ストレートアイロンはうねりやくせ毛を伸ばし、前髪のスタイリングなどにも使える便利なアイテム。でも髪の毛へのダメージが心配、うまく使いこなせるか不安と購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、大人かわいいヘアスタイルでファッション誌やテレビでも取り上げられる人気美容師の一番合戦彩さんに、髪が傷みにくく使いやすいストレートアイロンの選び方と、上手な使い方を教えてもらいました。自分に合ったストレートアイロンを選ぶ参考にしてください。

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一番合戦 彩

美容師

一番合戦 彩さん

大人かわいいヘアスタイルやアレンジを得意とする美容室Uné GARDEN【アン ガーデン】の代表を務める。Instagramに投稿しているヘアアレンジやまとめ髪が話題となり、雑誌やテレビで取り上げられることも多い人気美容師。自宅でも再現できるようなナチュラルなスタイルが得意。

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目次

人気美容師が解説!スタイリング上手になれるストレートアイロンの選び方

ストレートアイロンを選ぶ際に大切なポイントについて、一番合戦さんに教えていただきました。

「髪を傷めないプレート素材や温度調節機能など選ぶときのポイントを押さえて自分に合ったストレートアイロンを手に入れましょう」と一番合戦さん

「ストレートアイロンはストレートヘアだけでなく、ふんわりボブやショートなどヘアスタイルを問わず使えるのでもっているとスタイリングの幅が広がります」

髪を傷めにくいものを選ぶ

髪の毛への負担を軽減するために、ストレートアイロンのプレートの素材や加工と、温度調整機能に注目しましょう。

髪の毛を傷めないプレート素材

ストレートアイロンのプレート部分の素材はチタンセラミックテフロンコーティングが一般的です。各素材の特徴をまとめました。

種類 チタン セラミック テフロンコーティング
特徴 ・摩擦力が低く髪へのダメージを抑えられる
・耐久性も高いので比較的長期間使うことができる
・熱伝導の良さも魅力でくせの強い髪でもストレートヘアをつくりやすい
・加工が難しいため、価格が高くなる傾向
・摩擦力が高く、髪の毛へのダメージが比較的大きい
・耐久性があり、価格も手頃
・セラミック素材のプレートに独自のコーティングをしているものもある
・摩擦力が低くなめらかにスタイリングできるため髪へのダメージが少ない
・耐久性が低くコーティングがはがれやすい
・はがれると髪がひっかかりやすくダメージを与える
髪へのダメージ
はなまる
抑えられる
ばつ
比較的大きい
まる
比較的少ない

髪の毛のダメージを抑えるなら、摩擦力が低いチタンがおすすめです。
セラミックは他の素材に比べて摩擦力が高めですが、メーカー独自のコーティング加工を施すことで欠点をカバーしているものもあります。
テフロンコーティングのプレートは、髪へのダメージは比較的少ないものの、耐久性が低いためコーティングがはがれやすい傾向があります。また、天然鉱石などメーカー独自の素材を採用しているものもあるため、プレート素材だけでなく、どのような工夫で髪へのダメージを抑えているのかもあわせてチェックしておきましょう。

熱を均一に伝えるカーボンレイヤープレートが、水・熱・圧によるダメージを抑えて、やわらかな髪にととのえる

熱を均一に伝えるカーボンレイヤープレートが、水・熱・圧によるダメージを抑えて、やわらかな髪にととのえる

温度調節が細かく設定できる機能

温度調節機能は、自分の髪質や髪の状況に合った温度設定がしやすいように、100〜200℃程度まで5〜20℃刻みでできるものがおすすめです。

温度調節ができることで髪質や髪形に合ったスタイリングがしやすくなる

温度調節ができることで髪質や髪形に合ったスタイリングがしやすくなる

温度が高いほどスタイリング力も強いのですが、200℃以上はストレートパーマなどの施術で使う温度なので、それ以上に高く設定できる必要はないでしょう。

ストレートアイロンの温度は、髪がやわらかい人やダメージを抑えてスタイリングしたいなら140~160℃程度髪のくせが強い人や硬い髪質の人はもう少し高めの180℃程度がおすすめです。髪の毛に大きなダメージがあり心配な人は120℃程度でスタイリングするのが安心です。ただし、低い温度でも何回も熱を与えてしまうと髪の毛を傷める原因になるので、自分の髪質に合った温度を調節をしながら使えるものを選びましょう。

