本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)
目次
「テレワークのためにどこでもPCがネットにつながるようにしたい」
「知り合いから実質無制限のポケットWi-Fiが便利だと聞いた」
など、無制限のポケットWi-Fiへの関心が高まっている人も多いでしょう。
いろいろなメーカー、料金体系などたくさんありすぎてわからない! という方のために、モバイル系の記事を多数寄稿しているライターの太田百合子さんが、ポケットWi-Fiの選び方や便利な利用方法を教えてくださいました。
無制限ポケットWi-Fiとは?
まず厳密にいうと、現時点においてはデータ上限・速度制限のない「無制限のポケットWi-Fi」は存在しません。ちなみに「ポケットWi-Fi」はソフトバンクの登録商標なのですが、 ここでは便宜的にモバイルWi-FiのことをポケットWi-Fiと呼びます。
かつては完全無制限をうたうサービスもあったのですが、現在はWiMAXなど一部のポケットWi-Fiが、月あたりの利用可能なデータ容量に制限がない一方で、混雑回避のための制限を設けた「実質無制限」のサービスを提供しているにとどまっています。
無制限を掲げるRakuten Un-limit IVやWiMAX
そんな中、楽天モバイルが「無制限」をうたう料金プランRakuten Un-limit IVに対応するモバイルWi-Fiルーター「Rakuten WiFi Pocket」を発売しました。
これは、楽天のエリア内であればデータ容量制限や速度制限がなく「使い放題(無制限)」で利用きるというもの。ただし、提携するKDDIのネットワークでは1日5GB使用すると速度が1Mbpsに制限されてしまいます。
また先ほど述べたようにWiMAXも月あたりの容量の制限がない実質無制限のサービスを提供しています。3日で15GBまで、という制限がはあるものの、これを1ヶ月に換算すると150GB使えることになります。150GBという容量は、よほど大容量の動画を高画質で見ないかぎりなかなか使い切れない数字です。
実質無制限のサービスを提供するWiMAXの最新端末「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」
テザリングとポケットWi-Fiは何が違う?
よく比較されるのが、ポケットWi-Fiとスマートフォンのテザリングは何が違うか、という点です。結論からいうと、モバイル機器の機能としての違いはありません。どちらもパソコンなどの外部端末をネットにつなげる、という意味では同じ役割を果たします。
テザリングは、手持ちのスマートフォンで気軽にネットにつなげることができます。しかし、スマートフォン自体のデータ通信容量を消費してしまいます。また、バッテリーを消費してしまい、いざ使いたいときにスマートフォンが使えなくなるなどのデメリットもあります。
<テザリングとポケットWi-Fi利用のメリット・デメリット>
テザリング | ポケットWi-Fi | |
---|---|---|
メリット | ・手持ちのスマートフォンで気軽に使うことができる | ・バッテリーの心配をしなくていい ・安定してネットにつなげられる |
デメリット | ・スマートフォン自体のデータ容量を使ってしまう ・スマートフォンのバッテリーを消費してしまう ・着信があると通信が途切れてしまう |
・別途契約料金がかかる ・高画質大容量の動画などを見るとデータ上限に達しやすい |
その点、無制限のポケットWi-Fiは独自のバッテリーを搭載していますし、専用端末ですから安定してネットに接続することができます。デメリットは、別途料金がかかってしまうこと、またこれはテザリングの場合も同じですが、3日で15GBなどの制限があるため、高画質の大容量動画を一気見するなどすると、短期間でデータ上限に引っかかってしまう可能性があります。
コロナ禍の状況下、ビデオ会議をする人も増え、通信の容量を気にする方も多いはず
ただし上限があるといっても使える容量は意外とあります。以下の表のように容量の目安をチェックして、自分が使える容量を把握してさえいれば、それを簡単に超えてしまうことはないはずです。前述のように3日で15GBの容量なので、1ヶ月では150GB使える、ということにもなります。
<1日1時間の使用容量の目安>
YouTube(1080p) | 約2GB |
---|---|
ネットサーフィン | 約10MB |
Excelの使用 | 約数100KB |
zoomなどオンライン会議への参加 | 約600MB |
Netflix(高画質) | 約3GB |
hulu(推奨画質) | 約1GB |
実質無制限ポケットWi-Fiの選び方
それではここからはポケットWi-Fiを選ぶうえでのポイントを述べていきましょう。
- 契約の縛りで選ぶ
- 料金で選ぶ
- 利用までの期間で選ぶ
- つながるエリアで選ぶ
1. 契約の縛りで選ぶ
ポケットWi-Fiの中には、2年や3年といった契約の縛りがあるものもあり、これらのサービスは途中解約すると違約金がかかってしまいます。
