豊かな山々と海に抱かれた岩手県。四季折々の表情を見せる自然と、古くから受け継がれてきた手しごとが息づく土地です。多彩な伝統産業が今も暮らしの中に根づき、職人たちの誠実なものづくりが続いている。そんな岩手の魅力あふれるアイテムを、民話のふるさと遠野大使・あべまみさんがおすすめします。

豊かな山々と海に抱かれた岩手県。四季折々の表情を見せる自然と、古くから受け継がれてきた手しごとが息づく土地です。

REVIEWER

あべまみ

民話のふるさと遠野大使/俳優

あべまみさん

岩手県遠野市出身。俳優・モデルとして広告を中心に、テレビドラマや映画など多方面で活躍している。おもな出演作は、映画『サンセット・サンライズ』、TBS『半沢直樹』、テレビ朝日『庶務行員・多加賀主水4』、NHK BSプレミアム『やっぱりおしい刑事』、WOWOW×HBO『TOKYO VICE Season2』など。趣味・特技は、キックボクシング、韓国語、着物着付け。

岩手県のローカルクラフト3選

縁日- 山ノ頂 -/SHIKAGAWA-SACOCHE TONO MADE/遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono (深 shin)(閃 sen) 岩鋳/目玉焼3ヶ焼(木柄付)
縁日- 山ノ頂 -/SHIKAGAWA-SACOCHE TONO MADE/遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono (深 shin)(閃 sen) 岩鋳/目玉焼3ヶ焼(木柄付)
山の資源を生かして鹿革をバッグに 遠野の豊かな自然や伝承を香りとともに 一つで3役をこなす南部鉄のフライパン
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Craftsmanship
in this Prefecture

岩手県の伝統産業とものづくりの魅力とは?

岩手県の伝統産業とものづくりの魅力とは?

北上山地の深い森と北上川の清らかな流れ、四季の移ろいが美しい岩手県。厳しくも豊かな自然と共に、人々は暮らしを紡ぎ、そこから多くの伝統産業と物語が生まれてきました。南部鉄器や漆器、陶芸、染織など、自然の恵みを生かした手しごとは、東北ならではの工芸文化として今も息づいています。また、岩手は古くから豊かな民話と伝承の地としても知られています。遠野に伝わる「かっぱ」や「座敷わらし」の話は、人と自然が共に生きてきた証しであり、風土そのものが語り手となって受け継がれてきました。こうした伝承は、岩手のものづくりにも通じる“自然への敬意”と“ていねいな手しごと”の精神を象徴しています。

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目次

岩手県一関市 【縁日- 山ノ頂 -】SHIKAGAWA-SACOCHE
山の資源を生かして鹿革をバッグに

岩手県一関市を拠点に活動する「縁日」が手掛ける「山ノ頂(やまのいただき)」は、害獣駆除された鹿の皮を素材に、命の循環を見つめ直すものづくりを行うブランドです。農作物や林業への獣害によって人と獣の共存が難しくなっている現代において、もう一度“共に生きる”という在り方を見つめ直すことから、このプロジェクトは始まりました。

岩手が古くから大切にしてきた、獣と人、痛みと喜びの“間で生きる”という見えざる精神性。それをものづくりを通して伝えることこそが、かつてのような良い関係性を未来へつなげる出発点になる。そんな思いが、山ノ頂の根底に流れています。

あべまみ

あべまみさん

人間と獣との複雑な関係を考えさせられますが、この鹿革を使うことは「頂いた命を無駄にしない」というつくり手さんからの温かな気持ちを感じます。とてもしなやかで柔らかく、優しい色合いのこのアイテムは、自然の恵みを身近に感じる特別なサコッシュです。

「革のカシミア」とも呼ばれる肌触り

「革のカシミア」とも呼ばれる肌触り

扱う商品は、鹿革を用いたサコッシュやポーチなど。鹿革の調達は遠野市で活動されている「しかとくまや」の山田泰平さんと連携。山田さんは、遠野の猟師の方が害獣駆除した個体の鹿皮を集め、その原皮の洗浄や管理を担っています。

