車への積み込み・荷下ろし、そしてキャンプサイト設営時の運搬など、長く付き合ううえでは持ち運びやすさは重要です。1〜2人用なら10kg前後、家族4人用なら20kg前後が目安です。ポールの素材はアルミ製がもっとも一般的で軽量。スチール製を採用するロッジタイプでは1人用でも20kg以上の重量があります。
リビングの広さ・全高をチェックする
インナーテントを設置した際のリビング空間のサイズをよく確認する
キャンプサイトで長い時間を過ごす場合は、室内空間が広い方が快適に過ごせます。特にリビング空間では「大人が立って過ごせるか?」「自身の持つテーブルやチェアなどをセットして、ストレスのない動線を確保できるか?」というように、利用シーンを想像してサイズを選びましょう。
インナーテント(寝室)の大きさをチェックする
過ごしやすさを優先するならインナーテントは床面積のほか、高さが十分あるのかも確認する
インナーテントはおおむね対応人数どおりの就寝が可能です。コット(簡易ベッド)で就寝するなど、よりゆったりと過ごしたい場合は対応人数プラス1〜2名程度の大きなタイプを選ぶのがおすすめです。
生地の耐久性と遮光性を確認する
ポリエステルはD(デニール)という厚さを表す単位が大きい方が、重量は増すが遮光性は高い
2ルームテントは生地の面積が大きいため、重量のあるコットンやTC(コットンとポリエステルの混紡素材)を採用しているモデルはごくわずか。ファミリー向きなど大きなタイプのフライシートではとくに耐久性の高いポリエステルが使われていることが一般的です。一部のモデルではフライシートやインナーテントにTC素材を採用しているものもあります。
TC素材は遮光性に優れ、焚き火の火の粉がかかっても穴が開きにくい難燃性をもつなどメリットがあります。また、吸湿性もあり、ポリエステル製と比較すると夏場のキャンプでは格段に涼しく過ごせますし、密閉性を高くした秋冬のキャンプでは結露もしにくいです。
デメリットは雨などで水分を吸収すると重量が増し、雨天の撤収時には難儀します。さらに、乾燥にも時間がかかります。
防寒性や通気性の高さも確認する
(左)スカートがあるタイプは秋冬にキャンプをした際にテント内に冷気が侵入するのを軽減できる。(右)スカートなしのものは隙間から風が入りやすい
より快適に秋冬キャンプをするなら、テント内への冷気の侵入を防げるよう、スカートがあるタイプがおすすめです。
ドアパネルの展開方法にもテントによって違いがあります。どれだけ開放できるドアパネルがあるか、どれだけメッシュの面積があるかを確かめましょう。展開バリエーションが多いほど、気温や天候に応じて通気のコントロールがしやすく快適に過ごせます。
ドアパネルの開閉やメッシュを活用し、通気をコントロール
【用途別】おすすめの2ルームテント12選
ここからは見城さんがおすすめする2ルームテントを用途別に12アイテム紹介します。
気になる内容をクリック
- 【ファミリー向け】ドームタイプのおすすめ3選|シンプルな構造で設営楽々&室内広々
- 【ファミリー向け】トンネルタイプのおすすめ3選|設営に迷わず広々使える人気の形状
- 【ファミリー向け】ハイスペックタイプのおすすめ3選|優れた耐久性とゆとりある空間
- 【ソロ、カップル向け】の小型タイプのおすすめ3選|優れた耐久性を手に入れる
メーカー 商品名 |
コールマン | ロゴス | キャプテンスタッグ | スノーピーク | DOD | TOMOUNT | スノーピーク | ogawa | コールマン | ogawa | テンマクデザイン | DOD |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タフスクリーン2ルームエアー/MDX+ | Tradcanvas PANEL ドゥーブル XL | エクスギア スクリーンツールームドームUA-21 | エントリー2ルーム エルフィールド | カマボコテント3M | 2ルームトンネルテント | ランドロック | ティエララルゴ | 4Sワイド2ルームコクーンIII | ティエラリンド | ガレージテント | カマボコテントソロ TC | |
参考価格(税込) | 8万9800円 | 12万8000円 | 16万5000円 | 10万4500円 | 7万5900円 | 2万8990円 | 21万7800円 | 21万7800円 | 19万9290円 | 11万5500円 | 7万6780円 | 5万300円 |
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約340×560×215cm | 約300×630×205cm | 約345×460×200cm | 約380×600×210cm | 約300×640×195cm | 約310×500×195cm | 約405×625×205cm | 約310×620×210cm | 約400×670×220cm | 約287×445×180cm | 約231×283×212cm | 約170×450×120cm |
