「初心者が試しやすいワインセラーを知りたい」
「スリムで小型のワインセラーのおすすめは?」

繊細なワインを理想的な環境で保存できる、ワインセラー。家庭でおいしくワインを保管したい方、熟成に挑戦したい方におすすめのアイテムです。

ただ冷却方式にもペルチェ式やコンプレッサー式と違いがあり、大きさも数本ほど収納できる小型モデルから、50本を超える大型モデルまでさまざま。いざ購入したいと思っても、選ぶのはなかなか難しいものですよね。そこで今回はソムリエの太田賢一さんに、ワインセラーの選び方や正しい使い方について伺いました。

ワインセラーの選び方ポイント

  • 長期保管や熟成には「コンプレッサー式」、静かな場所で使うなら「ペルチェ式」
  • 想定している収納本数の、ワンランク上のサイズを選ぶ
  • 長期保管や熟成を考えるなら、「加温・加湿機能」付きもチェック
  • 修理・サポート体制がしっかりした商品を選ぶ

また太田さんのお話を参考に、your SELECT.編集部おすすめのワインセラー10選も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ワインセラーのおすすめ10選

メーカー
商品名
ngelshare CE-C7W ルフィエール ベーシックライン C18B HomeCellar FJH-56GD ファンヴィーノ SW-28 ZERO Advance SA38 ルフィエール ベーシック C55BD SC-76 CE-8W ルフィエール LW-S12 IWC-P182A

deviceSTYLE

都光

フォルスター

グローバル

さくら製作所

都光

スタイルクレア Sシリーズ

deviceSTYLE

都光

アイリスオーヤマ

ngelshare CE-C7W

ルフィエール ベーシックライン C18B

HomeCellar FJH-56GD

ファンヴィーノ SW-28

ZERO Advance SA38

ルフィエール ベーシック C55BD

SC-76

CE-8W

ルフィエール LW-S12

IWC-P182A

参考価格(税込) 5万6500円 3万9600円 5万5000円 12万4000円 9万1991円 9万9000円 18万4650円 1万9000円 1万7800円 2万2952円
収納本数 7本 18本 18本 28本 38本 55本 76本 8本 12本 18本
容量 22L 50L 50L 85L 104L 150L 225L 22L 40L 50L
サイズ(幅×高さ×奥行) 146×860×520mm 345×770×450mm 345×830×480mm 395×870×540mm 390×1165×530mm 510×1262×480mm 513×1717×546mm 264×452×570mm 280×675×567mm 345×645×508mm
重量 16.5kg 20kg 23kg 34kg 49kg 48.5kg 63kg 10.3kg 14.2kg 14.5kg
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

SELECTor

太田賢一

ソムリエ

太田賢一さん

北海道札幌市出身。大学在学中よりソムリエの道を志し、卒業後には単身オーストラリア・シドニーへ。ワイナリー研修と並行し、多様なダイニングシーンでの経験を積む。帰国後は都内のレストランでソムリエとして活躍。2023年には独立起業し、株式会社Somm-rize 代表取締役社長に就任。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

ぴったりのものが見つかる!ワインセラーの賢い選び方

「繊細な生き物」とも呼ばれるワイン。そのワインを常に適切な状態にキープしてくれるのが、ワインセラーです。

というのも、ワインをおいしい状態で保管するには適した環境があります。その大きな要素が「温度」「湿度」「光」の3つ。具体的には以下のような条件になります。

温度 12〜15℃
湿度 70〜75%
紫外線を避ける

おいしく保存するだけでなく、熟成させるにもこの環境が必要です。赤、白、スパークリングと、種類によって飲み頃の温度は変わりますが、保管・熟成に適した条件は変わりません

もうひとつワインを保管するうえで注意したいのが、変化の少ない安定した環境で保存する必要がある点です。たとえば、温度が頻繁に変わると、ボトル内の空気が膨張・収縮を繰り返し、余分な空気やバクテリアが入り込んで劣化につながります。頻繁に開け閉めする冷蔵庫での保管がおすすめされないのは、こうした理由からです。

