千切り、薄切り、下ごしらえが一瞬で!下村工業「プログレード」のスライサーがあれば料理の幅が広がる

目次


野菜の千切りや薄切りをすばやくこなし、調理の時短の味方になってくれるスライサー。とても便利なアイテムですが、スライサー単品からセット商品、キャベツの千切りなど特定の食材に特化したものまで、機能も価格もさまざまで、どれを選んでいいかわからないという人も多いはず。
そこでyS Lab.スタッフが注目したのが、プロ向けの調理用品も手掛ける下村工業の「プログレード 快速野菜調理器セット」。5つの調理ツールで多彩なカットができ、切れ味も抜群。そして安全面まで考えられたその実力をレビューします。
抜群の切れ味と使い勝手で時短につながる!
下村工業「プログレード 快速野菜調理器セット」

金属加工で有名な新潟県の燕三条で創業した老舗メーカー・下村工業。いち早くステンレス包丁や樹脂成形の技術を取り入れて、業務用から家庭用まで、さまざまなキッチン用品を手掛けています。
そんな下村工業が作る「プログレード 快速野菜調理器セット」は、同社のラインナップの中でも鋭い切れ味と使い勝手を誇る、その名のとおりプログレードなスライサーセット。厚みが調整できるスライサーに細さの異なる千切り器、おろし器など出番の多い刃がバランス良くそろっています。

プログレード 快速野菜調理器セット
毎日の料理に必要だからこそ使いたい基本性能

スライサーを購入するときに気になるのが、切れ味はもちろんのこと、包丁では面倒な調理がどれだけ簡単にこなせるかということ。
まずは基本的な機能と使い勝手について、yS Lab.スタッフが検証しました。
調理で使う5種類の下ごしらえが楽にこなせる

スライサーセットで最低限押さえておきたい刃の種類は、スライサー・千切り・おろしの3種類。さらに、ウェーブカットなど包丁では難しいカットができる刃を必要に応じて選べると、料理にもバリエーションが生まれます。
「プログレード 快速野菜調理器セット」は5種類のツールで、5種類のカット(スライス・細千切り・千切り・ウェーブ&ワッフルスライス・おろし)が可能。ほとんどがふだんの料理でよく使うものだから、持て余さず使いこなせます。

「スライサー」は料理に合わせて選べる3段階の厚み
サラダの彩りにキュウリや玉ねぎを添えたいときなどに重宝するスライス刃は、3段階の厚さ調節が可能。ハンドル裏面に調整スイッチがあり、スライドさせるだけで切り替わるので、料理しながらでも操作は簡単です。
まるでプロの料理人がカットしたかのように食材を均一の厚みでスライスでき、料理の見栄えもアップします。

調整スイッチは「LOCK」に合わせると刃が完全に隠れるため、安全に収納することができるのもうれしいポイントです。

水切りが付属するから水分の多い野菜の下ごしらえも快適

付属していて便利なのが、この水切り。おろし器付きのスライサーセットでも水切りまで付いてくるものは意外と少ないので、しっかりと使い勝手が考えられた設計だと感じられます。
大根をおろした後、辛味を取るために20〜30分置いておいたり、スライスしたレンコンを水にさらしてアク抜きをしたりするときにザルやボウルを出す必要がないので、洗いものが少なく済みます。目は細かくないので、洗うのも楽チンです。
また、受け皿自体にもスライサーをセットした状態で水を捨てられる水切り口が付いています。
燕三条で作られた一級品の「刃」だから切れ味は抜群

日本三大刃物産地のひとつとして知られる燕三条で長い歴史をもつメーカー製なので当然、刃の鋭さもお墨付き。
「プログレード 快速野菜調理器セット」には包丁などに使われるものと同じステンレス刃物鋼が採用されているから野菜をリズム良くスライスできるんです。
野菜ホルダーは食材を無駄なく使える形状
スライサーを使うときには手をケガしないように注意が必要で、刃が鋭いとなればなおさらです。「プログレード 快速野菜調理器セット」は付属する野菜ホルダーの内側には針が付いていて、そこに食材を刺すことでしっかりと固定することができます。
手に持つ部分も大きくて安定感があるので、料理があまり得意ではないという人でも安心して使えます。小さい野菜や押さえにくい形の食材でも安全にスライスすることが可能です。
縦でも横でも置ける本体ケースでコンパクトかつ使いやすく収納