就寝定員 | 4〜5人 | 5人 | 6人 | 4人 | 5人 | 4人 | 6人 | 5人 | 6人 | 3人 | 1人 | 1〜2人 |
重量 | 約19.5kg | 約15.6kg | 約15kg | 約15.5kg | 約19.5kg | 約9.6kg | 約22kg | 約22kg | 約34kg | 約9.4kg | 約25.9kg | 約10.3kg |
購入サイト | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! |
【ファミリー向け】ドームタイプのおすすめ3選|シンプルな構造で設営楽々&室内広々
キャンプ初心者でも比較的簡単に設営でき、ファミリーでゆったり過ごせる大きさの2ルームテントを3つ紹介します。
真夏の日差しを遮るダークルーム コールマン|タフスクリーン2ルームエアー/MDX +
専門家のおすすめポイント
日光を遮断するダークルームテクノロジーに注目。朝日がテントを照らしてもテント内が暑くなることがなく、夏場の朝でも涼しく快適に眠れます。ぐっすり寝すぎて寝坊には注意。本体の上部にダークルームルーフフライをセットするため、強い日差しの日中でも色濃い日陰がつくれます。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約340×560×215cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | 約34×74cm |
就寝定員 | 4〜5人 |
重量 | 約19.5kg |
素材 |
フライ・ルーフ/75Dポリエステルタフタ(ダークルームTMテクノロジー、UVPRO、PU防水、シームシール) インナー/68Dポリエステルタフタ フロア/210Dポリエステルオックスフォード(PU防水、シームシール) ポール/(リビング)アルミ合金約直径16mm (寝室)アルミ合金約直径14.5mm (リッジ)アルミ合金約直径11mm(キャノピー)スチール約直径19mm(180cm) |
耐水圧 |
フライ/約3000mm(寝室)、約2000mm(リビング) フロア/約2000mm ルーフ/約3000mm |
シンプルなクロスフレーム構造、さらにひとりでも設営がしやすいアシスト機能が付いた、人気2ルームテントのアップデート版です。極めて遮光性の高い生地を採用しており、真夏の日中でも木陰にいるかのような涼しさ。フライシートのリビング側にある大型ドアパネルは3つ開閉できるほか、寝室側はインナーテントとリンクする大型のメッシュが付いています。遮光性の高さと通気性の良さをとことん追求したモデルです。
設営がしやすく多機能。PANELシステムが秀逸 ロゴス|Tradcanvas PANEL ドゥーブル XL
専門家のおすすめポイント
ベーシックなドーム型テントの構造を踏襲しているので、とにかく設営は簡単。ユニークかつ実用的なのは、テントの前面にあるキャノピーに採用したPANELシステム。なんとここにもクロスフレームを取り入れることでさまざまなメリットを追加しています。雨水はたまらず、ランタンのつり下げができ、テントの出入りもジッパーの開閉をしなくても可能です。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約300×630×205cm |
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収納サイズ(直径×長さ) | 約63×23×54cm |
就寝定員 | 5人 |
重量 | 約15.6kg |
素材 |
フレーム/6061アルミ キャノピー/スチール フライシート/難燃性バルキーポリ(UV-CUT加工) インナーテント/ポリタフタ(ブリーザブル撥水加工) フロアシート/ポリオックス メッシュ/デビルブロックST(フライシート) |
耐水圧 | フライシート/2000mm、フロアシート/3000mm |
ロゴスの2ルームテントで、代表的人気モデルがドゥーブルシリーズ。リビング側、寝室側ともにクロスフレームで自立させるシンプルな構造で、設営しやすく強度も十分。フライシートにはロゴスが独自に開発した高機能メッシュ「デビルブロックST」を採用しており、UVカット率・遮光率は通常比の約1.5倍。きめ細かなメッシュなので虫の侵入も防ぎます。
通気性抜群の大型メッシュを多用 キャプテンスタッグ|エクスギア スクリーンツールームドーム UA-21
専門家のおすすめポイント
