中学生で脱毛って早い？中学生が脱毛をするメリットや注意点、クリニック・サロン選びのポイントを解説

大人が思っている以上に思春期の中学生にとってムダ毛の悩みは深刻です。実際に子どもから脱毛したいと相談を受けたことがある保護者の方も多いでしょう。

脱毛は中学生でも行うことが可能です。実際にクリニックやサロンで脱毛する中学生は増加傾向（※）にあります。しかし「成長段階にある中学生が脱毛をして悪影響はないのか」「費用はどれくらいかかるのか」など、不安なこともありますよね。

そこでこの記事では、美容皮膚科医の大久保里紗先生に、中学生が脱毛をするメリット・デメリットや注意点、脱毛に関する気になる疑問について伺いました。また、中学生におすすめの脱毛クリニックと脱毛サロンもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

※参考：小・中学生の親に聞く／我が子の「美容・脱毛」に関する調査（2024年度）| 医療法人社団風林会　リゼクリニックのプレスリリース

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中学生が脱毛することに対して不安を感じており、わが子に脱毛を受けさせるか悩んでいる保護者も多いでしょう。セルフケアという選択肢もある中で、中学生が脱毛をすることにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。大久保先生に詳しく解説していただきました。

「脱毛はムダ毛のコンプレックスから解放されるだけではなく、肌トラブルを回避できるのもメリットです」と大久保先生

メリット①｜自己処理の負担が減り、ムダ毛のコンプレックスを解消できる

中学生は、大人が思っている以上に周りの目が気になるお年頃。ムダ毛がコンプレックスで、日々の生活にストレスを感じている子は多くいます。脱毛を行うと施術回数を重ねるごとにムダ毛が減り、毛自体も細くなるため目立たなくなります。制服や運動着を着た際に腕や脚が露出しても周りの目が気にならなくなり、勉強や運動に集中して取り組めるようになるでしょう。プライベートでもファッションが楽しめるようになったりと、ムダ毛のコンプレックスから解放されて前向きに生活できるようになります。

また、脱毛をすることでセルフケアの負担も大きく減らせるのもメリットです。カミソリやシェーバー、除毛クリームなどによるセルフケアだとすぐに毛が生えてくるため、定期的に自己処理を行う必要がありますが、脱毛をすると毛が生えてこなくなるのでセルフケアがほとんど不要になります。

脱毛をすることで、日々のムダ毛処理の手間から解放される

メリット②｜肌トラブルを回避できる

脱毛はムダ毛処理による肌トラブルを回避できるのもメリットです。カミソリや毛抜きなどによるセルフケアは、皮膚の表面を傷つけてしまい、肌荒れや炎症などを引き起こすリスクがあります。特に成長段階にある中学生の肌は薄くてデリケートなので、カミソリや毛抜きを頻繁に使っていると、肌に黒ずみが生じる可能性もあります。脱毛をするとセルフケアが必要なくなるので、そうした肌トラブルが起きにくく、健やかな状態を保てるようになります。
また、ワキやVIOなどは脱毛をすることで蒸れにくくなり、ニオイの原因となる雑菌の繁殖を抑えることもできます。

メリット③｜大人より安く脱毛できる

医療脱毛クリニックや脱毛専用サロンには、学生向けのプランや割引特典などを用意しているところがあり、大人が通うより安く脱毛を行うことができます。

学生向けプランや学割特典の内容は、クリニックやサロンによって異なるので、各社の公式サイトをチェックしてみましょう。学生プランや学割を利用するためには、学生証や生徒手帳など学生であることが確認できる書類の提出が求められるので、契約の際は忘れずに持参してください。

学生プランや学割を利用できるのは、中学生のうちに脱毛を行う大きなメリット

デメリット①｜脱毛してもムダ毛が生えてくる場合がある

中学生が迎える思春期には、第二次性徴が起こり体に変化があらわれます。大人の体へと変わり始める中学生はホルモンバランスが乱れやすいため、脱毛をしても今までムダ毛がなかった部分に、新たにムダ毛が生えてくる可能性があります。脱毛機のレーザーで発毛組織を破壊した毛穴から毛が生えてくることはほとんどありませんが、新たなムダ毛が気になる場合は追加で脱毛を行う必要が出てくることは知っておきましょう。

デメリット②｜脱毛できる部位が限られる場合がある

クリニックやサロンによっては、中学生だと脱毛できる部位が限られる場合があります。よくあるのが、中学生は「VIOや顔などのデリケートゾーンは脱毛できない」といったケースです。また、脱毛できる部位の条件が「中学生以上」とされているところもあれば、「14歳以上」と細かく定められているところもあるので、注意が必要です。

