おすすめベッド6選と理想の寝心地を実現する選び方【睡眠のプロ監修】

「暮らしにあったベッドの選び方がわからない」「予算内で上手に買うにはどうしたらいいの？」　

人生の1/3は過ごす場所といわれている"ベッド"。睡眠の質向上や疲労回復に大きくかかわるにもかからわず、自分に合ったものの明確な基準を知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、睡眠専門のパーソナルトレーナーであるヒラノマリさんにお越しいただき、おすすめのベッドフレームとマットレスを厳選していただきました。

※記載情報は2023/11/29時点の内容です。詳細は商品販売サイトにてご確認ください。
※1 ベッドフレームと専用マットレスのセットの金額です。

※記載情報は2023/11/29時点の内容です。詳細は商品販売サイトにてご確認ください。

予算内で、一人暮らしやファミリー向けなどライフスタイルに合わせてベッドフレームとマットレスを上手に選ぶ方法についても教えていただきました。詳しく知りたい方は読んでみてくださいね。

――まずは、ベッドの定義について教えてください。

実は、ベッドに明確な定義はないんです。基本的には、マットレスとベッドフレームを総称して「ベッド」と呼んでいます。シーツやベッドパッドなどはベッドの分類には入らず、寝具としてくくられることが多いです。

――ベッドフレームとは、どういったものを指すのでしょうか？

一言で表すなら「マットレスを載せる台」です。ベッドフレームは、ヘッドボード、フットボード、サイドフレーム、床板、脚の5つのパーツで構成されています。脚がないように見えるものもありますが、1cmぐらいの短い脚が必ず付いています。

――ベッドフレームは必ず必要なのでしょうか？　マットレスを床に直置きすると、どのようなデメリットがありますか？

人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれていまして、それによってマットレスに湿気がこもってカビが生えやすくなり、結果的にマットレスの寿命を縮めてしまいます。床との間に結露もできやすくなり、フローリングを傷めることにもつながりかねません。また、ハウスダストを吸い込みやすくもなるので、アレルギーがある方にはとくにおすすめできません。

――日本で昔から使われている寝具「ふとん」との差はどうでしょうか？

ふとんは基本的に畳に敷いて使いますが、この畳自体に湿気を吸い込む力があり、さらに上げ下げで空気の流動も起きるので、カビの発生が防ぎやすいんですね。その点、マットレスはふとんのように干せないので、直に置いてしまうと湿気の管理が難しいのです。

マットレスとふとんで大きく違うのは「寝心地のバリエーション」でしょうか。ふとんはマットレスに比べて、素材や大きさなどの種類が少ないです。さまざまな種類があるマットレスなら、豊富な製品の中から自分の体に合ったものを選びやすくなります。また、ふとんのように毎日上げ下げする必要がないことも、家事の負担が少なくて済むメリットの1つです。

ベッドサイズは6種類

ベッドのサイズは部屋の広さや体型によっても左右される重要なポイント。それぞれのサイズを部屋に置いたときの様子をイメージ図にし、ヒラノさんに解説してもらいました。

予算内で上手にベッドを買う方法は？

マットレスとベッドフレームは、それぞれ1万円程度で買えるものもあれば10万円以上するものもあり、幅広い価格帯となっています。ベッドの価格はどういった要素で決まるのか、また、予算内で上手にベッドを買うにはどうすればいいのか、ヒラノさんにお聞きしました。

――ベッドの価格は、どのような要素に左右されるのでしょうか？

ベッドフレームは、収納や跳ね上げといった機能が付くと価格が高くなります。一方、マットレスは内部構造の違いによって価格が変わってきます。マットレスは見た目では違いがわかりにくいですが、中の詰め物やコイルの作りによって価格が左右されます。

――選ぶうえで目安となる価格はありますか？

一般的に10万円以上するものは高級マットレスに分類されますが、そこまで高くない製品でも良いものはあります。7万円以上になると作りがグッと良くなるので、このあたりの価格帯がねらい目です。ベッドフレームは1万円代からでもあるので、デザインや必要な機能が付いているものに合わせて選びましょう。

