眉ティントのおすすめ12選！タイプやカラー別の選び方、失敗しない使い方を美容のプロが解説

「毎日の眉メイクが面倒だから、眉ティントを使ってみたい」
「塗って剥がすタイプと塗るだけのタイプ、どっちがおすすめ？」

理想の眉メイクを長時間キープできる眉ティント。朝のメイク時間を短縮できたり、メイクを崩したくない場面で活躍してくれたりと、眉毛にこだわりたい人の必須アイテムです。しかし、肌を染めるということから「色素沈着しないの？」「肌に刺激があるのでは？」という不安の声も。また持続日数や使い方が商品によって異なるため、どれを選べばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。

今回は美容系インスタグラマーの須田真衣さんに、眉ティントの選び方から正しい使い方まで話を伺いました。

また、your SELECT.編集部が選んだおすすめの眉ティントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

選ぶ前に知っておきたい、眉ティントのこと

通常のメイクとは違った使用方法の眉ティント。まずは選び方の前に、眉ティントがどのようなものなのかを知っておきましょう。

眉ティントとは？

ティント（英語でtint）とは「色合い」「染める」といった意味があり、コスメにおいては、皮膚や唇を染めるように色をつけるアイテムに使われる言葉です。

眉ティントは、眉に液体やジェルを塗って、数日間消えにくい眉をつくるためのメイクアイテム。水や汗に強く、最長7日間ほど色が定着するため、すっぴんでも理想の眉をキープすることが可能です。

通常のメイク用品とは使い方が異なる眉ティント。違いをしっかりと把握しておこう

眉ティントに色素沈着の危険性はない？

「皮膚を染めるように色をつける」という特徴から、眉ティントを使うと、色素が肌に沈着してしまうのでは…と不安になる人もいるかもしれません。

結論からいうと、眉ティントを使用することによる色素沈着のリスクは低いです。眉ティントは肌の角質層を着色するため、肌のターンオーバーとともに自然と色が落ちていきます。色の持続日数は商品によりますが、長くても7日間程度。

使用上の注意をしっかりと守れば、メイク時間の短縮や眉毛メイクのキープに役立ってくれます。

眉ティントは眉毛ではなく、肌表面にある「角質層」を染めるので色が長持ちする

美容のプロが教える！眉ティントの選び方

眉ティントにはタイプやカラーなど商品によってさまざまな違いがあります。美容のプロである須田さんに、自分に合った眉ティントの選び方のポイントを教えていただきました。

長持ちさせたいなら「塗って剥がす」タイプ、単発で使うなら「塗るだけ」のタイプを選ぶ

持続日数は商品によって異なるため、パッケージに記載されている表記をチェックしよう

眉毛ティントは、塗ってから時間を置いて剥がすタイプと、塗るだけで色が定着するタイプがあります。

塗って剥がすタイプは色が持続しやすく、長持ちする商品が多いのが特徴です。汗や水にも強く、色をしっかりつけたい人に向いています。おもに2〜3日、最長7日持つ商品が多いので、長時間色を定着させたいという人は「塗って剥がす」タイプを選びましょう。ただし、剥がす際に眉毛が抜ける、肌への負担になるというデメリットもあります。

一方、塗るだけのタイプは、アイブロウと同じ感覚で使える手軽さが魅力。細かい部分も調整でき、クレンジングで落としやすいので初心者におすすめ。1Dayタイプや2〜3日持つ商品が多く、海やプールで一日中落としたくない人、小旅行など短期間持てばいいという人は、塗るだけのタイプが使いやすいでしょう。

最近では、塗るだけで日焼けしたかのように肌を着色できる「セルフタンニング」を採用することで、塗るだけのタイプでも最長7日持つ商品も出てきており、商品によって持たせたい日数が選べます。

商品のバリエーションが増えたものの、長持ちするもので選択肢が多いのは「塗って剥がす」タイプ

使いやすさと仕上がりが変わる、筆の種類にも注目

左から細い筆、ハケ、太い筆。使いやすさはもちろん、求める仕上がりに応じて選ぼう

眉ティントは商品によって筆の種類が異なります。細めの筆が主流ですが、先端が分かれたハケタイプや、一気に描ける太い筆も。筆の形や太さは使いやすさや仕上がりにも関わるので、必ずチェックしましょう。

