シェーディングのおすすめ9選！メイクのプロが自分の肌に合う選び方や自然に見える塗り方を解説

「自分の肌に合うおすすめのシェーディングを知りたい！」
「パウダーやクリームなど、使いやすいタイプはどれ？」

メイクの際、顔に立体感を出すアイテムとして使うシェーディング。カラーも豊富で、パウダーやクリームなどさまざまな種類が販売されています。しかし、自分の肌に合うカラーはどれなのか、うまく陰影をつける方法がわからない……など、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そんなシェーディングの選び方のポイントは、以下のとおりです。

今回はメイクアップアーティストとして活躍するレイナさんに、自分の肌に合うシェーディングの選び方や使用時の注意点などを伺いました。your SELECT.編集部おすすめのシェーディングもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

メイクのプロが解説！シェーディングの選び方

シェーディングは何よりも色選びが大切。自分の肌に合うカラーの選び方について、レイナさんに伺いました。

「シェーディングを使っても効果を実感できなかった人は、自分に合った色を選べていないのかも」とレイナさん

使っているファンデーションより3～5トーン暗めの色を選ぶ

自分が使っているファンデーションの色（写真左）に比べて、3～5トーン暗めのシェーディング（写真右）をチョイスしよう

シェーディングは自身の骨格を際立たせたり、逆に目立たせないようにしたりすることができるアイテム。鼻筋やフェイスラインなどにポイントでつけることで、陰影をつけ立体感のある顔に仕上げることができます。陰影をつけるために、少し暗めの色を選ぶことが必要です。自分の肌やふだん使用しているファンデーションの色よりも、3～5トーンくらい暗い色を選びましょう。

自分の肌や使っているファンデーションの色から、3～5トーン暗い色をチェック

また、海外製のシェーディングは、欧米人向けに赤みがかったブラウンの製品が多く、日本人が使用すると赤みを帯びた顔になりがちです。明るすぎるブラウンを選ぶことは避け、黄色がかったブラウンを選ぶ方が一般的な日本人の肌にはマッチします。

マットな仕上がりならパウダー、健康的なツヤや発色の良さを求めるならクリームを選ぶ

シェーディングのテクスチャーはおもに「パウダー」と「クリーム」の2種類があり、さらにクリームの形状は「パレット」と「スティック」に分かれます。
それぞれどのような特徴があるのか解説します。

「ベースとしてクリームタイプをなじませ、パウダーシェーディングをのせるともちが良くなる、という合わせ技もあります」

マットな肌感に仕上げたいならパウダーを選びましょう。乾燥が気になる方は保湿成分が入っているものがおすすめです。

健康的なツヤ肌に仕上げたいならクリームがおすすめ。密着性が高くファンデーションの上から重ねてもヨレにくいのがメリットです。

パレットは指で量を調整しやすく、スティックは細部に陰影をつけやすいのでより立体感が出ます。どちらもぼかす際に伸びが良いように、オイル配合のものが使い勝手が良くおすすめです。

初心者はパウダーからチャレンジ

複数色パレット（左）とパウダーの単色パレット（右）。複数色パレットなら、初心者でも1つのパレットで光と影のコントラストがつくりやすい

初心者は、ブラシで粉の量を調整しながらのせやすい、パウダーのシェーディングからチャレンジしてみましょう。シェーディングで陰影をつくりたい場合、ハイライトと合わせて使うと、コントラストが際立ってより効果的です。明るめの色と暗い色がセットになった複数色タイプのシェーディングであれば、初心者でもメリハリのある表情をつくりやすくおすすめです。

ある程度慣れてきたら、仕上がりのイメージに合わせてクリームにもチャレンジしてみてください。シェーディングは入れる位置とぼかし方、ほどよい力加減さえ覚えれば、初心者でもタイプに限らず使いこなせると思います。

