【2023年最新】炊飯器のおすすめ9選!キッチンまわり評論家&お米の専門家に聞く炊飯器の選び方

【2023年最新】炊飯器のおすすめ9選!キッチンまわり評論家&お米の専門家に聞く炊飯器の選び方

「炊飯器を買い替えたいけど、おすすめがどれかわからない」
「いろんなメーカーの炊飯器があるけど、おいしく炊けるおすすめのものはどれ?」

炊飯器は各メーカーでそれぞれ特徴があり、種類も豊富で価格帯もまちまちなので、いざ購入しようとなると悩んでしまいます。

そこでキッチンまわり評論家のさわけんさんと、五ツ星お米マイスターの西島豊造さんのお二人に、炊飯器の賢い選び方をお聞きしました。

<炊飯器の選び方のポイント>

  • 【価格帯】5~10万のミドルクラス以上なら、どの商品を選んでも大きなハズレはない
  • 【容量】定番の5.5合炊きがおすすめ!よく売れるサイズなのでメーカー側も機能を充実させやすい
  • 【炊き上がり】「玄米・雑穀米モード」「銘柄コース」など炊き分けメニューの充実度を確認
  • 【手入れのしやすさ】手入れが必要な部品の数に着目!製品によって2~5点と数が異なる

なお今回は電気炊飯器に絞ってお届けします(以降、特別な場合を除いて「炊飯器」と表記します)。

おすすめの炊飯器9選
メーカー
商品名
タイガー魔法瓶 象印 象印 タイガー魔法瓶 日立 東芝 象印 タイガー魔法瓶 三菱電機
土鍋ご泡火炊き JPL-S100 100周年記念モデル 炎舞炊き NW-FA10 炎舞炊き NW-PU10 ご泡火炊き JPI-S100 ふっくら御膳 RZ-V100FM 真空圧力IH RC-10VST 極め炊き NW-VC10 炊きたて JPW-G100 備長炭 炭炊釜 NJ-SED06
タイガー魔法瓶/土鍋ご泡火炊き JPL-S100 100周年記念モデル 象印/炎舞炊き NW-FA10 象印/炎舞炊き NW-PU10 タイガー魔法瓶/ ご泡火炊 き JPI-S100 日立/ふっくら御膳 RZ-V100FM 東芝/真空
圧力IH RC-10VST 象印/極め炊き NW-VC10 タイガー魔法瓶/炊きたて JPW-G100 三菱電機/備長炭 炭炊釜 NJ-SED06
参考価格(税込) 12万1000円 8万9800円 5万9299円 3万9799円 3万1981円 3万800円 2万2995円 2万4470円 2万1700円
容量 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 3.5合
炊き上がり 銘柄巧み炊きわけ70種類/5段階の食感炊きわけ機能 炊き分けセレクト15通り/わが家炊き121通り 7通りの炊き分け圧力/白米炊き分け5通り/わが家炊き81通り 旨み粒立ち炊飯プログラム 白米/無洗米/雑穀米/玄米/麦ご飯 「本かまど」炊き分け5通り/銘柄炊き分け5通り/甘み炊き/ねらい炊き3通り 白米炊き分け3コース 炊飯器調理対応 炊飯メニュー11通り/芳潤炊き/エコ炊飯/お急ぎ/もちもち
お手入れ
部品の数
2点 2点 2点 3点 4点 3点 5点 2点 2点
炊飯方式 土鍋圧力IH+多段階圧力機構 3DローテーションIH 圧力IH 可変W圧力IH+釜包みIH 圧力&スチームIH 真空圧力IH 豪熱沸とうIH 剛火IH IH
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

キッチンまわり評論家・さわけんさんに聞く!2023年炊飯器トレンド

「ご飯を炊く」という同じ目的なのに、1万円を切るものから10万円台まで、とにかく価格帯が広く、種類が多い炊飯器。料理研究家にして、年に約1000品の食品や調理器具を実食・検証するさわけんさんに、炊飯器のトレンドを教えていただきました

キッチンまわり評論家・科学する料理研究家
さわけんさん
さわけん
科学的に料理を考えて、狙ったとおりの料理をつくるレシピの達人。辻調理師専門学校で11年間、講師として西洋料理を教える。また、キッチンまわりの家電やアイテムにも精通しており、モノ比較雑誌の編集者が頼る識者としても活躍。「あさイチ」(NHK)や「ZIP!」(日本テレビ)など、多くのテレビ番組にも出演する。

電気炊飯器のトレンドは圧力IH方式

電気炊飯器にはマイコン方式、IH方式、圧力IH方式があります。

マイコン方式は内釜の下の電気ヒーターで加熱するもので、内釜の上部と低部で温度差ができるため加熱効率はよくありません。しかし1万円を切るモデルも珍しくなく、IH方式などに比べてかなりの低価格です。味へのこだわりが少なく、一人暮らしで“ご飯はときどき炊く”というような方に向いています。

IH(Induction Heating)方式は磁力線の働きで内釜自体を発熱させるので、炊き上がりのムラが少ないのが特徴です。そこに圧力を加えたのが、現在、主流となっている圧力IH方式です。加圧することでお米の吸水がよくなり、もっちりとした食感のご飯を炊くことができます


<炊飯方式によるメリット・デメリット>

炊飯方式 メリット デメリット
マイコン方式 1万円を切るなど、IH式などと比べて安価 底からの一方向の加熱なので、内釜の上部・下部で温度差が生じ、炊き上がりにムラが生じやすい
IH方式 発熱効率がよく、内釜全体に熱が伝わり、炊き上がりにムラがない。温度制御しやすいため保温や炊き分けが得意 2~5万円とマイコン方式に比べると高価。また重量があるため、持ち運びには不向き
圧力IH方式 圧力をかけられるので、より高温での炊飯が可能。お米の芯まで熱が伝えられ、もちもちした炊き上がりに 5万円以上のものが多く、10万円を超えるものも珍しくない
ボタン指し

現在のトレンドは、もっちりとしたご飯を炊くことができる圧力IH方式

売れ筋の価格帯は5~10万円

圧力IH方式のフラグシップモデルは10万円を超えることも珍しくありません。 しかし炊飯器にそこまでお金をかけられないという人は多く、実際に売れているのは5~10万円のミドルクラスが多いようです。

フラグシップとミドルの違いのほとんどは、火力につながるIHヒーターの性能や内釜の素材、プログラムメニューの充実具合です。

さわけんさん1

「おいしいご飯を炊くために各メーカーがどのようなアプローチをしているのかは、フラグシップモデルをみればわかります」とさわけんさん

各社内釜に特徴を打ち出している

象印は高い発熱効率と蓄熱性をもつ鉄、タイガーは遠赤効果のある土鍋、三菱電機ならIHと相性の良い炭釜など、炊飯器のカタログを見ると、各社が内釜に特徴を出していることがわかります。