アウターの6面に備える大型のメッシュパネルが最大の特徴。夏場は通気性抜群のスクリーンタープとして重宝するでしょう。また、インナーテントも大型のメッシュパネルを備え、アウターのメッシュパネルとリンクしていることにも注目です。気温や天候状況に応じてテント内の通気を自在にコントロールできます。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約345×460×200cm |
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収納サイズ(直径×長さ) | 約76×32×32cm |
就寝定員 | 6人 |
重量 | 約15kg |
素材 |
フライ/ポリエステル75D(PU1200mm) インナー/ウォール=ポリエステル68D (通気性撥水加工)、 フロア=ポリエステルOXF150D(PU2000mm)、 メッシュ=ポリエステルノーシームメッシュ ポール/アルミニウム合金直径19・16mm |
耐水圧 | フライ/1200mm、インナーフロア/2000mm |
キャプテンスタッグの上位モデル「エクスギアシリーズ」の大型2ルームテント。幅広かつ大型メッシュを多用することで開放的な空間で過ごせるモデルです。クロスフレームで立ち上げ、中央の横に1本通す簡易な構造なので初心者でも安心して設営できます。
【ファミリー向け】トンネルタイプのおすすめ3選|設営に迷わず広々使える人気の形状
設営に迷わないトンネル型のファミリー向き2ルームテントを3つ紹介します。
信頼性高くコスパが抜群にいい スノーピーク|エントリー2ルーム エルフィールド
専門家のおすすめポイント
風を受け流す曲面のデザインを採用し、トンネル型でありながらスタイリッシュな仕上がりです。まさにスノーピークが成す機能美といえるでしょう。設営が簡単なエントリーモデルの位置付けではありますが、耐久性が高くて価格も手ごろなところもおすすめのポイント。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約380×600×210cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | 約83×30×34cm |
就寝定員 | 4人 |
重量 | 約15.5kg |
素材 |
本体/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング・UVカット加工・テフロン撥水加工 ルーフシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング・UVカット加工・撥水加工 マッドスカート/210Dポリエステルオックス・PUコーティング インナーウォール/68Dポリエステルタフタ ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング フレーム/A6061(直径16mm+直径14.5mm) |
耐水圧 | 本体、ルーフシート、ボトム/1800mmミニマム |
アーチ状の4本のフレームのほか、縦に1本のリッジポールを追加。初心者でも簡単に設営できるエントリーモデルで、家族4人でゆったり過ごすのにうってつけ。また耐久性は十分で風雨にも強い構造です。本体の上部に設置するルーフシートを備えており、太陽光による生地の劣化を防ぐほか、雨天時には雨音を軽減する効果もあります。
リビングスペースがとにかく広い DOD|カマボコテント3M
専門家のおすすめポイント
同じ長さのアーチ型フレームが4本の潔いフォルムで、愛らしさを感じます。このモデルはリビングスペースの広さが突出しています。室内高も大人が立って歩ける高さがあるので、ゆったりとリビングでくつろぎたい人にはおすすめですね。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約300×640×195cm |
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収納サイズ(直径×長さ) | 約69×35×31cm |
就寝定員 | 5人 |
重量 | 約19.5kg |
素材 |
アウターテント/150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工) フレーム/アルミ合金 インナーテント壁面/68Dポリエステル インナーテントフロア/210Dポリエステル(PUコーティング) |
耐水圧 | アウター/3000mm、インナーフロア/5000mm |
アーチ状にセットする4本のポールはすべて長さが同じなので設営に迷うことがありません。リビングスペースは、インナーテントを設置した状態でも大人10人がくつろげるほどの広さ。リビングスペースを座敷スタイルにできるバスタブ形状のグランドシート「カマザシキ」や、プロジェクターで映画鑑賞などが楽しめる「カマボコシアター」など、魅力的なオプションアイテムも充実しています。
