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BLACK KADEN30

「キッチン家電&ツール BLACK KADEN30」とは?

キッチン家電といえば白色が主流でしたが、近年では、台所をスタイリッシュに格上げしてくれる黒色のブラック家電が人気です。デザインだけでなく、機能性に優れたものが多く、キッチン周りにも手を抜かないyour SELECT.読者にぴったりなアイテムがたくさん。「BLACK KADEN 30」では、そんなこだわりのブラック家電から、各ジャンルごとに選び抜かれたキッチン家電&ツールを毎回一つずつご紹介。おしゃれで使いやすい最高のキッチンを作るため、30個のキッチンマストアイテムを厳選していきます。

yS Lab.

「yS Lab.」とは?

your SELECT.編集部による、今話題のアイテムを検証する研究チーム。キッチン家電やツールをはじめ、読者の生活を豊かにしてくれるモノを実際に購入して繰り返しテストを行い、本当にオススメできる新定番を探究します

料理好きの人にとって、料理へのモチベーションを高めてくれる道具でもある包丁。「そろそろ本格的な一本が欲しい」と思っても、サイズや形が豊富で、どれを選んだらいいかわからない……と悩んでいませんか?
これから長く使える包丁をそろえていきたいなら、まずは万能といわれる刃渡り20cm前後の牛刀(シェフナイフ)がおすすめです。家庭向けで一般的な三徳包丁に比べて少し長さがあるため、大きな野菜から肉類まで食材を選びません。

そこでyS Lab.のスタッフが注目したのが、持ち手までステンレスでできた一体構造が美しいhast.の「エディション シェフズナイフ チタンブラック」。独自の鋼材で抜群の切れ味と刃持ちの良さを実現した、その実力をレビューしていきます。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

特許取得の独自鋼材で、使い続けても切れ味長持ち
hast.「エディション シェフズナイフ チタンブラック」

リズミカルに食材を切れる

リズミカルに食材を切れるから料理が楽しい

hast.はアメリカ・ニューヨークで2016年に誕生した新しいキッチンツールブランド。鋼材工学や人間工学のエキスパートが研究に携わり、“料理をストレスなく楽しむ”ことにこだわった包丁を3年間かけて開発。

「すっと手に馴染むホールド感」「するりと切れる感触」「ココロが弾むデザイン」がかなえられた「エディションナイフシリーズ」は、世界3大デザイン賞のひとつ、Red Dotデザイン賞をはじめ、数々の国際的な賞にも輝いているとか。
包丁の命である切れ味だけでなく、使い勝手と見た目にもこだわっているのが特徴です。

hast.

エディション シェフズナイフ チタンブラック

参考価格 ¥22,000(税込)

サイズ 全長 346mm、刃渡り 200mm
重さ(ふた含む) 約170g

料理が楽しくなるストレスフリーの使い心地と機能性をチェック

黒い刃の包丁でレモンを切る

黒い刃に食材がよく映える

包丁はシンプルな道具であるからこそ、「使われている鋼材」や「持ち手の形状」、「刃と柄の重さのバランス」など、細かな部分で差が出てきます。
hast.「エディション シェフズナイフ チタンブラック」の素材や形状などを通して性能をひとつずつチェックしていきます。

独自の鋼材で抜群の切れ味と刃持ちの良さを実現

0.3mmの極薄刃

硬く強い鋼材により実現した0.3mmの極薄刃

包丁の切れ味は、使われる鋼材の硬度(硬さ)によって決まりますが、硬ければ硬いほど良いというわけではありません。
硬度を高めるためには炭素を多く含有する必要がありますが、反面、粘りがなくなるため欠けやすく、さびやすく、そして研ぎにくくなります。包丁メーカーは硬さと柔らかさのバランスを考え、包丁によって使う鋼材を工夫しているのです。

そこで、目安になるのが硬度を表す数値です。一般的に流通している包丁はHRC55〜67程度で、一般家庭で使われるステンレス包丁はHRC57〜59。プロが使う業務用のものではHRC62〜65になるものも。よく切れる本格的な包丁が欲しいなら、その間となるHRC60程度が目安となります。

