高反発マットレスおすすめ8選！高コスパ三つ折りタイプや腰痛対策など予算別に紹介

高反発マットレスとは？特徴や低反発マットレスとの違い

高反発マットレスの特徴や低反発マットレスとの違いをヒラノさんに教えてもらいました。

SELECTor

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スリープトレーナー

ヒラノマリさん

大手インテリア会社にて、一般のお客様から会社役員、大使館の大使など幅広い顧客を担当。小学生～80代のお客様のベッドや寝室全体のコンサルティングを経験する。2017年より『スポーツ×睡眠』をコンセプトにした、日本で唯一のアスリート専門の睡眠のパーソナルトレーナー『スリープトレーナー』として活動を開始。プロ野球選手、Jリーガー、五輪代表選手といった多くのプロアスリートを担当し、好評を得ている。

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高反発マットレスの特徴

マットレスは「低反発マットレス」と「高反発マットレス」の2種類に大別されます。

低反発マットレスのおもな素材は「低反発ウレタン」で、その名のとおり、寝た時に体を押し戻す「反発力」が弱いのが特徴。押すとゆっくりもとの形に戻ります。

一方で高反発マットレスは、寝た時に体を押し戻す反発力が強いのが特徴で、押すとすぐにもとの形に戻ります。おもな素材は「高反発ウレタン」や「ファイバー」「コイル」で、複数の素材を組み合わせる場合もあります。商品数が多く、さまざまな体型・体重の方が、理想の寝姿勢をキープできる商品を選びやすいといえます。

低反発マットレスと高反発マットレスの違い

「低反発マットレス」と「高反発マットレス」の大きな違いは「寝返り」への考え方にあります。

低反発マットレスは、寝た時に体型に合わせてマットレスが沈み込み、包み込まれるような寝心地を感じられます。体にフィットするため寝返りの回数を抑え、過度な圧迫感を減らしてくれます。このため、寝返りが気になってなかなか寝つけない人や、横向きで寝ることが多い人におすすめです。

高反発マットレスは、反発力が強く体がマットレスに沈み込まず、寝返りを促します。寝返りが多いと体圧が分散され、体の一箇所に負担がかからないため、腰痛や肩こりのある人におすすめです。ただ、マットレスが硬すぎると腰が浮いてしまい、逆に負担がかかって腰痛の原因になることもあるので注意しましょう。

高反発マットレスの素材

高反発マットレスは、ウレタンやファイバーなどを使用した「ノンコイル系」と、ポケットコイル、ボンネルコイルを使用した「コイル系」に分けられます。

ノンコイル系

厚さが5cm以下から10cm以上とバリエーションに富んでいます。コイル系に比べて比較的軽量で安価ですが、スプリングが入っていない分、コイル系よりもへたりやすいのが特徴です。

ファイバー

• ポリエチレンや樹脂などの繊維を網状の立方体に固めた素材です。軽くて通気性がよく、本体を丸ごと水洗いできるので衛生的です。デメリットは、冬場使う時に保温性が足りないこと。キルティングカバーやパッドとの併用がおすすめです。

コイル系

厚さ15〜25cm程度のものが多く、ベッドフレームの上に重ねて使うのが一般的です。ウレタンやファイバーのマットレスよりも耐久性が高く、5年以上使い続けたい人におすすめ。「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」などがあります。

●ポケットコイル	コイルスプリング（バネ）が1つずつ袋に入った状態で敷き詰められています。コイル1つひとつが体を「点」で支え、柔軟性のある寝心地を実現します。
●ボンネルコイル	コイルどうしが連結して敷き詰められています。コイル全体の「面」で体を支え、弾力のある硬めの寝心地が特徴。コイルが袋に入っていないので、通気性と耐久性に優れているのもメリットです。

高反発マットレスの選び方

高反発マットレスの選び方をヒラノさんに教えてもらいました。

高反発マットレスが向いている人

高反発マットレスは寝返りをサポートし、腰や肩への負担を減らすので、腰痛や肩こりのある人におすすめのマットレスといえます。

中でも「ウレタン」「ファイバー」「ボンネルコイル」は男性やがっちり体型、筋肉質の人、マットレスに腰部分が沈み込みやすい人におすすめ。「ポケットコイル」は女性や痩せた体型、マットレスに腰部分が浮きやすい人におすすめです。

