フェイスパウダーのおすすめ11選！メイクのプロが選び方とプチプラやデパコスなどの人気商品を紹介

「汗をかいてもメイクが崩れない、おすすめのフェイスパウダーはどれ？」
「肌の色を補正してくれるフェイスパウダーはある？」

ベースメイクの仕上げに付けることで、皮脂や汗によるテカリやメイク崩れを防いでくれるフェイスパウダー。メイクの仕上がりを良くするだけでなく、もちにも影響するのでぜひ取り入れたいアイテムのひとつ。ですが、タイプだけでなくカラーもさまざまで、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。そんなフェイスパウダーを選ぶコツは以下のとおりです。

今回はメイクアップアーティストとして活躍するレイナさんに、フェイスパウダーを選ぶうえで知っておくべきことや、正しい使い方をお伺いしました。レイナさんが選んだおすすめフェイスパウダーとともに、ぜひ参考にしてみてください。

フェイスパウダーを選ぶ前に知っておきたい3つのこと

フェイスパウダーを選ぶ前に、これだけは押さえておきたい内容をレイナさんに伺いました。自分の求める仕上がりを目指せるタイプや種類をしっかり確認しましょう。

「コロナ禍を経てマスクをしても取れにくい製品や、透け感を残せて厚化粧にならない製品が増えています。ぜひ新しいフェイスパウダーを手に取ってみて」とレイナさん

1. 肌悩みによって「ルースパウダー」か「プレストパウダー」を使い分けるのが正解

フェイスパウダーは大きく分けて、ルースパウダーとプレストパウダーの2種類があり、それぞれに特徴があります。どのような違いがあるのか見ていきましょう。

ルースパウダーのルース（loose）は英語で「ゆるい」という意味。粉状のさらりとしたタイプのフェイスパウダーのことを指します。ファンデーションを塗った後に使用すると、薄付きでやわらかな印象の仕上がりに。特に皮脂によるテカリやヨレが気になる人におすすめです。

プレストパウダーのプレスト（pressed）は英語で「押された・圧迫された」という意味。細かい粒子のパウダーをプレスして固形状にしたフェイスパウダーのことを指します。肌に密着しやすくカバー力に優れている製品が多く、きちんとした印象に仕上げることができます。もちを良くしたい人や毛穴をカバーしたい人におすすめです。

ルースパウダー×プレストパウダーの合わせ技でより崩れない肌に

「1つしか持っていない場合は、パフ、スポンジ、ブラシで仕上げることでより崩れない肌になります」

ルースパウダーとプレストパウダーは、2つ持っていると顔のパーツで使い分けることができ、自然なツヤを残しながも崩れにくい肌に仕上げることができます。プレストパウダーは化粧崩れがしやすい眉周辺やTゾーンに、ルースパウダーはツヤを残したい頬などに使用しましょう。ルースパウダーしかない場合は、顔全体にはパフで軽めにつけ、眉周辺やTゾーンにはパウダーファンデーション用のスポンジでしっかりと押さえます。プレストパウダーしかない場合、広い範囲にブラシで粉をのせることでふんわりと仕上げることができます。

まずはどちらか1つだけ購入したいと悩んでいる初心者さんは、色がつかず（カラーレス）テカリだけを押さえてくれるルースパウダーを選んでみてください。

2. カラー選びで透明感や素肌感がアップする

クリアカラー（左）、青・紫系（中）、ピンク系（右）。仕上げたい肌をイメージして選ぼう

フェイスパウダーはカラーの種類も豊富です。カラーによって仕上がりのイメージも変わるのでチェックしましょう。

クリアカラーはより素肌感を演出でき、ラベンダーやライラックといった紫系や青系は透明感のある仕上がりになります。紫系はエレガントに、青系はより透明感がでます。ベージュやピンクの暖色系はナチュラルに。特にピンク系はフェミニンな印象も加わります。その他、グリーン系は赤みを抑える効果があります。

これらの色を混ぜ合わせて使用する多色パウダーもあります。アレンジしたい人など、やや中～上級者向きです。

数種類の色の効果により透明感を演出する多色パウダー

3. 欲しいのはツヤ？マット？仕上がり別のタイプもチェックしよう

フェイスパウダーは、仕上がりによってツヤ、マット、パールの3つのタイプがあります。

ツヤタイプは光の反射を利用し、みずみずしい肌や若々しい印象に、マットタイプは皮脂の吸着効果により陶器のようなすべすべの肌に仕上げることができます。ソフトマットやセミマットなどの種類があるのも特徴です。パールタイプは光沢感があり華やかさのある明るい肌に演出することができます。

