キャンプ用ペグのおすすめ12選!初心者でも使いやすい高コスパ商品や選び方のポイントを紹介

キャンプ用ペグのおすすめ12選!初心者でも使いやすい高コスパ商品や選び方のポイントを紹介

「テントに使うペグは種類が多すぎて、どれを選んだらいいのかわからない」
「初心者でも使いやすい、おすすめのペグが知りたい」

テントやタープの設営に欠かせないキャンプアイテムのペグ。しかし、長さや素材など種類がさまざまで、使用するロケーションによっても適切なものが異なるため、どれを選べばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。

この記事では、アウトドアライフアドバイザーの寒川一(さんがわはじめ)さんに、ペグの基礎知識や選び方のポイントについて伺いました。

<プロが教える!ペグ選びのポイント>

  • 小型・中型テントなら20〜30cmのものを、大型テントなら30〜50cmのものを選ぶ
  • 柔らかい地面では、V・U字型ペグなど地面を受け止める面積の広いものを選ぶ
  • 固い地面では、真っ直ぐな形状でスチール製などの硬い素材のものを選ぶ
  • ハンマーよりも硬い素材のペグを選ぶ

また、寒川さんのアドバイスをもとにyour SELECT.編集部が厳選したおすすめペグ12選も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

おすすめのペグ12選
メーカー
商品名
エリッゼ スノーピーク IDAODAN Rive Rock キャプテンスタッグ キャプテンスタッグ アルペグ GeerTop TITAN MANIA キャプテンスタッグ TRIWONDER JEELAD
鍛造ペグエリッゼステーク 28cm ソリッドステーク30センチ 鋳造ペグ 20cm 20cmペグ ハンマーセット パワースチールペグ45cm スチールぺグ23cm アルミ鍛造ペグ アルミペグ ペグ 24cm プラスチックサンドペグ 45.5cm スノーペグ テントペグ
【エリッゼ】 鍛造ペグエリッゼステーク 28cm 【スノーピーク】 ソリッドステーク30センチ 【IDAODAN】 鋳造ペグ 20cm 【Rive Rock】 20cmペグ ハンマーセット 【キャプテンスタッグ】 パワースチールペグ45cm 【キャプテンスタッグ】 スチールぺグ23cm 【アルペグ】 アルミ鍛造ペグ 【GeerTop】 アルミペグ 【TITAN MANIA】 ペグ 24cm 【キャプテンスタッグ】 プラスチックサンドペグ 45.5cm 【TRIWONDER】 スノーペグ 【JEELAD】 テントペグ
形状 ネイル ネイル ネイル ネイル ピン V字型 X字型 Y字型 ピン X字型 U字型 U字型
参考価格(税込) 2992円(8本) 3542円(6本) 2499円(10本) 3646円 381円 446円(4本) 3480円(8本) 1399円(10本) 3280円(6本) 371円(1本) 1499円(6本) 1399円(6本)
長さ 280mm 300mm 約240mm 200mm 450mm 230mm 250mm 150mm 240mm 455mm 310mm 310mm
重さ(1本あたり) 約192g 約180g 約73g 約110g 約205g 約50g 約82g 10g 約56g 約90g 52g 約56g
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
アウトドアライフアドバイザー
寒川一さん
寒川一
寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、特に枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。著書に『眠りのさじ加減 65歳からのやさしい睡眠法』(青志社)ほか多数。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

ペグを選ぶ前に知っておきたい基礎知識

まずは、ペグを選ぶうえで押さえておきたい基礎知識について、寒川さんに伺いました。

ペグとは?

ペグを使ってロープを地面に固定することで、テントを安定させて設置することが可能になる

ペグを使ってロープを地面に固定することで、テントを安定させて設置することが可能になる

ペグとは、キャンプでテントやタープを設営する際に、テントやタープのポールなどに繋ぐ張り綱(ロープ)を地面に固定するために使う杭のことです。形状や長さ、素材など、多様なバリエーションがあります。

