BEAUTY
【フェイスシェーバーの選び方】家電の専門家が敏感肌向けや眉毛用など用途別のポイントを解説

フェイスシェーバーは、顔のウブ毛を処理したり、眉毛を整えたりできる便利なアイテムです。しかし、刃の形状や付属のアタッチメントなどが商品によって異なるので、どれを選べばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。そこでこの記事では、家電ライターの倉本春さんにフェイスシェーバーの選び方と正しい使い方を教えてもらいました。自分に合ったフェイスシェーバーを選ぶ参考にしてください。
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家電ライター
倉本春さん
白物家電やIoTガジェットなど、生活を快適・便利にする製品の紹介やレビューを中心に記事を執筆するライター。パソコン雑誌の編集経験や元ドッグカフェオーナー兼シェフという経歴を生かした、ていねいでわかりやすい解説が好評を博している。自身が運営するHP「家電あるき」で、気になる家電のニュースやレビューを発信中。
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目次
家電の専門家が教える!フェイスシェーバーの選び方
いろいろな商品が販売されているフェイスシェーバー。自分に合ったものを選ぶにはどのようなポイントに注目したらいいのか、倉本さんに教えてもらいました。

「しっかり処理したいか、肌への優しさを優先するかで、適切な商品が変わります」と倉本さん
カミソリ型は細かい部分の処理もしやすい。敏感肌なら回転式の円筒型がおすすめ
フェイスシェーバーは刃の形状から「カミソリ型」と「円筒型」の2タイプに大別できます。

カミソリ型は、比較的毛を深く剃れるのが特徴です。また、小回りの良さが魅力で、眉や鼻周りなど細かい部分の処理に向きます。アタッチメントの種類も豊富なので、顔全体をトータルでケアしたい人におすすめです。
円筒型は刃が直接肌に当たらず負担がかからないので、敏感肌の人にはこちらのタイプがおすすめです。細かい部分の処理には向きませんが、初心者の方でも頬や額など広範囲のウブ毛処理が安全に行えます。ただし、円筒型はカミソリ型ほど深剃りができないのがネックです。

「円筒型よりカミソリ型の方が深剃りできるので、しっかりケアしたいならカミソリ型がおすすめです」と倉本さん
顔用アタッチメント付きなら眉毛やノーズケアも簡単
フェイスシェーバーは、顔のウブ毛用の刃が付いているのが基本ですが、その他に眉毛用(マユコーム)やノーズケア用など、細かい部分がケアできる専用のアタッチメントが付属しているものもあります。例えば、眉毛の長さを調節できるマユコーム付きを選べば、自分の好みに合った眉ボリュームに仕上げることができて便利です。
また、替え刃が販売されているかなど、切れ味が悪くなったら交換できるかどうかも確認しておきましょう。

長さが調節できる眉用のアタッチメントを装着すれば、アイブロウシェーバーに早変わり
防水対応ならお手入れが楽! 便利な機能や付属品もチェック
フェイスシェーバーは肌に触れるものなので、使用後のお手入れのしやすさも選ぶ際のポイントになります。本体が防水対応のものなら、使用後に丸ごと水洗いでき、お手入れがグンと楽になります。専用の掃除ブラシが付いているかどうかもチェックするとよいでしょう。

防水機能を備えたものなら、水洗いができてお手入れがカンタン(左)/掃除用ブラシが付いているかも要チェック(右)
また、LEDライトが付いているタイプなら、処理面を明るく照らしてくれて、見落としがちな細かいウブ毛も剃り残しが少ないです。
フェイスシェーバーの選び方|ポイントまとめ
フェイスシェーバーは刃の形状やアタッチメント、防水機能などをチェックして選びましょう。選び方のポイントをまとめました。
- 細かい部分を処理したいならカミソリ型が使いやすい
- 敏感肌の人は、肌に優しい円筒型がおすすめ
- 眉毛などのお手入れにも使いたいなら顔用アタッチメント付きが便利
- お手入れを楽にしたいなら水洗い対応かをチェック
肌を傷つけない!フェイスシェーバーの正しい使い方
肌を傷つけずにキレイに剃れる使い方を倉本さんにお聞きしました。
-
1
フェイスシェーバーを使う前には洗顔して肌を清潔にし、よく乾かします。
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2
毛の流れに沿って刃を動かし、剃っていきます。毛の生える方向は人によって異なるので、自身の毛並みをよく観察してから行いましょう。皮膚を伸ばして引っ張ることで毛を立たせるのがコツです。
このように片手で皮膚を引っ張りながら剃るとよい
なお、使うタイミングは、日中はメイクしたり紫外線に当たったりと刺激が多いので、できれば夜、入浴後の肌が清潔なときに行うのが理想です。
フェイスシェーバーに関するよくある疑問Q&A
フェイスシェーバーに関するよくある疑問について倉本さんにお答えいただきました。
Q. フェイスシェーバーとカミソリの違いは?
A. フェイスシェーバーとカミソリとの一番大きな違いは、フェイスシェーバーは「乾いた肌で処理できる」という点です。
カミソリで毛を剃る際には、肌を濡らした状態にするか、シェービング剤などを使用する必要がありますが、フェイスシェーバーならどこでも気軽に処理ができます。

