パン切り包丁のおすすめ15選!プロが刃の形状・種類ごとに選び方を解説

パン切り包丁のおすすめ15選!プロが刃の形状・種類ごとに選び方を解説

「食パンやバゲットをスパッと切れる、切れ味のいいパン切り包丁が欲しい」
「いろんな種類のパン切り包丁があるけど、どう選ぶのが正解?」

柔らかい食パンから硬めのバゲットまで、さまざまなパンをきれいに切ることができるパン切り包丁。1本あると便利なキッチンツルですが、価格帯も種類も多種多様。どれを選んでいいのか迷ってしまう方も多いはず。そこで料理道具コンサルタントの荒井康成さんに、パン切り包丁を選ぶときのポイントを伺いました。また荒井さんのアドバイスをもとに編集部がおすすめのパン切り包丁をセレクト。各商品についても語っていただきました。

<プロが教える!パン切り包丁を選ぶときのポイント>

  • 食パンだけでなく、バゲットやベーグルなどのハード系パンにも使うなら万能型の「波刃」タイプ
  • 食パンやケーキなど柔らかいパンに特化するなら「平刃」タイプ
  • 刃渡りは、食パンの一般的なサイズ12.5cmの1.5倍程度の20cm前後がおすすめ
おすすめのパン切り包丁15選
メーカー
商品名
貝印 VKING VICTORINOX FOREVER 下村工業 貝印 佐藤商事 馬場刃物製作所 三星刃物 青木刃物製作所 ヤクセル アーネスト 庖丁工房タダフサ サンコー Delimo
Bready ONE パン切り包丁 ペティナイフ 銀チタン 3D ヴェルダン OVD-17 関孫六 匠創 柳宗理 ブレッドナイフ ambai パン切りナイフ 和 NAGOMI(なごみ) 堺孝行 サンドイッチナイフ 曜YO-U パン切り包丁 つばめのパンナイフ パン切り包丁 エレクトリックナイフ Slim TKELRCTR エレクトリックナイフ
貝印| Bready ONE VKING|パン切り包丁 VICTORINOX|ペティナイフ FOREVER|銀チタン 3D 下村工業|ヴェルダン OVD-17 貝印|関孫六 匠創 柳宗理|ブレッドナイフ ambai|パン ブレッドナイフ 三星刃物|和 NAGOMI(なごみ) 青木刃物製作所|堺孝行 サンドイッチナイフ ヤクセル|曜YO-U パン切り包丁 アーネスト|つばめのパンナイフ 庖丁工房タダフサ|パン切り包丁 サンコー|エレクトリックナイフ Slim TKELRCTR Delimo|エレクトリックナイフ
参考価格(税込) 1482円 1739円 1614円 2500円 1982円 3721円 5978円 7700円 1万1000円 3724円 1万1000円 4745円 1万2650円 3791円 6480円
刃のタイプ 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 平刃 うねり刃 ハイブリッド ハイブリッド 電動式 電動式
刃渡り 21cm 20cm 12cm 13cm 22.5cm 24cm 21cm 20cm 20.5cm 25cm 20cm 23.5cm 23cm 20cm 14.9cm
重さ 69g 129g 36g 40g 110g 138g 90g 80g 170g 220g 220g 110g 125g 330g 580g
刃素材 ステンレス刃物鋼 ステンレス鋼 ステンレス チタン合金複組成刃物 モリブデンバナジウム鋼 ステンレス モリブデンバナジウム鋼 ハイカーボンステンレス鋼 モリブデン鋼 モリブデンバナジウム ステンレス鋼 ステンレス刃物鋼 モリブデンバナジウム ステンレス鋼 ステン・SLD鋼 完全3層 ステンレス鋼 不明
柄素材 ポリプロピレン ステンレス鋼+ブラスト処理 ポリプロピレン ポリプロピレン ステンレス ステンレス ステンレス 積層強化木 積層強化木 ナイロン66 積層強化木 天然木 抗菌炭化木
食洗機対応
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※ブレ―ドのみ
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購入サイト Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo! Amazon 楽天市場 Yahoo!
料理道具コンサルタント
荒井康成さん
荒井康成
洋菓子店店長などを経て、フランス陶器エミール・アンリ社の日本法人の設立に携わる。その後、フリーランスとなり、日本初の“料理道具コンサルタント”として独立。料理だけでなく、料理道具のすばらしさや料理道具に見る世界の食文化などを発信している。

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目次

料理道具のプロが教える!