内釜で重要なのは熱の伝わりやすさを示す熱伝導率や、熱を効率よく全体に伝える発熱効率、そして蓄熱性ですが、実は火力や作動時間のコントロールができる電気炊飯器では、内釜の材質はそれほど気にしなくても大丈夫。ピンとくるものを購入していいと思います。


<内釜に使われる主な素材と特徴>

素材 メリット デメリット
発熱効率と蓄熱性が高い 重たい
アルミ 熱伝導率が非常に高い/安価 単体ではIH非対応/蓄熱性が低い
ステンレス 蓄熱性が高い 熱伝導率が低い
熱伝導率と蓄熱性が高い 高価
ダイヤモンド 熱伝導率が非常に高い 高価
土鍋 蓄熱性が高い/遠赤効果がある 熱伝導率が低い/衝撃に弱い
炭釜 熱伝導率、発熱効率が高い 衝撃に弱い

では何を重視するかというと、保証期間です。炊飯器は本体とは別に、内釜に保証が付けられている場合が多いです。なぜなら炊飯器の中でもっとも劣化が早い部品だからです。中でも塗装が剥がれるのが1番の破損率でしょう。土鍋なら割れる心配もあります。保証期間の長さは、そのメーカーの自信の表われでもあります。メーカーの中でも種類がわかれていたり、同じ内釜でも炊飯器によって保証期間に違いがあったりするので、カタログなどで確認してみてください。

釜比較

左から象印の「豪炎かまど釜」、タイガーの「本土鍋」、パナソニックの「ダイヤモンド竈(かまど)釜」。自社のヒーターと相性のいい内釜を追求。迷ったら保証期間を参考に

細分化が進む炊き分け機能

昔は「かたい・やわらかい・ふつう」くらいしかなかった炊き分けですが、現在は玄米・雑穀米専用モードや、カレー用、お寿司用、赤飯用などつくりたいメニューに合わせた炊き分けができるようになってきました。特に最近増加傾向の「銘柄炊き」は、「こしひかり」や「あきたこまち」など、お米のブランドによって炊き分けができるもので、多いメーカーでは70種にも対応しています。いまやボタン一つで最適な炊飯プログラムを呼び出すことができるようになりました。

ブランド銘柄

細分化が進む炊き分け機能。現在は銘柄ごとに最適な炊き方をしてくれる「銘柄炊き」が増えている

さわけんさんが教える!

炊飯器の選び方

さわけんさん4

各メーカー、アプローチの仕方が異なるだけで「目指すところは同じ」とさわけんさん

各社のアプローチの仕方は、具体的な商品紹介に譲るとして、ここでは自分に合った炊飯器の4つの選び方を紹介します。

<炊飯器の4つの選び方>

  1. 炊飯容量で選ぶ|大は小を兼ねる? おすすめは5.5合
  2. お手入れのしやすさで選ぶ|どこに置いて使うかも重要
  3. 炊飯コースで選ぶ|炊き上がりにこだわりたいならコースが充実しているものを
  4. オリジナルの機能で選ぶ|ブランドのこだわりもチェック

1. 炊飯容量で選ぶ|大は小を兼ねる? おすすめは5.5合

炊飯器は内釜の大きさで炊けるご飯の量が変わります。一般的には、3合炊きが一人暮らし向け、5.5合炊きが少人数の家族向け、10合炊きは大人数の家庭向けといわれています。

<炊飯容量の目安>
炊飯容量 3合 5.5合 10合(1升)
ご飯の量
※お茶わん(150g)、
 おにぎり(100g)換算
約1kg
お茶わん約6.6杯/おにぎり約9個分
約1.7kg
お茶わん約11杯/おにぎり約16個分
約3.4kg
お茶わん約22杯/おにぎり約32個分
人数 一人暮らし 2〜4人の家族 5人以上

これらの量を目安に、家族がどのくらい食べるかを考えて、炊飯器の大きさを決めるといいでしょう。

5.5合炊きモデルのファミリーサイズが人気

家電売り場では、5.5合炊きのモデルがファミリーサイズとして人気です。

炊飯器は一度購入したら、長く使うことが前提となるキッチン家電です。結婚、出産、二世帯同居など、人生のさまざまなイベントで、生活人数の増減もあることでしょう。そのたびに炊飯器を買い替えるのはちょっと大変です。余裕をもったサイズで選んでおく方がいいでしょう。

一般的に5.5合炊きで1合のお米を炊くと、内釜の上部の空間が広すぎて、炊き上がりにムラが生じるとされています。しかし最近はプログラムで火加減などを細かく調整し、1合からでもおいしく炊ける機能が付いた製品が増えてきています。

また、メーカーサイドから考えても、よく売れるサイズなので部品を調達しやすく、機能を充実させてもコスパがいい製品を作りやすいというメリットがあります。

一人暮らし、少人数なら1~3合炊き

一人暮らしや、ご飯は1〜2合程度炊ければ十分という家庭で、購入価格をできるだけ安く抑えたい場合は3合炊きでもいいでしょう。

以前は3合炊きで3合炊くより、5.5合炊きで3合炊く方がおいしいといわれていましたが、最近の炊飯器は「3合炊きで3合」もおいしく炊くことができます

大家族なら6~10合(1升)炊き

一度に10合(1升)炊ける大型炊飯器は、3世代が同居するなど人数が多い大家族におすすめ。5.5合で2回炊くより年間の電気代が安くなります。時間のあるときにまとめて炊いて、冷凍保存しておくような使い方をしたいときにも有効です。

ただし、たくさん炊けるということは、それだけ炊飯器のサイズが大きいということ。置き場所を確保できるか、あらかじめ確認しておくことも大切です。

2. お手入れのしやすさで選ぶ|どこに置いて使うかも重要

毎日使うキッチン家電だけに、お手入れのしやすさや、どこに置いて使うのかは重要なポイントです。

お手入れはどこまで必要?

基本的に毎回お手入れが必要な部品は、圧力IH方式の炊飯器の場合は、内釜と内ブタ、蒸気口の3点。その他のお手入れが必要な箇所はメーカーによってまちまちです。
例えば日立は上記3点以外に、蒸気を回収し炊飯や保温時のスチームに利用する「オートスチーマー」という部品のお手入れが必要です。一方、象印は構造上蒸気口セットがない機種もあり、その場合は内釜と内ブタだけでOKです。

炊飯器の置き場所は?

