ハウスメーカー15社徹底比較!失敗しないコツを住まい選びのプロが伝授

ハウスメーカーMV

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目次

「マイホームづくりで失敗したくない!」
「おすすめのハウスメーカーはどこ?」

注文住宅でマイホームづくりを決意。だけど、まず何から手をつければいいか、ハウスメーカーはどこを選べばいいか、そもそもハウスメーカーに頼むべきか、地元の工務店に頼むべきか、ハウスメーカーに頼むとしたら、注視すべき比較ポイントはどこか……など、疑問点がたくさん湧いてきますよね。

そこで今回は、「一般社団法人 住まい選びコンシェルジュ協会」の代表理事・山田剛司さんに、マイホームづくりで最初に始めることやハウスメーカーの選び方、疑問点などに答えてもらいました。編集部が厳選したハウスメーカー15社の比較・紹介も行っているので、併せてチェックしてくださいね。

マイホームづくりで最初に始めること

マイホームづくりは、まず何から始めればよいのでしょうか。山田さんに聞きました。

一般社団法人 住まい選びコンシェルジュ協会 代表理事
山田剛司さん
山田剛司
東京都および横浜市で10年間、都市計画の公務に従事。その後2011年の東日本大震災を機に、正しい不動産知識の普及啓蒙を行う必要性を感じ、「一般社団法人 住まい選びコンシェルジュ協会」を設立。適正な情報開示を通じて、不動産業界全体の健全化に寄与、貢献している。

ハウスメーカーの情報収集をする

「家は3回建てても満足しない」と言われるほど難しいもの。建てた後はどこかしら「こうすればよかった」と思うものです。

そのような後悔をなるべく減らし、家づくりを失敗しないためにも、事前の情報収集がとても重要です。まずは地域住宅メディアや雑誌を読んだり、マイホームを建てる都道府県に対応したハウスメーカーのカタログを取り寄せて、情報収集を始めましょう

山田さんインタビュー2

情報収集するうえで知っておいてほしいのは、大手ハウスメーカーのカタログやホームページに掲載されている家は、「ここに住みたい!」と思ってもらうよう魅力的につくられている、ということです。魅力的な分、「実現するにはハイコストになる」ことを踏まえておきましょう。

カタログ請求は「住宅展示場に行ってもらう」「各ハウスメーカーから資料を取り寄せる」などの方法があります。ちなみにLIFULL HOME'Sのサイトからなら無料で一括請求ができて便利ですよ。

カタログ請求時に登録した電話番号やメールアドレスがハウスメーカーにも共有されるので、登録後は営業電話やメール連絡が来るようになります。しかしこの段階で営業担当者と会話をするのは、どんどん話を進めようとしてくるので、あまりおすすめしません家づくりについてしっかり勉強してから、営業担当者と会話をするようにしましょう

予算を明確にする

ハウスメーカーイメージ

マイホームづくりでは予算計画がもっとも重要です。予算を決める際は、「土地代」と「建築費」のパーセンテージもある程度決めておきましょう

というのも、家づくりは夢が膨らみがちで、夢とともに建築費も膨らんでいくからです。建築費が増えると、土地代のパーセンテージが想定よりも下がります。家づくりの失敗談で、「土地代を抑えた結果、都心から離れ、交通の便が悪い土地に住むことになった」といった話を聞くこともあります。

土地代は、希望エリアの土地の相場を調べることで、ある程度わかります。また「土地代」と「建築費」以外に諸経費が1〜2割程度かかるので、全体予算に盛り込みましょう。

予算を決める際は以下の順番で行うのがよいでしょう。

  1. 全体予算を決める
  2. エリアを決めて土地の相場を調べる
  3. 土地代と建築費を決める

建築費の総額の目安は、大手ハウスメーカーは3000~4000万円、工務店は1500~2500万円ほどになります。

ハウスメーカーの選び方

家づくりについて情報収集をし、予算を決めた後、お願いするハウスメーカーをどう選べばよいのでしょうか。引き続き山田さんに聞きました。

大手ハウスメーカーと地元工務店の違い

カタログを取り寄せ、ハウスメーカーごとの特徴を知る。そこで自分に合うものを見つけて施工を依頼するのは、ひとつの方法です。

ただ、大手ハウスメーカーはハイコストになりがちなので、ローコストを求める場合は、地元の評判の良い工務店を探すという選択肢もあります。

<大手ハウスメーカーと地元の工務店の違い>
大手ハウスメーカー 工務店
建築内容 セミオーダー。住宅商品の中から選び、カスタマイズする オーダーメイド。要望を伝え、一緒につくっていく
対応エリア 全国展開 地元密着型
品質 高性能、品質が均一 工務店によって異なる
平均建築費 3000~4000万円 1500~2500万円
向いている人 大手ハウスメーカーに信頼がある、希望のブランドがある リーズナブルに適正価格でつくりたい

両者の大きな違いは、大手ハウスメーカーは全国に展開しており、施主は「◯◯シリーズ」などの住宅商品の中から気に入ったものを選びます仕様や建材が決まっており、管理が厳しく品質が安定しています。