パン切り包丁を選ぶ前に知っておきたい3つのこと

「パンを切ることに特化したパン切り包丁。一度使ってみると、その便利さがわかるはず」と荒井さん

「パンを切ることに特化したパン切り包丁。一度使ってみると、その便利さがわかるはず」と荒井さん

食パンからハード系パンまで、力を入れずに切れるだけでなく パンをつぶさずに滑らかできれいな断面もつくりだすパン切り包丁。これまで使ったことがない人や、「普通の包丁ではダメなの?」と思っている人のために、パン切り包丁を使うメリット・デメリットと基礎知識について荒井さんに伺いました。

1. パン切り包丁を使うメリット・デメリット

包丁には、硬いお肉を切るのに便利な「洋包丁」と、刺身などの断面をきれいに切るのに適した「和包丁」の2種類があります。これらの包丁でも、もちろんパンを切ることはできるのですが、柔らかいサンドイッチでは中の具材がつぶれてしまったり、ハード系のパンでは相当な力が必要だったりと、なかなか上手に切ることができません。

そこで登場したのが、パンを切ることに特化したパン切り包丁です。パン切り包丁を使うメリットはおもに2つ。1つ目はハード系のパンを少ない力で切ることができること。パン切り包丁のほとんどは刃(ブレード)の部分が波型になっており、硬いパンにも刃がスッと入り、それほど力を入れなくても切ることができます
2つ目は断面がきれいなこと。一般的な包丁に比べて細長く作られているので、食材との摩擦が少なく、サンドイッチの具材などもつぶさずに切ることができます。また他の食材を切ることがないので、におい移りの心配がないこともメリットといえるかもしれません。

「ふだんからバゲットなどのハード系のパンを食べている人なら、パン切り包丁を使うメリットを感じられるはず」と荒井さん

「ふだんからバゲットなどのハード系のパンを食べている人なら、パン切り包丁を使うメリットを感じられるはず」と荒井さん

デメリットとしては、基本的にパン以外には使えないという点。パン食が少ない人はメリットを感じられないでしょう。もう1つは研ぎ直しが難しい点です。通常の包丁に比べれば出番が少ない分、長持ちはしますが気になる人もいるでしょう。メーカーの中には研ぎ直しサービスを提供している場合もあるので、購入時にチェックしておくとよいでしょう。

2. 刃のタイプは3つ。波刃は万能、食パン向きの平刃、いいとこどりのハイブリッド

自分がどのような種類のパンを中心に食べるのかを考えることが、パン切り包丁選びでもっとも重要なことです。パン切り包丁には波刃、平刃、ハイブリッドと、大きく分けて3つの刃型があり、得意なパンの種類が違います。それぞれの特徴を紹介していきます。

「パンの種類や大きさによって、効果的な刃のタイプは変わりますが、万能型の“波刃”を選んでおけばまず大丈夫。物足りなくなってきたら、別のタイプを追加購入すればいいでしょう」と荒井さん

「パンの種類や大きさによって、効果的な刃のタイプは変わりますが、万能型の“波刃”を選んでおけばまず大丈夫。物足りなくなってきたら、別のタイプを追加購入すればいいでしょう」と荒井さん

刃のタイプ 波刃波刃 平刃平刃 ハイブリッドハイブリッド
メリット ・どんなパンでも切りやすい
・ハード系ならほぼ一択
・柔らかいパンが切りやすい
・断面がきれい
・パンくずが少ない
・研ぎ直しが可能
・硬いパンでも包丁が入りやすい
・平刃部分を使えば柔らかいパンの断面もきれいにカット
デメリット ・パンくずが出やすい
・断面が粗くなる
・研ぎ直しが困難
・硬いパンは苦手
・使い道が少ない
・使い方に慣れが必要
・研ぎ直しが困難

