「敷きパッドの素材はどんなものを選べばいいの? おすすめは?」
「今の季節、もっと快適に眠れる敷きパッドを教えて!」

マットレスや敷き布団の上に敷くことで、寝心地を調節できる「敷きパッド」。良質な睡眠を求めて導入を検討する方も多いと思いますが、どんな素材のものや価格帯のものを選べばいいかよくわかりませんよね。

そこで今回は、上級睡眠健康指導士で寝具専門店「ソサンスタイル」のオーナー・松本康人さんに、敷きパッドの特徴や選び方などを教えてもらいました

おすすめの敷きパッド9選

シーズン オールシーズン
メーカー
商品名
除湿敷きパッド 防水敷きパット ポケット付き和晒し敷きパッド レーヨンソフトパイル涼感敷パッド 先染リネン敷きパッド リネン 麻 敷きパッド ウォッシャブルウールパッド キャメル&ウールベッドパッド ダウン敷きパッド

アイリスオーヤマ

ニトリ

西川

アイリスオーヤマ

西川

江崎ふとん店

西川

フランスベッド

甲州羽毛ふとん

除湿敷きパッド

防水敷きパット

ポケット付き和晒し敷きパッド

レーヨンソフトパイル涼感敷パッド

先染リネン敷きパッド

リネン 麻 敷きパッド

ウォッシャブルウールパッド

キャメル&ウールベッドパッド

ダウン敷きパッド

価格(税込)
シングル
4980円 2490円 1万4300円 2210円 1万4300円 9900円 1万6500円 5万5000円 2万7500円
組成 表生地|綿50%、ポリエステル50%
詰め物|不織布:ポリエステル100%、中わた:ポリエステル100%
裏生地|ポリエステル100%
表生地|パイル:綿100%
地糸|ポリエステル100%
詰め物|ポリエステル100%
裏生地|ポリプロピレン100%(ポリウレタンコーティング)
表生地|綿100%
ポケット部分|パイル糸:綿100%、地糸:ポリエステル100%
詰め物|綿100%
裏生地|綿100%
表生地|パイル部分:レーヨン100%、グランド部分:ポリエステル100%
詰め物|ポリエステル100%
裏生地|TC(ポリエステル80%・綿20%)
表生地|麻100%
詰め物|綿100%
裏生地|ポリエステル65%、綿35%
表生地|麻100%(フランスリネン)
詰め物|麻100%(ラミーわた)0.41kg入
裏生地|綿100%
表生地|綿100%
詰め物|ウール100%
裏生地|綿100%
表生地|綿100%(二重天竺ニット)
詰め物|上層:キャメル100%、下層:ラクーン・ウール100%
裏生地|綿100%(スムースニット)
表生地|綿100%
詰め物|ダウン50%、フェザー50%
裏生地|綿100%
洗濯 まる まる まる まる まる まる まる ばつ ばつ
特徴 除湿シート一体型でサラサラ 綿100%と防水加工で育児にも◎ ていねいな加工で柔らかな風合い レーヨン素材でひんやり触感 麻100%の表生地で通気性◎ フランスリネン使用で吸汗と速乾 ウールなのに洗える キャメルで保温性が高い ダウンの弾力性が魅力
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【シーズン別】おすすめの敷きパッド9選を今すぐ見る

SELECTor

松本康人

上級睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター

松本康人さん

大学卒業後、国内大手寝具メーカーで15年、ドイツ寝具メーカーの日本法人で17年間勤務。その後、2019年4月に株式会社寝室デザイン研究所を設立、同年11月にマットレスと寝具の専門店「ソサンスタイル」をオープン。また、上級睡眠健康指導士として定期的に店内イベントや企業や学校などのイベントで出張睡眠講座も行っている。

本記事は、提携する企業のプロモーション情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容などはyour SELECT.が独自に記載しています。(詳しくはAbout Usへ)

目次

専門家に聞いた!敷きパッドで睡眠の質はどう変わる?