また同じ高反発マットレスに2人で寝たい場合は、「ボンネルコイル」以外を選ぶとよいでしょう。というのも、「ボンネルコイル」はコイルが連結しているため、一緒に寝ている人の振動を感じやすく、睡眠の妨げになりやすいためです。

自分の寝姿勢で選ぶ

マットレス選びでもっとも大切なのは、理想の寝姿勢である「背骨のS字カーブ」を保てる硬さのものを選ぶこと。「柔らかめが好き」「硬めが好き」など自分の好みでマットレスを選ぶと失敗しやすくなります。

マットレスの硬さは「N」（ニュートン）で表され、110N以上が高反発マットレスに分類されますが、あまりこの数値を参考にしない方がいいですね。まずはマットレスに寝た時の、自分の寝姿勢を確認しましょう。

具体的には、「立った姿勢のまま寝ている」のが理想です。背骨のS字カーブを維持でき、体に負担がかかっていない状態だからです。そしてその姿勢を維持するためには、体が沈み込まず、浮きもせず、「寝た時に体とマットレスの間に隙間がなくなる」くらいがベストです。

お店などで試す場合は、同行者か店員さんにスマホのカメラで「グリッド機能」を使って写真を撮ってもらい、立ち姿のように寝ることができていて、さらに体とマットレスとの隙間が埋まっているかどうかを客観的に判断しましょう。

「厚さ」で選ぶ

コイル系のマットレスは、厚みがあるほど耐久性が高く、安定しています。コイル系を選ぶ際は20cm以上のものを選びましょう。
ノンコイル系は、用途によって下記の4種類に分けられます。ノンコイル系は10cm以上の厚みを選びましょう。

「価格」と「保証」で選ぶ

高反発マットレスにはウレタンやファイバー、コイルなどさまざまな素材がありますが、総じて7万円以上になるとつくりがぐっとよくなり、安心して長く使えます。10万円以上は一般的に高級マットレスに分類され、品質と耐久性がさらに高まります。

店舗で購入する際は、実際に寝て試せる場合が多く、失敗は少ないといえますが、インターネット経由で購入する場合は、試せないので保証が付いている方がいいでしょう。メーカーによっては30〜120日の返品保証が付いているので、購入前に確認しておきましょう。

【予算別】高反発マットレスおすすめ8選

品質のよいおすすめの高反発マットレスを予算別に、スリープトレーナーのヒラノさんに選んでもらいました。

おすすめの高反発マットレス8選

メーカー 商品名
	大塚家具	moonmoon	大塚家具	フランスベッド	マニフレックス	エアウィーヴ	フランスベッド	エアウィーヴ
	プライマリーSP	Vibrato1	オネスティ	フォールドエアー	フラッグ・FX	S01	LT-7000	S04
価格（税込）	2万9800円	4万4000円	6万9900円	6万6000円	9万6800円	9万9000円	17万6000円	22万円
タイプ	ウレタン ポケットコイル	3層構造ウレタン	ウレタン ボンネルコイル	高密度スプリング	ウレタン	高反発ファイバー	ウレタン 高密度スプリング	高反発ファイバー
送料（税込）	地域で異なる	無料	地域で異なる	無料	無料	880円	無料	880円
返品保証		3日以内 (未開封時のみ)				30日		30日
購入サイト	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!	Amazon 楽天市場 Yahoo!