それではワインセラーは、どのように選んでいけばよいのでしょうか。そのポイントについて、太田さんに解説していただきました。

設置場所と保管期間から選ぶ

設置場所と保管期間から選ぶ

まずワインセラーを選ぶうえで、ポイントとなるのが冷却方式です。大きく「ペルチェ式」「コンプレッサー式」の2つに分かれます。それぞれ向いている人が異なるので、自分の使い方に合わせて選びましょう。

長期保管・熟成まで考えるなら【コンプレッサー式】

一般的な家庭用冷蔵庫と同様に、モーターの力で冷却するのがコンプレッサー式です。そのため冷却能力が高く、夏の猛暑や開け閉めが多い場合でも、適切な温度に保ってくれます。多彩な機能が搭載された商品も多く、ワインセラーを使って長期保管や熟成まで考えているならコンプレッサー式を選びましょう。

コンプレッサー式のワインセラー。小型から大型まで豊富なラインナップがある

コンプレッサー式のワインセラー。小型から大型まで豊富なラインナップがある

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ただ一つ、デメリットとして挙げておきたいのが動作音です。冷蔵庫と同程度の大きさの音が発生するので、できれば寝室など静かな生活空間に置くのは避けるなど、設置場所には注意しましょう

リーズナブルで静か。寝室に設置するなら【ペルチェ式】

一方、モーターレスの冷却方式を採用しているのが、ペルチェ式です。動作音が控えめなため、寝室など静かな場所での設置に向いています。さらに価格はリーズナブルな傾向にあり、1つ目のワインセラーとして手を出しやすいモデルだといえるでしょう。コンパクトなモデルが多く、部屋が狭い人や一人暮らしの人にもおすすめです。

ペルチェ式のワインセラー。小型のモデルが中心

ペルチェ式のワインセラー。小型のモデルが中心

ただ冷却能力が低く、扉の開け閉めで温度変化の影響を受けやすいため、長期保管や熟成には向きません。特に真夏に30℃を超えるような部屋で使用する際には、商品によっては設定温度を維持できない可能性もあります。また消費電力が高いため、ランニングコストは高くなります。

コンプレッサー式とペルチェ式の比較

タイプ
コンプレッサー式
ペルチェ式
冷却能力
はなまる
ばつ
静音性(設置場所)
さんかく(寝室など静かな場所には不向き)
はなまる(寝室などでの使用に向いている)
長期保管・熟成
はなまる
ばつ(1週間〜2週間の短期保管向き)
ランニングコスト
はなまる例)約300円/月(12本収納)
ばつ例)約1500円/月(12本収納)

保管したい本数から選ぶ

保管したい本数から選ぶ

ワインセラーには収納本数が数本程度の小型タイプから、50本を超える大型のものまでさまざまな商品があります。そのためワインセラーを選ぶ際には、まず収納したいワインの本数を考えてみましょう。

実際に購入するうえでおすすめなのが、その本数の10〜20本ほど大きいモデルから選んでみることです。ワインセラーは開け閉めによって、庫内の温度が変化します。大きなモデルの方が庫内に余裕をもたせやすく、外気温の影響を受けづらいため、長期保管や熟成する際にも安心です。もちろん1週間以内で飲み切るデイリーユースでの使用を考えている方には、それほど大きな影響はありません。

また、ワインセラーを買えば、数年から長いと10年を超える付き合いになります。ワインセラーを使っていくうちに、ワインを集めるのが楽しくなり、想定より本数が増えてしまう方も多いでしょう。新しいワインとの出会いを逃さないためにも、ぜひ余裕をもったサイズで商品を検討してみるのがおすすめです。

「若い頃に小さいワインセラーを買って、やりくりに悪戦苦闘した苦い経験があります。ぜひはじめから大きめのサイズを買うことをおすすめします」と太田さん

「若い頃に小さいワインセラーを買って、やりくりに悪戦苦闘した苦い経験があります。ぜひはじめから大きめのサイズを買うことをおすすめします」と太田さん

ワインセラーを選ぶ、+αのチェックポイント

その他、ワインセラーを選ぶ際に注目したいポイントがあります。購入を検討する際には、ぜひチェックしておきましょう。

長期保管や熟成を考えるなら「加温・加湿機能」付き

長期保管や熟成を考えている方は、加温機能にも注目してみましょう。

ワインセラーは設定した温度で、庫内を一定にキープする機能があります。ただ冬の寒冷地など外気温が低い環境では、冷却機能だけでは温度を維持できません。ヒーターによって、こうした冷えすぎを防ぐのが加温機能です。