そもそも敷きパッドは何のために使うのでしょうか。まずは敷きパッドの役割について松本さんに聞きました。

松本さんに敷きパッドの役割を聞きました

>松本さんに敷きパッドの役割を聞きました

敷きパッドの役割のまとめ

湿気を取り除いて快眠を得る

敷きパッドはそもそも「快眠を得る」ために使用する寝具です。そして快眠には、湿気のコントロールがもっとも重要です。

「敷きパッドを導入することで布団の中の湿度をコントロールし、快眠を得られます」と松本さん

「敷きパッドを導入することで布団の中の湿度をコントロールし、快眠を得られます」と松本さん

こう述べると「寝具に大事なのは温度管理じゃないの?」と思われるかもしれません。実際、よく「布団の中の温度は、皮膚体温に近い33℃が望ましい」といわれます。ですが、基本的に服や寝具を用いて自分の体温を逃さなければ、何を着ても、何の上に寝ても、何を上に掛けても結局、布団の中の温度は体の熱が伝導して皮膚体温の33℃前後に近づいていきます

松本康人

上級睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター

松本康人さん

大事なのは温度ではなく湿度管理です。同じ33℃でも湿度が70%以上になると、人は「暑い」と感じ、30%以下になると「寒い」と感じます。例えば「日本の夏は暑い」とよくいわれますが、これは湿度が高いためです。同じ温度でも湿度が低くカラッとしているとそれほど暑いと感じません。

布団も同様です。「健康な大人で、一晩にコップ約1杯かく」といわれる寝汗は寝具に吸収されて水蒸気となり、放湿しなければ布団の中の湿度が高まり、蒸れや暑苦しさを感じて寝苦しくなります

「睡眠中にコップ1杯分かく」といわれる寝汗を放っておくと、布団の中の湿度が高まり、寝苦しさを感じます

「睡眠中にコップ1杯分かく」といわれる寝汗を放っておくと、布団の中の湿度が高まり、寝苦しさを感じます

しかし、ウレタンやコイルスプリングなどの化学素材で構成されたマットレスは、基本的に湿気を取り除くことができません。そこで敷きパッドを敷き、湿気をコントロールします。例えば、後述する羊毛(ウール)は、発汗による湿気を吸収し、すぐに放湿します。吸放湿性が高く、敷きパッド向きの素材といえます。

クッション性・触り心地を向上させる

敷きパッドの厚みはおおむね1~4cm程度です。3~4cmほどの厚みがあるとクッション性が出てくるので、マットレスが硬いときに上に敷いて寝心地を柔らかく調節することができます。一方で、マットレスほどの厚みはないので体圧分散機能はありません

敷きパッドに3~4cmほどの厚みがあると寝心地を柔らかく調節することができます

敷きパッドに3~4cmほどの厚みがあると寝心地を柔らかく調節することができます

また、表生地の素材によっては、触るとひんやりとした「接触冷感」があるため、夏場などの入眠におすすめです。

マットレスを保護する

マットレスや敷き布団の上にそのまま寝たり、シーツを1枚上に被せるだけだと、マットレスに寝汗や皮脂が染み込み、汗染みや黄ばみの原因になってしまいます

敷きパッドを敷くことで、これらの汚れからマットレスを保護することができます。また敷きパッドに厚みがあれば、マットレスのヘタりをある程度抑えることもできます。

敷きパッドはマットレスの上に敷くので、汗染みや汚れからマットレスを保護できます

敷きパッドはマットレスの上に敷くので、汗染みや汚れからマットレスを保護できます

上記のことから、敷きパッドは「睡眠中、暑さによる寝苦しさを感じる」「マットレスの硬さを変えたい」「マットレスを汚したくない」場合におすすめです。

敷きパッドの選び方

松本さんによると、敷きパッドは使われている素材の特徴を知り、使用するシーズンに合わせて選ぶのがおすすめだそう。

敷きパッドの選び方

松本さんに敷きパッドの選び方を教えてもらいました

まずは素材の違いを把握する

素材 植物性天然素材 動物性天然素材 化学素材
綿(コットン) 麻(リネン) 羊毛(ウール) 羽毛(ダウン) レーヨン ポリエステル
綿(コットン 麻(リネン) 羊毛(ウール) 羽毛(ダウン) レーヨン ポリエステル
主に使われる場所 表生地、詰め物、裏生地 表生地、詰め物 詰め物 詰め物 表生地、詰め物、裏生地 表生地、詰め物
吸水性 はなまる はなまる はなまる まる ばつ
吸保温性 さんかく まる はなまる まる まる ばつ
洗濯 まる さんかく さんかく ばつ まる はなまる
価格