とはいえ最近では長期契約に関するルールも変わりつつあり、例えば大手キャリアなどでは途中解約した場合の違約金も少ない金額で済むようになってきています。
一方で、ポケットWi-Fi向けのデータ通信専用サービスの中には、縛りを設ける代わりに料金を安く設定するなど、長期契約ならではのメリットを設けているものもあります。そうしたサービスでは、途中解約した場合に多額の違約金が発生するケースがあります。
また、端末はレンタル、あるいは特典で端末代無料などのサービスもありますが、端末を購入してその代金を分割払いにするケースでは、解約時に残金を一括で支払う必要がある点に注意が必要です。
2. 料金で選ぶ
ポケットWi-Fiはキャリアやサービス、容量上限、通信速度などによって大きく料金が変わってきます。
特徴 | 価格帯 | |
---|---|---|
NTTドコモ SoftBank Y!mobile |
容量の上限設定が高く、エリアカバー率もほぼ100% | 5000~6000円 |
WiMAX(au) | 月あたりの容量の制限がない | 4000~5000円 |
NTTドコモ、SoftBank、Y!mobileは、料金は少し高めになりますが、その分容量の上限設定が高く、エリアカバー率も広いです。5Gに対応したより高速な最新端末を取り扱っているのも特徴で、料金は5000~6000円です。
WiMAXはWiMAX独自のエリアに加えて、5Gのプランではau5G/4G LTEの一部のエリアでも高速通信ができます。月あたりの容量の制限がないのが特徴で、auを含む複数のプロバイダーがサービスを提供しています。料金は4000~5000円です。
3. 利用までの期間で選ぶ
ポケットWi-Fiの契約は、ショップの店頭で行う場合と、オンラインで行う場合があります。ショップでの契約の場合、契約が終了し、端末を手渡された瞬間から使用できます。オンラインの場合は、発送があるので端末が届くまで時間差がありますが、それでも契約してから1~2日で端末を受け取ることができます。
4. つながるエリアで選ぶ
せっかく契約しても自分が住んでいる場所、もしくはポケットWi-Fiをよく使用する外出先が通信可能なエリア外だと、意味がありません。契約する前に、使用する場所が利用したいサービスの通信エリア内であるかを確認しておきましょう。
大手キャリアの場合、人口密集地や都市部でのエリアカバー率はすでに100%に近いですが、5Gが使えるエリアとなるとまだ限定的です。事前に公式サイトのエリアマップを確認することをおすすめします。
例えば、楽天モバイルとWiMAXはどちらも、独自エリアの場合は無制限をうたっているのですが、指定されたエリア外ではよりエリアの広いauの回線でつながります。より広いauのエリアでは、1ヶ月に通信できる容量に制限があるので注意が必要です。
出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/
楽天の2021年8月2日時点の通信エリア。楽天通信エリア外では通信容量上限による速度制限が発生する
専門家が選ぶ!
実質無制限ポケットWi-Fi 8選
ここでは太田さんが、できるだけ「無制限」に近く、かつ最新の5Gも含めて利用できるもの、サービスの透明性やサポート面で安心して利用できるもの、といった観点で選んだポケットWi-Fiを紹介していきます。
実質無制限で利用できる楽天モバイルやWiMAX、大手キャリアのサービスまで網羅しているので、ポケットWi-Fi選びの参考にしてください。
サービス名 | 月額料金(税込) | 通信回線 | データ制限 | 契約期間(縛り) | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 3GBまで1078円、20GBまで2178円、20GB超で3278円 | 楽天(エリア外はau回線) | 楽天エリア外は1ヶ月5GBまでの制限あり※ | なし | 公式サイト→ |
UQ WiMAX | 契約月〜25ヶ月:4268円(実質無制限) | WiMAXの高速5G回線・au | 3日間15GB | 2年 | 公式サイト→ |
BIGLOBE WiMAX | 契約月〜24ヶ月:4378円(実質無制限) | WiMAXの高速5G回線・au | 3日間15GB | 1年 | 公式サイト→ |
Broad WiMAX | 契約月〜24ヶ月:4763円(実質無制限) 25ヶ月〜:5313円(実質無制限) |
WiMAXの高速5G回線・au | 3日間15GB | 3年 | 公式サイト→ |
みんなのらくらくWi-Fi | 申し込み~25ヶ月:4268円(実質無制限) | WiMAXの高速5G回線・au | 3日間15GB | 3年 | 公式サイト→ |
Y!mobile | 4065.6円(アドバンスオプション加入で実質無制限 4818円) | SoftBank 4G (ベーシックは5Gも利用可能) | 3日間10GB | なし | 公式サイト→ |
SoftBank | 5280円 | SoftBank回線 | 月50GB | なし | 公式サイト→ |