レイナさんのおすすめは部位によってタイプを使い分けること。皮脂が出やすいところはマットタイプを、乾燥しやすいところはツヤタイプを使用するなど、合わせ使いもチャレンジしてみましょう。

【種類別】フェイスパウダーのおすすめ11選

フェイスパウダーの中から、ルースパウダーとプレストパウダーに分けて、レイナさんおすすめの11選をご紹介します。

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• 【ルースパウダー】のおすすめ7選
• 【プレストパウダー】のおすすめ4選

【ルースパウダー】のおすすめ7選

軽い質感で使い心地の良いルースパウダー7選をピックアップしました。テカリやヨレにも強くさらっとした仕上がりの商品を紹介します。

【プレストパウダー】のおすすめ4選

皮脂を吸着する機能や保湿成分入りのフェイスパウダーを紹介します。肌にしっかりと密着し、カバー力が高い商品を選びました。

【年代別】フェイスパウダーの正しい付け方

レイナさんに、20代、30代、40～50代と３つの年代別に正しいフェイスパウダーの付け方を伺いました。

フェイスパウダーの基本的な付け方

まずは年代を問わず、基本的な付け方の確認をしましょう。
崩れやすいところにはしっかりと付けて、それ以外の場所には軽くのせる程度にするのが基本の付け方です。

大きなゴーグルゾーンと鼻の横、飲食時に崩れやすい口角ゾーン、光るとだらしなく見えがちなアゴといった、Tゾーンにはしっかりと、頬や輪郭には軽くのせましょう。

Tゾーンは、眉から頬骨のゴーグルをしたときに覆われる範囲（左）と鼻から口にかけてのエリア（右）

ブラシの方がパフを使用したときより軽くのせることができます。パフしかない場合は、なでるようにのせれば軽くふんわりと、押さえるように使えばとしっかりと付けることができます。また、細かい場所にピンポイントで付けたい場合は、パフやスポンジを折って使用することでなじませやすくなります。

また、ルースタイプは、余計な粉が付かないように、必ずパフに揉み込んでから使用するようにしましょう。

パフやスポンジは半分に折って使うことで細かい場所に付けやすい

20代におすすめのつけ方

若々しい20代の肌はトラブルが少なく、どのようなメイクをしても基本的には問題ありません。ただし、皮脂の分泌量が多いため、メイク後に皮脂崩れの恐れがあります。Tゾーンや鼻回りは、スポンジなどでしっかりと抑え込むようにしましょう。

「20代は基本的に何をやっても大丈夫な年代ではあるのですが、皮脂崩れには注意してください」

30代におすすめのつけ方

30代になると、肌の乾燥が気になる方が増えてきます。鏡を見て肌の皮脂や乾燥具合を確認する習慣を付け、Tゾーンなど、テカリやすい部分だけにパウダーを付けましょう。付けすぎると乾燥して粉っぽい仕上がりになってしまうこともあるので注意が必要です。肌のコンディションは刻一刻と変化しています。昨日まではオイリーだった部分も乾燥が気になり始めたら、フェイスパウダーの使用量を抑えるなど、そのときの状態に合わせた対応が大切です。

「30代になったらパウダー類は付けすぎ注意。肌の状態をよく確認して、適量を付けるようにして」

40～50代におすすめのつけ方

40～50代のエイジングサインのひとつが、目の周りのたるみにより肌と肌が触れ合いアイラインやマスカラがにじむことも。しわを広げるようにしながら際まで付けるようにするとメイク崩れの予防ができます。目の下や目尻のしわなど、たるんでいると感じる人ほどスポンジなどで目のきわまでしっかりと押さえてください。
毛穴が気になる場合は、パフやブラシでなであげるようにやさしくパウダーをのせることで、毛穴を自然にカバーできます。
また、シミが気になる人はコンシーラーなどでカバーした後にフェイスパウダーをのせる際は、パフにしっかりと粉を付けて中に粉をもみ込んでから、スタンプを押すように一押しして仕上げます。何度も触るとヨレてしまうだけでなく、コンシーラーがはげてしまうこともあるため注意しましょう。