――予算を抑えながら上手にベッドを買う方法があったら教えてください。

マットレスとベッドフレームを別々に選ぶのなら、まずは、マットレスを選んでからベッドフレームを選ぶと失敗しにくいです。マットレスは自分自身の体を預けるものですので、ここに予算をかけた方が睡眠の質を上げられます。予算内でできるかぎり良いマットレスを選んで、残った金額からベッドフレームを選ぶといいですね。

また、高級メーカーの低価格帯のマットレスも、コストを抑えながらも高い技術が詰め込まれているのでおすすめです。

今回ベッド選びの選定軸となるのは、マットレスの種類、ベッドフレームの種類、ベッドの高さ、床板の種類、ベッドフレームの素材の5つ。それぞれの項目について、どのような観点からベッドを選べばいいのか解説します。

マットレスの種類

ベッド選びのキモともいえるのが、マットレスです。マットレスを選ぶときに、つい寝心地だけで選びがちですが、ヒラノさんによるとそれはNGとのこと。もっとも重要なのは、理想の寝姿勢を保てるかどうかです。

この理想の寝姿勢とは、立った状態の背骨のS字ラインが維持できる姿勢のことを指します。この背骨のS字ラインが維持できないと、体の一部に負担がかかり、睡眠の質が低下したり健康に悪影響を及ぼしたりする恐れがあるといわれています。

理想の寝姿勢を保てているかどうかは、マットレスを選ぶときに、実際に横になってチェックするのがヒラノさん推奨のやり方です。その際、お店の中で一番硬いマットレスと一番柔らかいマットレスで寝姿勢を比べると、自分に合う寝心地のマットレスを見つけやすいとのこと。横になるときはリラックスできる服装で、できれば靴も脱ぐことをおすすめします。そうすることで、実際に家で寝ているときに近い状態で寝姿勢や寝心地をチェックしやすくなるのです。

どのような種類のマットレスがあるのか、それぞれの構造を知っておくと選びやすくなります。おもなマットレスの種類は、以下の3つです。

ポケットコイル	マットレスの基盤となるコイルが1つずつ独立した、「点」で体を支えるタイプ。コイルどうしが連動しにくく、寝返りを打ちやすい。隣に寝ている人の振動が伝わりにくいのも特徴の1つ。配列方法は「並行配列」と「交互配列」の2種類があり、配列によって寝心地が変わる。
ボンネルコイル	コイルどうしが連結された、「面」で体を支えるタイプ。柔軟性には欠けるが、重い部分だけ沈み込むことが少ないので、体が重い人や筋肉質の男性におすすめ。一般的に、低価格の商品に採用されているイメージもある。
ノンコイル	コイルを使用していないマットレス。大きく分けて低反発と高反発があり、高反発はさらにウレタン系・ファイバー系の2種類に分かれる。ファイバー系はコイルが入っていないので厚みを抑えられる。有名なメーカーに、テンピュール（低反発）や西川（高反発／ウレタン系）、エアウィーヴ（高反発／ファイバー系）がある。

マットレスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。理想の寝姿勢の確認方法なども紹介していますので、参考にしてみてください。

【予算別】マットレスのおすすめ17選！寝具の専門家が後悔しない選び方を徹底解説

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ベッドフレームの種類

ここで紹介するベッドフレームは4タイプ。デザインや収納だけで選びがちなベッドフレームですが、高さや機能性など、タイプの違いを知れば、選択肢が広がります。

ベッドの高さ

ベッドの高さは大まかに分けると3段階あります。低め、中くらい、高さのあるベッドの、それぞれのメリット・デメリットを説明します。

床板のタイプ

床板の種類はおもに以下の3タイプ。通気性の良さや体圧分散性が高いなど、それぞれに特徴があります。

すのこ	通気性が良く、熱さや湿気がこもりにくい床板。日本の気候に合っている。熱と湿気がこもりやすい、ウレタン系の高反発マットレスとの相性が良い。
合板	引き出しが付いているものなど、収納付きのベッドフレームの多くに使われている。
ウッドスプリング	板バネ機能をもたせた床板で、ヨーロッパではメジャーなタイプ。体の凹凸を自然な動きで支えるので体圧分散性が高く、マットレスが傷みにくい。日本では取り扱っているメーカーが少ない。