無料カウンセリングなどを利用して、脱毛ができる部位や年齢制限についてもしっかり確認しておくようにしましょう。

デメリット③｜日焼け対策が大変

日焼けをしてしまうと、やけどなどの肌トラブルのリスクが高まるため施術が行えません。脱毛期間中は日焼けをしないように注意する必要があります。

しかし、中学生の場合は体育の授業や学校行事などがあり、日焼けをしてしまう機会も多いでしょう。体育のときは日焼け止めを塗ったり、登下校の際は日傘を使ったりして、できるだけ日焼けをしないように注意しましょう。

日焼け止め、帽子、長袖、日傘などを活用して、日焼けをしないように注意しよう

脱毛を行う場所には医療脱毛クリニックと脱毛専用サロンの2つがあります。また、クリニックやサロンの中でも、プラン内容や料金などが異なるので、しっかり比較したうえで選ぶことが重要です。

中学生向けの脱毛クリニック・サロン選びのポイントについて大久保先生に解説していただきました。

クリニックとサロンのどちらで脱毛をするか決める

まずは、クリニックとサロン、それぞれの特徴を理解したうえでどちらで脱毛するかを決めましょう。クリニックとサロンのおもな違いを以下にまとめました。

短期間で効果を得たいなら、脱毛クリニックがおすすめ

クリニックで行われるのが医療脱毛です。施術は医療資格をもった医師や看護師が行います。医療脱毛では、高出力のレーザー脱毛器を使用して、毛を作る働きをする「毛母細胞」を破壊し、毛が生えてこないようにします。施術には刺激が伴いやすいですが、サロンより短い期間で効果を実感できます。施術回数も少なくて済むので、保護者が送迎を行う場合も負担を抑えられます。また、何かトラブルが起こった場合は、医師や看護師が対応してくれるのもメリットです。

できるだけ短期間で効果を実感したいなら、クリニックを選ぶとよいでしょう。

クリニックで使われる医療用のレーザー脱毛機。刺激は伴いやすいが、少ない回数で効果を実感しやすい

施術の痛みを抑えたいなら、脱毛サロンがおすすめ

サロン脱毛で使用される光脱毛機は、施術の際に刺激を感じにくいのが特徴です。クリニックと異なり医療資格をもたないスタッフでも施術することができ、人件費が抑えられる分、施術料が安いことが多いです。一方で、照射する光の出力が低いため、毛を作る細胞を完全に破壊することはできず、効果が実感できるまでの施術回数も多く必要になる傾向にあります。

施術の刺激をできるだけ抑えたい場合や、もともとそこまで毛が濃くなくて量を減らせればいいという場合は、サロンを検討してみるとよいでしょう。

また、男子中学生が脱毛をする際はメンズ脱毛に対応しているクリニック・サロンでないと施術が受けられないので注意してください。

脱毛したい部位のプランがあるか確認する

クリニックやサロンによって、用意されているプランが異なります。全身、顔、VIOのプランのみのところもあれば、胸、背中、両肘上、両肘下、手の甲と指などと細かくプランが分かれていて、希望する部位をピンポイントで脱毛できるところもあります。

また、同じプラン名でも、クリニックやサロンによって対象の範囲が異なるので注意が必要です。例えば「全身脱毛プラン」であれば、VIOや顔も含まれるところもあれば、どちらか一方だけ含まれたり、どちらも含まれなかったりする場合があります。本人が脱毛したい部位がプランに含まれているか、よく確認するようにしましょう。

料金相場を踏まえて費用を比較する。学割があるかも要チェック

クリニックやサロンによって同じ部位のプランでも料金が異なります。大まかな相場感を把握したうえで、料金を比較して選ぶとよいでしょう。例えば、全身脱毛の場合だと、クリニックとサロンの料金相場は以下になります。相場より料金が極端に「高い」または「低い」ところは要注意です。

また、プラン料金だけではなく、脱毛完了までにかかるトータルの費用で比較するのがポイントです。プラン料金は安くても、オプションを含めた費用でみると高くついてしまう場合があります。特に施術後の炎症を抑える薬代がオプションなのかプラン料金に含まれるのかは要チェックです。本人が痛みに敏感な場合は、麻酔代がプラン料金に含まれるかも確認しておきましょう。

中学生は学生向けプランや学割特典があるクリニックやサロンを選べば、費用を抑えられます。学割特典は、「10％OFF」「3万円OFF」など、それぞれ内容が異なるのでしっかり確認し、特典を適用した場合の料金で比較するようにしましょう。