毎日使うものだけに、置き場所への考慮も必要です。炊飯器はシンク周りの食器棚やカウンターなどに置いて使うことが一般的ですが、置き場所がない場合はキッチンワゴンや炊飯器専用のラックなどに置くこともあるはず。棚などに入れて使う場合に悩ましいのが、炊飯器から出る「蒸気」やご飯が炊ける「におい」です。

家具への影響などを考えるのであれば、数は多くはないものの蒸気をセーブする機能を備えたタイプを選ぶという手もあります。また、においや汚れを取れやすくする「お手入れモード」を搭載した機種も増えているので、購入の際に確認してみてください。

蒸気があまりでないため、置き場に困らなくなる。

蒸気があまりでないため、置き場に困らなくなる。

3. 炊飯コースで選ぶ|炊き上がりにこだわりたいならコースが充実しているものを

トレンドのところでもふれましたが、最近の炊飯器は炊き分け・炊飯コースがかなり細分化されています。お米の銘柄が決まっている人なら「銘柄炊き」は不要かもしれませんし、玄米や雑穀米を頻繁に食べる人なら「玄米・雑穀米モード」があると便利でしょう。

各社のフラッグシップモデルであれば、たいていのモードには対応していますが、機能を削ったミドル以下のモデルでは、自分が必要とする炊飯モードが搭載されているか確認しましょう

タイガー機能

ミドル機、エントリー機は、フラッグシップモデルから機能を削減したものが多い。 炊きたてご飯はおいしいですが毎食炊くのは大変なので、多めに炊いて冷凍保存し、解凍して食べる人も多いのではないでしょうか。

最近は冷凍保存することを前提にして炊き上げる「冷凍用モード」もトレンドの一つになっています。ご自身のスタイルに合わせて選んでみてください。

4. オリジナルの機能で選ぶ|ブランドのこだわりもチェック

「おいしいご飯を炊く」ことが炊飯器の最大の目的で、各社さまざまなアプローチで実現していますが、それだけでは差別化は難しいですよね。そこで注目したいのが、各メーカーのオリジナル機能です。

炊飯器メーカーは、おいしいご飯を炊くために、内釜の性質(材質や重量、形状など)や「炊き方」に独自のこだわりを詰め込んでいます。

トレンドの項目でも説明したとおり、内釜の材質はそれほど気にしなくても大丈夫ですが、ずっしりと重量感のあるものの方が蓄熱性が高いので高温をキープしやすく、ふっくら糊化したご飯になります。

中でも象印とタイガー魔法瓶は炊飯器の2大トップメーカーだけに、炊き方や内釜の性能にこだわりが強く、独自の名前を付けているほどです。タイガー魔法瓶のハイエンドモデルでは、内釜の中段に設置する中ブタを付属して、少量でもおいしく炊ける工夫もされています。

お米をおいしく炊くために必要な“浸し”にも各社のこだわりがあります。東芝の真空機能は、お米の吸水に効果を発揮し、大幅な時間短縮が期待できます。日立は季節によって変化する水温を感知し、浸し時間や火加減を調節。安定した炊き上がりを実現しました。三菱電機は炊き上がりのご飯の設定に合わせて超音波振動で吸水を調整しています。

<炊飯器メーカーのこだわりポイントと注目機能>
メーカー 特徴的なこだわり 注目機能
タイガー魔法瓶 熱制御にこだわって技術を進化させてきたメーカー。最新のモデルでは蓄熱性と遠赤外線効果が高い本土鍋を内釜に採用し、炊飯の要となる「火」と「泡」をコントロールしている ・ご泡火炊き
・一合料亭炊き
象印 かまどの炎のゆらぎをヒントに、部分的に内釜にあたる火力に強弱をつけた「炎舞炊き」と、強火で炊き続けてうまみを引き出す「豪熱沸とうIH」を採用した「極め炊き」を展開 ・炎舞炊き
・極め炊き
日立 独自の圧力&スチーム技術により「外硬内軟(がいこうないなん)」のひと粒を追求。加熱時に出た蒸気をスチームとして利用することで、圧力スチーム蒸らしも実現している ・圧力&スチームIH
・極上ひと粒炊き
東芝 内釜の中を真空にして、圧力差で芯まで吸水させる機構を採用して吸水時間を大幅に短縮。炊飯に使う水の硬度に合わせて炊き分ける特許技術も搭載したモデルもある ・真空圧力IH
・炎匠炊き
三菱電機 冷めてもおいしいご飯を追求し、あえて圧力をかけない炊飯方式を採用。設定したかたさに合わせて超音波振動で吸水を調整する「可変超音波吸水」を採用したモデルもある ・熱密封かまど炊飯構造
・超音波吸水

国産メーカーの価格帯別おすすめ機種9品を紹介

今回は国産炊飯器メーカーから価格帯別におすすめ9モデルをピックアップ。さわけんさんには、各製品ごとの特徴や気になる機能などを解説していただきました。

気になる内容をクリック

おすすめの炊飯器9選
メーカー
商品名
タイガー魔法瓶 象印 象印 タイガー魔法瓶 日立 東芝 象印 タイガー魔法瓶 三菱電機
土鍋ご泡火炊き JPL-S100 100周年記念モデル 炎舞炊き NW-FA10 炎舞炊き NW-PU10 ご泡火炊き JPI-S100 ふっくら御膳 RZ-V100FM 真空圧力IH RC-10VST 極め炊き NW-VC10 炊きたて JPW-G100 備長炭 炭炊釜 NJ-SED06
タイガー魔法瓶/土鍋ご泡火炊き JPL-S100 100周年記念モデル 象印/炎舞炊き NW-FA10 象印/炎舞炊き NW-PU10 タイガー魔法瓶/ ご泡火炊 き JPI-S100 日立/ふっくら御膳 RZ-V100FM 東芝/真空
圧力IH RC-10VST 象印/極め炊き NW-VC10 タイガー魔法瓶/炊きたて JPW-G100 三菱電機/備長炭 炭炊釜 NJ-SED06
参考価格(税込) 12万1000円 8万9800円 5万9299円 3万9799円 3万1981円 3万800円 2万2995円 2万4470円 2万1700円
炊飯方式/炊飯名/内釜 土鍋圧力IH+多段階圧力機構/土鍋ご泡火炊き/本土鍋 3DローテーションIH/炎舞炊き/豪炎かまど釜 圧力IH/炎舞炊き/豪炎かまど釜 可変W圧力IH+釜包みIH/ご泡火炊き/遠赤9層土鍋かまどコート釜 圧力&スチームIH/極上ひと粒炊き/大火力 沸騰鉄釜 真空圧力IH/炎匠炊き/鍛造かまど銅釜(ダイヤモンドチタンコート) 豪熱沸とうIH/極め炊き/黒まる厚釜(ステンレス鋼) 剛火IH/炊きたて/土鍋コート釜 IH/連続沸騰/備長炭 炭炊釜
容量 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 5.5合 3.5合
購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!

