格安SIM33社を比較&おすすめ10社に厳選!ITライター監修の最安値ランキング【2023年】

おすすめ格安SIMを専門家が解説

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

「今のスマホをそのまま使いたいけど、格安SIMに乗り換えるにはどうすればいいの?」
「数が多すぎて、どの格安SIMを選べばいいのかわからない」

いわゆる三大キャリアのプランと比較して、毎月の利用料金を大幅に抑えることができるといわれている格安SIM。しかし、サービスを提供している事業者の数も多く、どれを選べばいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ITライターの柳谷智宣さんに、格安SIMの選び方、おすすめ格安SIMについて取材しました。

▼【2022年6月最新】専門家厳選!おすすめ格安SIM10選

UQモバイルUQモバイル ワイモバイルワイモバイル ahamoahamo povopovo LINEMOlinemo 楽天モバイル楽天モバイル イオンモバイルイオンモバイル BIGLOBEモバイルBIGLOBEモバイル OCNモバイルONEOCNモバイルONE mineomineo
月額料金(※1) 1628円(3GB)
2728円(15GB)
3828円(25GB)
2178円(3GB)
3278円(15GB)
4158円(25GB)
2970円(20GB) 390円(1GB)
990円(3GB)
2700円(20GB)
990円(3GB)
2728円(20GB)
0円(1GB)
1078円(3GB)
2178円(20GB)
3278円(無制限)
1078円(3GB)
1848円(10GB)
2178円(20GB)
1320円(3GB)
3740円(12GB)
5720円(20GB)
990円(3GB)
1320円(6GB)
1760円(10GB)
1298円(1GB)
1958円(10GB)
2178円(20GB)
通話料金(※1) 30秒/22円 30秒/22円 30秒/22円 30秒/22円 30秒/22円 30秒/22円 30秒/11円 30秒/22円 30秒/22円 30秒/22円
回線 au SoftBank docomo au SoftBank docomo
au
docomo
au
docomo docomo
au
SoftBank
実測値(※2) 下り速度:
63.62Mbps
上り速度:
12.62Mbps
下り速度:
58.02Mbps
上り速度:
14.79Mbps
下り速度:
119.13Mbps
上り速度:
15.21Mbps
下り速度:
69.63Mbps
上り速度:
12.81Mbps
下り速度:
55.54Mbps
上り速度:
15.74Mbps
下り速度:
36.13Mbps
上り速度:
18.98Mbps
下り速度:
20.25Mbps
上り速度:
7.56Mbps
下り速度:
18.81Mbps
上り速度:
9.76Mbps
下り速度:
63.8Mbps
上り速度:
13.17Mbps
下り速度:
45.01Mbps
上り速度:
8.64Mbps
サポート体制 実店舗:あり 実店舗:あり 実店舗:なし 実店舗:なし 実店舗:なし 実店舗:あり 実店舗:あり 実店舗:あり 実店舗:あり 実店舗:あり
詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ 詳細へ

(※1)すべて税込

また、主要な33社を徹底比較し、最安値ランキングも用意したので、是非最後まで読んでくださいね。

格安SIM33社比較&主要ギガ数ごと
最安値ランキングはこちら
ITライター
柳谷智宣さん
柳谷智宣
雑誌や単行本、新聞など多岐にわたって執筆するITライター。ITだけでなくビジネス分野での執筆や企画提案・編集なども手がける。iPhone最新記事の解説記事やiPhoneを便利に使い倒すテクニックを伝授する記事など、一般ビジネスユーザー向けにやさしく解説された文章に定評がある。

格安SIMとは? 三大キャリアとはどう違う?

まずは柳谷さんに、格安SIMとはそもそもどんなものなのか基礎知識について語っていただきました。三大キャリアとは何が違うのか。格安SIMならではの特徴などを、あらかじめ学んでおきましょう。

格安SIMと三大キャリアの違い

格安SIMは、本来、三大キャリアと呼ばれるauとdocomo、SoftBankから通信回線を借りてサービスを提供している通信事業者のことを指します。具体的には、回線を貸す側を「MNO=移動体通信事業者」、借りる側を「MVNO=仮想移動体通信事業者」と呼び、MVNO=格安SIMとされていました。ただ、最近では楽天モバイルや三大キャリアの格安プランの誕生もあり、料金が安いSIMを総称して格安SIMと呼ぶことが多いです

主な格安SIM一覧マップ

※クリックすると拡大します

代表的なサービス 通信速度 料金 アフターサービス
格安SIM IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイル、OCNモバイルONEなど さんかく はなまる さんかく
サブブランド UQ mobile、Y!mobile まる まる まる
格安プラン ahamo、povo、LINEMO まる まる まる
キャリア docomo、au、 SoftBank まる さんかく はなまる

格安SIMはなぜ安い?

三大キャリアと比較して、料金が安くなる理由は通信回線を借りているからです。回線のレンタル料金が高めであっても、自ら設備をもつ必要がなく、設備投資や維持面でのコストが抑えられ、安い料金を実現しています。

また、一部例外はありますが、店舗をもたずにオンラインのサポートを主とすることで、人件費や店舗のコストもかからず、さらに格安なサービスを提供することができます。

体感的には、三大キャリアと格安SIMの料金差を比較した場合、半額から1/3ぐらいまで安くなります

三大キャリアと比べ、通信速度が遅くなる場合がある

回線をレンタルしている格安SIMですが、回線を無限に借りるとコストも高くなってしまうので、ユーザーに提供するための最低限のラインで運営をしています。そこで利用者が増えてしまうと、回線が混雑状態になって通信速度の低下につながり、タイミングやエリアによって、速度が遅くなる可能性があります。

ちなみに、auのサブブランドであるUQ mobileやSoftBankのサブブランド・Y!mobileは回線の制限を受けていないため、親キャリアよりも大幅に遅くなるということはありません。

