FEATURE
ニュアンスの異なる天然の大理石を組み合わせた「ISHIZOの大理石ブックエンド」
今、気になるタレント&モデルに、“本当に買って良かったもの”を紹介してもらうインタビュー企画。買った物から見えてくるのは、その人のライフスタイルやパーソナリティ。第一線でたくさんの“本物”を見てきた彼女たちに選び抜かれた逸品たち。その中から、あなたにとっての「the best of your select」が見つかるかもしれません。
今回はモデルとしてファッション誌や広告などで活躍しながら、独自の感性で日々のあれこれをつづる文筆家の顔ももつ小谷実由さんが登場。文章を書くことを愛するとともに、文章を読むことも愛する“おみゆ”さんが、“本当に買ってよかった”と思った「ホビー」に関するアイテムは、本にまつわるものでした。
モデル・文筆家
小谷実由さん
1991年生まれ、東京都出身。通称「おみゆ」。14歳からモデル活動をスタートし、ファッション誌やカタログ・広告を中心に活躍。自分の好きなものを発信することが誰かの日々の小さなきっかけになることを願いながら、エッセイの執筆、ブランドとのコラボレーションなどに取り組む。好きなものは猫と純喫茶。2022年7月に初の書籍『隙間時間』(ループ舎)を刊行。現在はJ-WAVE original Podcast番組「おみゆの好き蒐集倶楽部」のナビゲーターを務める。
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目次
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本を読むこと、文字を追うことが好き
2022年、小谷さんは初の著書『隙間時間』(ループ舎)を発表しました。NAOT JAPAN 公式Webサイトでの連載をまとめたもので、20代の終わりから30代のはじまりにかけての日々のあれこれや心のつぶやきをつづった、味わい深いエッセイです。
「子どもの頃から本好きでしたが、『この本を読み終わったから、じゃあ次はこれを読もう』というように、本を読むリズムが身についたのは大人になってからです。だから年々、読む本が増えてきています。今は気になる話題や勉強したいことがあったら、YouTubeとかネットの記事とか、知るための手段がたくさんありますよね。でも私は本を読むこと、文字を追うことが好きだし、自分のペースで本を読んで勉強することがすごく好きなんです」
「これまで読んできた本が、自分の書くものにも影響を及ぼしていると感じることもたくさんあって、わりとエッセイを読むことが多いのも半分は勉強も兼ねていて。本を読むことが『こういうふうに書いていいんだ』って発見になるし、『自分だったらどう書くだろう』と自分ごととして読み進めることで考えを深めたり、アイデアを得るきっかけになったりしています。それに何より、そもそも本という存在そのものが好きなんです。装丁を眺めているだけでも楽しいし、買って読まなくてもいいとすら思っています」
ブックエンドとして使わなくても、オブジェとしても映える存在感
紙の本を愛していると、常に頭を悩ませるのが保管スペース。小谷さんが珍しい天然大理石のブックエンドに出会ったのも、本の置き場所問題に直面していたタイミングでした。
「所有している本がどんどん増えて棚にも入りきらなくなったので、ブックエンドを探していたときに、ネットのセレクトショップで見つけたんです。以前から石も好きで、大理石のアクセサリートレーとかコースターを集めていたくらい大理石が好きなんですよ。しかもすごくおしゃれでいいピンクだったので、ほぼひと目惚れでした」
「今まであまりこういう色をインテリアに取り入れることがなかったんですけど、このくらいのサイズ感でピンクが入るとインテリアの良いポイントになるし、このデザインならオブジェ的に置いておくだけでもかわいいな、と。天然石だから同じ模様はふたつとなくて、同じピンクでも左右で色合いが違うところも気に入っています。本をここに立てかけておくだけでなんだか雰囲気が変わっていいんですよね」
MIYU’S BEST SELECT
ishizo
大理石 L字型ブックエンド 2個セット
参考価格: ¥13,310(税込)
世界中の個性的な石を素材にしたプロダクトブランド「ISHIZO(石三)」の、L字型とブロック型の2つの大理石がセットになったブックエンド。L字型とブロック型で異なる産地の石を使い、2つの石はパズルのようにピタッと組み合わせることができます。天然大理石の高級感とジオメトリックなデザインはブックエンドとしてはもちろん、オブジェにも最適です。
暮らしの中に好きなデザインがあれば気持ちがリラックスする
今回、ブックエンドの撮影用にと、自宅から私物の本を持参してくださった小谷さん。いずれも最近購入したり、現在読み進めているお気に入りの本たちです。