【ハイエンド】8万円以上のおすすめ炊飯器2選

タイガー魔法瓶と象印、2大トップブランドのフラッグシップモデルは文句なしの逸品です。

24時間の保温機能付き!炊飯に向き合った100年の集大成 タイガー魔法瓶|土鍋ご泡火炊き JPL-S100

タイガー魔法瓶/土鍋ご泡火炊き JPL-S100 100周年記念モデル

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

象印と並んで、炊飯器の王道メーカーであるタイガー魔法瓶の最上位機種。現在発売されている炊飯器の中では最高峰といえるでしょう。炊き上がりのご飯は糊化の度合いがかなり良く、うま味も強め。次の日に食べても劣化が少ないです。お金をかけてもご飯をおいしく炊きたいなら、これがイチ押しです。中ブタがマグネット式で取り外ししやすいなど、お手入れの手間のこともよく考えられているのがうれしいですね。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 土鍋圧力IH+多段階圧力機構
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 29.0×35.1×22.0
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 本土鍋/最大5.0mm/内釜洗米可/5年
炊き分け 銘柄巧み炊きわけ70種類/5段階の食感炊きわけ機能
炊飯メニュー エコ炊き/白米(火かげん3段階)/一合炊き(火かげん3段階)/早炊き/炊込み・白米(火かげん3段階)/炊込み・一合(火かげん3段階)/炊込み(玄米)/炊込み(雑穀)/炊込み(麦)/おかゆ/玄米/雑穀米/麦めし(もち麦)/麦めし(押麦)/おこわ
保温機能 24時間保温/おひつ保温(白米/一合炊き/早炊き/玄米/雑穀/麦めし押麦/麦めしもち麦)
お手入れ部品 "内釜、内ブタ(食器洗い乾燥機対応) ※クリーニング機能(圧力洗浄コース)あり"
カラーバリエーション スレートブラック、ミストホワイト

※価格は税込です

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

タイガー魔法瓶が100周年を記念して、総力を結集した「最高傑作」。内釜には蓄熱性の高い本土鍋を採用。土鍋ご泡火(ほうび)炊き、連続ノンストップ加熱で大火力をキープし、多段階圧力機構で段階的に圧力をコントロール。仕上げの蒸らし時に発生する熱や蒸気を取り除いて、お米の甘み、ハリ、ツヤを引き出します。炊飯メニューは「70種類の銘柄巧み炊きわけ」、専用の中ブタを使うことでお茶わん1膳分でもおいしく炊ける「一合料亭炊き」など多彩です。

2種類のIHヒーターによる「3DローテーションIH」炊飯方式で蒸気を対流 象印|炎舞炊き NW-FA10

象印/炎舞炊き NW-FA10

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

象印と並んで、炊飯器の王道メーカーであるタイガー魔法瓶の最上位機種。現在発売されている炊飯器の中では最高峰といえるでしょう。炊き上がりのご飯は糊化の度合いがかなり良く、うま味も強め。次の日に食べても劣化が少ないです。お金をかけてもご飯をおいしく炊きたいなら、これがイチ押しです。中ブタがマグネット式で取り外ししやすいなど、お手入れの手間のこともよく考えられているのがうれしいですね。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 3DローテーションIH
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 26.0×33.0×23.5
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 豪炎かまど釜(鉄)-くろがね仕込み-/最大5.0mm/内釜洗米可/5年(内釜のフッ素加工)
炊き分け 炊き分けセレクト15通り/わが家炊き121通り
炊飯メニュー 白米/わが家炊き/エコ炊飯/鉄器おこげ/熟成炊き(白米、玄米)/白米特急/白米急速/炊きこみ/すしめし/おかゆ/お弁当/やわらかごはん(やわらか/よりやわらか)/金芽米/雑穀米/雑穀米がゆ/玄米/玄米がゆ/麦ごはん(ふつう/もちもち)/無洗米/発芽玄米/おこわ/冷凍ごはん/蒸気セーブ
保温機能 極め保温(40時間)/高め保温/保温なし
お手入れ部品 内釜、内ブタ ※クリーニング機能あり
カラーバリエーション 黒紬、絹白

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

象印のフラッグシップモデルです。釜底に2種類のIHヒーターを計6つ配置し、それぞれがローテーションしながら加熱することで、内釜に縦横の複雑な対流を生み出す「3DローテーションIH」を採用。従来の釜底IHヒーター加熱と比べて4倍以上(自社調べ)の高火力を実現し、ご飯の甘みとうま味をより引き出す機構になっています。家庭ごとの好みに応える121通りの「わが家炊き」や、献立に合わせてご飯の食感を変えられる「炊き分けセレクト」など、細かいこだわりに応えてくれます。

【ミドルレンジ】3~6万円のおすすめ炊飯器4選

このクラスはラインナップが多く、各社で独自性を出した炊飯器を発表しています。ここでは、ご飯のうま味や甘みを程よく引き出す、バランスのいい機種を4品紹介します。

激しく複雑な対流を生むローテーションIH 象印|炎舞炊き NW-PU10

象印/炎舞炊き NW-PU10

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

「NW-FA10」と同様の機構が採用されているので、ご飯のおいしさを十分に引き出します。ミドルクラスでも、糊化の進みは早いので、最上位と比べなければこれでも十分。電子レンジで解凍するときを想定して粘りや水分率を調整した「冷凍ご飯」メニューもあるので、たくさん炊いて作りおきしておきたい家庭に便利ですよ。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 圧力IH(ローテーションIH)
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 27.5×34.5×21.5
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 豪炎かまど釜(鉄)-くろがね仕込み-/最大2.2mm/内釜洗米可/3年(内釜のフッ素加工)
炊き分け 7通りの炊き分け圧力/白米炊き分け5通り/わが家炊き81通り
炊飯メニュー 白米/わが家炊き/エコ炊飯/鉄器おこげ/熟成炊き(白米、玄米)/白米特急/白米急速/炊きこみ/すしめし/おかゆ/お弁当/やわらかごはん(やわらか/よりやわらか)/金芽米/雑穀米/雑穀米がゆ/玄米/玄米がゆ/麦ごはん(ふつう/もちもち)/無洗米/発芽玄米/おこわ/冷凍ごはん/蒸気セーブ
保温機能 極め保温(40時間)/高め保温/保温なし
お手入れ部品 内釜、内ブタ ※クリーニング機能あり
カラーバリエーション ブラック、グレージュ