通いやすさ、予約のしやすも重要

脱毛は1回施術を受けただけですぐに効果が現れるわけではなく、長期間にわたって何回も通う必要があります。

いくらプラン内容や料金が魅力的でも、クリニックやサロンが遠い場所にあると、交通費がかさんだり、親が送迎しなくてはいけなかったりして、通うのが面倒になってしまいがちです。無理なく脱毛を行うためにも、通いやすさは要チェックです。自宅と学校どちらからでも通える範囲にあると便利です。

また予約が取りやすいかどうかも大事な条件です。予約専用システムが用意されているクリニックやサロンは、基本的に24時間予約を受け付けているところが多いのでおすすめです。加えて、電話予約も可能なところだとなおよいでしょう。

未成年の場合はホルモンの影響で施術回数が増える可能性もあります。ある程度は長く通い続けることを見越してクリニックやサロンを選びましょう。

中学生におすすめの医療脱毛クリニックをご紹介します。学割や学生向けプランが用意されており、中学生だとお得に医療脱毛を受けられるところをピックアップしました。

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リゼクリニックは、一人ひとりの肌質や毛質に合わせて、3種類の脱毛機を使い分けながら施術を行います。

肌への刺激を抑えるために、2種類の麻酔も用意されているのも特徴です。また、夜8時まで営業していたり、当日予約が可能だったり、通いやすい工夫が多くされているのもポイントです。

リゼクリニックの学割は全身を含むプラン以外に適用可能で10%OFFになります。在学中に契約すると卒業後も割引価格のまま通えます。

札幌から沖縄まで全国に18院を展開するクリニック。診察料やシェービング代など、脱毛プラン以外の追加費用がいっさいかからないだけでなく、契約コース終了後に追加で施術を受ける場合、1回あたりの施術価格が半額になるサービスも用意されています。

学生向けプランは、全身＋VIOまたは顔、全身＋VIO＋顔、全身脱毛（顔・VIO除く）、VIO脱毛、顔脱毛、セレクトコースの5回か8回から選べ、在学中に契約すると、卒業後も割引料金のまま通えます。

無料カウンセリングは、女性スタッフと医師の二人体制。脱毛の仕組みや料金、施術内容をていねいに説明してくれます。

レジーナクリニックは、医療脱毛を専門とする美容クリニックです。脱毛に関する深い知識をもつ医師や看護師、カウンセラーがそろっているため、安心して施術を受けることができます。 学割は総額20万5000円（税込）以上で10%OFFになります。部分脱毛の場合は学割対象外のプランが多いですが、通常の料金設定が安めに設定されています。

オーダーメイドプランは、シェービング代や診察代、麻酔料金など脱毛料金以外の追加費用がかからないところもポイントです。

また、カウンセリングは医師と女性スタッフの二人体制で、疑問や不安を一つずつていねいに解消してくれるのも魅力です。

エミナルクリニックメンズは、全国に60院以上展開している男性向けの脱毛クリニックです。
比較的リーズナブルな料金設定で、ヒゲ脱毛3部位（鼻下、あご上、あご下）5回が1万2000円（税込）で受けられます。ヒゲ、ワキ、VIOの脱毛は、麻酔クリームが無料であるのもうれしいポイント。その他、トラブル発生時の治療費やテスト照射代など、無料で受けられるサービスが充実しています。

大学・専門学生向けと、中高生向けの学割プランが用意されており、中学生は通常より安く脱毛が行えます。

中学生でも施術を受けられるおすすめの脱毛サロンをご紹介します。

ラココは脱毛機メーカー直営の脱毛サロンです。メラニン色素には反応せず、毛根にダメージを与えるSHR方式という脱毛方法を採用しており、他のサロンでは断られがちな日焼け肌、ホクロ、アザなどにも施術が可能です。顔とVIOを含む全身脱毛は40分程度で施術が完了。脱毛機を使用する前は冷却ジェルを塗って肌へのダメージを抑え、施術後は保湿鎮静ジェルによって肌を保湿してくれます。

中学生の場合はカウンセリングに親が同席することは可能ですが、女性専用サロンのため父親だと入店できないので注意してください。

ストラッシュは、全国に60店舗以上展開している脱毛サロン。SHR脱毛とIPL脱毛の2種類の脱毛方法を取り入れているのが特徴です。SHR脱毛は刺激が小さく、産毛も脱毛でき、日焼けをしていても施術が行えます。IPL脱毛は、特にVIOやワキなどの太い毛に効果を発揮してくれます。