ペグの形状と長さ

ペグは長さや断面形状がさまざまで、打ちやすさや強度などに差が出る

ペグは長さや断面形状がさまざまで、打ちやすさや強度などに差が出る

ペグは断面の形状によってピンベグネイルペグX・Y・V・U字型ペグスクリューペグなどに種類が分かれており、打ちやすさや強度が異なります。

<ペグのおもな形状と特徴>
形状 ピンペグ ネイルペグ X・Y字型 V・U字型 スクリューペグ
ピンペグ ネイルペグ X・Y字型 V・U字型 スクリューペグ
特徴 シンプルでベーシックな形状 ヘッド部分がハンマーの力が効率よく伝わる形状をしている 柔らかい地面でも回転しにくい 打ち込みが容易で強度が必要なときに最適 地面にねじ込むので強度が高く、抜けにくい
強度 低い やや低い 普通 やや高い 高い

一般的に、ペグの長さは15〜50cm、幅は約5〜30mm程度長くなるほど抜けにくくなり、大型のテントやタープにも耐えられる強度が得られます。

ペグの素材

ペグは素材によって強度やサビやすさなどが異なる

ペグは素材によって強度やサビやすさなどが異なる

鍛造スチール 鋳造スチール スチール 特殊ステンレス
不純物を飛ばすために鋼鉄を叩いて作るので硬くて頑丈。 型に流して作るので量産が可能。鍛造より強度と価格が低くなる。 重くてサビやすい。テントの標準付属品として使われることが多く、低価格。 強度はスチールと変わらないがサビにくい。
チタン アルミ プラスチック
型に流して作るので量産がスチールより軽量でサビにくいが高価格。 スチールより軽量で鋳造も可能。粘りがないので折れやすい。 軽量でサビないので手入れが楽。強度が低く、曲がりやすい。 柔らかい地面限定。木類によっては強度が高いものもある。

ペグの選び方

ペグはロケーションや用途で適切なものが異なります。ペグを選ぶ際のポイントについて、寒川さんに詳しく解説していただきました。

ロケーションに合った形状と素材を選ぶ

湖畔は小石が混じるので、硬めのペグがおすすめ

湖畔は小石が混じるので、硬めのペグがおすすめ

ペグは土や砂地など、使用環境で使い分けることが重要です。
柔らかい土や砂、雪などの地面では、V・U字型ペグなど、地面を受け止める面積の広い、平面に近い形状のペグがおすすめです。素材はそれほどこだわる必要がなく、比較的強度の低いアルミやプラスチック製のものでも大丈夫でしょう。
固い地面では、ピンペグのようにまっすぐな形状で、スチール製などの硬い素材のペグがおすすめです。

使用するアイテムに合わせてペグの長さを選ぶ

ペグの長さによって、耐えられる強度が変化する

ペグの長さによって、耐えられる強度が変化する

ペグをおもに使用するアイテムは、テントとタープです。大型になれば自重もあり、風の影響を受けやすくなるため、ペグが抜けてしまわないように長いものを選ぶ必要があります。

使用するアイテム別に、選ぶべきペグの長さの目安をまとめたので、チェックしてみてください。

アイテム 長さの目安(無風時)
大型テント(5人用以上) 30〜50cm
小型・中型テント(〜4人用) 20〜30cm
大型タープ(6人用以上) 40〜50cm
小型・中型タープ(〜5人用) 30〜40cm

使用するハンマーの種類と打ちやすさにも注目する

使用するハンマーにあわせてペグを選ぶことも重要

使用するハンマーにあわせてペグを選ぶことも重要

ペグは、打ち込む際に使用するハンマーとの相性も大切です。基本的には、使用するハンマーよりペグは硬い素材のものを選ぶようにしましょう。例えば、スチール製のペグは、それ以上に硬い鋼鉄系のハンマーでないと、ハンマーの方が凹んでしまい、力が伝わらずしっかり打ち込めないことがあるのです。アルミやプラスチック製などの比較的柔らかいペグは、鋼鉄系のハンマーで打つと曲がってしまう場合もあります。

また、ペグ上面の面積が大きければハンマーで打ち込みやすく、力もまっすぐ伝えられ、ペグが曲がってしまうなどのアクシデントを最小限に抑えられることができます。

【素材別】おすすめのペグ12選

寒川さんに教えていただいたポイントをもとに、your SELECT.編集部が厳選したおすすめのペグを素材別にご紹介します。使用目的に見合ったアイテムを選ぶようにしましょう。