【種類別】おすすめのシェーディング9選

レイナさんの選び方のポイントを参考に、your SELECT.編集部が選んだシェーディングをご紹介します。

気になる内容をクリック

• パウダータイプのおすすめ4選
• クリーム（パレット）タイプのおすすめ2選
• クリーム（スティック）タイプのおすすめ3選

パウダーのおすすめシェーディング4選

パウダーの中から、初心者でも扱いやすくより自然な仕上がりがつくりやすいシェーディングを紹介します。

クリーム（パレット）のおすすめシェーディング2選

立体感のある顔立ちがつくりやすく、指でも塗りやすいクリーム（パレット）のシェーディングを紹介します。

クリーム（スティック）のおすすめシェーディング3選

発色が良く細部に陰影をつけるのに最適なクリーム（スティック）のシェーディングをピックアップしました。

シェーディングを買う前に知っておきたい4つのこと

シェーディングは、顔に立体感を出し、小顔に導くメイクアイテムです。しかし、自分に合わない商品や誤った入れ方では逆効果になることも……。より効果的にシェーディングを使えるように、買う前に知っておきたいことや、正しい使い方などをまとめました。

1. シェーディングの効果

シェーディングは、自分の肌よりも暗い色をピンポイントでのせることにより　陰影をつくり出し、立体感のある顔に見せることや、顔を引き締めて小顔に見せることができるメイク方法です。

シェーディングを使用する際にはいくつかのポイントがあります。まずは、自分の顔をよく観察すること。自分がウィークポイントに感じている箇所にピンポイントでシェーディングを使用することが大切です。観察する際には小さな鏡ではなく、姿見のような大きな鏡を使用すると、顔を全体的に見ながらメイクができるのでおすすめです。

2. 自然な陰影をつけるには大きめブラシを使うと良い

特にパウダーのシェーディングにはコンパクトなブラシが付いていることが多いですが、付属のブラシよりも、別売りの大きなメイクブラシを使用した方が自然な陰影をつけることができます。「シェーディングを塗るのが難しい」と感じている人こそ、大きめのブラシを使用してみると、メイクの成功率が上がりますよ。

初心者は大きめのブラシを使用することで自然な仕上がりに

3. 各タイプの使うタイミング・注意点

パウダータイプは、仕上げの粉をつけた後に使用しましょう。ブラシで優しくなでるように顔の上を走らせてください。パウダーファンデーションを使用する場合はシェーディングもパウダータイプでそろえることをおすすめします。

クリームタイプは、仕上げの粉をつける前に使用しましょう。パレットタイプは、指でシェーディングを取り、手の甲で量を調節します。力を入れず、肌に軽く触れてなじませます。慣れるまでは少量ずつ顔に足しながら、最適な仕上がりを覚えましょう。スティックタイプは芯を出しすぎないことがポイント。5mm程度繰り出し、顔に押しつけすぎないように、優しくなでるようにしながら肌にのせて、指の腹でなじませます。

スティックタイプのシェーディングは、芯の出しすぎに注意

4. 小顔に見せるためのシェーディングの正しい入れ方

シェーディングは全体に塗るのではなく、引き締めたい部分だけに効かせることが重要です。ピンポイントで使用することにより、暗い色を使ってもやりすぎ感が出ず、理想とする骨格に変えて見せることができます。

フェイスラインを卵型にするイメージで、余分なスペースに影をつけるようにシェーディングを入れていきます。頬やおでこに入れることで卵型に近づけることができます。また、鼻筋に入れると鼻が高く見えるのでより立体感が出ます。

注意点としては、面長の人は額にシェーディングを入れがちですが、おでこが狭い場合は入れない方がベターです。眉頭のシェーディングも、目の幅が狭い人は入れないようにしてください。
また、40代以降の方はこめかみがへこんでくるため、こめかみにシェーディングを入れることは避けましょう。へこみを強調する仕上がりになってしまいます。
たるみが気になる人は、口をすぼめたときにへこむ頬のラインにシェーディングを入れてぼかすようにしましょう。

