瀬戸内の穏やかな海と、山々の緑が織りなす豊かな自然に恵まれた愛媛県。みかんや真珠、今治タオルなど、全国に誇る名産品の数々は、この土地の温暖な気候と人々のていねいな手しごとから生まれました。そんな愛媛の魅力あふれるアイテムを、うわじまアンバサダーの武田梨奈さんが紹介してくれました。

REVIEWER

武田梨奈

うわじまアンバサダー/俳優

武田梨奈さん

2009年に映画『ハイキック・ガール!』で初主演を務めると、2012年にアメリカの「Fantastic Fest」で最優秀主演女優賞を受賞。世界的な俳優としても活躍が期待されている。2016年、宇和島市を舞台にした映画『海すずめ』の主演を務めたことをきっかけに同市の観光大使に就任。2020年からは名称が「うわじまアンバサダー」に変更。引き続き宇和島の魅力を俳優の立場から発信している。

愛媛県のローカルクラフト3選

Yamashita-Pearl/Petitシリーズ クレシェンド/潤いのタオル ファンデーション きよし窯/ミモザシリーズ
Yamashita-Pearl/Petitシリーズ クレシェンド/潤いのタオル ファンデーション きよし窯/ミモザシリーズ
毎日に寄り添う真珠のジュエリー くすみカラーのやさしい今治タオル 食卓に小さな花が咲く、砥部焼の新たな表現
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Craftsmanship
in this Prefecture

愛媛県の伝統産業とものづくりの魅力とは?

温暖な瀬戸内の気候に恵まれた愛媛県は、穏やかな海と豊かな山々に囲まれ、柑橘の香りが漂う美しい土地です。古くから海上交通の要所として栄え、職人たちの技と人々の暮らしが密接に結びついて発展してきました。その風土の中で育まれたのが、砥部焼や大洲和紙、今治タオルなどの個性豊かなものづくりです。白磁の美しさとやわらかな筆致が魅力の砥部焼は、江戸時代から続く焼き物として知られ、日常の器として全国にファンをもちます。手漉きの技を受け継ぐ大洲和紙は、やさしい風合いと丈夫さを兼ね備え、現代のデザインにも調和。さらに世界的にも評価の高い今治タオルは、使うたびに心地よさを感じる品質の高さで、“愛媛のものづくり”を象徴しています。

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目次

愛媛県宇和島市 【Yamashita-Pearl】Petitシリーズ
毎日に寄り添う、真珠のジュエリー

愛媛県・宇和島市の海に根を下ろし、1963年に創業されたYamashita-Pearlは、二代・三代へと継承されながら、真珠という自然の贈り物に対して、デザインと技術を融合させたブランドです。海中で育まれたあこや真珠を自社で養殖し、選別・加工・デザイン・販売まで一貫して手がけるという姿勢が、Yamashita-Pearlの大きな特徴です。

また、海と人、つくり手と素材を結ぶそのこだわりの根底には、「宇和島の豊かな海を守りながら、真珠文化を次世代へ届ける」という使命があります。自然と技術を敬い、産地からジュエリーへと紡ぐ一貫したものづくり。Yamashita-Pearlは、真珠のビギナーから愛好家まで、誰もが“素材の輝き”を身につけることができるブランドです。

武田梨奈さん

武田梨奈さん

映画の撮影で宇和島に滞在した際、真珠の養殖現場を見学する機会がありました。それまでパールは、“フォーマルで特別な日に身につけるもの”という印象が強かったのですが、宇和島で自然の中から生まれる美しさに触れてからは、日常の装いにも取り入れるようになりました。今回の「Petitシリーズ」は、そんな“日常に寄り添うパール”の魅力が詰まったコレクション。シンプルなのに個性があり、デザイン性も高く、自分で楽しむのはもちろん、大切な人へのギフトとして選ぶのもおすすめです。

あこや真珠を3粒並べたシンプルなネックレス

今回紹介するのは「Petitシリーズ」。「Petit(プチ)」とはフランス語で“小さい”を意味する言葉。Yamashita-Pearlが手がけるこのシリーズは、そんな言葉がふさわしい、身につけやすく、日常に寄り添う真珠ジュエリーのラインです。

