米どころとして知られる肥沃(ひよく)な大地と、日本海に面した豊かな自然に恵まれた新潟県。雪国ならではの気候と風土が育んだ繊細な感性と職人気質が、金属加工や木工、ニットといった多彩なものづくり文化を生み出してきました。
今回は、にいがた観光特使を務めるタレント・相沢まきさんが、暮らしに彩りとぬくもりを添える“今の気分”にぴったりな逸品を紹介してくれます。

にいがた観光特使を務めるタレント・相沢まきさん

REVIEWER

相沢まき

にいがた観光特使/タレント

相沢まきさん

新潟県新潟市出身。1999年に芸能界デビュー後、テレビや舞台、映画など幅広いジャンルで活躍。一方で、顔ヨガインストラクターやイヤービューティーセラピストなどの資格を多数保有。お金をかけずにできる美容法をSNSで発信し、節約美容研究家として多くの女性に支持される。2016年には『一瞬で顔が変わる!キセキの自力整形』(セブン&アイ出版)を出版。地元・新潟への愛情も深く、にいがた観光特使として地域の魅力を発信中。

新潟県のローカルクラフト3選

燕振興工業/racco テーブルスプーン、ジャムスプーン 鈴木石太郎箪笥店/桐エコスピーカー 響-KYO- SAIFUKU/nico ストールポンチョ
燕振興工業/racco テーブルスプーン、ジャムスプーン 鈴木石太郎箪笥店/桐エコスピーカー 響-KYO- SAIFUKU/nico ストールポンチョ
燕市の金属メーカーがつくる新感覚カトラリー インテリアにもなじむ電源不要のエコスピーカー 老舗ニット工場がつくるストールポンチョ
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Craftsmanship
in this Prefecture

新潟県の伝統産業

新潟県の伝統産業とものづくりの魅力とは?

日本有数の豪雪地帯である新潟県は、厳しい気候の中で育まれた確かな技術と、職人の繊細な手仕事が息づくものづくりの宝庫。越後縮に代表される織物文化から、金属加工、木工、ニット産業に至るまで、地域ごとに異なる工芸の魅力が根付いています。近年ではこうした伝統技術を生かしながら、現代のライフスタイルに合うプロダクトを生み出す動きが盛んに。日々の暮らしにすっとなじみ、長く愛せる逸品が続々と登場しています。
©公益社団法人新潟県観光協会

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目次

新潟県燕市 【燕振興工業】racco テーブルスプーン、ジャムスプーン
道具の垣根を越える、燕の箸置きカトラリー

金属加工の町として世界的にも知られる新潟県燕市。江戸時代の和釘づくりに始まり、やがて洋食器やカトラリーへと発展したこの地では、今もなお職人の手によるていねいなものづくりが継承されています。そんな燕の精神を受け継ぐ「燕振興工業」の技術と、かつて柳 宗理氏に師事したプロダクトデザイナー・吉田守孝氏が代表を務める「ヨシタ手工業デザイン室」のデザインが融合したカトラリーブランドが「racco(ラッコ)」です。

「手狭なキッチンで調理中の箸やスプーンの置き場に困る」という声から生まれたracco。まさに“ラッコがおなかの上で上手に道具を使って食事をする姿”のように、その特徴は箸置きとしても使えるフラットなハンドル設計にあります。また、マットな質感の18-8ステンレス製で適度な重さと厚みも備え、手にしっくりとなじむ。テーブルスプーンやジャムスプーンなど、用途に応じた形状の違いにもこだわりが光ります。

相沢まきさん

相沢まきさん

つやを消したマット仕上げで、落ち着いた光沢感がすてきなカトラリー。スプーンは「食べる」だけでなく「すくう」ことも考えた形状で、ジャムスプーンには片側に少し立ち上がりをもたせることで、すくったジャムがこぼれにくい工夫がされています。どちらも、使い手の気持ちに寄り添う思いが伝わってくる一本ですね。使うほどに味わいが出てきて、毎日使っても飽きがこないのも魅力。機能性とデザイン性のバランスが良く、日常使いはもちろん、ギフトにもきっと喜ばれると思います。

独自のフラットハンドルが、絶妙に手になじむ

独自のフラットハンドルが、絶妙に手になじむ

テーブルスプーンは、やや深めに設計された楕円形のすくい部分が特徴。口当たりが滑らかで、スープやカレー、シリアルにも幅広く対応します。指の腹に沿うハンドルのカーブと長さのバランスが絶妙で、持ちやすく、食卓で自然と手が伸びる一品。箸文化の日本の食卓にも、無理なく溶け込むデザインです。

ジャムを塗る

一見するとヘラのような形状のジャムスプーンは、瓶の底や角にもしっかり届くように設計された頼れる存在。バターやはちみつ、ペースト類にも使いやすく、料理の下ごしらえや取り分けにも活躍します。スプーンはもとより、“塗る道具”としての機能美も詰まった一本です。

箸置き、すり切りスプーンになる名バイプレイヤー

箸置きにもなる

ハンドル部分がフラットというユニークな設計ゆえ、カトラリーだけでなく、ときに箸置きとしても使えるのがraccoの魅力。手狭なキッチンや食卓で省スペースなうえ、おもてなしや和洋折衷のコーディネートのアクセントとしても映えます。機能の枠を超えて、日々の“ちょっといい”をかなえるデザイン性は、ギフトにもぴったりです。

すり切りスプーンとしても活用

ちなみにジャムスプーンは、すり切りスプーンとしても活用でき、粉ものや調味料の計量に便利。特に瓶や容器のフチに沿わせるようにして計量すれば、無駄なく正確に取り分けが可能です。

What is this feature?

