貼るクレイマスク「クレイマジックマスク」を使ってみた！塗る手間ナシで誰でも手軽に泥パックができる
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目次
毎日しっかり洗顔しているつもりでも、メイク中など、ふと肌に触れたときに気になる肌のざらつき。毛穴の黒ずみや角質は、私たちが想像している以上にガンコで、日々のケアだけではなかなか取り除ききれないもの。だから定期的なスペシャルケアを取り入れて、ツルツルした肌をキープしたいですよね。そんな肌のお悩みのレスキューアイテムとして役立ってくれるのがクレイ（泥）パックです。
クレイパックといえば、余分な皮脂汚れを吸着したり、古い角質をオフしたりする果があるといわれ、集中した毛穴ケアや角質ケアをしたいときのコスメとして定着していますが、市場に出回っているほとんどの商品が塗るタイプ。
そこで、今回編集部がピックアップしたのはシートマスク型のクレイパック。
クレイパックには珍しいシートマスク型には、定番コスメとして迎え入れるのにふさわしいだけのポテンシャルはあるのでしょうか？ 美容インフルエンサーのおゆたんさんが実際に使って、使い心地や効果を徹底検証していきます。
今回レビューする新定番は
貼るクレイマスク「クレイマジックマスク」
「クレイマジックマスク」は、エステサロンで受ける施術のような毛穴・角質ケアをセルフで体験できる貼るタイプのクレイパック。顔の凸凹にしっかり密着するよう、シートが上下に分かれているのも特徴。
密度の高いガーゼ地にはたっぷりのクレイが染み込んでいて、肌にのせると固まり始め、余分な皮脂汚れや不要な角質を吸着・除去していきます。
箱の中には個包装されたシートが4枚入っています。1箱2772円（税込）で、1枚あたりのコストは693円。メーカーから正式に、使用頻度についての推奨回数は発表されていないので、お試ししていく中でベストな使用頻度を検証しながら、コスパの良い商品なのか否かを確認したいところ。
レビュアーとして参加していただく美容インフルエンサーのおゆたんさんも、ふだん使用しているのは塗るタイプのクレイマスクがほとんど。それらと比較して、シートマスク型にはどんなメリットがあるかが今回重要視したい検証ポイントだと話します。
アイムメルティング クレイマジックマスク
貼るだけ簡単クレイパック「クレイマジックマスク」を徹底解説！
「クレイパックの存在は知っているけれど、実は試したことがない！」という人のために、まずはクレイが肌にどう働きかけてくれるものなのかという基礎情報から説明します。また、貼るタイプのクレイパック「クレイマジックマスク」と、従来の塗るタイプのクレイパックの違いについても、使用方法を紹介しながら解説。それぞれの特徴をまとめて、「クレイマジックマスク」はどんな人にぴったりのコスメなのか、調べてみました。
そもそもクレイパックとは
クレイ（泥）には優れた吸着力があり、肌に塗布することで毛穴にたまった角質や余分な皮脂を除去できます。そのため、テカりやベタつきを防ぎ、毛穴の黒ずみや肌のごわつきなどのケアをするクレンジングとして、エステサロンでも使用されたり、塗るタイプのパックを中心にさまざまなアイテムが販売されています。
市販されている塗るタイプのクレイパックは、ジャーやチューブ入りのクレイを手でのばして肌に塗布するタイプや、パウダー状のクレイに水を加えて、粘度が出るまで混ぜてから肌に塗布するものなどが主流。
おゆたんさんは「皮脂を吸着する力が強いのがクレイの一番の魅力なので、一般的に、皮脂量が増える春夏に使用する人が増え、肌が乾燥しやすい冬場には使用を控える人が多くなる印象」と補足してくれました。
「クレイマジックマスク」と従来のクレイパックの違い
従来の塗るタイプのクレイパックと「クレイマジックマスク」には、大きくどのような違いがあるのかも、マスクをお試しする前におさらいします。