一方、工務店は地元密着型で、施主は要望を伝えながら、オーダーメイドで一緒につくっていきます品質は工務店によって異なります

施主邸を見学させてもらう

ハウスメーカーや工務店を決めるうえでおすすめなのは、「施主邸を見学させてもらう」ことです。

山田さんインタビュー

大手ハウスメーカーの場合、住宅展示場に行って確認するのもひとつの手段ですが、住宅展示場のモデルハウスは敷地面積が広く、質の良い高額なオプション品を取りそろえているので、そのまま再現しようとするとかなりコストがかかります

それよりも、実際にそのハウスメーカーで家を建てた施主さんの家を見学させてもらう方が参考になります。

営業担当者と話し始めたら、早い段階で「実際に建てた施主さんの家を見学させてもらえますか?」と聞くのがよいですね。自信があり、施主さんとの関係が良好なハウスメーカーは、実際に建てた家を見せてくれます。定期的に「施主邸見学会」を行っているハウスメーカーもあるので、営業担当者に聞いてみましょう。

工務店は地元密着型で仕事をしているので、施主さんと良好な関係を築いていることも多く、気軽に見学をさせてもらえることが多いですね。裏を返せば、工務店はモデルハウスやカタログを作らない場合が多く、実際に見学しないとどのような家を建ててもらえるのかわかりにくいともいえます。

得意な構造・工法を知る

住宅の構造は「木造」と「鉄骨造」の2種類に分かれます。

木造の工法は「木造軸組(在来工法)」「2×4(ツーバイフォー)」「木質系プレハブ」の3種類に分かれ、端的にいうと、木造軸組は「柱」で家を支え、2×4と木質系プレハブは「壁」で家を支えます

窓を多く・大きくつくりたい場合は木造軸組がおすすめ。他は壁で支える性質上、窓に制限がかかるケースが多いといえます。

鉄骨造の工法は「重量鉄骨」「鉄筋コンクリート造(RC造)」「鉄骨系プレハブ」などがあります。鉄骨造は防音効果や耐久性に優れます。また木造は22年で法定耐用年数を超え、減価償却されて建物の価値がゼロになりますが、重量鉄骨は34年、鉄筋コンクリート造は47年まで耐用年数があります。

<構造・工法の特徴>
木造 木造軸組 ・柱、梁(はり)などの軸材料を組み立てて建物の構造をつくる
・間取りの自由度が高い
2×4 ・木製パネルで壁や床、天井などの面を作り、組み立てる
・耐震・防火性に優れる
木質系プレハブ ・木質系パネルを工場で生産し現場で組み立てる
・品質が安定している
鉄骨造 重量鉄骨 ・重量鉄骨の柱と梁を接合して建物の構造をつくる
・間取りの自由度が高く広い空間をつくれる
鉄筋コンクリート造 ・鉄筋とコンクリートが一体になった構造
・頑丈で耐震・耐火・防音性に優れる
鉄骨系プレハブ ・軽量鉄骨の骨組みを工場で生産し現場で組み立てる
・品質が安定している

耐震・断熱性

家を建てるうえで耐震・断熱性は重要な要素です。

このうち耐震性は、住宅の耐震性能もさることながら、住む場所の「地盤」の方がはるかに大事だといえます。ぜひ土地選びを重視してください。地盤データは「地盤サポートマップ」などで確認できます。

断熱性は、Q値(熱損失係数)とUA値(外皮平均熱貫流率)をメーカーが公表しています。いずれも値が小さいほど断熱性能が高く、外気温の影響を受けにくいため、冷暖房に頼りすぎなくても快適に過ごすことができます