眉毛を描くのが苦手な人や、眉ティント初心者は、失敗のリスクが少ない細い筆のタイプがおすすめです。一部分だけ描き足すことや細かい部分も調節しやすいのがメリットです。

ハケタイプは先端が複数に分かれているので、毛流れに沿った自然なラインが短時間で描けます。また毛先が太い筆タイプも、広範囲にサッと塗ることができるので、太眉を描くのに便利です。ただしハケタイプ、太い筆タイプともに1回の塗布で色が濃くつきやすい点がデメリット。細かい調節がしにくいので、初心者は一度で成功させづらいのが難点です。

「もともと眉が濃い人も、ハケや太い筆タイプだと細かい調節がしにくいので細い筆を使うのがおすすめです」と須田さん

自分の髪色に合わせたカラーをチョイスしよう

眉ティントをより自然な仕上がりにするためには、色選びも重要です。顔を見た際に眉とともに目に入る髪の色も併せて参考にしてみてください。

髪色が暗めの人は、グレーが混じったようなダークブラウンが似合います。反対に髪色が明るめの人は、赤茶系のライトブラウンがおすすめです。髪色がハイトーンな人は、黄み寄りのブラウンを選ぶとよいでしょう。

肌への負担が気になる場合は、保湿成分配合のものが◎

眉ティントは肌に長時間つけておくことになるので、肌が敏感な人や、肌への負担が気になる人は、肌を刺激から守ってくれる保湿成分に着目して選びましょう。

おすすめは、低刺激でどんな肌質にもなじみやすいグリセリン、ヒアルロン酸、ワセリンなどの保湿成分が配合されている商品です。眉毛や地肌が乾燥しにくくなるだけでなく、美しい仕上がりが保てます。また、ケラチンなど眉毛をケアする美容成分が入った商品もあるので、より眉毛にやさしいものを使いたい人はチェックしてみましょう。

保湿成分や美容成分配合の商品でも、不安な場合は使用前にパッチテストをするのがおすすめ

眉ティントのおすすめ12選

須田さんの話を参考に、おすすめの眉ティントをyour SELECT.編集部がピックアップ。塗って剥がすタイプ・塗るだけのタイプはもちろん、持続日数や筆の形状、美容成分配合などの異なる、さまざまなアイテムをそろえたので、ぜひ参考にしてください。

眉毛に塗って剥がすだけで、最長7日間色づく眉ティント。ジェル状なので均一に伸びて描きやすく、剥がすときも眉毛が抜けにくくスムーズです。またローヤルゼリーエキスやヒアルロン酸Naなど4種類の整肌成分を配合しているので、地肌や眉毛をケアしながら着色できます。

塗って剥がすタイプの眉ティント。眉毛をケアするケラチンや13種類のアミノ酸成分、保湿成分も配合されたぜいたく処方で、1000円以下というコスパの良さが魅力です。両眉にたっぷり塗っても、30回程度（約1.5〜2ヶ月）使えます。細めの筆は弾力があり描きやすいため、初心者の人にもおすすめ。

ヒト幹細胞培養液エキスやケラチンなど、眉毛をケアしてくれる成分を配合した美容液のような眉ティント。肌荒れ予防に役立つグリチルリチン酸2Kも配合されています。2〜3日たつと色がブラウン系に移行するため、色の変化も踏まえながら選ぶのがおすすめです。

2016年の発売以来、540万本以上を売り上げている（※）「Fujiko（フジコ）」の人気眉ティント。汗や水、皮脂に強く、最長3日間色持ちする特性はそのままに、内容量と整肌成分が従来よりもアップしました。眉尻まで描きやすいハケタイプの筆や、豊富なカラーバリエーションも魅力です。

※Fujikoホームページより

寝る前に塗布するだけで眉毛が自然に色づく眉ティント。セルフタンニング成分が、睡眠中に角質層までじっくり浸透します。16種類の植物エキスを配合し、地肌や眉毛への負担を軽減。朝のメイク時間を短縮したい人にもおすすめです。