そんな鹿革は「革のカシミア」とも呼ばれるほど肌触りが抜群。野生の鹿がもつ自然の表情(傷・シボ)を隠さず生かすことで、一つとして同じものがない一点ものの魅力が生まれています。

見えない部分にも、山ノ頂らしいこだわりが込められています。

見えない部分にも、山ノ頂らしいこだわりが込められています。サコッシュの裏地には、漆染めを採用。岩手は国産漆の約7割を生産する“漆大国”として知られています。漆の木は樹液を採取すると枯れてしまうため、これまで幹や枝はほとんど活用されずに廃棄されてきました。山ノ頂では、その不要材をチップ状にし、煮出して染液をつくることで、深みのある独特の色合いを生み出しています。

この漆染めの裏地がもたらすのは、単なる彩りではなく、“命を最後まで生かす”というブランドの思想そのもの。表からは見えない部分にまで、自然への敬意と素材へのまなざしが宿っています。

日常使いに便利なちょうど良い収納力

日常使いに便利なちょうど良い収納力

サイズは携帯・名刺入れ・財布などをひとまとめにできる“ちょうど良い”収納力。肩ひもは調整可能で、最長120cm・最短63cmと、自分のスタイルに合わせて使いやすくなっています。

使い勝手の面でも細やかな工夫が光ります。

使い勝手の面でも細やかな工夫が光ります。内ポケットを備えており、小物をすっきりと整理して収納できます。開口部が広く視認性も高いため、必要なものをすぐに取り出せるのもうれしいポイント。シンプルなデザインの中に、日常の使いやすさを高めるディテールをさりげなく忍ばせているのも、山ノ頂のプロダクトならではの魅力です。

肩ひもを外せばポーチとしても活躍

肩ひもを外せばポーチとしても活躍

さらに、付属のショルダーストラップは取り外しが可能。肩掛けのサコッシュとしてだけでなく、ひもを外して大きめのポーチとしても使えます。旅先でのバッグインバッグとして、また日常の整理収納用としても活躍。ミニマルなデザインながらも、使う人のライフスタイルに合わせて形を変えられる柔軟さが魅力です。一つの道具を、長く、自由に使い続ける――そんな“持続する美しさ”を感じさせるアイテムです。

山ノ頂のサコッシュは、単なるファッションアイテムではなく、“自然と共に生きる”という思想を日常に映す道具です。

山ノ頂のサコッシュは、単なるファッションアイテムではなく、“自然と共に生きる”という思想を日常に映す道具です。使い込むほどに手になじみ、革の表情が変化していく過程は、まるで自然の時間と歩調を合わせるよう。山の恵みを無駄なく生かし、次の命へとつなげる――そんな循環の中にあるものづくりが、この一枚に息づいています。

自然と人との間にある静かな調和。その感覚を、日々の暮らしの中でも感じてほしい。山ノ頂の「SHIKAGAWA-SACOCHE」は、あなたの時間に寄り添いながら、風土の記憶をそっと運んでくれる存在です。

What is this feature?

岩手県の伝統「鹿革製品」とは?

岩手県の伝統「鹿革製品」とは?

岩手県では、古くから狩猟とともに鹿との関わりが深く、鹿革は衣類や装具に用いられてきました。その背景には、自然への敬意と共生の精神が息づいています。なかでも「鹿踊り(ししおどり)」は、狩猟文化に由来する郷土芸能で、鹿の霊を慰め、命への感謝を表す舞として受け継がれています。鹿革製品にも、その祈りと循環の思想が脈々と息づいているのです。

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山ノ頂

SHIKAGAWA-SACOCHE

参考価格: ¥16,500(税込)

岩手・遠野発〈山ノ頂〉のサコッシュ。害獣駆除された鹿の皮を再生し、裏地には岩手産の漆染めを使用。内ポケット付きで使いやすく、ひもを外せばポーチにも。自然と共にある暮らしを感じられる一点です。色は「炭色」「白」「銀鼠(ぎんねず)色」「ニビ色」の4色展開。