パン切り包丁の主流。ハード系なら「波刃」タイプ

波刃

ギザギザの刃が特徴的な波刃タイプ。あらゆるパンが切りやすくなっているが、中でもバゲットなどの硬いパンに適している

刃全体がギザギザの波型になっているタイプです。刃の波型が粗いほどパンくずは多くなりますが、硬いパンが切りやすくなります。逆に細かくなるほど切る際に力が必要となりますが、断面がきれいになり、パンくずも少なくなります。
現在のパン切り包丁の主流で、基本的にどんなパンでも最初の刃の入りがスムーズです。ハード系のパンをよく食べるならこのタイプを選びましょう。

波刃であれば硬いパンもスムーズに切ることができる

波刃であれば硬いパンもスムーズに切ることができる

断面が滑らかになる「平刃」は柔らかいパン向き

平刃

柔らかいパンを切ることが得意なことから「カステラナイフ」と呼ばれることも

刃が真っすぐでギザギザがないタイプです。食パンやケーキ、カステラなど、柔らかいパンを切るのに適しています断面が滑らかでパンくずも出にくく、研ぎ直しができるといったメリットがありますが、ハード系のパンには向きません。

ハイブリッドの平刃部分でもきれいな断面で切ることができる

ハイブリッドの平刃部分でもきれいな断面で切ることができる

波刃と平刃の長所を併せ持つ「ハイブリッド」

ハイブリッド

波刃と平刃のハイブリッド。「使い道の少ない平刃の代わりに1本持っておくのもアリ」と荒井さん

先端が波刃で真ん中部分が平刃となっているのがハイブリッド型です。硬いパンでも波刃となっている先端を使うことで刃が入りやすくなっています。真ん中の平刃部分を使えば、柔らかいパンもきれいな断面で切ることができます。ただし1本の刃に2タイプの刃を用いているので扱いも難しく、それぞれの長所を生かしきれていないともいえます。

断面が滑らかな左がハイブリッドの平刃、断面がザラついて見える右が波刃で切った場合

断面が滑らかな左がハイブリッドの平刃、断面がザラついて見える右が波刃で切った場合

【番外編】断面の美しさにこだわるなら「電動式」

電動式のパン切り包丁なら、断面がとても滑らかできれいに仕上がるため、レストランや店舗など、パンの調理を専門的に行っているプロが好んで使っています。値段が高いうえ、大きさや重さもあるため、置き場所に困ってしまうといった声も聞きます。よほどのこだわりがないのであれば、一般的なパン切り包丁で十分だと思います。

3. 刃渡りは20cm前後が使いやすい

刃渡りが長いほど少ないスライス回数でパンを切ることができます。一般的な食パンのサイズは12.5cm四方といわれています。パン切り包丁を前後に押し引きする分を考慮して、刃渡りはパンの約1.5倍のサイズとなる20cm前後がおすすめです。

手前から23.5cm、17cm、12cm。「断面が大きい食パンなどは20cm以上。硬くて断面が小さいパンであれば18cmくらいが使いやすいです」と荒井さん

手前から23.5cm、17cm、12cm。「断面が大きい食パンなどは20cm以上。硬くて断面が小さいパンであれば18cmくらいが使いやすいです」と荒井さん

ただし長ければいいというものではありません。バゲットのような硬いパンの場合は、短い方が、力が入りやすい場合もあります。またサンドイッチのように中に具材がある場合も、少しずつ切っていく短い刃渡りの方が扱いやすかったりもします。

写真の包丁は刃渡り12cm。「具材が入ったサンドイッチなどは、短いパン切り包丁で小刻みにスライスすることで断面がきれいになります」と荒井さん

写真の包丁は刃渡り12cm。「具材が入ったサンドイッチなどは、短いパン切り包丁で小刻みにスライスすることで断面がきれいになります」と荒井さん

パンの種類や大きさによって切りやすい刃渡りのサイズは変わります。短すぎると食パンは切りにくく、逆に長すぎても、自宅の収納スペースに収まらない場合もありえます。20cm前後のものを買っておけば汎用性は高いでしょう。

プロの解説付き!