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

先に紹介した「NW-FA10」に連なるバリューモデルです。釜底に2種類のIHヒーターを配置して、交互に加熱することで縦横の対流を生み出す「ローテーションIH」を採用して高火力を実現。家庭ごとの好みに応える「わが家炊き」は、前回食べたご飯の「かたさ」や「粘り」の感想を入力することで設定が微調整され、炊くほどに家族好みの食感に進化していくという機能です。自分でご飯の食感を指定できる「炊き分け圧力」と使い分けができます。

土鍋で炊くような高火力と泡立ちを再現 タイガー魔法瓶|ご泡火炊き JPI-S100

タイガー魔法瓶/ ご泡火炊 き JPI-S100

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

ミドルクラスの価格帯で、土鍋で炊くご飯に近づけようと工夫が凝らされています。最上位の「JPL-S100」と食べ比べするのでなければ、十分炊き上がりに満足できるでしょう。タイガー魔法瓶の炊飯プログラムの巧みさは、低めの水温をキープしながら吸水時間を長く取り、一気に温度を上げて炊き上げていること。この仕組みがお米の糊化を促進させるので、お米の甘みが引き出されます。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 可変W圧力IH+釜包みIH
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 25.2×30.2×21.1
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 遠赤9層土鍋かまどコート釜/厚さ3.0mm/内釜洗米可/3年
炊き分け 旨み粒立ち炊飯プログラム
炊飯メニュー エコ炊き/白米/極うま/少量炊き(少量旨火炊き)/早炊き/少量高速/冷凍ご飯/すし・カレー/炊込み・炊込みおこげ/おかゆ/玄米/雑穀/麦めし(もち麦)/麦めし(押麦)/おこわ/調理
保温機能 24時間保温/粒立ち保温
お手入れ部品 内釜、内ブタ・スチームキャップ(食器洗い乾燥機対応)
※クリーニング機能(圧力洗浄コース)あり
カラーバリエーション スレートブラック、ミストホワイト

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

先に紹介した「JPL-S100」に連なるシリーズのモデルです。高火力とやさしい泡立ちを実現する「ご泡火炊き」に加えて、炊飯&保温プログラムを見直し、新たに「旨み粒⽴ち(つぶだち)炊飯プログラム」「粒⽴ち保温プログラム」を搭載。炊飯時の火力と保温時の蒸発水量をコントロールして、弾力のあるふっくらご飯のおいしさやみずみずしさが長持ちするようにしています。

食器棚においても困らない!甘みが際立つ「外硬内軟」の炊き上がりの圧力&スチームIHの炊飯器 日立|沸騰鉄釜ふっくら御膳 RZ-V100FM

日立/ふっくら御膳 RZ-V100FM

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

日立の炊飯器で注目しているのは、“浸し”へのこだわりです。お米は水温によって吸水力が変わります。この炊飯器は、“浸し”の工程で水温に合わせて火加減や浸し時間を調整しているので、1年を通して理想的な炊き上がりが実現できます。内釜が6年保証と長期なのも高ポイント。ただ保温の温度が高いのか、長時間保温するとお米が黄色くなりがちなのは気になるところです。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 圧力&スチームIH
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 24.8×30.2×23.4
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 大火力 沸騰鉄釜/2.3mm/内釜洗米可/6年(カーボンフッ素)
炊き分け 白米/無洗米/雑穀米/玄米/麦ご飯を選択して炊き分け
炊飯メニュー エコ炊飯/極上コース・しゃっきり/ふつう/もちもち(白米/無洗米)/極上コース・新米/極上コース・すしめし(白米/無洗米)/少量炊飯/快速/炊込み/おこげ/おかゆ/おこわ/調理コース/蒸気カット
保温機能 スチーム保温24時間
お手入れ部品 内釜、内ブタ(分解できる)給水レスオートスチーマー、吸気口、排気口
※クリーニング機能(蒸気でにおい消し)あり
カラーバリエーション フロストブラック、フロストホワイト

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

京都の料亭で老舗の米屋でもある「八代目儀兵衛」のノウハウである「浸し(吸水)」「加熱」「蒸らし」を圧力&スチーム技術で再現。粒の輪郭とお米の甘みが際立った「外硬内軟(がいこうないなん)」の炊き上がりを実現します。炊飯時の蒸気を、蒸らし工程の高温スチームとして利用することで炊飯中にほとんど蒸気を出さない「蒸気カット」機能で、食器棚の中に置いても困らない仕様もうれしいポイントです。

真空の力で時短吸水、冷めてもおいしい 東芝|真空圧力IH RC-10VST

東芝/真空圧力IH RC-10VST

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

真空機能はとても理にかなっていると感じます。お米はしっかり水を吸うことで、内部まで熱が伝わり、でんぷんの糊化が進みおいしくなります。内釜の中を真空にすることで圧力差を生じさせ、お米の空気を強制的に抜くことで、芯までしっかり吸水させることができます。浸しの手間が大幅に省け、時短にもつながります。バランス良くおいしいご飯が炊ける、コスパのいい製品だと思いますよ。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 真空圧力IH
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 26.9×33.0×22.6
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 鍛造かまど銅釜(ダイヤモンドチタンコート)/釜底5.0mm/内釜洗米可/3年
炊き分け 「本かまど」炊き分け5通り/銘柄炊き分け5通り/甘み炊き/ねらい炊き3通り
炊飯メニュー おすすめ炊飯コース(食感炊き分け)/甘み炊き(食感炊き分け)/ねらい炊き/銘柄炊き分け/早炊きコース/出荷時コース/その他のコース(おかゆ/炊込み/少量/お弁当)/玄米(本かまど/白米混合炊き分け3通り/おかゆ/そくうま)/麦ご飯/雑穀米/調理コース(温泉卵/豆腐)
保温機能 真空保温 白米40時間(エコ炊飯/玄米/白米混合/麦ご飯/雑穀米12時間)
お手入れ部品 内釜、内ブタ、蒸気口 ※お手入れコース(におい低減)機能あり
カラーバリエーション グランブラック、ホワイト

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

東芝独自の真空機能で、お米の空気を抜きながら芯まですばやく吸水。「炎匠炊き(ほのおたくみだき)」は、1420Wの大火力と多段階火力調節で火力をコントロールしながら、2つの釜底IHコイルにより、内釜内に大きな熱対流を起こして加熱ムラを抑制します。お米の芯まで熱が伝わることで、炊き上がりはふっくらつややかに。