専門家が教える! 格安SIMの選び方

単純に料金が安くなるという印象の格安SIMですが、実際に切り替えてみるとイメージと違ったということもあります。では、どんな人が格安SIMの利用に向いているのでしょうか? そのポイントを解説していただきました。

格安SIM選びのポイント

  1. 回線を生かすなら現キャリアのサブブランドや格安プランを選ぼう
  2. つながりやすさ重視なら、大手キャリアのサブブランド、格安SIMを比較しよう
  3. 安さ重視なら、格安SIMの料金、割引サービスを比較しよう
格安SIMの選び方

※クリックすると拡大します

1. 回線をそのまま使いたい

【今使っているキャリアのサブブランド、格安プランがおすすめ】

  • docomo:ahamo
  • au:povo、UQ mobile
  • SoftBank:LINEMO、Y!mobile

格安SIMに求められているのは料金の安さですが、気をつけなければならないのは、回線を切り替えることによって、自分の生活圏内で使えない(つながらない)ところが出てくるかもしれないというところです。

現状の通信環境に問題がないならば、同じ回線の格安SIMに切り替えた方がトラブルは起きにくいです。そのためもともとのキャリアがauならUQ mobileやpovo、ソフトバンクならY!mobileやLINEMOといったサブブランドや格安プランがおすすめです。なお、格安プランはオンラインサポートのみのため、店舗サポートを受けたい人は、サブブランドを選びましょう

2. 他回線を含めて検討&つながりやすさ重視

【大手キャリアのサブブランド、格安プランがおすすめ】

  • docomo:povo、LINEMO、UQ mobile、Y!mobile
  • au:ahamo、LINEMO、Y!mobile
  • SoftBank: ahamo、povo、UQ mobile

回線へのこだわりがなくても、つながりやすさを重視したい人は、大手キャリアのサブブランドや格安プランを検討することをおすすめします。

柳谷智宣

docomoユーザーは、同回線の場合、格安プランのahamo一択になるため、他社のサブブランドや格安プランと比較したうえで、切り替えるのがおすすめです。

3. 他回線を含めて検討&安さ重視

【格安SIMの料金・割引サービスや楽天モバイルがおすすめ】

  • docomo:格安SIM、楽天モバイル
  • au:格安SIM、楽天モバイル
  • SoftBank: 格安SIM、楽天モバイル

「もともとのキャリアと同じ回線がいい」「つながりやすさ重視」などのこだわりがなく、あくまでも料金の安さを重視したいなら、その他の格安SIMがおすすめです。

ただし、格安SIMにおいても事業者ごとに容量や金額、キャンペーンなども異なるので、個々の条件で比較しながら選びましょう。

柳谷智宣

格安SIMの場合であっても、回線は今使っているキャリアと同じものにした方が、利用できるエリアもそのままなので、安心して使うことができます。

格安SIM選びに失敗しないための3つのSTEP

続いて格安SIMを選ぶときに失敗しないためのSTEPを段階に分けて、ポイントを解説していただきました。

  • STEP1. 現状をしっかり把握する
  • STEP2. 選べる格安SIMを絞り込む
  • STEP3. 比較して選ぶ

STEP1. 現状をしっかり把握する

まずは、現在契約しているキャリアのプランや、月々の通話時間、データ利用量を把握しましょう。詳しい内容は各キャリアのマイページや月々の明細などで確認できます。

月当たりの通話時間を確認

音声SIMの場合は1回の通話時間も重要ですが、電話の使用頻度もポイントです。ふだん、週に1回程度など、あまり電話をかけないのであれば、一番シンプルなプランを選んだ方がいいでしょう。1日に1~2回5分程度電話する人や長電話することがある人は「〇分間かけ放題」といった通話オプションを付けておくのがおすすめです。

月当たりのデータ利用量を確認

データ量に関しては、実は大半の人がそこまで使っていません。一部の人が飛び抜けて使っているため、1人当たりの平均値が9GBなどに上がってしまいますが、実際の中央値は3GBぐらいで、ほとんどの人はそれぐらいしかデータを利用していません。

特に、自宅や職場でWi-Fiを使っている人は1GB程度で済む場合もあるのに、ついつい大容量なプランを選んでしまうと、毎月無駄な費用を払うことになってしまいます。そのため、最初から大容量のプランを選んでおくよりも、使いすぎたときだけオプションで容量を追加した方が、結果として料金を安く抑えることができるのです。

STEP2. 選べる格安SIMを絞り込む

月々の通話時間やデータ使用料がわかったら、その条件を満たすプランを選びましょう。その際は自分の端末が対応しているかどうか、電波のエリアが今と同じかどうかを調べることが重要です

対応端末を確認

端末とSIMをセットで購入する場合はもちろん対応していますが、手持ちの端末を流用する場合は格安SIMが使えるか確認する必要があります。各社のホームページに掲載されている動作一覧などの情報を参考に格安SIMを選びましょう。

仮に同じiPhoneであっても、動作一覧表にau表示はあるけれどソフトバンクがないといったときは、ソフトバンクの対応表示をしている違うキャリアを選んだ方がいいです。

<おもな格安SIMの動作確認リンク先一覧>

対応エリアを確認

回線エリアのマップイメージ

回線エリアのマップイメージ
出典:サービスエリアマップ | 通信・エリア | NTTドコモ (nttdocomo.co.jp)

格安SIMのエリアはあくまでも回線を借りているキャリアに準じた範囲のため、エリアを公開している格安SIMは少ないです。自分が利用しようと思っている格安SIMのエリアを調べたい人は、大本のキャリア側のホームページなどで対応エリアを確認しましょう

STEP3. 比較して選ぶ

現状の把握、乗り換え先の動作・通信環境の確認ができたら、あとはその条件に合う格安SIMを絞り込むだけですが、それでも数社で悩む場合は、各社のキャンペーンや、実際の通信速度のレビューなども参考にして選んでみましょう。

