FEATURE
厚切りも冷凍食パンもおいしく焼ける!黒のトースターを選ぶならパナソニックの「ビストロ」がおすすめ
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What is this feature?
キッチン家電といえば白色が主流でしたが、近年では、台所をスタイリッシュに格上げしてくれる黒色のブラック家電が人気です。デザインだけでなく、機能性に優れたものが多く、キッチン周りにも手を抜かないyour SELECT.読者にぴったりなアイテムがたくさん。「BLACK KADEN 30」では、そんなこだわりのブラック家電から、各ジャンルごとに選び抜かれたキッチン家電&ツールを毎回一つずつご紹介。おしゃれで使いやすい最高のキッチンを作るため、30個のキッチンマストアイテムを厳選していきます。
your SELECT.編集部による、今話題のアイテムを検証する研究チーム。キッチン家電やツールをはじめ、読者の生活を豊かにしてくれるモノを実際に購入して繰り返しテストを行い、本当にオススメできる新定番を探究します
年々、調理家電が進化する中、特にオーブントースターは日進月歩の勢いで、高機能・多機能なものが続々と登場しています。メーカーによってスチーム機能があったり、揚げ物の温め直しができたりとさまざまな機能が搭載されていて、選ぶのが難しいキッチン家電のひとつ。
そんなオーブントースターの中でyS Lab.スタッフが注目したのが、冷凍・常温・厚さなど関係なしに、どんな食パンもおいしく焼けて、総菜パンやクロワッサン、ハードパンなどベーカリーで買ったパンも自在にリベイク(焼き直し)できると評判のPanasonic(パナソニック)「オーブントースター ビストロ NT-D700」です。
温め直しやシンプルな加熱調理でも各段においしく仕上げるスペックも備える、その実力をレビューします。
本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)
目次
どんなパンもできたてのように仕上げる
Panasonic「オーブントースター ビストロ NT-D700」

キッチンのテイストを選ばずなじむ、マットな質感のデザイン
表面をサクッと焼き上げる上下2本の「遠赤外線ヒーター」と、中までふんわりアツアツに加熱する「近赤外線ヒーター」、計3本の「遠近トリプルヒーター」を搭載。
さらに、食パンの厚みや温度、庫内環境や電圧などの環境に応じて7200通りの個別加熱プログラムで焼き上げる「インテリジェント制御」を搭載し、うまく焼き上げるのが難しい冷凍の厚切りパンもおいしく仕上げてくれます。またオートメニューも豊富で、具材を乗せたアレンジトーストや焼きいもなどを自動調理で手軽に楽しめます。
トースト枚数 | 2枚 |
---|---|
オートメニュー | 15メニュー |
焼き色調整 | 5段階 |
温度調整・火力切替 | 8段階(120~260℃ |
ヒーター | 上:遠赤外線・近赤外線 下:遠赤外線 |
付属品 | 受け皿/もち焼き網 |
Panasonic
オーブントースター ビストロ NT-D700
参考価格: ¥27,720(税込)
消費電力 | 1300W | サイズ | W341×H269×D328mm(外寸)、W260×H95×D250mm(庫内) |
---|---|
重さ(重量) | 約4.3kgg |
基本的な使い方や使用感をチェック
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2021年の発売直後には約2ヶ月の入荷待ちとなったオーブントースター
「とにかくおいしく食パンを焼きたい!」「トースター以外にも機能が欲しい!」など、オーブントースターを買うときにこだわるポイントは人それぞれ。トーストを焼きムラなく、サクッとふわっと焼き上げるだけでなく、15種類のオートメニューを搭載した「オーブントースター ビストロ」の基本的なスペックや使い勝手についてyS Lab.スタッフが検証しました。
使い方はシンプルそのもの!
4つのポイント
- ダイヤルを回してメニューを選択
- メニュー選択後、ダイヤルを押して焼き色の設定を行います
- スタートボタンを押します
さまざまなメニューが搭載され、絶妙な焼き加減にトーストしてくれる「オーブントースター ビストロ」。メニュー選択の方法や温度・焼き加減の調節、お手入れなどの使い勝手についてはどうでしょうか?

