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キッチンに映えるオートクッカー!STAN.の自動調理鍋は内釜がホーローで使い勝手がとってもいい
What is this feature?
キッチン家電といえば白色が主流でしたが、近年では、台所をスタイリッシュに格上げしてくれる黒色のブラック家電が人気です。デザインだけでなく、機能性に優れたものが多く、キッチン周りにも手を抜かないyour SELECT.読者にぴったりなアイテムがたくさん。「BLACK KADEN 30」では、そんなこだわりのブラック家電から、各ジャンルごとに選び抜かれたキッチン家電&ツールを毎回一つずつご紹介。おしゃれで使いやすい最高のキッチンを作るため、30個のキッチンマストアイテムを厳選していきます。
your SELECT.編集部による、今話題のアイテムを検証する研究チーム。キッチン家電やツールをはじめ、読者の生活を豊かにしてくれるモノを実際に購入して繰り返しテストを行い、本当にオススメできる新定番を探究します
材料と調味料を入れてセットしておくだけで加熱調理してくれる自動調理鍋。時間と手間をかけずに、家での食事をより簡単に、よりおいしくしたい人にピッタリのキッチン家電です。でも、「本当においしく仕上がるの?」「操作が難しいのでは?」といった理由で購入まで至らないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回、yS Lab.スタッフが注目したのが、家電メーカーとして歴史の長い象印が2019年に作った新ブランドSTAN.(スタン)の「自動調理なべ」です。シックなデザインと使い勝手の良さが評判を呼んでいる商品です。
手軽においしい食事を楽しみたい!というあなたのために、その実力をレビューします。
本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)
目次
手のかかる料理も簡単に調理できる!毎日使いたくなる象印の人気家電シリーズSTAN.の「自動調理なべ」
象印のブランド「STAN.」は、30代の共働き世帯をターゲットとする家電シリーズ。
デザインとクリエイティブディレクションはクリエイティブユニット「TENT」とのコラボレーションで手掛けられており、これまでの象印のイメージをガラリと変えるような、スタイリッシュなビジュアルが話題になりました。
そして2021年10月に発売されたのが、この「自動調理なべ」です。無駄のないシンプルなデザインに加え、内釜には蓄熱性の高い厚さ2.0mmのホーローを採用しています。ホーロー製の内窯は直火にかけられるので、料理の温め直しが簡単なのがうれしいところ。
耐熱性の食品保存袋に食材を入れ、袋のまま鍋で湯せんするパッククッキング(パック調理)という、これまでの自動調理鍋にはなかったユニークな機能を備えています。
容量 | 2.3L |
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温度調節範囲 | 40〜100℃ |
消費電力 | 900W |
電源ケーブル長 | 1.4m |
付属品 | なべ用ふた、パックホルダー、パックホルダーカバー、白米計量カップ、レシピブック |
毎日使いたくなる手軽な機能と美デザインが魅力
STAN.「自動調理なべ」の魅力は、ユーザー目線で考えられたシンプルな機能性と、使いやすさとデザイン性をあわせもったこの外見。機能とデザインについて、細かなポイントを詳しく確認していきましょう。
簡単で毎日使いたくなる「おまかせ自動調理」機能
STAN.「自動調理なべ」の注目すべき機能のひとつが「おまかせ自動調理」。
「カレー/シチュー」「スープ」「煮物」「米調理」「パック調理」「温度調理」「無水調理」の7種類が選択可能。加えて「クリーニング」もここから設定できます。火加減の調整は必要なく、材料を入れて作りたいレシピのコースを選択するだけで、自動調理を開始します。
「パック調理」・「温度調理」・「無水調理」は、コースを選んで温度と時間を設定し、調理します。自動調理鍋おなじみの調理機能はもちろん、無水調理や発酵料理も調理可能。鍋でできるほとんどの料理を、丸ごと「おまかせ」できます。
「おまかせ自動調理」のコースとレシピ例
コース | レシピ名 |
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カレー/シチュー | ビーフカレー、クリームシチュー、スープカレー |
スープ | ミネストローネ、豚肉と根菜のおかずみそ汁 |
煮物 | ぶり大根、煮込みハンバーグ、ロールキャベツ |
米調理 | 豚肉と野菜のおかずごはん |
パック調理 | 麻婆豆腐、たらの煮付け、サラダチキン、ローストビーフ、かぼちゃの煮物、れんこんのきんぴら、ポテトサラダ、ひじきの煮物、だし巻き卵、サーモンとアボカドのタルタル |