通話・データ料金

格安SIMの基本通話料は三大キャリアと同じく30秒当たり22円(税込)ですが、通話用のアプリを設けている事業者であれば、30秒当たり11円(税込)など、割安で通話できる場合があります。データ量に関しても1~2GBごとなど細かくプラン設定しているところが多いので、自分の使用量に合ったプランを選ぶことができます。

キャンペーン情報

格安SIMでは、契約の際に端末が安く入手できたり、通常よりデータが多く使えたりといった、お得なキャンペーンが展開されています。その際は、ホームページで1社1社情報を集めるより、ツイッターなどのSNSが便利です。各社のアカウントをフォローしておけば、リアルタイムでキャンペーン情報を得られます。

IIJmio大特価セールキャンペーン

IIJmioが行っている大特価セールキャンペーン。期間や適用条件が細かく設定されている
出典:4年連続シェアNo.1記念キャンペーン | IIJmio

ただし、キャンペーンには条件があるため、契約後にその恩恵が受けられないこともあります。

例えばイオンモバイルが5000円キャッシュバックのキャンペーンを行ったときに、還元がWAONポイントの場合は、そのアカウントがなければ意味がありません。必ず、各キャンペーン情報に条件が書かれているので、しっかりと確認してから申し込みましょう

通信速度

契約前にどれぐらいの速度が出るのか知りたい人も多いと思いますが、特定の場所で調べた情報は、自分が住んでいる地域でないかぎりあまり意味がありません。また、格安SIMは回線をレンタルしていることもあり、状況はその時々によって変わります。

どうしても気になるという方は、速度データを収集しているサイトを参考にしましょう。集まっている情報の数が多い場合にかぎり、多少参考にすることができます

登録前の不安を解消したい方はこちら

音声通話SIM全33社比較&主要ギガ数ごとの最安値ランキング

音声通話SIMを扱う全33社のプランの比較し、主要ギガ数ごとの最安値の格安SIMを表にまとめました。

<音声通話SIM主要ギガ数ごとの最安値ランキング>

容量別最安値SIM docomo au ソフトバンク
3G HISモバイル
790円
NUROモバイル
792円
NUROモバイル
792円
10G NUROモバイル
1485円
NUROモバイル
1485円
NUROモバイル
1485円
20G RepairSIM
1980円
IIJmio
2068円
RepairSIM
1980円
20G~
無制限
DTI SIM
3190円
donedone
(50GB)
2728円
ワイモバイル
(25GB)
4158円

※すべてiPhone、androidどちらも対応
※表示金額はすべて税込

全33社のプラン比較表はこちら

2022年最新! おすすめ格安SIM10選

ここまで紹介してきたことを踏まえて、柳谷さんにおすすめの格安SIMを選んでいただきました。

格安SIM選びのポイント

  1. 通信料金
  2. 回線のつながりやすさ
  3. サポート
  4. その他サービスなど特徴
             
専門家がおすすめする格安SIM
サブブランド UQ mobile Y!mobile
格安プラン povo LINEMO ahamo
MVNO イオンモバイル BIGLOBEモバイル OCNモバイルONE mineo
MNO 楽天モバイル

1. サブブランド×2選

まずは店舗サポートが受けられて、回線のつながりやすさ、安心感がキャリアと同等のサブブランドをおすすめします。格安SIMデビューの方にもおすすめです。

自宅セット割で家族全員お得|UQ mobile

UQ-mobile

出典:https://www.uqwimax.jp/mobile/

auのサブブランドで、回線のつながりやすさやサポートの手厚さ、全てのサービスにおいて大手の安心感があります。家族向けのサービスに加え、おひとり様に向けたお得なプランが充実。「くりこしプランS+5G」は、ひとりだけで使っても月々3GBで1628円(税込)。25GBの上位プランにしても月々3828円(税込)。

       
プラン名くりこしプランS +5GくりこしプランM +5GくりこしプランL +5G
容量 3GB 15GB 25GB
月額料金(税込) 1628円 2728円 3828円
通信方式 4G/5G
制限時速度 最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート 店舗/オンライン
回線 au
公式サイトへ
柳谷智宣

余ったデータを翌月へ繰り越せたり、15GB以上のプランは容量を使い切っても1Mbpsという日常使いに困らない速度が魅力。auからの乗り換えを検討している方はSIMロック解除しなくても使える点もおすすめです。

余ったデータは翌月に繰り越せる|Y!mobile

Ymobile

出典:https://www.ymobile.jp/

全国に約2600のショップを構えるY!mobile。UQ mobile同様に、余った容量を翌月に持ち越せたり、制限時の速度も300kbps~1Mbpsとネットサーフィン程度では問題なく使えるのがポイント。さらに家族割引や親子割を併用すれば2回線目以降の基本料金がもっと安くなります

   
プラン名シンプルS シンプルM シンプルL
容量 3GB 15GB 25GB
月額料金(税込) 2178円 3278円 4158円
通信方式 4G/5G
制限時速度 最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート 店舗/オンライン
回線 SoftBank
公式サイトへ
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店舗サポートを受けつつ、料金も下げたいSoftBankユーザーにとってはベストな選択です。同グループのサービスである、キャッシュレス決済「PayPay」を使う際にもお得になるケースが多いのも魅力です。

2. 格安プラン×3選

次におすすめしたいのは三大キャリアが展開する格安プラン。オンラインのみの契約・サポートという点は初心者には手が出しにくいですが、つながる速度やエリアはそのままに、料金が格段に安くなります。

状況に応じたプランが自由に組める|povo

povo

出典:https://povo.jp/

auが展開するオンライン限定の格安プラン。基本料金が0円で、状況に応じたプランをその都度追加するトッピングという方式を採用しているのがポイント。お得にデータが使える「povoフェス」や「おともだち紹介プログラム」「お試しキャンペーン」などが行われている今が乗り換えのチャンスです。

※キャンペーンは2022年2月現在の情報です

   
プラン名povo2.0
容量 低速無制限(最大速度128kbps)
月額料金(税込) 0円
通信方式 4G/5G
制限時速度 最大速度128kbps
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート オンライン
回線 au