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おすすめのペグ12選
メーカー
商品名
エリッゼ スノーピーク IDAODAN Rive Rock キャプテンスタッグ キャプテンスタッグ アルペグ GeerTop TITAN MANIA キャプテンスタッグ TRIWONDER JEELAD
鍛造ペグエリッゼステーク 28cm ソリッドステーク30センチ 鋳造ペグ 20cm 20cmペグ ハンマーセット パワースチールペグ45cm スチールぺグ23cm アルミ鍛造ペグ アルミペグ ペグ 24cm プラスチックサンドペグ 45.5cm スノーペグ テントペグ
【エリッゼ】 鍛造ペグエリッゼステーク 28cm 【スノーピーク】 ソリッドステーク30センチ 【IDAODAN】 鋳造ペグ 20cm 【Rive Rock】 20cmペグ ハンマーセット 【キャプテンスタッグ】 パワースチールペグ45cm 【キャプテンスタッグ】 スチールぺグ23cm 【アルペグ】 アルミ鍛造ペグ 【GeerTop】 アルミペグ 【TITAN MANIA】 ペグ 24cm 【キャプテンスタッグ】 プラスチックサンドペグ 45.5cm 【TRIWONDER】 スノーペグ 【JEELAD】 テントペグ
形状 ネイル ネイル ネイル ネイル ピン V字型 X字型 Y字型 ピン X字型 U字型 U字型
参考価格(税込) 2992円(8本) 3542円(6本) 2499円(10本) 3646円 381円 446円(4本) 3480円(8本) 1399円(10本) 3280円(6本) 371円(1本) 1499円(6本) 1399円(6本)
長さ 280mm 300mm 約240mm 200mm 450mm 230mm 250mm 150mm 240mm 455mm 310mm 310mm
重さ(1本あたり) 約192g 約180g 約73g 約110g 約205g 約50g 約82g 10g 約56g 約90g 52g 約56g
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おすすめの鍛造・鋳造スチール製ペグ4選

大型のテントやタープ向けの強度の高い鋳造・鍛造スチール製のペグを4つ紹介します。

洗練されたデザインと強度が魅力 エリッゼ|鍛造ペグエリッゼステーク 28cm

【エリッゼ】 鍛造ペグエリッゼステーク 28cm

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

鍛造ペグを世に知らしめた一本。カラーバリエーションも多彩で使い分けもできて楽しいですね。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 ネイル
素材 鍛造スチール
長さ 280mm
重さ(1本あたり) 約192g
付属品

丸い鋼材を約1100℃になるまで真っ赤に熱し、約1トンの力で断面を楕円形にプレスした鍛造スチール製のペグです。楕円形状のペグは地中で回ることなく、砂利や石が混じった固い地面でも入り込みが良く、ガッチリと固定してくれます。

上部形状にも特徴があり、河原の砂利でも打ち込みやすい設計 スノーピーク|ソリッドステーク30センチ

【スノーピーク】 ソリッドステーク30センチ

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

鍛造スチール製ペグのパイオニアブランド。「ペグは消耗品」という概念を払拭し、ペグ界に革命をもたらした鍛造製法による商品。30cmという長さは役立つシーンも多いです。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 ネイル
素材 鍛造スチール
長さ 300㎜
重さ(1本あたり) 約180g
付属品

燕三条に伝わる鍛造製法で作られたペグで、どんなに固い地面にも確実にテントやタープを固定させることが可能です。10cm単位の長さで、20cmから50cmまでの全4種類。柔らかいコンディションの地面や砂浜などでは50cm。タープのメインの二股ロープとサブには40cmと30cm。テントの補強用には20cmと、地面の状況や使用するアイテムによって使い分けることが可能です。

各ペグにロープリングが装着され使いやすい IDAODAN|鋳造ペグ 20cm

【IDAODAN】 鋳造ペグ 20cm

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

固い地面にも打ち込める鋳造スチール製のペグ。目立つカラーのロープリングが付いており、ペグ位置が目立ち、引き抜くときにも便利です。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 ネイル
素材 鋳造スチール
長さ 約240mm
重さ(1本あたり) 約73g
付属品 収納袋、蛍光反射アームバンド

強靭性と耐久性に優れたこのペグは、超高温で金属を溶かし、高圧で素早く固化・成形させる加工方法で作られています。耐腐食性にも優れ、高強度なので、折れたり曲がったりしません。砂利などの固い地面でも打ち込むこともでき、悪条件なロケーションでもテントやタープを安全に設営することができます。