「エディション シェフズナイフ」に使われるステンレス鋼は「マトリックスパウダーハイス鋼」といって、切削工具のドリルなどに使われるほど強靱(きょうじん)なパウダーハイス鋼をhast.独自の国際特許技術で強化したもの。硬度はHRC60+と高硬度ですが、粘り強さや耐摩耗性にも優れるため、切れ味の鋭さと刃持ちの良さ、優れた耐食性を実現しています。

シームレスなデザインがキッチンに映える

マグネットで包丁を壁面に収納

マグネットで壁面に下げておくことも可能

鋼材以外の特徴は、チタン材で表面を覆うPVDコーティングが施されている点。金属の剛性、耐久性、耐摩耗性、耐食性を高める効果があり、傷がつきにくく、汚れも落としやすくなるメリットがありますが、オールブラックという見た目の良さもうれしいポイントです。
刃から持ち手までが一体成形されたシームレスなデザインと相まって、とても高級感のある印象。キッチンをスタイリッシュに見せてくれます。

ちなみに、本体はステンレス素材ですが、炭素が含有されているため、マグネット式の包丁ホルダーも使用可能です。

人間工学に基づいた持ち手が、使い心地にも貢献

滑らかな曲線

滑らかな曲線のおかげで手のひらで包み込むように持てる

hast.がこだわる「すっと手に馴染むホールド感」を実現しているのが、持ち手の形状です。
一見すると何の変哲もないシンプルな持ち手ですが、細い刃から滑らかに伸びて、絶妙に丸みを帯びているので、握ってみるとしっかりと手にフィットします。

包丁を握った様子比較

左が女性、右が男性が握った様子

男女で握り比べてみると、くぼみや段差がないシームレス構造のメリットをさらに実感できます。人間工学に基づいて何度も試作を重ねたというだけあり、手の大きさに関わらず、無理なく手の中に収まりました。
食材に正しく力を伝え、安全に料理をするという観点からも、握り心地の良い持ち手は重要なポイントです。

食材に力を伝えやすく、疲れにくい重心位置

理想的な重心バランス

理想的な重心バランスだから自然な使い心地

どんなに良い鋼材を使った包丁でも、適切な位置に重心がないと使いにくいもの。持ち手を握ったときに親指や人さし指が来る辺りに重心があるのが理想的なバランスといわれており、「エディション シェフズナイフ」は写真のとおり、刃と持ち手の中間に来るよう設計されています。
包丁本体の重量は170gと一般的な重さですが、持ってみると軽く感じるのは、重心バランスの良さのおかげ。狙った位置に刃先をコントロールしやすく、リズミカルに食材をカットすることが可能です。

料理するのが楽しくなる使い心地を検証

 切っ先に向けて緩やかなカーブを描く刃

切っ先に向けて緩やかなカーブを描く刃は、美しく、切り心地の良さを実現してくれる

使われている鋼材や設計もバッチリな「エディション シェフズナイフ チタンブラック」ですが、実際の使い心地はどうでしょうか。
ここからは、yS Lab.スタッフがさまざまな食材をカットし、その実力を検証していきます。

トマトの薄切りも難なくこなせる抜群の切れ味

黒い包丁でトマトを切る

包丁が透けて見えるほどの薄切りも難なくクリア

まず試したのがトマト。ヘタ側を水平に切り落とし、まな板に置いただけの状態で刃を当てていくと、刃先がすっと皮に食い込みます。そのまま手前から奥へと包丁を動かしていくと、いとも簡単に厚さ1mm程度のスライスにすることができました。
ほとんど力を必要としなかったため、手を添えなくてもトマトが動かなかったことも特筆すべき点。柔らかいものに対する切れ味は申し分ないといえるでしょう。

トマトの薄切り(0:23)

硬い野菜のカットや千切り、みじん切りもテンポ良くできて効率的

野菜を切る様子

切れ味が良いため、無駄に力を使わないのもメリット

峰が2mm、刃先が0.3mmと薄い刃をもつ「エディション シェフズナイフ チタンブラック」は、硬い野菜にもしっかりと刃が食い込み、スムーズに切ることができます。

生のカボチャは特に硬い食材で、途中で刃が止まってしまい、それを左右にこじることで刃が欠けてしまうなど、包丁へのダメージも心配になりますが、「エディション シェフズナイフ チタンブラック」は刃の薄さと切れ味の良さ、そして鋼材の強さから、かっちりとした安心感があります。
また、ニンジンもみじん切りから千切りまでさまざまな切り方を試してみましたが、どれも小気味よく切ることができ、料理の効率を高めてくれます。