ネックレス・イヤリング・ブレスレットなど多彩なアイテム展開。“毎日使える真珠”というコンセプトのもと、シンプルで上質なデザインを追求しながら、真珠初心者にもおすすめできる価格帯・サイズ感も特徴です。

写真は、「プチ3 宇和島産あこや真珠 3粒スルーネックレス」。

写真は、「プチ3 宇和島産あこや真珠 3粒スルーネックレス」。宇和島産あこや真珠を、3粒並べてシンプルに仕立てています。7.5mmまたは8.0mmの珠から選べ、ホワイト系・ピンク系・ブルーピンク系の3カラー展開です。

チェーン部分は写真左からカットボールとベネチアンの2種類から選べます。カットボールチェーンは、小さな球体一つ一つにカットを施したデザインが特徴。動くたびに細やかな輝きがきらめき、華やかさと軽やかさを演出します。デイリーにも特別な日にも、さりげない存在感を添える仕上がりです。

ベネチアンチェーンは、細かな四角いパーツが規則的に並ぶことで光をなめらかに反射し、上品でモダンな印象を与えます。すっきりとしたシルエットは、フォーマルな装いにもぴったりで、真珠の艶(つや)やかさをより引き立ててくれます。

シンプルかつ上質な一粒ピアス

続いて紹介するのは、Petit 102 1粒真珠ピアス。こちらも宇和島で自社養殖されたあこや真珠を用いた、シンプルかつ上質な1粒ピアスです。珠のサイズは7.0〜8.5mmの4種類から選べます。写真の7.5mm仕様では程よい存在感ながら普段使いにも心地よいバランス。ホワイト系・ピンク系・ブルーピンク系・イエロー系・グレー系の5色展開です。

キレイめにもカジュアルにも使えるデザイン

洗練された上品さを纏(まと)う、3粒パールスルーネックレス。サイズと輝きの揃った真珠をバランスよく配置し、シンプルながらも気品を感じさせるたたずまいに。きれいめな装いにも、カジュアルなスタイルにもやさしく寄り添います。

一方、無駄のないシルエットと、やわらかに光るあこや真珠が魅力の1粒ピアス。職場でも、プライベートでも品よく映えるデザインで、フォーマルな席にもカジュアルな装いにも自然になじみます。毎日の装いに取り入れやすく、長く愛用できる万能な一品です。

真珠の輝きをすべての方に。ギフトにもおすすめ

ミニマルでタイムレスなジュエリーは、ご自身用にはもちろん、大切な方への贈り物にもおすすめです。本物のあこや真珠の輝きを、手に取りやすい価格で楽しめるのもこの「Petitシリーズ」の魅力。上品でありながら日常に寄り添うたたずまいは、フォーマルにもカジュアルにもなじみます。卒業や就職、誕生日、記念日など、人生の節目を静かに彩る一粒のパール。長く使うほどに愛着が深まり、贈る人・贈られる人、どちらの心にも残る“永く愛せるジュエリー”です。

What is this feature?

愛媛県が誇る「宇和島産真珠」とは?

宇和島産真珠は、日本を代表する高品質なあこや真珠として知られています。外海とつながる深い入り江の穏やかな海域で、稚貝の育成から母貝の養殖、採珠に至るまで、職人の繊細な手しごとによってていねいに育てられます。真珠の美しい光沢は、海水の清らかさと気候の安定、そして長年培われた養殖技術の結晶です。わずかな水温の変化や栄養バランスによっても品質が左右されるため、養殖家たちは日々海と向き合いながら最適な環境を守り続けています。その一粒一粒には、職人の経験と自然の恵みが宿り、やわらかくも深みのある輝きが生まれます。自然と人の共作による、まさに“海が育てた宝石”。それが宇和島産真珠です。

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Yamashita-Pearl/Petitシリーズ

プチ3 宇和島産あこや真珠 3粒スルーネックレス
プチ102 1粒真珠ピアス size 7.5mmピンク

参考価格: ¥20,900〜(税込)