【ローエンド】3万円以下のおすすめ炊飯器3選

うるつや保温機能付き!高火力「豪熱沸とうIH」で芯までふっくら 象印|極め炊き NW-VC10

象印/極め炊き NW-VC10

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

「NW-FA10」と同様の機構が採用されているので、ご飯のおいしさを十分に引き出します。ミドルクラスでも、糊化の進みは早いので、最上位と比べなければこれでも十分。電子レンジで解凍するときを想定して粘りや水分率を調整した「冷凍ご飯」メニューもあるので、たくさん炊いて作りおきしておきたい家庭に便利ですよ。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 豪熱沸とうIH
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 25.5×37.5×20.5
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 黒まる厚釜(ステンレス鋼)/最大1.7mm/内釜洗米可/なし
炊き分け 白米炊き分け3コース
炊飯メニュー エコ炊飯/白米ふつう/白米やわらかめ/白米かため/白米熟成/白米急速/炊きこみ/すしめし/おかゆ/玄米/雑穀米/麦ごはん/ケーキ/パン発酵/パン焼き
保温機能 うるつや保温
お手入れ部品 内釜、内ブタセット、内ブタパッキン、蒸気口セット、スチームパッキン
※クリーニング(におい残りを抑える)機能あり
カラーバリエーション ブラウン

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

現在は、在庫限定品として放出されている格安モデルです。炎舞炊きのようなローテーションIHではなく、強火で炊き続け、うま味を引き出す「豪熱沸とうIH」を採用。格安モデルといっても、白米の炊き方に関する炊き分けコースやヘルシー志向の人にうれしい麦ご飯(もち麦、押し麦)の専用メニューなど、機能は充実しています。

「少量旨火炊き」や「パン」「ケーキ」「おかゆ」など多彩な炊飯メニューを搭載 タイガー魔法瓶|炊きたて JPW-G100

タイガー魔法瓶/炊きたて JPW-G100

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

タイガー魔法瓶の炊飯技術は優れているので、3万円を切る格安モデルでも炊き上がりは秀逸。炊飯器にお金をかけたくないけれど、おいしいご飯は食べたいという欲求をかなえてくれます

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 剛火IH
容量 5.5合
幅×奥行×高さ(cm) 26.0×35.4×20.0
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 土鍋コート釜/2.0mm/内釜洗米可/3年
炊き分け 炊飯器調理対応
炊飯メニュー エコ炊き/白米/極うま/少量旨火炊き/早炊き/少量高速/冷凍ご飯/炊込み・炊込みおこげ/おかゆ/玄米/麦めし(もち麦)/麦めし(押麦)/雑穀米/おこわ/調理/パン焼き/パン発酵/ケーキ
保温機能 24時間保温
お手入れ部品 内釜、内ブタ(食器洗い乾燥機対応) ※クリーニング機能(洗浄コース)あり
カラーバリエーション ダークグレー

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

熱伝導性の良い素材を組み合わせて、蓄熱性の高い土鍋素材をコーティングした3層構造の土鍋コート釜が特徴です。「いま食べたい、すぐ食べたい」をかなえてくれる少量高速メニューは1合のご飯が約17分で炊き上がります。パン焼き機能も備えた、使い勝手のいいコスパモデルです。

お茶わん1杯からおいしく炊ける小型モデル!粒感ともちもち食感が◎ 三菱電機|備長炭 炭炊釜 NJ-SED06

三菱電機/ /備長炭 炭炊釜 NJ-SED06

出典:Amazon

専門家のおすすめポイント

三菱電機は炊飯器の主流となっている圧力式を採用していません。圧力式はもっちりとした食感に炊き上げられる反面、うま味を閉じ込める水分(保水膜)が圧力で崩れやすくなる側面があります。このことから三菱電機が“粒感のあるご飯”を目指していることがわかります。なお、この機種は早炊きの炊き上がりがかためになりすぎる傾向があるので、しっとりご飯が好きな人は事前に十分に吸水させてから炊くことをおすすめします。

さわけんさん

キッチンまわり評論家

さわけんさん

炊飯方式 IH
容量 3.5合
幅×奥行×高さ(cm) 23.1×28.9×20.4
内釜/釜厚/内釜洗米/保証 備長炭 炭炊釜/2層厚釜2.0mm/内釜洗米可/3年
炊き分け 炊飯メニュー11通り/芳潤炊き/エコ炊飯/お急ぎ/もちもち
炊飯メニュー 白米/無洗米/発芽米/玄米/炊込み/雑穀米/おかゆ/おこわ/すし/麦飯/エコ炊飯(白米・無洗米)/芳潤炊き(白米・無洗米)/お急ぎ(白米・無洗米)/もちもち(白米・無洗米)
保温機能 たべごろ保温/一定保温(24時間)
お手入れ部品 内釜、内ブタ
カラーバリエーション 黒曜、月白

※炊飯メニューは、各メーカー表記に準じています

かみしめるほどにご飯のうま味を感じる「粒感好きのための炊飯器」を目指す三菱が提供する少人数向けの機種です。炊き上がりの好みに応じて変化する超音波振動を使って吸水を促進するので、洗米してからすぐに炊いてもふっくら。圧力式を採用せず、備長炭コートを施した2層厚釜、五重のヒーターで内釜を発熱させ、特許を取得した「連続沸騰」で沸騰状態をキープし続ける構造になっています。

どれがおいしく炊ける?

【検証比較】加熱方式の違う炊飯器でごはんを炊き比べ!

圧力IH式、スチームIH式、マイコン式の炊飯器で、同じ条件でご飯を炊き比べたら、一番おいしく炊けるのはどれなのでしょう。新潟のコシヒカリ2合を炊き比べて、検証してみました。

左からスチームIH式、圧力IH式、マイコン式の炊飯器

左からスチームIH式、圧力IH式、マイコン式の炊飯器

<食べ比べにあたっての条件>
お米の種類 炊飯量 事前の吸水時間 使用した水 炊飯メニュー
新潟産コシヒカリ 2合 1時間 水道水 ふつう

それぞれ、2合分のお米を洗って内釜にセットし、水道の水を入れて1時間放置して自然吸水させたら準備完了。メニューの少ないマイコン式に合わせて、炊飯メニューはどの炊飯器でも「ふつう」を選択し、同じタイミングでスイッチを押しました。

炊き上がりまでの時間は炊飯器ごとに少しずつ異なり、最短はマイコン式の約46分。スチームIH式は約55分。圧力IH式は吸水時間を長めにとっているのか最長の約70分でした。

「お米の芯の深部まで水がしみ込むほど、炊いたご飯は糊化が深くなり、おいしくなります。そのためには、吸水時間は長めにした方がいい。炊飯器メーカーは、洗ったお米をすぐに炊けるように、吸水時間もプログラムして自動制御していますが、あらかじめ吸水させる時間を設けたのなら、“早炊き”で炊いてもおいしいですよ」と、炊き方のコツを語るさわけんさん。