ベッドフレームの素材

ベッドフレームの素材は、見た目のイメージを決定する重要なポイントです。ナチュラルさや高級感、かわいさなど、見た目の好みによって選ぶ素材が変わってきます。

ウッド 出典：https://koala.com/ja-jp	定番の木目調。ナチュラルな雰囲気のものが多い。木の種類や、合板・無垢材の違い、USBポート付きといった機能が充実しているものなど、種類が多い。フローリングや建具の色と合わせると統一感を出しやすい。フェイクウッドを選べば、価格を抑えられる。
ファブリック 出典：https://koala.com/ja-jp	布を張ったフレームで、中にクッションが入っているものが多く、高級感が出やすい。頭や足の指をぶつけても痛みを感じにくいので、寝相が悪い人におすすめ。ホコリがたまりやすいので、アレルギー体質の人は要注意。
レザー 出典：https://flymee.jp/	革を張ったフレームで、高級感のある見た目が特徴。ファブリック同様、中にクッションが入っているものが多く、頭や足の指をぶつけても痛みを感じにくい。デメリットは価格が高くなりがちなところ。
アイアン 出典：https://www.low-ya.com/	スチールに代表される金属のパイプでできたフレーム。かわいい見た目のものやモダンな雰囲気のものが多く、軽くて持ち運びやすいのが特徴。他の素材に比べて安価な傾向がある。耐久性は高いがきしみやすい。

ベッド選びのポイントを踏まえて、ここからはヒラノマリさんおすすめの商品を解説とともにご紹介します。

▼ベッドフレーム部門

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※1 ベッドフレームと専用マットレスのセットの金額です。

天然桐材を使った安価な、すのこベッド。マジックテープで写真のようにM字形に固定できるため、目覚めてすぐにマットレスを干しておくことも可能。 コストパフォーマンスバツグンで一人暮らしの方におすすめです。

こちらの商品は、2021年グッドデザイン賞を受賞したオーストラリア発のベッドフレームです。特徴は、ベッドフレームの枠とヘッドボードが柔らかな布張りになっているデザインです。ヘッドボードはクッション素材で柔らかく、背中を預けやすいように斜めに設計されています。ベッドフレームの床板には、デザイン性と強度を兼ねたバーチ（樺の木）を使用。動物性素材を一切使用せず、サステナビリティと環境保護を強く意識したヴィーガン企業ならではの商品です。

ヘッドボードに傾斜がついていて、スマートフォン（以下、スマホ）、タブレット、雑誌などを立て掛けられます。コンセントも付いていて、スマホやタブレットなどの充電もOK。床板はすのこ仕様で、通気性も抜群です。床板の高さは34cmと22cmの2段階に調節可能。厚手・薄手どちらのマットレスも利用可能で、マットレスの厚さに合わせて高さを変えられます。

Sealy（シーリー）「アスペンⅡ ドロアー」は、ナチュラルで優しい雰囲気のベッドフレームです。ホコリが入りにくく、内部スペースには季節物を収納できます。カラーは写真のナチュラルの他、ダークブラウンもあり、お好みや部屋の雰囲気に合わせて選択可能です。

リラックスしたいとき、腰を楽にしたいとき、呼吸を楽にしたいときなど、その日の体調に合わせてさまざまなポジションに調節が可能です。ユーザーが「入眠角度」で眠ったのを感知すると、ベッドは自動的にフラットに。そして朝はベッドの背がゆっくり動いて、心地良い目覚めを促します。

▼マットレス部門

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フランスベッドが販売するフォールドエアーは、折り目のできない構造のスプリング式折りたたみマットレスとなっています。しなやかに曲がることでたたみやすく、弾力性のあるポリエステル綿を採用しているので、スプリングが体に直接当たる感覚もありません。こちらも一人暮らしの方向けの商品です。