マッチングされたハンマー付き Rive Rock|20cmペグ ハンマーセット

【Rive Rock】 20cmペグ ハンマーセット

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ハンマーや収納ケースまでついたコストパフォーマンスに優れたセット。入門編としてもおすすめです。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 ネイル
素材 鍛造スチール
長さ 200mm
重さ(1本あたり) 約110g
付属品 帆布ペグバック

鍛造スチール製のペグとハンマーのセットです。専用設計された重量のあるハンマーにより、固い地面でもペグを効率よく打ち込むことが可能。突き抜け防止の両サイド2重構造で、耐久性がアップした大容量のキャンバス生地の収納バッグも付属されています。

スチール製ペグ2選

粘りがあり折れにくいスチール素材のペグを2つ厳選しました。

シンプルなデザインで値段の安いスチールペグ キャプテンスタッグ|パワースチールペグ45cm

専門家のおすすめポイント

飾り気はありませんが、長さがしっかりある実力派のペグです。トップに引っ掛けられないのでリング部にロープを結ぶ必要があります。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 ピン
素材 スチール
長さ 450mm
重さ(1本あたり) 約205g
付属品

シンプルなデザインのスチールペグ。ストレートなので、固い地面や少々砂利まじりの地面でも打ち込めます。長いので、力がかかる大型テントやタープを安全に設営でき、付着した土なども簡単に洗い流せるので、手入れも楽です。

V型断面形状で地面をガッチリとつかむ キャプテンスタッグ|スチールペグ23cm

【キャプテンスタッグ】 スチールぺグ23cm

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

安価で、コストパフォーマンスに優れたスチール製のペグです。幅広いV字型の形状により、多少柔らかめの地面にも威力を発揮します。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 V字型
素材 スチール
長さ 230mm
重さ(1本あたり) 約50g
付属品

ヘッド部分を丸くまるめたヘビーデューティーなスチール製V字型のペグ。固い地面でも折れずに打ち込むことが可能な強度を備えています。コストパフォーマンスにも優れた、キャンプアイテムといえます。

おすすめのアルミ・チタン製ペグ3選

軽量なアルミ製や、使い込むほど愛着が湧くチタン製の個性豊かなペグを3つご紹介します。

大胆な造形美が特徴 アルペグ|アルミ鋳造ペグ

【アルペグ】 アルミ鍛造ペグ

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

アルミの鋳造で軽くて丈夫という他にはない個性をもったペグです。プロダクトとしても美しい。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 X字型
素材 鋳造(ちゅうぞう)アルミ合金製
長さ 250mm
重さ(1本あたり) 約82g
付属品

軽さと強度を兼ね備えたアルミニウム合金のADC12を使用して、鋳造製造されているペグ。他に類を見ない、ダイカスト製でしかできない複雑な形状で設計されています。あらゆる方向からの力に耐えられ、打ち込み時にもクルクル回らずに、しっかりホールド可能。同形状の鉄製と比べて3分の1の軽さであるのも特徴です。

重さわずか10gの軽いY字ペグ!コンパクトだがレッドカラーが人目を引く GeerTop|アルミペグ

【GeerTop】 アルミペグ

出典:Amazon

参考価格:1399円円(税込)(10本)

専門家のおすすめポイント

バックパックで運ぶような小型のテントであれば付属品より頼りになりそうな軽量ペグです。スペアペグとしても持っていたいですね。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 Y字型
素材 アルミ合金製
長さ(1本あたり) 150mm
重さ 10g
付属品 収納袋

軽量で高品質の7A04アルミ合金を採用。先端が鋭く、固い地面はもちろん、柔らかい土でも安定するY字型のデザインで、曲がりにくく摩耗に強いペグを実現。また、陽極酸化で表面処理されているので洗浄も容易です。

チタニウムの素材を生かしたルックスが魅了 TITAN MANIA|ペグ 24cm

【TITAN MANIA】 ペグ 24cm

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

プレミアム感の高いチタンをペグに採用した逸品。こだわり派のキャンパーに使ってほしい、物欲をそそるチタンカラーも魅力です。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 ピン
素材 チタン合金造
長さ 240mm
重さ(1本あたり) 約56g
付属品 収納袋