冷たい温度下では、酵母など微生物の働きが悪くなり、ワインの熟成は進みません。そのため長期保管での熟成を考える方には、あると安心な機能だといえるでしょう。

もうひとつ、ワインセラーには加湿機能付きの商品もあります。加湿機能は適切な湿度に調整してくれるもの。乾燥はコルクが縮み、流入した空気からワインの酸化を早めてしまう原因になります。高級ワインなどをしっかり熟成させたい場合には、押さえておきたい機能です。

2温度管理機能があれば保管と飲み頃への温度調整が同時できる

2温度管理機能は、ワインセラーの上部と下部で別々の温度で管理できるものです。

特に白ワインの飲み頃は、保管温度より低い8℃前後。2温度管理機能があれば、飲む前に最適な温度に調整することもできて便利です。

2温度管理機能があれば保管と飲み頃への温度調整が同時できる

窓の近くに置くなら、ガラス扉の「UVカット対応」をチェック

多くのワインセラーでは、デザインや視認性を重視したガラス扉が採用されています。UVカット機能を搭載しているモデルが多いですが、紫外線はワインの大敵となるので、対応しているかチェックしておいた方がよいでしょう。

窓の近くに置くなら、ガラス扉の「UVカット対応」をチェック

また、なかには遮熱・断熱加工されている商品もあります。電気代が抑えやすく、選ぶ際には確認しておきたいポイントです。

庫内ライトがあれば、扉を閉めたままでラベルがチェックできて便利

庫内にライトが付いていれば、扉を開け閉めしなくても、ボトルのラベルをチェックできます。開閉による温度変化を防ぎ、長期保管に有効です。青色LEDなど、インテリアとしてのデザイン性を重視したものもあります。

庫内ライトがあれば、扉を閉めたままでラベルがチェックできて便利

ひとつ注意したいのは、LEDライトにはワインを劣化させる青色系紫外線を含む可能性がある点です。紫外線対策がされてあるかもチェックしておきましょう。

保証の有無や修理・サポート体制をチェックする

ワインセラーも機械のため、故障のリスクがあります。壊れてもなかなか直してもらえなければ、せっかく集めた大切なワインがダメになってしまうことになりかねません。

いつまで保証期間があるのか、故障したらすぐに修理に来てくれる体制があるのか、購入前に確認しておきましょう。

「ワインセラーが故障しても、扉を開けなければ1週間、空調をきちんとかけていれば1ヶ月ほどワインはもちます。異常信号が出ても、慌てないことが大切です」と太田さん

「ワインセラーが故障しても、扉を開けなければ1週間、空調をきちんとかけていれば1ヶ月ほどワインはもちます。異常信号が出ても、慌てないことが大切です」と太田さん

家庭用ワインセラーのおすすめ10選

太田さんのお話を参考に、「コンプレッサー式」「ペルチェ式」の2つから、おすすめのワインセラーをピックアップ。初心者におすすめのリーズナブルなモデルから、高級ワインの熟成にも適した商品まで紹介します。

ワインセラーのおすすめ10選

メーカー
商品名
ngelshare CE-C7W ルフィエール ベーシックライン C18B HomeCellar FJH-56GD ファンヴィーノ SW-28 ZERO Advance SA38 ルフィエール ベーシック C55BD SC-76 CE-8W ルフィエール LW-S12 IWC-P182A