※高速通信のための有料トッピングあり(24時間、7日間1GB~180日間150GB)
※180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止や契約解除の可能性あり

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使いたいときだけ課金する“トッピング”で、「今日は24時間使い放題」「今月はギガ数を抑えたい」など自由な設定ができます。ただし、有料トッピングをしない期間が180日以上続くと、自動的に利用停止や契約解除の恐れがあるので注意が必要です。

LINEがお得に使える|LINEMO

LINEMO

出典:https://www.linemo.jp/

SoftBankが提供する格安プラン。データをあまり使わない人に向けた3GBプランがあるのが魅力ですが、最大の売りはLINEギガフリー。LINEアプリのトークはもちろん、LINEでの音声電話やビデオ電話に関してもデータの消費がゼロ。速度制限中もLINEは対象外な点もうれしいポイント。

     
プラン名ミニプランスマホプラン
容量 3GB 20GB
月額料金(税込) 990円 2728円
通信方式 4G/5G
制限時速度 最大300kbps 最大1Mbps
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート オンライン
回線 SoftBank
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LINEのビデオ通話や高容量の写真のやり取りを頻繁にする方にとっては魅力的なギガフリー。ただし、テキストベースのトークしかしない方にとっては、実際どれだけお得なのか考えることが重要です

シンプルな1プラン|ahamo

ahamo

出典:https://ahamo.com/

ドコモが展開するオンライン限定の格安プラン。月額2970円(税込)で20GBまで使えるという1プランのみの点がシンプルでわかりやすく、サブブランドのないドコモユーザーにとっては魅力的な格安SIMといえます。5分以内の国内通話が常に無料という点も◎

   
プラン名ahamo
容量 20GB
月額料金(税込) 2970円
通信方式 4G/5G
制限時速度 最大1Mbps
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート オンライン
回線 docomo
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オンラインプランは自分で手続きしなければならない点がネックですが、だからこその1プラン設定がとてもわかりやすく、格安SIMデビューの方でも使いやすいと思います。dカード払いなら容量がプラスされる特典も魅力的

3. MVNO×4選

圧倒的に料金を安くしたい方におすすめなのがMVNOの格安SIM。格安SIMは店舗サポートが受けられないところが大半ですが、今回は店舗サポートが充実しているところを中心に、つながりやすさや使い勝手も良く、メーカーとしての安心感も申し分ない格安SIMを選んでみました。

           
容量月額料金(税込)回線特徴詳細
イオンモバイル 500MB~50GB 803~6358円 docomo、au イオンの店舗でのサポートあり 詳細へ
BIGLOBEモバイル 1~30GB 1078~8195円 docomo、au エンタメフリー・オプションで、動画や音楽を気にせず楽しめる 詳細へ
OCNモバイルONE 500MB~10GB 550~1760円 docomo 音声通話が月々550円(税込)~ 詳細へ
mineo 1~20GB 1298~2178円 docomo、au、SoftBank 他のユーザーとデータ通信量を分け合える 詳細へ

買い物ついでに立ち寄れる店舗サポートが魅力|イオンモバイル

イオンモバイル

出典:https://aeonmobile.jp/

格安SIMにしたいけど、自分で手続きをするのは難しいという人におすすめなイオンモバイル。全国のイオン内に店舗があるので、買い物ついでに立ち寄れるのがポイント。プランも500MBから50GBまで、幅広くラインナップしているので、自分の用途に合わせた容量で契約できます。

   
プラン名さいてきプラン
容量 500MB~50GB
月額料金(税込) 803円~6358円
通信方式 4G
制限時速度 最大200kbps
国内通話料(税込) 30秒/11円
サポート 店舗/オンライン
回線 docomo、au
公式サイトへ
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5Gには対応していないものの、「シェア音声プラン」や60歳以上のお客様を対象とした「やさしいプラン」など、家族や親世代にすすめたいプランも多数あります。

YouTubeが見放題になるエンタメフリー・オプションに注目|BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイル

出典:https://join.biglobe.ne.jp/

インターネットプロバイダのBIGLOBEが提供する格安SIM。最低容量の1GB、月額1078円(税込)のプランでも、「エンタメフリー・オプション」を付ければ、YouTubeやSpotifyなど、動画や音楽、ラジオなどが通信費を気にせず楽しめます

             
プラン名プランSプランRプランM12ギガ20ギガ30ギガ
容量 1GB 3GB 6GB 12GB 20GB 30GB
月額料金(税込) 550円 770円 1320円 3190円 5170円 7645円
2年目以降の月額料金(税込) 1078円 1320円 1870円 3740円 5720円 8195円
通信方式 4G
制限時速度 最大200kbps
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート オンライン
回線 docomo、au
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1GB〜30GBと使い勝手の良いプランが用意されているのがうれしい魅力。取り扱っている端末も豊富なため、端末とSIMをセットで購入するのもポイント

音声通話が月々550円(税込)~|OCNモバイルONE

OCNモバイルONE

出典:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

インターネットプロバイダ大手のOCNが展開する格安SIM。一番のポイントは音声通話プランが月々550円(税込)からということ。使ってみて容量が足りない場合は、高容量のプランへと移行するのがおすすめです。

         
プラン名500MB/月コース1GB/月コース 3GB/月コース6GB/月コース10GB/月コース
容量 500MB 1GB 3GB 6GB 10GB
月額料金(税込) 550円 770円 990円 1320円 1760円
通信方式 4G
制限時速度 最大200kbps
国内通話料(税込) 30秒/11円
サポート 店舗/オンライン
回線 docomo
公式サイトへ
柳谷智宣

NTTグループのためドコモショップで契約・サポートを受けられる点が魅力です。また専用アプリを使わなくても国内通話が30秒/11円(税込)という安さもありがたいです。