リーズナブルなコンパクトモデル TOMOUNT|2ルームトンネルテント
専門家のおすすめポイント
インナーテントは4人が余裕で就寝できる広さがありますが、家族4人でテーブルとチェアをセットしてリビングスペースでくつろぐには少し狭く感じます。ファニチャーをロースタイルにするなど、コンパクトな装備でまとめればファミリーでも使えますが、カップルでゆったりと使うのにもおすすめのサイズ感ですね。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約310×500×195cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | 約62×23×23cm |
就寝定員 | 4人 |
重量 | 約9.6kg |
素材 |
アウターテント/210Tポリエステル インナーテント/190Tポリエステル+メッシュ インナー底面/210Dオックスフォード ポール/7075航空機アルミ合金 |
耐水圧 | 3000mm |
アーチ型のフレームを3本使うタイプで、ファミリー向きではありますが、展開サイズは比較的コンパクトです。とてもリーズナブルながら強度の高いアルミポール、生地には軽量で引き裂き強度の高いポリエステル素材を採用。快適にキャンプができるスペックを備えています。リビングスペースは前・右・左のドアパネルが大きく開放できますが、メッシュは右と左のドアパネルのみです。
【ファミリー向け】ハイスペックタイプのおすすめ3選|優れた耐久性とゆとりある空間
広さ、耐久性、素材などワンランク上のゆとりをもつ大型のファミリー向き2ルームテントを3つ紹介します。
堅牢性に優れる大型2ルームテント スノーピーク|ランドロック
専門家のおすすめポイント
威風堂々たるスタイルとパフォーマンスの高さはまさに名作といえるでしょう。コンパクトなパッケージングが美徳のジャパニズム精神をいい意味で裏切る大胆なサイズ感。それでも10×10mの区画型オートサイトには余裕で収まるという無駄のなさ。インナーテントをセッティングした際のリビングスペースの広さにはただただ驚きます。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約405×625×205cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | キャリーバッグ/約75×33×36cm、フレームケース/約72×17×22cm |
就寝定員 | 6人 |
重量 | 約22kg |
素材 |
本体/150Dポリエステルオックス、遮光ピグメントPUコーティング 、UVカット加工、テフロン撥水加工 本体ウォール/150Dポリエステルオックス、PUコーティング、UVカット加工、テフロン撥水加工 フレーム/A6061(直径19mm) インナールーム/68Dポリエステルタフタ(ウォール)、210Dポリエステルオックス、PUコーティング(ボトム) |
耐水圧 | 本体ルーフ/3000mmミニマム、本体ウォール・ インナーボトム/1800mmミニマム |
スノーピークが誇る大型2ルームテントのロングセラーモデルです。高い剛性に優れるフレームワークは安心感の高さが格別。家族4人での利用を基準に考えると、リビングスペース、インナーテントともに幅・奥行き、高さいずれもノンストレスの驚異的な広さです。オールシーズン、さまざまな環境のフィールドでキャンプを楽しみたいファミリーにはおすすめです。
根強い人気を誇るティエラシリーズの最高峰 ogawa|ティエララルゴ
専門家のおすすめポイント
さすがテントメーカーの老舗がリリースする人気シリーズの2ルームテント。古くは同社のテントといえばロッジ型が主流でしたが、近年ではロッジ型の流れをくむ「ロッジドーム型」として、ユーザーフレンドリーな2ルームテントを展開。このティエララルゴは、ロッジ型の快適性と開放感を見事なまでに再現したモデルです。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約310×620×210cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | 約80×45×40cm |
就寝定員 | 5人 |
重量 | 約22kg |
素材 |
フライ/ポリエステル210d インナーテント/TC グランドシート/PVC ポール/アルミ直径16mm |
耐水圧 | フライ/1800mm、グランドシート/10000mm以上 |
他メーカーのドーム型2ルームテントとは設営方式が異なります。まずセルフスタンディングテープを地面に広げ、組み立てたフレームで骨組みを作る。次いでフライシートをかぶせる方式。同社の伝統的なロッジ型テントをほうふつとさせる広さと強度を併せ持つ2ルームテントの最高峰クラスです。インナーテントには心地よく過ごせるTC素材を採用し、多くの大開口メッシュパネルやベンチレーターを備えて通気性抜群です。