高性能とされる断熱基準は地域によって異なりますが、東京や名古屋、大阪などはUA値0.6(W/㎡・K)以下が高性能といわれています。

おすすめハウスメーカー15選

山田さんの解説をもとに、編集部がおすすめのハウスメーカーをセレクト。また山田さんに、客観的な立場からそれぞれのハウスメーカーの特徴を解説してもらいました。

<おすすめハウスメーカー15選>
メーカー名 対応エリア 施工実績 坪単価 工法 断熱性 詳細へ
標準仕様が充実 ヘーベルハウス
ロゴ
関東、東海、関西、山陽(一部除く)、九州一部 1万8566戸(2018年度) 70~150万円 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 Q値:2.7
UA値:0.6
詳細
スウェーデンハウス
ロゴ
全国(沖縄を除く) 3万8000棟(累計) 75~100万円 木質系プレハブ Q値:1.22
UA値:0.38
詳細
富士住建
ロゴ
関東(一部エリアを除く) 967棟(2020年度) 45〜55万円 木造軸組、2×4、2×6 Q値:2.0
UA値:0.6
詳細
価格・坪単価がリーズナブル ロイヤルハウス
ロゴ
全国(秋田、岩手、神奈川、山梨、富山、奈良、岡山、高知を除く) 2万6000棟(2020年3月累計) 40〜50万円 木造軸組 Q値:1.4
UA値:0.4
詳細
タマホーム
ロゴ
全国(離島および一部地域を除く) 9786棟(2021年度) 35〜75万円 木造軸組 Q値:1.4
UA値:0.55
詳細
アイフルホーム
ロゴ
全国(沖縄、離島、一部地域を除く) 4650棟(2014年度) 40〜75万円 木造軸組 Q値:1.0
UA値:0.26
詳細
狭小地に強い ミサワホーム
ロゴ
全国(沖縄、離島、山間部など一部地域を除く) 7874棟(2017年度) 60〜150万円 木造軸組、鉄骨系プレハブ、木質系プレハブ、重量鉄骨、鉄筋コンクリート造 Q値:0.8
UA値:0.4
詳細
三井ホーム
ロゴ
全国(秋田、沖縄を除く) 4487棟(2012年度) 60~100万円 2×4、2×6 Q値:1.42
UA値:0.43
詳細
アキュラホーム
ロゴ
東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、群馬、静岡、愛知、岐阜、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、広島、岡山、山口 1429棟(2017年度) 40〜140万円 木造軸組 Q値:1.7
UA値:0.5
詳細
平屋が得意 セキスイハイム
ロゴ
全国(沖縄を除く) 1万3450戸(2018年度) 60〜100万円 鉄骨系プレハブ、木質系プレハブ Q値:0.99
UA値:0.36
詳細
住友林業
ロゴ
全国(一部地域を除く) 5292棟(2020年度) 60〜100万円 木造軸組、独自認定工法 Q値:1.4
UA値:0.36
詳細
トヨタホーム
ロゴ
岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡、長野、岐阜、愛知、三重、大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫、和歌山、徳島、香川、岡山、広島、山口、福岡、佐賀、大分、熊本 約4000戸(2015年度) 50〜100万円 鉄骨系プレハブ、独自認定工法 Q値:1.86
UA値:0.7
詳細
ZEH住宅 一条工務店
ロゴ
全国(高知、沖縄を除く) 1万3434棟(2018年度) 45〜85万円 木造軸組、独自認定工法 Q値:0.51
UA値:0.25
詳細
積水ハウス
ロゴ
全国(沖縄および離島を除く) 3万7912棟(2020年度) 70〜130万円 木造軸組、鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 Q値:1.4
UA値:0.4
詳細
サンヨーホームズ
ロゴ
大阪、兵庫、京都、奈良、福岡、佐賀 260棟(2020年度) 70〜100万円 鉄骨系プレハブ Q値:1.9
UA値:0.5
詳細

※2022年5月現在

標準仕様が充実しているハウスメーカー3選

大手ハウスメーカーは工法や使用する断熱材、外装材、内装材などの仕様が決まっており、それを「標準仕様」と呼びます。「標準仕様」はプラン・価格に含まれているので追加料金なしで付けてもらえますが、それ以外は「オプション」として追加費用がかかります。ここでは標準仕様が充実している3社を紹介します。

末永く安心して暮らせる高品質住宅を提供|ヘーベルハウス

出典:へーベルハウス

運営会社 旭化成ホームズ株式会社
設立年 1972年
対応エリア 関東、東海、関西、山陽(一部除く)、九州一部
施工実績 1万8566戸(2018年度)
坪単価 70~150万円
工法 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨
断熱性 Q値:2.7、UA値:0.6
保証 初期30年/有償工事で10年間再保証/最長60年
無料点検 60年目まで15回
公式サイトへ

旭化成グループが展開する大手ハウスメーカー。「ロングライフ」というコンセプトを掲げ、60年以上性能を保つ基本構造を開発。末永く安全・安心に暮らせる高品質な新築住宅を提供しています。「ハイパワード制震ALC構造」や「重鉄制震・システムラーメン構造」などの独自構造を標準仕様にし、耐震性を維持しつつ、広々とした吹き抜けやゆとりのある屋上、ベランダを実現できます。

山田さんプロフ

ヘーベルハウスは外壁材の「ヘーベルパワーボード」が特徴。気泡を多く含んだコンクリートでできており、軽量ながら防火・防災・遮音性など基本性能のほか、耐久・断熱性にも優れています。断熱性が高いので、省エネにも貢献するでしょう。

北欧のデザインと技術|スウェーデンハウス

出典:スウェーデンハウス

運営会社 株式会社スウェーデンハウス
設立年 1984年
対応エリア 全国(沖縄を除く)
施工実績 3万8000棟(累計)
坪単価 75~100万円
工法 木質系プレハブ
断熱性 Q値:1.22、UA値:0.38
保証 初期10年/有償工事で10年間再保証/最長20年
無料点検 10年目まで7回
公式サイトへ

スウェーデンハウスは、オリコン顧客満足度調査の「ハウスメーカー 注文住宅」部門で、2015年の調査開始以来、8年連続で総合第1位を受賞。使用する木材は、すべて本国スウェーデンの樹齢80年以上の木から厳選しており、丈夫で含水率が低いのが特徴。また日本の住宅メーカーで唯一、外壁パネルの処理にホウ酸を使用しており、防腐と防蟻効果をもたせています。

