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ビタクラフトのブレンダーFRESQOの“真空の力”がすごかった!真空でブレンドしたら驚きの結果に
What is this feature?
キッチン家電といえば白色が主流でしたが、近年では、台所をスタイリッシュに格上げしてくれる黒色のブラック家電が人気です。デザインだけでなく、機能性に優れたものが多く、キッチン周りにも手を抜かないyour SELECT.読者にぴったりなアイテムがたくさん。「BLACK KADEN 30」では、そんなこだわりのブラック家電から、各ジャンルごとに選び抜かれたキッチン家電&ツールを毎回一つずつご紹介。おしゃれで使いやすい最高のキッチンを作るため、30個のキッチンマストアイテムを厳選していきます。
your SELECT.編集部による、今話題のアイテムを検証する研究チーム。キッチン家電やツールをはじめ、読者の生活を豊かにしてくれるモノを実際に購入して繰り返しテストを行い、本当にオススメできる新定番を探究します
一日に必要な野菜を食事だけで取るのは、調理する時間がかかって大変だし、食べる量的にも慌ただしい日々の中では難しいもの。だからこそ、手軽に効率的に栄養摂取できるスムージーやポタージュが作れるミキサーやジューサーは、多くの人が欲しいと思うキッチン家電のひとつ。でも、数ある中で実際にどれを選べばいいかわからない、後々使わなくなってしまうかもしれないとなかなか購入に踏み切れないのも事実。
そんな中、yS
Lab.スタッフが注目したのがVitaCraft(ビタクラフト)の「真空ブレンダー」。ブレンダーと名は付いているけれど、ハンディタイプのブレンダーではなく、いわゆるミキサー(=ブレンダー)です。
食材を真空状態でブレンドすることで酸化を防ぎ、栄養素の損失を抑えてくれる革命的なブレンダー。今回はVitaCraft「真空ブレンダー FRESQO」を使って、その実力を徹底検証します。
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目次
「真空の力」でフレッシュな状態をキープするVitaCraft「真空ブレンダー FRESQO」
「熱や空気による酸化で栄養素が壊れる」「コールドプレスでは不溶性の繊維質が取れない」など、これまでのミキサーやジューサーが抱えていた課題を、真空機能でクリアした次世代ミキサーがVitaCraftの 「真空ブレンダー
FRESQO」です。
ブレンド前に容器内を真空状態にすることで、酸化による栄養素の損失を最低限に抑えるうえに、変色や分離も少なくなるので、風味豊かで口当たりの良いスムージーが楽しめる、という優れモノ。
電源 | AC100V 50/60Hz |
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消費電力 | 500W |
電源コード | 約1.0m |
定格容量 | 真空容器:最大1000mL 真空タンブラー:450mL |
最大回転数 | 約20000rpm |
温度制御方式 | センサーレス温度制御 |
付属品 | 真空タンブラー用バキュームチューブ、ブレード台着脱ハンドル、取扱説明書、レシピブック |
基本的な使い方や使用感をチェック
本体であるブレンダー、本体容器と同じように真空にできる真空タンブラー、真空タンブラー用バキュームチューブが用意されていますが、まず、誰もが疑問に感じるのが「どうやって中身を真空状態にするの?」という点です。
どのパーツをどのように操作していけばいいのか、実際に仕組みを見てみましょう。
ボタンを押すだけ! 真空状態でブレンドできるAUTOモードが画期的
ブレンドする前にボタンひとつで容器の中を真空化する機能が搭載されています。食材を入れた容器の中を真空にしてからブレンドすることで、酸化による栄養素の損失を最低限に抑える仕組みがこの「真空ブレンダー」の一番のポイントです。
「真空ブレンダー FRESQO」の使用方法(1:17)
真空状態でブレンドすると聞くと、普通のミキサーより手間がかかりそうですが、実際はAUTOボタンひとつで真空化からブレンドまでお任せ操作が可能。誰でも簡単に使えます。 それぞれ異なる方向を向いた6枚の高性能ブレードが20000回転/分で高速回転します。
AUTOモードの操作手順は、真空容器に素材を入れて、ふたを閉めて本体にセット。さらに上から真空防音カバーをしたら、電源ボタンを押して、さらにAUTOボタンを押すだけ。カバーと本体に隙間があると正常にバキューム(真空化)できないので、しっかり押さえてセットするのがポイントです。