deviceSTYLE

都光

フォルスター

グローバル

さくら製作所

都光

スタイルクレア Sシリーズ

deviceSTYLE

都光

アイリスオーヤマ

ngelshare CE-C7W

ルフィエール ベーシックライン C18B

HomeCellar FJH-56GD

ファンヴィーノ SW-28

ZERO Advance SA38

ルフィエール ベーシック C55BD

SC-76

CE-8W

ルフィエール LW-S12

IWC-P182A

参考価格(税込) 5万6500円 3万9600円 5万5000円 12万4000円 9万1991円 9万9000円 18万4650円 1万9000円 1万7800円 2万2952円
収納本数 7本 18本 18本 28本 38本 55本 76本 8本 12本 18本
容量 22L 50L 50L 85L 104L 150L 225L 22L 40L 50L
消費電力 85W 85W (50Hz)206kWh/年|(60Hz)210kWh/年 135W (50Hz)104W|(60Hz)119W 96W 85W 58W 70W 130W
温度範囲 5〜18℃ 5〜18℃ 5〜18℃ 7〜18℃ 0〜22℃ 5〜18℃ 5〜20℃ 4〜22℃ 4〜22℃ (上段)8〜18℃|(下段)12〜18℃
個別温度設定 2温度管理 2温度管理 2温度管理 2温度管理
加温機能
まる
(下室のみ)
まる
まる
加湿機能
まる
庫内照明
まる
まる
まる
まる
まる
まる
まる
まる
まる
まる
UVカット
まる
まる
まる
まる
まる
まる
まる
保証期間 1年 1年 本体:1年/冷凍サイクル:3年 本体:1年/冷却装置:5年 本体:1年/冷媒回路:3年/ガラス:6カ月 1年 1年 1年 1年 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 146×860×520mm 345×770×450mm 345×830×480mm 395×870×540mm 390×1165×530mm 510×1262×480mm 513×1717×546mm 264×452×570mm 280×675×567mm 345×645×508mm
重量 16.5kg 20kg 23kg 34kg 49kg 48.5kg 63kg 10.3kg 14.2kg 14.5kg
購入サイト Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo Amazon Amazon 楽天市場 楽天市場 Yahoo! yahoo

【コンプレッサー式】おすすめワインセラー7選

冷却能力に優れ、長期保管・熟成をかなえる「コンプレッサー式」のおすすめワインセラーを7つセレクトしました。

冷却能力と静けさを両立させたコンパクトモデル

deviceSTYLE(デバイスタイル) Angelshare CE-C7W

参考価格: ¥56,500(税込)

Angelshare CE-C7W

出典:Amazon

収納本数 7本
容量 22L
消費電力 85W
温度範囲 5〜18℃
個別温度設定
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 146×860×520mm
重量 16.5kg

専門家のおすすめポイント

実は私も昔、自宅で使っていたモデルです。かわいい独自性のあるデザインで、場所も取らないので、部屋に彩りを加えるインテリアの一つとしてもおすすめです

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

コンパクトでスタイリッシュな見た目が特徴的なワインセラー。静けさと強力な冷却能力を両立させたモデルのため、コンプレッサー式でありながら、寝室などでの利用も検討できます。扉には断熱効果の高いペアガラスが採用され、消費電力を抑えやすいのもポイントです。

有名メーカーが手掛ける、コスパに優れたエントリーモデル

都光 ルフィエール ベーシックライン C18B

参考価格: ¥39,600(税込)

ベーシックライン C18B

出典:Amazon

収納本数 18本
容量 50L
消費電力 85W
温度範囲 5〜18℃
個別温度設定
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 345×770×450mm
重量 20kg

専門家のおすすめポイント

基本的な機能をしっかりそろえて、3万円代はものすごくコスパが良いですね。ルフィエールは信頼性のあるワインセラーブランド。これから試したいという方にはぴったりの商品だと思います。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

家庭に設置しやすい、薄型でシンプル&スタイリッシュなデザインです。タッチパネルや庫内灯の自動消灯機能、断熱性の高いガラス扉など機能も充実。温度設定ボタンにはロック機能もついているので、子どもがいる家庭でも安心です。

リーズナブルながら、2温度管理機能を搭載

フォルスター(Forster Japan) HomeCellar FJH-56GD

参考価格: ¥55,000(税込)

HomeCellar FJH-56GD

出典:楽天市場

収納本数 18本
容量 50L
消費電力 (50Hz)206kWh/年 |(60Hz)210kWh/年
温度範囲 5〜18℃
個別温度設定 2温度管理
加温機能
加湿機能 〇(下室のみ)
庫内照明
UVカット
保証期間 本体:1年/冷凍サイクル:3年
サイズ(幅×高さ×奥行) 345×830×480mm
重量 23kg

専門家のおすすめポイント

2温度管理機能が搭載されている商品を、5万円代で買えるのはうれしいですね。フォルスターは世界的なメーカーなので、安心して使ってもらえると思います。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

