公開日:2020.10.21
更新日:2020.12.08
目次
「転職するなら20代のうちに」そんなふうに考える人は多いかもしれません。 しかし20代はキャリア形成において、非常に重要な時期。安易に転職を決めてしまうと、これまでの職務経験が自分のスキルにならないまま、仕事を転々としてしまうリスクがあります。
そんな事態を避けるためには、20代の転職において重要なポイントを押さえておきましょう。
これまで2万人の面接経験があり、採用に関する多くの著書を出している人材研究所の曽和さんに、20代の転職活動で注意すべき点、自分に合う転職先を探すための転職サイト活用法についてお聞きしました。さらに、おすすめの転職サイトを比較して紹介します。
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株式会社人材研究所 代表取締役社長
曽和利光さん
1995年京都大学教育学部を卒業。株式会社リクルートで人事採用部門を担当、最終的にゼネラルマネージャーとして活動した後、株式会社オープンハウス、ライフネット生命保険株式会社など多種の業界で人事を担当。
「組織」や「人事」と「心理学」をクロスさせた独特の手法が特徴。2011年に株式会社 人材研究所を設立し代表取締役社長に就任する。企業の人事部(採用する側)への指南を行うと同時に、これまで2万人を超える就職希望者の面接を行った経験から、新卒および中途採用の求職者への活動指南を各種メディアのコラムなどで展開する。
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20代の転職の落とし穴に注意
「新卒は3年で3割が転職する」
昔からいわれていることですが、その割合は30年ほど変わっていません。それだけ、新卒採用のマッチングがうまくいっていないともいえるでしょう。
日本の就職活動はキャリアデザイン病ともいわれるほど、「あなたがやりたいことはなんですか?」を問われ続けます。
そして、就職活動の数ヶ月で考えたキャリアパスには地に足がついていないことが多い。
それなのに、20代で転職をするときは就職活動の延長で「自分は何がやりたいか」にこだわってしまう。こうした転職をすると、自分の可能性を閉ざしてしまう危険性があります。これが20代が転職で陥りがちな落とし穴です。
なぜなら、20代において重要なのは能力開発で、やりたいことを考えるより、できることを増やすことが何より大切だからです。できることが増えていけば、やりたいことと巡り合ったときに実現できる可能性は高まります。

「キャリアアップのため」と転職理由を語る20代は多いですが、20代の特に前半は、ほとんどの人がキャリアに対する考えが定まっていません。一般的には30歳前後でようやく「自分はこの道でやっていこう」と方向性が決まってくる傾向があります。
(エンジニアなど、早くから専門性が発揮できる職種は、もう少し早くキャリアの方向性が定まることもあります)
では、実際の転職理由は何かというと、約半数は上司との人間関係がうまくいっていないこと。
ただし、「上司がいやだから辞めたい」とは言いにくいので、自己洗脳のように「マーケティングの仕事がやりたかったのに、営業の仕事しかやらせてもらえないから辞める」など、地に足がついていないキャリア志向を大義名分にして、転職をする人が多いと感じています。
今の職場で活躍できないのは、キャリアの方向性が合わないのではなく、自分と合う上司がいなかったり、企業文化と合わなかったりするのかもしれない。そのことを20代の人に知ってほしいと思います。
20代でしっかりとキャリアを積み重ねていくためには、自分のパーソナリティに合う職場で働けているかどうかが非常に重要。この点は、転職活動をするうえでも重視すべきポイントです。
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20代が転職を決める前に確認しておくべきこと
20代の人が転職を決める前に、確認してほしいことが2点あります。
- 辞めたい理由の再確認
- 現在の仕事がスキルになっているか
辞めたい理由の再確認
自分が転職したい理由を一度深掘りしてみましょう。
キャリアアップのためといいながら、実は上司などとの人間関係が問題である場合、これまで自分が腹を割って話をしているかを振り返ってみてください。もし、自身の考えを話せていないと感じるなら、一度は腹を割って話をしてみましょう。
その結果、意思疎通がとれて居心地がよくなるようなら転職する必要はありませんし、「やはり上司や会社のカルチャーと合わない」という結論に至った場合は、転職活動へと進みましょう。