山田さんプロフ

スウェーデンハウスは、寒冷地であるスウェーデンで培われた技術を用いています。例えば標準仕様の窓は木製サッシとトリプルガラスを組み合わせており、断熱性、気密性、遮音性が高いのが特徴。寒い地方の家づくりに特に向いているでしょう。

完全フル装備の家|富士住建

出典:富士住建

運営会社 株式会社富士住建
設立年 1987年
対応エリア 関東(一部エリアを除く)
施工実績 967棟(2020年度)
坪単価 45〜55万円
工法 木造軸組、2×4、2×6
断熱性 Q値:2.0、UA値:0.6
保証 初期10年/有償工事で10年間再保証/最長20年
無料点検 2年目まで4回
公式サイトへ

埼玉を基盤とし、関東エリアで高品質・適正価格の住宅を提供するハウスメーカー。特徴である「完全フル装備の家」は、デザインキッチンやテレビ付きシステムバス、他のメーカーではオプションとなるエアコンやLED照明、カーテンなどがすべて標準仕様になっています。また「エフ・フォースター」という最高レベルのシックハウス対策を実施しており、快適で健康的な空気環境を実現しています。

山田さんプロフ

富士住建は自由設計に対応しており、家族のスタイルに合った設備や間取り、デザインの実現が可能です。モデルハウスや豪華なカタログを作らず、訪問営業も行わないことで経費を削減。ローコスト住宅のハウスメーカーに比較的近いといえます。

価格・坪単価がリーズナブルなハウスメーカー3選

大手ハウスメーカーは施工を行う際、下請け工務店に住宅工事を依頼します。場合によっては孫請け工務店が実際に工事を行い、その間に中間マージンが発生します。ハウスメーカーの中でも中間業者をはさまず、ローコストで家を建てられる3社を紹介します。

デザイン性とコストダウンを両立|ロイヤルハウス

出典:ロイヤルハウス

運営会社 ロイヤルハウス株式会社
設立年 1986年
対応エリア 全国(秋田、岩手、神奈川、山梨、富山、奈良、岡山、高知を除く)
施工実績 2万6000棟(2020年3月累計)
坪単価 40〜50万円
工法 木造軸組
断熱性 Q値:1.4、UA値:0.4
保証 初期10年
無料点検 2年目まで6回
公式サイトへ

ロイヤルハウスは、家づくりの理念と仕組みを共有する加盟工務店でつくる、全国展開の住宅フランチャイズネットワークで、北海道から沖縄まで約110の加盟店が地域に密着した家づくりを行っています。全国展開のスケールメリットを生かして独自の流通システムによる資材の一括共同仕入れを行っており、大幅なコストダウンを可能にしています。

山田さんプロフ

ロイヤルハウスは加盟店の直接施工となっており、中間マージンが発生しない分、ローコストで住宅を建てることができます。ローコストでありながらデザイン性が高く、2021年はグッドデザイン賞など3作品でデザイン賞を受賞しています。

徹底した効率化で低価格を実現|タマホーム

出典:タマホーム

運営会社 タマホーム株式会社
設立年 1998年
対応エリア 全国(離島および一部地域を除く)
施工実績 9786棟(2021年度)
坪単価 35〜75万円
工法 木造軸組
断熱性 Q値:1.4、UA値:0.55
保証 初期10年/有償工事で10年間再保証/最長60年
無料点検 10年目まで6回
公式サイトへ

1998年に設立された、ローコスト住宅を提供するハウスメーカー。「タマストラクチャー」という独自の流通システムで品質・コスト管理を行い、キッチンやバス、トイレなどの設備をメーカーから大量に仕入れてコストを圧縮するなど、徹底した効率化で低価格を実現。一方で木造軸組工法を重視しており、国産建材を約74.1%(2018年10月時点)使用するなど品質にもこだわっています

山田さんプロフ

タマホームは注文住宅を適正価格で提供するために、中間業者をはさまず、施工を直接管理しています。中間業者をはさまないことで業務を効率化し、工期を短縮し、コストダウンへとつなげています

ムダをなくして施工費を削減|アイフルホーム

出典:アイフルホーム

運営会社 株式会社LIXIL住宅研究所
設立年 2002年
対応エリア 全国(沖縄、離島、一部地域を除く)
施工実績 4650棟(2014年度)
坪単価 40〜75万円
工法 木造軸組
断熱性 Q値:1.0、UA値:0.26
保証 初期10年/有償工事で10年間再保証/最長30年
無料点検 20年目まで8回
公式サイトへ

アイフルホームは、LIXILグループの住宅フランチャイズチェーンブランド。フランチャイズ本部と地元で実績を積む加盟店がそれぞれの長所を発揮し、家づくりのムダを解消することで施工費を削減。また「子どもにやさしい住まいは、大人にも環境にもやさしい」という考えをもち、2008年から10年連続してキッズデザイン賞を受賞しています。

山田さんプロフ

アイフルホームは中間マージンの発生をなくし、ローコストの注文住宅を実現しています。また、住生活企業であるLIXILグループの設備や内装を使用することでコストカットを行っています。