「フォルスター HomeCellar」史上、もっともコンパクトなワインセラー。2温度管理機能が搭載され、白ワインを飲み頃にスタンバイするなどの使い方もOK。棚の配置を変え、日本酒を立てて収納することなども可能です。

高級ワインも預けられる、安心のアフターサポート

株式会社グローバル(GLOBAL) ファンヴィーノ SW-28

参考価格: ¥124,000(税込)

ファンヴィーノ SW-28

出典:Amazon

収納本数 28本
容量 85L
消費電力 135W
温度範囲 7〜18℃
個別温度設定
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 本体:1年/冷却装置:5年
サイズ(幅×高さ×奥行) 395×870×540mm
重量 34kg

専門家のおすすめポイント

飲食店で使われることも多いワインセラーです。日本全国でメンテナンスサポートを実施しているなど、アフターケアが充実しているので高級なワインでも安心して使用できます

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

適切な湿度にキープするエンボス加工の庫内壁や、保冷効果の高い二重ガラス扉など、ワインを守る高い性能が魅力のモデル。ワインを収納するラックは自由に取り外しが可能で、飲みかけのワインを立てて収納することも可能です。

優れた断熱力で、年間の電気代は5000円

さくら製作所株式会社(SAKURA WORKS Inc.) ZERO Advance SA38

参考価格: ¥91,991(税込)

ZERO Advance SA38

出典:Amazon

収納本数 38本
容量 104L
消費電力 (50Hz)104W |(60Hz)119W
温度範囲 0〜22℃
個別温度設定 2温度管理
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 本体:1年/冷媒回路:3年/ガラス:6カ月
サイズ(幅×高さ×奥行) 390×1165×530mm
重量 49kg

専門家のおすすめポイント

断熱力の優れた設計で、年間の電気代は5000円ほどと、ランニングコストを抑えて使えるのが良いですね。日本のメーカーでサポート体制も充実しているので、安心感も魅力です。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

ワインセラーメーカーとして、世界ではじめて2温度管理機能を開発したさくら製作所最高レベルの温度維持性能を搭載し、0℃まで温度設定が可能です。ワインだけでなく日本酒も保管できるなど、幅広い使い方ができます。

コスパの良い大型モデル

都光 ルフィエール ベーシック C55BD

参考価格: ¥99,000(税込)

ルフィエール ベーシック C55BD

出典:Amazon

収納本数 55本
容量 150L
消費電力 96W
温度範囲 5〜18℃
個別温度設定 2温度管理
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 510×1262×480mm
重量 48.5kg

専門家のおすすめポイント

55本収納できて10万円を切るのは、コストパフォーマンスの面で驚きです。特にこれから長期熟成に挑戦しようと思っている方などにおすすめですね。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

1℃単位で設定できる2温度管理機能が搭載された、ワインセラー。55本収納できるモデルでありながら、幅48cmのコンパクト設計なので、居住スペースの邪魔にならず設置することができます

大容量の収納とスリムなボディを両立

スタイルクレア(STYLECREA) Sシリーズ SC-76

参考価格: ¥184,650(税込)

Sシリーズ SC-76

出典:楽天市場

収納本数 76本
容量 225L
消費電力 85W
温度範囲 5〜20℃
個別温度設定
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 513×1717×546mm
重量 63kg

専門家のおすすめポイント

必要な機能がしっかり搭載され、最大76本収納できる大型モデルで20万円を切るのはコストパフォーマンスとしてすばらしい。THE・ワインセラーというデザインで、インテリアとしても魅力的です。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

76本収納できるモデルでありながら、幅約51cm、奥行約55cmとスリムな設計が魅力です。棚間ピッチも9.5cmと幅広く、ブルゴーニュ型ボトルなども楽々収納が可能。丈夫な木製棚を採用し、ボトルの出し入れもスムーズにできます。

【ペルチェ式】おすすめワインセラー3選

続けて、寝室などで使いたい方に向けて「ペルチェ式」のおすすめワインセラーを3つご紹介。リーズナブルな商品が多いので、はじめての購入を検討している方もぜひチェックしてみましょう。