パケット放題Plusで常時1.5Mbpsに|mineo

mineo

出典:https://mineo.jp/

docomo、au、SoftBankの3キャリアに対応しているマイネオ。月額385円(税込)のオプション、パケット放題 Plusを追加すれば、常時1.5Mbpsでネットが使い放題。さらにユーザー同士で余ったデータを分け合ったり、フリータンクというスペースに貯めたりして、必要なときに使うことができるサービスも。

   
プラン名デュアルタイプ
容量 1GB 5GB 10GB 20GB
月額料金(税込) 1298円 1518円 1958円 2178円
通信方式 4G/5G
制限時速度 最大200kbps
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート 店舗/オンライン
回線 docomo、au、SoftBank
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一番安いプランにパケット放題 Plusを付ければ2000円以下でネット無制限に。1.5Mbpsあれば、ネットサーフィンやSNSはもちろん、普通画質程度の動画視聴もできるのでおすすめ。

4. MNO×1選

1GBなら無料&無制限で3278円は魅力|楽天モバイル

楽天モバイル

出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/

自社の設備をもちながら、1GBまでなら無料&無制限でも3278円(税込)という破格なプランを提供する楽天モバイル。障害物があっても電波が届きやすい700~900MHz帯周波数、いわゆるプラチナバンドを割り当てられていないため、エリアによってはつながりにくいといった声もありますが、安さだけでいえばおすすめできるプランです。

   
プラン名Rakuten UN-LIMIT VI
容量 1GBまで 3GBまで 20GBまで 無制限
月額料金(税込) 0円 1078円 2178円 3278円
通信方式 4G/5G
制限時速度 5GB超過後は最大1Mbps(パートナー回線エリア)
国内通話料(税込) 30秒/22円
サポート 店舗/オンライン
回線 楽天
公式サイトへ
柳谷智宣

自社回線の人口カバーエリアが96%を突破(※)するなど、着実につながるエリアが広がっている楽天モバイル。1GBまでなら0円、無制限でも3278円(税込)という価格は魅力的。自宅や職場など、自分の行動範囲でつながることが確認できればおすすめしたいキャリアです。

※2022年6月20日時点

全33社音声通話SIMプラン比較表

おすすめ格安SIM紹介の最後に「もっと細かいスペックを比較したいけど、公式ページで調べるのが大変…」という方向けに、今回比較した全33社の最新スペック比較表を用意しました(かなり細かい情報のため、必要ない方は読み飛ばしてください)。
比較表の後には、登録前のよくある不安や質問に対し、柳谷さんに回答を頂いたので、是非最後までお読みください。