狭小地に強いハウスメーカー3選

都心部などは地価が高く、狭い土地がたくさんあります。狭い土地は活用しにくいイメージがありますが、近年は3・4階建て住宅や屋上を利用するなど、建築技術の向上により、最大限にスペースを生かして狭さを感じさせない構造を実現するハウスメーカーも数多くあります。狭小地の住宅建築に強い3社を紹介します。

自由設計と高い収納力|ミサワホーム

出典:ミサワホーム

運営会社 ミサワホーム株式会社
設立年 1967年
対応エリア 全国(沖縄、離島、山間部など一部地域を除く)
施工実績 7874棟(2017年度)
坪単価 60〜150万円
工法 木造軸組、鉄骨系プレハブ、木質系プレハブ、重量鉄骨、鉄筋コンクリート造
断熱性 Q値:0.8、UA値:0.4
保証 初期30年/有償工事で10年間再保証/最長60年以降も保証
無料点検 30年目まで8回
公式サイトへ

ミサワホームは「住まいを通じて生涯のおつきあい」をスローガンに掲げ、32年連続グッドデザイン賞受賞を達成しているハウスメーカーです。柱や梁に木質系パネルを貼ることで強度を確保しており、耐震性、耐風性、防火性、断熱性などを高めつつ、自由な空間設計を実現しています。

山田さんプロフ

ミサワホームの家は収納力に強みがあります。「蔵のある家」という住宅形式を採用しており、1階と2階の間に天井高140cmの収納庫を設けることで、その分、居住面積を広く使うことができます。

3・4階建てで敷地を有効活用|三井ホーム

出典:三井ホーム

運営会社 三井ホーム株式会社
設立年 1974年
対応エリア 全国(秋田、沖縄を除く)
施工実績 4487棟(2012年度)
坪単価 60~100万円
工法 2×4、2×6
断熱性 Q値:1.42、UA値:0.43
保証 初期10年/必要な補修実施を条件に最長30年
無料点検 60年目まで9回
公式サイトへ

日本でいち早く2×4工法を採用し、欧米の住宅を再現した外観やインテリアなどデザインに力を入れています。木でつくる「プレミアム・モノコック構法」を採用し、高耐久で優れた耐震性能、断熱・気密性能を備えています。またオプションで、冷暖房とホコリやハウスダストを90%カットする空気清浄機能、加湿機能を備えた全館空調システム「スマートブリーズ」を採用できます。

山田さんプロフ

三井ホームはオールマイティーなハウスメーカーですが、その総合力の高さを生かした3・4階建て住宅の建築も得意としています。スキップフロアや地下室など、さらなる敷地の有効活用も提案してもらえます。

住宅性能の高い高品質な住まい|アキュラホーム

出典:アキュラホーム

運営会社 株式会社アキュラホーム
設立年 1986年
対応エリア 東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、群馬、静岡、愛知、岐阜、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、広島、岡山、山口
施工実績 1429棟(2017年度)
坪単価 40〜140万円
工法 木造軸組
断熱性 Q値:1.7、UA値:0.5
保証 初期10年/有償工事で再保証/最長35年
無料点検 10年目まで5回
公式サイトへ

アキュラホームは「日本の住まいを安くする」ことをミッションに、「家事ラク・収納」にこだわった使い勝手の良い住まいを提案。下請けや孫請け会社を排除して中間マージンをカットしているほか、スケールメリットを生かした一括仕入れによるコストダウンなどの工夫で、国が定める住宅性能表示のうち7項目で最高等級をクリアする高品質な住まいを1000万円台から建てられます

山田さんプロフ

アキュラホームは元大工のカンナ社長で知られ、木造工法を得意としています。大空間・大開口を木造建築で実現するほか、「3階建ての暮らし」や「1000万円台の狭小3階建ての家」など狭小地プランもあり、タテの広がりで開放感を出しています。

平屋が得意なハウスメーカー3選

住宅の主流は2階建て、3階建てですが、シンプルなワンフロアの平屋住宅も、近年再び人気を集めています。平屋住宅は階段がないため生活しやすく、生活動線をすっきりとまとめやすいのもポイント。ここでは、平屋が得意なハウスメーカー3社を紹介します。

60年以上住み続けられる家づくり|セキスイハイム

出典:セキスイハイム

運営会社 積水化学工業株式会社
設立年 1947年
対応エリア 全国(沖縄を除く)
施工実績 1万3450戸(2018年度)
坪単価 60〜100万円
工法 鉄骨系プレハブ、木質系プレハブ
断熱性 Q値:0.99、UA値:0.36
保証 初期20年/必要な補修実施を条件に最長30年
無料点検 60年目まで10回
公式サイトへ

セキスイハイムは積水化学工業の住宅ブランドで、「地球環境にやさしく、60年以上安心して快適に住み続けることのできる住まいづくり」をモットーに、綿密な素材チェックや厳しい品質管理を行い、60年目まで品質チェックを幅広くサポートしています。またスマートハウスにも力を入れており、省エネ性の高いシリーズを展開しています。