おすすめのパン切り包丁15選

荒井さんのお話をもとに、your SELECT.編集部がおすすめのパン切り包丁をセレクト。それぞれの特徴について荒井さんに解説していただきました。

おすすめのパン切り包丁15選
メーカー
商品名
貝印 VKING VICTORINOX FOREVER 下村工業 貝印 佐藤商事 馬場刃物製作所 三星刃物 青木刃物製作所 ヤクセル アーネスト 庖丁工房タダフサ サンコー Delimo
Bready ONE パン切り包丁 ペティナイフ 銀チタン 3D ヴェルダン OVD-17 関孫六 匠創 柳宗理 ブレッドナイフ ambai パン切りナイフ 和 NAGOMI(なごみ) 堺孝行 サンドイッチナイフ 曜YO-U パン切り包丁 つばめのパンナイフ パン切り包丁 エレクトリックナイフ Slim TKELRCTR エレクトリックナイフ
貝印| Bready ONE VKING|パン切り包丁 VICTORINOX|ペティナイフ FOREVER|銀チタン 3D 下村工業|ヴェルダン OVD-17 貝印|関孫六 匠創 柳宗理|ブレッドナイフ ambai|パン ブレッドナイフ 三星刃物|和 NAGOMI(なごみ) 青木刃物製作所|堺孝行 サンドイッチナイフ ヤクセル|曜YO-U パン切り包丁 アーネスト|つばめのパンナイフ 庖丁工房タダフサ|パン切り包丁 サンコー|エレクトリックナイフ Slim TKELRCTR Delimo|エレクトリックナイフ
参考価格(税込) 1482円 1739円 1614円 2500円 1982円 3721円 5978円 7700円 1万1000円 3724円 1万1000円 4745円 1万2650円 3791円 6480円
刃のタイプ 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 波刃 平刃 うねり刃 ハイブリッド ハイブリッド 電動式 電動式
刃渡り 21cm 20cm 12cm 13cm 22.5cm 24cm 21cm 20cm 20.5cm 25cm 20cm 23.5cm 23cm 20cm 14.9cm
重さ 69g 129g 36g 40g 110g 138g 90g 80g 170g 220g 220g 110g 125g 330g 580g
刃素材 ステンレス刃物鋼 ステンレス鋼 ステンレス チタン合金複組成刃物 モリブデンバナジウム鋼 ステンレス モリブデンバナジウム鋼 ハイカーボンステンレス鋼 モリブデン鋼 モリブデンバナジウム ステンレス鋼 ステンレス刃物鋼 モリブデンバナジウム ステンレス鋼 ステン・SLD鋼 完全3層 ステンレス鋼 不明
柄素材 ポリプロピレン ステンレス鋼+ブラスト処理 ポリプロピレン ポリプロピレン ステンレス ステンレス ステンレス 積層強化木 積層強化木 ナイロン66 積層強化木 天然木 抗菌炭化木
食洗機対応
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※ブレ―ドのみ
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滑らかな断面をつくるために計算されたブレード 貝印(Kai Corporation) Bready ONE

参考価格: ¥1,482(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 21cm
重さ 69g
刃素材 ステンレス刃物鋼
柄素材 ポリプロピレン
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

カミソリなどの刃物を中心とした調理用品を製造販売する、貝印によるパン切り包丁です。細かな波刃と緩やかなウェーブを組み合わせた形状のブレードが特徴的です。これが現時点での貝印がたどり着いた、パン切り包丁のひとつの形なのだと思います。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


ブレードは根元が細かな波刃となっており、先端にいくほど波が緩やかになっていきます。ハード系のパンを切るときは、最初に根元の波刃部分を使って切り込みを入れ、そこから刃を引くように動かすことできれいな断面をつくることができます。1000円台前半というコスパも魅力です。

特殊加工された持ち手が手になじむ ウィキング(VKING) パン切り包丁

参考価格: ¥1,939(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 20cm
重さ 129g
刃素材 ステンレス鋼
柄素材 ステンレス刃物鋼+ブラスト処理
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

オールステンレスですが刃渡りも20cmありますし、価格も1000円台と安く、コスパはいいと思います。とりあえずパン切り包丁が欲しい、という人にはちょうどいい1本です。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


アメリカのキッチン機器のトップブランドによるパン切り包丁。滑りやすいといわれるブレードと柄の一体型ですが、持ち手の部分に研磨剤を使った“ブラスト処理”という表面加工を施しているため、手になじみやすくなっています。