分類 詳細 回線 データ料金(※1) 通話料金(※1) 違約金(※1) 実測値(※2) サポート体制
docomo au SoftBank その他 ~1GB 3~5GB 6~10G 11~15GB 16~20GB 21~30GB 30G~無制限
IIJmio(※3) 格安SIM 詳細へ 858円(2GB)
1078円(4GB)
1518円(8GB) 1848円(15GB) 2068円(20GB) 30秒/11円 下り速度: :52.47Mbps
上り速度::11.65Mbps
実店舗:あり
mineo 格安SIM 詳細へ 1100円(200MB)
1298円(1GB)
1518円(5GB) 1958円(10GB) 2178円(20GB) 30秒/22円 下り速度: :45.01Mbps
上り速度::8.64Mbps
実店舗:あり
BIGLOBEモバイル 格安SIM 詳細へ 1078円
※1年目は550円
1320円(3GB)
※1年目は770円
1870円(6GB
※1年目は1320円
3740円(12GB)
※1年目は3190円
5720円(20GB)
※1年目は5170円
8195円(30GB)
※1年目は7645円
30秒/22円 1100円
※12ヶ月以内
下り速度: :18.81Mbps
上り速度::9.76Mbps
実店舗:あり
イオンモバイル 格安SIM 詳細へ 803円(500MB)
858円(1GB)
968円(2GB)
1078円(3GB)
1298円(5GB)
1408円(6GB)
1628円(8GB)
1848円(10GB)
1958円(12GB)
2068円(14GB)
2178円(20GB) 4158円(30GB) 5258円(40GB)
6358円(50GB)
30秒/11円 下り速度: :20.25Mbps
上り速度::7.56Mbps
実店舗:あり
NUROモバイル 格安SIM 詳細へ 792円(3GB)
990円(5GB)
1485円(10GB) 2699円(20GB)
※docomo回線のみ
30秒/22円 下り速度: :40.38Mbps
上り速度::13.12Mbps
実店舗:なし
HISモバイル(※4) 格安SIM 詳細へ 590円(1GB) 790円(3GB)
1190円(5GB)
1490円(7GB)
1790円(10GB)
2178円(20GB) 30秒/11円 下り速度: :28.26Mbps
上り速度::3.77Mbps
実店舗:あり
y.u mobile 格安SIM 詳細へ 1070円(5GB) 2970円(10GB) 4170円(20GB) 30秒/22円 下り速度: :45.5Mbps
上り速度::11.72Mbps
実店舗:なし
b-mobile 格安SIM 詳細へ 1089円(1GB) 1309円(2GB)
1529円(3GB)
1969円(5GB)
2189円(6GB)
2629円(8GB)
3069円(10GB)
3289円(11GB)
3729円(13GB)
4169円(15GB)
4389円(16GB)
4829円(18GB)
5269円(20GB)
30秒/22円 下り速度: : 32.89Mbps
上り速度::13.5Mbps
実店舗:なし
日本通信SIM 格安SIM 詳細へ 290円(1GB) 1390円(6GB) 2178円(20GB) 30秒/11円 下り速度: : 51.46Mbps
上り速度::12.64Mbps
実店舗:なし
J:COM MOBILE 格安SIM 詳細へ 1078円(1GB) 1628円(5GB) 2178円(10GB) 2728円(20GB) 30秒/22円 下り速度: :68.42Mbps
上り速度::9.53Mbps
実店舗:あり
BIC SIM 格安SIM 詳細へ 858円(2GB)
1078円(4GB)
1518円(8GB) 1848円(15GB) 2068円(20GB) 30秒/11円 下り速度: :52.47Mbps
上り速度::11.65Mbps
実店舗:あり
DTI SIM 格安SIM 詳細へ 1320円(1GB) 1639円(3GB)
2112円(5GB)
3080円(10GB) 3190円(毎日1.4GB) 30秒/22円 10780円
※12ヶ月以内
下り速度:49.03Mbps
上り速度:12.91Mbps
実店舗:なし
エキサイトモバイル(※5) 格安SIM 詳細へ 495円(低速通信) 880円(3GB) 1430円(7GB) 1980円(12GB) 2750円(17GB) 3245円(25GB) 30秒/22円 下り速度:50.7Mbps
上り速度:6.62Mbps
実店舗:なし
Qtmobile(※6) 格安SIM 詳細へ 1100円(2GB)
1540円(3GB)
1760円(6GB)
1980円(10GB)
2200円(20GB) 3300円(30GB) 30秒/11円 1100円×
(12ヶ月-契約月数)
※12ヶ月以内
下り速度:72.56Mbps
上り速度:9.43Mbps
実店舗:あり
LIBMO 格安SIM 詳細へ 980円(3GB) 1518円(8GB) 1991円(20GB) 2728円(30GB) 30秒/22円 下り速度:26.39Mbps
上り速度:9.87Mbps
実店舗:あり
LinksMate(※7) 格安SIM 詳細へ 737円(1GB) 902円(3GB)
1078円(4GB)
1210円(5GB)
1342円(6GB)
1606円(8GB)
1870円(10GB)
2090円(12GB)
2310円(14GB)
2530円(16GB)
2750円(18GB)
2970円(20GB)
3157円(22GB)
3531円(26GB)
3905円(30GB)
4840円(40GB)
5500円(50GB)
7260円(80GB)
30秒/22円 3300円
※解約手数料
下り速度:103.65Mbps
上り速度:14.67Mbps
実店舗:なし
DMM mobile 格安SIM 詳細へ 1254円(低速通信)
1386円(1GB)
1650円(3GB)
2101円(5GB)
2816円(7GB)
2948円(8GB)
3179円(10GB)
4378円(15GB) 5148円(20GB) 30秒/22円 9900円
※12ヶ月以内
下り速度:40.32Mbps
上り速度:12.29Mbps
実店舗:なし
スターサービス 格安SIM 詳細へ 5346円(60GB) 30秒/22円 13200円
※36ヶ月以内
下り速度:84.41Mbps
上り速度:26.63Mbps
実店舗:なし
ロケットモバイル(※6) 格安SIM 詳細へ 490円(低速通信)
765円(1GB)
850円(2GB)
985円(3GB)
1430円(5GB)
1980円(7GB) 4400円(20GB) 30秒/22円 9500円(非課税)
※12ヶ月以内
下り速度:2.74Mbps
上り速度:2.84Mbps
実店舗:なし
TONEモバイル for iPhone 格安SIM 詳細へ 1100円(無制限)
※動画視聴は1GB
につき+330円
30秒/11円 9800円(非課税)
※24ヶ月以内
実測データなし 実店舗:あり
NifMo 格安SIM 詳細へ 1760円(3GB) 2530円(7GB) 3850円(13GB) 4730円(30GB) 6050円(50GB) 30秒/22円 下り速度:25.7Mbps
上り速度:10.35Mbps
実店舗:なし
@モバイルくん。 格安SIM 詳細へ 1320円(500MB) 3190円(5GB) 5500円(10GB) 30秒/22円 8800円
※12ヶ月以内
実測データなし 実店舗:なし
エックスモバイル 格安SIM 詳細へ 1408円(1GB) 1628円(3GB)
1738円(4GB)
1848円(5GB)
1958円(6GB)
2288円(8GB)
2508円(10GB)
2618円(15GB) 2728円(20GB) 30秒/21.89円 11000円
※12ヶ月以内
下り速度:57.44Mbps
上り速度:9.54Mbps
実店舗:あり
RepairSIM 格安SIM 詳細へ 980円(3GB) 1680円(10GB) 1980円(20GB) 30秒/22円 実測データなし 実店舗:なし
Tikimo SIM(※8) 格安SIM 詳細へ 957円(1GB) 1100円(3GB) 1749円(6GB)
2233円(10GB)
2398円(20GB) 5918円(30GB) 9713円(50GB) 30秒/22円 990円×残月数
※12ヶ月以内
下り速度:12.93Mbps
上り速度:1.61Mbps
実店舗:なし
donedone 格安SIM 詳細へ 2728円(50GB) 30秒/22円 下り速度:2.01Mbps
上り速度:2.0Mbps
実店舗:なし
OCNモバイルONE 格安SIM 詳細へ 550円(500MB)
770円(1GB)
990円(3GB) 1320円(6GB)
1760円(10GB)
30秒/22円 下り速度:63.8Mbps
上り速度:13.17Mbps
実店舗:あり
UQモバイル サブブランド 詳細へ 1628円(3GB) 2728円(15GB) 3828円(25GB) 30秒/22円 下り速度:63.62Mbps
上り速度:12.62Mbps
実店舗:あり
ワイモバイル サブブランド 詳細へ 2178円(3GB) 3278円(15GB) 4158円(25GB) 30秒/22円 下り速度:58.02Mbps
上り速度:14.79Mbps
実店舗:あり
ahamo 新料金プラン 詳細へ 2970円(20GB) 30秒/22円 下り速度:119.13Mbps
上り速度:15.21Mbps
実店舗:なし
povo 新料金プラン 詳細へ 390円(1GB・7日間) 990円(3GB・30日間) 2700円(20GB・30日間) 6490円(60GB・90日間)
12980円(150GB・180日間)
30秒/22円 下り速度:69.63Mbps
上り速度:12.81Mbps
実店舗:なし
LINEMO 新料金プラン 詳細へ 990円(3GB) 2728円(20GB) 30秒/22円 下り速度:55.54Mbps
上り速度:15.74Mbps
実店舗:なし
楽天モバイル MNO 詳細へ 0円(1GB) 1078円(3GB) 2178円(20GB) 3278円(無制限) 30秒/22円 下り速度:36.13Mbps
上り速度:18.98Mbps
実店舗:あり