4シーズン安心して過ごせるタイプ コールマン|4Sワイド2ルームコクーンIII
専門家のおすすめポイント
高温多湿の夏キャンプから厳冬期のキャンプまで、日本各地のフィールドでキャンプを楽しむ人にとって天候の変化は厳しく出迎えてくれます。この2ルームテント「コクーンIII」はそんなあらゆる気候においても快適に過ごせる機能を備えています。サイドのキャノピーを大きく張り出せるスタイルは個性的でいいですね。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約400×670×220cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | 約40×85cm |
就寝定員 | 5〜6人 |
重量 | 約34kg |
素材 |
フライ/210Dポリエステルオックスフォード(遮光PU、UVPRO、PU防水、シームシール、テフロン撥水) インナー/コットン混紡ポリエステル、68Dポリエステルタフタ フロア/210Dポリエステルオックスフォード(PU防水、シームシール) ルーフ/75Dポリエステルタフタ(遮光PU、UVPRO、PU防水、シームシール、テフロン撥水) ポール/(メイン、サポート、センターサイド)アルミ合金約直径19mm(センタールーフ)アルミ合金約直径16mm (ミドル)アルミ合金約直径14.5mm (キャノピー)スチール約直径19mm、長さ180cm、200cm |
耐水圧 | フライ/約3000mm、フロア/約10000mm、ルーフ/約3000mm |
コールマンのハイエンドモデル・ウェザーマスターシリーズの中でも最高峰の4シーズン対応2ルームテントです。堅牢なフレームワークで強風時にも抜群の安定感。大人が4人でも余裕たっぷりで過ごせる室内空間の広さ、空気循環を効率的に促すベンチレーションシステムなど細部に至るまで快適性への追求は見事です。インナーテントには通気性に優れるコットン混紡素材を採用し、夏はサラッと、冬は結露がしにくい利点があります。
【ソロ、カップル向け】の小型タイプのおすすめ3選|優れた耐久性を手に入れる
少人数でもゆったりと過ごせる小型の2ルームテントを3つ紹介します。
カップル向きのロッジドーム型 ogawa|ティエラリンド
専門家のおすすめポイント
ティエラシリーズのコンパクト版も見逃せません。なかなかありそうでないサイジングが魅力的で、作りは安心。個人的にはカップルでジャストサイズの印象です。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約287×445×180cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | 約70×28×28cm |
就寝定員 | 3人 |
重量 | 約9.4kg |
素材 |
フライ/ポリエステル75d インナー/ポリエステル68d グランドシート/ポリエステル210d ポール/6061アルミ合金(直径13mm) |
耐水圧 | フライ、グランドシート/1800mm |
ティエラシリーズの最小モデル。構造はティエララルゴと同じく、セルフスタンディングテープをセットして骨組みを作り、フライシートをかぶせる方式です。とてもコンパクトながら堅牢性に優れ、安心感の高さはさすが。就寝スペースは3人対応となっていますが、リビングスペースの広さからして、カップルや小さな子どもが1人いる3人家族がミニマムでキャンプをするのにはいいでしょう。
ソロでぜいたくに過ごすためのロッジ型 テンマクデザイン|ガレージテント
専門家のおすすめポイント
ロッジ型といえば従来はファミリー向けが当たり前でしたが、このテントはぜいたくなコンパクトモデルです。インナーテントのフロアサイズを見ても、潔いほどソロ専用。他のどんなソロテントよりも居住性が高く、各部の機能も快適性を追求しており、レトロなデザインと相まって好感がもてます。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約231×283×212cm |
---|---|
収納サイズ(直径×長さ) | 約70×30×30cm |
就寝定員 | 1人 |
重量 | 約25.9kg |
素材 |
フライシート/屋根:ポリエステルリップストップ150D、ウォール:ポリエステル&コットン混紡生地(TC)撥水加工済み(ポリエステル65%、コットン35%)、メッシュ:ポリエステル強化メッシュ、ポリエステルメッシュ インナーテント/ ウォール:ポリエステルタフタ68D、フロア:ポリエステルリップストップ150D、メッシュ:ポリエステルメッシュ ポール/スチール、樹脂 |
耐水圧 | フライシート、インナーテントフロア/1500mm |