力が伝わりやすい小回りの利くナイフ ビクトリノックス(VICTORINOX) ペティナイフ

参考価格: ¥1,614(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 12cm
重さ 36g
刃素材 ステンレス鋼
柄素材 ポリプロピレン
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

VICTORINOXはスイスに本拠地を置くマルチツールメーカーです。刃渡りは12cmと短いですが、パン以外に肉や野菜、果物をカットするのにも便利です。キャンプなどのアウトドアに1本あれば活躍すること間違いなしです。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


この製品はジャンルとしては「ペティナイフ」ですが、小回りの利くパン切り包丁として利用されています。刃渡りが短いので力が伝わりやすく、細長いバゲットなど断面が小さくて硬いパンや、ラップに包まれたサンドイッチなどを切るのに便利です。グリーンやレッドなど6色展開も魅力です。

2つの特許が光る万能ナイフ フォーエバー(FOREVER) 銀チタン 3D

参考価格: ¥2,500(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 13cm
重さ 40g
刃素材 チタン合金
柄素材 ポリプロピレン
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

切れ味抜群の独特な形状のブレードで、刃が左右非対称の片刃仕様となっています。切れにくくなってきたら、平らな方の面を研ぐことで切れ味を戻すことができます。さびに強いチタン合金というのも評価できます。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


2つの特許をもつパン切り包丁。ひとつはブレードの素材。軽くてさびにくく、抗菌性にも優れた銀含有チタン合金を採用しています。もうひとつが3D刃形国際デザイン特許をもつブレードの形状。直線部と波刃部が交互につながっており、少ない力できれいに切ることができます。

新潟・三条の老舗による切れ味長持ちのパン切り包丁 下村工業(SHIMOMURA Industries) ヴェルダン OVD-17

参考価格: ¥1,982(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 22.5cm
重さ 110g
刃素材 モリブデンバナジウム鋼
柄素材 ステンレス
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

オールステンレスで食洗機にも対応。つなぎ目のない一体構造でありながら110gと軽量なのもポイントです。値段も手頃感があり、バランスの取れた1本といえます。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


モノづくりの町、新潟・三条で刃物鍛冶として1874年に創業した下村工業のパン切り包丁。耐久性の高いモリブデンとバナジウムが添加されたステンレス刃物鋼を使用し、切れ味が長持ちするのが特徴です。

指かかりのいい流線形ハンドル 貝印(Kai Corporation) 関孫六 匠創

参考価格: ¥3,721(税込)

刃のタイプ 波型
刃渡り 24cm
重さ 138g
刃素材 ステンレス刃物鋼
柄素材 ステンレス
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

オールステンレスで清潔&長持ちする1本です。ブレード部分から持ち手までが一体となっているので、食洗機にも対応。手になじみやすい独特のフォルムもいいですね。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


室町時代後期に優れた刀匠として活躍した2代目孫六兼元(=関孫六)の名をブランド名とした、貝印のパン切り包丁です。人差し指と中指がかかりやすい流線形の持ち手が特徴的です。

パンくずが出にくいスタイリッシュなデザイン 佐藤商事(SATO SHOJI) 柳宗理 ブレッドナイフ

参考価格: ¥5,977(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 21cm
重さ 90g
刃素材 モリブデンバナジウム鋼
柄素材 ステンレス
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

やや値段が高いように感じるかもしれませんが、ブランド力とデザイン力はさすがの一言。キッチンにおしゃれさも求めたい人は選択肢に入るのではないでしょうか。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


戦後日本のインダストリアルデザインの祖とされる、柳宗理ブランドのパン切り包丁です。スタイリッシュなデザインでファンの多いブランドですが、機能面も優秀。ブレード部分がギザギザではなく波型になっているため、パンくずが出にくくなっています。

シンプルなデザインの中に使いやすさ 馬場刃物製作所(BABA CUTLERY WORKS) ambai パン切りナイフ

参考価格: ¥7,700(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 20cm
重さ 80g
刃素材 ハイカーボンステンレス鋼
柄素材 積層強化木
食洗機対応 ×

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

私も所有していますが、大きさの割に軽めに作られていて、使い勝手の良さを感じています。積層強化木の持ち手は滑りにくく、しっかり手になじみます。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