(※1)すべて税込
(※2)みんなのネット回線速度データ引用(2022年2月21日現在)
(※3)表示プランはギガプラン
(※4)表示料金はdocomo回線のみ(※SoftBankはHP参照)
(※5)表示プランはFitプラン
(※6)表示料金はdocomo回線のみ(※auおよびSoftBankはHP参照)
(※7)プランは1TBまであり
(※8)表示料金はデータ料金と音声通話SIM機能料金の合算です

登録前のよくある不安Q&A

いざ格安SIMに切り替えようと思った後も、いろいろと不安に感じる部分もあると思います。そこで、こちらでは登録前によくある不安をピックアップしてみました。

  • Q. 今使っている端末代金の支払いが残っている場合、支払い完了まで乗り換えを待った方がいいの?
  • Q. 今使っているスマホは格安SIMでも使えるの?
  • Q. 電話番号って引き継げるの?
  • Q. 携帯キャリアメールは使えなくなるの?
  • Q. SIMロックは解除できるの?
  • Q. LINEのアカウントは消えない?
  • Q. 契約期間の縛りはあるの?
  • Q. 格安SIMに乗り換えた際はAPNの設定は必要なの?
  • Q. タブレットでも使えるの?
  • Q. 通信制限がかかってもつながるの?

Q. 今使っている端末代金の支払いが残っている場合、支払い完了まで乗り換えを待った方がいいの?

A. 端末代の支払残高がある状態でも格安SIMへの移行は問題ありませんが、端末の残債がある場合は、どこかのタイミングで支払う必要はあります。なお、移行できないパターンがあるとしたら、料金未納などがある場合です

ちなみに、中古の携帯ショップでは、料金が完済されていないときに△マークが付けられていることがあります。こうした端末は、ネットワーク利用制限がかけられて、使えなくなる可能性があるため、どんなに安くても避けた方がいいでしょう。

Q. 今使っているスマホは格安SIMでも使えるの?

A. 自分が乗り換えたいと思っている格安SIMの「対応機種」に掲載されていれば問題なく利用することができます。「対応機種」に掲載されていない場合は、避けた方がいいでしょう。

Q. 電話番号って引き継げるの?

ドコモMNP手続き

ドコモMNP手続きの概要
出典:MNPを利用した解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ (nttdocomo.co.jp)

A. 乗り換えの予約番号をもとのキャリアから発行してもらい、MNP(Mobile Number Portability)というサービスを利用することで、同じ電話番号を引き続き利用することができます。こちらは無料で利用することができます。ただし、予約番号には有効期限があるため、その期間内にMNPの手続きをする必要があるので注意してください。

ちなみに、以前は店舗でMNPをする場合は手数料がかかっていましたが、2021年春からは全キャリアともオンラインと店舗を問わず無料化されています。

Q. 携帯キャリアメールは使えなくなるの?

ドコモメール持ち運びサービス

ドコモメール持ち運びサービスの概要
出典:ドコモメール持ち運び | サービス・機能 | NTTドコモ (nttdocomo.co.jp)

A. 以前はキャリアを変更すると使えなくなってしまったキャリアメールですが、2021年末にできた「持ち運びサービス」を利用することで引き続き使えるようになりました。そのままのメールアドレスを使いたいときは、手数料を払って継続して使えるようにすることも可能です。そうでないならば、Gmailなどに切り替えるのもひとつの手といえます。オススメは、キャリアに依存しないGmailです。

持ち運びサービス手数料

  • docomo…月額330円(税込)
  • au…月額330円(税込)
  • SoftBank…年額3300円(税込) ※2022年夏頃より月額制も導入予定

Q. SIMロックは解除できるの?

A. 2021年の10月より、SIMロックは原則禁止となりましたが、それ以前のSIMロックされた端末については、他回線に移行する場合は必ずSIMロック解除が必要になるので、ショップやネットで解除しましょう。ただ、同系統の回線ならばSIMロックを解除することなくそのまま使うことができます

Q. LINEのアカウントは消えない?

A. 同じ番号でSIMのみを変更する場合は消える心配はありません。ただし端末を変更する場合は注意が必要です。格安SIMに切り替える前に、もとの端末であらかじめメールアドレスを登録してバックアップしておいた方がいいでしょう。

Q. 契約期間の縛りはあるの?

DMMモバイルの契約期間

DMMモバイルの場合、契約後12ヶ月以内に解約すると一律の手数料がかかります
出典:格安スマホのプランと月額料金 - DMM mobile

A. 音声SIMの場合は途中解約で、違約金などが発生する場合があります。データSIMの場合は基本的にありませんが、音声SIMの場合でも違約金が発生しないところもあります。気軽に回線を切り替えていきたいという人は、そうしたところを選んだ方がいいかもしれません。

Q. 格安SIMに乗り換えた際はAPNの設定は必要なの?

A. 基本は必要です。プロファイルのインストールだけで終わるものもあれば、APN(※)設定画面を開いて設定する必要があるものも存在するので、マニュアルに従って作業していくことになります。例えばauからUQ mobileなどに乗り換える場合でも、別の回線につながるためAPNの設定は必要になります。

※アクセス・ポイント・ネームの略。スマホからインターネットに接続するためのアクセスポイントのこと

Q. タブレットでも使えるの?

A. データ通信SIMは使えます。当たり前ですが、音声通信はできないので、通話分の料金は無駄になってしまいます。過去に音声通話ができるタブレットもありましたが、基本的に音声は使えないと思った方がいいでしょう。

Q. 通信制限がかかってもつながるの?

A. 通信制限にかかったときにつながりやすいかどうかは、速度がどれくらい遅くなるかにもよります。128kbpsまで制限されてしまうと、ちょっと使い物にならないレベルです。目安としては、128kbpsだとメールなどのテキストのみでのやりとりが、300kbpsならネットサーフィンができるかどうかのギリギリのラインです。

ちなみに楽天モバイル、UQ mobile、Y!mobile、ahamoなど、一部のプランは通信制限がかかった場合でも1Mbpsは出ます。1Mbpsぐらいの通信速度であるならば、そのままでも問題ないレベルですね。

▼格安SIMへの乗り換え手順を知りたい方はこちらもおすすめ

基本をおさらい! 格安SIMの基礎知識まとめ

ここまでの情報を踏まえて、格安SIMの基礎知識をひと通りまとめてみました。最後におさらいしておきましょう。

データSIM、音声通話SIMの違いは?