NTTドコモ | 7315円(無制限) | docomo回線 | docomo回線 実質無制限(5Gギガホプレミア)※ | なし | 公式サイト→ |
※短期間に大容量通信が行われた場合は、混雑緩和のために制限されることがある
コストパフォーマンスのよさが光る楽天モバイル
出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/internet/rakuten-wifi-pocket-2b/
月額料金(税込) | 3GBまで1078円 20GBまで2178円 20GB超で3278円 |
---|---|
通信回線 | 楽天(エリア外はau回線) |
端末 | Rakuten WiFi Pocket 2B |
データ制限 | 楽天エリア外は1ヶ月5GBまでの制限あり |
契約期間(縛り) | なし |
支払い | クレジットカード、口座振替 |
1ヶ月で1GBまでの少量利用であれば無料で利用できます。実質使い放題となるプランでも月額3278円と大手キャリアの中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇ります。ポケットWi-Fiの端末代金も実質無料となっているのもうれしいところです。
月単位の容量上限はありませんが短期間に大容量のデータを使用すると、混雑緩和のために利用が制限されることがあります。楽天の独自エリアが他のキャリアに比べてまだ十分とはいえず、徐々に切り替わってきてはいますが、特に地方の屋内などではいまだauのネットワークを使用することが多いです。このauのネットワークでの使用は、1ヶ月で5GBまでの制限が発生します。
楽天モバイルの通信エリアでは、月間の容量が無制限など、コストパフォーマンスの高さが光ります。専用ルーターの「Rakuten WiFi Pocket 2B」へは最大16台を同時接続可能。端末実質無料に加えて、通信費も3ヶ月無料で利用できるキャンペーンなども展開されています。
店舗が多いUQ WiMAX
出典:https://www.uqwimax.jp/wimax/
月額料金(税込) | 契約月〜25ヶ月:4268円(実質無制限) |
---|---|
通信回線 | WiMAXの高速5G回線・au |
端末 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
データ制限 | 3日間15GB ※ 超過した翌日の18~26時が1Mbpsに制限される |
契約期間(縛り) | 2年 |
支払い | クレジットカード、口座振替、コンビニ払込 |
auショップでも契約が可能で、店舗の窓口の数が多いのが魅力です。オプションでより広いauのエリアでも利用できますが、WiMAXの独自エリアにつながるかどうかを試せる15日間のお試しサービスを用意しています。
2年ごとに自動更新があるプランのほか、少々割高になるが自動更新のないプランも選べます。ただし、途中解約しても1100円(税込)で済む。キャンペーンにより、25ヶ月間550円(税込)/月の割引きあり。オプションの「プラスエリアモード」を利用すれば、auのスマートフォンと同じ、より広いエリアで利用できます。
契約期間が短く使いやすいBIGLOBE WiMAX
出典:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/wimax/5g/
月額料金(税込) | 契約月〜24ヶ月:4378円(実質無制限) |
---|---|
通信回線 | WiMAXの高速5G回線・au |
端末 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
データ制限 | 3日間15GB ※ 超過した翌日の18~26時が1Mbpsに制限される |
契約期間(縛り) | 1年 |
支払い | クレジットカード、口座振替 |
最低契約期間が1年と短いので、短期間の使用を考えている人にオススメ。端末料金が実質4120円になるキャッシュバックを用意しています。auのスマートフォンと一緒に利用すると加入できるauスマートバリューmineを使えば、auのより広いエリアで使えるプラスエリアモードの利用が無料になります。
途中解約しても解除料は1100円(税込)で乗り換えしやすいです。1万円キャッシュバックなどのキャンペーン特典あり。ポケットWi-Fiのほかに据置型のホームWi-Fiルーターも選べる。クレジットカードのほか口座振替にも対応しています。
乗り換え時の契約解除料を負担してくれるサービスもBroad WiMAX
月額料金(税込) | 契約月〜24ヶ月:4763円(実質無制限) 25ヶ月〜:5313円(実質無制限) |
---|---|
通信回線 | WiMAXの高速5G回線・au |
端末 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
データ制限 | 3日間15GB ※ 超過した翌日の18~26時が1Mbpsに制限される |
契約期間(縛り) | 3年 |