日本のチタン製品専門店、TITAN MANIA(チタンマニア)の軽量で頑丈なチタン製のペグ。最もオーソドックスで使いやすいピンペグ形状は、地面に打ち込みやすいようにヘッド部分が丸くなっているのも特徴です。またチタンは錆びにくいので、湿気の多い天候や雨の日でも安心です。

その他素材のおすすめのペグ3選

プラスチックやアルミ製のペグを3つ紹介します。

設計自由度が高く、柔らかい地面に最適 キャプテンスタッグ|プラスチックサンドペグ

【キャプテンスタッグ】 プラスチックサンドペグ 45.5cm

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

X字と凹凸のある形状は砂地でもしっかり固定できるデザインですが、抜くのがやや大変かもしれません。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 X字型
素材 ABS樹脂製
長さ 455mm
重さ(1本あたり) 約90g
付属品

金属製より、軽くて錆びないプラスチック製のペグです。45.5cmのロングタイプで、砂浜などの比較的軟らかめの地面に適しています。ペグのトップにロープが通せる穴が空いているので、テントやタープ以外、工夫次第で多様に活用できるアイテムです。

スノーキャンプには欠かせないアイテム TRIWONDER|スノーペグ

【TRIWONDER】 スノーペグ

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

単品でもクロスして重ねて使ってもいいでしょう。重ねて収納も可能な形状である点も注目です。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 U字型
素材 アルミ合金製
長さ 310mm
重さ(1本あたり) 52g
付属品

頑丈で高強度のアルミニウム合金製に、鮮明な色が保てるように陽極酸化で表面コーティング加工が施されています。長くて幅広いU字形状で、風や大雪に耐えられるように6つの穴が空いているのも特徴です。

砂浜でのサマーキャンプに最適 JEELAD|テントペグ

【JEELAD】 テントペグ

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

砂地や雪用に何本かは持っておきたいペグです。穴にロープを通しておけば回収も楽です。

寒川一さんのおすすめポイント

アウトドアライフアドバイザー

寒川一さん

形状 U字型
素材 アルミ合金製
長さ 310mm
重さ(1本あたり) 約56g
付属品

柔らかすぎて通常のペグが固定できない砂地や砂浜、雪上などのロケーションにおいてもしっかり固定できます。摩擦力を効果的に増加させるために、広くて長いU字断面設計になっています。

ペグの使い方とお手入れ方法

ペグはシンプルながら、デリケートなアイテム。ペグを長持ちさせるために押さえておきたい基本的な使い方と、ふだんのお手入れ方法について、寒川さんに伺いました。

打ち込み(ペグダウン)

ペグの打ち込みは、安定した姿勢で落ち着いて行うのがコツです

ペグの打ち込みは、安定した姿勢で落ち着いて行うのがコツです

ペグを打つ位置は、基本的には稜線のポールから外に向かった先の延長線上で、ポールの3分の2(タイプによって異なる場合あり)の長さくらい離れた場所になります。
張り綱は、ポール先端から60~90度の角度になるように伸ばしておきます。
ペグを地面に打ち込む角度は、多様に存在します。60度前後や垂直、張り綱と直角に行うなどがあります。
ある程度までは斜めに角度をつけるほど抜けにくくはなりますが、柔らかい地面ではペグの周囲に隙間が生じ、かえって抜けやすくなってしまうので注意しましょう。
ペグ打ちは、ハンマーの重さを利用しながら、ペグに向かってまっすぐ打つように行うのがコツです。
なお専用のペグハンマーには、通常ストラップが付いています。万が一、手が滑ってハンマーが離れてしまうことがないよう、常に手首にかけておくことを心がけましょう。

張り綱は、ペグの頭が2~3cm見える程度まで地面に刺さってから引っかけるようにします

張り綱は、ペグの頭が2~3cm見える程度まで地面に刺さってから引っかけるようにします

<ペグの強度を高めるマル秘技>
    2本のペグ同士を絡ませ、強度を高める方法です

    2本のペグ同士を絡ませ、強度を高める方法です

    タープのメインポール用の長いペグがない場合、ペグの強度を高めるテクニックとしてクロス打ちがあります。これは、メインのペグの前に、サブのペグを打ち込み、メインの強度を向上させる方法です。本数に余裕がないとできませんが、短めのペグしかない場合や、強風や地面が柔らかいときにも有効です。