すべてのプランに使える最大30％OFFの学割が用意されているので、中学生は費用を安く抑えられます。複数のクリニックと連携しており、肌トラブルなどがあった場合は速やかに対応できる体制が整えられているのもポイントです。

ディオーネは、3歳から通える脱毛サロンです。
体感38℃という低温の光を、毛が生える前の「発毛因子」に照射する「ハイパースキン脱毛」を採用しているため、肌への負担を小さくできます。

照射する光には、肌内部でコラーゲンの生成をサポートしてくれる「フォト美顔」の光が約3割含まれていて、脱毛しながら保水力が高まり、ハリ・ツヤもアップ。自己処理で傷んだ肌や黒ずみも、脱毛と同時にケアができます。

ディオーネは初回限定3300円で脱毛体験ができるので、施術の痛みが心配な方はお試しプランを利用してみてください。

RINX（リンクス）は、男性専用の脱毛サロンです。部位ごとに細かくプランが用意されており、希望する部位を組み合わせて脱毛することが可能です。8回プランの終了後は、永久的に施術1回の料金が80%OFFになるアフター保証がつくのも大きな特徴です。スタッフが全員男性なので、異性に施術をしてもらうことに抵抗がある場合でも通いやすいでしょう。

10％OFFの学割の他に、乗り換え割と紹介割が用意されており、すべて併用すると最大30％OFFで脱毛が可能です。

中学生がクリニックやサロンで脱毛を受けるまでの流れと注意点を解説します。中学生の場合は親が関わる場面が多いので、事前にチェックしてスムーズに脱毛が行えるようにしましょう。

無料カウンセリングを利用し、プラン内容や疑問点を確認する

クリニックやサロンでは、契約前に無料のカウンセリングが用意されています。中学生の場合は、親の同席が必須となっているところが多いです。後のトラブルを避けるためにも、親も同席して気になることや不安に思うことは必ず確認をしましょう。

無料カウンセリングには親も同席して、疑問点を解消しよう

具体的には、希望するプランの料金や脱毛機の種類、施術に伴うリスク、肌トラブルが起こった場合の対応などを確認するとよいでしょう。スタッフの対応がていねいか確認しておくのもおすすめです。その他、シェービング代や予約のキャンセル料、途中でプランを解約した場合の解約手数料なども確認しておくとよいでしょう。

保護者の同意のもと、契約を済ませる

中学生がクリニックやサロンと契約をかわす際は、親権者の同意書が必要です。同意書は公式サイトなどからダウンロードできるので、事前に用意しておくと手続きがスムーズです。また、中学生の場合は、契約時に親権者の同席が求められることがあります。親の同席が必須でない場合も、契約時に親権者に確認の電話がかかってくることがあります。電話で親権者の同意が確認ができないと契約が結べないないので、事前に予定を調整しておきましょう。

中学生が契約を結ぶ際は、親の同意書が必要

クリニックやサロンに通って定期的に施術を受ける

脱毛は1回の施術では終わらず、定期的にクリニックやサロンに通う必要があります。ただし、通う頻度はクリニックとサロンで異なります。

毛は「成長期」「退行期」「休止期」の3段階を繰り返す毛周期と呼ばれるサイクルによって生え変わります。

クリニックの医療脱毛では、メラニン色素が濃い成長期の毛に照射するのがよいとされています。そのため毛周期に合わせて、約2ヶ月に1度のサイクルで施術を受けることが推奨されています。

サロン脱毛も成長期の毛にアプローチすることは一緒ですが、脱毛機の出力が低く肌への負担が小さいので、クリニックより短い頻度で施術を受けられます。部位にもよりますが、早いと2週間ごとに照射できることもあります。

ムダ毛にコンプレックスがあると早く脱毛効果を得たくて短い期間で予約を入れたくなりがちですが、適切な期間をあけたうえで施術を行うように親も注意しておくようにしましょう。施術は本人だけで受けられるところがほとんどですが、クリニックやサロンが遠くにあると親が送迎しなくてはいけない場合もあります。その際、親であっても院内で待機することが禁止されているところも多いので注意してください。

施術後は肌をしっかりケアする

脱毛後は肌がダメージを受けている状態なので、しっかりケアすることが大切です。保湿クリームなどを使ってしっかり保湿することを心がけましょう。また施術を行った日はお風呂に入らず、シャワーだけですませてください。お風呂に入って血行がよくなると、肌が赤くなったり、かゆみなどの症状が出たりしてしまう場合があるためです。