40～50代の気になるシミは、しっかりと粉をまとわせたパフでポンッと1回、スタンプを押すようにカバー

フェイスパウダーに関するよくある疑問 Q＆A

最後に、フェイスパウダーに関する疑問について、レイナさんに答えてもらいました。

「ここ数年でメイク用品に求められることが大きく変化し、フェイスパウダーも進化しています」

Q.フェイスパウダーの使用期限はどのくらい？

海外でも販売されている製品には、6Mや12Mといった使用期限を示す記載がある

A.フェイスパウダーの使用期限は、ファンデーションなど油分が多い製品に比べるとやや長め。概ね1年程度が目安です。製品の裏に記載がある製品もあり、12Mと書いてあれば12ヶ月、つまり1年ということです。 また、道具の使用状況によっても製品のもちが変わるため、スポンジやパフを清潔に保つことが長持ちの秘訣です。スポンジやパフは安価な製品でよいのでスペアを常備しておき、1週間に1回程度洗いつつスペアと交換しましょう。

Q.付けすぎてしまった場合はどうしたらいい？

A.まずは、何も付けていないブラシで粉を払うようにしてください。それでも付けすぎだと感じたら、顔にミストを吹きかけ、手で軽く押さえてなじませることで付けすぎた印象を軽減できます。

Q.乾燥肌の人がフェイスパウダーを使う際の注意点は？

A.皮脂の分泌が活発なTゾーンと比べ、頬などは乾燥しやすくなっています。乾燥肌の方は、頬などの部位にあまりフェイスパウダーをのせないようにしましょう。ただし、アイライナーやアイシャドウを塗りたい部分は、フェイスパウダーが付いていないと色のにじみや崩れの原因にもなります。眉や目の回りはフェイスパウダーを使用した方がメイクがきれいに仕上がります。

Q.付ける際のパフやブラシは洗っていい？洗う頻度は？

A.パフやスポンジに関しては、1週間に1回程度を目安に洗顔せっけんでこまめに洗うことで、清潔な状態を保ちましょう。
ブラシのお手入れについては、動物毛のブラシは、頻繁に洗うと劣化してしまう恐れがあります。ブラシは使用するごとに、ティッシュで汚れを落としましょう。方法はティッシュを広げてその上をブラシで優しくなでるようにすることで汚れを落とせます。ティッシュでは落ちにくいと感じたら、ティッシュにクレンジングローションを1滴落とす、もしくはウェットティッシュで同様にすることで汚れが落ちやすく、殺菌効果も見込めます。

メイクブラシの日常的な手入れはティッシュオフで十分

それらのケアでも汚れが落ちないと思ったときには、ボウルにぬるま湯を張り、ブラシを濡らしてから洗顔せっけんを少々つけます。もちろん、専用のブラシクリーナーを使用してもOKです。手で軽く泡立て、ブラシに泡をしっかりとまとわせてから、ぬるま湯の中でやさしく振り洗いをして、毛の中の汚れを落とします。穂先が尖るくらいに水を絞り、風通しの良い日陰で乾かしましょう。

汚れが気になる場合は、洗顔せっけんをしっかりとブラシに付けて洗ってからやさしく振り洗いを

Q.プチプラとデパコスの商品は何が違う？

A.一番の違いはパッケージのデザインです。他には、デパコスの製品には美容成分は含まれていることが多いため、メイクをしながらスキンケアもできますし、上品な仕上がりになる製品が多い印象です。とはいえ、プチプラにはプチプラの魅力があり、より皮脂を抑えたい、ツヤツヤの肌にしたいなど、特徴的な機能をもつ製品が充実しています。うまく組み合わせて使ってみてくださいね。

Q.メンズにおすすめのフェイスパウダーは？

A.メイクはあまりしないという男性でも、クリアカラーの製品であれば抵抗なく使えるのではないでしょうか。イチオシは、UNLICSのカラーレスコントゥアパウダー。透け感を演出できるマットパウダーと、微細なパールを配合することでツヤを出せるグロウパウダーの2種類がセットされています。ツヤパウダーは、鼻筋や頬骨の上、口の下など立体的に見せたいところへ、マットパウダーはその他のところに使用しましょう。もちろん女性にもおすすめです。

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まとめ

レイナさんの監修のもと、フェイスパウダーの種類やタイプごとの特徴、正しい付け方などについて解説しました。

フェイスパウダーがあれば、皮脂や汗によるテカリを抑えたり、透明感のある肌に仕上げたり、毛穴など気になるところをカバーすることもできます。この記事を参考として、自分に合ったフェイスパウダーを選んでみてください。