支払い | クレジットカード |
一部のプランで他社から乗り換える場合の契約解除料(上限1万9000円)を負担してくれるキャンペーンが利用できます。端末料金が無料なのも利点です。auのより広いエリアで使えるプラスエリアモードの利用料も無料。
プランによって利用できるキャンペーンが異なります。5G対応の最新端末も含めて、ルーターが無料で利用できるのは大きな魅力。縛りのあるプランでは契約解除料が高いので、契約期間には注意が必要です。
公衆Wi-Fiワイヤレスゲートを使い放題みんなのらくらくWi-Fi
出典:https://minnano-rakuraku.com/
月額料金(税込) | 申し込み~25ヶ月:4268円 |
---|---|
通信回線 | WiMAXの高速5G回線・au |
端末 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
データ制限 | 3日間15GB ※ 超過した翌日の18~26時が1Mbpsに制限される |
契約期間(縛り) | 3年 |
支払い | クレジットカード |
公衆Wi-Fiサービスを提供する「ワイヤレスゲート」を運営している会社で、公衆Wi-Fiサービスも無料で利用することができます。auのより広いエリアで使えるプラスエリアモードの利用料金も無料。端末代金は36回払いが利用できます。
カバーエリアの広い公衆無線Wi-Fiサービスが無料で利用できるのがメリット。サービスの利用できる場所ではWi-Fiでより安定した通信ができます。
SoftBankのネットワークを高コスパで利用可能Y!mobile
月額料金(税込) | 4065.6円(アドバンスオプション加入で実質無制限 4818円) |
---|---|
通信回線 | SoftBank 4G (ベーシックは5Gも利用可能) |
端末 | Pocket WiFi 5G A102ZT、803ZT、801HW、603HW |
データ制限 | 3日間10GB ※ 超過した翌日の18~25時が1Mbpsに制限される |
契約期間(縛り) | なし |
支払い | クレジットカード、口座振替 |
SoftBankのサブブランドのY!mobileですが、利用できるネットワークはSoftBankと同じ。しかも月額料金は安いのでコストパフォーマンスが高いです。Pocket WiFiプラン2(ベーシック)では4G、5Gが利用できる一方で上限はありますが、アドバンスオプションを申し込むと、4Gが1ヶ月利用上限なしの無制限で使用できます。ただし3日間で10GBという制限はあります。
アドバンスオプションでは4Gだけだが、月の容量の上限なしで利用できるのが魅力。ソフトバンクの広い4Gエリアで安定した通信が可能です。
5Gエリアで50GB使用OK!SoftBank
出典:https://www.softbank.jp/mobile/
月額料金(税込) | 5280円 |
---|---|
通信回線 | SoftBank回線 |
端末 | Pocket WiFi 5G A101ZT 、5G A004ZT、 802ZT |
データ制限 | 月50GBを超過すると128Kbpsに制限される |
契約期間(縛り) | なし |
支払い | クレジットカード、口座振替 |
データ通信専用50GBプランを展開。同じ系列のY!mobileと比べると、ソフトバンクの方が利用料金が高く、月の利用上限があるので若干見劣りします。しかし、5Gと4Gの区別がないので、データ通信専用プランでは5Gを50GB分フル使用することができます。5Gエリア内に住んでいて、より高速通信を求めるのであればおすすめ。
データ通信専用プランのほか、スマートフォンとセットで利用するのであれば、スマートフォンのプランに+1078円(税込)で、月々のデータ容量をシェアできる。ただしその場合の上限は月に30GBまでです。
5Gギガホプレミアは無制限NTTドコモ
出典:https://www.nttdocomo.co.jp/
月額料金(税込) | 7315円(無制限) |
---|---|
通信回線 | docomo回線 |
端末 | Wi-Fi STATION SH-52A、SH-05L、SH-52B |
データ制限 | 実質無制限(5Gギガホプレミア)※ 超過した翌日の18~26時が1Mbpsに制限される |
契約期間(縛り) | なし |
支払い | クレジットカード、口座振替、請求書払い |
5Gのミリ波に対応した最新ルーターが利用可能です。下り最大4.2Gbpsの超高速でデータ通信ができます。契約は5Gギガホプレミアとなり、1ヶ月の通信上限がなく実質無制限利用が可能。
すでにスマートフォンでドコモギガプランを契約している場合は、子回線としての契約となり、5Gデータプラスとなります。月額1100円(税込)の低価格となりますが、使用上限は1ヶ月で30GBです。
「データ量無制限キャンペーン」で、ドコモの5Gネットワークを実質無制限で利用できるのが最大の魅力。高速、大容量を上限を気にせず使いたい人におすすめです。スマートフォンとあわせて利用すると安価に利用できます。