好みの仕上がりになるものを選ぶ

ストレートヘアの仕上がりには、おもに「さらさらのストレートヘア」と「ふんわりストレートヘア」の2タイプがあります。望む仕上がりによって、選ぶべきストレートアイロンのプレート形状は異なります。

仕上がりごとの最適なプレート形状

仕上がり サラサラストレート ふんわりストレート
イメージ さらさらストレートヘアのイラスト ふんわりストレートヘアのイラスト
プレートの形状 プレートの間に隙間がなくぴったり閉じるタイプ プレートを閉じたときに隙間ができるタイプ
特徴 プレートの間に隙間がなくぴったり閉じるタイプは圧がかかりやすくストレート力が強め プレートを閉じたときに隙間ができるタイプは髪を押しつぶさず、ふんわり感を残した仕上がりに

サラサラストレートヘアにしたいという人は、プレートを閉じたときに隙間がなくぴったりと閉じるものがおすすめです。しっかりと髪の毛を挟み込むことができて髪の毛のくせやうねりを伸ばす力があります。

ふんわりストレートヘアにしたいという人はプレートを閉じたときに少し隙間があるものがおすすめです。髪の毛を押しつぶすことなくやわらかなストレートヘアになります。プレートを閉じたときにヘッドが円形になる「ラウンドヘッド」のものだと毛先のワンカールなどのアレンジもでき、全体にふんわりしたスタイルがつくりやすいでしょう。

使い勝手が良いものを選ぶ

日々のスタイリングに使うものなので、忙しい朝でもストレスなく使えることは重要です。次のポイントをチェックして、使いやすいものを選びましょう。

立ち上がり時間の目安は60秒以内

電源を入れてからスタイリングできる温度になるまで時間がかかると、結局使わなくなってしまうことも。60秒以内に140~160℃まで上がる、立ち上がりの速いものがおすすめです。立ち上がりの速いものは熱伝導率がいいので、髪に触れても高い温度をキープでき、使っている間も一定の温度でスタイリングできます。

30~40秒以内に200℃以上に上昇するものも

30~40秒以内に200℃以上に上昇するものも

重さは400g以下が使いやすい

ストレートアイロンは腕を上げた状態で使うので重さのあるものだと疲れてしまい、上手にスタイリングができません。重さは400g以下、できれば300g前後だとストレスなく使えるはずです。
また、持ち手の形状も大切で、握りやすいように設計されていると利き手でない側をスタイリングするときにもスムーズなので左右差が出ることも防げます。本体が重い場合は、持ち手が握りやすく設計されているかをチェックしてみましょう。

本体重量も扱いやすさを左右する重要なポイント。本体が重くても持ち手の握りやすさでカバーできることも

本体重量も扱いやすさを左右する重要なポイント。本体が重くても持ち手の握りやすさでカバーできることも

ストレートアイロンの選び方|ポイントまとめ

ストレートアイロンを選ぶ際は、スタイリング用途に合わせて、髪の傷みにくさや使い勝手にも注目して選びましょう。選び方のポイントをまとめました。

  • 髪の傷みにくさを重視するならプレートの素材・加工温度調整機能に注目
  • 自分好みのストレートヘアにしたいならプレートの形状で選ぶ
  • 立ち上がり時間が60秒以下で、重すぎないものが使いやすい