カップやケトルなど、生活にかかわる調理器具のデザインに数多く携わる小泉誠氏がデザインしたパン切り包丁です。シンプルながらも使いやすさを追求。ハンドル部分を積層強化木にすることで、20cmの刃渡りながら100g以下と軽量化を実現しています。

無料で研ぎ直しができる“百年包丁” 三星刃物(Mitsuboshi Cutlery) 和 NAGOMI(なごみ)

参考価格: ¥11,000(税込)

刃のタイプ 波刃
刃渡り 20.5cm
重さ 170g
刃素材 モリブデン鋼
柄素材 積層強化木
食洗機対応 ×

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

パン切り包丁の中でも、高価な部類に入る1本です。長持ちするモリブデン鋼製であり、無料の研ぎ直し券も付くなど、長く使ってほしいというメーカーの思いが伝わってきます。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


世界三大刃物の産地・関で、140年を超える歴史をもつ三星刃物が、一生使える“百年包丁”を目指して作り上げたパン切り包丁。ブレードは耐久性の高いモリブデン鋼製のうえ、少しでも長く使ってほしいという思いから、無料研ぎ直し券(1回分)が付いてくるうれしいサービスも。

包丁の町が生んだ食洗機対応の平刃のパン切り包丁 青木刃物製作所(AOKI-HAMONO SEISAKUSHO) 堺孝行 サンドイッチナイフ

参考価格: ¥3,724(税込)

刃のタイプ 平刃
刃渡り 25cm
重さ 220g
刃素材 モリブデンバナジウム ステンレス鋼
柄素材 ナイロン66
食洗機対応

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

すらりと細長い、オーソドックスな形状の平刃包丁です。刃渡り25cmは、食パンをカットするのにちょうどいいサイズ。食パンをメインに食べる方は1本持っていてもいいのではないでしょうか。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


刃物の町として知られる大阪・堺を代表する包丁メーカーによる、平刃のパン切り包丁。食パンやスポンジケーキ、カステラを薄くきれいに切ることができます。柄の素材はナイロンですが、耐熱温度が170度あるので食洗機にも対応します。

平刃とも波刃ともひと味違う“うねり刃”を採用 ヤクセル(YAXELL) 曜YO-U パン切り包丁

参考価格: ¥11,000(税込)

刃のタイプ うねり刃
刃渡り 20cm
重さ 220g
刃素材 ステンレス刃物鋼
柄素材 積層強化木
食洗機対応 ×

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

うねりを利かせたデザイン刃がとても印象的です。このうねりがあることで、刃とパンとの吸着度が上がり、柔らかなパンもより薄く、より美しく切れるのだと思います。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


平刃とも波刃とも違う、“うねり刃”という新概念から生まれたパン切り包丁。分類的には平刃になりますが、よく見るとブレードにはゆったりとしたうねりがつけられています。このうねりにより切れ味が増し、柔らかいパンやケーキをフワフワのまま切ることができます。

使いやすさの秘密は独特な形状 アーネスト(Arnest) つばめのパンナイフ

参考価格: ¥4,745(税込)

刃のタイプ ハイブリッド
刃渡り 23.5cm
重さ 110g
刃素材 モリブデンバナジウム ステンレス鋼
柄素材 天然木
食洗機対応 ×

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

個人的に所有している1本です。横から見るとブレード部分が持ち手よりも一段下がっていることがわかります。この形状にすることで、パン切り包丁をまな板と水平に扱うことができ、一層切りやすくなっています。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


先端と手元が波刃で、真ん中が平刃という組み合わせのため、硬いパンから柔らかいパンまでをスムーズに切ることができます。ブレード部分よりも上方になるよう設計された柄部分は天然のケヤキを使用。手にしっくりなじむだけでなく、切り下ろしたときに指がまな板に当たらないよう配慮されています。

食パンの10枚、12枚切りもおまかせ 庖丁工房タダフサ(Hocho Kobo Tadafusa) パン切り包丁

参考価格: ¥12,650(税込)

刃のタイプ ハイブリッド
刃渡り 23cm
重さ 125g
刃素材 ステンレス・SLD鋼 完全3層
柄素材 抗菌炭化木
食洗機対応 ×

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

プロ向けの包丁も多く扱う、新潟県三条市の刃物メーカーです。テレビや雑誌でも紹介されることが多く、主婦に大人気のタダフサのパン切り。鋼をステンレスで挟み込んだ3層構造で、鋼の切れ味とステンレスの扱いやすさを兼ね備えています。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


