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キッチンに置きたい!本場イタリア製MARCATOのパスタマシンがあれば自宅で手軽に生パスタが楽しめる
What is this feature?
キッチン家電といえば白色が主流でしたが、近年では、台所をスタイリッシュに格上げしてくれる黒色のブラック家電が人気です。デザインだけでなく、機能性に優れたものが多く、キッチン周りにも手を抜かないyour SELECT.読者にぴったりなアイテムがたくさん。「BLACK KADEN 30」では、そんなこだわりのブラック家電から、各ジャンルごとに選び抜かれたキッチン家電&ツールを毎回一つずつご紹介。おしゃれで使いやすい最高のキッチンを作るため、30個のキッチンマストアイテムを厳選していきます。
your SELECT.編集部による、今話題のアイテムを検証する研究チーム。キッチン家電やツールをはじめ、読者の生活を豊かにしてくれるモノを実際に購入して繰り返しテストを行い、本当にオススメできる新定番を探究します
自宅で気軽においしい生パスタが作れると、料理好きの間で人気のパスタマシン。最近ではパスタだけでなく、ラーメンやうどんなどさまざまな麺が作れるアイテムが登場。昔ながらの手動ローラー式に加えて、電動押し出し式のものなど選択肢も増えて、多くの手作り愛好家から熱い視線を集めています。
中でも今回注目したのが、イタリアで愛される老舗家庭用品ブランド・MARCATO(マルカート)の「パスタマシーン アトラス」。日本でも35年前から販売されてきたロングセラーアイテムで、その丈夫な作りと豊富な種類のアクセサリー類で高い評価を得ているそう。
自宅で生パスタを生地から手作りできるのは何とも魅惑的ですが、ふだんから料理に慣れていないと機械や生地の扱いが難しそう…と購入をためらっている人も多いはず。そこで、実際に使って使用感を検証していきます。
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目次
これひとつで種類豊富なパスタが作れる
MARCATO「パスタマシーン アトラス」
イタリア北部、ベネチアに近いパドバに工場を構え、品質に妥協を許さない高度な機械加工技術でイタリア家庭の支持を集めてきた老舗家庭用品メーカー・MARCATO(マルカート)社。そのMARCATOのロングセラーパスタマシンが「パスタマシーン アトラス」です。
生地の伸ばしからカットまで、これ一台で行えるパスタマシンで、生地の厚さも10段階で調節可能。材料や生地のアレンジでロングパスタ、ラザニア、ラビオリの他、そばやうどんなどの麺類にも応用できます。さらに別売りオプションカッターを追加すれば、実に12種類ものパスタが作れちゃいます。
MARCATO(マルカート)
パスタマシーン アトラス
参考価格: ¥12,180(税込)
サイズ | 幅200×奥行200×高さ155mm |
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重さ | 約2kg |
基本的な使い方や使用感を徹底チェック
生パスタが自宅で気軽に楽しめる「パスタマシーン アトラス」。生地を薄く伸ばす工程から麺状にカットする工程までを、ハンドルをくるくる回すだけで、驚くほど簡単に短時間で行うことができるアイテムです。
場所を取らず簡単に設置可能
パスタマシンというと業務用の大きな機械を思い浮かべる人も多いはず。そんなイメージとは裏腹に、「パスタマシーン アトラス」は見た瞬間に「小さい!」と驚くほどのサイズ感。
本体は幅と奥行きが20cm、高さが15.5cmとかなりコンパクト。iPadを置ける程度のスペースがあれば使えるので、狭いキッチンでも臆する必要はありません。