宇和島産あこや真珠を日常で楽しむために生まれた「Petitシリーズ」。上質な真珠の輝きを小粒のフォルムに閉じ込め、シンプルで洗練されたデザインに仕立てました。日常に寄り添う真珠ジュエリーです。

プチ3 宇和島産あこや真珠 3粒スルーネックレス ¥20,900〜(税込)
プチ102 1粒真珠ピアス size 7.5mmピンク ¥25,190(税込)

愛媛県今治市 【クレシェンド】潤いのタオル ファンデーション
くすみカラーのやさしい今治タオル

愛媛県今治市を拠点に、日々の暮らしに寄り添うタオルを企画・提案するブランド、クレシェンド。“あったらいいな、をカタチに。”という理念のもと、生活者の視点で「やさしく」「強く」「おもしろい」タオルを生み出しています。創業は染色加工の会社として始まり、糸の撚り方・染色技術・織り・縫製に至るまで、今治タオル産地の職人たちとの協働によって生産が進められています。扱う商品は、無地やカラーの定番タオルに加え、刺繍、異素材とのコラボ、遊びゴコロある色使いなどを取り入れた“タオルらしくないタオル”も。日常の何気ない瞬間に“持っていたくなるタオル”を届けるため、細部までこだわり抜いています。

武田梨奈さん

武田梨奈さん

今治タオルはもともと品質の高さで有名でしたが、今回の「潤いのタオル ファンデーション」は、それまでの印象とは違い、くすみカラーなどデザインの幅が広いなと感じました。肌触りが驚くほどやわらかくて、使うたびに“自分をていねいに扱っている”ような気持ちになれます。撮影などで地方に行くときも、必ずマイタオルとして持っていくんです。お風呂上がりはもちろん、枕に敷いたりして眠ることもあります。肌にやさしいので安心して使えますね。

女性の“あったらいいな”から生まれた一枚

こだわりとしてまず挙げられるのは「日本製・天然繊維にこだわる」姿勢。また、製品設計は「タオルを毎日使ってほしい」という願いから、洗濯を繰り返してもやわらかさを保つ糸選びや加工技術が重視されています。さらに、パッケージにまで工夫を凝らし、贈り物としても喜ばれる美しさを備えています。その結果、今治ならではの高い技術を背景にしながら、生活シーンに溶け込むデザイン性と実用性の両立を実現。クレシェンドは、ただ“吸水する布”を超えた、「使うたびに心地よいタオル体験」を届けるブランドです。

「潤いのタオル ファンデーション」シリーズは、トレンドのくすみカラーが魅力。女性の“あったらいいな”という声から生まれた、肌も心も潤すような一枚です。空気をたっぷり織り込んだ軽やかな風合いは、驚くほどふわふわでやわらか。洗濯を繰り返しても硬くなりにくく、やさしい肌ざわりが長く続きます。

さまざまなシーンで使える便利な3サイズ展開

さまざまなシーンで使える便利な3サイズ展開

「潤いのタオル ファンデーション」シリーズは、バスタオル、ウォッシュタオル、フェイスタオルの3種類。しっかりとしたサイズながら、空気を含んだ軽やかさで扱いやすいバスタオル。入浴後の身体を包み込むようにやさしく拭きあげ、肌に残る水分をすっと吸い取ります。厚すぎず乾きやすいため、デイリー使いにもぴったり。お気に入りのバスローブのように、“自分をいたわる時間”におすすめです。

毎日の洗顔やシャワーの後、手軽に使える万能サイズ。やわらかな肌ざわりが、朝の目覚めや夜のリラックスタイムを心地よく包みます。洗面所やキッチンに置いてもインテリアになじむ落ち着いたカラーで、暮らしのどんなシーンにも寄り添う一枚です。