【予算5万円以下】の高反発マットレス

予算5万円以下でも、複数の素材を使っていたり、素材に加工を行っていたりと、さまざまな工夫を施して快適な睡眠を得られる高反発マットレスはあります。その中からおすすめの高反発マットレスをご紹介します。

ピロートップ付きで高コスパ

ヤマダデンキ（YAMADA-DENKI） 大塚家具 プライマリーSP

参考価格： ¥29,800(税込)

出典：楽天市場

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送料	地域で異なる
種類	ウレタン ポケットコイル
サイズ展開	シングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブルロング、クイーンロング
重量	29kg
厚さ	26㎝
返品保証	なし

専門家のおすすめポイント

この価格帯でこんなに寝心地のいいマットレスはないと思います。側生地にニット生地を使ったピロートップは寝た時のフィット性を高めてくれ、腰部分に硬めのコイルが使われているので、腰が沈み込むことがありません。ピロートップの買い替えもできるので衛生的にも◎。絶妙なバランスを実現した逸品です。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

7インチポケットコイルの上に低反発ウレタン、波形ウレタン、樹脂綿を重ねたマットレス本体と、ウレタンとニット生地による「ピロートップ」を組み合わせたマットレス。マットレス腰部のコイルが硬めに調整されており、よりよい姿勢を保ちながら快適な眠りを得られます。

腰痛・肩こり予防になる低価格マットレス

ムーンムーン（moonmoon） Vibrato1

参考価格： ¥44,000(税込)

出典：楽天市場

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送料	無料
種類	3層構造ウレタン
サイズ展開	シングル、セミダブル、ダブル
重量	18.5kg
厚さ	25㎝
返品保証	3日（未開封時のみ）

専門家のおすすめポイント

　

がっちり体型の男性に合う、やや硬めのつくり。ウレタンのマットレスは普通、硬さとフィット感が両立しにくいですが、このマットレスは硬めながらもそれぞれのウレタンの層が波状になっていたり、切り込みが入っていたりと、硬さとフィット感が両立されています。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

波形ウレタン、切り込みの入ったウレタン、高反発ウレタンと、ウレタンが3層構造になっており、体圧分散と高い反発力を兼ね備えています。高い反発力が体の過度な沈み込みを防止し、寝返りを促進します。腰痛や肩こりを予防し、質の高い睡眠を提供します。

【予算5～10万円以下】の高反発マットレス

予算7万円程度から、高反発マットレスはつくりがぐっとよくなり、有名メーカーの高反発マットレスを購入することができます。寝心地と健康的な睡眠にこだわりたいなら、このくらいの予算を確保するとよいでしょう。

まるで雲の上に寝ているような寝心地

ヤマダデンキ（YAMADA-DENKI） 大塚家具 レガリア・オネスティ

参考価格： ¥69,900(税込)

出典：楽天市場

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送料	地域で異なる
種類	ウレタン ボンネルコイル
サイズ展開	シングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブルロング、クイーンロング
重量	18.6kg
厚さ	25㎝
返品保証	なし

専門家のおすすめポイント

人気シリーズ「レガリア」の高コスパモデル。レガリアシリーズの技術がしっかり使われており、寝心地も品質も安心です。マットレスの側面が高密度ウレタンで囲われているので、ボンネルコイルにありがちな横揺れが軽減されているのもポイント。雲の上に浮いているようなソフトな寝心地ながら、腰の部分はコイルの密度が高く、変な沈み込みがありません。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

米キングスダウン社と大塚家具の共同開発により誕生したプレミアムマットレスブランド「レガリア」。そのエントリーモデル「オネスティ」は、ボンネルコイルをベースに、穴をあけて通気性を確保したウレタンを組み合わせ、フィット感を向上させたマットレスです。

三つ折りできる折りたたみ式マットレス

フランスベッド（FranceBeD） キュリエス フォールドエアー FD-Ag-01

参考価格： ¥66,000(税込)

出典：Amazon

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送料	無料
種類	高密度連続スプリング
サイズ展開	シングルのみ
重量	15kg
厚さ	12㎝
返品保証	なし

専門家のおすすめポイント

1本の硬鋼線を連続して編み上げた独自技術「高密度連続スプリング」構造で、薄くても寝心地抜群。内部に湿気をためず、体を面全体で受け止めるので理想の寝姿勢を保てます。マットレス単体でも、ベッドフレームに置いても使用できます。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