温度調理 | ベーコンとしめじの和風スパゲッティ、牛しぐれ煮、ゆで塩豚、きんぴらごぼう、半熟卵しょうゆ漬け、鶏肉のトマト煮込み、豚肉の中華味噌風味、鮭と大根の煮物、鶏肉のバルサミコ煮、肉じゃが、コブサラダ、チョコレートプリン |
無水調理 | ブイヤベース、アクアパッツァ |
「米調理」コースで炊飯器いらず
「米調理」コースでは、1〜3合までの白米炊飯が可能。白米はどの分量で炊くときも調理時間を1時間に設定して調理する必要があります。炊飯器によくある早炊き機能はありませんが、予約調理機能があるので食事の時間に合わせて炊き上がるように設定することは可能です。
パック料理は2品同時調理が可能
自動調理なべ本体のほか、付属品は4種類。パックホルダーとパックホルダーカバーを使うと、ジッパー付きの食品保存袋で調理ができる「パック調理」が可能。
パック調理は洗い物が少なくて済むので、後片付けも簡単です。同時に最大2品作れるので、主菜と副菜の組み合わせや副菜2品を同時に用意するなどして活用できます。冷凍保存可能なパックを使えば、パックのままおかずを冷凍保存することも可能です。異なる2品を同時調理する場合は、同じ温度調理のレシピを選択する必要がある点だけ、注意が必要です。
保温機能と再加熱機能でいつでも食べごろ
保温機能がついており、調理後に「保温」ボタンを押せば最大12時間で保温し、温かい状態を保つことができます。「予約調理」の場合は、調理後に自動で保温に切り替わります。
また「再加熱」機能で温め直しも可能。調理終了後または保温中に、再度食べごろの温度まで温めるときに使用します。再加熱ボタンを押すと設定していたコースによって7〜9分ほど再加熱されます。
想定より帰宅が遅くなってしまったり、家族と食べる時間がバラバラでも、電子レンジを使わずこれ一台で完結できるのはうれしいポイントです。
「必要なものだけ厳選」したシンプルなパーツ設計
ちなみにホーローの内鍋は、コンパクトながら内寸は直径約19.0cm×高さ約11cmと、家族6人分作れる大容量です。直火にかけることもできるので、自動調理鍋を使わないときはホーロー鍋として使うことも可能です。
自動調理なべ本体のほか、付属品は4種類ありますが、使うときはこれらを全部自動調理鍋にセットし、使い終わったら洗ってそのまま調理鍋の中に収納しておくことができます。細かなパーツがないので、使い終わった後も洗い物がラクで助かりますね。
専用のレシピブック付きでレパートリーに困らない
調理できる品数が多いので、日々何を作るか悩んでしまいそうですが、専用のレシピブックが付いているので安心です。調理にかかる時間もレシピブックに記載されています。
掲載されているレシピは33品で、定番のカレーやクリームシチューはもちろん、ブイヤベースや煮込みハンバーグなど、自分の手で作るには手間のかかるメニューも載っています。必要な材料はもちろん、調理時間も記載されており、出来上がり時間が逆算しやすいのもポイントです。
料理が手軽になる自動調理機能と使い勝手をレビュー
さっそく、自動調理機能を実際に使ってみましょう。今回は「おまかせ調理機能」を使って作るカレーと、パック調理で作る和おかずにチャレンジしてみました。
おまかせ自動調理でカレーが完成
定番のカレーライスをどのくらい「おまかせ」で作れるのか検証します。
まずは内鍋に切った材料を入れ、本体にセットします。分量や手順は付属のレシピブックに細かく記載されているので、迷わず操作することができました。
材料を入れたら、「カレー/シチュー」のコースを選択。「分」キーで時間を設定し、「スタート/再加熱」キーを押して時間を決定し、スタートボタンで調理開始。火加減の調節も、途中で材料や調味料を入れる必要もありません。
調理が終了するとメロディーが鳴ります。ふたを開けてみるとカレールーがやや固まったままでしが、レシピに記載のとおり軽く混ぜると、すぐに溶けてカレーが完成しました。
火もまんべんなく通っており、しっかりと煮込まれたカレーが出来上がりました。茹で調理〜味付けまでこれひとつでできてしまうので洗い物も少なく、家事の負担が減りました。
ほったらかし調理でカレーを作ってみた(0:25)
出来上がったカレーはお肉がやわらかく、野菜にもしっかり味が染み込んでいました。
カレーは入れる具材が多く、調理よりも具材を切る工程が大変で、平日夜に作るには手間を感じやすいメニュー。でも「自動調理なべ」があれば、ずっとキッチンに立っている必要がないので、他の家事に手が回りやすく、助かります。
さらに「おまかせ予約調理」を設定しておけば、設定した時刻に料理を完成させることも可能なので「忙しくて料理にかける時間がない!」という人には、とても重宝する機能です。
今回は野菜や肉はすべて生のまま自動調理をスタートしましたが、あらかじめ焼き色をつけてから自動調理をセットするとよりおいしく仕上がるそう。
残ったカレーは直火で温め直し可能
残ったカレーを次の日に食べたいときは、内釜をそのまま直火にかけることもできます。「再加熱」機能を使うのもいいですが、量の減ったカレーなら、直火なら5分ほどで温め直すことができました。具を少し足したり、このままカレーうどんなど、他の料理にアレンジすることも可能です。