敷きパッドを選ぶ際は使われている素材に注目しましょう。素材の違いや特性を知れば、おのずと欲しい敷きパッドも見えてくると思います。

敷きパッドに使われる素材はおもに上記の6つです。特徴で注目したいのは、寝汗をしっかり吸ってくれる「吸水性」と、水蒸気になった寝汗の湿気を吸って取り除く「吸放湿性」です。

松本康人

上級睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター

松本康人さん

「吸水性」が優れているのは綿や麻、ウールなどの天然素材。また「吸放湿性」も、麻やウールなどの天然素材が優れています。

おすすめ9選を今すぐ見たい方はこちら

使用するシーズンで選ぶ

素材の特徴を把握したら、実際にどのシーズンで使うかを検討しましょう。

オールシーズン用なら綿、ポリエスエル

オールシーズンで使いたい場合は、肌触りの良い綿の敷きパッドがおすすめ。ポリエステル混合の場合は表生地、詰め物ともに50対50くらいの比率のものを選びましょう。それ以上ポリエステルの比率が高いと、湿気を取り除くことは難しくなります。

綿の敷きパッドは肌触りが良く、オールシーズン使えます

綿の敷きパッドは肌触りが良く、オールシーズン使えます

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夏用なら麻やレーヨン

夏に使うなら、綿に加えて、接触冷感のある麻やレーヨンの敷きパッドがおすすめ。吸放湿性も高いので寝汗が湿気としてたまることなく、サラサラとした感覚で快適に眠ることができます。一方で、ジェルなど中が液体になっている敷きパッドは通気性がゼロなので、最初はひんやりしても寝ているうちに熱がこもるのでおすすめしません。

麻の敷きパッドは接触冷感があり、吸放湿性が高いので夏の使用におすすめ

麻の敷きパッドは接触冷感があり、吸放湿性が高いので夏の使用におすすめ

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冬用ならウール、ダウン

冬に使うなら、断熱性と保温力が高いウールやダウンの敷きパッドがおすすめ特にウールは吸放湿性に優れているため、布団の中が蒸れるのを防止し、朝まで快適に暖かい状態で眠ることができます

ウールの敷きパッドは断熱性と吸放湿性が高く、冬の使用におすすめ

ウールの敷きパッドは断熱性と吸放湿性が高く、冬の使用におすすめ

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値段で選ぶ

敷きパッドは使われる素材によって価格がかなり変わってきます。価格帯の目安とおもに使われる素材は以下のとおりです。

敷きパッドの価格帯とおもな素材

価格 5000円以下 1万円以下 1万円以上 2万円以上
生地 ポリエステル/レーヨン/綿 ポリエステル/レーヨン/綿 綿/麻 綿/麻
詰め物 ポリエステル ポリエステル 綿/麻/ウール (ウォッシャブル加工品) 麻/ウール/ダウン

傾向としては、1万円以下の敷きパッドはおおむねポリエステルやレーヨンなどの化学素材が使われており、中には綿をブレンドしている製品もあります。1万円以上になると天然素材使用のものが増え、綿や麻の製品を求めやすくなります。2万円以上になると綿や麻に加えてウールやダウンの製品も視野に入ってきます。

【シーズン別】おすすめの敷きパッド9選

松本さんの解説をもとに、編集部がおすすめの敷きパッドをセレクト。なるべく天然素材を使用し、吸放湿性に優れた敷きパッドをシーズン別で選びました。

おすすめの敷きパッド9選

シーズン オールシーズン
メーカー
商品名
除湿敷きパッド 防水敷きパット ポケット付き和晒し敷きパッド レーヨンソフトパイル涼感敷パッド 先染リネン敷きパッド リネン 麻 敷きパッド ウォッシャブルウールパッド キャメル&ウールベッドパッド ダウン敷きパッド