20代前半でカルチャーが合わない場合は思い切った転職もあり
20代前半でまったく社風が合わないならば、スパっと辞めてしまうという選択肢は意外にありです。最近は、第二新卒をターゲットにした転職サイトも増えていて、第二新卒を求めている企業も増えています。
現在の仕事がスキルになっているか
これまでやってきた仕事の経験は、あなたのスキルといえるほど身についているでしょうか?
人がエキスパートになる順序は、よくいわれる「守破離(しゅはり)」です。
<守破離とは?>
- 守(しゅ)
- 先輩や上司から仕事の型を教えてもらい、型を繰り返す
- 破(は)
- 型に慣れてきたら、少しずつ自分なりのアレンジを加えて型を破る
- 離(り)
- アレンジやオリジナリティを加え、自分なりの型ができる
守破離が終わってさらに時間が経過すると、無意識でもその仕事ができる境地に至ります。
そこまでいくと、楽に仕事ができるようになる。この無意識の域までくると、その分野のエキスパートだといえる状態です。
仕事がつまらないと思っている段階は、まだ意識的に仕事をしている状態。あと一歩で無意識で仕事ができるようになり、スキルといえる状態になります。
しかし、その一歩手前で転職をして仕事内容が変わると、壁を越えそこねてしまう。長期的に使えるスキルにならないため、非常にもったいないです。その結果、さまざまな職を転々としてしまう人も実は少なくありません。

30歳を目前に控えた20代後半の転職は特に慎重に
特に注意が必要なのは20代後半の人です。
その理由は、経験を積み重ねてきて、もう少しで無意識のコンフォートゾーンにいける段階にいる人が多いから。そして、昇進を間近に控えた人も増えてくるからです。
昇進直前に辞めるのは、キャリアとしては非常にもったいない。なぜなら、採用においてマネージャーにはマネージャーの市場があるからです。
市場が変われば給与水準が上がりますし、所属していた企業の大小は意外に関係なかったりします。つまり、小さな会社でも管理職を経験していれば、次は大きな会社の管理職も狙える可能性があるのです。
巷でよくいわれる「30歳までに転職した方がいい」という話を鵜呑みにしてはいけません。30歳という線引きは、ただの十進法にすぎません。昇進が近いなら、昇進してから転職する方が、次の転職で選べるステージが上がります。
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20代におすすめの転職方法
20代の転職において重視すべきは、社風や人間関係などのカルチャーフィットです。そこで、カルチャーフィットを重視した転職活動の方法をお伝えします。
前提として、企業は20代を採用するときはポテンシャルを重視しています。
だからこそ、あなたの可能性を多くの人に見出してもらい、そのアドバイスを取り入れながら転職活動をするのがおすすめです。
具体的には、以下の方法で転職活動を進めていきましょう。
- どんな仕事をしたらいいか迷っている人
- リファラル転職
- スカウト機能のある転職サイトを利用
- 行きたい業界が決まっている人
- 両面型の転職エージェントを利用
- 経歴に自信のない人
- 第二新卒向けの転職サイトを利用
- 行きたい企業が明確な人
- ダイレクトに採用ページに応募

リファラル転職
企業の人事の間で注目されている採用手法が、自社社員の紹介で採用をする「リファラル採用」です。
その理由は、友人は近い価値観をもっている可能性が高く、より社風にフィットした人材を採用できる可能性が高いから。
もし、あなたが自分に合う仕事が何か迷っている場合は、このリファラル採用の逆をいく「リファラル転職」がおすすめです。
具体的には、友人が働いていておもしろそうだと思った企業の情報を聞いたり、自分をよく知る友人に「転職を考えているけど、どんな仕事が合っていると思う?」と聞いたりしてみましょう。
自分のことは意外にわからないもの。親しい友人の方が客観的にあなたの良さを理解しているので、カルチャーフィットする仕事に出合える可能性があります。
また、自分の友達の友達が勤務している会社に興味があるなら、紹介してもらって会社の雰囲気を聞いてみる方法も有効です。
こうした人脈を使った転職活動は、入社前に入手できる情報が多いため、入社後の定着率が高い傾向があります。