上位モデルと同等の機能を搭載したリーズナブルライン

deviceSTYLE(デバイスタイル) CE-8W

参考価格: ¥19,000(税込)

CE-8W

出典:Amazon

収納本数 8本
容量 22L
消費電力 58W
温度範囲 4〜22℃
個別温度設定
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 264×452×570mm
重量 10.3kg

専門家のおすすめポイント

ポップな色使いでコンパクトなので、インテリアとして家のちょっとしたスペースにも置けます。少ない本数でスタートアップ的にワインセラーを試したい方におすすめのモデルです。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

木目調のアルミ合金製ドアハンドル・前面木製ワイン棚・タッチパネル式操作部と、上位モデルと同等の機能をもったコンパクトモデルです。ペルチェ式で動作音が静かなため、寝室などにも十分設置できます。

1万円代で買える、シンプルワインセラー

都光 ルフィエール LW-S12

参考価格: ¥17,800(税込)

ルフィエール LW-S12

出典:Amazon

収納本数 12本
容量 40L
消費電力 70W
温度範囲 4〜22℃
個別温度設定
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 280×675×567mm
重量 14.2kg

専門家のおすすめポイント

12本収納できて、1万円代は驚きです。静かなモデルなので、寝室や仕事部屋に置いてみてもよいと思います。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

どんな部屋にも溶け込む、シンプルでスリムなフォルムが特徴。操作も外観もシンプルに仕上げられた、気軽に使えるワインセラーです。庫内の温度はワンタッチで、1℃単位の設定が可能。余裕をもたせた設計で、背の高いシャンパンボトルも収納できます。

リーズナブルでも機能充実

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) IWC-P182A

参考価格: ¥22,952(税込)

IWC-P182A

出典:Amazon

収納本数 18本
容量 50L
消費電力 130W
温度範囲 (上段)8〜18℃|(下段)12〜18℃
個別温度設定 2温度管理
加温機能
加湿機能
庫内照明
UVカット
保証期間 1年
サイズ(幅×高さ×奥行) 345×645×508mm
重量 14.5kg

専門家のおすすめポイント

ペルチェ式で2温度管理機能がついたモデルはなかなかありません。2万円代とリーズナブルなので、はじめての方も試しやすいのではないでしょうか。

太田賢一さんのおすすめポイント

ソムリエ

太田賢一さん

Amazonの口コミ・レビュー

リーズナブルな家電開発に強みのある、アイリスオーヤマのワインセラー。スリムな設計でありながら、18本収納できる点が特徴です。下段には飲みかけのワインを立てて収納することも可能。2温度管理機能や庫内ライトの自動消灯機能など、充実した機能も魅力です。

ワインセラーを買う前に知っておきたい2つのこと

続いて、太田さんに聞いた、「買う前に知っておきたいワインセラーの基礎知識」について紹介します。ぜひ購入する際の参考にしてみてください。

1. ワインセラーの適切な設置場所

ワインセラーは、できるだけ直射日光を避け、温度変化の少ない涼しい場所に設置するようにしましょう。周囲が適温に近ければ、冷却するための負担が少なく、電気代も抑えられます

また冷蔵庫と同様に、おおよそ背面と左右、上部に5〜10cmほどの放熱スペースをつくることも大切です。壁からどの程度離して設置する必要があるのか、ワインセラーそれぞれで推奨される放熱スペースは異なるため、購入前に仕様書などでも確認しておきましょう。

1. ワインセラーの適切な設置場所

2. ワインセラーの電気代の目安

一般的に、コンプレッサー式が1日10円ほど、ペルチェ式が1日50円ほどといわれています。もちろん収納本数や外部環境によっても異なりますが、一つの目安として考えるとよいでしょう。

種類 コンプレッサー式 ペルチェ式 冷蔵庫
電気代(目安) 約300円/月 1500円/月 750円/月

ランニングコストを下げたいという方は、できるだけ消費電力の低いモデルを選んだり、開け閉めの回数を減らす、設定温度を下げすぎないなど、ワインセラーに負担のかからない使い方をしたり、意識してみるのがおすすめです。