自分だけの空間を楽しむ「ガレージ」をイメージして設計された、ロッジ型テントです。ポールの素材はスチールで、ずっしりと重量感があります。持ち運びは大変ですが、構造は単純なのでひとりでも苦労せずに設営可能。室内は大人が立って移動できる高さで、壁面は限りなく垂直に近いのでとにかく広々。フライシートのウォールはコットン混紡のポリエステルを採用しており質感は良好です。オールシーズン快適に過ごせます。
焚き火フリークのソロキャンパーにおすすめ DOD|カマボコテントソロ TC
専門家のおすすめポイント
全高が低く、サイドのキャノピーを張り出してグラウンドスタイルで過ごす、パップテントのようなブッシュクラフトスタイルが似合うテントですね。カマボコテントシリーズの特徴として、リビングスペースが驚くほど広く、ギアの収納などがしやすいのがポイントです。トンネル型のフライシートでTC素材を採用する発想は、DODならではでしょう。テントのそばで安心して焚き火を楽しみたいキャンパーはぜひ。
フォトグラファー、ペレグリン・デザイン主宰
見城 了さん
使用時サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約170×450×120cm |
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収納サイズ(直径×長さ) | 約60×25×25cm |
就寝定員 | 1〜2人 |
重量 | 約10.3kg |
素材 |
アウターテント/ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) フレーム/アルミ合金 インナーテント/75Dポリエステル インナーテントフロア/150Dポリエステル(PUコーティング) |
耐水圧 | アウター/350mm、インナーテントフロア/5000mm |
3本のアーチ型フレームで設営するトンネルタイプのコンパクトテントです。フライシートはコットンとポリエステルが混紡のTC素材を使っていて、焚き火の火の粉などがかかっても燃えにくくなっています。全ドアにメッシュ窓が付き通気性が良く、スカートがあるので秋冬には風や冷気の侵入を防ぎます。ソロ向きではありますが、インナーテントは大人2名が就寝するのにジャストサイズなので、カップルでコンパクトに過ごすことも可能です。
2ルームテントの設営方法と撤収方法
ファミリー向きトンネル型2ルームテントの設営・撤収例を紹介します。ひとりでも作業は可能ですが、展開時のサイズが大きいものは2人で作業をする方が効率的です。
設営方法(トンネル型)
アーチ型のポールが並列する構造で、トンネル型2ルームテントの設営方法です。
- フライシートを地面に広げます。後になって移動させる手間をなくすため、出入り口の位置をしっかりと確認。この場合は手前側が出入り口です。
- ポールをすべて組み立てます。
- フライシートのスリーブ(筒状の部分)にポールを通します。この作業のポイントはポールを押し込むこと。ポールをスリーブの逆サイドから引っ張りたくなりますが、仮に引っ張ってしまうとポールが継ぎ目から離れてバラバラになり、設営がうまくいかないことがあります。
- このテントの場合はポールを3本、並列にセットします。中央部分の赤いポールは、他の2本に比べて少し長さがあるタイプです。
- テントの位置がずれないよう、テント最後部のループ2ヵ所をペグで仮留めをします。
- ポールのエンド部分をフライシートに付いているピンに差し込み、湾曲させてアーチを作ります。ポールの継ぎ目がずれていないか確認しながら作業します。
- 必要本数のアーチが準備できたら、フライシート前部の裾を持ち、手前に引っ張り上げて広げます。
- フライシートのフックをポールに引っ掛けて固定します。
- フライシート各所のループにペグダウン。生地にシワが極力出ないよう、対角線に引っ張りながら行うのがコツです。フライシートのドアパネルにあるジッパーは閉じた状態でペグダウンを行い、まずはフルクローズの状態で設営をすること。途中でジッパーを開け、そのまま完成形にしてしまうとジッパーを閉じる際に負荷がかかり、破損につながるおそれがあります。
- インナーテント(寝室)を設置します。2ルームテントの寝室は、このモデルのようなつり下げ式が一般的です。Oリングにフックで引っ掛けてつるす構造のため、脱着が可能。インナーテントの取り付けは前方上部の中心1ヵ所をつるす→後室側へ移動して下部から上部の順に固定→前室側の各所を固定、という順序で作業をすると効率がいいです。
- フライシートからガイロープを伸ばし、ペグダウンで風対策をします。状況に応じてキャノピー(ひさし部分)のはね上げなどをして完成です。このように比較的シンプルな構造の2ルームテントなら、慣れれば設営にかかる時間は15〜20分ほどです。
撤収方法(トンネル型)