燕振興工業

「燕振興工業」とは?

新潟県燕市に本社を構える金属製品メーカーで、1919年の創業以来、洋食器を中心とした高品質なカトラリー製造を続けています。熟練した職人技と最先端の設備を融合させ、国内外のホテルやレストラン向けに多くの製品を提供。ユーザー視点における“使いやすさ”と“心地よさ”を追求しながら、時代に合った製品開発を行っています。「racco」は、同社が伝統に新しい価値を掛け合わせる試みとして生み出したブランド。長年培った精密加工技術と、現代的なデザインの融合によって、食卓に自然と溶け込みながら機能美を発揮する逸品がそろっています。グッドデザイン賞の受賞歴もあり、燕市のものづくりを象徴するブランドの一つです。

商品概要・ご購入はこちら!

燕振興工業

racco テーブルスプーン、ジャムスプーン

参考価格: ¥1,320(税込)

新潟・燕市の金属メーカー「燕振興工業」が、東京・小金井市にある「ヨシタ手工業デザイン室」にデザインを依頼し、実現した新感覚カトラリー。幅広いフラットなハンドルを特徴とした美しいフォルムは、持ちやすく、箸置きとして使える実用性も備えています。テーブルスプーンは口当たりが滑らか、ジャムスプーンは「塗る」、「計る」ツールとしても活躍。

新潟県加茂市 【鈴木石太郎箪笥店】桐エコスピーカー 響-KYO-
電源不要。美しく奏でる、美しき老舗の桐細工

桐エコスピーカー 響桐エコスピーカー 響

日本有数の桐たんすの産地・加茂市にて100年以上続く「鈴木石太郎箪笥店」。長年培われた経験と技術によって、軽くて柔らかいゆえに扱いが難しいとされる桐材の湿度変化にも耐え得る精密な加工技術を有し、耐久性と美しさを両立した家具づくりを行っています。

また「指物(さしもの)」と呼ばれる、釘を使わずに木を組む伝統技術を得意とし、現代の感性に寄り添うプロダクトにも活用しています。「桐エコスピーカー 響-KYO-」は、その代表作。素材の力と職人技を融合させた新たなアイデアによって、電気を使わず、スマートフォンを挿し込むだけで音が優しく空間に広がります。

桐エコスピーカー 響-KYO-

使い方は簡単。スピーカーの中央にスマートフォンを立てて音楽を再生するだけで、桐の空洞が音を反響させ、自然な音量で辺りに響いてくれます。電源もコードも不要。キッチンやベッドサイドなど、場所に縛られることなく自由に音楽を楽しむことができます。

相沢まきさん

相沢まきさん

一つ一つ手作業で仕上げられていて、木目や焼印など異なる風合いが楽しめる一点物。お琴の素材としても使われる桐を用いたこのスピーカーは、柔らかく響く温かみのある音が魅力です。電源不要で環境にも優しく、しかも軽量なので持ち運びにも便利。デザインもスタイリッシュで、和の古さを感じさせず、どんな空間にもなじむインテリア性の高さも魅力の一つです。

「組子細工」の上質な佇まいは空間のアクセントに

「組子細工」の上質な佇まいは空間のアクセントに

素材には最高級の国産桐を使用し、指物技術の一つであり、細やかな模様や装飾を表現する「組子細工(くみこざいく)」の見事なデザインがあしらわれています。また桐の落ち着いた色み、優しい木目も空間と調和。和室、洋室問わずどんな部屋に置いても違和感なく、むしろ一インテリアとして上質な存在感を示してくれます。

持ち運びしやすく、ながら充電も可能

持ち運びしやすく、ながら充電も可能

桐材の特性である軽さも魅力。片手で難なく持てる約140グラムの重さとコンパクトな本体は、持ち運びしやすい。カバンにサッと入れて、アウトドアや旅先で音楽鑑賞をするにも最適です。

充電ケーブルを差し込める設計

また背面には穴が設けられており、スピーカーにスマホを挿したまま充電ケーブルを差し込める設計になっています。音楽を聴きながら同時に充電ができる、使い勝手の良さもポイントです。

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鈴木石太郎箪笥店

桐エコスピーカー響-KYO-(ブラウン、グレー 組子あり)

参考価格: ¥13,200(税込)