ダイヤルを押すとメニューが表示され、回すごとに表示が切り替わる
メニューはトーストメニューとオートメニュー15種類の全16個。すべてのメニューは、選択後にダイヤルを押すと焼き色の設定に切り替わるので、5段階からお好みの焼き色を選択。あとは、スタートボタンを押すだけというシンプルな使い心地。

スタートボタンを押すとすぐに発熱
ダイヤル16番目のオーブンの手動メニューは、温度設定と時間設定を行ってから加熱がスタート。温度設定は120~260℃までの20℃刻みの8段階で、加熱時間は30秒~25分の範囲で設定可能です。
取り扱い説明書には、グラタンやピザなどの一品料理から、ブラウニーやチーズケーキなどのスイーツまで、手動メニューのおすすめレシピが多数載っています。予熱も不要なので、温度と時間を設定するだけで料理初心者でも手軽にオーブン調理をすることができます。
トーストをおいしく焼き上げる3つのヒーター
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
下部には遠赤外線ヒーター、上部には遠赤外線ヒーター(手前)と近赤外線ヒーター(奥)
「オーブントースター ビストロ」の最大の特徴は、3つのヒーターが搭載されていること。上下2本の遠赤外線ヒーターで食パンの表面をこんがりサクッと焼き上げ、上部に1本配置したメーカー独自の近赤外線ヒーターが同時に中までふんわりと熱々に焼くことができるのです。
遠赤外線ヒーターを搭載したトースターは最近多く見かけますが、近赤外線ヒーターまで搭載されているのは高ポイント。

ヒーターが立ち上がると、庫内がパッと明るくなる
合計3本のヒーターによって、庫内はすぐに温まりました。庫内の明るさも、ふだん自宅で使っているオーブントースターよりも明るくなるので、かなりハイパワーに感じます。
温度と時間を調節してくれるインテリジェント制御機能
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「インテリジェント制御機能」によって、残り時間を算出してくれる
もうひとつの大きなポイントは、食パンの厚さや温度、電圧や庫内の温度などの周辺環境に応じた7200通りの個別プログラムで最適に仕上げる「インテリジェント制御機能」が搭載されていること。
ふだん食パンの状態によってなんとなく自分で温度や時間を変えていましたが、調節が難しくて加熱し直すなんてことは日常茶飯事。
でも、「オーブントースター ビストロ」は焼きすぎたり、追いトーストをしたりする必要がありません。「インテリジェント制御機能」によって、放っておいても焦がさずに究極のトーストにしてくれるので、忙しい朝にも大活躍。焼くのが難しい冷凍の厚切り食パンも、おまかせでおいしくトーストしてくれるのはうれしいポイントですよね。
シンプル構造で使用後はサッとお手入れできて楽チン!
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ガラス部分もキッチンペーパーや布を使って、汚れを拭き取ることができる
本体・庫内・扉は、ふきんで拭き取るだけで簡単に汚れを落とすことができます。ただ、庫内は少しパーツが入り組んだ構造で、センサーなどの誤検知の原因になってしまうため、ヒーターには触れないように注意が必要です。

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簡単に取り出せて、洗いやすいパンくずトレイ
パンくずはそのまま放置してしまうと、炭化して火災などの原因になってしまうので、定期的にきれいにしておきたい部分。
その点、「オーブントースター ビストロ」は焼き網・受け皿・パンくずトレイ・もち焼き網を取り外して、薄めた台所洗剤でそのまま洗うことができるのでとても衛生的。シンプルなデザインでお手入れもしやすいので、長く使えそうです。
さまざまな種類のパンを焼いて焼き上がりを検証