先ほどキャリアデザイン病の話をしましたが、その逆の「キャリアドリフト」という考え方があります。ドリフトとは「漂流する」という意味。オープンマインドで、やってきたチャンスに身を任せる方が、結果的にいいキャリアを積めることも多いです。
自分では思いもよらない業界を友人から勧められたら、とりあえず受けてみて企業の雰囲気にふれてみるなど、フットワーク軽く視野を広げてみるといいでしょう。
スカウトメインの転職サイトを利用
自分の可能性を広げるという点でおすすめなのは、スカウトをメインとする転職サイトに自分の経歴書を登録して、スカウトを待つ方法です。
受け身の転職活動のようですが、求職者が企業のことをすべて知るのは難しい。でも、自分自身の特徴はわかっているという人は多いはず。
「自分はこんな人間です」という経歴を多くの人の前にさらしておき、「それがいい」と言ってくれる企業となら、カルチャーがフィットする可能性が高いです。
スカウト機能をもった転職サイトは多くあります。それぞれのサイトに特徴があるので、自分のやってみたい仕事や企業を多く扱っているサイトを選ぶといいでしょう。
たとえるなら、タレントになりたいならスカウトをする人が多い原宿を歩いた方がいいのと同じことです。

職務経歴は一度作成してしまえば、複数のサービスに同じ内容を登録できます。そのため、気になる転職サイトにはすべて登録しておいてもいいでしょう。
そして、職務経歴は企業の人事にあなたのキャラクターが伝わるように書くことが重要です。
以下のポイントがわかるように記載しましょう。
- どんな環境で働いているか
- あなたの人となりが伝わる仕事のエピソード
- どんな場面で、どんな行動をして、最終的にどんな結果が出たか
- 仕事をするうえで大事にしている考え方、モットーなど
職務経歴をどう解釈するかは企業次第なので、自分の何が注目されるかはわかりません。
例えば、とある自動車会社の採用基準は「温和」だったりします。求める人物像のキャラクターは、企業によってさまざま。
自分と合う企業に気づいてもらえるように、あなたのキャラクターが伝わる内容にしましょう。
両面型の転職エージェントを利用
転職したい業界がある程度明確な場合は、両面型の転職エージェントを活用するのがおすすめです。
両面型とは、個人を面談するアドバイザーが、企業の担当も兼ねていること。
実際に企業に訪問している人から、企業カルチャーを詳しく聞ける可能性が高いです。
そして、転職エージェントを利用する場合も、自分のパーソナリティをしっかり伝えた方が、より紹介される求人のマッチ度が上がります。
転職エージェントは会社による違いはありますが、キャリアアドバイザー個人のスキルによってサポートの質が大きく違います。
満足のいく転職を一緒に実現できるアドバイザーは、あなたとの相性がよく、あまり転職活動を急かさない人です。そんなアドバイザーと出会えたら、納得のいく転職を実現しやすいでしょう。
第二新卒向けの転職サイトを利用
最近は、第二新卒をターゲットにした転職サイトも増えています。
コロナ禍で企業の採用意欲は一時的には下がるかもしれませんが、長期的に見たら少子化は進み労働人口は減っているので、売り手市場は今後も続いていくでしょう。
そのため、企業側からの第二新卒のニーズは高まっています。
20代の方なら、第二新卒向けの転職サイトを利用するのもいいでしょう。
【編集部セレクト】
20代におすすめの転職サイト9選
この章では、曽和さんの話に基づいて、以下のポイントに当てはまる転職サイトを編集部がセレクトして紹介します。
- スカウト機能のある転職サイト
- 両面型の転職エージェント
- 第二新卒向けの転職サイト
スカウト機能のある転職サイト
スカウト機能のある転職サイトを5つ紹介します。
それぞれの特徴について解説しますので、あなたが気になる業種や企業が掲載されている転職サイトを選びましょう。
キャリトレ