アイリスオーヤマ

ニトリ

西川<

アイリスオーヤマ

西川

江崎ふとん店<

西川

フランスベッド

甲州羽毛ふとん

除湿敷きパッド

防水敷きパット

ポケット付き和晒し敷きパッド

レーヨンソフトパイル涼感敷パッド

先染リネン敷きパッド

リネン 麻 敷きパッド

ウォッシャブルウールパッド

キャメル&ウールベッドパッド

ダウン敷きパッド

価格(税込)
シングル
4980円 2490円 1万4300円 2210円 1万4300円 9900円 1万6500円 5万5000円 2万7500円
組成 表生地|綿50%、ポリエステル50%
詰め物|不織布:ポリエステル100%、中わた:ポリエステル100%
裏生地|ポリエステル100%
表生地|パイル:綿100%
地糸|ポリエステル100%
詰め物|ポリエステル100%
裏生地|ポリプロピレン100%(ポリウレタンコーティング)
表生地|綿100%
ポケット部分|パイル糸:綿100%、地糸:ポリエステル100%
詰め物|綿100%
裏生地|綿100%
表生地|パイル部分:レーヨン100%、グランド部分:ポリエステル100%
詰め物|ポリエステル100%
裏生地|TC(ポリエステル80%・綿20%)
表生地|麻100%
詰め物|綿100%
裏生地|ポリエステル65%、綿35%
表生地|麻100%(フランスリネン)
詰め物|麻100%(ラミーわた)0.41kg入
裏生地|綿100%
表生地|綿100%
詰め物|ウール100%
裏生地|綿100%
表生地|綿100%(二重天竺ニット)
詰め物|上層:キャメル100%、下層:ラクーン・ウール100%
裏生地|綿100%(スムースニット)
表生地|綿100%
詰め物|ダウン50%、フェザー50%
裏生地|綿100%
洗濯 まる まる まる まる まる まる まる ばつ ばつ
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オールシーズン用の敷きパッド3選

通年で使うなら、綿を使用した敷きパッドがおすすめ。表生地に綿を使用したものや詰め物にも綿を使用したもの、詰め物に除湿シートを入れたものなどを選びました。

除湿シートと敷きパッドを一体化

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 除湿敷きパッド

参考価格: ¥4,980(税込)

除湿敷きパッド

出典:アイリスプラザ

メーカー アイリスオーヤマ
サイズ 幅約100×奥行約205cm
重量 約1.7kg
組成 表生地|綿50%、ポリエステル50%
詰め物|不織布:ポリエステル100%、中わた:ポリエステル100%
裏生地|ポリエステル100%
洗濯
Amazonの口コミ・レビュー

上から表生地、不織布、ポリエステル綿、シリカゲルシート、不織布、裏生地という6層構造の敷きパッド。中でもシリカゲルシートは吸湿性に優れ、布団の中の湿気を吸収することで寝心地をサラサラ快適にし、そこに通気性の高いポリエステル綿を組み合わせることで、ふっくらとした寝心地を実現しています。

厚手の防水敷きパッド

ニトリ(NITORI) 防水敷きパット

参考価格: ¥2,490(税込)

防水敷きパット

出典:ニトリネット

メーカー ニトリ
サイズ 幅100×奥行200cm
重量 約830g
組成 表生地|パイル:綿100%
地糸|ポリエステル100%
詰め物|ポリエステル100%
裏生地|ポリプロピレン100%(ポリウレタンコーティング)
洗濯

表生地が綿100%の厚みのある敷きパッド。心地よい肌触りで、防水加工を施しているので介護や育児、ペットがいる環境でも役立ちます。丈夫な強化ゴムバンド付きで、ベッドマットレスにも敷き布団にも使えます。

和晒し(わざらし)製法でていねいに4日間かけて加工

西川(NISHIKAWA) ポケット付き和晒し敷きパッド

参考価格: ¥14,300(税込)

ポケット付き和晒し敷きパッド

出典:西川公式オンラインショップ

メーカー 西川
サイズ 幅100×奥行205cm
組成 表生地|綿100%
ポケット部分|パイル糸:綿100%、地糸:ポリエステル100%
詰め物|綿100%
裏生地|綿100%
洗濯

足元にポケットの付いた和晒しの敷きパッド。洋晒しは約40分で加工するのに対し、和晒しは4日間(96時間)をかけてていねいにつくられます。じっくりと時間をかけて綿の中の不純物が取り除かれており、綿繊維にストレスを与えない加工なので繊維が壊れることがなく、ふわっとしたソフトな肌触りを実現しています。

夏用の敷きパッド3選

夏用で使うなら、麻やレーヨンなど接触冷感のある素材を使用した敷きパッドがおすすめ。表生地にそれらの素材を使用したもの、詰め物にも麻を使用したものなどをセレクトしました。

やさしくひんやりしたレーヨン素材を使用

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) レーヨンソフトパイル涼感敷パッド

参考価格: ¥2,210(税込)