Amazonの口コミ・レビュー

収納にも便利な三つ折りできるマットレス。表生地に、銀イオンの力で除菌する除菌機能糸「アグリーザ」糸を使用。銀イオンの力で付着した菌を除菌してくれます。

がっちり体型や筋肉質の方におすすめ

マニフレックス（magniflex） フラッグ・FX

参考価格： ¥96,800(税込)

出典：楽天市場

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送料	無料
種類	ウレタン
サイズ展開	シングル、セミダブル、ダブル、クイーン
重量	ー
厚さ	22㎝
返品保証	なし

専門家のおすすめポイント

ウレタン系の高反発マットレスで多いのが、「高反発すぎて腰の部分が浮いてしまい、腰に負担がかかりやすい」というお悩み。その点、このマットレスは側生地の上下2cmに柔らかい感触が特徴のウレタンを入れており、硬さもありながら、腰の部分が浮かないよう工夫されています。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

Amazonの口コミ・レビュー

多くのアスリートが使用している、イタリアのマットレスブランド。「フラッグ・FX」はそのフラッグシップモデルです。高品質ウレタン「エリオセル」の上に、柔らかい感触が特徴の「エリオセル・マインドフォーム」を重ね、反発力としっとりとした肌触りを両立させています。

体圧分散と通気性に優れたファイバーマットレス

エアウィーヴ（Air Weave） エアウィーヴ ベッドマットレス S01

参考価格： ¥99,000(税込)

出典：Amazon

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送料	880円
種類	高反発ファイバー
サイズ展開	シングル、セミダブル、ダブル、クイーン
重量	17kg
厚さ	18㎝
返品保証	30日

専門家のおすすめポイント

　

人気のエアウィーヴのマットレスを、基本性能はそのままにお求めやすい価格が実現されています。中材（エアファイバー）の硬さが均一ですが、ポリエステル製の「別売パッド」を追加で購入すれば寝心地を柔らかくできるなど、寝心地を自分で調整できるのもポイントです。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

Amazonの口コミ・レビュー

ポリエチレン100％の「エアファイバー」を中材に使用した高反発マットレス。優れた体圧分散で体に負担をかけず、睡眠時の寝返りを楽にしてくれます。通気性がよく夏は蒸れにくく、冬は暖かく、カバーの中も洗えて清潔です。

【予算10万円以上】の高反発マットレス

予算10万円を超えると、有名メーカーの高級マットレスを購入することができます。質のよい睡眠を重視し、長期間使い続けられるマットレスを探しているなら検討してみましょう。

さまざまな素材を組み合わせた高級マットレス

フランスベッド（FranceBeD） LT-7000/7700PW ミディアムソフト

参考価格： ¥176,000(税込)

出典：Amazon

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送料	無料
種類	ウレタン 高密度連続スプリング
サイズ展開	シングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブル、セミシングル、シングルロング他計12サイズ
重量	19kg
厚さ	28㎝
返品保証	なし

専門家のおすすめポイント

ファイバー系の高反発のメリットとスプリングのマットレスのよさを組み合わせた、新しいマットレス。日本の老舗メーカーだけあって品質や耐久性も信頼できるうえ、うれしい除菌機能も付いています。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

Amazonの口コミ・レビュー

ボンネルコイルの進化形である、1本の鋼線を複雑に編み上げた独自技術「高密度連続スプリング」構造により、高い耐久性と優れた通気性を確保。またスプリングを硬さの違う数種類のウレタンや羊毛綿、ポリエステル綿などで挟み、体へのフィット感と心地よい寝心地を実現しています。片面にしっとりとした触り心地の「ブレスエアーシルキー」を採用し、表裏で違う寝心地を楽しめます。

硬さを自由に組み替えられるマットレス

エアウィーヴ（Air Weave） エアウィーヴ ベッドマットレス S04

参考価格： ¥220,000(税込)

出典：Amazon

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送料	880円
種類	高反発ファイバー
サイズ展開	シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング
重量	22.5kg
厚さ	25㎝
返品保証	30日