引き抜き

砂地などの柔軟な地面であれば、張り綱を引っ張ったり、ペグの横を軽く叩いたりしながら行えば簡単にペグが抜けます。
しかし、固く締まった地面に打ち込んだペグなどは抜けづらくなっています。その場合は、ペグを回転させたりして、地面との隙間をつくることで抜けやすくなります。穴が空いているペグであれば、そこに別のペグを刺して回転させることも可能です。

力任せではなく、回転させながら抜くと、スムーズに行えます

力任せではなく、回転させながら抜くと、スムーズに行えます

また、ペグに差し込んでテコの原理で動かせるように、ペグハンマーの先が細くなっているタイプもあります。

お手入れ

複数で使用するペグは、使いっぱなしになりがちなアイテムです。ふだんからのメンテナンスによって、テントの設営時間の短縮にもつながることになるのです。

ペグはふだんの保管方法によって寿命が左右されるアイテムです

ペグはふだんの保管方法によって寿命が左右されるアイテムです

抜いたペグは、土を落としてよく乾かしてから収納しましょう。
私は、ペグを収納するケースの中に雑巾を一緒に入れておきます。ペグを回収した際に、雑巾である程度拭いておくと、後で錆びたときの手入れの手間がそれほどかかりません。また、曲がりや破損の点検も同時にしておけば、次のキャンプのときまでに補修や交換することも可能になります。

ペグについてのQ&A

最後にペグの気になる疑問点について、寒川さんに答えていただきました。

Q. ペグの収納方法は?

クランポンケースはペグを収納するのにおすすめです

クランポンケースはペグを収納するのにおすすめです

A. ペグは汚れるアイテムで、先端が鋭利で重いので、保管場所には注意が必要です。ペグが突き出ないように、私はクランポン(登山用アイゼンの英・フランス語名称)ケースを、ペグの専用ケースとして収納しています。

紐をリング状にしたマーキングをされたペグ

紐をリング状にしたマーキングをされたペグ

また、ペグには紐をつけておくと便利です。地面から抜くときに切れたりすることはありますが、回収した後にまとめやすいですし、目立つのでグループキャンプのときでもペグが迷子にならなくなるメリットもあります。

Q. 長いものを買った方がいい?

ペグの種類は千差万別。自分に合ったペグを見つけるのも楽しみの1つです

ペグの種類は千差万別。自分に合ったペグを見つけるのも楽しみの1つです

A. ペグのサイズの大は、小を兼ねます。しかし、迷ったときを除き、使用目的に見合ったサイズのペグを選ぶようにしましょう。長いペグに越したことはありませんが、重く大きくなってしまうので運搬時の負担が増えてしまいます。逆に軽量だからといって、テントやタープに付属されているペグからのサイズダウンは、好ましくないことはいうまでもありません。

Q. ペグはいろいろな種類のものを持っておいた方がいい?

A. 最低、2種類のペグはあった方が安心です。ペグは、シチュエーションに応じて使い分けるアイテムというのが基本的な考え方です。記事の前半でもお伝えしましたが、ペグの種類が多数なのは、個々のタイプにそれぞれの機能があるからです。
テントを設営する地質に対応するペグを準備することから、すでにキャンプはスタートしています。

Q. 他に併せて持っておいた方がいいギアは?

A. ペグに関連したアイテムとしては、やはりハンマーでしょう。使いやすいサイズやデザインはもちろん、ペグの素材とハンマーの素材との相性も大切な要素です。柔らかな素材のペグに、硬い素材のハンマーは避けましょう。ペグのタイプごとに合わせて専用のハンマーを揃えることをおすすめします。

まとめ

まとめ
  • ペグはロケーションによって適切な形状や素材が異なる
  • テントやサイズによって、ペグの長さを決める
  • ハンマーとの相性も重要
  • ペグを長持ちさせるために保管方法が大切

ペグはシンプルなキャンプアイテムですが、これがないと快適でスピーディーなテント設営ができません。キャンプは、小さいことの積み重ねで楽しさが倍増します。ペグが、気持ちよく地面に打ち込めたときは、テンションMAXです。そのために、使用環境に合ったペグを選び、スマートに使いこなしたいものですね。 ペグの購入を検討している方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

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