ワインセラーに関するよくある疑問 Q&A

最後に、ワインセラーに関するよくある疑問について太田さんに答えていただきました。

ワインセラーに関するよくある疑問 Q&A

Q. 家庭用ワインセラーの効果的な使い方は?

A. ワインを保管するうえで、やはり一番の大敵が温度変化です。そのため扉の開閉はできるだけ控えるように気をつけた方が良いですね。また収納本数を適度に保つのも、一つのポイントです。庫内がスカスカだと、外気温の影響を受けやすくなります。逆にギチギチに入れてしまうと冷却効率が悪くなり、ワインセラー本体への負担が大きいです。8割程度を意識してみると良いと思います。

またよく飲むワインは上段に、とっておきのワインは下段と、分けて収納するのもおすすめです。そうすればうっかり割ってしまう危険性なども少なくなります。

Q. ワインセラーを長く使うためのコツは?

A. まずワインセラーの寿命として、ペルチェ式が6、7年、コンプレッサー式で10年が一つの目安です。もちろん大切に扱っていれば、それ以上使い続けることもできます。大切なのは、負担をかけないこと。たとえば2温度管理機能の商品でも、あまりに低い温度に設定するのは避けた方がベターです。冷却機能がフル稼働することになり、劣化も当然早くなります。ワインを飲む際には、氷水につけたり、冷蔵庫に移して飲み頃に調整したりして、冷却機能を多用しないよう意識してみましょう。

「ワインセラーはていねいに扱っていれば、こまめに清掃する必要はありません。セラーに保管する前にボトルの汚れを簡単に拭き上げればよいでしょう」と太田さん

「ワインセラーはていねいに扱っていれば、こまめに清掃する必要はありません。セラーに保管する前にボトルの汚れを簡単に拭き上げればよいでしょう」と太田さん

Q. 業務用と家庭用の違いは?

A. 家庭用は生活に近い場所で設置されるので、できるだけ動作音が小さくなるように設計されている商品が多いと思います。業務用は音が問題にならないので、そうした部分は重視していないものが多いですね。

Q. ワインボトルは、なぜ横置きで保管されるの?

A. よくいわれるのが「コルクの湿度を保つため」です。ただこれは、世界最大のコルクメーカー「Amorim(アモリム)社」が2018年に発表した論文によって否定されました。内容はワインボトルを縦置きにしてもコルクの湿度は保たれる、というものです。

その点においてボトルが横置きに保管されるのは、現在ではワインの品質管理よりも、保管上の体積効率のためといえるのではないでしょうか。

ちなみに澱のある赤ワインは、入荷後の2週間から1ヶ月は縦置きにして静置(澱落とし)。その後ラベルを上にして横置き保管することで、上澄みと澱が分離した理想的な状態となります。

大きなワインセラーをお持ちでしたら下から3〜5段分ほど棚部分を抜いて、縦置き専用スペースを設けるのがおすすめです。上記の澱落とし用や抜栓したワインを2日目以降に持ち越す際のスペースに活用できます。

Q. ワインセラーは日本酒やウイスキーなど他のお酒も保存可能?

A. もちろん保存できます。お酒などの飲み物はもちろん、食べ物の保存にも効果的です。おすすめなのがチーズ。冷蔵庫だとなかなか熟成させるのが難しいのですが、ワインセラーはちょうどいいんですよね。庫内がチーズくさくならないように、タッパーに入れて、密閉して保存するのもポイントです。その他にも私はチョコレートやスイーツなど、冷蔵庫では冷たすぎると感じるものに使っています

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まとめ

  • 長期保管や熟成には「コンプレッサー式」、静かな場所で使うなら「ペルチェ式」
  • ワインセラー選びのコツは、想定している収納本数のワンランク上のサイズから選ぶこと
  • 「加温・加湿機能」があれば、長期保管や熟成するときも安心
  • 大切なワインをダメにしたくないなら、修理・サポート体制がしっかりした商品を選ぶ
  • 2温度管理機能があれば、楽しみ方の幅が広がる
  • ワインセラーは直射日光を避け、温度変化の少ない涼しい場所に設置する

今回は太田さんのお話をもとに、ワインセラーの選び方や使い方についてご紹介しました。ワインセラーがあれば、家庭でのワインライフはグッと楽しくなるもの。ぜひ記事を参考に、ぴったりのワインセラーを見つけてみてください。

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