専門家のおすすめポイント

東京オリンピックの選手村のマットレスに採用されたモデルの市販版。体型や体重に合わせて、硬さの違う中身を組み替えて自分に合った仕様にすることができる、いわばセミオーダーマットレス。洗えないマットレスが多いなか、こちらはシャワーで水洗いができます。厚みはありますがファイバーなので軽く、ベッドメイキングが楽なのでシニア層にもおすすめです。

スリープトレーナー

ヒラノマリさん

Amazonの口コミ・レビュー

ポリエチレン100％の「エアファイバー」を中材に使用した高反発マットレス。肩部・腰部・脚部の3枚に分かれており、それぞれの硬さを「柔らかめ・標準・硬め」から選び、組み替えることで体型・体格に最適な硬さに変えられます。通気性がよく夏は蒸れにくく、冬は暖かく、カバーの中も洗えて清潔です。

高反発マットレスに関するQ&A

Q.高反発マットレスに直接寝ても大丈夫？敷布団を敷いた方がいい？

A. マットレスの上に直接寝るのはNGです。

マットレスの上に直接寝ると、睡眠中にかいた汗がマットレスに染み込みカビが生えやすくなるほか、皮脂やフケなどの汚れが付いてしまい、衛生的ではありません。マットレスの上には敷きパッドかベッドパッドを敷き、その上にシーツを敷きましょう。

また、マットレスの上に敷布団を敷くのも避けましょう。マットレスと敷布団の間に湿気がたまってカビが生えやすくなるほか、そもそも敷布団を敷くように設計されていないので、マットレス本来の寝心地が生かされません。

Q.高反発マットレスの手入れ方法は？

A. 月に1回立て掛け、ローテーションしましょう。

マットレスの手入れで大事なのは「湿気」と「へたり」対策です。

週に1回はシーツや敷きパッドを洗濯してしっかり乾かしましょう。また月に1回はマットレスを壁に立て掛け、マットレスの底を空気に触れさせることで湿気を取り除きましょう。

「へたり」対策としては、マットレスの「ローテーション」がおすすめ。枕元と足元を入れ替えたり、裏返して表裏を逆にして使うことで、体圧が同じ部分に集中するのを減らし、長持ちさせることができます。

Q.畳の上に敷いてもいい？

A. マットレスの厚さと湿気に気をつけましょう。

畳の上に直接マットレスを敷くと、湿気がこもってカビの原因になることがあります。

直接敷くのはNGではありませんが、マットレスの下に除湿シートを敷いたり、ベッドフレームの上に置いた方がよいでしょう。直接敷く場合はこまめに壁に立て掛け、湿気を取り除きましょう。

また厚さが7〜8cm以下だと底つき感を覚えることがあるので、なるべく10cm以上のものを選びましょう。

Q.ダブル、セミダブルの違いは？

A.ダブルは2人用、セミダブルは大きめの1人用を指します。

セミダブルとは、"ダブル"と付いているものの2人用ではなく、1人でゆったり寝るためのサイズを指しています。シングルでは大きさが足りない人におすすめです。

※マットレスのサイズの細かい解説はこちら

寝具・マットレス

ベッドのおすすめ5選！部屋の広さに合わせた選び方やベッドフレーム、マットレスの種類を解説

Q.高反発マットレスの代表的なメーカーは？

A. 大塚家具、マニフレックス、エアウィーヴ、フランスベッド、東京西川などがあります。

高反発マットレスのメーカーはさまざまですが、代表的なものは以下のとおりです。

まとめ

高反発マットレスは、寝た時に体を押し戻す反発力が強いのが特徴で、体がマットレスに沈み込まず寝返りを促してくれます。寝返りが多いと体圧が分散され、体の一箇所に負担がかからないため、腰痛や肩こりのある人におすすめです。

マットレス選びでもっとも大切なのは、理想の寝姿勢である「背骨のS字カーブ」を保てる硬さを選ぶこと。厚さはコイル系の場合20cm以上、ノンコイル系は10cm以上のものを選びましょう。

総じて7万円以上になるとつくりがぐっとよくなり、安心して使えます。自分に合ったマットレスをよく吟味して、理想の睡眠環境を実現してくださいね。