一番時間のかかった圧力IH式の炊き上がりを待って、一斉にフタをオープン。炊き上がりのご飯は、一見しただけではあまり差を感じられないほど、どれもつややかでした。

炊き上がったご飯をしゃもじでほぐしながら「早めに底の水分を放出しておくといいですよ」と語るさわけんさん

炊き上がったご飯をしゃもじでほぐしながら「早めに底の水分を放出しておくといいですよ」と語るさわけんさん

「ご飯が炊き上がったら、あまり時間を置かずにしゃもじで底からほぐすようにさっくりとかきまぜて底の方にたまった余分な水分を放出しておくと、べちゃっとしなくなります」と語るさわけんさん。炊き上がりにも、ご飯をおいしくするポイントがありました。

それぞれの炊飯器から同じ形状のお茶わんにご飯をよそい、どれかわからないようにシャッフルしてから、さわけんさんに試食してもらいました。

口に入れる前に、ご飯の粒感や香りを吟味するさわけんさん

口に入れる前に、ご飯の粒感や香りを吟味するさわけんさん

炊き上がりのツヤ感や香りなどを確かめながら、それぞれのご飯をじっくりと味わい比べるさわけんさん。

・1番目のご飯の評価
「ご飯の粒はしっかり立っていますね。香りも悪くない。ただ、色味が少しクリーム色になっているし、糊化が足りてないかな。惜しい感じがします」

・2番目のご飯の評価
「見た目はつややかでいいですね。よく糊化されたおいしいご飯に見えます。あっ、食べてみると少しゆるいかな。食感がやわらかくなっています」

・3番目のご飯の評価
「うん、これはいい。芯まで糊になってる。甘みがあってむっちりとしていて、おいしいですよ」

おいしく炊けたご飯に、思わず笑顔になるさわけんさん

おいしく炊けたご飯に、思わず笑顔になるさわけんさん

食べ比べの評価が出たところで、答え合わせです。

答えは、1番目のご飯…スチームIH式。2番目のご飯…マイコン式。3番目のご飯…圧力IH式でした。

やはり、現在のトレンドの圧力IH式は、ご飯のおいしさを引き出してくれるようです。
安価なマイコン式も、十分に吸水させてから炊けば、ふっくらご飯が炊けることがわかりました。スチームIH式は「ふつう(エコ炊飯)」で炊くと、かためになる傾向があるようです。お好みに合うメニューを選んで炊いた方が実力を発揮できるのでしょう。

五ツ星お米マイスター・西島豊造さんに聞く!
ご飯をよりおいしく炊く方法

西島さん1

お気に入りの炊飯器が見つかったなら、お米の扱い方も知っておいた方が絶対にいいですよね。お米自体も以前に比べたら大きく進化しています。ご飯をよりおいしくいただくため、お米のスペシャリスト、西島豊造さんにお話を伺いました

五ツ星お米マイスター、株式会社スズノブ代表
西島豊造さん
西島豊造
東京都目黒区にある、こだわり米、差別化米に強い、米の専門店「スズノブ」の代表。農業土木の近代化コンサルタントを経て、家業である「スズノブ」を継ぐ。五ツ星お米マイスター(認定第302-13-077号)として、「満点☆青空レストラン」(日本テレビ系)など、多数のメディアで、お米の情報を発信している。

精米技術が上がったことで研ぎすぎに注意

お米を研ぐのは、くさみの元となる糠(ぬか)を取るためです。一昔前までは、手のひらを使ってギュッギュッとこするようにしていましたが、最近は精米技術が上がって、お米に糠がほとんど残っていません。だから優しく研ぐだけで十分なんです。昔はよくないとされていた内釜での洗米がOKな炊飯器が増えたのは、内釜の進化だけでなく、お米の品質向上も一役買っているんです。

洗い

研ぎすぎるとお米の表面をキズつけて風味を落としてしまうことに

古いお米は金網ザルで再精米

精米技術が上がった現在は、金網ザルでの洗米は推奨されていませんが、実はあえて金網ザルを使った方がいい場合もあります。それは古くなったお米を炊くときです。水につけずに金網ザルに入れて、こすりつけるように100回程度かき混ぜてください。すると表面の酸化した部分が剥がれ落ちるんです。いわば再精米ですね。あとは普通に炊くだけでOKです。

西島さん2

「多少古くなったお米でも“再精米”することでおいしく食べられるんです」と西島さん

西島豊造さん愛用!操作盤が浮かび上がるおしゃれな炊飯器

西島さんお気に入り
タイガー/JPG-S100
仕事柄炊飯器はたくさん持っていますが、コンロ型やガスカートリッジ式が多いです。今回の取材では、この機種でご飯を炊きます。2019年の製品なので比較的新しい方ですね。天面はふだんは暗いのですが、作動中は操作盤が浮かび上がりおしゃれな感じです。一番気に入っているのが「おこげ」機能。他メーカーの上をいっていると感じます。さすが土鍋式です。

お米のスペシャリストが教える、おいしいご飯の炊き方

西島さんにおいしいお米の炊き方を教えていただきました。

炊き方1
炊き方2
1. お米を量るときは計量カップを使う
まず計量カップいっぱいにお米をすくい、表面を箸などで軽くスライスして余分なお米を落とし、ボウル(または内釜)に入れます。今回は3合炊くので、3回繰り返します。

<POINT>
計量カップをトントンとしてお米を目いっぱい詰め込む人がいますが、あまり推奨できません。正確に量るならキッチンスケールなどを使いましょう。(1合=150g)
炊き方3
炊き方4
2. 最初は浄水器の水で洗う
最初は浄水器やミネラルウォーター(軟水)を使います。このときは研ぐというより洗う感じで。お米を沈めるように軽くかき混ぜたらすぐに水を捨てます。

<POINT>
最初に吸水させるのは浄水器などのお水で。ただしミネラルを多く含む硬水は、吸水が阻害されパサパサになってしまうので注意。水を注いでから捨てるまでは10秒程度で終わらせるようにしましょう。
炊き方5 3. 2度目は水道水でOK
2度目からは水道水でOK。すすぐようにかき混ぜてから、やはり10秒程度で水を捨てます。

<POINT>
すすぎは水を入れながら。水を切るまでに時間がかかりすぎないように注意しましょう。
炊き方6
炊き方7
炊き方8
4. 1回目の研ぎ。軽く手を開いて合計20回研ぐ
ソフトボールを握るように手を開き10回。広がったお米を中央に寄せてから、もう10回かき回します。