厚さや種類の異なる食パンを用意
今回、8枚切り・6枚切り・4枚切りの食パンを用意。また、常温と冷凍の食パンを焼いて比較してみました。「オーブントースター ビストロ」に搭載されたトーストメニューで、さまざまな種類の食パンを焼きに焼いて検証していきます。
うす切り食パンで5つの焼き色を比較
まずは「うすぎりトースト」メニューで8枚切りの食パンを焼き、焼き色レベルの5段階の違いを検証していきます。
写真で見てわかるとおり、焼き色レベルを上げるごとに色が濃くなっています。レベル1と2は焼きムラがあるものの、レベル3からまんべくなく焼き色が出ていて、きれいな焼き上がり。
どれも所要時間は2分ほどで、お好みのこんがり具合の食パンが焼けるのは、とてもうれしいですよね。
厚切り食パンで焼きムラを検証
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厚切りトーストの2枚焼き
次は「あつぎりトースト」メニューを使用して、焼き上がりにムラは出るのか検証。一般的なオーブントースターで4枚切りの厚切り食パンを焼くと、中まで温めようとして耳が焦げてしまったり、焼きムラが気になったりする人も多いはず。「オーブントースター ビストロ」では、どうでしょう?

どちらも焼き色レベル2で、約3分ほど焼いた仕上がり
1枚で焼いてみると耳部分は若干こんがりと焼けましたが、全体的にムラはあまりなくきれいに焼き上がった印象。続いて2枚同時に焼いてみたところ、焼き目が中心部に集まっているのがわかります。焼きムラは少ないものの、一般的なオーブントースターと同様、熱は庫内の中心に集まるようです。
でも、できあがりには満足! 厚切りだからこそ「オーブントースター ビストロ」の一番の特徴である、外はサクッと中はふんわりとした仕上がりを実感できました。
ちなみに焼き色のレベルは2。レベル4で焼いたときは、少し油分のある食パンを使用したせいか焦げてしまいました。
冷凍食パンができたてのようにリベイクできる!
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2日前に冷凍した6枚切り食パン
食パンは冷凍すると保存期間が延ばせるうえに凍ったまま焼くことができるので、食べきれなかったときは冷凍してしまう人も多いはず。でも、いざ焼いてみると、表面は焦げてしまうのに中が冷たかったり、食感がパサパサになってしまったりと、おいしく焼くことができず失敗しがち。
「オーブントースター ビストロ」の「冷凍トースト」メニューを使うとどうでしょうか?