食べ残してもそのまま保存可能
同じホーロー製のふたも付属しているため、食べ残した料理をそのまま冷蔵庫に保存できる点もポイントです。ただし、内釜は一つしか付属されていないため、冷蔵保管中は次の料理を作れません。
内釜は単品でも販売されているので、保存にも利用したい人は、内釜をもう一つ持っていると便利かもしれません。
「パック調理」なら洗い物も出ない
STAN.「自動調理なべ」のもうひとつの大きな特徴は、耐熱性の食品保存袋に食材と調味料を入れて袋ごと加熱する「パック調理」ができること。鍋を汚さずに調理ができるので、後片付けも簡単です。同時に2品まで調理ができるので、今回はレシピブックを参考に「かぼちゃの煮物」と「れんこんのきんぴら」の2品同時調理を検証します。
ジッパー付き食品保存袋に決められた食材と調味料を入れたら、本体にセット。注水口から水を注げば準備は完了です。
まず、食材や調味料を市販の食品保存袋に入れます。ジッパー付き耐熱性食品保存袋は、下の条件を満たすものを使用します。
- ポリエチレン製
- 耐熱温度100°C以上
- 厚さ0.06mm以上
- サイズ21cm×18cm以下
鍋を本体から出した状態で、中にパックホルダーをセット。
食材を入れた食品保存袋をホルダーカバーで固定して、水を鍋に注ぎ、湯せんするような形で調理します。このとき、食品保存袋の口は開けたままにしておくので、食品保存袋の中に水が入らないよう注意します。
あとは本体にセットして「パック調理」コースを選択。レシピブックどおりの温度と時間を設定して待つだけです。「パック調理」はサラダチキンや魚の煮付け、ポテトサラダなど、食材や主菜・副菜を問わずさまざまな料理を作ることが可能です。
主菜と副菜をパック調理で作ってもよし、副菜2品を作っている間に自分で主菜を作るのもいいですね。ライフスタイルやその日の状況に合わせて、多様な使い方ができそうです。
出来上がりはどちらもしっかり味が染みていておいしかったです。かぼちゃの煮付けも煮崩れなく、見た目もキレイに仕上がっています。根菜の煮物は時間がかかるイメージがありましたが、コンロを使わずにこのクオリティになるとは、驚きです。
「パック調理機能」では、食材や主菜・副菜を問わずさまざまな料理を作ることが可能ですが、同じ温度調理で作れるものを選ぶ必要があります。また、温度は同じでも調理時間が異なる場合には、片方のパックを取り出してから延長加熱が必要なので、調理前に確認が必要です。
「クリーニング」機能でにおいの心配いらず
においが強い料理を作った後は「クリーニング」機能を使えば、調理中についたにおいを簡単にクリーニングできます。しかも、内鍋に水を入れてボタンを押すだけ。1時間のクリーニングで、調理後のカレーのにおいもすっかりなくなりました。
内鍋だけでなく、パックホルダー、パックホルダーカバーも一緒にクリーニング可能。においのつきやすい料理も気にせずできるので、毎日安心して使えそう。
毎回洗うのは3つだけ。お手入れもラク
毎回洗うのは、内ぶた・つゆ受け・ホーローなべの3点だけ。3つをそれぞれを外し、台所用中性洗剤を使いスポンジで洗います。
カレーを作ったときのホーロー鍋に付いたわずかな焦げ付きも、スポンジたわしで簡単に落とすことができました。パック調理時はパックホルダーとパックホルダーカバーも洗う必要がありますが、面倒な突起や小さい部品もなく、付属品はどれも洗いやすいつくりになっています。
どんなに簡単に料理ができても、後片付けが面倒だと使う頻度も徐々に減っていきがちですが、この自動調理なべはお手入れが簡単なので、さらに時短になりますね。
レビュー結果
象印STAN.「自動調理なべ」の使用感を評価! 見た目から使用感までyS Lab.のスタッフが厳正にレビューします。
お手入れのしやすさ | 5.0
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使い勝手のよさ | 4.0
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機能・性能の充実度 | 3.0
|
デザイン性・おしゃれ度 | 5.0
|
サイズ感 | 4.0
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毎日の料理の手間を減らしたい人の新定番に認証
yS Lab.のキッチンに仲間入り!
総評
スイッチひとつでその場を離れてほったらかしにできる手軽さは、小さなお子さんがいたり、仕事で手が離せなかったりなど、料理にかけられる時間が少ない人にとって大きなメリット。
レシピブックの掲載メニュー以外は自分で温度と時間を設定する必要があり、自分で自由にはレパートリーを増やしにくいかもしれませんが、公式サイト内でレシピが更新されていくので、時折見てみるのをすすめます。
多忙な中でもしっかりと自炊をしたい人、スタイリッシュなデザインの自動調理なべを探している人に特におすすめです。