手動式なので電源がなくても、どこでも使えるのがポイントですが、使用する際はネジでパスタマシン本体をテーブルや調理台の天板に固定する必要があります。
本体をしっかり固定したら、基本的な操作はハンドルをくるくると回すだけ。いたってシンプルな仕組みだから、機械類が苦手な人でも大丈夫。
天板には傷がつかないように、あらかじめ布などを挟んで設置すると安心です。
生地の厚さと太さはお好みで調節できる
使い方は、あらかじめ仕込んでおいた生地をローラーで好みの厚さに伸ばして、その生地をさらにカットローラーで切り分けるだけ。生地の厚さは本体横に付いたダイヤルで調節が可能。0.2mmから2mmの間で10段階の設定があるので、好みの厚さを選びます。
生地が分厚いともっちりかみ応えのある生パスタに。薄いとピロピロした軽めの生パスタになります。好みや用途に応じて自分で設定できるのが、パスタマシンで生パスタを手作りする醍醐味(だいごみ)です。
さらに生地を麺状にカットするためには、付属のカットローラーを本体に装着。伸ばした生地をカットローラーに挟み込みながら、くるくるハンドルを回せば、カットされた麺が下から出てくる仕組みです。
付属のカットローラーはタリオリーニ(1.5mm)とフェットチーネ(6mm)の2種類。タリオリーニの方はラーメンのような細めの平麺で、フェットチーネは味噌煮込みうどんのような厚くて太い麺。同じ厚みの生地でもカットローラーを変えるだけで違いが出ます。この2種類でも生地の厚みとの組み合わせで、かなりのバリエーションが楽しめますが、さらに別売りのオプションカッターを買えば、リングイネ、カペッリーニ、ラビオリなど、多彩な生パスタを作れます。
キッチンになじむ、高級感あるマットな質感
パスタマシンというと、いかにも業務用のシルバーのピカピカしたステンレス製のものを思い浮かべる人も多いのでは? 「パスタマシーン
アトラス」は、そんな従来のパスタマシンのイメージを覆す、マットなブラックボディです。
余計なものを削ぎ落としたミニマルなデザイン、艶消しクロームメッキスチールの質感もクールで調理器具とは思えない高級感があります。
インダストリアル雑貨のようなクールで無骨なたたずまいで、どんなキッチンにもスマートになじみますが、サイズ的にも置き場所を選ばないので、あえてリビングの飾り棚にディスプレイして楽しむのも一興。
使わないときも目に入るとうれしくなる、道具を使って、眺めて愛でる喜びが、この「パスタマシーン アトラス」にはあるのです。
いろんな種類のパスタを作ってできあがりを比較
さらに「パスタマシーン アトラス」に注目した理由が、通常の生パスタ以外にも、バリエーション豊かな麺が作れる点です。
トマトやほうれん草など、野菜のペーストを練り込んだアレンジパスタ、中力粉を使ったうどん、そば粉を使ったそば、さらには餃子の皮まで。実際どこまでうまく作れるのか検証します。
基本的な使い方は生地をセットして回すだけ
それでは早速、生地を伸ばしてカットするところを見ていきましょう。
セッティングと基本的な使い方(1:04)
具体的な工程としては、まず生地の厚みをダイヤルで選んで、あらかじめ作っておいた生地をローラーに当てて、差し込むようにしながらハンドルを回します。するとローラーの下から均一に伸ばされた生地が出てくる仕組みです。
さらに伸ばした生地を麺状にするには、付属のカットローラーを本体に取り付けて、伸ばした生地をカットローラーに当てながらハンドルを回します。下からカットされた麺が出てきたら完成。
生地はあらかじめ手や麺棒でざっくり伸ばしておくと作業がしやすいです。生地は厳密にローラーに差し込まなくても、生地を当てながらハンドルを回せば、自然とローラーに巻き込まれて、薄い生地になって出てくるので、慣れていない人でも大丈夫。
イタリアンに和洋中、いろんな麺が自分で作れる!