山田さんプロフ

セキスイハイムは「そだての家」や「ステイ&ワークモデル」「グリーンモデルパッケージ」など、平家のプランを数多く取りそろえています。得意な構造は鉄骨造と木造で、自社工場でユニットを生産し、各建築現場で組み合わせる「ユニット工法」を基本にしています。

専門家がチームを結成してサポート|住友林業

出典:住友林業

運営会社 住友林業株式会社
設立年 1948年
対応エリア 全国(一部地域を除く)
施工実績 5292棟(2020年度)
坪単価 60〜100万円
工法 木造軸組、独自認定工法
断熱性 Q値:1.4、UA値:0.6
保証 初期30年
無料点検 25年目まで8回
公式サイトへ

「木のスペシャリスト」として、木材の魅力を最大限に引き出した快適な住まいを提供。外壁に、ホワイトウッドやカラマツを格子状に組んだ「きづれパネル」を採用しており、高い耐震性を誇ります。家づくりにあたっては、一邸ごとに建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家がチームを結成し、サポートしてくれます。

山田さんプロフ

住友林業はその名のとおり、山林事業を中心に発展した会社であり、自社で木を育てて伐採し、製品加工まで一貫して行っています。木材に対するノウハウが豊富で、木材の素材や特徴を生かしたデザインが高い人気となっています。

トヨタのモノづくりを受け継ぐ住宅会社|トヨタホーム

出典:トヨタホーム

運営会社 トヨタホーム株式会社
設立年 2003年
対応エリア 岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡、長野、岐阜、愛知、三重、大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫、和歌山、徳島、香川、岡山、広島、山口、福岡、佐賀、大分、熊本
施工実績 約4000戸(2015年度)
坪単価 50〜100万円
工法 鉄骨系プレハブ、独自認定工法
断熱性 Q値:1.86、UA値:0.7
保証 初期30年/有償工事で10年間再保証/最長60年
無料点検 25年目まで8回
公式サイトへ

トヨタホームは、トヨタグループが展開するハウスメーカーです。トヨタのモノづくりを受け継ぐ住宅会社として、品質を最優先にし、末永く満足できる住まいを追求しています。鉄骨造を得意としており、高耐久外壁や防錆(ぼうせい)技術、シックハウス対策、最高ランク等級4の断熱性能などを実現60年長期保証が付いているため、安心して長く暮らすことができます。

山田さんプロフ

トヨタホームは強靭(きょうじん)な「鉄骨ラーメンユニット構造」を採用しており、柱や壁の制約が少なく、吹き抜けや大きな窓などをつくることができます。また空調システムの「スマート・エアーズ」も特徴で、室内の温度差を抑え、快適な空気環境を実現しています。

ZEH住宅が得意なハウスメーカー3選

ZEH(ゼッチ)は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、1年間に自宅で消費するエネルギーよりも、自宅でつくるエネルギーの方が大きいかゼロになる家のこと。ZEH普及率(自社受注住宅のうちZEHが占める割合)が高い3社を紹介します。

住宅業界トップクラスの住宅供給戸数|一条工務店

出典:一条工務店

運営会社 株式会社一条工務店
設立年 1978年
対応エリア 全国(高知、沖縄を除く)
施工実績 1万3434棟(2018年度)
坪単価 45〜85万円
工法 木造軸組、独自認定工法
断熱性 Q値:0.51、UA値:0.25
保証 初期10年/有償工事で10年間再保証/最長30年
無料点検 10年目まで3回
公式サイトへ

住宅業界トップクラスの住宅供給戸数の実績を誇る大手ハウスメーカー。モデルハウスの仕様を標準仕様に設定しており、完成した際のイメージがつかみやすい特徴があります。トップクラスの断熱性と省エネ性があり、さらに、停電時も家中に電気を供給できる「大容量太陽光発電&長寿命蓄電池&オリジナルパワコン」システムを備えています。

山田さんプロフ

一条工務店のZEH普及率は96%(※)で、主要住宅企業の中でもっとも高い数字です。最大の特徴は一条工務店だけの「屋根と一体型の太陽光パネル」で、使う電力よりもつくる電力の方が大きく、エネルギー収支をプラスにする「超ZEH」を実現しています。

※2020年度。住宅産業新聞社調べ

ライフスタイルに沿った家づくり|積水ハウス

出典:積水ハウス

運営会社 積水ハウス株式会社
設立年 1960年
対応エリア 全国(沖縄および離島を除く)
施工実績 3万7912棟(2020年度)
坪単価 70〜130万円
工法 木造軸組、鉄骨系プレハブ、重量鉄骨
断熱性 Q値:1.4、UA値:0.4
保証 初期30年/有償工事で10年間再保証/住まいが続くかぎり保証
無料点検 25年目まで8回
公式サイトへ

積水ハウスは、積水化学工業の住宅部門として発足し、知名度、供給実績ともに日本でトップクラスのハウスメーカーです。「邸別自由設計」を基本コンセプトとし、基礎と柱を直接つなぐことで耐震性と設計自由度を高める「シャーウッド構法」を採用。例えば子どもの成長に合わせて後々部屋を2つに分割するなど、ライフスタイルに沿った家づくりが可能です。