スポンジ状の細筆が手ブレしにくく、なめらかに描ける眉ティント。自然な色づきなので、最初から濃く染まってしまうのが不安な人にもおすすめ。朝晩と2〜3日続けて色を重ねて使用することで、理想の仕上がりを長持ちさせることができます。

朝のメイク時短をかなえてくれる、セルフタンニング処方の眉ティント。細く描きたい部分は筆先を立て、太く描きたい部分は寝かせて描くなど、太さを調節できる弾力性のある筆も魅力。肌をケアする複数の植物エキス成分が配合されています。

最長3日長持ちするフェルトペンタイプの眉ティント。4種類のカラーは髪色に合わせて選べます。朝晩使用できますが、就寝前に塗ることで朝の眉メイクが不要になります。筆は太めなので、太眉に仕上げたい人や一度に広範囲を塗りたい人にもおすすめ。

汗や水、こすれに強いウォータープルーフ処方の眉ティント。先端部分が細くなったマーカーのような筆なので、初心者でも描きやすいのが魅力です。ブラウンは明るい髪色に、チャコールは黒髪になじみやすいです。

リキッドとパウダーの2つの手段で理想の眉をつくれる2Wayタイプ。リキッド状の眉ティントでベースを整え、色が足りない部分をパウダーでぼかすことで、自然な仕上がりの「ふんわり眉」がつくれます。多少失敗してもパウダーでぼかすことができるので、初心者の人も安心です。

24時間眉毛の色をキープする耐久性に優れた1Dayタイプの眉ティント。汗や水、皮脂、こすれに強いウォータープルーフ処方なので、夏場の使用、プールや温泉などのレジャーシーンにも最適です。眉毛をケアするパンテノール、センブリエキスの他、保湿成分のヒアルロン酸も配合するなど、肌への負担も考慮されています。

タイのコスメブランド「Cathy Doll（キャシードール）」の眉ティント。四つまたになったハケタイプなので毛流れに沿いやすく、1本1本ていねいに描いたような立体的な眉毛をつくれます。速乾性に優れ、水やこすれに強いところも魅力。乾かす時間をかけたくない人にもおすすめです。ただし整肌成分や眉毛をケアする成分は入っていないので、敏感肌の人は注意してください。

眉ティントを買う前に知っておきたいこと

眉ティントと他の眉メイク方法との違いや、基本的な使い方など、購入する前に知っておくといい知識について、須田さんに教えていただきました。

眉毛アートメイクとの違いは「持続期間の長さ」

眉を整える方法の一つに「眉毛アートメイク」があります。眉ティントと眉毛アートメイクの違いは以下のとおりです。

眉ティントは一度の使用で数日持つため、短期間の眉メイクを楽しみたい人におすすめ。一方、眉毛アートメイクは簡単には消せないものの、一度施術を受ければ長期間キープすることができるため持続性を重視したい人に向いています。

また覚えておきたいのが、いずれも肌トラブルのリスクがあること。自身で行う眉ティントは自己責任となりますが、眉毛アートメイクは医療行為となるため、安全性を考慮した施術や、トラブルがあった際の対処の相談が可能です。ただし、自由診療のため施術料金が高いので、予算に応じて検討しましょう。

「アートメイク」について、施術を受けられるクリニックなどもっと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

【医師監修】眉毛アートメイクおすすめクリニック8選を比較！料金や施術の流れ、理想の眉になるコツも徹底解説！

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医師のもとで行うアートメイクは、1～3年程度持続するのがメリット

正しい使い方と修正方法を覚えれば失敗しづらい

眉ティントを使う際に、ラインを失敗したらどうしよう…と心配な人も多いのではないでしょうか。須田さんに聞いた「眉ティントの正しい使い方」と「万が一失敗したときの修正方法」を知っておけば、眉ティントを使うのも怖くないはず！

眉ティントの正しい使い方

眉ティントは、化粧水や乳液など何も塗布していない洗顔後の肌に使用します。油分や水分がついている場合は、コットンやティッシュなどできれいに拭き取りましょう。

油分や水分、古い角質は眉ティントの色素が浸透するときの妨げになるので、拭き取っておく

眉の毛並みを整えておくときれいに塗布できるので、スクリューブラシなどで眉毛の流れをそろえておきましょう。準備が整ったら、眉頭から眉山、眉尻の順に、毛流れに沿って眉ティントを塗ります。