コンパクトながらしっかり吸水するウォッシュタオルは、外出時にも便利。

コンパクトながらしっかり吸水するウォッシュタオルは、外出時にも便利。バッグの中に入れてもかさばらず、持ち歩きたくなる可愛いサイズ感です。オフィスやお出かけ先での手拭き用はもちろん、小さな贈り物やお返しにも喜ばれるアイテムです。

コスメのような上品なパッケージデザイン

バス・フェイス・ウォッシュの3サイズを揃えて贈るセットもおすすめです。トーンを合わせたコーディネートはもちろん、カラーを変えて組み合わせることで、贈る相手の雰囲気に合わせたギフトに。まるでコスメのように上品な丸いボックス入りで、手にした瞬間から心が弾(はず)みます。開けたときの高揚感とともに、やさしい肌ざわりが伝わる今治のタオル。大切な人への贈り物に、そして自分へのご褒美に日常にそっと潤いを添える、心まで満たす一枚です。

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クレシェンド

潤いのタオルファンデーション

参考価格: ¥4,950(税込)

コスメのような丸いボックスに入った、くすみカラーが可愛い今治タオル。ふんわり軽く、洗ってもやわらかさが長持ちします。バス・フェイス・ウォッシュの3種類で贈り物や自分へのご褒美にもぴったり。肌も心も潤う、日常に寄り添う上質なタオルです。

バスタオル ¥4,950(税込)
フェイスタオル ¥2,420(税込)
ウォッシュタオル ¥1,870(税込)

愛媛県砥部町 【きよし窯】ミモザシリーズ
食卓に小さな花が咲く、砥部焼の新たな表現

【きよし窯】ミモザシリーズ

愛媛県砥部町で生まれた「きよし窯」は、初代・山田きよしさんが砥部焼窯元での修業を経て、1957年に独立開窯したことから始まりました。おもに茶器の作陶を手がけ、繊細で端正な造形と静謐な美しさをたたえた作品は、多くの茶人に愛されてきました。

その志を受け継ぐ二代目・山田公夫さんは、砥部の伝統への深い敬意と、たゆまぬ研鑽(けんさん)によって培われた確かな技術を基盤に、妻であるひろみさんとともに新しい技法やモチーフに挑戦。それぞれが砥部焼を代表する作家として活躍し、伝統に現代の感性を重ねながら、使う人の暮らしに寄り添う器づくりを続けています。

きよし窯の作品には、砥部焼の“白”の美しさと、使うたびに手になじむ温かみがあります。受け継がれた技と新たな表現が響き合うその器は、日々の暮らしにやさしいあたたかみを添えてくれます。

武田梨奈さん

武田梨奈さん

このミモザシリーズを初めて使わせていただきましたが、食卓の雰囲気がパッと明るくなって気分が高まりました。いつものシンプルな料理でも、このお皿に盛りつけるだけでおいしそうに見えて、思わず写真を撮りたくなりました。マグカップも紅茶を入れてひと息つくだけで、まるで家の中がカフェのように感じられてお気に入りです。
飾っておくだけでも華やかで、見るたびに少しうれしい気持ちになりますね。一つ一つ手描きで作られているということを聞いて、“おいしい”とか“美しい”という気持ちは、こうしたていねいな工程から生まれるんだなと実感しました。作り手の想いが器に込められているからこそ、使う人の心にも届くのだと思います。

季節の花や自然の情景をモチーフに

きよし窯の魅力は、砥部焼の伝統を守りながらも、季節の花や自然の情景など、さまざまなモチーフに挑戦している点にあります。その中でも特に人気を集めているのが、春の訪れを告げる花をモチーフにした「ミモザシリーズ」です。やさしく可憐なミモザの花を、砥部焼ならではの白磁の上に軽やかに描いたこのシリーズは、日常の食卓にそっと光を添えてくれます。

一枚一枚、職人の手で絵付けされるため、それぞれに異なる表情があり、手しごとならではの温もりを感じられるのも魅力。砥部焼特有の厚みと、わずかに青みを帯びた白磁の清らかさが、ミモザのやわらかな黄色をよりいっそう引き立てています。

