おすすめコーヒー豆7選!バリスタが教える失敗しないコーヒー豆の選び方

バリスタが教えるおすすめコーヒー豆

「在宅時間が長いから、家でおいしいコーヒーを楽しみたい」
「コーヒー豆から選びたいけど、どれを選んでいいのかわからない

家でおいしいコーヒーを楽しむために、コーヒー豆からこだわって選びたいというニーズが増えています。しかしコーヒー豆にはいろんな種類があり、どれを選んだらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで東京の人気コーヒーショップ「LIGHT UP COFFEE」のオーナーでバリスタでもある川野優馬さんに、自分に合ったコーヒー豆の選び方について教えていただきました

川野優馬さん

LIGHT UP COFFEE オーナー兼バリスタ

川野優馬さん

大学在学中にコーヒーの魅力に取りつかれ、2012年ラテアート全国大会で優勝。その後シングルオリジンコーヒーと出会い、おいしいコーヒーで世界を明るくする「ライトアップコーヒー」を吉祥寺にオープン。店舗を経営する傍ら、株式会社リクルートホールディングスに就職しUXデザイナーとして1年半勤務した後、株式会社ライトアップコーヒーを設立。経営者兼バリスタとして働く。

SELECTorが教える!

コーヒー豆の選び方

じつは「コーヒー豆選び」に正解はありません。
コーヒーは産地や焙煎方法などにより、同じコーヒー豆でも大きく味や風味が変わってきます。それこそがコーヒーの奥深さで、万人がおいしいと感じるコーヒーはそもそも存在しません。

自分がおいしいと思ったコーヒーが「おいしいコーヒー」なんです。だから自分がどういった味が好みなのかを知ることは大切。まず、自分の好みの味を知ったうえで、産地や焙煎方法を見ながらお気に入りの豆を選んでみることをおすすめします。

コーヒー豆を測量する様子

自分の好みの味を知る

酸味、苦み、フレーバーなど、コーヒーの味の方向性は20近くあります。酸味の中にも柑橘系、ベリー系などがあるほか、苦みもコーヒー豆のわずかな甘みが感じられたり、フレーバーも華やかなフルーツ系から、コクのあるナッツ系など多種多様です。分類するのは難しいのですが、あえて分類するとしたら、以下のようになるでしょうか。

コーヒー豆の味のマトリクス図
【シングルオリジン/中~深煎り】 【シングルオリジン/浅煎り】
「シングルオリジン」の中でも、中煎り~深煎りに合う豆を使ったコーヒー。苦みを出しつつも豆の個性を生かすため焙煎人の腕が試される 「シングルオリジン」と呼ばれる、農場や生産者、品種、精製方法にこだわったコーヒー。個性を引き出すため浅めに焙煎され、酸味が強いものが多い
【ブレンドコーヒー】 【ストレートコーヒーなど】
複数の豆をブレンドし、深めに焙煎することで安定した味を担保。もっとも多く流通しているコーヒーで、日本人が飲んできたほとんどがこれに当たる 中煎り~深煎りで酸味と苦みのバランスがいい。「ブラジル」「コロンビア」など単一の国・地域名もしくは国名・地域名+ブレンドで表されることも

「個性」というのは、私は酸味のことだと捉えています。コーヒー豆は「コーヒーチェリー」と呼ばれる果実の種子を乾燥させたものです。つまりコーヒーの酸味は、フルーツ由来なのです。産地や栽培環境により酸味は変わり、標高が高いほど強くなります。酸味はコーヒー豆の個性そのものといっていいでしょう。

近年はエリアや生産者(農場)、精製所まで絞り込んだ、小ロットの「シングルオリジン」という、より個性が際立ったコーヒー豆が注目されています。味の個性を引き出すために浅めに焙煎されることが多いです。

コーヒーチェリーの実

その名前のように、サクランボのようになるコーヒーチェリーの実

一方で「バランス」というのは、味にブレがなく、いつでも安定した味が楽しめるコーヒーを指します。現在の日本の約90%の流通を担っているコーヒー豆で、コンビニやスーパー、大手チェーン店などで扱っているものです。これまで皆さんが飲んできたほとんどのコーヒーはこちらだと思います。

バランス型の代表的なのが「ブレンドコーヒー」で、数種類の豆を合せたり、焙煎の具合で苦みを出したりして、いつも同じ味になるよう調整しています。安定した味のコーヒーを安定して供給できるのが強みです。