毛流れに沿って塗ることで自然な仕上がりが期待できる

塗布後は、色を定着させるために時間を置きます。商品によって所定の時間が異なりますが、塗って剥がすタイプは2時間以上置くと色が定着しやすいです。完全に乾いたら、端からやさしく、ゆっくりと剥がしましょう。塗るだけのタイプなら、塗って乾いたら完成です。

肌と眉の境目をぼかしたい人、色を書き足したい人は、最後にアイブロウやパウダーなどを使って仕上げてください。

万が一失敗したときの修正方法

眉ティントを塗って乾いていない状態なら、すぐに洗い流してください。水やぬるま湯で落ちない場合は、クレンジングを使用しましょう。少しはみ出してしまったなど、一部を修正したいなら、綿棒にベビーオイルや水を染み込ませ、不要な部分を拭き取ります。

眉ティントが乾いた後の修正は、クレンジングで取り去るのも難しいため、コンシーラーを使って余計な部分を消すなどメイクを足して調整するのがおすすめです。

「乾くと落としにくくなり、肌にも負担がかかるので、失敗したらすぐに洗い落としてください」

眉ティントに関するQ&A

最後に、正しい保管方法や、涙袋やアイラインとしても使用できるかなど、眉ティントに関する疑問について須田さんに答えていただきました。

Q.眉ティントの正しい保管方法は？

A. 直射日光や高温の場所を避け、冷暗所に保管するのが理想です。キャップなどの隙間から空気が入ると製品が劣化するため、使用後はしっかりとフタを閉めてください。

Q.整えていない眉毛にも使える？

A.もちろん使用できます。地眉に使用することで、自然な仕上がりが期待できます。もし整えたい場合は、眉ティントで理想の眉毛をつくった後に、はみ出している眉毛をカットしたり、整えたりする方がスムーズだと思います。

Q.値段が高い方が持続時間や美容効果も高いの？

A.値段が高い商品の中には、肌や眉毛をケアする成分が入っていたり、筆の質が良く使いやすさや仕上がりに影響したりするものも一部あります。安価なものでも多機能な商品はあるので、自分が何を優先したいかで選んでいただくのが一番いいと思います。

「安価な商品は、肌に刺激になる成分が入っている可能性があるので、パッチテストをしましょう」

Q. 眉毛以外の部分に使用することはできる？

A.眉ティントを涙袋をつくったり、アイライナーとして使ったりする方がいますが、眉毛以外の使用は推奨しません。特に目元の皮膚は、顔の他の部位と比べて3分の1程度の厚みしかないといわれる、デリケートな部位です。乾燥や刺激を誘発しやすいエタノールなどの濃度が高いものもあるので、安易に使用するのは控えましょう。
眉ティントはアイライナーと似た形状やデザインのものが多いので、間違えて使用することのないよう、別々の場所に保管するのがおすすめです。

Q. 眉毛が生えていなくても地肌に使用できる？

A.眉ティントは地肌の表面にある角質層に着色するものなので、使用できます。ただし眉毛を通さない分、皮膚への刺激を引き起こす可能性はゼロではありません。かゆみや赤み、かぶれなどの肌トラブルが起きた際は、皮膚科を受診するなど適切な対処を行ってください。

Q.眉毛の最新トレンドを知りたい！

A.最近は、自分の意思をしっかりともつことが重視されています。それがメイクにも影響しているのか、太く濃いめで、毛流れがハッキリとわかるような眉毛がトレンドです。形状はアーチ型よりも、自然な直線の「ストレート眉」が人気です。

トレンドの「ストレート眉」を作りやすい眉ティントを選ぶのも◎

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まとめ

眉ティントには、塗って剥がすタイプと塗るだけで使えるタイプがあります。使用したいシーンに応じて、眉ティントの持続日数を選びましょう。また筆の種類や太さなども考慮して選ぶことで、より使いやすく、理想の眉に仕上げることが可能です。
この記事を参考にして、自分に合った眉ティントを探してみてください。