岩手県遠野市 【TONO MADE】遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono (深 shin)(閃 sen)
遠野の豊かな自然や伝承を香りとともに

【TONO MADE】遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono (深 shin)(閃 sen)

TONO MADE(トーノメイド)は、民話の里として名高い岩手県遠野市の「物語」を日々の暮らしに届けるブランドです。運営母体である富川屋が地域文化とデザインを融合させ、香りや暮らしの道具を通じて遠野の風土を五感で体感できるよう商品を開発しています。

取り扱う商品は、遠野の自然や伝承をモチーフにしたアロマスプレー「Sense of Tono」シリーズをはじめ、リネンや和紙を用いた生活雑貨など。素材の一部には岩手の雪解け水や地元の休耕田で育てられた米から蒸留されたエタノールなど、地域ならではのストーリーが刻まれています。

TONO MADEのこだわりは「土地の記憶を、暮らしの中にそっと宿すこと」。伝承や風景、素材の背景までをていねいにデザインに落とし込み、普段使いできるかたちで表現しています。遠野の“目に見えないもの”まで感じられるような体験を、一つ一つのアイテムに込めているのです。

あべまみ

あべまみさん

私は“香り”に目がないのですが、この二つの香りには本当に心が落ち着きました。生まれ育った地元遠野が、香りとともにふわっと心に映し出され、懐かしさと安心を与えてくれます。小さいので自宅だけでなくバッグに入れて、仕事先や出先でリラックスしたいときにシュッとしたいですね。

遠野の世界観を閉じ込めたパッケージ

遠野の世界観を閉じ込めたパッケージ

アロマスプレーシリーズ「Sense of Tono」は、遠野の豊かな自然や伝承を香りで届けるシリーズです。爽快感あふれる「閃(sen)」と深い静けさを感じる「深(shin)」の2種があります。

香りだけでなく手に取る体験そのものにも物語が込められています。

香りだけでなく手に取る体験そのものにも物語が込められています。パッケージは、遠野という土地の世界観を封じ込めた“箱”としてデザインされており、裏面のガイドに沿ってていねいに開封すると、中から折りたたまれたリーフレットが現れます。そこには香りの背景や、遠野の風景・物語が静かに綴られており、開くたびにまるでこの土地の空気が広がるような感覚を楽しめます。

自然由来の成分で、肌に優しい

自然由来の成分で、肌に優しい

「Sense of Tono」シリーズのもう一つの魅力は、その素材への誠実さにあります。 使用されているエタノールは、岩手県奥州市の休耕田で育てられたお米を蒸留してつくられたもの。地域の資源を循環させ、耕作放棄地の再生にもつながる取り組みとして生まれました。自然由来の成分のみで構成されているため、肌に優しく、お子さまのいるご家庭でも安心してお使いいただけます。まるで遠野の清らかな空気をそのまま閉じ込めたような香りが、暮らしの中に穏やかに広がります。

爽快感あふれる「閃 (sen)」と深い静けさを感じる「深 (shin)」

爽快感あふれる「閃 (sen)」と深い静けさを感じる「深 (shin)」

遠野に伝わる“目に見えざるもの”たちとの巡り合いの物語から着想を得た「閃 sen」。 境界を越えた両者が出会う、ハッとする一瞬を香りで表現しています。ペパーミントをベースに、国産ゆずとスパイスのアクセントを効かせた爽快なブレンドは、まるで心の奥に新しい風が吹き抜けるような感覚。インスピレーションを得たいときや、気分を切り替えたいときにおすすめです。軽やかな香りは服やストールにひと吹きするのもおすすめ。動くたびにふわりと香りが広がり、自分だけのリフレッシュ空間をまとえます。