従来の塗るタイプのクレイパックは一般的に粘度のある軟らかいペースト状のものが多く、塗布する際に爪に泥が入ってしまいやすかったり、肌にのせたあとも垂れてきてしまったりする心配があり、使いにくさを感じるケースが多いもの。さらに、ペーストを自分の指に取って厚みを調整しながら塗布していくので、肌に均等にのせるのが難しい場合もあります。塗った後の放置時間は、商品によって幅があるので一概にはいえないものの、5分程度と短めなのも特徴。
一方、貼るタイプのクレイパック「クレイマジックマスク」はもともとシートにクレイが染み込んだ状態。乾燥しないよう、クレイが肌に触れる内側と外側の両面にフィルムが貼ってあり、両面のフィルムを剝がして使用します。塗るタイプと比較してクレイを指ですくったりのばしたりする手間もないため、手や爪が汚れにくく、肌にのせるとクレイが薄く固まるので垂れることもありません。シートを装着するだけなので、肌に均一にのせることができ、密着度が高いのも利点。装着時間は30〜40分と長いのが、塗るタイプのクレイパックとの大きな違いで、快適に使用できるのかが気になるポイントです。
「クレイマジックマスク」は毛穴汚れや角質をケアできる
「クレイマジックマスク」に期待できるケアとして、提唱されているのは全部で6つ。
クレイの特性を生かした皮脂や汚れの吸着力が核となり、それに連動してさまざまなケアができるとうたわれていますが、具体的にどんなメリットをもたらすのかを紹介します。
第一に重要なのは「角質」除去のケアと、ふだんのケアだけでは取り除くのが難しい「毛穴の汚れ」のケアです。肌にとって余計なものを取り払うことで、肌が引き締まってキメが整い、ごわつく肌の質感にも変化が感じられるように。酸化して黒ずんだ毛穴の汚れや老廃物もクレイのパワーで取り除き、角栓によるざらつきにもアプローチします。また、汚れによるくすみを取り払って「トーンアップ」した肌になる相乗効果や、皮脂汚れや老廃物を除去することにより、つるつるした肌感になる「ピーリング」ケアも見込めます。
汚れを取り除く以外のケアも充実しています。ポイントとなるのはクレイパックに含まれるヒアルロン酸などの成分による「保湿」ケア。ヒアルロン酸は一般的に保湿を目的にするスキンケアにも頻繁に取り入れられている成分。乾燥が懸念されるクレイパックの弱点をカバーするという点で注目です。さらに、肌の「ハリ」感をアップさせたいときのケアも提唱。シートマスクに含まれる成分で肌をしっとりさせることで、ハリを感じられるケアができます。
マスクを貼るだけで、いくつものケアを期待できるのはうれしいかぎり。「実際に効果を感じられるか、ひとつひとつじっくりチェックしたい！」とおゆたんさん。
「クレイマジックマスク」の使い方を動画で紹介！
まずは洗顔し、肌表面の汚れを取り除いてから化粧水で肌を保湿します。次に目元用のマスクを取り出し、肌に触れる面の透明フィルムを剝します。目の位置に合わせて顔に貼り付けたら、マスク表面の白いシートを剝します。口元用のシートも同じように貼って密着させたら、30〜40分放置。
マスクにあるツマミをもってやさしく剝し、顔に残ったクレイをぬるま湯で洗い流したら、通常のスキンケアを行います。
こんな悩みをもつ人に「クレイマジックマスク」はぴったり！
皮脂や汚れを吸着するパワーはクレイがもつ一番の魅力。「クレイマジックマスク」の特徴を踏まえて、どんな人がお試しすべきかまとめてみました。
おゆたんさんの見立てとしては「特に、皮脂が多めのタイプで、肌トラブルに悩む人のスキンケアとして試してみる価値がありそう」とのこと。オイリー肌の人はもちろん、透明感のある肌を目指したい人のお悩みにも応えてくれるかもしれません。
- 汚れや古い角質によるくすみが気になる
- 毛穴の黒ずみが目立つ
- 角栓の詰まりが洗顔だけでは取り除けない
- ごわつきやざらつきでメイクのりが悪い
アイムメルティング クレイマジックマスク
「クレイマジックマスク」は肌にどう応えてくれる？ 使いやすさと使用感を徹底チェック！
おゆたんさんには、「クレイマジックマスク」を合計3回お試しいただきました。使用を重ねるごとに感じたことを、美容マニアらしい視点で評価していきます。