美容師が教える!ストレートアイロンの上手な使い方

ストレートアイロンを使ったスタイリング方法について、一番合戦さんに教えていただきました。

  • 1

    髪の毛をブロッキングする

    ブロッキングは上下2つに分ける程度でOK

    ブラッシングをしてから、スタイリングしやすいようブロッキングします。上下2つに分ける程度でOK

  • 2

    毛先を持って平行に動かすイメージで髪を伸ばす

    人気のストレートアイロンはプレートを閉じるとヘッドが「ラウンド型」になるものが多く、毛先のワンカールや顔回りのアレンジにも便利

    人気のストレートアイロンはプレートを閉じるとヘッドが「ラウンド型」になるものが多く、毛先のワンカールや顔回りのアレンジにも便利

  • 3

    毛先をカールさせる

    ラウンド部分に髪の毛を沿わせるようにして手首を返すようにして半回転させます

    ラウンド部分に髪の毛を沿わせるようにして手首を返すようにして半回転させます

  • 4

    完成

    一回でキレイなワンカールが完成

    一回でキレイなワンカールが完成

  • 5

    顔周りに動きを出す

    ラウンド部分を使い、自然に外に流すよう動かせば、顔回りのナチュラルな毛流れが簡単につくれます

    ラウンド部分を使い、自然に外に流すよう動かせば、顔回りのナチュラルな毛流れが簡単につくれます

ストレートヘアアイロンに関するよくある疑問 Q&A

ストレートアイロンに関するよくある疑問について、一番合戦さんに答えていただきました。

「ヘアアイロンは正しく使うことで髪の毛に負担をかけずにツヤを出すことができます。疑問を解消して日常のスタイリングに取り入れてみて」と一番合戦さん

「ヘアアイロンは正しく使うことで髪の毛に負担をかけずにツヤを出すことができます。疑問を解消して日常のスタイリングに取り入れてみて」と一番合戦さん

Q. ストレートアイロンはどんな髪質に向いている?

A. 基本的にはどんな髪質の人でもストレートアイロンでスタイリングするのはおすすめです。熱を与えることでキューティクルが整うので、ブラッシングする感覚で一度熱を与えるとツヤが出てまとまりもよくなります。

ビフォーアフター

アイロンで全体を軽くスタイリングしただけでもツヤとまとまりが出ます。髪がやわらかい人やダメージがある人は低めの温度、120~140℃程度でスタイリングすると負担が少なくなります。ただし、何度も髪を挟んで滑らせてしまうとダメージが蓄積するので同じ場所は2回程度で終わらせてください。

Q. プレートの幅は何cmがいい?

A. ストレートアイロンの場合プレート幅は2~3cm台が中心でミディアムからロングまでカバーできます。ロングヘアは3cm以上のワイドタイプもおすすめですが、小回りが利きにくいので初心者の方は使いにくいかもしれません。ショートヘアやメンズなら2cm未満が使いやすいと思いますが、このサイズはコードレスタイプに多い印象です。ストレートアイロンはプレート幅で選ぶというよりは、形状や持ち手の握りやすさ、温度などふだんのスタイリングのしやすさをポイントにして選ぶ方が使いやすいでしょう。

リファ(右)とラディアント(左)のストレートアイロン。どちらもプレート幅3cm未満で使いやすいサイズ

リファ(右)とラディアント(左)のストレートアイロン。どちらもプレート幅3cm未満で使いやすいサイズ

Q. オイルやミルクなどヘアトリートメントは使った方がいい?

A. ヘアアイロンを使用するときは、必ずヘアトリートメントを使用してくださいオイルやミルクはスタイリングする前ではなく、後につけるのがおすすめです。スタイリング前につけるとトリートメントに含まれる水分が熱で蒸発することがあり、このときに髪の内部の水分も奪われてしまいます。トリートメント剤はスタイリングした後の髪に軽くなじませるようにつけましょう。

ヘアアイロン使用後、毛先から全体になじませると適度なツヤとまとまりが出ます

ヘアアイロン使用後、毛先から全体になじませると適度なツヤとまとまりが出ます

Q. スタイリングを長持ちさせるコツは?

A. 根元から毛先までしっかりと均一に熱を与えることが大切です。夜になるとうねりがでてしまう人は中間から毛先だけにアイロンを当てていることが多いので、注意してください。

髪の毛は少量ずつ取り、根元から差し込んで毛先まで滑らせると根元の毛も落ち着く

髪の毛は少量ずつ取り、根元から差し込んで毛先まで滑らせると根元の毛も落ち着く

Q. 縮毛矯正をしていますがストレートアイロンを使っても大丈夫?

A. もちろん大丈夫です。ストレートアイロンを使うことで縮毛矯正の効果を長持ちさせることにもつながります。

Q. あると便利な機能は?

A. 閉じた状態がキープできる開閉ロック機能があればコンパクトに収納できて便利ですね。朝の忙しいときに使用することも多いので、自動電源オフ機能があるとつけっぱなしの心配もなくて安心です。

使用していないときのプレートの損傷も防止できる開閉ロック機能

使用していないときのプレートの損傷も防止できる開閉ロック機能

まとめ

  • 髪の傷みにくさを重視するならプレートの素材・加工温度調整機能に注目
  • 自分好みのストレートヘアにしたいならプレートの形状で選ぶ
  • 毎日使うなら立ち上がり時間が60秒以下で、重すぎないものが使いやすい

キレイなストレートスタイルはもちろん、ワンカールなどのアレンジもしやすいストレートアイロン。選ぶときのポイントとスタイリングのコツを一番合戦さんにお聞きしました。選び方をチェックして、自分に合うストレートアイロンを見つけてください。

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