レーヨンソフトパイル涼感敷パッド

出典:アイリスプラザ

メーカー アイリスオーヤマ
サイズ 幅約100×奥行約205cm
組成 表生地|パイル部分:レーヨン100%、グランド部分:ポリエステル100%
詰め物|ポリエステル100%
裏生地|TC(ポリエステル80%・綿20%)
洗濯

レーヨン100%のパイル生地を使用した敷きパッド。レーヨンは繊維中の水分含有量が多く、熱の移動が速い特徴があります。そのため触れた部分がひんやりと感じる「接触冷感」を得られます。またレーヨンの特性で放熱性、吸湿性にも優れているため、肌になじみやすく、朝までサラサラ感を維持できます

麻を表生地に100%使用

西川(NISHIKAWA) イトリエ 先染めリネン敷きパッド

参考価格: ¥14,300(税込)

イトリエ 先染めリネン敷きパッド

出典:西川公式オンラインショップ

メーカー 西川
サイズ 幅100×奥行200cm
組成 表生地|麻100%
詰め物|綿100%
裏生地|ポリエステル65%、綿35%
洗濯
Amazonの口コミ・レビュー

世界中から厳選した天然素材に、日本国内の確かな縫製技術を施して開発したベッドスタイルブランド「イトリエ」の敷きパッド。表生地はサラッとした麻の中でも柔らかなリネンを100%使用。また詰め物は吸湿性の高い国産脱脂綿を使用しています。四隅のゴムは高性能ゴムを使用し、しっかりズレずに使用することができます。

フランスリネンを100%使用

江崎ふとん店 リネン 麻 敷きパッド

参考価格: ¥9,900(税込)

リネン 麻 敷きパッド

出典:楽天市場

メーカー 江崎ふとん店
サイズ 幅100×奥行205cm
重量 約1.15kg
組成 表生地|麻100%(フランスリネン)
詰め物|麻100%(ラミーわた)0.41kg入
裏生地|綿100%
洗濯

表生地だけでなく詰め物にも麻を100%使用した敷きパッド。詰め物に使っている麻は、繊維が長く、太くてコシがある「ラミー」で、吸汗と速乾に優れています表生地はフランスリネン100%で、高い吸放湿性を備えているため、蒸し暑い夜やジメジメしているときでも快適に眠ることができます。

冬用の敷きパッド3選

冬用でおすすめの素材はウールやダウン。表生地は綿素材で肌触りが良く、詰め物にウールやダウンを100%使用し、布団の中を暖かく、かつ湿度を適切にコントロールすることで快適な睡眠を得られるものを選びました。

洗えるウール敷きパッド

西川(NISHIKAWA) ウォッシャブルウールパッド

参考価格: ¥16,500(税込)

ウォッシャブルウールパッド

出典:nishikawa

メーカー 西川
サイズ 幅100×奥行200cm
重量 約1.5kg
組成 表生地|綿100%
詰め物|ウール100%
裏生地|綿100%
洗濯
Amazonの口コミ・レビュー

表生地は綿を100%使用詰め物にはフランス産ウールを100%使用。吸放湿性は比較的高いですが、ウォッシャブル加工を施しているため完全な天然ウールよりは吸放湿性が落ちます。四隅のゴムは高性能ゴムを使用し、しっかりズレずに使用することができます。

世界の王族が愛するキャメルを使用

フランスベッド(FranceBeD) キャメル&ウールベッドパッド

参考価格: ¥55,000(税込)

キャメル&ウールベッドパッド

出典:Amazon

メーカー フランスベッド
サイズ 幅97×奥行195cm
重量 約1.0kg
組成 表生地|綿100%(二重天竺ニット)
詰め物|上層:キャメル100%、下層:ラクーン・ウール100%
裏生地|綿100%(スムースニット)
洗濯 ×
Amazonの口コミ・レビュー

詰め物にキャメルとウールの2種類を使用。キャメルはフタコブラクダの軟毛で、優れた保温性、吸放湿性をもち、そのしなやかさから世界の王族に愛される繊維です。ウールは弾力性に富む、希少なフランス・ラクーン種羊毛を使用。また表生地は、ベビー用肌着にも使われる二重天竺(てんじく)ニットを使用。二重織のためソフトで保温性と吸水性に優れ、キャメルわたの柔らかさをさらに生かします。

ダウンのぬくもりを敷きパッドに

甲州羽毛ふとん ダウン敷きパッド

参考価格: ¥27,500(税込)