左:「あつぎり冷凍トースト」メニュー、右:「手動」メニュー
6枚切りの冷凍食パンを「あつぎり冷凍トースト」メニューと「手動」メニューで焼いて試食してみました。「あつぎり冷凍」メニューで焼いたときは約4分かかり、「手動」メニューでは約3分焼いた後にさらにもう3分ほど追い焼きをしました。どちらも焼き色の設定レベルは3です。
温度や時間を自分で設定する「手動」メニューで焼いた食パンは、表面だけがこんがりと焼けてしまい、内面は固め。
「あつぎり冷凍トースト」メニューで焼いた食パンは、焼き色は薄いものの、しっかり中まで温められていて、食感もしっとりしていました。冷凍した食パンをそのままトーストしたとは思えない仕上がりです。
「手動」メニューのように、途中で焼き加減を確認する作業が入るのは、正直めんどくさい……。
そんなとき「冷凍トースト」メニューを使えば、中身の冷たさやパサパサなんて心配はなくなりそうですね
パン温め以外にも、調理ができる多彩なオートメニューを搭載!
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数種類のそうざいパンを用意
「オーブントースター ビストロ」のメニューは大きく分けて「オート」と「手動」。
「オート」メニューにはトーストメニューが5つ、パン温めメニューが4つ、調理メニューが6つあり、フランスパンなどのハード系パン・そうざいパン・クロワッサン・焼きいもなどを焼けるユニークなメニューを多彩に搭載。
オートメニュー | トースト | うすぎりトースト、あつぎりトースト、アレンジトースト、冷凍うすぎりトースト、冷凍あつぎりトースト |
---|---|---|
パン温めメニュー (自動) |
そうざいパン | ベーグル、ソーセージパン、カレーパンなど |
フランスパン | ベーコンエピ、明太フランスなど | |
クロワッサン | クロワッサン、バターロールなど | |
冷凍クロワッサン | クロワッサン、バターロールなど | |
調理メニュー (自動) |
チルドピザ | 9インチまでのチルドピザ |
冷凍ピザ | 9インチまでの冷凍ピザ | |
フライ温め | 天ぷら、コロッケ、トンカツなど | |
パックもち | 角もち | |
焼きいも | さつまいも | |
じっくり焼きいも | さつまいも(ねっとり系品種) |
トーストメニューの次は、パン温めメニューの「そうざいパン」メニューと「クロワッサン」メニューを試してみました!
冷めてしまった総菜パンができたてのように復活!
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「そうざいパン」メニューで温め
「そうざいパン」メニューに設定して、焼き色のレベルは2。焼き上がるまでには約4分半ほどかかりました。
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左:冷めて生地部分が固くなってしまった温める前の状態、右:具はジューシーに、生地はふっくらとした温かい状態
購入してから半日ほど経ち、完全に冷え切ってしまった総菜パン。
「そうざいパン」メニューで温めてみると、パン部分はもっちり、具材はジューシーに! 具のお肉は焦げることなく、まるで焼きたてを食べているかのような感覚になりました。
温めすぎるとパン生地の水分がなくなってパサパサになってしまったり、具を焦がしてしまったりするので、ほったらかしにしていてもおいしく温め直してくれるメニューは、パン屋でつい買いすぎても強い味方になってくれます。
焦げやすいクロワッサンも専用メニューを使えば失敗なし

左:「手動」メニュー、右:「クロワッサン」メニューで焼いた仕上がり
生地の薄いクロワッサンにも専用メニューがあります。仕上がりは、焦げるか焦げないかの絶妙な焼き上がりで、サクッとした食感が焼きたてのクロワッサンそのもので感動!
加減が難しい「手動」メニューでも焼いてみたところ、案の定焦がしてしまいました。専用の「クロワッサン」メニューがあればいつでもおいしいクロワッサンが食べられるのはうれしいですね。
レビュー結果
Panasonic「オーブントースター ビストロ」の見た目から使い勝手までyS Lab.のスタッフが厳正に判定します。
お手入れのしやすさ | 4.0
|
---|---|
使い勝手のよさ | 5.0
|
機能・性能の充実度 | 5.0
|
デザイン性・おしゃれ度 | 5.0
|
サイズ感 | 4.0
|
どんなパンもオートメニューで好みの焼き加減に
yS Lab.のキッチンに仲間入り!

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yS Lab.総評
はじめは「食パンの焼き上がりに違いなんて出るの?」と半信半疑で使ってみたものの、薄切り食パンも、厚切り食パンも、冷凍食パンも外はサクッと中はしっとり焼けることに驚きました。バターを塗らなくても甘みが感じられてとてもおいしいし、なんといっても自動で焼いてくれるのが楽チン! 一台で朝食から夕食まで幅広く活躍してくれるので、毎日のごはん作りの時短につながるはずです。
そして、このスタイリッシュなデザインも高評価のポイントのひとつ。マットで高級感のある素材なので、どの家庭のキッチンでもなじむこと間違いありません。
自動メニューが豊富で、トーストの焼き上がりにとことん追求した「Panasonic オーブントースター ビストロ NT-D700」。ぜひ家庭に迎えてみてはいかがでしょうか。
Panasonic
オーブントースター ビストロ NT-D700
参考価格: ¥27,720(税込)
消費電力 | 1300W | サイズ | W341×H269×D328mm(外寸)、W260×H95×D250mm(庫内) |
---|---|
重さ(重量) | 約4.3kgg |