遠野の山々に漂う霧と静寂をイメージして生まれた「深 shin」。

遠野の山々に漂う霧と静寂をイメージして生まれた「深 shin」。古くからこの地の人々にとって山は神聖な存在であり、雪解け水や山菜、動物の肉など、数々の“恵み”をもたらしてくれる場所でした。人々は山の神を信仰し、自然と神々に守られるように暮らしてきました。「深 shin」は、そんな遠野の奥深い森をイメージした木の香りです。

国産ひばをベースに、シダーウッドなどの精油をブレンド。

国産ひばをベースに、シダーウッドなどの精油をブレンド。まるで森林浴をしているような安心感で、心も体もゆるやかに解きほぐしてくれます。やわらかな香りは、寝具や衣類にひと吹きするほか、お部屋に吹きかけて空気を整えたり、マスクにワンプッシュして深呼吸を楽しむのもおすすめ。静かな森の息づかいが暮らしに寄り添い、日常の中に穏やかな深呼吸の時間をもたらしてくれます。

遠野の時間や物語を、そっと暮らしの中に

遠野の時間や物語を、そっと暮らしの中に

香りは、記憶を呼び覚ます“目に見えない風景”。「Sense of Tono」シリーズは、遠野という土地に流れる時間や物語を、そっと暮らしの中に届けてくれます。山の気配、清らかな水の音、風に揺れる草の匂い。その一つ一つが香りとして息づき、心の奥に静かに残ります。
せわしない日々の中でも、深呼吸を一つ。ボトルを手に取るたび、遠野の自然があなたのそばに寄り添い、忘れかけていた“やすらぎ”の感覚を思い出させてくれるでしょう。

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TONO MADE

遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono (深 shin)

参考価格: ¥4,500(税込)

岩手・遠野の自然と物語を香りで届ける「TONO MADE」のアロマスプレー。「閃(sen)」はペパーミントとゆずが香る爽快なブレンド、「深(shin)」は国産ひばとシダーウッドが織りなす木の香り。岩手産の米から蒸留したエタノールを使用し、自然由来の優しい香りが心を整えます。

岩手県盛岡市 【岩鋳】目玉焼3ヶ焼(木柄付)
一つで3役をこなす南部鉄のフライパン

【岩鋳】目玉焼3ヶ焼(木柄付) 一つで3役をこなす南部鉄のフライパン

岩手県盛岡市にある岩鋳は、明治35年(1902年)に創業、120年以上の歴史をもつ南部鉄器の製造メーカーです。伝統的な鉄瓶や鍋をはじめとする南部鉄器の製造を手がける一方で、日常使いのキッチンウェアやカラフルに仕立てた急須など、現代の暮らしにもフィットするアイテム開発にも積極的に取り組んでいます。そのこだわりは、「材質の厚み・鋳型の精度・仕上げの手しごと」を守りながら、色づかいやフォルムで新たな表現を模索する姿勢にもあります。伝統を守りつつも、挑戦を続けるものづくりが岩鋳の真骨頂です。

あべまみ

あべまみさん

岩手を代表する名産品の一つである「南部鉄器」。私も大人になってからその良さを再認識し日常的に使い始めました。急須だけでなく目玉焼きにもと、さまざまに形を変え生活に溶け込んでいます。おいしく出来上がるうえに、南部鉄器で調理すると鉄分の補給に役立つといわれているのもうれしいポイントです。使えば使うほど愛着が湧いてきていとおしいです。

食材にじんわり火を通し、旨みを逃さない

食材にじんわり火を通し、旨みを逃さない

岩鋳のキッチンウェアは、南部鉄の確かな技と現代の暮らしに寄り添うデザインが融合したシリーズです。ガス火はもちろんIHコンロにも対応。厚みのある鋳肌が熱をしっかり蓄え、食材にじんわりと火を通すことで、旨みを逃さず調理できます。滑らかで美しい肌と、使いやすさを計算し尽くしたフォルムは、機能美そのもの。少々手荒に扱ってもびくともしない頑丈さは、まさに一生もの。毎日の食卓を支える相棒として、長く愛用できるキッチンウェアです。