新潟・加茂の老舗工房による、伝統的な組子細工と桐材の自然な音響効果を融合させた電源不要のエコスピーカー。和洋問わずインテリアになじみながら、日々の暮らしに音のある豊かな時間をもたらしてくれます。持ち運びに便利な軽さ&サイズで、旅先の音響ツールとしても重宝する。

新潟県五泉市 【SAIFUKU】nico ストールポンチョ
アレンジ自在。ニットのプロが編み出したストール

nico ストールポンチョ

ニットの一大産地である新潟・五泉市に根ざすニットメーカーSAIFUKUは、1963年の創業以来、OEMでの技術を磨いてきました。2012年より「mino(みの)」シリーズを展開し、ニットの特性を最大限に生かしながら、肩に掛けたり巻いたりするだけでサッと羽織れる自由な形状のニットを提案しています。

「nico(にこ)」はその中でも人気の定番で、季節に応じて様々な使い方を楽しめるところが魅力。ニット編みの技術の高さを感じる一枚です。

nico

「nico」というシリーズ名は、ストールの左右に設けられた、腕を通す穴が2個(にこ)あることに由来します。首に巻くもよし、2つの穴に袖を通して羽織るもよし。自由な発想で楽しめる、新感覚のストールです。

相沢まきさん

相沢まきさん

メリノウール70%、ポリエステル30%という素材感で通年使いやすく、シンプルなデザインなので服を選ばずに合わせやすいのがポイント。小ぶりで軽いので持ち歩きにも適していて、屋内外問わず気軽に羽織れますし、移動中に寒がっている子どもにサッとかぶせられるのもありがたいところ。一枚あれば、寒暖差や突然の雨、エアコンなど、ちょっとした冷えを感じるシーンで頼りになると思います。

肌触りの良さとイージーケアをかなえるウール×ポリエステル

薄手の天竺(てんじく)編み生地

メリノウールを用いてふんわりと仕立てた薄手の天竺(てんじく)編み生地は、驚くほど軽やかで柔らか。肌に直接触れてもチクチクせず、肩や首への負担も最小限です。また通気性が良く、ムレにくいメリノウールならではの特性により、室内外を問わず長時間快適に着用できます。

メリノウール70%、ポリエステル30%の防縮加工

素材に使用した糸は、メリノウール70%、ポリエステル30%の防縮加工を施したもの。ポリエステルを一定量入れることで耐久性が高まり、型崩れやシワになりにくく、さらにネットに入れて自宅の洗濯機洗いも可能に。お手入れが簡単だからデイリーに気兼ねなく使うことができます。

おしゃれ着からリラックスウェアまで、マルチに使える

おしゃれ着からリラックスウェアまで、マルチに使える

軽くて柔らかいからこそ、さまざまにアレンジして身にまとえるのもポイント。肩に掛ければストールに、2つの穴に腕を通せばずり落ちないストールに、首に巻けばマフラーとしても重宝します。腰に巻いてラップスカート風にアレンジするのもありでしょう。

160×70cmと大判

また心地よい肌触りは、自宅や職場でのリラックスタイムにも欠かせません。160×70cmと大判なので、寒い日にはひざ掛けになり、ニュアンスのあるカラーリングはマルチカバーとして使えばインテリアのアクセントにも。外出時の寒さ対策から室内でのリラックスウェアまで、一枚あれば何通りにも楽しめます。

商品概要・ご購入はこちら!

SAIFUKU

nico ストールポンチョ/洗えるmino シンプル天竺ウール

参考価格: ¥11,550(税込)

肩に掛けたり、首に巻いたり、ストールとして羽織ったり⋯⋯と使い方は自由自在。五泉市の老舗ニット工場「SAIFUKU」の熟練の職人がていねいに編み上げた仕立ての良さと、オーストラリア産メリノウールを使った上質な素材感が特徴で、長きにわたって愛用できます。8色展開。

相沢まきさんが思う、新潟県のものづくりのこれから

相沢まきさんが思う、新潟県のものづくりのこれから

新潟県のものづくりの魅力は、「伝統と最先端技術が共存する職人のまち」にあると思います。有名なところでは、燕三条の世界に誇る金属加工技術や、五泉市の縫製技術などが挙げられます。燕市や三条市は、刃物や金属食器、工具、鍋、包丁などの一大産地として知られていて、職人さんの細密で美しい手仕事は世界でも高く評価されており、実際に多くの製品が海外へ輸出されていると聞いています。

そうした職人さんの魂と、高度で緻密な技術が息づく新潟県のものづくりには、大量生産されている製品とは違った魅力があり、手に取ったときにその品物から思いが伝わってくるような、心に響くものが多いと感じています。

これからも、職人技を大切にしながら、若い世代の感性やライフスタイルにも寄り添った新しいアイデアと出合うことで、もっと多くの人に選ばれる、新潟ならではのものづくりが広がっていくことを期待しています!

撮影/藤井由依 文/平野美紀子 編集/安部奏海(Roaster)

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