山田さんプロフ

積水ハウスのZEH普及率は91%(※)で、主要住宅企業の中で二番目に高い数字です。積水ハウスのZEH「グリーンファーストゼロ」は高い断熱性と省エネ設備により消費エネルギーを削減し、太陽光発電と燃料電池でエネルギーをつくります

※2020年度。住宅産業新聞社調べ

100年住むことを見据えた長寿命住宅|サンヨーホームズ

出典:サンヨーホームズ

1969年
運営会社 サンヨーホームズ株式会社
設立年1969年
対応エリア 大阪、兵庫、京都、奈良、福岡、佐賀
施工実績 260棟(2020年度)
坪単価 70〜100万円
工法 鉄骨系プレハブ
断熱性 Q値:1.9、UA値:0.5
保証 初期10年/有償工事で5年間再保証/建物の生涯にわたり保証
無料点検 30年目まで9回
公式サイトへ

サンヨーホームズは関西と九州の一部で戸建てやマンション、リフォームなどを手掛けています。「人と地球がよろこぶ住まい」をコンセプトに、地球環境に優しく、安全・安心な住まいづくりを追求。耐震性や耐久性、耐火性に優れており、100年住むことを見据えた長寿命住宅づくりを行っています。長期優良住宅のため、税制面の軽減や控除などを受けられます。

山田さんプロフ

サンヨーホームズのZEH普及率は75%(※)。ZEHを標準仕様としており、断熱性能と省エネ設備、太陽光発電を組み合わせて光熱費をゼロにし、さらに売電収入で家計を支えます。

※2020年度。住宅産業新聞社調べ

ハウスメーカー決定から着工までの流れ

山田さんに、大手ハウスメーカーに施工をお願いする場合の、ハウスメーカー決定から着工までの流れを教えてもらいました。

「※画像」

<ハウスメーカー決定から着工までの流れ>

STEP1. 希望条件を整理する
STEP2. 営業担当者と話をする
STEP3. 相見積もりを取る
STEP4. 仮契約を行う
STEP5. 住宅ローンを契約する
STEP6. 工事請負契約(本契約)を結び着工する

STEP1. 希望条件を整理する

まずは「予算決め」や「情報収集」など事前準備を行いましょう。各社からカタログを取り寄せ、情報収集を進めるうちに、自分の家の理想の姿が見えてくるはずです。

その中から「日当たりの良いリビング」や「アイランドキッチン」「大きなお風呂」「1階ビルトインガレージ」など、マイホームを建てるうえで外したくない条件を整理し、メモに残しておきましょう

STEP2. 営業担当者と話をする

情報収集を行い、気になるハウスメーカーを4~5社程度まで絞り込んだら、住宅展示場やショールーム、内見会に実際に見に行き、営業担当者と話をしましょう。

営業担当者との話し合いは、予算や土地、希望条件の確認やハウスメーカー側の設備や標準仕様に関する説明など、1社につき数時間かかるので、1日につき1~2社に抑えましょう

営業担当者とのやりとりで大事なのは「微妙な違和感を放っておかない」ことです。パートナーと「今日の打ち合わせ、どう思った?」などと話し合い、何か違和感を抱いたらそのままにせず立ち止まり、逐一確認した方がいいですね。納得できない場合はそれ以上の付き合いを見合わせても構いません。

マイホーム建築は夢に突っ走ってしまうケースが多いので、しっかり自分の気持ちに向き合うことが大事です。

STEP3. 相見積もりを取る

各ハウスメーカーの営業担当者と話し合い、希望条件を満たしたメーカーが複数社あった場合は、「相見積もり」を取って比較検討しましょう。

その際、「相見積もりで上がってきた見積もりが、建築費全額ではない場合がある」のでご注意を。「建物本体価格」として見積もりが出されて、実は排水工事が別料金だったり、駐車スペースの外構工事が含まれていなかったり、工賃が入っていなかったりする場合があります。営業担当者に「建築費全額で見積もりを出してください」ときちんと伝えましょう

また、「他にも検討しているハウスメーカーがある」と伝えることもおすすめ。各社の競争意識を引き出し、充実したプランの提案を期待できます。

ハウスメーカーイメージ

STEP4. 仮契約を行う

こちらの予算、土地、希望条件に折り合いがつき、ハウスメーカーが出すプランを魅力的に感じたら、「仮契約」を結んでより具体的に話を進めます。

仮契約を結ぶには10万円前後の申込金が必要になり、他の会社を選んでキャンセルした場合、戻ってこない場合があります。パートナーと慎重に話し合い、できれば2~3社以内に抑えましょう

STEP5. 住宅ローンを契約する

マイホームを建てる目星がついたら、住宅ローンを契約しましょう。ハウスメーカーや不動産会社が金融機関と提携している場合は、金利が優遇されたり、手続きが早く進むなどのメリットがある場合があります。