専門家に聞いたポケットWi-FiのQ&A
ポケットWi-Fiの基礎知識と各社の違いがわかったところで、実際に契約してから困った場合はどうすればいいのか、太田さんに解説していただきます。
Q. 使ってみて通信速度が遅かった場合どうすればいい?
A. データの使用上限をオーバーしたり、速度制限を受けていないのにもかかわらず、通信速度が遅い場合は、ネットワークが混雑しているか、あるいはモバイルルーター端末に問題がある可能性があります。その場合は、ルーターを再起動してみてください。それでも解消されない場合、エリアや時間帯を変えてもやはり遅い状態が続く場合は、キャリアのサポートに問い合わせしてみてください。
自分が使用するエリアの通信状態が不安な場合、サービスによってはあらかじめ自分の行動範囲で使えるかどうか試してから契約することもできます。例えばUQ WiMAXではお試しサービスがあり、自宅や使用頻度の高い場所に持っていき、どれくらいの速度が出るか試してから、本契約をすることができます。
出典:https://www.uqwimax.jp/wimax/beginner/trywimax/
UQ WiMAXでは15日間の無料お試し期間がある
Q. データ容量を使い切ってしまった場合どうなる?
A. 上限のあるサービスの場合、設定されたデータ容量を使い切ると、通信速度に制限がかかります。通常時と比べて極端に遅い速度での通信となるサービスもあります。ただ、大手キャリアやWiMAXでは、制限がかかった状態でも多くの場合は1Mbps程度の通信速度となるので、ふだん使いに支障が出るほどの遅さではありません。さすがに動画を視聴するにはつらいですが、ブラウジングやSNSの閲覧程度であれば、大きくストレスを感じることなく使用できるでしょう。
Q. クレジットカード以外の支払い方法は?
A. 支払い方法は基本的にはクレジットカードとなりますが、口座振替ができるキャリアやプロバイダーは多々あります。オンラインでの契約やクラウドSIMでも口座振替ができるところもありますので、確認しておきましょう。
Q. 端末ひとつでいくつの機器と接続できるのか
A. モバイルルーター端末とデータ通信をする機器の数は、1対1だけではなく、同時に複数台との接続が可能です。ルーターにもよりますが、最新の端末であれば、少なくとも10台程度の接続はできます。当然、接続台数が増えるとデータ容量がかさみ、混み合うと多少遅くなることもあります。ルーターによってはあらかじめ指定した端末を優先的につなげるといった使い方ができるものもあるので、もっともデータ通信が必要な人、機器を中心に使うことができます。
Q. どうしても無制限で利用したい場合は?
A. 「データ量無制限キャンペーン」で、今のところ実質無制限のNTTドコモの「5Gギガホ」であれば、広いエリアでかつ上限を気にせずに利用できます。またエリアは一部限られますが、楽天モバイルやWiMAXでも月あたりの容量の上限はないので、実質無制限で利用できます。
Q. 自宅で利用する場合の選び方は?
A. 自宅の固定回線の代わりにポケットWi-Fiを利用したいという場合は、大手キャリアなどが提供している据置型のホームWi-Fiルーターを利用するといった使い方もできます。固定回線代わりに利用するのであれば、据置型がおすすめです。
据置型も基本的にはポケットWi-Fiと同じですが、大手キャリアなどでは、ポケットWi-Fi向けの料金プランとは別に据置型のホームWi-Fiルーター向けに専用のプランを用意しており、ポケットWi-Fiよりも価格が低めとなっているなど、お得感があります。
ホームWi-Fiルーターなら、固定回線のような工事も不要で気軽に利用できるので、長期の出張や短期の単身赴任、通学のための短期間の一人暮らしなどにもおすすめです。
まとめ
紹介してきたように、まったく何の制限もない完全に無制限なポケットWi-Fiサービスは存在しませんが、月あたりの容量に制限がなく、実質無制限といえるサービスはあります。また月の上限が決まっているプランでも自分が月にどれだけ使うか見極められれば、「余る・足りない」などの無駄なく、お得に利用することもできるでしょう。
一方で、スマートフォンのデータ通信の容量が飛躍的に拡大した今、別途ポケットWi-Fiを利用する価値があるか、テザリングにすべきかは悩ましい問題です。新たにポケットWi-Fiの導入を検討している人はもちろん、すでに利用している人も今は料金プランが大きく変動していますので、改めての見直しやポケットWi-Fiを持つ理由を考えた方がいいかも知れません。
今後さらに5Gが普及すると、また新たなプランやサービスが登場する可能性もあります。日々情報をアップデートし、新プランに切り替えるか、そのまま使用するかの見極めも必要です。