ダウン敷きパッド

出典:甲州羽毛ふとん

メーカー 甲州羽毛ふとん
サイズ 幅100×奥行200cm
重量 約1.0kg(詰め物のみ)
組成 表生地|綿100%
詰め物|ダウン50%、フェザー50%
裏生地|綿100%
洗濯 ×
Amazonの口コミ・レビュー

豊富な天然水で磨き上げた羽毛を使用し、熟練の職人が一枚一枚ていねいに仕上げた敷きパッド。表生地は風合いの良い綿100%を使用詰め物の羽毛は適度な弾力性があるダウンをたっぷりと50%使用。保温性、吸放湿性の高い良質なダウンは布団の中を暖かく保つだけでなく、睡眠中にかいた汗をしっかり吸収、発散してくれます

敷きパッドに使われるおもな素材の特徴

敷きパッドによく使われる素材について、より詳しい特徴を松本さんに聞きました。

綿(コットン)はもっとも手軽な天然素材

綿(コットン

綿(コットン)の特徴

原材料 肌触り 吸水性 吸放湿性 洗濯 価格
植物性天然素材 まる はなまる さんかく まる

綿(コットン)は、衣料品やタオルなどに多く使われている、もっとも身近な天然素材肌触りが良く、寝具ではシーツやカバー、敷きパッドの表生地などに多用されています。吸水性が高く、寝汗を吸い取ってくれ、通気性も良いのでオールシーズン使えますが、反面、吸った水分をすぐに蒸発させられず、比較的乾きにくいのが特徴です。

麻(リネン)は蒸れにくく、夏の使用におすすめ

麻(リネン)

麻(リネン)の特徴

原材料 肌触り 吸水性 吸放湿性 洗濯 価格
植物性天然素材 さんかく はなまる まる さんかく

麻(リネン)は、ややゴワゴワとした硬めの肌触りですが、吸放湿性に優れているので汗をかいても肌に張り付かず、快適に過ごすことが可能接触冷感があるため、特に夏の使用におすすめです。縮みやすいので洗濯はあまりおすすめしません。

羊毛(ウール)は吸放湿性に優れ、冬の使用におすすめ

羊毛(ウール)

羊毛(ウール)の特徴

原材料 肌触り 吸水性 吸放湿性 洗濯 価格
動物性天然素材 まる はなまる はなまる さんかく

ウールは繊維の中でもっとも通気性と吸放湿性に優れています。繊維の表面が脂分をまとったウロコ状になっており、湿気をすぐに取り込んで放つので、汗をかいてもサラッとした寝心地をキープできます。厚みがあるとその分断熱性も高くなり、クッション性も高くなるので寝心地が良くなります暖かく快適に眠れるので、秋、冬、春の3シーズンの使用がおすすめです。

羽毛(ダウン)は保温力が高く、冬の使用におすすめ

羽毛(ダウン)

羽毛(ダウン)の特徴

原材料 肌触り 吸水性 吸放湿性 洗濯 価格
動物性天然素材 まる ばつ

羽毛布団やダウンジャケットなど、おもに冬の防寒用具の詰め物として使われています。羽毛には、たんぽぽの綿毛のようにボール状に広がった「ダウン」と羽根の形の「フェザー」の2種類があり、ダウンの比率が高いほど膨らんで断熱性と保温力が高くなります。一方で羽毛が吹き出さないよう生地に目潰し(めつぶし)加工を行うので、製品に吸水性や通気性はありません。冬の使用におすすめです。

レーヨンは接触冷感があり、夏の使用におすすめ

レーヨン

レーヨンの特徴

原材料 肌触り 吸水性 吸放湿性 洗濯 価格
化学素材 はなまる まる まる まる

木材パルプや綿セルロースを溶かして糸状にした、天然素材に近い化学素材です。細い糸をつくれるので生地が柔らかくなり、肌触りの良い製品が多いのが特徴です。化学繊維の中ではトップクラスの吸水性、吸放湿性があるので寝具にもおすすめ。接触冷感があるため、特に夏の使用に向いています。