容器とタンブラーの見た目はガラスのような透明度と光沢があるのにもかかわらずプラスチックで、落としても割れないほどの優れた耐久性をもつトライタン樹脂なので、毎日気軽に使えそう。
実際にミキサーを動かしてみると、バキューム音はそこまで気になりませんでしたが、ブレンド音は海外製ミキサーらしい大音量。掃除機の音くらいなので日中短時間使用する分には、そこまで気になりませんが、築年数がたった集合住宅だと早朝の使用などでは注意が必要かもしれません。
また、AUTOモードに加えて、回転速度や時間を手動で調節できるマニュアルモードも搭載されています。
操作部は以下のとおりです。
従来品からのグレードアップポイント
- A.電源ボタン
- 本製品を使用開始・終了するとき、休止状態から復帰するときに使用
- B.AUTO(自動)ボタン
- 自動で容器内を真空、ブレンドした後に停止
- C.VACUUMボタン
- 真空容器内や真空タンブラー内の空気を吸い出し真空化
- D.スピードダイヤル
- マニュアル(手動)でブレンド。時計回りに回すと加速、反時計回りに回すと減速
- E.PUSHボタン
- ボタンを押している間のみブレンド。動作時に押すと途中停止
お好みでブレンド速度や時間を調整できるマニュアルモードも搭載
さらにマニュアルモードを使えば、ブレンドの速度や時間を細かく調整が可能。ダイヤルを回すだけで、好みの速さを設定することができ、自分好みの粒度にすることができます。素材の粒感を残したい、皮や種までジュースにしたいなど、AUTOモードでは難しいわがままもかないます。
各スピードでできる目安の粒度などは記載されていないので、自分なりに探る必要があります。食材によっても設定が変わってくるので、感覚をつかむまではある程度時間が必要になるかもしれませんね。
マニュアルモードの使用方法(0:24)
マニュアルモードはAUTOモードと同じく、食材を入れて電源ボタンを押すところまでは手順が一緒。そこから、スピードダイヤルを回して稼働させるか、PUSHボタンを押してブレンドするかが、AUTOモードとの違いです。
ダイヤルでは速度を調節しながらブレンドします。時計回りに回すと加速して、反時計回りに回すと減速します。停止するときはPUSHボタンを押すか、停止位置までダイヤルを回す仕組み。
PUSHボタンでのマニュアルモード操作は、ボタンを押している間のみブレンドし、ボタンを離すと停止するようになっています。
2種のマニュアルモード
- 【スピードダイヤルを回す方法】(速度を調節しながらブレンドできる)
- ダイヤルを時計回りに回すと加速。反時計回りに回すと減速。PUSHボタンを押すか、停止の位置まで回すと停止
- 【PUSHボタンを押す方法】(一定の速さでブレンドできる)
- ボタンを押している間のみブレンド。離すと停止
栄養の損失を最小限に抑える“真空”へのこだわり
さらに注目したいのが、完成したスムージーを真空のまま保存する機能。付属タンブラーのふたをしてチューブで中を真空状態にすることで、時間がたってもフレッシュな状態をキープします。
タンブラーに調理物を入れたら、本体にバキュームチューブをつなぎ、「VACUUMボタン」で真空にするだけ。タンブラーはそのまま持ち歩けるので、出先でも新鮮なスムージを飲みたい人にはうれしいかぎりです。
真空ブレンドがもたらす2つの効果を検証
酸化を防いで栄養素が壊れないという“真空の力”を検証すべく「変色・分離のしにくさ」や「風味と口当たりの良さ」を比較していきます。
「真空あり/真空なし」でブレンドしたジュース2種類の、時間が経過した後の色味や分離の変化をyS
Lab.スタッフが徹底検証。メニューはレシピ本掲載の「パイナップルとパプリカのジュース」です。他にも、回転数を変えてスープをブレンドし、粒度の違いを検証してみました。
“真空”の力で鮮度良く、口当たりなめらかなスムージーが完成
レシピ本掲載の「パイナップルとパプリカのジュース」を、真空ありのAUTOモードと真空なしのマニュアルモードで1分半ほどブレンドした2種類を比較します。
まず、「真空あり」のスムージーは「真空なし」と比べて、目に見えて鮮やかでびっくり。さらに「真空なし」のスムージーは泡立ちが見られ、空気を含んだようなテクスチャーだったのに対して、「真空あり」は泡立ちはいっさいなく、シルキーな艶やかさが感じられました。
さらに両者を飲み比べてみたところ、「真空なし」は家でいつも飲むスムージーという印象でしたが、「真空あり」は驚くほどなめらかで風味がクリアでフレッシュ。本当に同じ素材を使った?と首をひねりたくなる違いが。