よく乾かしたうえで行うことが前提の、2ルームテントの一般的なたたみ方を紹介します。このたたみ方どおりにすると、収納袋にきれいに収まります。
- インナーテントを外したら、フライシートを写真のように縦半分に折った状態で地面に置きます。
- 左右から内側に折り込み、極力四角形にします。
- 折りたたんだポールを袋に入れ、それを軸にしてフライシートを巻きます。この時点でのフライシートの幅は、ポール袋の幅を目安にします。
- 必ず裾から空気が抜ける方向に向かって巻いていきます。体重を乗せながら作業しましょう。
- 次にインナーテントを地面に広げたら、空気抜きのため、ドアパネルの下部のジッパーを開放します。
- 赤い矢印の向きに折りたたみます。緑の矢印の向きでたたむと空気が抜けにくくて大変なので要注意。たたむ幅はポール袋の幅が目安です。
- 先に丸めてあったフライシート&ポール袋を軸にし、しっかりと空気を抜きながら巻きます。
- 最後は収納袋を上からかぶせ、押し込むと収納しやすいです。
2ルームテントに関するQ&A
最後に、2ルームテントに関するよくある疑問について見城さんにお答えいただきました。
Q. 別途、オープンタープはあるといい?
A. リビングスペースと就寝スペースの広さに対して人数が最適であれば特に必要ありません。今回紹介した各2ルームテントにはそれぞれ張り出せるキャノピーが備わっていますので、付属ないしは別売りのサブポールとガイロープを使えば居住スペースの拡張ができます。
伸縮するサブポールを何本か持っておくと簡単に展開できる
Q. よちよち歩きの子どもがいる場合のおすすめの過ごし方は?
A. チェアを使わないグランドスタイルにしてみてはどうでしょう。リビングスペースに合うサイズのグランドシートを敷けばOK。グランドシートは防水性が高く、バスタブ形状ならば雨天時で地面が濡れていても平気ですし、雨水がシートに流れ込みません。お気に入りのラグを敷くもよし。ゴロゴロ寝転がれるし、食事のときもチェアをひっくり返すなどの危険が少なくて安心です。
Q. ファミリーキャンプ以外での活用方法は?
A. 就寝目的を外す割り切り方を積極的に取り入れましょう。あえてインナーテントを持参せず、スクリーンタープやシェルターのように、複数人がくつろげる専用スペースとしても活躍します。少し肌寒い時期のデイキャンプには重宝するアイデアです。
Q. 暑い時期には熱がこもりやすいらしいけど、対処法は?
A. ヘキサやウイング型のオープンタープに比べると、日中にドアパネルをフルオープンにしても熱はこもりがちです。とくに暑い時期のキャンプでは直射日光下のフィールドは避けたほうが無難。木陰が多い林間や、標高が高いフィールドを選びましょう。ただし、一部の遮光性の高いモデルは除きます。
遮光性が低い生地だとフルオープン状態でも夏場の日中は暑く、熱もこもりやすい
まとめ
- ビギナー向けのモデルでも十分快適に過ごせる
- 省スペースで展開でき、レイアウトが容易
- より快適に過ごすには利用人数に合うリビング空間が必須
- 4シーズン多彩な自然環境で安心して過ごすにはハイスペックモデルがおすすめ
2ルームテントには重さや大きさなどのデメリットがありますが、実際に使ってみるとメリットの多さがそれを上回ります。パネルを開閉できるリビング空間を備えることで全天候に対応するほか、インナーテントを設置しなければ広いシェルターとしても使えます。タープは不要で、サイトレイアウトを考える必要もなし。構造が少し複雑なハイスペックモデルを除き、2ルームテントはキャンプビギナーが最初の1張として選ぶのにとても適しています。
この記事を参考に、自分に合った2ルームテントを見つけてみてください。
撮影協力
都心部から東京湾アクアラインを使うと、1時間ちょっとでアクセスできるオートキャンプ場です。もともとあった棚田をキャンプサイトに再利用していて、段々状に広がる場内はのんびりとした里山の雰囲気。キャンプ場には多くのイヌ・ネコもいて、時おりサイトに遊びに来てくれます。
住所:千葉県富津市上648
営業期間:通年営業
予約・問い合わせ:0439-65-5126