スライサーをセットで購入するメリットのひとつに、専用設計のケースでコンパクトに収納できることがあります。「プログレード 快速野菜調理器セット」には収納に便利な本体ケースが付属します。
内側にガイドがあり、ツール一式を一枚ずつ立てておくことができるので省スペース。縦置き・横置きどちらにも対応しているので、収納場所によって柔軟に置き方を変えることができます。
かゆいところに手が届く抜群の使い心地! 調理器セットの実力をレビュー

ここからは、「プログレード 快速野菜調理器セット」の実際の使い心地をチェック! いろいろな野菜を切り比べてみると、細部の良さが見えてきました。
カボチャからトマトまでしっかり薄くスライスできる

カボチャのようなかたい野菜を包丁でスライスするには、包丁自体の切れ味と腕力や技術が必要ですが、「プログレード 快速野菜調理器セット」はサクサクと小気味よくスライスすることができました。
刃と本体の隙間が詰まることもなく、時間に追われているときにも最初から最後までストレスなく使うことができそうです。

逆にミニトマトのように柔らかくて崩れやすい野菜もこのとおり。レモンのスライスもスムーズにこなすことができ、切れ味の良さを実感できます。
キャベツもサクサクと千切りが可能

スライサーでキャベツの千切りももちろんできますが、本体の幅が11cm程度のため、キャベツを小さく切り分けてから使う必要があります。受け皿の容量は1〜2人前程度(とんかつの付け合わせなどに使う場合)。
一度にたくさんのキャベツの千切りを作りたいときには、スライサーの切り欠き部分(写真の丸の部分)をボウルに引っ掛けて使うか、幅が広い専用のスライサーを別途用意するのが良いでしょう。
幅の違う2種類の千切りを“快速”で作れる

千切り器も日々の料理で出番が多いツール。両刃なので商品名同様、“快速”で調理することができます。大根やニンジン、ジャガイモなどもプロ級の仕上がりに。
切れ味の良さはもちろん、受け皿の底面に滑り止めが付いているため、力が伝わりやすいのも使いやすさに貢献してくれています。
一度に長い時間使い続けると目が詰まってしまうのが千切り器あるあるですが、詰まった切れ端を引っ張れば簡単に抜けてくれるので、目詰まりを解消するのは難しくありません。

【千切り】2つの幅を使い分け
約1.2mm幅 | 炒めるには細いので、サラダや和え物に |
---|---|
約2mm幅 | サラダからきんぴらなどの炒め物まで幅広く使える幅 |
また、千切り器は幅の違う2種類が付属します。左は刃の幅が約1.2mm、右が約2mmのもので千切りをしたニンジン。どちらもキレイな仕上がりで、さまざまな料理に使えます。
ステンレス刃のおろし器は少ない力で柔らかく仕上がる

安価なおろし器だとプラスチック製が多いですが、こちらはステンレス。大根や山芋をおろす作業は意外と労力がかかるものですが、軽い力でスムーズにすりおろせるのは好ポイント。
短時間で多くの食材をおろすことができます。
また、受け皿自体についている角度が絶妙で、おろしやすさにつながっています。

おろし器の口が大きく開いているため、大根おろしは少し粗めの印象。しかし、その分、目が詰まりにくくて洗いやすいので、ストレスが少なくて済みます。
鋭い刃は繊維をつぶさずに断ち切ってくれるため、辛くなりづらいのもうれしいポイント。水分が適度に残ったおいしい大根おろしができあがります。
レビュー結果
下村工業「プログレード 快速野菜調理器セット」の見た目から使い勝手までyS Lab.のスタッフが厳正に判定します。
お手入れのしやすさ |
5.0 |
---|---|
使い勝手のよさ |
5.0 |
機能・性能の充実度 |
5.0 |
デザイン性・おしゃれ度 |
4.0 |
サイズ感 |
4.0 |
yS Lab.のキッチンに仲間入り!



プログレード 快速野菜調理器セット
まず、yS Lab.スタッフが何より驚かされたのはその切れ味。かたいものから柔らかいものまで、小気味よく切れるので使っていて心地良く、時短にも大いに貢献してくれます。この点はさすが日本三大刃物産地のひとつである燕三条で作られた製品といったところ。
そして、切れ味の良さを生かしてくれているのが、水切りや滑り止めなどの細かい部分の作り込み。とことん気が利いたスライサーなので、毎日ストレスなく使い込めること間違いなしです。