岩鋳の鉄器は、使うほどに油がなじみ、表面に自然なコーティングができる“育つ道具”。

岩鋳の鉄器は、使うほどに油がなじみ、表面に自然なコーティングができる“育つ道具”。
最初に軽く油をなじませてから使い始めることで、焦げつきにくく、長く美しい状態を保てます。使用後は洗剤を使わず、温かいお湯で汚れを落とし、水分をしっかり拭き取って乾燥を。火にかけて軽く水分を飛ばすと、サビを防ぐことができます。

木製の持ち手は熱くなりにくく、扱いやすい形状

木製の持ち手は熱くなりにくく、扱いやすい形状

岩鋳の「目玉焼3ヶ焼(木柄付)」は、南部鉄器ならではの重厚感と実用性を兼ね備えたフライパン。3つのくぼみがあるユニークなデザインで、目玉焼きをはじめ、ホットケーキやミニオムレツなども3つ同時に焼ける便利なアイテムです。

熱伝導が均一な南部鉄だから、外は香ばしく、中はふっくら。火の通りが柔らかく、素材の旨みを引き出す調理が可能です。

熱伝導が均一な南部鉄だから、外は香ばしく、中はふっくら。火の通りが柔らかく、素材の旨みを引き出す調理が可能です。木製の持ち手は熱くなりにくく、手にしっくりなじむ形状で扱いやすいのも魅力。そのまま食卓にサーブすれば、アツアツのまま料理を楽しめるだけでなく、無骨で美しいデザインが卓上を引き締めてくれます。使うほどに油がなじみ、つやを増していく。そんな経年変化も楽しみの一つ。シンプルながらも、長く使うほど愛着の湧く一品です。

3品を同時調理で弁当や朝食づくりがスムーズに

3品を同時調理で弁当や朝食づくりがスムーズに

3つのくぼみをもつ「目玉焼3ヶ焼(木柄付)」は、見た目のユニークさだけでなく、実用性も抜群。目玉焼きを焼きながら、隣のスペースでソーセージをこんがり。もう一つでは野菜を炒める。一つのフライパンで3品を同時に調理できるから、お弁当づくりや朝食の準備がぐんとスムーズになります。

南部鉄ならではの均一な熱まわりで、どのスペースでもムラなく火が通り、焼き上がりもふっくら。忙しい朝の時間を少しだけ豊かに変えてくれる、まさに“毎日のための道具”。手に取るたびに、鉄のぬくもりが暮らしのリズムを穏やかに整えてくれるはずです。

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岩鋳

目玉焼3ヶ焼(木柄付)

参考価格: ¥8,250(税込)

岩手・盛岡の老舗が手がける南部鉄器のフライパン。3つのくぼみで目玉焼き、ソーセージ、野菜炒めを同時に調理できるなど、忙しい朝の時短にぴったり。均一な熱まわりでふっくら焼き上がり、食卓にそのまま出しても絵になる一品です。

あべまみさんが思う、岩手県のものづくりのこれから

「暮らしに寄り添い、長く愛せるもの」を大切にしてきた岩手のものづくりは、四季のうつろいが豊かな自然と、そこに暮らす人々のまっすぐな優しさから生まれたものだと思います。 厳しい冬の寒さも、優しい春の光も、すべてがつくり手の感性を育て、一つ一つの製品に“岩手の風土”が息づいています。

伝統の技術を受け継ぐ職人たちは、それをただ守るのではなく、現代の暮らしに合う形へと進化させながら、ものづくりの可能性を広げています。

伝統の技術を受け継ぐ職人たちは、それをただ守るのではなく、現代の暮らしに合う形へと進化させながら、ものづくりの可能性を広げています。南部鉄器や漆器、木工や染織など、どの工芸にも共通するのは、手に取る人の日常に静かに寄り添う「誠実さ」と「ぬくもり」。
きっとあなたの暮らしにも、心を満たす一品が見つかるはずです。長く使うほどに味わいを増す“岩手の手しごと”が、日々の暮らしを、静かに、そして豊かに彩ってくれるでしょう。

撮影/wacci 文と編集/阿久澤慎吾

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