また「ブラジル」や「コロンビア」「キリマンジャロ」といった、単一の国名やエリア名を冠したコーヒー豆を目にしたことがあると思います。これら一つの産地の豆でつくられたコーヒーを「ストレートコーヒー」といいます。「シングルオリジン」ほどではありませんが、産地ごとに酸味が異なり、比較的バランスに優れているのが特徴です。

コーヒー豆を語る川野さん

ただし酸味が弱くても個性的なものはありますし、そこがコーヒーのおもしろいところ。いろいろ飲んでみて自分好みの味を探してみてください。

産地で選ぶ

赤道を中心とした北緯25度〜南緯25度辺りは「コーヒーベルト」と呼ばれ、コーヒー豆の栽培に適しているとされています。産地は大きく分けてアフリカ、中南米、アジア諸国。約70ヵ国で生産されています。それぞれの産地の特徴は次のようになっています。

エリア 特徴 おもな産地国
アフリカ コーヒー発祥の地エチオピアなど品種が原種に近いため個性的な豆が多い。標高も高く、よりフルーティで個性が際立つ エチオピア、ケニア、ルワンダ、タンザニア、イエメン
中南米 品種はおもにブルボン種。しっかりした甘さが特徴。後味と中盤に感じる甘さのボリュームが大きく、飲み応えのあるコーヒーが多い ブラジル、コロンビア、グアテマラ、ホンジュラス、ペルー、ジャマイカ
アジア カティモールというハイブリッド品種。生産技術で他地域に後れをとるが、逆にいえば荒々しい苦みや酸味が個性となっている ベトナム、インドネシア、インド、タイ、ミャンマー
コーヒー豆の産地の違い

上から時計回りでブラジル、コロンビア、エチオピア

精製方法で選ぶ

コーヒー豆はコーヒーチェリーの種を発酵、乾燥させたものです。精製方法には「ウォッシュト」と「ナチュラル」の2つがあり、それぞれで味に大きな違いが生まれます。コーヒー豆購入の際、パッケージ周りに表記されているか確認してみましょう。

コーヒー豆の精製方法

川野さんの「ライトアップコーヒー」では生産地から生産者、精製方法まで表記

ウォッシュト

コーヒーチェリーはほとんどが皮と種で、皮の周りに糖分の膜が付いてます。その膜をむいて種を取り出してから乾燥させるのがウォッシュトです。余計な部分を洗うのですっきりとしたクリアな味になりやすく、フレーバー的には柑橘系になることが多いです。流通しているほとんどのコーヒー豆がウォッシュトです。

ウォッシュトで精製されたコーヒー

ウォッシュトで精製されたコーヒーの生豆。洗浄や皮むきの設備が必要だが管理しやすい

ナチュラル

収穫したコーヒーチェリーをそのまま乾燥台に並べて乾かすやり方です。果実ごと乾かすので、中で独特な発酵が進んでいきます。ラズベリーやクランベリー、イチゴといったベリーっぽい、甘くてフルーティな味になりやすいです。

コーヒーチェリーの天日干し

コーヒーチェリーの天日干し。「ナチュラル」は天候の影響を受けやすいため管理が難しい

焙煎方法で選ぶ

コーヒー豆の焙煎は料理にたとえると「調理」に当たります。同じコーヒー豆でも焙煎の仕方で味が大きく変化するため、焙煎者やお店のカラーが色濃く出る作業になります。

お店の焙煎機

焙煎方法は、「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3つに大きく分けられます。 浅煎りは酸味が強く、深煎りにするほど苦みが増していきます。どちらがいい悪いではなく、その豆に合った焙煎をすることが大事です。最近は8段階の焙煎方法を目にしますが、豆ごとに適した焙煎を探っていく中で、焙煎具合が決まると考えるべきでしょう。

焙煎度1 焙煎度2 特徴
浅煎り 浅煎り ライトロースト うっすら焦げ目がついており、黄色みがかった色。香り控えめで、酸味が強い
シナモンロースト 苦みはほとんどなく、すっきりとした酸味が特徴。色がシナモンに似ていることからこう呼ばれる
中煎り 中煎り ミディアムロースト さっぱりしながらも、ほんのりとした苦みが特徴。アメリカンコーヒーに適した焙煎方法
ハイロースト 口当たりの良さとすっきりした苦みが特徴。酸味と苦みのバランスが取れた焙煎方法
シティロースト バランスに優れた、日本人好みの焙煎方法。中深煎りとも呼ばれ、深煎りに分類されることも
深煎り 深煎り フルシティロースト 濃い茶褐色。酸味が少なくなる一方で、苦みが増してくる。こうばしい香りも特徴的
フレンチロースト 豆の油分が出始め、酸味はほとんどなくなり、苦みが際立つ。カフェオレなどミルクやシュガーとの相性がいい
イタリアンロースト ほぼ黒い色。苦みとコク、スモーキーな香りが特徴。エスプレッソやカプチーノに適した焙煎方法