このマットレスは、気分や寝姿勢に合わせていつでも「ふつう」「かため」の寝心地に変えられるリバーシブルなマットレスです。そよ風（BREEZE）のような爽快な寝心地を再現するため、表面には吸湿発散技術を備えた繊維を使用。内部構造には、独自開発の振動吸収技術が採用され、隣で寝ている人の寝返りを気にせず眠ることができます。

「コアラマットレス」「エマ・スリープ」「NELL マットレス」の違いを編集部で比較！

インターネット上で上記コアラマットレスとよく比較される商品の違いを編集部で調べました。

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【予算別】マットレスのおすすめ17選！寝具の専門家が後悔しない選び方を徹底解説

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特殊な不織布で包んだ高さ6.5インチのポケットコイルと2層のウレタンで構成されているこの商品は、世界のベッドメーカーであるSIMMONS（シモンズ）の代表的なマットレスです。578個（シングル）のコイルがひとつひとつ独立しているため、寝返りの揺れが伝わりにく、ぐっすりと眠ることができます。高級寝具メーカーであるSIMMONS（シモンズ）もシングルサイズなら8万5000円で購入できます。

マットレス中央部を重点的にサポートする「3ゾーンレイヤー」を両面に採用。もっとも体重がかかる腰の部分にジェルラテックス素材を使用することで、腰の落ち込みを抑えて正しい寝姿勢を保ちます。

ジェルラテックスには温度調節機能もあり、熱を吸収・分散させて快適な睡眠環境を整えます。コイルには、ユーザーの異なる体圧を感知して最適な反発力を生み出す、ポスチャーテックコイルを使用しています。

Active Sleep MATTRESSは、頭・肩・腰・お尻・足・かかとの6部位それぞれの硬さを変えられるマットレスです。ウレタン素材の間に内蔵されている23個の「エアセル」内の空気を出し入れすると、10段階に硬さを調節できます。

マットレスの下に敷いて使用するActive Sleep ANALYZERは、スマホと連動して、ユーザーの睡眠をモニタリングして分析し、スコア化。ユーザーに最適なマットレスの硬さを見つけます。こちらの製品は、Active Sleep MATTRESSとActive Sleep ANALYZERがセットになっています。

質の良い睡眠にこだわるなら、日本ホームヘルス機器協会が「健康増進機器」に認定した、世界初の「動きで眠る」マットレスを試してみてはいかがでしょうか。

「NEWPEACE AI Motion Mattress」は、「動き」「温度」「AI」を組み合わせた画期的な製品です。「無重力モーション」で全身を心地よくリラックスさせ、理想的な眠りへと導き「ヒートナビゲーター」が体を温めて深部体温の放熱をサポート。さらに、スマホアプリと連携してAIが睡眠周期を把握するなどユーザーの睡眠改善へとつなげます。

※こちらの製品はベッドフレームに直接置けません。いつもお使いのベッドフレーム＋マットレスの上に置いて使いましょう。

Q. ベッドを安く手に入れる方法はある？

A.予算を抑えたいなら、幕張メッセなどで年に数回行われるベッドの催事で購入するのがおすすめです。メーカーによっても違いますが、3割ほど安く買えることもあります。その他に、メーカーが直接、開催しているイベントだと、値引き交渉もしやすいですね。家具屋さんで開催するベッドフェアもねらい目です。

Q. インターネットでベッドフレームを購入する際の注意点は？

A. ベッドフレームをインターネットで購入する際は、耐荷重も忘れずにチェックしてください。特に、体格の良い方や二人で寝る方は要注意です。ベッドフレームの脚の位置も気を付けて見てみましょう。

＜ベッドフレームの脚の位置2種類＞

左はベッドフレームの内側に、右は外側に脚が付いています。脚が外側に付いていると、ベッド周りを歩くときに足をぶつけて痛い思いをすることも。ベッドフレームの脚が内側に付いていれば、ぶつける心配はなくなります。また、体質や使い方によってもベッドフレームのチェックポイントが変わってきます。