ポリエステルは他の素材とブレンドしたものを選ぶ

ポリエステル

ポリエステルの特徴

化学素材 まる ばつ ばつ はなまる

飲料容器のペットボトルなどと同じ、石油成分からつくられる化学素材。少し光沢があり、ツルツルとした触り心地と低価格が特徴です。ポリエステルは繊維の中に水分が入り込まないので、吸水性や吸放湿性はありません。したがって表生地がポリエステル100%の敷きパッドは基本的には避け、他の素材とブレンドされたものを選びましょう。

敷きパッドに関するQ&A

松本さんに、敷きパッドに関する疑問に答えてもらいました。

敷きパッドに関するQ&A

Q. 敷きパッドはどう敷くのが正解?

A. マットレスの上に敷き、その上にシーツを被せます

敷きパッドはマットレスや敷き布団の上に敷き、その上にシーツを被せて使用しましょう。中には「敷きパッドの上にそのまま寝てもOK」と書かれた製品もあるので、その場合は直接上に寝てこまめに洗濯しましょう。

Q. 敷きパッドとベッドパッドの違いは?

A. 基本的には同じです

敷きパッドとベッドパッドは基本的に同じ役割ですが、「ベッドパッド」と書かれた製品は少し厚みがある場合が多いといえます。また類似製品に「パッドシーツ」がありますが、こちらは5mm前後と薄く、どちらかというとシーツに近い製品です。

敷きパッド・ベッドパッドとパッドシーツの違い

敷きパッド・ベッドパッド パッドシーツ
役割 ・湿気を取り除く
・寝心地を調節する
・マットレスを保護する
・肌触りを変える
・湿気を取り除く
厚み 1〜4cm 5mm前後
温湿度調節 まる さんかく
汚れ防止 まる さんかく

Q. 洗濯や取り扱いは?

A. 使用している素材で分かれます。

基本的には、敷きパッドに付いているタグを確認し、「洗濯」や「手洗い」のマークがあれば洗濯可能です。洗濯をする場合はロール状に丸めて洗濯ネットに入れ、洗濯コースを「大物洗い」や「毛布」にセットして洗いましょう。

素材別でいうと、綿は「洗濯可」であれば洗ってもOK。洗濯後に天日干しをすると繊維が膨張し、繊維の隙間の空気も膨らみ、ふっくらと気持ちの良い肌触りになります。

麻は生地が縮みやすくシワになりやすいので、洗濯はあまりおすすめしません。たまに天日干しか陰干しすればOKです。

ウールはそもそも水溶性の汚れをはじくので汚れにくい素材です。また家庭で洗うのはなかなか難しいので、たまに天日干しか陰干しすればOKです。

羽毛は、洗濯に失敗すると生地の縫い目が粗くなり、内側から羽毛が飛び出してしまうことがあるので、家庭での洗濯はおすすめしません。たまに天日干しか陰干しすればOKです。

レーヨンやポリエステルなどの化学繊維は、洗濯や手洗いがOKの場合が多いので、取り扱い表示に沿って洗濯しましょう。

素材ごとの取り扱い方

洗濯 干し方
綿(コットン) まる 天日干し
麻(リネン) さんかく 天日干し・陰干し
羊毛(ウール) さんかく 天日干し・陰干し
羽毛(ダウン) ばつ 天日干し・陰干し
レーヨン まる 陰干し
ポリエステル はなまる 天日干し

Q. 洗濯や干す頻度は?

A. 1ヶ月に1度でOKです。

基本的に上にシーツを被せて使うので、洗濯や天日干し・陰干しは1ヶ月に1度程度でOK。敷きパッドに直接寝ている場合は1週間に1度は洗濯しましょう。

天然素材を中心とした敷きパッドを取り扱っているそう

松本さんが手がける寝具専門店「ソサンスタイル」では、天然素材を中心とした敷きパッドを取り扱っているそう

まとめ

敷きパッドの役割は「湿気を取り除いて快眠を得る」「寝心地を調節する」「マットレスを保護する」などで、特に快眠のためには、湿気のコントロールがもっとも重要。そして湿気を取り除くためには、使用している素材の吸放湿性がカギになり、中でも綿や麻、ウールなどの天然素材が高い吸水性と吸放湿性を備えています

綿はオールシーズンで使用でき、麻は接触冷感があるため夏の使用に、ウールは高い断熱性と保温力があるので冬の使用に向いています。天然素材を選ぶとなると、価格帯は1万円を超える場合が多いですが、快眠を求めるならある程度のコストをかけ、じっくりと良い素材を使用した敷きパッドを選びましょう

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