「いつも並行していろんな本を読むんです。本を買うときの基準はバラバラですが、タイトルと裏表紙の解説は重要。先日購入した『本は眺めたり触ったりが楽しい』(青山南/著、阿部真理子/イラスト)は、タイトルを読んだだけで『めちゃくちゃわかる!』と思いました。一冊だけ混じっている洋書は、大好きなトーキング・ヘッズのドラマー、クリス・フランツの自叙伝。英語の勉強にもなるので、がんばってちょっとずつ読んでいます」
ポストモダンの時代が大好きで、自宅のインテリアにもポストモダンのプロダクトデザインやグラフィックを取り入れている中で、大理石のブックスタンドはお部屋の良きアクセントになっているとか。
「自宅にお気に入りのインテリア小物を飾るメリットは、ふとしたときに視界に好きなものが入ることだと思います。私はけっこう考え込んでしまうタイプなのですが、そういうときに自分がいいなと思うデザインが目に入ると、思考にちょっとした隙間ができていい休憩になるんですよ。初めて自分の本を作ったときに、ちゃんと休むことの大切さを知ったのですが、根を詰めまくってがんばり続けても、クオリティーが高いものはできない。良いものを作るには、まず自分自身が良い状態で向き合わないといけないので、日常から自分の好きなものを取り入れるってすごく大切なことだと思います」
“本”という存在が大好きだから、これからも手にとって読み続けたい
書くことも読むことも、小谷さんの大切な趣味であり人生における必要不可欠な行為。そして何より「モノとして紙の本が大好き」なのだと小谷さんは続けます。
「あまり読んだ経験がないからかもしれませんが、電子書籍があまり得意ではないんです。お気に入りのブックエンドに本を収納しただけでうれしくなるくらい、私はやっぱり本という存在がすごく好きだし、紙の本を手に持って、ページをめくるという行為そのものが愛おしいんですよね。もちろん書くこともこれから続けていきたいですし、機会があれば、また自分の本も紙で出したいです。書いていて楽しいのはやっぱりエッセイ。自分のことをいちばん素直に出せるというか、SNSとはまた違う、『ここでなら言える』みたいな自分の考えも表現できる場所なので、そういうエッセイをこれからも書き続けていきたいです」
「ホビー」にまつわる逸品が登場した今回に引き続き、#3では小谷さんが「やっと取り入れました」と語る、「ライフスタイル」を彩るアイテムを紹介してくださいます。どうぞお楽しみに!
小谷実由さんに聞いた、買い物にまつわる一問一答
買って良かったものだけでなく、ふだんどんなスタイルで買い物を楽しんでいるのか。毎回5つの質問を通して小谷さんの買い物観に迫ります。
Q. 買い物をする頻度は?
A. するときとしないときが極端です。
お買い物をまったくしない時期は全然しないけど、「なんで今月こんなに買っているんだろう?」と自分で不思議になるときもあります。
Q. 衝動買いをする派? しない派?
A. あまりしないです。
後悔したくないので買い物はすごく考えます。洋服とかも試着して「いいな」と思っても買わないときがあるくらい。長く着られるものが欲しいので、「かわいいけど3回ぐらいしか着ないかも……」と思ったら買わないです。特に古着屋さんとかだと「もっとたくさん着る人が買うかもしれないし、私がもつべきものではない」と思ってしまいます。
Q. 買って後悔したものはある?
A. あります。
一回、すごく大変だったお仕事があったときに、がんばってやり遂げた気持ちを忘れたくなくて、たまたまパッと見て「かわいいな」と思ったブーツを買ったんですよ。試着もして、そのときはいいと思ったのですが、実際に歩くとすごく足が痛くなるからだんだん履かなくなってしまって。それこそ衝動買いで後悔したので、やっぱり衝動買いは良くないなと思った経験です。
Q.今まででいちばん思い切った買い物は?
A. あまりないけど、強いて挙げるなら「Mame Kurogouchi」の服。
「Mame」の服は本当にすてきだし、すごく手が込んでいるので当然その価値はあるんですけど、それなりのお値段がするので買うときはちょっと思い切ります。着るたびに「買って良かった」と感じるので後悔はないんですが…。ただ「Mameを買い続けるかぎり、私は貯金がたまらない」とは思います(笑)。
Q. 買い物をするときに参考にするのは?
A. SNSと人の意見。
ファッションが好きな友達や信頼できる人の意見はすごく参考にします。あと夫はいちばん私のことを知っている人なので、迷ったときはめちゃくちゃ相談しますね。
トップス¥12,100(税込)/yuw 、その他スタイリスト私物
●お問い合わせ
アダストリア カスタマーサービス 0120-601-162
撮影/藤井由依 スタイリング/川上薫 ヘアメイク/ボヨン 取材・文/齋藤春子 編集/勝又美月(Roaster)