・ホコリやハウスダスト、ホルムアルデヒドなどが気になる方
棚や照明付きのものはホコリが溜まりやすいので、ホコリやハウスダストに敏感な方は、できるだけシンプルなデザインのものを選びましょう。シックハウス症候群を引き起こす原因物質とされているホルムアルデヒドが気になる方は、塗装や接着剤など、Ｆ☆☆☆☆（フォースター）の認定があるものを選ぶと安心です。

・暑がりの方
通気性を確保したい場合や夏の暑さを少しでも軽減したい方は、下に収納がなく、すのこの床板のものがおすすめです。

・ベッドフレームに布団を敷いて使いたい方
敷布団や畳めるくらい薄いマットレスは、厚いマットレスに比べて床板の1点に負担が集中しやすくなります。必ず敷布団対応のベッドフレームを選んでください。

Q. インターネットでマットレスを購入する際の注意点は？

A. ベッド選びのポイントで解説した点に加えて、コイルの太さと巻き数もチェックしてみてください。コイルの太さは「線径」と呼ばれていて、太いほど体重を支える力が強くなります。一番多く採用されている1.9mmは標準体型向きで、1.8mmは痩せ型の方、2mmを超えるものはがっちりした体型の方におすすめです。コイルの巻き数は5～8巻程度のものが多いです。線径は同じでも、コイルの巻き数が少ないとクッション性が低く硬めに、多いと逆に柔らかくなる傾向があります。

また、コイルの上のウレタン層も重要なポイント。ウレタン層の厚みが少ないとバネ感が気になったり腰が浮いてしまったりする原因となります。バネ感を抑えたい人は、ウレタンフォームが2層以上（積層）になっているものを選びましょう。厚みのあるウレタンフォームを1層で使っているマットレスもありますが、2層以上重ね合わせた方がクッション性は高まります。

参考:【予算別】マットレスおすすめ12選｜寝具指導士が後悔しない選び方を徹底解説

Q. ベッドの寿命はどれくらい？

A. マットレスの寿命は、種類によってかなり分かれます。高反発・ファイバー系は7年、コイル系は10年くらいを目安に考えましょう。ただし、安価なものだと2～3年でダメになってしまうこともあります。

ベッドフレームは、10～15年くらいが寿命の目安です。でも、メンテナンスをしっかりすれば、もっと長く使えることもあります。ベッドフレームの寿命を判断するためにも、マットレスを買い替えるときには、フレームにもきしみがないかをチェックしてみましょう。

Q. ベッドでのNG行為は？

A. ベッドの上で飛び跳ねたり、ヨガやストレッチをしたりと、スプリングを傷めてしまうような行為はできるだけ避けましょう。旅行先でテンションが上がると、ついやってしまいがちな「ふかふかのマットレスにおもいっきりダイブ！」なんて行為もしない方がいいですね。

また、ベッドで仕事をしたりテレビやスマホを見たりしていると、夜になっても頭が寝るモードに切り替えられないことがあります。質の良い睡眠をとるためには、「ベッドは寝るための場所」と割り切りましょう。

Q. ベッドで上手に眠るコツは？

A. 寝る前にスマホを見ていたり、明るい電気をつけていたりすると、いざ寝るときになっても上手に眠りにくいです。寝る前にはできるだけ照明を落としたりオレンジ色の光に変えたりするといいですね。スマホを見るなら、ブルーライトカット機能の付いたメガネをかけるのもおすすめです。

出張先などのホテルのベッドでは、できるだけふだんと近い環境をつくるのがコツ。とはいってもマットレスは変えられないので、それ以外のものを家の環境に近づけましょう。パジャマや枕カバーを持参したり、アロマなどの香りを使ったりするといいですね。

睡眠は、人生の約3分の1を占めます。「それだけの時間を過ごすベッドを変えれば、生活の質も大きく変えられる」とヒラノさんは語ります。そのためには、マットレスやベッドフレームの素材や構造といった知識が必要です。

自分に合ったベッドを選ぶためには、実際にベッドに寝てみるのが一番ですが、選ぶポイントを押さえれば、ネットだけで見て買っても失敗しにくくなりますよ。ぜひ今回の記事を参考にして、あなたにピッタリのベッドを見つけてください。