テレビのバラエティ番組で紹介されたことがきっかけで、一時品不足に陥ったハイブリッド型のパン切り包丁。波刃になっている先端で切り込み、あとは平刃部分でスライスするだけで、食パンの10枚切り、12枚切りも可能です。柄部分はタダフサが特許をもつ抗菌炭化木を使用。菌の繁殖を抑えることができます。

2枚のブレードで驚異の切れ味を実現 サンコー(THANKO) エレクトリックナイフ Slim TKELRCTR

参考価格: ¥3,791(税込)

刃のタイプ 電動式
刃渡り 20cm
重さ 330g
刃素材 ステンレス鋼
連続使用 約45分
食洗機対応 〇 ※ブレードのみ

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

電動式のパン切り包丁を選ぶならコードレスであるかどうかは大きなポイント。この機種はコードレスでありながら軽量でもあるため、小回りも利きそうです。USB Type-C充電なので、アウトドアに持ち出しても楽しそうです。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


アイデア家電を多く開発・製造しているサンコーのコードレス型電動パン切り包丁。ブレードが2枚重なっており、高速で交互に動くことによって、抜群の切れ味を発揮します。ブレードを合わせた本体重量の330gは電動式の中では軽量の部類。充電が汎用性の高いUSB Type-Cに対応しているのも高ポイントです。

2種類のブレードで肉・野菜にも使用可能 デリモ(Delimo) エレクトリックナイフ

参考価格: ¥6,480(税込)

刃のタイプ 電動式
刃渡り 14.9cm
重さ 580g
刃素材 不明
連続使用 約70分
食洗機対応 〇 ※ブレードのみ

※価格は税込です

専門家のおすすめポイント

電動パン切り包丁は、手入れがしやすいようにブレードの取り外しができるものが多いのですが、この機種はそこに目をつけ、パン切り用以外に肉・野菜用のマルチブレードを用意。ちょっと目先を変えることで使い勝手が上がる。アイデアの勝利を感じます。

荒井康成さんのおすすめポイント

料理道具コンサルタント

荒井康成さん


パン切り用ブレードのほか、肉や野菜などをカットするためのマルチブレードが付属。付け替えることで活用の幅が一気に広がります。コードレスかつ連続使用時間が約70分と長いのも高ポイント。誤作動を防ぐ安全ロックも好印象です。

プロが教える!

パン切り包丁のお手入れ方法

「食洗機は使える?」「自分で研ぐことはできる?」など、気になるパン切り包丁のお手入れ方法について荒井さんに教えていただきました。

「波刃は専門家でないと研ぐことは難しいので気をつけましょう」と荒井さん

「波刃は専門家でないと研ぐことは難しいので気をつけましょう」と荒井さん

<パン切り包丁のお手入れ方法>

  • 柄の素材により食洗機NG。アルコール消毒&から拭きでOK
  • 波刃は自分では研げない。メーカーに相談を
  • 頻繁に使わないのであれば新聞紙などで刃をカバー

柄の素材により食洗機NG。アルコール消毒&から拭きでOK

ステンレス一体型のパン切り包丁のほとんどは食洗機が使えますが、柄の素材が木製、一部の樹脂製のものは食洗機が使えません。できれば洗剤を使って洗うのも避けるようにしましょう。
基本的には使い終わったらすぐにアルコールスプレーをして、キッチンタオルなどでから拭きをしておけば大丈夫です。

「洗剤を使ってゴシゴシ洗うとメッキが剝がれてしまう可能性があります。アルコール消毒をしてから拭きをすれば十分です」と荒井さん

「洗剤を使ってゴシゴシ洗うとメッキが剝がれてしまう可能性があります。アルコール消毒をしてから拭きをすれば十分です」と荒井さん

波刃は自分では研げない。メーカーに相談を

平刃は砥石(といし)を使って研ぐことができますが、特殊な形状の波刃は自分で研ぐことはできません。硬い石を切るわけではないので、そう簡単に刃こぼれすることはありませんが、気になるようであれば包丁研ぎの専門店に持ち込むか、購入したメーカーに相談するようにしましょう。メーカーによっては、無料の研ぎ直しサービスを行っているところもあるので、購入時に確認してみましょう。