生パスタはデュラムセモリナ粉、うどんは中力粉、そばはそば粉。メインの粉を変えて、水と塩を混ぜて生地を仕込んだら、あとはそれぞれに合った厚みと太さを設定して、ハンドルを回すだけ。
今回は生パスタ(タリオリーニ)が「ダイヤル5番×タリオリーニ(1.5mm)」、うどんが「ダイヤル0番×フェットチーネ(6mm)」、そばが「ダイヤル8番×タリオリーニ(1.5mm)」でチャレンジ。
生パスタは水と塩以外にオリーブオイルと卵も入るので、生地が柔らかくて扱いにはコツが必要です。逆に難しそうなイメージのあった、うどんやそば(そばはちぎれやすいので、小麦粉を2割混ぜた8割そばに)の方が生地は硬めで扱いやすく、カットもきれいな麺に仕上がりました。
いずれも、要所要所で打ち粉を振って、生地がくっつかないようにするのが、きれいな麺に仕上げるコツです。
パスタやそばの他にも、中力粉に水と塩と重曹(かんすいの代わり)を使って、ラーメンの麺を作ることも可能。カットローラーをフェットチーネ(6mm)にすれば喜多方ラーメン、タリオリーニ(1.5mm)にすれば博多ラーメン。
そんな麺のバリエーションや組み合わせるスープ、具材を想像するだけでワクワク、創作意欲がかき立てられます。
ペーストを加えれば風味豊かなパスタが完成
さらに自家製ならではの凝った麺に挑戦したいなら、好みの野菜を練り込んだ、生パスタがおすすめ。
ほうれん草、トマト、ニンジン、カボチャなど、好みの野菜を練り込んだ生パスタは、スーパーでもなかなか手に入らないだけに、手作りの醍醐味が満喫できます。
今回はほうれん草を練り込んだパスタを作ってみました。
作り方は、下ゆでしたほうれん草をペースト状にして、通常の生パスタの材料にプラスして混ぜるだけ。パスタ生地自体も、寝かしたり発酵させたりする必要もないので、思い立ったらすぐに作れます。
おしゃれなレストランでしか食べたことがない、練り込みパスタがこんなに簡単に作れます。
パスタマシンにかけた麺をゆでて、今回はシンプルに生クリームとベーコンのソースで仕上げました。
試食してみると、ほうれん草の風味が口の中いっぱいに広がって、普通の生パスタとはまた別物。こんなにスペシャルなパスタが手軽に作れるとは、試してみない手はありません。
皮から自家製の本格餃子も楽ちん!
さらにパスタマシンを使って、自家製皮の餃子を作ってみました。
生地はうどんと同じ、中力粉と水と塩を混ぜたもの。麺類と同じ要領で薄く伸ばした生地をコップで型抜きして皮を作って、具を包んで焼くだけ。
見た目は市販品のようにきれいな皮ができあがりましたが、焼き餃子にして食べてみると、皮がモチモチしていて専門店の餃子のような味わい。
今回の生地はダイヤル8番で作りましたが、皮の厚みは好みでOK。生パスタのように生地に野菜を練り込めば、さらに専門店顔負けの餃子が作れそうです。
お手入れはコームを外せるから清潔・簡単
専門的な機械だけにお手入れが大変そうと思いきや、基本的には使用後にローラーに残った生地をブラシで払ったり、本体をアルコールティッシュで拭く程度でOKだそう。
機械は分解・水洗い厳禁ですが、カットローラーのコームのみ、取り外して中を掃除したり、水洗いすることが可能。カットローラーはどうしても汚れがたまりやすい部分なので、洗って清潔に保てるのはうれしいポイントです。
パスタ以外にもバラエティー豊かなプロ顔負けの麺が作れるのに、取り扱いもお手入れも驚くほど簡単。「パスタマシン=上級者向け」という思い込みは捨てて、まずは使ってみれば、たちまち広くて深い麺作りの沼にはまっているはずです。
レビュー結果
MARCATO「パスタマシーン アトラス」ののビジュアル、機能性、お手入れのしやすさなどの実力を、yS Lab.スタッフが判定します。
お手入れのしやすさ | 4.0
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使い勝手のよさ | 4.0
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機能・性能の充実度 | 5.0
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デザイン性・おしゃれ度 | 5.0
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サイズ感 | 5.0
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パスタにとどまらない料理の可能性が広がる
yS Lab.のキッチンに仲間入り!
総評
料理好きなら一度は誰もが憧れるパスタマシン。「パスタマシーン アトラス」はイタリアの老舗メーカー・MARCATOのロングセラー人気商品だけに、品質はお墨付き。
実際に料理に不慣れな人でも、簡単にレストランで食べるような本格生パスタが作れることに感動。ハンドルをくるくる回すと麺が出てくる仕組みは、
いたってシンプルながらも子供時代に夢中になったクッキングトイを彷彿させるエンタメ性もあり。パーティーでみんなで作れば、盛り上がること間違いなし。
従来のパスタマシンのイメージを覆す、クールなビジュアルもySLab.スタッフの推しポイントです。お値段的には決して安くはありませんが、これ一台でパスタだけでなく、ラザニア、
うどん、そば、中華麺、餃子の皮など、多彩な麺が作れると思えば、むしろ安いぐらい。料理の夢とロマンが詰まった「パスタマシーン
アトラス」で、パスタにとどまらない麺の可能性を探求してみては?
MARCATO(マルカート)
パスタマシーン アトラス
参考価格: ¥12,180(税込)
サイズ | 幅200×奥行200×高さ155mm |
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重さ | 約2kg |