出典:https://www.careertrek.com/
公式サイトへ→<おすすめポイント>
- 20代向けのスカウトサービス
- 「挑戦したい20代向け」とうたっているサービスなので、若手の採用に積極的な企業が利用しています。新規登録会員の73%が20代です。
※2017年8月~2018年7月の新規登録会員を対象
- 求人が毎日レコメンドされるから、隙間時間で転職活動ができる
- 自分で企業を探すのではなく、レコメンドされた求人をチェックするスタイルなので、毎日数分でチェックが可能。忙しい人でも手軽に転職活動が始められます。
キャリトレは、20代を対象としたスカウトメディアです。
レコメンド機能によって毎日企業がピックアップされ、ユーザーはその企業に対して「興味がある」「興味がない」を選択。「興味がある」を選んだ企業とマッチングすると、直接メッセージのやり取りできます。
企業の求人すべてを確認できないため、求人の傾向はつかみにくいですが、「挑戦したい20代向け」とうたっているため、管理職などのステップアップを目指せる求人も多いようです。
運営元は、ハイキャリア向けのスカウトメディアを運営している株式会社ビズリーチです。
リクナビNEXT

<おすすめポイント>
- 幅広い業種の企業が利用している
- 利用している企業が多いサイトなので、意外な企業からのスカウトが届く可能性があります。
- 求人をレコメンドする機能がある
- 求人のレコメンド機能があります。独自のAIがあなたを分析し、マッチした求人を教えてくれます。
おもな職種の求人件数(※2020年10月時点)
営業系 | 6741件 |
---|---|
事務・管理 | 4345件 |
企画・マーケティング・経営・管理職 | 1944件 |
サービス・販売・外食 | 1869件 |
Web・インターネット・ゲーム | 2150件 |
クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン) | 682件 |
ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ) | 10452件 |
リクナビNEXTは、人材業界トップクラスのリクルートグループが運営する転職サイト。求人数が多く、4万4389件の求人が掲載されています(※2020年10月時点)。
基本的には、ユーザーが希望条件で求人を絞り込み応募する求人検索型の転職サイトですが、企業からのオファー機能があります。
自分の経歴を登録しておき、届いたオファーを確認して気になる企業に応募する形で転職活動を進めていきましょう。
doda

<おすすめポイント>
- 幅広い業種の企業が利用している
- リクナビNEXTと同様に、大手が運営する総合転職サイトなので、利用している企業が多く、意外な企業からのスカウトが届く可能性があります。
- 面接確約オファーが届くことがある
- 書類選考がなく、必ず面接を受けられる面接確約オファーや非公開求人のオファーが届くこともあります。
おもな職種の求人件数(※2020年10月時点)
営業職 | 1万637件 |
---|---|
企画・管理 | 7656件 |
技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア) | 1万3193件 |
クリエイター・クリエイティブ職 | 2251件 |
販売・サービス職 | 3505件 |
事務・アシスタント | 1817件 |
dodaは、人材業界トップクラスのパーソルキャリア株式会社が提供している転職サイトです。
求人数は6万715件と多いことが特徴です。(※2020年10月時点)
求人を掲載している企業はリクナビNEXTと一部重なりますが、複数の転職サイトを利用していない企業も多いので、リクナビNEXTとdodaに登録することで、より多くの企業と接点をもてます。
dodaの特徴は、専属キャリアアドバイザーがサポートする転職エージェントと、求人を自由に検索できる転職サイトの機能をあわせもっていること。
スカウト機能もありますので、まずは自分の経歴を登録しておき、どんな企業からスカウトがくるか確認してみましょう。
女の転職type