「カミソリとフェイスシェーバーでは、肌を傷つけるリスクも大きく異なります」と倉本さん
また、多くのフェイスシェーバーはカミソリに比べて皮膚を傷つけにくいように設計されており、ケガや肌トラブルに繋がるリスクが低いのが最大のメリットです。
ちなみに、カミソリで顔剃りをすると、産毛だけではなく肌の角質の一部もそぎ取ってしまいます。一方、フェイスシェーバーの多くは刃の切れる部分が直接肌に当たらない構造になっているため、目に見えない肌ダメージを抑制できるのです。
フェイスシェーバーの刃は小さく、厚さもごく薄いものになっており、さらに一部の商品では顔の凹凸に沿ってヘッド部分が動くなど、安全性を重視したさまざまな工夫が施されています。
Q. フェイスシェーバーで体の毛も処理できる?
A. フェイスシェーバーには、体用のアタッチメントが付属しているモデルもあります。腕や脚、脇、VIOゾーンなど、体のムダ毛ケアも一緒にしたいという人は、体用のアタッチメントが付いているものを選んでください。
体用のアタッチメントが付いていないフェイスシェーバーで、体の毛を処理するのはやめておきましょう。顔用の刃で無理に腋毛など体の太い毛を処理しようとすると、刃の凹凸間隔が狭すぎて毛がひっかかってしまいます。フェイスシェーバーは顔のウブ毛を剃るのを目的に作られたものなので、すぐに刃が駄目になってしまう可能性もあります。また、非常に時間がかかるため、長時間の操作で手元や力加減が狂い、肌を傷める心配もあり危険です。

脇や腕、足などの処理に使える体用アタッチメントが付属したフェイスシェーバーもある
Q. プチプラのフェイスシェーバーって使えるの?
A. 安価なものでも顔の毛を剃ることは可能です。とはいえ、100円ショップなどで売っているものは、もともとの切れ味があまり良くなく、毛をつかまえられない、深剃りできないといったことがあります。また、数回の使用で刃が駄目になってしまうものも多いです。切れ味の悪い刃で処理すると、肌を痛めてしまう心配があります。
日常的に繰り返して使用するのはおすすめしません。
Q. フェイスシェーバーをメンズが使っても問題ない?
A. 特に問題はありません。女性用と男性用の大きな違いはカラーやデザインなので、男性が女性向けに売られているものを使っても心配はありません。ただし、男性の太く硬いヒゲだと、フェイス用の刃のギザギザにひっかかりることがあるので注意してください。
また、衛生上の観点から、複数の人間で同じ刃を共有するのは避けましょう。家族で共有するのであれば、アタッチメントや替え刃を用意して、それぞれ自分専用の刃を使用してください。
Q. 電池がなくても使えるフェイスシェーバーもある?
A. フェイスシェーバーの主流は電池式ですが、パソコン、モバイルバッテリーなどからUSBケーブルで充電できるUSB充電式のタイプもあります。
電池式の多くは、カミソリ型が単4乾電池、円筒型は単3乾電池を1本使用するという手軽さです。
パワーの違いはモーターによるので「どちらが強い」というのはありません。一般的に乾電池や充電式の内蔵電池は残量が減ってくるとパワーが落ちて不安定になることがありますが、リチウムイオン電池を内蔵している機種にかぎっては、電源がなくなるまでパワーを落とさず使い切れます。

USB充電式の充電口は本体底部にあることが多い(左) 電池式は充電の手間なく手軽に使える(右)
まとめ
- 細かい部分を処理したいならカミソリ型が使いやすい
- 敏感肌の人は、より肌に優しい回転式がおすすめ
- 眉毛などのお手入れもしたいなら顔用アタッチメント付き、体のお手入れにも使いたいなら体用アタッチメント付きが便利
- お手入れを楽にしたいなら水洗い対応かをチェック
- フェイスシェーバーは乾いた肌に、毛流れに沿って使う
今回は、家電ライターの倉本春さんに、フェイスシェーバーの選び方をお聞きしました。フェイスシェーバーは処理したい部分や肌への優しさを考え、刃の形状やアタッチメント、防水機能などをチェックして選ぶとよいでしょう。この記事を参考に、使いやすいフェイスシェーバーを見つけてください。
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