たるみが気になるときは口をすぼめながら使用するとわかりやすい

二重あごが気になるなら、あごの骨の下に入れて首までなじませるように仕上げます。色白の方は顔と首がつながって見えがちなので、同じように入れると小顔効果があります。

手を当てている部分（あごの骨の下から首）にかけて入れると効果的

■シェーディングのヨレを防ぐには？

力加減は、強すぎず、弱すぎず。最適な力加減を覚え、肌に密着させましょう

シェーディングをつけるとヨレてしまってうまくいかないという方は、いくつかのポイントを守ることで状況を改善することができます。
シェーディングは少量を肌にフィットさせるようにしましょう。肌にのせる際は指の腹をしっかりと密着させることが大切です。とはいえ、力任せに塗ったり、押しすぎてしまったりすることはNG。皮膚が動かない程度の力でなじませるようにします。

■ハイライトとの兼ね合いは？

ハイライトと一緒に利用することで、陰影のコントラストが強くなりより効果的に

シェーディングは影をつくるアイテムなので、光をもたらすハイライトと隣り合わせて使うことでより立体感のある顔に仕上げることができます。高く見せたい部分にハイライトを、へこませて見せたい部分にシェーディングをのせるようにしましょう。例えば、ノーズシャドウを入れたら、鼻筋にハイライトを入れる、小鼻の横から目尻にかけて斜めにハイライトを入れたら、耳の前にシェーディングで少し影を入れるなど、セットで使用するとより大きな効果が見込めます。

シェーディングに関するよくある疑問 Q＆A

最後に、シェーディングに関する疑問について、レイナさんに答えてもらいました。

Q.デパコスとプチプラの違いは？

A.もっとも異なるのがケースのデザイン。プチプラのパッケージはプラスチック製がほとんどですが、デパコスの製品は金属などの重厚感がある素材で作られた製品が多いです。華やかな印象のデザインのパッケージを持ち歩きたい方におすすめです。

レイナさんのお気に入りは、ルナソル。デパコスは持っているだけで気持ちが高揚するようなデザインが多い

Q.ブラシを洗う頻度は？

A.パウダータイプをつけるときに使用するブラシは、ふだんはティッシュで化粧品を落とすようにくるくるとなでるようにオフするだけでOK。洗うのは基本的には1ヶ月に1回程度で問題ありません。顔に触れるものなので、洗顔せっけんで洗うようにしましょう。ただし、クリームタイプのシェーディングを使用する際にブラシを使っているのであれば、そのまま放置するとクリームの油分が酸化し、肌トラブルの原因となるので、その都度洗いましょう。手入れのしやすいナイロンのブラシを使用することをおすすめします。

パウダータイプをつけるブラシのふだんのお手入れはティッシュの上でくるくると優しくなでるようにするだけでOK

Q.指で取るパレットタイプや直接肌に触れるスティックタイプを清潔に保つ方法は？

A.自分だけで使用する分には、そこまで気にしなくても問題ありません。明らかにファンデーションなどが付着してしまったときなどは、汚れをティッシュでオフしてください。また、細かい毛などがついてしまったときには綿棒で汚れを取り除くと取りやすいです。

「汚れが気になるときにティッシュや綿棒などでお手入れをしてみてください」

Q.初心者がうまくシェーディングを入れるコツは？

A.シェーディングの効果をなかなか実感できない人や慣れていない人は、片方の顔だけシェーディングを入れてみることをおすすめします。メイクをした側の輪郭や気になる骨格がすっきりし、補整できたと感じたら、反対側も同じように入れてみてください。最後はしっかりとなじませることで、シェーディングを入れたところと入れていないところの境界線をなくし、自然な仕上がりにできます。

Q.リキッドタイプのシェーディングはどう？

A.クリームタイプと比較してやや発色が薄く、化粧持ちもやや落ちるため、クリームタイプの方が使い勝手が良いと感じるかもしれません。透明感や潤い感が出やすいため、潤いに満ちた肌に仕上げつつ、小顔に見せたい人は使ってみてもよいでしょう。

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どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

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まとめ

レイナさんの監修のもと、シェーディングの選び方やタイプごとの特徴、正しい使い方や注意点などについて解説しました。

シェーディングを取り入れることはハードルが高いと感じている方もいると思いますが、気になる部分にピンポイントで入れる方法とぼかし方さえ覚えれば、初心者でも陰影のある、立体感のある顔に仕上げることもできます。顔の中で気になる部分があるという方はこの記事を参考として、自分に合ったシェーディングを選んでみてください。