頻繁に使わないのであれば新聞紙などで刃をカバー

包丁の管理で気をつけたいのは湿気です。ステンレスはさびにくいとはいえ、絶対にさびないわけではありません。頻繁に使わないのであれば、サヤが付いているものはサヤに入れ、ないものは新聞紙やダンボールなどを巻いて、湿気から防ぐようにしましょう。

パン切り包丁に関するQ&A

最後にパン切り包丁に関する疑問について、荒井さんにお答えいただきました。

「パン食が多い人ならパン切り包丁は持っておいて損はありません。ご自身に合った1本を探してみてください」と荒井さん

「パン食が多い人ならパン切り包丁は持っておいて損はありません。ご自身に合った1本を探してみてください」と荒井さん

Q. まな板はどんなものを使うといい?

A. 木製のまな板を使うようにしてください。プラスチックや樹脂製のまな板は、洗うとにおいが残ってしまったり、溝にバイ菌が潜り込んでカビの原因となってしまうこともあり、パンにも良くありません。
一番いいのはパン専用のまな板。パンくずを受けるための溝が付いているのですが、この溝はパンを均等に切る場合の目安の線にもなります。予算に余裕があれば、パン切り包丁を買うときに、一緒に専用まな板も購入しておくといいでしょう。

パン専用のまな板。表面の溝はパンくずを受けるだけでなく、均等に切りたいときの目安にもなる

パン専用のまな板。表面の溝はパンくずを受けるだけでなく、均等に切りたいときの目安にもなる

Q. 買い替えの目安ってある?

A. パン切り包丁は、基本的にパンしか切らないので、ちゃんと手入れをしておけば、ふだん使いの包丁に比べてかなり長く持つと思います。多少切れ味が落ちたと感じても、通常の包丁よりはるかにパンは切りやすいはずです。
別のものを試してみたいとか、お気に入りのメーカーから新商品が発売されたといった理由があれば、買い替えを検討すればいいのではないでしょうか。

Q. 100均などの安いパン切り包丁は買っても大丈夫?

A. 100均などの安価なパン切り包丁は、決まった型を使って大量生産しているものです。高価なパン切り包丁と比べると、もちろん満足度は低いかもしれませんが、とりあえずパン切り包丁を試してみたいという人は検討してみてもいいのではないでしょうか。個人的には、せっかく購入に踏み切るのなら、ある程度の水準に達したパン切り包丁を購入してほしいとは思います。

パン切り包丁のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気ランキングをチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングではパン切り包丁の売れ筋ランキングを見ることができます。迷ったときは売れ筋ランキングを参考にしてみてもよいでしょう。

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まとめ

  • パン切り包丁を使うメリットは硬いパンが楽に切れる、断面がきれいな点
  • 刃のタイプは「波刃」「平刃」「ハイブリッド」の3種類
  • 「波刃」はハード系にも柔らかいパンにも対応できる万能型
  • 「平刃」は「波刃」に比べて断面はきれいだが、硬いパンには向かない
  • 「ハイブリッド」は「波刃」「平刃」双方の特性をもつ。慣れが必要
  • 刃渡りは食パンのサイズの約1.5倍の20cm程度のものが使いやすい
  • 自分のパン食生活を振り返ることが、自分に合ったパン切り包丁を探す第一歩

私たちがふだん使っている包丁は、肉も野菜も魚など、あらゆる食材を切るためのものです。一方パン切り包丁に求められるのは、パンをただ切るのではなく、素材をつぶさずに断面をきれいに切ること。そして硬いパンでも楽に、きれいに切ることです。

硬いパンには波刃、柔らかいパンには平刃といった刃のタイプや、パンの大きさによって適した刃渡りのサイズも変わってきます。

つまり自分や家族が、ふだんどんなタイプのパンを食べているのかによって、パン切り包丁の選び方が変わってくるのです。

まずは自分のパン食生活を振り返ることから始めて、自分に合ったパン切り包丁探しの第一歩を踏み出してみてください。

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