 
音声通話SIMとデータSIMの違いや特徴
音声通話SIM データSIM(SMS付き) データSIM(SMSなし)
音声通話SIM データSIM データSIM
  • MNPで昔の電話番号がそのまま使える
  • 音声通話もネットも使える
  • LINEなどのアプリ通話は可能
  • 音声SIMに比べて料金が安い
  • SMS認証でアプリやサービスの制限が少ない
  • 3種の中で基本料金が格段に安い
  • 最低利用期間や途中解約による違約金がない

データSIMは、インターネット通信だけができるもので、音声通話SIMは、音声による通話ができるものです。通話機能分のコストが上乗せされるため、音声通話SIMの方が料金も高くなります

インターネットしか使わないのでデータSIMで十分という人もいますが、例えばLINEなどはSMSが使えないと認証ができないため、SMS付きのデータプランにした方がいいでしょう。予算と自分の使い方で選ぶようにしてください。

MNOとMVNOの違いは?

格安SIMが安い理由

MNOはMobile Network Operator(移動体通信事業者)の略語で、docomo、au、SoftBank、楽天といった自社の回線を所有するキャリアのことをさします。そこから回線をレンタルして仮想的に通信事業を構築してサービスを提供しているのがMVNOです。MVNOは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略語です。

格安SIMのメリット

格安SIMのメリットは、毎月の基本料金が安くなるところです。半額や1/3、人によっては1/4程度に抑えることができます。

具体的にいうと、格安SIMでは3GBのプランを用意しているところが多いですが、この3GBというのはスマホ所有者の約6割ぐらいの人が利用するデータ量といわれています。そのため、自分のふだん使用しているデータ量がわからない状態で、格安SIMを比較する際は、3GBのプランを中心に比較するとよいでしょう。

毎月のスマホ料金を2000円以下に抑えられる

料金が安くなる格安SIMですが、docomoのプランを例に比較してみると、ギガライトプラン5GB:5665円(税込)に対し、格安SIMは5GB平均:約1650円と2000円以下に抑えることができます。

大容量など、データ量のプラン展開が豊富

格安SIMは容量のプランが豊富で、三大キャリアと比べても大容量のプランが多くラインナップされています。また事業者によっても容量が異なるので、自分のふだんの使用量や、目的に合ったプランを選ぶことができます。

最低利用期間が短い

三大キャリアは、2年契約縛りや途中解約による違約金などの条件が付いてくることが多いですが、格安SIMは最低利用期間や違約金を取られるケースが少ないのが魅力です。それにより気軽に事業者を乗り換えたり、プラン変更できるのが利点です。

格安SIMのデメリット

格安SIMのデメリットとしては、手続きから開通まで、自分でしっかりと調べなければいけないところです。適当にキャンペーンなどで契約してしまうと、思ったほど安くなっていないということもありえます。そして途中解約してしまうと、違約金が発生してしまいます。

また、三大キャリアのような手厚いサポートや、通信品質が必ずしも維持されていないというリスクもありますので、安さの格安SIMか、高いけど大手キャリアかは、よく検討することが大事です。

平日の昼間や休日などの時間帯とエリアによっては通信速度が低下する

MNOに比べて回線が遅れる

格安SIMは同一時間帯に利用者が増えると回線が混雑し、速度低下につながりやすい

三大キャリアから回線を借りてサービスを展開する格安SIMは、三大キャリアに比べて回線の数が少ないため、同時間帯や同エリア内の利用者が増えると通信速度が低下する可能性があります。

キャリアメールが利用できない可能性が高い

三大キャリアから格安SIMに乗り換えた際、電話番号は同じものを使えますが、メールアドレスに関しては引き継ぐことができません。ただし、21年の12月より各社「メール持ち運びサービス」を開始し、docomoやauは月額330円(税込)、SoftBankは年額3300円(税込)払えば、引き続きキャリアメールを使えるようになりました。

実店舗が少なく、自分自身で契約手続きが必要な場合が多い

格安SIM(MVNO)の場合、マイネオやイオンモバイルなど店舗を構えているところもありますが、基本的には店舗がないところが多く、契約から回線開通までの手続きを自分で行わなければならない場合が多いです。

端末と格安SIMの相性によって着信できない場合がある

以前、楽天モバイルでiPhoneを使用した際に着信ができないというトラブルが起きましたが、このようなことはまれなので、心配する必要はありません。まずは契約前に、使用する端末が対応しているかどうか、契約直後に起きたとしたらAPN設定が正しくできているかどうかチェックしましょう。

まとめ

おすすめ格安SIMを専門家が解説

数が多くてなかなかひとつに絞り込むのが難しい格安SIMについて、今回はその特徴やメリット・デメリットについて紹介しました。それらを踏まえたうえでふだん利用している携帯電話の料金が高いなと感じているならば、格安SIMを検討することをおすすめします。

格安SIMの選び方という点では、自分が使っている状況に合ったプランを選ぶことがもっとも重要なポイントです。例えば、使えるデータ量が多いなどより快適なサービスを選ぶと、その分お金もかかってしまいます。プラン自体の金額の安さを気にするのもいいですが、トータルで料金を抑えるためにも、自分の使い方に合った容量を選んでみてはいかがでしょうか。

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