<おすすめポイント>
- 志向や希望などの相性から企業を検索する機能がある
- 「相性から探す」という機能があり、自分の志向や希望などの相性で企業を検索できます。自分と合うカルチャーの企業と出合いやすい機能といえます。
- 女性が気になる条件での検索機能が充実
- 「育児と両立OK」など女性が気になる条件はもちろん、「第2新卒OK」「女性管理職有」など細かな条件で検索ができます。
おもな職種の求人件数(※2020年10月時点)
営業・企画・マーケティング系 | 433件 |
---|---|
サービス・販売系 | 170件 |
事務・経理・人事系 | 403件 |
クリエイティブ系 | 101件 |
エンジニア、技術者、IT・システム系 | 326件 |
女の転職typeは、正社員で長く働きたい女性を対象とした転職サイトです。
掲載している企業は、女性を積極的に採用しているため、女性の求職者は登録しておくといいでしょう。
ユーザーが希望条件で求人を絞り込み応募する求人検索型の転職サイトですが、スカウト機能があるので、自分の経歴を登録しておき、届いたスカウトを確認していきましょう。
また、以下のように相性のいい求人を見つけやすい検索機能が充実していることが特徴です。
ビズリーチ

<おすすめポイント>
- ハイクラスの転職サイト
- 年収1000万円以上の求人が3分の1以上あり、経営幹部などの高年収求人も多く掲載されています。
- 無料会員と有料会員がある
- ビズリーチは無料で登録できますが、有料会員になると全ての求人検索や閲覧・応募、全てのスカウトの閲覧・返信ができます。有料会員にはふたつの種別があり、30日間で3278円、5478円のコースがあります(どちらも税込)。
おもな職種の求人件数(※2020年10月時点)
経営 | 5263件 |
---|---|
営業 | 5388件 |
マーケティング | 2333件 |
IT技術職 | 1万22件 |
管理 | 3755件 |
ビズリーチは、優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届く転職サイトです。
無料会員と有料会員の区分があり、有料会員になると全ての求人検索や閲覧・応募、全てのスカウトの閲覧・返信ができます。
注意点として、ビズリーチには登録時の審査があり(審査基準は非公開)、ビズリーチの掲載求人の応募条件を満たすキャリアをもっているかを審査されるようです。
そのため、転職の意思が固まっていて、20代後半のある程度キャリアを積んでいる人におすすめの転職サイトです。
両面型の転職エージェント
両面型の転職エージェントを2つ紹介します。
それぞれの特徴を解説しますので、あなたが気になる業種や企業と取引のある転職エージェントを選びましょう。
Spring転職エージェント

出典:https://www.springjapan.com/
公式サイトへ→<おすすめポイント>
- 外資系企業ならではのグローバルなネットワークがある
- 人材サービスのグローバルリーダーとして、世界60の国と地域での実績があります。国内有数の大手企業、外資、グローバル企業をはじめ、幅広い企業との取引があります。
- 企業と求職者のベストマッチを実現
- Spring転職エージェントは、求職者と企業のカルチャーの相性を重要視しています。 コンサルタントが採用の決め手になるリアルな情報を仕入れて求職者に提供し、レジュメでは伝えきれない求職者の思いや熱意を求人企業へ届けます。
おもな職種の求人件数(※2020年10月時点)
営業系 | 3035件 |
---|---|
販売・サービス | 785件 |
ファッション系 | 389件 |
マーケティング系 | 1126件 |
クリエイティブ系 | 828件 |
IT系 | 3986件 |
Spring転職エージェントは、外資系の人材会社であるアデコが運営している転職エージェントです。
両面型の転職エージェントで、一人のコンサルタントが企業と求職者の両方を担当しています。
コンサルタントは職種別の担当制をとっていて、さらに産業・業界ごとのチームに細分化されています。そのため、各業界や職種に精通しているコンサルタントが多いことが特徴です。
JACリクルートメント