クリニックでは施術後の肌トラブルに備えて、軟こうが処方される場合があります。肌に炎症などが生じた場合は、薬を塗って対処しましょう。状態が改善しない場合は、速やかに医師に相談してください。

中学生が脱毛をするうえで気になる疑問について大久保先生にお答えいただきました。

Q. 脱毛は何歳からできる？

A. 脱毛を始められる年齢に明確な基準はありません。もちろん、クリニックやサロンごとに基準が設けられている場合は別ですが、基本的に肌の状態に問題がなければ、何歳からでも脱毛は受けられます。私のクリニックでは中高生だけでなく、小学生も脱毛に通っています。

Q. 毛をカミソリでそると、濃くなるって本当？

A. これは迷信です！毛は根本に近づくにつれて太くなるので、毛をそった後に、毛の断面が太く見えているだけ。実際に毛が太くなったり、濃くなったりすることもありません。ただ、カミソリは肌荒れしやすく、炎症を起こすとクリニックやサロンで脱毛を受けられなくなることも。カミソリでの処理は十分に注意しましょう。

「カミソリの処理で毛穴が目立つことは、十分にあり得ます」と大久保先生

Q. 施術の際の痛みは？

A. 部位によりますが、ワキやVIOライン、ヒゲなど毛根が太いところほどゴムで弾かれたような痛みを伴います。もちろん、痛くない脱毛機も増えてはいますが、医療レーザーの痛みを完全に取り除くのは難しいですね。また、針の痛みには強いけど、レーザーの痛みには弱いなど、痛みの種類や感じ方には個人差があるため、一概に痛い・痛くないとはいい切れません。

医療脱毛ではレーザー出力の強弱を調整できるほか、麻酔が可能なクリニックもあるので、医師と相談してみてくださいね。

Q. ずっと通わなければならないの？

A. 脱毛する部位と、個人の毛の濃さや太さによります。医療脱毛の場合、腕や脚、ワキの下などメジャーな部位は5〜10回程度で終わることが多いです。ただ、毛根が太くてレーザーが反応しにくいVIOラインやヒゲは、20回以上かかる場合もあります。5回コースは大体2ヶ月に1度のペースで施術を行い、1年弱で終わる計算になります。

サロンの場合は減毛、抑毛効果にとどまるので、自分が満足のいく結果を得られるまで通い続ける必要があります。

Q. クリニックでの脱毛期間中、気をつけた方がいいことは？

A. 保湿ケアと紫外線対策が大切です。特に中高生は学校行事や部活などで日焼けしやすいので、紫外線対策が必須。脱毛期間中はもちろん、脱毛を開始する2〜3ヶ前から日焼けには十分に注意しましょう。

また、脱毛期間中も体毛は引き続き生えてきます。自宅でムダ毛処理を行う際は、カミソリより肌にやさしい電気シェーバーを使いましょう。カミソリは皮膚の角質を傷つける可能性があるので、肌トラブルにつながりやすいです。もちろん、毛抜きもNG行為。医療脱毛は毛を伝ってレーザーの熱が届く仕組みなので、毛を抜いてしまうと、脱毛効果が半減します。毛抜き自体も炎症の原因につながりやすいので、控えてくださいね。

「原因にかかわらず、炎症が起きた肌にレーザーを照射することはできません」と大久保先生

Q. 男子中学生が脱毛をする際の注意点は？

A. 男子中学生が脱毛を行う場合は、メンズ脱毛に対応しているクリニックやサロンを選ぶ必要があります。メンズ専用のクリニックやサロンでは、ヒゲ脱毛などのプランがあったり、男性の濃い毛に効果を発揮する脱毛機が導入されていたりします。ただし、メンズ専用のクリニックやサロンに中学生が通う場合は、カウンセリングや契約時に親権者の同席を求められた際に母親でも同席できることもありますが、それ以外は基本的に女性の入店が禁止されているので覚えておきましょう。

思春期になると気になってくるムダ毛。セルフケアは安く済みますが、度重なる処理による小さな負担が肌に蓄積することで、将来、毛穴の黒ずみや肌トラブルが起きる可能性はゼロではありません。

最近は、リーズナブルな価格設定で、中高生が通いやすいクリニックやサロンがたくさんあります。もちろん親の同意が必要になってくるので、親を説得したいときは、正しい情報や知識をもって話を進めることが大切です。ぜひ自分に合ったクリニック・サロンを見つけて、納得のいく肌を手に入れてくださいね。

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