【タイプ別】おすすめのコーヒー豆7選

コーヒーの味を決めるいくつかの要素がわかったところで、具体的な商品を紹介。川野さんには、タイプ別で気になるコーヒーショップを挙げていただき、編集部で商品をピックアップしました。

【個性+焙煎度浅】コーヒーカウンティ 「エチオピア ロギータCWS ナチュラル」(販売終了)

価格 1700円(税込)
産地国 エチオビア
地域 シダモゾーン、ベンサ
生産者 ベンサ地区の小規模農家
標高 2150~2250m
精製方法 ナチュラル
焙煎方法 浅煎り
公式サイトへ

フローラルさとフルーティさの双方を併せ持った味わいが特徴的。冷めてくるに従い、ローズ、ブルーベリー、プルーンといったフレーバーが表れ、後味のラム酒を思わせる甘さまで、さまざまな移り行きが楽しめます。

川野優馬さん

福岡市と久留米市で展開している、自家焙煎コーヒーショップです。毎年中米の生産農家を訪れ、直接仕入れる豆は個性たっぷり。焙煎も酸っぱさを強調するのではなく、クリアで華やかで個性が感じられる浅煎りを実現しています。

【個性+焙煎度浅】ライトアップコーヒー 「シンビ・ルワンダ」(販売終了)

価格 1300円(税込)~
産地国 ルワンダ
地域 ガケンケ
生産者 複数の小規模農家
標高 1800m
精製方法 ウォッシュト
焙煎方法 浅煎り
公式サイトへ

今回の識者、川野優馬さんがオーナーを務めるコーヒーショップ。「シンビ・ルワンダ」は、缶詰のミカンを思わせる甘さを伴った柑橘の明るい風味。黄桃のような果実味と、シロップのような舌触りが特徴です。

川野優馬さん

自分の店なので評価しづらいのですが(笑)、コーヒー豆の個性を存分に引き出す、浅煎りにこだわっています。焙煎は下北沢店で行い、吉祥寺店では産地ごとの3種のコーヒーを飲み比べできる「テイスティングセット」(680円・税込)を提供しています。

【個性+焙煎度浅】オニバスコーヒー 「グアテマラ ラボスラ ベンタナ・グランデ」

出典:https://onibuscoffee.com/products/guatemala-la-bolsa-ventana-grande

価格 907円(税込)~
産地国 グアテマラ
地域 ウェウェテナンゴ
生産者 ラボルサ農園
標高 1400~1600m
精製方法 ウォッシュト
焙煎方法 浅煎り
公式サイトへ

ラボルサ農園のもっとも標高の高いエリアで収穫された希少ロットで、 日本で扱っているのはオニバスコーヒーだけです。トロピカルフルーツのようなみずみずしさと滑らかな甘味が特徴。 バラのようなやや重めの風味も感じられます。

川野優馬さん

オニバスコーヒーは、自分がコーヒーの道に進むきっかけとなったお店の一つです。初めて飲んだスペシャルティコーヒーに感動し、「コーヒーは苦い物」という概念が吹き飛ばされました。素材を生かした焙煎の力を感じられるお店です。

【個性+焙煎度深】丸山珈琲 「ビジャ・ロサリオ 深煎り」(販売終了)

価格 788円(税込) ~
産地国 ボリビア
地域 ビジャ・ロサリオ
生産者 複数の小規模生産者
標高 1545~1600m
精製方法 ウォッシュト
焙煎方法 深煎り
公式サイトへ

鉱山で働いていた人たちで形成された複数の小規模コロニーにより栽培されたコーヒー豆。苦みやコク、ほどよい香りで、ダークチョコレート、アーモンドを思わせる風味が特徴。爽快感のある味わいです。

川野優馬さん

丸山珈琲は、スペシャルティコーヒーの中でも、中煎り、深煎りにしておいしい豆を選んで提供している印象です。素材もすばらしいけれど、甘みを引き出す焙煎がとにかく上手。個性があって丸い重みがあります。