開封時〜使用前の印象
ピンク色のパッケージがインパクト大の「クレイマジックマスク」。まずは、デザイン性と個包装の状態から開封したマスクの印象をレビュー。
パッケージデザインは？
「箱は、タック（差し込みフタ）のあるポピュラーなもので、スムーズに中身を出し入れできました。箱の紙は、ピンク地にクレイをイメージしたような黒の斑点が散っているのですが、ポップでかわいらしく、洗面所やお部屋に置いてあっても、インテリアになじむおしゃれなデザイン。個包装のパッケージにも外箱にも、メーカー名の“I’m melting”がプリントされていますが、リラックス感をもたせるような揺れのある書体です。コスメのパッケージとしては珍しいので、一見クレイパックにとは思えず、ギフトパッケージのよう。箱の大きさは、個包装1つにつきシートが2枚入っているため、一般的な1枚型のシートより少し大きめですが、デザインがすてきなので、むしろ存在感があってよいと思いました」
貼る前のクレイの質感は？
「クレイが染み込んだ状態のシートはとても柔らかくて薄手です。クレイ自体は水分量が多くてぬめりが少なく、かなりさらっとしていますが、シートが水分をしっかり吸い込んでいるので、もったりした質感の塗るタイプのペーストのように垂れる心配もなく、扱いやすさを感じました」
「クレイマジックマスク」をいざ装着！
「クレイマジックマスク」の第一印象は上々のおゆたんさん。メリットを確認したうえで、継続して使いたくなる商品か否かは、装着しやすさにポイントが。装着からオフするまでの一連の流れの中で、気になる点をピックアップしてみました。
まずは、塗るタイプのクレイパックと比べて、どれだけ時短で装着できるかを確認。また、装着中の快適さも重要ですが、ここでもおゆたんさんは高評価。塗るタイプのクレイパックの手で塗布する手間や汚れやすさの問題点を改善できていると、合格点が出ました。最初の段階で「長すぎる」と感じた装着時間についても、何分程度がもっとも効果を感じられたかについても検証し、ベストな使い方を調べます。
顔には貼りやすい？
「目元と口元の2枚に分かれているため、位置を直す手間もいっさいなく、すぐに装着完了。指でクレイをのばしながら塗布するクレイパックと比べたら、雲泥の差といえるほど楽でした。貼る際にはわずかに柔らかい香りがしますが、無臭に感じるほど、ほとんど印象に残りません」
密着度は？
「貼りやすかった理由と同様、シートが上下に分かれているため、顔を動かしてもシートが落ちたりずれたりすることがなかったです。マスクをしたまま食べたり、少し顔を傾けながらのスマホ操作もストレスなくできました」
装着中の気になる点もピックアップ！
「クレイマジックマスク」は、30〜40分と装着時間が長いため、肌にのせている間も快適でいられるかもしっかり検証。「クレイマスクは一般的に乾燥しやすいことから、使用中の乾燥が懸念点」というおゆたんさんの評価が気になります。
乾燥は気にならない？
「時間が経過していくほどに、肌がカピカピするような感覚に。塗るタイプのクレイパックに比べても乾燥を強く感じました。マスク装着前に化粧水をつけるorつけないの両方を試してみたのですが、しっかり保湿することで乾燥を軽減させることはできました」
装着時間の長さは？
「公式サイトでは、30〜40分装着したら剝すという説明がありますが、それだとやはり装着時間が長い印象。時間に比例して、装着中や剝した後の乾燥による肌のつっぱりも強く感じます。20〜30分くらいの装着でも、結果としてMAX40分装着したときに得られる肌のつるつる感などの肌状態のメリットに違いはなかったので、少し時間を短めにして使うのがおすすめです」
オフするときの手軽さも人気の秘密
装着するのは楽でも、クレイが固まった後のオフはどうなる？ 最後まで手軽に使えるアイテムなのか、厳しめにチェックしました。
手や肌についたりしない？