5. 水を加えて研ぎ汁を捨てる
合計20回かき回したら、軽くすすぎながら水を加え、すばやく水切りをします。

6. 2度目の研ぎは10回
4~5の要領で2度目の研ぎ。10回程度かき回したら、水を加えながらすすいですばやく水切りをします。

<POINT>
1回目の研ぎ汁はかなり濃いので、水を加えるときは研ぎ汁を浮かせて分離させるようなイメージですすぎましょう。
炊き方9 7. もう一度水を加えて軽くすすいで捨てる
ここで水を切った後は、3度目の研ぎはしません。

<POINT>
ここまでくれば、すすぎの水は透明に近くなっているはずです。気になるようでしたら7をもう一度繰り返します。
炊き方10
炊き方11
8. 研いだお米を内釜に移し、浄水器の水を加える
水を切ったお米を内釜に移し、炊飯用の水を入れます。水は浄水器やミネラルウォーター(軟水)を使います。

<POINT>
炊飯用の水は、最初と同じく浄水器の水やミネラルウォーターで。事前に冷蔵庫で冷やしておくとベストです。水加減は、こだわりがなければ内釜の線に合わせましょう。
炊き方12 9. 炊飯中~炊き上がり
今回は普通の白米モードです。炊き上がったら炊飯器は蒸らしの工程に入ります。だいたい10~20分ほどです。
炊き方13
炊き方14
炊き方15
10. 蒸らしが終わったら“ほぐし” へ
蒸らし終了の合図が鳴ったら、フタを開けて最後のほぐしに入ります。まずしゃもじで十文字に切り分けます。その1/4を他の3/4の上にひっくり返すように乗せて、くっついているお米どうしを切り離すようにしゃもじを入れます。残りもそれぞれ同様に繰り返します。

<POINT>
十文字に切るときは奥からしゃもじを入れて、手前に引くようにします。またお米を切り離すときは、ご飯粒がつぶれないように軽く切るようにしましょう。
炊き方16 11. 完成!
ほぐしが終了したら完成です。ふっくらと炊き上がり、米粒がしっかり立っているのがわかります。

もっと知りたい!炊飯器とお米Q&A

炊飯器やお米に関する素朴な疑問を、さわけんさんと西島さんに聞いてみました。

さわけんさん3

「内釜の保証年数が買い替えの目安になる」とさわけんさん

Q. 炊飯器の買い替えの目安ってありますか?

A. 炊飯器は丈夫な家電で、10年以上使っている人もいます。しかし長く使えば思うような火力が出せなくなるなど、劣化は避けられません。毎日使っていると気づきにくいかもしれませんが、内釜の保証年数が一つの目安になると思います。例えば5年なら7~8年、3年なら5年。保証年数の1.5倍くらいを目安にしてはいかがでしょうか。

Q. 炊飯器で低温調理や圧力調理ができると聞いたのですが

A. 炊飯器はご飯を炊くことに最適化された家電であって、おかずを調理するためのものではありません。各メーカーも炊飯以外に使用しないよう、強く注意喚起をしています。しかしタイガーなど「調理モード」を搭載している機種もあります。炊飯器調理に興味がある人は、「調理モード」を搭載した機種を購入するようにしましょう

Q. 上位機種が魅力的なのですが、価格的に手が出ません

A. 気になるメーカーがあるなら、前モデルを狙ってみてはいかがでしょう。炊飯器は毎年マイナーチェンジをしていて、フルモデルチェンジは数年に1回です。マイナーチェンジなら大きく機能は変わりませんし、タイミングによっては半額近くまで下がることもあります。新機種が発売されるタイミング(2021年は6~7月に集中)を狙って、通販サイトなどで在庫をチェックしてみましょう。

西島さん3

「お米博士」の異名をもつ西島豊造さん

Q. お米を洗って、すぐに炊いてもいいですか?

炊飯器にプログラムされている炊飯コースは吸水の時間も考慮されているので、時間がないときには洗米してすぐに炊くことができます。

ただし、炊飯前にお米の芯までしっかりと吸水させたほうが、ご飯はおいしくなります。乾燥しているお米の芯まで水を含ませるには、ある程度の時間がかかります。水温が低いほど浸透しづらいので、できれば夏場は1時間、冬場なら2時間を目安に時間をかけて吸水させることをおすすめします。

Q. 無洗米を炊くときに注意することはありますか?

A. 研ぐ必要はありませんが、軽くすすぐことをおすすめします。無洗米は普通米と違い、糠がないので表面が乾きやすくなっており、吸水に時間がかかります。炊飯器に「無洗米モード」があるなら、積極的に使うようにしましょう。また古くなった無洗米は、金網ザルで20~30回、軽くかき混ぜてから炊くと、おいしさが戻りますよ。

Q. お米の保存方法を教えてください

A. お米は空気にふれることで酸化していきます。一度開封したらできるかぎり空気にふれないように保存しましょう。理想的なのは1回に使う分、例えば2合ずつをジップロックに小分けして、冷蔵庫の野菜室に入れること。下に敷き詰めて野菜や果物を乗せれば、トマトなどの丸い野菜も安定するし、お米が保冷材の代わりもしてくれて、電気代の節約にもなります。

炊飯器のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは炊飯器の売れ筋ランキングを見ることができます。どれを買おうか迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

Amazonの売れ筋ランキングへ 楽天市場の売れ筋ランキングへ Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングへ

まとめ

  • 選ぶポイントは、炊飯容量、お手入れのしやすさ、炊飯コース、オリジナル機能
  • ミドルクラス以上なら、どの製品を選んでも大きなハズレはない
  • 炊き方にこだわりがあるなら、炊飯コースの詳細を確認しておこう
  • いろいろな銘柄を楽しみたいなら、炊飯メニューや炊き分け機能にも注目
  • 迷ったら、信頼できるメーカーの製品を選んでおけば間違いない

炊飯器は5~10年と長持ちするキッチン家電。「ご飯をおいしく炊く」という機能に特化した製品ながらも、研究を重ねて新たな機構を開発し、年々進化を続けています。アプローチの仕方に違いはあれど、その思いはどのメーカーも同じです。

炊飯性能を考えると、2大トップブランドであるタイガー魔法瓶と象印の製品が強くなりますが、他のメーカーにもそれぞれ魅力はあります。「おいしいご飯」の基準は一人ひとり違うことも考慮して、自分好みに調整できる「炊き分け機能」や「炊飯メニュー」もかなり充実してきました。ご自身の環境に合った炊飯器を選んで、おいしい“ご飯ライフ”を送りましょう。

このページをシェアする

このカテゴリーの最新記事
このカテゴリーの最新記事
TOP