【個性+焙煎度深】カリオモンズコーヒー 「エル・タンボール2019 – 水洗式 / エルサルバドル」

出典:https://kariomons.com/archives/8702

価格 1350円(税込)~
産地国 エルサルバドル
地域 サンタアナ
生産者 エル・タンボール農園
標高 1600m
精製方法 ウォッシュト
焙煎方法 深煎り
公式サイトへ

標高の高さ、豊富な水源と恵まれた環境で育った、ブルボン種の中でも樹高の低いボルボンドワーフという品種。味はマカダミアナッツのようなオイル感にキビ砂糖を想起させる甘さです。酸味は淡くメロンを思わせ、後味には和梨のような清涼感が感じられます。

川野優馬さん

カリオモンズコーヒーは浅煎り中心のお店ですが、中煎り、深煎りも取り扱っており、しっかり重みのあるコーヒーを飲み慣れた人も楽しめると思います。安定した味を求めるなら、ボリューム感ある甘さと淡い果実感が感じられる中煎りブレンド「HOLIDAY BREND(休日ブレンド)」もおすすめです。

【バランス+焙煎度浅】ドトールコーヒー 「ロイヤルクリスタルブレンド コーヒー」

出典:https://www.doutor.co.jp/dcs/products/detail/2132.html

価格 980円(税込)
産地国 ブラジル、コロンビア他
地域
生産者
標高
精製方法 ウォッシュト
焙煎方法 中深煎り
公式サイトへ

ドトールコーヒーのロングセラー商品です。ブレンドコーヒーですが、酸味の存在感と、甘み、苦みがバランスよく調和。スッキリした飲み心地で、カラメルのようなこうばしさも特徴的です。もちろん「ブラジル」「コロンビア」といったストレートコーヒーも扱っています。

川野優馬さん

大手チェーン店の場合、焙煎からお客さんの手に渡るまでの日数がかかることが多いのですが、ドトールコーヒーは国内に焙煎所があって、流通がしっかりしている印象です。おそらく週に3回くらいは焙煎所から豆が送られているのではないでしょうか。シアトル系の苦みの強いコーヒーより、日本人向けの味になっているのもいいですね。

【バランス+焙煎度深】カルディコーヒーファーム 「マイルドカルディ」

出典:https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4515996019050

価格 496円(税込)
産地国 ブラジル、コロンビア他
地域
生産者
標高
精製方法 ウォッシュト
焙煎方法 中煎り
公式サイトへ

カルディコーヒーファームの店頭でサービスしているブレンドコーヒーです。やわらかな口当たりで、ブラジル豆本来の優しい甘さが引き立つ、クリーミーシュガーパウダーを一緒に購入すれば店頭サービスのコーヒーを再現できます。

川野優馬さん

全国に400店舗以上を展開するコーヒーと輸入食品の全国チェーンです。店頭のサービスコーヒーを飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。取扱数が豊富で、ブレンドとストレートコーヒーの浅煎りから深煎りまでがそろっています。生活圏に店舗があるなら選択肢に入ってくるでしょう。

SELECTorが教える!

コーヒー豆はどこで買う?

好みの味がわかったら次はどこで買うか。スーパーやコンビニにも置いているけれど、よく行くお気に入りのカフェでも売っているし、最近は街なかでコーヒー豆専門店もよく見かけます。どこで買うのがいいのでしょうか。川野さんにその違いを聞いてみました。

自家焙煎のコーヒーショップで買う

私が推奨するのは、やはり自家焙煎をしている専門店での購入です。焙煎にはそのお店の“意思”が表れますし、何よりその場で試飲できるのは大きい。まずお店の一番のおすすめを飲んでみてください。おいしいと思えたら、そのお店のどのコーヒーもおいしく感じられるはずです。いろいろ試せば味のバリエーションも広がるし、淹れ方の相談などもできます。

コーヒーをいれる川野さん

川野さんがオーナーを務める、シングルオリジンにこだわった自家焙煎ショップ。その日販売する分だけを焙煎。その場でコーヒーを抽出してくれるコーヒースタンドでもある。カフェスタイルの吉祥寺店のコーヒー豆もここで焙煎している。
住所:東京都世田谷区代田2-29-12 営業時間:12:00~18:00 定休日:不定
電話:03-6450-9044 最寄駅:小田急線世田谷代田駅2分、下北沢駅8分

お気に入りのカフェで買う

普段から中規模チェーンや個人店などのカフェを利用しているなら、コーヒー豆の販売をしているか確認。飲みなれたコーヒーがあるということは、ある程度好きな味の方向性が定まっているということでしょう。“いつもの味”を自宅で楽しめるのは幸せなことです。専門店でも触れましたが、大抵は複数種類を取り扱っていると思うので、その店の別のコーヒーも試してみてください。