「クレイは、粒の細かい砂のように薄く固まります。マスクについているツマミを引っ張って剝すとき、少し手についたり肌に残ったままになる部分もありますが、軽くお湯で流すだけで落ちるので問題なしです。また、3回使用した中で、髪の毛についたことがありましたが、落とすのは簡単でした。ただ、装着する前に髪を束ねたり、ピンで前髪をアップにしておいた方が安心だと思います」
きれいに剝がれる？
「装着時間や部屋の湿度などによってクレイの固まり具合が左右されるので、日によって一度できれいに剝せないこともあります。目安として、肌に残らずキレイに剝がれるベストな時間は30分程度だと思います。40分の装着だと、剝すときに肌を引っ張られる感覚に」
コストパフォーマンスもチェック！
使用感については全体的に高い評価だった「クレイマジックマスク」ですが、コストパフォーマンスはどうでしょうか。お得な商品と言えるのかもおゆたんさんお答えいただきます。
コストパフォーマンスは高い？
「1箱2772円（税込）で4枚入っていました。1枚当たり693円なので少し高めかな？と思いました。ホームケアでしっかり毛穴・角質ケアができるのは魅力なのですが、コンスタントに使い続けることを考えたら、あともう少し安い方が手に取りやすいと思いました。自分へのご褒美に、ときどき使用するスペシャルケアとしてなら納得のいくお値段です」
- 使用するのにおすすめのタイミングはある？
- お風呂に入る前
-
おゆたんさん「初めにクレンジング、洗顔をし、スキンケアの後マスクを装着。剝がしてからお風呂へ入り、入浴後にスキンケア。バスタイムに合わせて使えば、肌に残ったクレイも落としやすく、使用するためのステップの多さもルーティンとして組み込みやすいです」
- 併用するとよりGOODなスキンケアアイテムは？
- 高保湿のスキンケアの威力が発揮できる気が！
-
おゆたんさん「クレイパックは一般的に乾燥しやすいといわれるので、高保湿のスキンケアがおすすめ。私は高保湿でもさらっとして肌なじみの良いIHADAの化粧水をクレイマスクの前後に使用。汚れが取り除かれることで肌の受け皿も整った状態になるので、肌（角質層）に浸透させたいスキンケアを使うのもポイントです。そのため、IHADAの化粧水の後に水分補給にすぐれたドランク エレファントの美容液を重ね、さらにエスティローダーのアドバンス ナイト リペアを使って、ドランク エレファントの高保湿のクリームでしっかり肌にフタをして使いました」
レビュー結果
クレイパックとしては珍しい貼るタイプの「クレイマジックマスク」。多くのメリットが発見できたところで、使用感の評価をまとめます。（★5つで満点）
| 装着のしやすさ | 
5.0 |
|---|---|
| 使用中の快適さ |
4.0 |
| 使用後の肌のしっとり感 |
3.0 |
| コスパ |
4.0 |
| デザイン |
5.0 |
本格的なクレイパックを探している人の新定番に認証
一般的なクレイパックと同様、使用中と使用後は肌が乾燥しやすくなる印象なので、使用前後の保湿は絶対。皮脂の分泌量が増えがちな春夏は問題なさそうですが、冬は特に乾燥が気になるかもしれません。個人的にはしっかりした効果を感じられた反面、使いすぎると肌が荒れやすくなりそうなので、使用頻度は週1程度がおすすめです。
- 汚れや古い角質によるくすみが気になる人
- 皮脂による毛穴の黒ずみが気になる人
- 週末にゆっくり肌のお手入れがしたい人
- 大事な予定の前に、肌を磨いておきたい人
- シートマスクを長時間装着するのに抵抗がある人
- 乾燥肌に悩んでいる人
- ステップの多いスキンケアを避けたい人
- 肌が荒れている人
汚れやすさや、ペーストの垂れやすさなど、使いにくさが指摘されがちなクレイパックのお悩みを根こそぎバスターしてくれた「クレイマジックマスク」。装着時間の長さや前後の保湿など、使用ステップは多いアイテムですが、ていねいにお手入れすれば肌もちゃんと応えてくれるもの。週末のスペシャルケアにプラスすれば、今よりもっと美しい肌に変化してくれるはずですよ。
- Instagram：https://www.instagram.com/oyutann/?hl=ja
アイムメルティング クレイマジックマスク