プレートやカップ、ボウルなど豊富なラインナップで、単品でも、シリーズで揃えても楽しめるデザイン。上品で温かな印象をもつミモザシリーズは、贈り物にもぴったり。手に取るたびに、春の陽だまりのような穏やかな時間を感じさせてくれる器です。

“青”が印象的なカトレアシリーズも

明るい黄色が印象的なミモザシリーズと対をなすように、静謐な青で描かれた「カトレアシリーズ」も。砥部焼ならではの白磁に映える深い青が、花びらのやわらかな曲線を引き立て、凛とした美しさを宿しています。

気品あるカトレアの花を、淡くにじむ青の濃淡でていねいに表現。一枚一枚、職人の筆から生まれる手描きのタッチが、花の瑞々(みずみず)しさと奥行きを感じさせます。静けさの中に凛とした存在感を放つそのデザインは、ミモザの温かみとは対照的に、洗練された印象をもたらします。

コーヒーカップや皿などのラインナップは、日常使いにもフォーマルな場にもよく合い、テーブルを上品に彩ります。華やかさと静けさ、二つの花の世界を楽しめるきよし窯の代表的なシリーズです。

可憐な花柄が料理を引き立て、日常に彩りを

可憐な花柄が料理を引き立て、日常に彩りを

やさしい黄色の花が描かれたミモザシリーズは、朝の食卓を明るくしてくれる存在。サンドイッチやソーセージ、目玉焼きをお皿にのせるだけで、まるでカフェのような雰囲気に。白磁の清らかさとミモザのやわらかな色合いが、シンプルな料理をいっそう引き立ててくれます。忙しい朝でも、お気に入りの器を使うだけで気持ちがふっと軽くなる。そんな“日常の小さなご褒美”を感じさせてくれるシリーズです。

午後には紅茶やコーヒーを注いで窓辺でひと息ついたり。

午後には紅茶やコーヒーを注いで窓辺でひと息ついたり。そんな何気ない時間の積み重ねが、気づけば日々を少し特別にしてくれます。お気に入りの器を使うことで、朝の始まりが軽やかに、午後の休息が豊かに変わる。ミモザシリーズは、季節や暮らしのリズムに寄り添いながら、あなたの日常にやさしい彩りとあたたかさを添えてくれます。

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きよし窯

ミモザシリーズ

参考価格: ¥3,850(税込)

やわらかな黄色が印象的な、きよし窯の「ミモザシリーズ」。白磁の上に咲くミモザの花が食卓を明るく彩り、朝食やティータイムを華やかに演出します。手描きならではのやさしい風合いが魅力で、日常使いにも贈り物にもぴったりの器です。

オーバルプレート ¥3,850(税込)
マグカップ ¥2,640(税込)

武田梨奈さんが思う、愛媛県と宇和島のものづくりのこれから

映画の撮影で宇和島に初めて訪れ、その後、何度か足を運ぶうちに、やっぱり“食”と“お酒”が愛媛の魅力だと感じました。中でも「尾根越えて」という日本酒をいただいたとき、そのおいしさに感動しました。お酒がおいしいということは、空気や水、そしてお米といった“つくる環境”がとても整っているということですね。愛媛県、そして宇和島には、そんな自然の恵みと人のていねいな手しごとが息づいていると感じます。

また地域のお祭りも魅力的なんです。宇和島の牛鬼まつりやガイヤカーニバルでは、街全体が一つになって盛りあがるエネルギーがすごくて、心が熱くなるんです。

愛媛のお祭り画像

また、愛媛のものづくりには“誇り”を感じます。世界に誇れる技術と美しさがあって、そこには伝統を守りながらも進化し続ける力があります。私の仕事も“ものづくり”のひとつだと思っていて、そんな愛媛の精神に共感します。

そして、とにかく人が温かい。初めて訪れたときから「おかえり」と迎えてくれて、まるで家族のような距離感なんです。だからこそ、ここは私にとって“ふるさと”のような存在。いつか大切な人を連れてまた訪れたいし、変わらずこのあたたかさを守り続けてほしい場所です。

撮影/wacci 文と編集/阿久澤慎吾

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