出典:http://www.jac-recruitment.jp/
公式サイトへ→<おすすめポイント>
- 海外勤務、外資系企業に強い
- 世界11ヵ国に拠点をもっている強みがあるため、海外で働きたい、外資系企業に転職したいという人はチェックしておきたいエージェントです。
- グローバル転職支援のノウハウを蓄積
- グローバル転職支援のノウハウを蓄積していて、コンサルタントに共有されているため、英文レジュメ作成などのアドバイスも可能です。
JACリクルートメントは、ロンドンで創業された日系転職エージェントで、外資系や海外の日系企業求人を多く扱っています。
求人を紹介するコンサルタントが企業を直接訪問し、企業の文化や風土、事業戦略まで幅広く把握しているので、企業のリアルな情報を教えてもらえます。
経験豊富なハイキャリアの求人を多く扱っているため、20代後半で経験やスキルに自信のある方におすすめです。
経歴に自信のない第二新卒向けの転職サイト
会社とカルチャーが合わずに転職を考えていて、実務経験が少ないなど経歴に自信のない人におすすめの第二新卒向けの転職サイトを2つ紹介します。
Re就活

出典:https://re-katsu.jp/career/
公式サイトへ→<おすすめポイント>
- 利用者が自分に合う求人を見つけやすい機能が拡充
- 社会人経験不問、第二新卒歓迎、社会人経験3年以上優遇、学歴不問など、利用者が気になるポイントを押さえた検索軸があります。
- 「20代が選ぶ20代向け転職サイト」で1位
- Re就活を含む10の転職サイトとの比較で、20代が選ぶ20代向け転職サイトNo.1に選ばれています。(※東京商工リサーチ 調査期間:2020年2月)
おもな職種の求人件数(※2020年10月時点)
営業系 | 261件 |
---|---|
企画・事務・管理系 | 142件 |
販売・サービス系(ファッション、フード、小売) | 83件 |
クリエイティブ系 | 19件 |
ITエンジニア系 | 137件 |
Re就活は、20代に特化した転職サイトです。第二新卒向けのサービスの中では歴史が古く、15年以上前からサービスを提供しています。
企業からのスカウト機能があるので、あなたの経歴を登録しておき、スカウトを確認しながら転職活動を進めていきましょう。
20代は職歴がない既卒、職歴が浅い第二新卒、職歴が5年以上など、年齢や経験によって状況はさまざまですが、Re就活ではそれぞれに合ったコンテンツを提供しています。
ウズキャリ

<おすすめポイント>
- 入社1年後の定着率が94.7%(公式サイトより)
- 入社1年後の定着率が高いことから、求職者と企業のマッチング精度の高さがうかがえます。
- メディアで注目を集めている
- 「新卒至上主義」の価値観が根強い日本で、第二新卒・既卒・フリーターなどの20代の若者の転職を支援しているベンチャー企業として、メディアに数多く掲載されています。
ウズキャリは、既卒・第二新卒に特化した就活サポートを行っています。特徴は、一人ひとりに合わせたオーダーメイド型の就活サポートを平均20時間行っていること。
就活サポートを行っている担当者自身が元既卒・元第二新卒なので、求職者の気持ちに共感しながらサポートます。
明確に行きたい会社がある場合は、採用ページからの応募がおすすめ
「この会社に行きたい!」という特定の会社がある場合は、転職サイトを使用せずに企業の採用ホームページからダイレクトで応募するのがおすすめです。
なぜなら、企業側からすると自社ページから応募してきた人を採用するのはコストがかからないからです。
例えば、転職エージェントから応募して採用が決まった場合、一般的に企業側は採用する人の年収の三分の一を報酬としてエージェントに支払います。
金額にすると百万円を超える金額になることが多いため、企業側は「その費用を支払うのに見合った人材か?」という視点で選考します。
その点、ダイレクト応募は費用がゼロなので、あなたと他の候補者のどちらを採用しようか迷っている場合には、有利に働くこともあります。 これぞという企業には、直接応募してみましょう。
まとめ
20代はキャリア形成において、非常に重要な時期です。何をやりたいかを追い求めすぎず、まずは自分とカルチャーの合う企業でキャリアを積み、できることを増やしてスキルアップすることが大切です。

もし転職したいと思ったら、転職理由をしっかり掘り下げたうえで、転職すべきか判断しましょう。その結果、転職活動を決意した場合は、リファラル転職やスカウトの活用、両面型の転職エージェントなどを活用し、自分に合う企業との出合いを広げてみましょう。