野菜のカットと紙の試し切り(0:20)

持ち手がしっかりと握れる形状になっていること、そして刃先にかけての絶妙なカーブにより、一点に力が集中することも「エディション シェフズナイフ チタンブラック」の切り心地の良さに貢献しています。

生肉や刺身の引き切りもすっと刃が入る

鶏肉を包丁で切る

切れない包丁では苦労する鶏皮も、楽に下処理ができる

同じ柔らかいものでも、鶏肉や刺身はどうでしょうか。
まず、用意したのは鶏のもも肉。切れ味の良くない包丁だと、弾力のある皮に刃が入りにくく、なかなか切れないこともありますが、ノコギリのように動かすこともなく、すっと刃が入り、ストレスなく切ることができました。また、筋を掃除するのにも狙った場所を思いどおりに切ることができ、食材の無駄がないのもうれしいポイント。

刺身の柵を切る

刃の緩やかなカーブのおかげで無理なく切れる

一方、切り口の滑らかさがおいしさや鮮度に関わるお刺身はというと、こちらもしっかりと角の立った切り口になりました。鋭い刃で組織を無駄に壊さず、断面はつるっと滑らか。20cmある刃渡りのおかげで、一度に引き切ることができました。

一体構造だから気になったときにサッと洗えて清潔

包丁を洗う

汚れが落ちやすいから洗うのも楽

包丁はいつでも清潔な状態を保ちたいため、一度の料理で複数回洗うこともありますよね。そんなとき、どこにも溝や隙間がないステンレスの一体構造は大きなメリットになります。

さらに「エディション シェフズナイフ」の場合は表面がPVDコーティングされていることもあり、除菌を必要としない軽度の汚れなら水でサッと流すだけでもある程度キレイになりました。乾くのも早いため、時間に追われているときなどには、その恩恵をより感じられるでしょう。

刃を研ぎ直すならセラミック砥石がおすすめ

包丁を研ぐ

職人や業者に研ぎに出さなくても自分で研げる

今回、さまざまな食材でテストしていて切れ味の低下は感じませんでした。マトリックスパウダーハイス鋼は強く、粘りのある鋼材ですが、どんなに良い包丁でもいつかは切れ味が低下してしまうもの。
hast.では「エディション」シリーズのために作られた専用のシャープニングロッドが別売りされているので、簡易的に切れ味を復活させるなら、それを使うのも手。鋭い切れ味を長く保ちたいなら砥石(といし)を使って研ぐのがオススメです。HRC60+と硬めのステンレス材のため、セラミック製の砥石を使いましょう。

レビュー結果

hast.「エディション シェフズナイフ チタンブラック」の見た目から使い勝手まで、yS Lab.のスタッフが厳正に判定します。

お手入れのしやすさ
5.0
使い勝手のよさ
5.0
機能・性能の充実度
5.0
デザイン性・おしゃれ度
4.0
サイズ感
4.0

認証

性能も見た目も妥協しない包丁を求めている人にぴったり

yS Lab.のキッチンに仲間入り!

黒い包丁の総評
yS Lab.

総評

黒い包丁というとセラミック製のものがほとんどのなか、hast.「エディション シェフズナイフ チタンブラック」は特許を取得した独自の鋼材にPVDコーティングを施した製品ということで、料理好きも納得のスペック。
世の中に出回っている包丁には、見た目に特化して使いにくいとか、反対に性能は良いけれど飾り気がなさすぎるという商品も多くありますが、「エディション シェフズナイフ チタンブラック」は切れ味の鋭さだけでなく、機能美も兼ね備えているところが大きな特徴。PDVコーティングのおかげもあって、ただ黒いだけじゃないというのは他にない魅力です。
性能も見た目も妥協しない、こんなこだわりの包丁が一本あれば、毎日の料理がもっと楽しくなるはずですよ。

hast.

エディション シェフズナイフ チタンブラック

参考価格 ¥22,000(税込)

サイズ 全長 346mm、刃渡り 200mm
重さ(ふた含む) 約170g