自分で金融機関を探す場合は、金利タイプ(変動金利型、固定金利期間選択型、全期間固定金利型)や手数料についてしっかり情報収集して臨みましょう。

STEP6. 工事請負契約(本契約)を結び着工する

仮契約を行うと、各社が工事の種類や範囲、資材・建材・設備機器などの施工数量、単価、金額が詳細に記載された「内訳明細書」を作成します。念入りに検討し、住宅ローンのめども立ったら、いよいよ最終的な1社に絞りましょう。

また本契約を行う前には値下げ交渉を行いましょう。ハウスメーカー側も何とかして受注したいので、このタイミングがもっとも効果的です。

マイホームづくりに関するQ&A

山田さんに、マイホームづくりとハウスメーカー選びに関する疑問に答えてもらいました。

山田さんインタビュー

Q. 予算をかけるべき部分は?

A. 基礎や主要構造部分です

マイホームづくりで予算をかけるべきは基礎や主要構造部分です。目に見えない部分ですが、耐震性や家の寿命に関わる大事な部分で、しかも簡単にはリフォームできません。この部分のコストカットは避けましょう

ハウスメーカーイメージ

Q. 土地選びで大事なことは?

A. 地盤と湿度です

家づくりで耐震性を気にされる方は多いと思いますが、大事なのは「家の構造」よりも「土地の地盤」です。地価とともに目的のエリアの地盤が硬いかどうかを確認することをおすすめします。

土地に目星をつけたら、周辺の家と近くの公園をチェックしましょう。周りの家の壁に青カビが繁殖していたり、こけむしている家が多いと、その地域は湿気がたまりやすいといえます。

また近くの公園を見ると、その地域が「周辺環境に関心をもっているか」を確認できます。「何か荒れているな」という印象を抱く場合は、その地域は周辺環境や人に関心が薄い可能性があります。

Q. 良い工務店を探す方法は?

A. こちらも地元密着で行動しましょう

工務店は地元に密着して仕事をしており、口コミや紹介がメインです。良い工務店と出会うのは少し難しいですが、探すのであれば、こちらも地元密着で動くことをおすすめします。

例えば、その地域で昔から商売をしている料理店や飲み屋などで知り合いをつくり、「この辺りで家を建てたいのですが、誰か建てた経験のある人知りませんか?」などと聞いて、紹介してもらいましょう。

Q. 良い営業担当者と出会うには?

A. どんどん質問して見極めましょう

一般的に、最初に担当した営業担当者と話を進めていくことになります。気になることはどんどん質問して、どんな答えが返ってくるかをしっかりチェックしましょう。

「ごまかさない」「うそをつかない」「わからないことは確認し、後できちんと連絡してくる」のはマストです。加えて、こちらからの質問によどみなく答えてくれるなど、家づくりの情報をしっかりもっている人がおすすめですね。その人自身が、自分が勤務するハウスメーカーで実際に家を建てているとよりいいですね。

営業担当者とはしばらく付き合っていくので、「この人とは合わない」と感じたら、早めに担当者を変えてもらいましょう。その際は「連絡が細やかな人」や「落ち着いた人」「情報通な人」など、こちらから条件を指定するのもおすすめです。

ハウスメーカーイメージ

Q. 施主さんには何を聞けばいい?

A. あらかじめ質問項目を考えておきましょう

施主さんの自宅を訪問させてもらったら、まずは家をきちんと「褒める」ことが大事。時間を取って訪問させてもらっているので、相手に失礼のないようにしましょう。

そして自分が聞きたいこと、例えば断熱性が気になるなら「冬場はどうですか?」、予算が気になるなら「見積もりどおりでしたか?」、工期が気になるなら「予定された工期から延びましたか?」、設計について気になるなら「イメージどおりでしたか?」などと聞くとよいでしょう。あらかじめ聞くことを決めておくとよいですね。

他に、「コンセントは足りていますか?」や「どんな場所にコンセントを付けるといいですか?」「こんな設備を付けておけばよかったということはありますか?」なども聞いておくとよいでしょう。

Q. 着工後の変更は可能?

A. ハウスメーカーを選ぶ際に必ず確認しましょう

着工後に、「コンセントの位置を変えたい」など工事内容を変更したくなることも。そこで着工後に変更が可能かどうか、ハウスメーカーを選ぶ際に必ず確認しましょう。その際は、追加費用の有無などもしっかり聞いておきましょう

まとめ

マイホームづくりで最初に行うべきことは、情報収集と予算計画。予算計画は「土地代」と「建築費」のパーセンテージもある程度決めておきましょう

ハウスメーカーは、大手と工務店それぞれの特徴を知り、どこにお願いするかを慎重に吟味しましょう。実際にそのメーカーで家を建てた施主邸を見学させてもらうことも重要です。

大手ハウスメーカーにお願いする場合は、1社に絞るのではなく、なるべく複数社と同時に話を進め、同条件で相見積もりを取るのがおすすめです。そして本当に魅力的に感じたメーカーと仮契約を結び、最終的に1社に絞って工事請負契約(本契約)を結びましょう。

絶対に失敗したくないマイホームづくり。人生の中でもっとも大きな買い物なので、時間を惜しまず、じっくり選んでくださいね。

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