中道通り沿いの、西吉祥寺公園向かいにあるカフェ。3種類の飲み比べセット(680円)には、豆の詳細が書かれたカードがついており、特徴を確認しながら飲むことができる。フードはトースト類やマドレーヌ(350円)等。コーヒー豆の販売もしている。
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町4-13-15 営業時間:11:00~19:00 定休日:不定
電話:0422-27-2094 最寄駅:JR、京王井の頭線吉祥寺駅より8分

通信販売で買う

せっかく自分に合ったお店が見つかったけれど、距離的・時間的に通うのが難しい。そんな時に便利なのが通販。大抵のお店は公式サイトなどで通販に対応。また通販に特化したお店も多くあります。

鮮度に不安があると感じられるかもしれませんが、注文が入ってから焙煎するのでフレッシュなコーヒー豆を楽しむことができます。お店によっては飲み比べセットのようなものもあるので、ぜひ利用してみてください。

人気のコーヒ豆通販サイト

  • 珈琲きゃろっと
  • コーヒー鑑定士の国際認定資格「SCAA認定 カッピングジャッジ」を持つ内倉大輔氏が焙煎人を務める、北海道恵庭市にあるコーヒー豆売り店。初めて利用するなら2種類のコーヒー豆(各200g)がセットになった「初回限定お試しセット」(2138円)がおすすめ。
  • 土居珈琲
  • 先代・土居博司氏が1971年に創業したコーヒー会社。土居氏のこだわりを活かせる小さな焙煎釜とその技術を現在も継承。いろいろ楽しみたい人は、月替わりのテーマでセレクトされた「土居博司コレクション」(100g×3銘柄・5103円~)がおすすめ。
  • 澤井珈琲
  • 1982年に鳥取で創業したコーヒー豆の卸小売り会社。2002年からネット販売を開始し、現在は通販だけで20億円以上を売り上げるまでに成長。お得なキャンペーンやタイムセールを実施しているので、こまめに公式サイトをチェックしたい。

SELECTorが教える!

コーヒー豆のQ&A

奥深きコーヒーの世界には、まだまだわからないことがいっぱい。そこで川野さんにコーヒー豆に関する素朴な疑問をお聞きしました!

質問に答える川野さん

Q. 豆と粉で売っているのを見かけますが、何が違うのでしょうか?

A. 一般的に売られているコーヒー豆は焙煎した状態のもので、粉はそれをミルで挽いたもの。コーヒーを抽出するには粉にしなければいけませんが、粉にすると劣化が早くなってしまいます。豆の状態なら1ヶ月以上もつので、おいしいコーヒーを求めるならミルは持っていた方がいいと思います。粉で買うなら飲み切れる分だけ購入するようにしましょう。

Q. 最近よく耳にする「スペシャルティコーヒー」って何?

A. 一言でいえば「おいしいコーヒー」なのですが、「日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)」では次のように定めています。

消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。

風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。

カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)

具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。

出典:日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)「スペシャルティコーヒーの定義

コーヒー豆の麻袋

Q. コーヒーの「○○ウェーブ」って何?

A. これまで3度あったコーヒーブームの通称です。大量生産・大量消費された19世紀後半から1960年代をファーストウェーブ。シアトル系の深入りコーヒーがブームとなった1990年代までがセカンドウェーブ。そして単一種の苗木から収穫されたコーヒー豆にこだわる現在のサードウェーブ。いずれもムーブメントの後付けで命名されています。フォースウェーブはまだ定義されていませんが、「自宅でスペシャルティコーヒーを楽しむ」も、候補の一つだと思います。

コーヒーをいれる様子

まとめ

柑橘系、ベリー系といった酸味の違い。焙煎によって深まっていく苦みと香り。知れば知るほど、奥深いのがコーヒーの世界。コーヒーのおいしさに正解はありません。

自分がおいしいと感じるコーヒーの味を知ることが最初の一歩。そのためには信頼できる自家焙煎のコーヒー専門店を見つけることが近道です。生活圏内にある自家焙煎のお店に足を運んでみましょう。

産地や精製方法、焙煎方法などで味の変化が無限に広がっていくのがコーヒーの楽しいところ。一つの味にこだわるのもいいけれど、いろいろなコーヒー豆を試しながら、奥深いコーヒーライフを楽しんでください!

TOP