30分ほど時間が経過した状態も比較します。
色に関しては「真空なし」(左)が白っぽくよどんだ状態なのに対して、「真空あり」(右)はブレンド直後とほぼ変わらない鮮やかさをキープ。テクスチャーに関しては「真空なし」が完全に分離してしまっていたのに対して、「真空あり」はブレンド直後の艶やかさをキープしていました。
公式サイトによると、栄養の損失が少ないビタミンCや葉酸、ポリフェノールなどの栄養素を空気による酸化から防ぐのだそう。
回転数を変えて自分好みのスープができあがる
さらにマニュアルモードを使って、回転数の違いによる違いを比べてみましょう。メニューはレシピ本にある「カボチャのスープ」。材料を切って鍋でスープと煮込んだものを冷まして、「真空ブレンダー」にかけていきます。ひとつは「回転数最大」、もうひとつは「回転数最小」で設定します。
カボチャなど硬い食材は生のままだとブレンダーの破損につながるため、事前に食材を柔らかくする工程が必要となります。また、火を通したら、40℃以下まで冷まさなければいけないので、忙しい朝には少し手間がかかってしまいそうです。
回転数を変えて作ったスープをお皿に移して比べてみたところ、こちらも同じ材料を使っているにもかかわらず、もはや別メニューのような違い。
「回転数最大」(右)は具材が完全に攪拌(かくはん)されて色味が濃く、きめ細かでまったりクリーミーなスープに仕上がりました。「口当たりがめちゃくちゃなめらかで、お店で売っているスープみたい!」とスタッフも感嘆。
対する「回転数最小」(左)は、素材の粒感が残ったほっくりサラサラのスープに。どちらもそれぞれのおいしさがあるので、好みや気分で選べば、楽しみが広がること間違いなしです。
バキュームチューブで真空保存もできるのか検証
スムージーを真空状態でキープするためのバキュームチューブは、食材の真空保存にも使えるのでしょうか? せっかくなので、真空パックを使って挑戦してみました。
試したところ、チューブの先には取り外し不可能な突起が付いているため、空気は抜けても最後にチューブをうまく引き抜けず、空気が戻ってしまうという残念な結果に。
比較のため、普通のストローを使った真空保存にもトライしてみましたが、こちらの方がストローを引き抜きやすい分、真空っぽくなったような…。いずれにしても、バキュームチューブを真空保存に使うことは難しいようです。
各パーツはすべて外して早めの洗浄がオススメ
使用後は本体と真空防音カバーを除くすべてのパーツを取り外して、柔らかいスポンジを使って中性洗剤で洗うことが推奨されています。細かなパッキンもすべて取り外して洗うのは、正直かなり面倒くさい。パーツが細かくて数も多いので、すぐにもとに戻さないとなくしてしまいそうな不安も。
すべてのパーツを取り外して洗って衛生面を保たなければならない、このアナログな面倒くささは海外製品らしいといえばらしいのですが…。これが愛すべきと魅力となるか、絶対ムリだとなるかは、人によって意見が分かれそうです。
レビュー結果
ワンランク上の栄養とおいしさが手に入るVitaCraft 「真空ブレンダー FRESQO」の見た目から使い勝手まで、yS Lab.のスタッフが判定します。
お手入れのしやすさ | 3.0
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使い勝手のよさ | 4.0
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機能・性能の充実度 | 3.0
|
デザイン性・おしゃれ度 | 5.0
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サイズ感 | 3.0
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スムージーを極めたいなら買う価値あり!
yS Lab.のキッチンに仲間入り!
総評
ブレンダー界の中でも、スタイリッシュで高級感あふれるボディの「真空ブレンダー FRESQO」。 酸化を防ぎ、栄養素の損失を抑えることにこだわり満載で、シンプルながらも真空性能が高く、操作も簡単。 サイズ的にはミキサーとしては大きめですが、インテリアにもなるおしゃれなデザインで、キッチンの主役に迎えたくなる存在感があります。 ただ、価格的には定価が4万4000円とかなり高め。とりあえず真空ミキサーを試してみたいという人には向きません。 栄養を効率良く取るために毎日スムージーを飲んでいるという人にとっては、思い切って初期投資する価値はありそうです。